JPH0453483Y2 - - Google Patents

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JPH0453483Y2
JPH0453483Y2 JP1986137013U JP13701386U JPH0453483Y2 JP H0453483 Y2 JPH0453483 Y2 JP H0453483Y2 JP 1986137013 U JP1986137013 U JP 1986137013U JP 13701386 U JP13701386 U JP 13701386U JP H0453483 Y2 JPH0453483 Y2 JP H0453483Y2
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JP
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transmission
clutch
engine
automatic
oil temperature
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JP1986137013U
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Description

【考案の詳細な説明】 〓産業上の利用分野〓 本考案は自動トランスミツシヨンに係り、特に
機械式クラツチと従来の歯車式変速機とをマイク
ロコンピユータを用いて制御して自動変速を行な
わせるようにした自動トランスミツシヨンに用い
て好適なものに関する。
〓考案の概要〓 本考案は、自動トランスミツシヨンにその油温
を検出する手段と、アクセルペダルが踏込まれな
くてもクラツチを接続状態に切換える手段とを設
け、ニユートラルの状態においてトランスミツシ
ヨンの油温が所定の値以下になつた場合にはクラ
ツチを接続状態に切換えるようにしたものであつ
て、これによつて低温時におけるトランスミツシ
ヨンの暖機を可能にしたものである。
〓従来の技術〓 運転者の繁雑な変速操作を省略するために、自
動トランスミツシヨンが提案されている。この自
動トランスミツシヨンは、車速やアクセル開度等
に応じてマイクロコンピユータ等にこの演算手段
が使用する歯車を選択するとともに、アクチユエ
ータによつて選択された歯車を噛合わせて自動的
に所定のギヤ比を得るようにしたものである。こ
のような自動トランスミツシヨンを自動車に装備
することにより、運転者の変速操作のためのレバ
ー操作がほとんど必要でなくなる。
〓考案が解決しようとする問題点〓 従来の足踏み式のクラツチにおいては、トラン
スミツシヨンをニユートラルにしてクラツチペダ
ルを踏込まない場合には、クラツチが接続された
状態になつていた。ところが電子制御機械式自動
トランスミツシヨンでは、電子制御系が故障した
場合の車両の安全性を考慮して、シフトレバーが
ニユートラルの位置ではクラツチが切れた状態に
なるように設計されている。また低速になつてエ
ンジンの回転数が低下した場合には、エンストを
防止するために所定の回転数以下になると自動的
にクラツチが遮断されるようになつている。すな
わち自動トランスミツシヨンにおいては、原則と
して車両の停車中はクラツチが遮断された状態に
なつており、このために停車中にエンジンの暖機
を行なつても、トランスミツシヨンの暖機は行な
わない。従つてこのような状態においていきなり
発進しても、トランスミツシヨンの円滑な変速動
作が妨げられる可能性がある。
本考案はこのような問題点に鑑みてなされたも
のであつて、低温時にはクラツチが接続されるよ
うにし、これによつてエンジンとともにトランス
ミツシヨンの暖機を行なうことを可能にした自動
トランスミツシヨンを提供することを目的とする
ものである。
〓問題点を解決するための手段〓 本考案は、第1図に示すように、 適正なギヤ位置を計算するとともに、この計算
によつて得られた値になるように自動的にアクチ
ユエータによつてギヤ位置を変更するようにした
トランスミツシヨンにおいて、 このトランスミツシヨンの油温を検出する手段
と、 ニユートラルの状態においてトランスミツシヨ
ンの油温が所定の値以下になつた場合に、アクセ
ルペダルが踏込まれなくてもクラツチを接続状態
に切換える手段と、 を設けるようにしたことを特徴とする自動トラ
ンスミツシヨンに関するものである。
〓作用〓 従つて本考案によれば、ニユートラルの状態に
おいてトランスミツシヨンの油温が一定の値以下
になつた場合には、クラツチが接続状態に切換え
られるようになり、これによつてエンジンととも
にトランスミツシヨンの暖機を行なうことが可能
になる。
〓実施例〓 以下本考案を図示の一実施例につき説明する。
第2図は本考案の一実施例に係る自動トランス
ミツシヨンを備えた自動車のエンジンを示すもの
であつて、このエンジンはトラツク用のデイーゼ
ルエンジン10から構成されている。そしてこの
デイーゼルエンジン10は燃料噴射ポンプ11を
備え、このポンプ11によつてエンジン10の各
シリンダへ順次燃料を供給するようになつてい
る。燃料噴射ポンプ11はタイマ12を介してエ
ンジン10によつて駆動されるようになつてお
り、しかも燃料の噴射のタイミングをこのタイマ
12によつて調整するようになつている。さらに
燃料噴射ポンプ11はガバナ13を備え、このガ
バナ13によつて燃料の噴射量を調整するように
なつている。
エンジン10の背面側にはフライホイールハウ
ジング14が設けられており、このハウジング1
