JPH045382Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH045382Y2 JPH045382Y2 JP1983140893U JP14089383U JPH045382Y2 JP H045382 Y2 JPH045382 Y2 JP H045382Y2 JP 1983140893 U JP1983140893 U JP 1983140893U JP 14089383 U JP14089383 U JP 14089383U JP H045382 Y2 JPH045382 Y2 JP H045382Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- column cover
- instrument panel
- steering
- bracket
- steering shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 5
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 5
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 5
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 5
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 5
- 230000006378 damage Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Instrument Panels (AREA)
- Vibration Dampers (AREA)
- Steering Controls (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、自動車の衝突時等ステアリングホイ
ールから衝撃を受けた場合、破壊して衝撃を吸収
するコラプス型のインストルメントパネルに関す
る。
ールから衝撃を受けた場合、破壊して衝撃を吸収
するコラプス型のインストルメントパネルに関す
る。
従来のステアリングコラムカバーは、そのコラ
ムカバーロアとコラムカバーアツパとをステアリ
ングシヤフト（厳密にはコラムチユーブ）の上部
を上下に挾んで取付けられ、インストルメントパ
ネルとは完全に分離されていた。これに対し、現
在、意匠上及び見栄え上の要求から、第１，２図
に示すように、ステアリングコラムカバー１のコ
ラムカバーアツパにあたる部分２ａをインストル
メントパネル２と一体に成形することが考えられ
ている。この場合、コラムカバーロア１ａは今ま
で通りステアリングシヤフト３側に取付けられ
る。ステアリングシヤフト３はその下端部でギヤ
ボツクスに接続され、又、適宜個所でブラケツト
４により車体側に取付け支持される。
ムカバーロアとコラムカバーアツパとをステアリ
ングシヤフト（厳密にはコラムチユーブ）の上部
を上下に挾んで取付けられ、インストルメントパ
ネルとは完全に分離されていた。これに対し、現
在、意匠上及び見栄え上の要求から、第１，２図
に示すように、ステアリングコラムカバー１のコ
ラムカバーアツパにあたる部分２ａをインストル
メントパネル２と一体に成形することが考えられ
ている。この場合、コラムカバーロア１ａは今ま
で通りステアリングシヤフト３側に取付けられ
る。ステアリングシヤフト３はその下端部でギヤ
ボツクスに接続され、又、適宜個所でブラケツト
４により車体側に取付け支持される。
ところで、ステアリングシヤフト３には衝撃吸
収機構が組み込んである。つまり、自動車の衝突
時等にステアリングホイール５側からの衝撃荷重
を吸収緩和して運転者を保護するのである。とこ
ろが、従来のステアリングコラムカバーがインス
トルメントパネルと完全に分離した形式のステア
リングシヤフトでは前記衝撃吸収機構が有効に作
用するのであるが、コラムカバーアツパ２ａがイ
ンストルメントパネル２と一体の構造では、ステ
アリングホイール５がコラムカバーアツパ２ａに
あたつてしまい、前記衝撃吸収機構が有効に機能
しなくなつてしまう。
収機構が組み込んである。つまり、自動車の衝突
時等にステアリングホイール５側からの衝撃荷重
を吸収緩和して運転者を保護するのである。とこ
ろが、従来のステアリングコラムカバーがインス
トルメントパネルと完全に分離した形式のステア
リングシヤフトでは前記衝撃吸収機構が有効に作
用するのであるが、コラムカバーアツパ２ａがイ
ンストルメントパネル２と一体の構造では、ステ
アリングホイール５がコラムカバーアツパ２ａに
あたつてしまい、前記衝撃吸収機構が有効に機能
しなくなつてしまう。
本考案は、ステアリングコラムカバーのコラム
カバーアツパとなる部分を併わせて一体成形する
ようにしたインストルメントパネルにおける上述
のような不具合を解決することを目的としてなさ
