JPH0454619Y2 - - Google Patents

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JPH0454619Y2
JPH0454619Y2 JP1984145138U JP14513884U JPH0454619Y2 JP H0454619 Y2 JPH0454619 Y2 JP H0454619Y2 JP 1984145138 U JP1984145138 U JP 1984145138U JP 14513884 U JP14513884 U JP 14513884U JP H0454619 Y2 JPH0454619 Y2 JP H0454619Y2
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wall
cylinder wall
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tape
outer cylinder
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は本体ケース内に装着されるテープリ
ールの形状に特徴を有するテープカートリツジに
関する。
〔従来の技術〕
第7図は標準仕様のVHS型ビデオ用テープカ
ートリツジを示しており、本体ケース1の内部左
右にテープ3が巻かれる両フランジ付きテープリ
ール4,4を有する。
従来からこの種のテープリール4は第8図に示
すごとくハブ12と下フランジ11とが一体に形
成されており、ハブ12の上端面に透明な上フラ
ンジ10を溶着固定することが知られている。そ
して、この種のテープリール4において、ハブ穴
14を取り囲む内筒壁15とテープ3が巻かれる
外筒壁16とを有する内外二重壁構造とし、外筒
壁16の変形を防ぎ、あるいはその成形精度を向
上する目的で内外の両筒壁15,16間を放射状
のリブ28で連結することも公知である(実開昭
59−71248号公報、実公昭58−14477号公報、同57
−28313号公報、同59−23259号公報)。そのリブ
28を形成するについては成形型を下フランジ1
1と逆方向に抜いて成形している。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、従来のハブ構造では、外筒壁16の下
フランジ11側での強度は十分であるが、とくに
リブ28の上下長さが内外の筒壁15,16より
短く設定してあることも影響して、上フランジ1
0側での強度が十分でなく、テープ巻き締め力を
受けて外筒壁16の円筒度が悪化し、テープ変形
を生じたり、テープ巻き不整を招きがちであつ
た。また、一般にハブ穴14の奥端壁、つまり内
筒壁15の上端内面の中央に成形用のゲートを設
定するが、そうした場合に従来構造では他の個所
に比べて外筒壁16を高い成形精度で形成できな
い不利があつた。
本考案は、かかる事実に着目してテープが巻か
れる外筒壁16の上下縁での強度差を解消した変
形に強い高剛性のハブ12が得られるものとし、
もつてテープ変形やテープ巻き不整を防止するこ
とを目的とする。
本考案の他の目的は、内筒壁15から外筒壁1
6への樹脂流量を外筒壁16の上下縁でほぼ均等
化させ、この点からも外筒壁16の成形精度を向
上させることにある。
〔問題点を解消するための手段〕
本考案は、とくに第1図および第2図に示すご
とく本体ケース1内に装着されるテープリール4
が、下フランジ11とこれの上面に一体にプラス
チツク成形されたハブ12とからなること、 ハブ12は、ハブ穴14を取り囲む環状の内筒
壁15と、テープ3が巻かれる環状の外筒壁16
とを有すること、 内筒壁15の外周に、その各辺部の中央が内筒
壁15に合計4箇所で繋がる正方形状の中間壁2
2を下フランジ11から一体に立設してあるこ
と、 中間壁22と外筒壁16との間に、上向きに開
口する有底の上抜穴24と、下向きに開口する有
底の下抜穴25とが周方向にわたつて交互に形成
されていること、 上抜穴24は下フランジ11の肉壁を底壁26
とし、下抜穴25はその上端を塞ぐ壁を天井壁2
7としていること、 各抜穴24,25には、中間壁22と外筒壁1
6とを直接に接続するリブ28,29がそれぞれ
形成されていることを要件とする。
〔考案の効果〕
かかる本考案によれば、下フランジ11から正
方形状の中間壁22を内筒壁15の外周に位置さ
