JPH0454551B2 - - Google Patents

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JPH0454551B2
JPH0454551B2 JP1954985A JP1954985A JPH0454551B2 JP H0454551 B2 JPH0454551 B2 JP H0454551B2 JP 1954985 A JP1954985 A JP 1954985A JP 1954985 A JP1954985 A JP 1954985A JP H0454551 B2 JPH0454551 B2 JP H0454551B2
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JP
Japan
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gold
accessory
joining
base
plating
Prior art date
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Expired
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JP1954985A
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English (en)
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JPS61180685A (ja
Inventor
Kaneto Myamoto
Tsutomu Murakami
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YAMAMOTO Manufacturing
Original Assignee
YAMAMOTO Manufacturing
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Publication date
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  • Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本願発明は、時計側等の装飾用外装基体に、パ
イプ、〓、ピンなどの微小付属部品を接合する方
法に関する。
〔従来技術〕
従来、時計側などの装飾用外装基体に、リユー
ズ用パイプ、〓又はピンなどの微小付属部品を接
合する場合は、金鑞を用いていたが、この方法で
は、鑞の設位場所の問題あるいは鑞を加熱溶融さ
せるための鏝の問題などから、付属部品が微細で
ある場合はその接合作業が極めて困難であるとと
もに、鑞の流れが不均一になり強固な接合が困難
であつた。一方鑞による接合を均一強固にする手
段として、高温にして鑞の流度を高めることも考
えられるが、この場合は、熱変形の問題が生じる
不都合がある。
また、他の従来例として、ステンレス製パイプ
などの付属部品に銀メツキした後外装基体に接合
した例があつたが、接合面での耐食が低く、現在
はこの方法は全く行われていない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本願発明は、時計側などの銅又は銅合金あるい
は亜鉛又は亜鉛合金からなる時計側などの装飾用
外装基体に、パイプ、〓又はピンなどの微小付属
部品を接合するに際し、従来の技術の項で記載し
たとおり、微細付属部品の接合に伴う作業困難
性、接合面の均一性、強度、接合部の耐食性およ
び接合時の熱変形の問題を、同時に解するもので
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
本願発明は、前述の問題点を解決するために、
装飾用外装基体を金と相互拡散しやすい銅又は銅
合金あるいは亜鉛又は亜鉛合金で構成するととも
に、接合すべき付属部品に予め金又は金合金メツ
キあるいは金又は金合金メツキ層を含む多層メツ
キ層を施し、このメツキを施された付属部品を前
記基体に組込んだ後、該基体と付属部品のいずれ
の融点よりも低い温度に加熱し、接合面でメツキ
層を介して基体および付属部品を構成する金属原
子の拡散を生じせしめることにより基体と付属部
品を接合するものである。
〔作 用〕
本願発明においては、装飾用外装基体を銅又
は銅合金あるいは亜鉛又は亜鉛合金で構成したた
め、後の加熱処理により、付属部品に施した金又
は金合金メツキ層と相互拡散しやすくしたがつて
金メツキ層を介して付属部品との接合が強固にな
る作用効果があり、付属部品に予め金又は金合
金メツキあるいは金又は金合金メツキ層で含む多
層メツキ層を施し、該付属部品を基体に組込んだ
後、加熱し、メツキ層を介しての拡散により両者
を接合させるようにしたため、従来の金鑞を用い
る場合に問題となつていた鑞の設置、鏝の問題等
が全くなく、極めて微小な付属部品でも均一に且
つ強固に基体に接合できる。また比較的低い温度
に全体を加熱処理するため、鑞付けのような局部
的な高温加熱による熱歪の問題が生じない。更に
メツキ層を金又は金合金あるいは金又は金合金メ
ツキ層を含む多層メツキ層としているため、拡散
接合後に接合面に形成される拡散合金層は金を含
む合金層となり耐食性が極めて高いものとなる。
〔実施例〕
本願発明を、時計側を基体とし、これにリユー
ズ用パイプを接合する場合の実施例を挙げて更に
詳しく説明する。
実施例 1 黄銅(60%Cu、Zn40%)製の図3に示す形状
の時計側に、図1に示す形状のステンレス鋼製の
パイプを接合するに際し、パイプに下記のメツキ
条件で、10〜1000Åの酸性金ストライクメツキを
施す。
メツキ浴組成 金…0.5〜5g/ 電流密度1〜20A/dm2 リン酸…10〜20ml/ PH1〜4 シアン化カリ…1〜10g/ 浴温30〜60℃ 次に、下記のメツキ条件で厚さ1〜5μの22K金
ニツケル合金メツキを施した。