4内にはクランクシヤフトの端部に固着されたフ
ライホイールが収納されるようになつている。そ
してこのフライホイールの背面側にはクラツチ3
0が設けられており、しかもこのクラツチ30と
連結されるようにフライホイールハウジング14
の背面側にはトランスミツシヨン15が取付けら
れている。このトランスミツシヨン15は、エン
ジン10の回転数を所定の値に変速し、プロペラ
シヤフト16を介して駆動輪に伝達するようにな
つている。
上記トランスミツシヨン15が自動トランスミ
ツシヨンを構成しており、その上部にはシフト用
アクチユエータ17とセレクト用アクチユエータ
18とがそれぞれ設けられている。さらにフライ
ホイールの背面側に取付けられているクラツチ3
0の接続および遮断を制御するためのクラツチア
クチユエータ19がトランスミツシヨン15のケ
ーシングの外側面上に取付けられている。さらに
上記燃料噴射ポンプ11の前端側にはコントロー
ルラツクの位置を調整して燃料の供給量を制御す
るための燃料制御用アクチユエータ20が設けら
れている。これら4つのアクチユエータ17,1
8,19,20は、それぞれ駆動手段を介してマ
イクロコンピユータ21の指示に基いて駆動され
るようになつている。
上記マイクロコンピユータ21の入力側は、コ
ントロールボツクス22と接続されている。そし
てこのコントロールボツクス22は変速レバー2
3を備えている。さらにこのマイクロコンピユー
タ21は、アクセル開度あるいはアクセルペダル
24の踏込み量を検出するアクセルセンサ25と
接続されるようになつている。さらに上記マイク
ロコンピユータ21は、車速センサ26、エンジ
ン回転センサ27、ラツクセンサ28、クラツチ
センサ29、および油温センサ31とそれぞれ接
続されるようになつている。
車速センサ26はトランスミツシヨン15の側
面に設けられており、このトランスミツシヨン1
5の出力側の回転数によつて車速を検出するよう
になつている。またエンジン回転センサ27はエ
ンジン10の前面側に取付けられており、エンジ
ン10の回転数を検出するようになつている。ま
たラツクセンサ28は、上記アクチユエータ20
の先端側に取付けられており、燃料噴射ポンプ1
1のコントロールラツクの位置を検出するように
なつている。またクラツチセンサ29は、上記ク
ラツチアクチユエータ19の先端側に取付けられ
ており、クラツチ30の接続および遮断の状態を
検出するようになつている。また油温センサ31
はトランスミツシヨン15に設けられており、そ
の油温を検出するようにないている。
つぎに以上のような構成になるこの自動トラン
スミツシヨンの動作について説明する。この動作
はマイクロコンピユータ21に予め設定されたプ
ログラムに基いて行なわれるようになつており、
コントロールボツクス22の変速レバー23の位
置が自動位置の場合に変速操作が自動的に行なわ
れるようになつている。これに対して変速レバー
23がマニユアルの位置にある場合には、手動に
よつて選択された変速操作が、アクチユエータ1
7,18を介して行なわれるようになつている。
自動変速の動作についてその概要を説明する
と、マイクロコンピユータ21は、コントロール
ボツクス22の変速レバー23の位置が自動位置
かどうかを検出し、自動位置の場合には、一定の
周期でアクセルペダル24の踏込み量あるいはア
クセル開度と車速をそれぞれアクセルセンサ25
および車速センサ26から読込む。さらにマイク
ロコンピユータ21はそのメモリに記載されてい
るマツプを読込むとともに、このマツプをもとに
して、自動変速が可能かどうかの演算を行なう。
そして自動変速が可能な場合には、演算されたギ
ヤ比を得るようにして変速動作が行なわれる。こ
れに対して自動変速が不可能と遮断された場合に
は、変速動作を行なわないようになつている。
自動変速の具体的な動作は、マイクロコンピユ
ータ21の指令に基いて、図外の駆動手段を介し
て、シフト用アクチユエータ17およびセレクト
用アクチユエータ18が作動し、トランスミツシ
ヨン15の歯車の選択が行なわれるようになつて
おり、これによつてトランスミツシヨン15の選
択された歯車の噛合せが達成されるようになつて
いる。従つてこのようにして所定のギヤ比が得ら
れることになる。なおこの変速動作の際には、ア
クチユエータ19によつて一旦クラツチ30が遮
断状態に切換えられるとともに、変速動作の終了
に同期して再びクラツチ30が接続状態となるよ
うにしている。
このようにして自動変速が行なわれるトランス
ミツシヨン15においては、クラツチ30はアク
セルペダル24の踏込みに連動して接続されるよ
うになつている。また車両の走行中に減速すると
エンジン10の回転数が下がることになる。そし
てエンジンの回転数が必要以上に低下すると、エ
ンストを起こす可能性がある。そこでエンジン1
0の回転数が一定の回転数以下になつたなら、ク
ラツチ30を遮断するようにしており、これによ
つてエンストを防止するようにしている。すなわ
ちこのような自動トランスミツシヨン15におい
ては、停車中はクラツチ30が原則とし遮断され
た状態にある。従つて停車中にエンジン10の暖
機を行なつてもトランスミツシヨン15の暖機は
行なわれない。従つて低温時にエンジン10のみ
を暖機して発進しても、トランスミツシヨン15
が円滑に作動されない可能性を生ずる。
このような不具合を防止するために、第3図に
示すように、トランスミツシヨン15の油温が一
定の値以下の場合には、トランスミツシヨン15
の暖機をも可能にしている。すなわちマイクロコ
ンピユータ21はコントロールボツクス22の出
力を読込むとともに、変速レバー23がニユート
