JPH0454432Y2 - - Google Patents

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JPH0454432Y2
JPH0454432Y2 JP223888U JP223888U JPH0454432Y2 JP H0454432 Y2 JPH0454432 Y2 JP H0454432Y2 JP 223888 U JP223888 U JP 223888U JP 223888 U JP223888 U JP 223888U JP H0454432 Y2 JPH0454432 Y2 JP H0454432Y2
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pinion
support shaft
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meshing
push
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ピニオンの噛合検査装置に関するも
のである。
(従来の技術) 一般に、自動車用自動変速機における遊星歯車
装置等に使用されるピニオンに対しては、製作完
了後において、ギヤの噛合状態検査、内径が設定
寸法内にあるかどうかを検査する内径検査等が行
なわれることとなつている。
前記噛合検査は、駆動力を伝達されるべく支持
されたマスタギヤに対して、該マスタギヤと平行
に片持ち支持された支持軸に回転可能に枢支され
たピニオンを噛合させることによつて行なわれ、
前記内径検査は、前記噛合検査とは別個のステー
シヨンにおいて上限および下限ゲージからなる限
界ゲージを用いた手作業により行なわれるのが従
来からの通例であつた。
(考案が解決しようとする問題点) 上記従来技術の項で説明したように、ピニオン
の噛合検査と内径検査とを、別々のステーシヨン
において行うようにすると、作業スペースが大き
くならざるを得ないことは勿論、検査作業も煩雑
となるという問題があつた。
本考案は、上記の点に鑑みてなされたもので、
噛合検査と内径検査とを同一ステーシヨンにおい
て行い得るようにすることを目的とするものであ
る。
(問題点を解決するための手段) 本考案では、上記問題点を解決するための手段
として、駆動力を伝達されるべく支持されたマス
タギヤに対して、該マスタギヤと平行に片持ち支
持された支持軸に回転可能に枢支されたピニオン
を噛合させることによつてピニオンの噛合検査を
行うべく構成されたピニオンの噛合検査装置にお
いて、前記支持軸を、前記ピニオンの内径が所定
の設定寸法内にあるかどうかを検出するための下
限ゲージおよび上限ゲージとなる小径部および大
径部を連続形成してなる二段外径構造とするとと
もに、前記支持軸と対向する位置に、該支持軸に
よつて進退作動する可動部材を設け且つ該可動部
材に、前記ピニオンを前記支持軸に対して押し込
むための押し込みヘツドを進退可能に弾設し、さ
らに該押し込みヘツドの進退量を検出する検知手
段を付設している。
(作用) 本考案では、上記手段によつて次のような作用
が得られる。
即ち、駆動力を伝達されるべく支持されたマス
タギヤに対して、該マスタギヤと平行に片持ち支
持された支持軸に回転可能に枢支されたピニオン
を噛合させることによつてピニオンの噛合検査を
行うに当たつて、ピニオンが支持軸小径部に嵌挿
不可能である場合と、支持軸大径部に嵌挿可能で
ある場合とによつて、押し込みヘツドの進退量が
変化するところから、該進退量の変化を検知する
ことによりピニオンの内径異常が容易に検出され
るのである。つまり、ピニオンの噛合検査を行う
位置において、内径検査をも行い得ることとなる
のである。
(実施例) 以下、添付の図面を参照して本考案の好適な実
施例を説明する。
本実施例のピニオンの噛合検査装置は、第5図
図示の如く、機枠フレーム1に対して支持された
支持具2の回転軸3の一端に枢着されたマスタギ
ヤ4と、該マスタギヤ4と平行となる如く前記機
枠フレーム1に固定され、被検査ワークであるピ
ニオンWを回転可能に枢支する支持軸5と、該支
持軸5と対向する位置にあつて支持軸5に向つて
進退可能とされたピニオン押し込み用の可動部材
6と、前記支持軸5に枢支された検査済みのピニ
オンWを送り出すためのプツシユアーム7とを備
えている。
前記支持具2の回転軸3の他端にはプーリ8が
枢着されており、該プーリ8は、図示しない駆動
手段により回転せしめられるようになつている。
つまり、前記マスタギヤ4は、前記プーリ8を介