れたもので、その構成は、インストルメントパネ
ルとステアリングコラムカバーのコラムカバーア
ツパとなるコラムカバーアツパ部とを樹脂で一体
に形成し、このコラムカバーアツパ部内に前方向
に向かう衝撃荷重によつて破壊し得る板金製のブ
ラケツトを中央部おいて車両側方に沿つて伸びる
ように配設するとともに連結板部を介してステア
リングシヤフトに連結し、両端部を車両前方に向
かつて曲折させると共にコラムカバーアツパー部
に取り付けたことを特徴とする。
カバーアツパとなる部分を併わせて一体成形する
ようにしたインストルメントパネルにおける上述
のような不具合を解決することを目的としてなさ
れたもので、その構成は、インストルメントパネ
ルとステアリングコラムカバーのコラムカバーア
ツパとなるコラムカバーアツパ部とを樹脂で一体
に形成し、このコラムカバーアツパ部内に前方向
に向かう衝撃荷重によつて破壊し得る板金製のブ
ラケツトを中央部おいて車両側方に沿つて伸びる
ように配設するとともに連結板部を介してステア
リングシヤフトに連結し、両端部を車両前方に向
かつて曲折させると共にコラムカバーアツパー部
に取り付けたことを特徴とする。
以下、本考案に係るコラプス型インストルメン
トパネルを図面に示す一実施例に基づき詳細に説
明する。
トパネルを図面に示す一実施例に基づき詳細に説
明する。
第３，４図には一実施例の概略構成を示してあ
る。これらの図に示すように、インストルメント
パネル２とステアリングコラムカバーのコラムカ
バーアツパとなるコラムカバーアツパ部２ａとは
樹脂で一体的に成形される（第１図参照）。この
コラムカバーアツパ部２ａ内に板金製のブラケツ
ト６が組付けられるのである。ブラケツト６は、
第５〜７図に示すように、凸状となつており、そ
の突出前面部６ａの両側には取付部７があり、突
出前面部６ａの両端後方につなげて側部６ｂがあ
り、更に両側部６ｂよりそれぞれ側方（左右方
向）に延ばして後壁部６ｃが形成され、ここにそ
れぞれ取付部８が設けられている。又、突出前面
部６ａの中央部後方には長孔９を有する連結板部
６ｄが形成されている。このブラケツト６は、前
記突出前面部６ａを運転者側にしてコラムカバー
アツパ部２ａ内に組込まれ、各取付部７，８でコ
ラムカバーアツパ部２ａに結合されると共に、前
記連結板部６ｄを介してステアリングシヤフト側
に連結される。
る。これらの図に示すように、インストルメント
パネル２とステアリングコラムカバーのコラムカ
バーアツパとなるコラムカバーアツパ部２ａとは
樹脂で一体的に成形される（第１図参照）。この
コラムカバーアツパ部２ａ内に板金製のブラケツ
ト６が組付けられるのである。ブラケツト６は、
第５〜７図に示すように、凸状となつており、そ
の突出前面部６ａの両側には取付部７があり、突
出前面部６ａの両端後方につなげて側部６ｂがあ
り、更に両側部６ｂよりそれぞれ側方（左右方
向）に延ばして後壁部６ｃが形成され、ここにそ
れぞれ取付部８が設けられている。又、突出前面
部６ａの中央部後方には長孔９を有する連結板部
６ｄが形成されている。このブラケツト６は、前
記突出前面部６ａを運転者側にしてコラムカバー
アツパ部２ａ内に組込まれ、各取付部７，８でコ
ラムカバーアツパ部２ａに結合されると共に、前
記連結板部６ｄを介してステアリングシヤフト側
に連結される。
自動車の衝突等によりステアリングホイール５
が前方に飛び出すと、ステアリングホイール５は
樹脂製のコラムカバーアツパ部２ａに激突する。
このとき樹脂製のコラムカバーアツパ部２ａは第
４図に示すようにほぼ中央で割れ、それによつて
ステアリングホイール５の衝撃荷重と一部吸収す
る。更に、ブラケツト６が、図示するように、つ
ぶれる如く屈曲変形してステアリングホイール５
の衝撃荷重を吸収する。このようにステアリング
ホイール５がコラムカバーアツパ部２ａ及びブラ
ケツト６を破壊して、衝撃を吸収緩和されながら
前方に移動するので、ステアリングシヤフト３に
内蔵されている衝撃吸収機構によつても衝撃吸収
はなされる。
が前方に飛び出すと、ステアリングホイール５は
樹脂製のコラムカバーアツパ部２ａに激突する。
このとき樹脂製のコラムカバーアツパ部２ａは第
４図に示すようにほぼ中央で割れ、それによつて
ステアリングホイール５の衝撃荷重と一部吸収す
る。更に、ブラケツト６が、図示するように、つ
ぶれる如く屈曲変形してステアリングホイール５
の衝撃荷重を吸収する。このようにステアリング
ホイール５がコラムカバーアツパ部２ａ及びブラ
ケツト６を破壊して、衝撃を吸収緩和されながら
前方に移動するので、ステアリングシヤフト３に
内蔵されている衝撃吸収機構によつても衝撃吸収
はなされる。
以上、実施例に基づき詳細に説明したように、
本考案に係るコラプス型インストルメントパネル
によれば、コラプス構造となつているので、自動
車の衝突時ステアリングシヤフト内蔵の衝撃吸収
機構による衝撃吸収の上で問題がなく、しかもコ
ラムカバーアツパ部及びそこに組付けてあるブラ