せて一体に立設し、この中間壁22の各辺部の中
央を内筒壁15に合計4箇所で繋ぐ。そのうえで
中間壁22と外筒壁16との間に、上抜穴24と
下抜穴25とを周方向にわたつて交互に設けるこ
とにより、各抜穴24,25の上下方向に立つ壁
と、底壁26および天井壁27の径方向の壁とで
外筒壁16を同時に支持し、かつ各抜穴24,2
5において中間壁22と外筒壁16とをリブ2
8,29でそれぞれ直接に接続した。従つて、中
間壁22の存在と相まつてテープ3が巻かれる外
筒壁6の強度を上下間にわたつて確実に高めるこ
とができ、テープ変形やテープ巻き不整のないテ
ープリール4を得ることができる。
また、内筒壁15と外筒壁16とをリブ28で
直接に接続する第8図の従来例では、テープリー
ル4の回転バランスを考慮すると、該リブ28が
必然的に放射状となり、該リブ28の径方向長さ
も大きくなるので、外筒壁16における該リブ2
8との周方向の接続間隔がどうしても大きくなら
ざるを得ず、該リブ28による補強機能が不十分
となる。これに対し本考案では正方形状の中間壁
22が介在し、この中間壁22と外筒壁16との
間にわたつて前記リブ28,29が形成される仕
様としたので、該リブ28,29を放射状にする
必要がなく、かつ径方向長さも短くなるので、テ
ープリール4これ全体の回転バランスを良好にし
たうえで、外筒壁16における該リブ28,29
の周方向の接続間隔を所望どおり小さく設定でき
ることになり、この点でも外筒壁16の補強に万
全を期すことができる。
更に、上抜穴24は下フランジ11の肉壁を底
壁26とし、下抜穴25はその上端を塞ぐ壁を天
井壁27としており、各抜穴24,25の上下方
向の壁と共にこれら底壁26および天井壁27を
外周壁16と連続させてある。従つて、常法通り
内筒壁15側にゲートを設定しても、該内筒壁1
5から外筒壁16に向かう樹脂の流れを外筒壁1
6の上下各縁部でもほぼ均等化でき、外筒壁16
の成形精度を向上できることにもなる。
〔実施例〕
第8図はVHS方式のビデオ用テープカートリ
ツジの概略構造を示している。
図において、1は本体ケースである。本体ケー
ス1の内部左右にはケース底壁に透設した駆動軸
挿入孔2,2上に位置せしめてテープ3が巻かれ
るテープリール4,4を可回転に配置してある。
テープ3は右側のテープリール4から繰り出され
てケース前面に設けられたテープローデイング用
のポケツト5,5を横切つたのち、左側のテープ
リール4に巻き取られる。6はリールブレーキ、
7は前蓋、8はテープガイドを示す。
本考案はかかる形態のテープカートリツジにお
いて、テープリール4の形状に特徴を有する。次
にその具体的な実施例を説明する。
〔実施例 1〕 第1図ないし第5図は本考案の第1実施例を示
しており、各テープリール4は上下の各フランジ
10,11と、両フランジ10,11どうしを連
結するハブ12とからなる。下フランジ11とハ
ブ12とは射出成形で一体に形成され、上フラン
ジ10のみが透明のプラスチツク材で別に形成さ
れ、後から一体結合される。
ハブ12は下フランジ11の上面から突出して
おり、その中央にハブ穴14を取り囲む環状の内
筒壁15を有し、この内筒壁15の径方向外側に
テープ3が巻かれる外筒壁16を同心状に形成し
てなる。ハブ穴14は下向きに開口しており、そ
の内面にプレイヤ側の駆動軸が係合する。このハ
ブ穴14の外周には駆動軸挿入孔2に内嵌してテ
ープリール4の径方向の遊動を一定量に規制する
環状ボス18を有する。内筒壁15の上端壁の外
面に上フランジ10を超音波溶接するための突起
19が複数個突設してある。下フランジ11にお
いて符号17はリールブレーキ用の係合歯であ
る。
図のテープリール4は外筒壁16の直径を内筒
壁15に対する直径比で約4倍強に設定してあ
る。外筒壁16の外周面はテープ3を巻くために
真円形に形成し、その周面1個所にテープ3の端
部を係止連結するクランプピース20が嵌着する
クランプ溝21を設けてある。
ハブ12は内筒壁15と外筒壁16との間の領
域において、主に外筒壁16の強度を補償するた
めの構造体が設けられる。まず、内筒壁15を取
り囲む状態で正方形状の中間壁22を形成する。
内筒壁15に対して、これらの中間壁22はその
各辺部の中央に繋がる合計4個の連結部23と下
フランジ11の肉壁を介して一体化されている。
中間壁22の各辺部とこれに対向する外筒壁16
との間に、上向きに開口する有底の上抜穴24を