して伝達された駆動力によつて回転せしめられる
こととなつているのである。
前記可動部材6は、垂直アーム9の下端部に設
けられており、該垂直アーム9は、前記機枠フレ
ーム1に固定された駆動シリンダ10により進退
作動せしめられるようになつている。つまり、前
記駆動シリンダ10のピストンロツド10a先端
に前記垂直アーム9が結合されており、駆動シリ
ンダ10の収縮、伸張作動により垂直アーム9
(換言すれば、可動部材6)が前記支持軸5に向
つて前進、後退作動せしめられるようにされてい
るのである。符号11はプツシユアーム7を進退
作動させるための駆動シリンダ、12はピニオン
Wをマスタギヤ4と噛合可能位置に供給するため
のワークシユートである。
前記支持軸5および可動部材6の構造を、第1
図を参照して、さらに詳述する。
前記支持軸5は、機枠フレーム1に対して固定
具13を介して交換自在に取り付けられており、
前記ピニオンWの内径Dが所定の設定寸法範囲
D0±α内にあるかどうかを検出するための下限
ゲージおよび上限ゲージとなる小径部5aおよび
大径部5bを連続形成してなる二段外径構造とさ
れている。つまり、該小径部5aの径をd1、大径
部5bの径をd2、ピニオンWの内径Dの設定寸法
D0に対する許容寸法誤差範囲をαとするとき、
d1=D−α、d2=D+αとされており、小径部5
aに対してピニオンWが嵌挿不可能な場合および
大径部5bに対してピニオンWが嵌挿可能な場合
には、ピニオンWの内径に異常があると判定でき
るようになつているのである。
一方、前記可動部材6は、前記垂直アーム9の
下端部において前記支持軸5と対向する如く水平
方向に突設されたガイドロツド14と、該ガイド
ロツド14外周に取り付けられた円筒状のケース
15と、前記ガイドロツド14外周に進退可能に
嵌挿され且つスプリング17によつて前進方向に
付勢された押し込みヘツド16とからなつてい
る。前記押し込みヘツド16は、可動部材6の前
進作動に伴つてワークシユータ12によりマスタ
ギヤ4と噛合可能位置に供給されたピニオンWを
前記支持軸5に押し込む如く作用するものであ
り、その後端部には、前記ケース15の前端に突
設された内向きフランジ15aに係止される外向
きフランジ16aが一体に突設されており、両フ
ランジ15a,16aの係合により、押し込みヘ
ツド16の前進限が規制されるようになつてい
る。また、前記ケース15には、前記押し込みヘ
ツド16の進退量を検出するための検知手段とし
て作用する近接スイツチ18A,18B,18C
が設けられている。これらの近接スイツチ18
A,18B,18Cは、前記押し込みヘツド16
の外向きフランジ16aと対向することにより検
知信号を出力するように構成されており、近接ス
イツチ18Aは、押し込みヘツド16の最大移動
量を検知し、近接スイツチ18Bは押し込みヘツ
ド16の最小移動量を検知し、近接スイツチ18
Cは押し込みヘツド16の無移動状態を検知する
ようになつている。
ついで、図示のピニオンの噛合検査装置の作用
を第2図ないし第4図を参照して説明する。
先ず、第1図図示の如く、ワークシユータ12
によりマスタギヤ4と噛合可能位置にピニオンW
が供給されると、駆動シリンダ10の収縮作動に
より可動部材6のガイドロツド14が支持軸5先
端に当接されるまで前進作動せしめられ、該前進
過程において可動部材6に弾設された押し込みヘ
ツド16によりピニオンWが支持軸5に嵌挿せし
められる。この時、第2図図示の如く、ピニオン
Wが支持軸5の小径部5aに嵌挿された状態で押
し込みが完了した場合には、該ピニオンWの内径
Dは、D0−α<D<D0+αの許容誤差範囲内に
あると判定される。この状態においては、押し込
みヘツド16はガイドロツド14に対して若干後
退せしめられることとなり、押し込みヘツド16
の外向きフランジ16aと対向せしめられた近接
スイツチ18BからOK信号が出力される。かく
して、ピニオンWの内径検査が終わると、図示し
ない駆動手段により回転せしめられたマスタギヤ
4との噛合によりピニオンWの噛合検査が行なわ
れる。
また、前記ピニオンWの押し込み過程におい
て、第3図図示の如く、ピニオンWが支持軸5の
小径部5aに嵌挿不可能な状態で押し込みが完了
した場合には、該ピニオンWの内径Dは、D0
α>Dの許容誤差範囲外にあると判定される。こ
の状態においては、押し込みヘツド16はガイド
ロツド14に対して大きく後退せしめられること
となり、押し込みヘツド16の外向きフランジ1
6aと対向せしめられた近接スイツチ18Aから