ケツトの破壊により衝撃荷重の一部を分担吸収で
きるというメリツトがある。又、コラムカバーア
ツパをインストルメントパネルと一体に成形する
ことが実現可能となり、ステアリングシヤフト回
りの構造が簡素化され意匠上、見栄えの上でも優
れたものとなる。さらに、ブラケツトがステアリ
ングシヤフトの保持部材をも兼ねていることか
ら、部品点数が少なくなる。
本考案に係るコラプス型インストルメントパネル
によれば、コラプス構造となつているので、自動
車の衝突時ステアリングシヤフト内蔵の衝撃吸収
機構による衝撃吸収の上で問題がなく、しかもコ
ラムカバーアツパ部及びそこに組付けてあるブラ
ケツトの破壊により衝撃荷重の一部を分担吸収で
きるというメリツトがある。又、コラムカバーア
ツパをインストルメントパネルと一体に成形する
ことが実現可能となり、ステアリングシヤフト回
りの構造が簡素化され意匠上、見栄えの上でも優
れたものとなる。さらに、ブラケツトがステアリ
ングシヤフトの保持部材をも兼ねていることか
ら、部品点数が少なくなる。
第１図はステアリングコラムカバーのコラムカ
バーアツパとインストルメントパネルとを一体成
形したものの斜視図、第２図はその概略断面図、
第３図は本考案のコラプス型インストルメントパ
ネルの概略斜視図、第４図はそのコラプスした状
態を示す斜視図、第５図は板金製ブラケツトの斜
視図、第６図はその平面図、第７図はそのＡ−Ａ
矢視断面図である。 図面中、１ａはコラムカバーロア、２はインス
トルメントパネル、２ａはコラムカバーアツパ
部、３はステアリングシヤフト、５はステアリン
グホイール、６は板金製のブラケツトである。
バーアツパとインストルメントパネルとを一体成
形したものの斜視図、第２図はその概略断面図、
第３図は本考案のコラプス型インストルメントパ
ネルの概略斜視図、第４図はそのコラプスした状
態を示す斜視図、第５図は板金製ブラケツトの斜
視図、第６図はその平面図、第７図はそのＡ−Ａ
矢視断面図である。 図面中、１ａはコラムカバーロア、２はインス
トルメントパネル、２ａはコラムカバーアツパ
部、３はステアリングシヤフト、５はステアリン
グホイール、６は板金製のブラケツトである。
Claims (1)
- インストルメントパネルとステアリングコラム
カバーのコラムカバーアツパとなるコラムカバー
アツパ部とを樹脂で一体に形成し、このコラムカ
バーアツパ部内に前方向に向かう衝撃荷重によつ
て破壊し得る板金製のブラケツトを中央部おいて
車両側方に沿つて伸びるように配設するとともに
連結板部を介してステアリングシヤフトに連結
し、両端部を車両前方に向かつて曲折させると共
にコラムカバーアツパー部に取り付けたことを特
徴とするコラプス型インストルメントパネル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14089383U JPS6049027U (ja) | 1983-09-13 | 1983-09-13 | コラプス型インストルメントパネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14089383U JPS6049027U (ja) | 1983-09-13 | 1983-09-13 | コラプス型インストルメントパネル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6049027U JPS6049027U (ja) | 1985-04-06 |
| JPH045382Y2 true JPH045382Y2 (ja) | 1992-02-17 |
Family
ID=30315289
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14089383U Granted JPS6049027U (ja) | 1983-09-13 | 1983-09-13 | コラプス型インストルメントパネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6049027U (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5851624Y2 (ja) * | 1979-11-15 | 1983-11-24 | 日産車体株式会社 | メ−タカバ−を兼用した自動車用コラムカバ− |
| JPS5921088Y2 (ja) * | 1979-12-17 | 1984-06-20 | 本田技研工業株式会社 | 車両のインストルメントパネル |
-
1983
- 1983-09-13 JP JP14089383U patent/JPS6049027U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6049027U (ja) | 1985-04-06 |
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