合計4個形成する。また、各上抜穴24に挟まれ
る状態で、下向きに開口する扇形の有底下抜穴2
5を形成する。つまり、上抜穴24と下抜穴25
とは第5図に示すごとく周方向に交互に形成す
る。
具体的には、第2図に示すごとく上抜穴24の
場合は下フランジ11の肉壁を底壁26として、
また下抜穴25の場合はその上端を塞ぐ壁を天井
壁27にして、それぞれ有底穴に成形する。これ
により、外筒壁16の上下縁は径方向に拡がりを
持つ底壁26および天井壁27に交互に接続され
る。
更に、上下の各抜穴24,25には、中間壁2
2と外筒壁16を直接に接続するリブ28,29
をそれぞれ形成しておく。各上抜穴24にはこれ
を均等に3分割する2本のリブ28を、また各下
抜穴25には穴内を均等に2分割する1本のリブ
29をそれぞれ設ける。両リブ28,29とも底
壁26および天井壁27と一体的に形成し、その
上下長さは外筒壁16と同じ長さに設定する。
以上のようなハブ構造としたとき、外筒壁16
は上下の各抜穴24,25を区画する壁および天
井壁27の径方向の壁と一体化されることにな
り、変形し難い高い強度を保持したものとなる。
ハブ12に対して上フランジ10は突起19で
位置決めした状態で溶着固定する。因に、上フラ
ンジ10をハブ12に固定した状態で、ハブ12
の上端面と上フランジ10の下面との間には最大
で0.5mmの〓間を持つようにした。
〔実施例 2〕 第6図は本考案の第2実施例を示しており、こ
れでは上抜穴24と下抜穴25の数を増やし、と
くに底壁26と天井壁27の隣接間隔を狭めるよ
うにした点が第1実施例と異なる。
以上説明したように上下の各抜穴24,25の
平面形状は、外筒壁16の直径や内筒壁15から
の距離などに応じて任意に変形できる。望ましく
は、上下方向の壁は外筒壁16に対して放射状に
接続し、径方向の壁の繰り返し密度が高いものに
すれば、強度確保に有利となる。
また、テープリール4は片フランジ式であつて
もよく、これらの場合においてフランジとハブ1
2とはそれぞれ別体に形成したのち、超音波溶接
や溶着などで一体結合してあつてもよい。もちろ
ん上フランジ10とハブ12が一体成形されてい
てもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本考案の第1実施例を示
しており、第1図はテープリールの一部を破断し
た平面図、第2図は第1図におけるA−A線断面
図、第3図はテープリールの分解斜視図、第4図
はテープリールを反転した状態の斜視図、第5図
は第1図におけるB−B線断面図である。第6図
は本考案の第2実施例を示すハブの平面図であ
る。第7図は本考案が適用されるテープカートリ
ツジの概略平面図である。第8図は従来例のテー
プリール示す一部破断平面図である。 1……カートリツジケース、3……テープ、4
……テープリール、10……上フランジ、11…
…下フランジ、12……ハブ、14……ハブ穴、
15……内筒壁、16……外筒壁、22……中間
壁、24……上抜穴、25……下抜穴、28,2
9……補強リブ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 本体ケース1内に装着されるテープリール4
    が、下フランジ11とこれの上面に一体にプラス
    チツク成形されたハブ12とからなり、 ハブ12は、ハブ穴14を取り囲む環状の内筒
    壁15と、テープ3が巻かれる環状の外筒壁16
    とを有し、 内筒壁15の外周に、その各辺部の中央が内筒
    壁15に合計4箇所で繋がる正方形状の中間壁2
    2を下フランジ11から一体に立設してあり、 中間壁22と外筒壁16との間に、上向きに開
    口する有底の上抜穴24と、下向きに開口する有
    底の下抜穴25とが周方向にわたつて交互に形成
    されており、 上抜穴24は下フランジ11の肉壁を底壁26
    とし、下抜穴25はその上端を塞ぐ壁を天井壁2
    7としており、 各抜穴24,25には、中間壁22と外筒壁1
    6とを直接に接続するリブ28,29がそれぞれ
    形成されていることを特徴とするテープカートリ
    ツジ。
JP1984145138U 1984-09-26 1984-09-26 Expired JPH0454619Y2 (ja)

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