NG信号が出力され、当該ピニオンWの内径異常
が検出される。この場合、当該ピニオンWは不良
品として排除される。
さらに、前記ピニオンWの押し込み過程におい
て、第4図図示の如く、ピニオンWが支持軸5の
小径部5aを通過して大径部5bに嵌挿された状
態で押し込みが完了した場合には、該ピニオンW
の内径Dは、D0+α<Dの許容誤差範囲外にあ
ると判定される。この状態においては、押し込み
ヘツド16はガイドロツド14に対して全く移動
せず、押し込みヘツド16の外向きフランジ16
aと対向せしめられた近接スイツチ18Cから
NG信号が出力され、当該ピニオンWの内径異常
が検出される。この場合も、当該ピニオンWは不
良品として排除される。
上記した如く、本実施例によれば、押し込みヘ
ツド16によるピニオンWの支持軸5への押し込
み時における押し込みヘツド16の進退量を検知
手段である近接スイツチ18A,18B,18C
によつて検知することにより、ピニオンWの内径
Dの異常が極めて容易に検知できることとなり、
ピニオンWの噛合検査を行う装置を利用して同一
ステーシヨンにおいてピニオンWの内径検査をも
行うことができるのである。
なお、本考案は、上記実施例の構成に限定され
るものではなく、考案の要旨を逸脱しない範囲に
おいて適宜設計変更可能なことは勿論である。
(考案の効果) 叙上の如く、本考案のよれば、駆動力を伝達さ
れるべく支持されたマスタギヤに対して、該マス
タギヤと平行に片持ち支持された支持軸に回転可
能に枢支されたピニオンを噛合させることによつ
てピニオンの噛合検査を行うべく構成されたピニ
オンの噛合検査装置において、前記支持軸を、前
記ピニオンの内径が所定の設定寸法内にあるかど
うかを検出するための下限ゲージおよび上限ゲー
ジとなる小径部および大径部を連続形成してなる
二段外径構造とするとともに、前記支持軸と対向
する位置に、該支持軸に向つて進退作動する可動
部材を設け且つ該可動部材に、前記ピニオンを前
記支持軸に対して押し込むための押し込みヘツド
を進退可能に弾設し、ピニオンの噛合検査を行う
にあたつて、ピニオンが支持軸小径部に嵌挿不可
能である場合と、支持軸大径部に嵌挿可能である
場合とによつて、押し込みヘツドの進退量が変化
することを利用して、該進退量の変化を検知手段
で検知するようにしたので、ピニオンの内径異常
が容易に検出されることとなり、ピニオンの噛合
検査を行う位置において、内径検査をも行い得る
という実用的な効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例にかかるピニオンの噛
合検査装置の要部を示す一部を断面とした側面
図、第2図はないし第4図は第1図図示のピニオ
ンの噛合検査装置の作動時における各態様を示す
一部を断面とした側面図、第5図は本考案の実施
例にかかるピニオンの噛合検査装置の側面図であ
る。 4……マスタギヤ、5……支持軸、5a……小
径部、5b……大径部、6……可動部材、16…
…押し込みヘツド、18A,18B,18C……
検知手段、W……ピニオン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 駆動力を伝達されるべく支持されたマスタギヤ
    に対して、該マスタギヤと平行に片持ち支持され
    た支持軸に回転可能に枢支されたピニオンを噛合
    させることによつてピニオンの噛合検査を行うべ
    く構成されたピニオンの噛合検査装置であつて、
    前記支持軸が、前記ピニオンの内径が所定の設定
    寸法内にあるかどうかを検出するための下限ゲー
    ジおよび上限ケージとなる小径部および大径部を
    連続形成してなる二段外径構造とされており、前
    記支持軸と対向する位置には、該支持軸に向つて
    進退作動する可動部材が設けられ、該可動部材に
    は、前記ピニオンを前記支持軸に対して押し込む
    ための押し込みヘツドが進退可能に弾設され且つ
    該押し込みヘツドの進退量を検出する検知手段が
    付設されていることを特徴とするピニオンの噛合
    検査装置。
JP223888U 1988-01-11 1988-01-11 Expired JPH0454432Y2 (ja)

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JPH01105843U JPH01105843U (ja) 1989-07-17
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