浴組成 金…0.5〜5g/ 電流密度1〜20A/dm2 ニツケル…3〜15g/ PH3〜7 クエン酸カリ…50〜200g/ 浴温30〜60℃ クエン酸…10〜100g/ 次に、図2に示す前記工程で金ニツケル合金メ
ツキを施されたパイプを、時計側の所定位置に組
込み、全体を720〜780℃で10分間加熱処理を施
し、時計側基体とパイプの拡散接合を行つた結
果、25Kgの押圧力でも抜け落ちることのないリユ
ーズ用ステンレス鋼製パイプ付時計側が得られ
た。
実施例 2 実施例1と同様の条件下でステンレス鋼製パイ
プに酸性金ストライクメツキ処理を施した後、下
記の条件で1〜5μの金−銅−カドミニウム合金
メツキ(22K)を施した。
メツキ浴組成 金…1〜10g/ 電流密度0.1〜1A/dm2 カドミニウム…0.1〜5g/ PH4〜8 銅…50〜200g/ 浴温30〜60℃ リン酸塩…50〜200g/ 以下実施例と同様の工程で該パイプを黄銅(60
%Cu40%Zn)の時計側に拡散接合処理した結果、
27Kgの押圧力でも抜け落ちることのないパイプ付
時計側が得られた。
実施例 3 実施例1と同様の条件下でステンレス鋼製パイ
プに金ストライクメツキを施した後、下記の条件
下で金銀合金メツキ(16K)を施した。
メツキ浴組成 金…5〜20g/ 電流密度01〜1A/dm2 銀…5〜20g/ PH10〜12 シアン化カリウム…50〜200g/
浴温30〜60℃ 以下実施例1と同様の工程で該パイプを黄銅
(60%CuZn40%)の時計側に拡散接合処理した結
果、29Kgの押圧力でも抜け落ちることのないパイ
プ付時計側が得られた。
実施例 4 実施例1と同様に金ストライクメツキした後、
下記の条件下で金銀合金メツキ(18K)を施し
た。
メツキ浴組成 金…5〜20g/ 電流密度0.1〜1A/dm2 銀…5〜20g/ PH10〜12 シアン化カリウム…50〜200g/
浴温30〜60℃ 以下実施例と同様に該パイプを黄銅製時計側に
拡散接合した結果、30Kgの押圧力でも抜け落ちる
ことのないパイプ付時計側が得られた。
実施例 5 実施例1と同様にステンレス鋼製パイプに金ス
トライクメツキを施した後、下記の条件下で厚さ
1〜5μの金ニツケルメツキ(22K)を施した。
次に、図3に示すように該メツキされたパイプ
を亜鉛製時計側に組込み、全体を380〜400℃に加
熱し両者を拡散接合した結果、押圧力20Kgでも抜
け落ちることのないパイプ付時計側が得られた。
本願発明に係る実施例1〜5で得られたステン
レス鋼製パイプ付時計側の全体に通常の金メツキ
処理を施したものと、従来の銀メツキによる接合
法によりステンレス鋼製パイプを黄銅製時計側に
接合したものを人工汗テスト(40℃、24Hr)、ア
ンモニアバツキテスト(空温、4Hr)および硝酸
バツキテストの耐食性テストを行つたところ、従
来の銀メツキ法による接合のものは前記耐食テス
トのいずれにおいても接合部分に多数の孔食腐食
がみられたのに対し、本願発明にかかる実施例1
〜5によつて得られたものはいずれの耐食テスト
においても腐食が全くみられなかつた。
本実施例として、ステンレス鋼製パイプを時計
側に接合する例を挙げたが、ステンレス鋼以外の
金属材料例えば銀、洋白の如く銅又は銅合金ある
いは亜鉛又は亜鉛合金と相互拡散しやすい金属材
料を素材としたパイプを接合した場合でも同様の
結果が確認された。
〔発明の効果〕
本願発明にかれば、従来の金鑞を用いて微小付
属部品を装飾用外装品に接合するに際し問題とな
つていた鑞設置および鏝操作などの作業上の困難
性が全くなく、かつ局部加熱による熱歪の問題も
なく、装飾用外装基体にそれと同種又は異種の金
属材料を素材とした微小付属部品でも効率よく強
固に接合できる。また従来の銀メツキ法による場
合の耐食性の問題も実施例に示すように厳しい耐
食性テストにおいても全く腐食が発生しない程度
まで解決しており、装飾用外装部品の製造におけ
る本願発明の効果は極めて大きいものと言える。
【図面の簡単な説明】
第1図は時計側に接合すべきステンレス鋼製パ
イプ、第2図はメツキ後のパイプの断面図第3図
はパイプを時計側に組み込み状態で示す図であ
る。 1…ステンレス鋼製パイプ、2…メツキ層、3
…時計側。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 銅又は銅合金あるいは亜鉛又は亜鉛合金から
    なる装飾用外装基体に、該基体と同種又は異種の
    金属材料よりなる付属部品を接合する方法におい
    て、該付属部品に予め金又は金合金メツキあるい
    は金又は金合金メツキ層を含む多層メツキを施
    し、該メツキを施された付属部品を装飾用外装基
    体の所定の位置に組込んだ後に、該基体および付
    属部品のいずれの融点よりも低い温度に加熱し、
    接合面における原子拡散を生じせしめることによ
    り、基体と付属部品を接合することを特徴とする
    装飾用外装基体への付属部品の接合方法。 2 前記装飾用外部品が時計側であり、前記付属
    部品がパイプ、〓又はピンであることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の装飾用外装基体へ
    の付属部品の接合方法。 3 前記付属部品がステンレス鋼からなることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項記載
    の装飾用外装基体への付属部品の接合方法。
JP1954985A 1985-02-04 1985-02-04 装飾用外装基体への付属部品の接合方法 Granted JPS61180685A (ja)

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JPS61180685A JPS61180685A (ja) 1986-08-13
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JP2762690B2 (ja) * 1990-05-18 1998-06-04 ブラザー工業株式会社 ミシンの下糸量検出装置
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