ラルの位置にあるかどうかを判断する。そしてニ
ユートラルの位置にある場合にはマイクロコンピ
ユータ21はさらに油温センサ31によつてトラ
ンスミツシヨン15の油温を検出する。検出され
た温度が所定の値以下の場合、すなわち暖機を必
要とする温度以下の場合にはアクチユエータ19
によつてクラツチ30を接続し、エンジン10と
トランスミツシヨン15とを機械的に結合するよ
うにしている。従つて低温時においてはトランス
ミツシヨンのオイルが歯車によつて攪拌されて、
エンジン10とともにトランスミツシヨン15が
暖機されることになる。これによつて発進直後に
おけるトランスミツシヨン15の円滑な切換え動
作が可能になる。
第3図から明らかなように、トランスミツシヨ
ン15の油温が所定の温度以上の場合にはクラツ
チ30の接続が行なわれず、クラツチ30は遮断
状態のままになる。すなわち高温時にはクラツチ
30が切れるために、不必要にトランスミツシヨ
ン15が暖機されることがなくなるばかりでな
く、トランスミツシヨン15による騒音の発生を
も押えることが可能になる。またコントロールボ
ツクス22の変速レバー23がニユートラル以外
の位置にある場合には、通常の自動変速の動作が
行なわれるようになる。またこの実施例において
は油温センサ31によつてトランスミツシヨン1
5の油温を検出するようにしているが、エンジン
10の水温センサその他の温度センサによつて間
接的にトランスミツシヨン15の油温を検出し、
これに応じてトランスミツシヨン15の暖機を行
なうことも可能である。
〓考案の効果〓 以上のように本考案は、ニユートラルの状態に
おいてトランスミツシヨンの油温が所定の値以下
になつた場合には、アクセルペダルが踏込まれな
くてもクラツチを接続状態に切換えるようにした
ものである。従つてこのような構成によれば、低
温時においてはエンジンとともにトランスミツシ
ヨンの暖機を行なうことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の要旨を示すブロツク図、第2
図は本考案の一実施例に係る自動トランスミツシ
ヨンを示すブロツク図、第3図はこの自動トラン
スミツシヨンの暖機のための動作を示すフローチ
ヤートである。 図面中の主要な部分の名称は次の通りである。
15……トランスミツシヨン、17……シフト用
アクチユエータ、18……セレクト用アクチユエ
ータ、19……クラツチアクチユエータ、21…
…マイクロコンピユータ、24……アクセルペダ
ル、30……クラツチ、31……油温センサ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 適正なギヤ位置を計算するとともに、この計算
    によつて得られた値になるように自動的にアクチ
    ユエータによつてギヤ位置を変更するようにした
    トランスミツシヨンにおいて、 このトランスミツシヨンの油温を検出する手段
    と、 ニユートラルの状態においてトランスミツシヨ
    ンの油温が所定の値以下になつた場合に、アクセ
    ルペダルが踏込まれなくてもクラツチを接続状態
    に切換える手段と、 を設けるようにしたことを特徴とする自動トラ
    ンスミツシヨン。
JP1986137013U 1986-09-05 1986-09-05 Expired JPH0453483Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986137013U JPH0453483Y2 (ja) 1986-09-05 1986-09-05

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986137013U JPH0453483Y2 (ja) 1986-09-05 1986-09-05

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Publication Number Publication Date
JPS6342962U JPS6342962U (ja) 1988-03-22
JPH0453483Y2 true JPH0453483Y2 (ja) 1992-12-16

Family

ID=31040667

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986137013U Expired JPH0453483Y2 (ja) 1986-09-05 1986-09-05

Country Status (1)

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JP (1) JPH0453483Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013053725A (ja) * 2011-09-06 2013-03-21 Aisin Ai Co Ltd 車両の動力伝達制御装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013053725A (ja) * 2011-09-06 2013-03-21 Aisin Ai Co Ltd 車両の動力伝達制御装置

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JPS6342962U (ja) 1988-03-22

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