JPH0452550Y2 - - Google Patents

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JPH0452550Y2
JPH0452550Y2 JP9063188U JP9063188U JPH0452550Y2 JP H0452550 Y2 JPH0452550 Y2 JP H0452550Y2 JP 9063188 U JP9063188 U JP 9063188U JP 9063188 U JP9063188 U JP 9063188U JP H0452550 Y2 JPH0452550 Y2 JP H0452550Y2
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JP
Japan
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valve
damping chamber
poppet
pressure
direct
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JP9063188U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、直動形リリーフ弁に関し、特に、サ
ージ圧の抑制技術に係り、例えば、中程度の圧力
(100Kg/cm2程度)を制御するものに利用して有効
なものに関する。
〔従来の技術〕
一般に、直動形リリーフ弁においては設定圧力
が高くなると、チヤタリング現象を起こし、直動
形リリーフ弁の上流側における管路内圧の脈動が
問題になる。
そこで、設定圧力が中程度以上になる場合に
は、チヤタリング現象を防止する直動形リリーフ
弁として、例えば、第4図および第5図にそれぞ
れ示されているようなものが使用されている。
すなわち、第4図に示されている直動形リリー
フ弁は、ボデー1の入口ポート2に固定されてい
る固定弁3と、この固定弁3に摺動自在に嵌合さ
れている可動シート4と、この可動シート4の内
部に固定弁3によつて密封されるように形成され
て、その容積が固定弁3により相対的に増減され
るダンピングチヤンバ5と、可動シート4を固定
弁3の方向に付勢して着座させる圧力調整スプリ
ング6とを備えており、可動シート4の開弁、閉
弁作動時におけるダンピングチヤンバ5の容積増
減により、可動シート4の振動が減衰されるよう
に構成されている。
第5図に示されている直動形リリーフ弁は、ポ
ペツト7の着座側先方に配されて密封されたダン
ピングチヤンバ8を備えており、ポペツト7の開
弁、閉弁作動時におけるダンピングチヤンバ8の
容積増減により振動が減衰されるように構成され
ている。
〔考案が解決しようとする課題〕
このような直動形リリーフ弁においては、ダン
ピングチヤンバがいずれも密封されているため、
可動シートおよびポペツトのリフト遅れにより、
直動形リリーフ弁の上流側においてサージ圧が設
定圧力に対して第3図に示されているように、大
きく現われるという問題点がある。
本考案の目的は、サージ圧を抑制しつつ、チヤ
タリング現象を防止することができる直動形リリ
ーフ弁を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係る直動形リリーフ弁は、弁体の開閉
作動に追従してその容積を変動するように構成さ
れているダンピングチヤンバを備えている直動形
リリーフ弁において、前記ダンピングチヤンバに
逆止弁が設けられており、この逆止弁は前記弁体
が開く方向に動く時にダンピングチヤンバを開放
し、前記弁体が閉じる方向に動く時にダンピング
チヤンバを閉鎖するように構成されていることを
特徴とする。
〔作用〕
前記した手段によれば、弁体が開く方向に動く
時にはダンピングチヤンバは逆止弁により開放状
態になるため、弁体は応答性よく開弁作動するこ
とになる。したがつて、この直動形リリーフ弁に
おけるサージ圧は小さく抑制される。
他方、弁体が閉じる方向に動く時にはダンピン
グチヤンバは逆止弁により密封されるため、ダン
パ効果を発揮することになる。したがつて、チヤ
タリング現象は防止される。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例である直動形リリー
フ弁を示す縦断面図、第2図および第3図はその
効果を説明するための各線図である。
本実施例において、本考案に係る直動形リリー
フ弁は中空部12が形成されているボデー11を
備えており、ボデー11には入口通路13および
出口通路14が中空部12にそれぞれ連通するよ
うに開設されている。ボデー11の中空部12に
は弁筒16が一端開口から螺入されており、弁筒
16の外周と中空部12の内周との間にはOリン
グ15が介設されている。弁筒16には弁室17
が同心的に配されて形成されており、弁室16の
中空部には弁座18が弁口を取り囲むように形成
されている。また、弁筒16には入口ポート19
および出口ポート20が弁座18の両脇にそれぞ
れ配されて、弁室16と中空部12とを連通させ
るように開設されている。弁室17内には弁体と
してのポペツト弁21が弁座18に対して離着座
し得るように配されて収容されており、ポペツト
21は圧力調整スプリング22により着座する方
向に常時付勢されている。圧力調整スプリング2
2は弁筒16に螺入された調整ねじ部材23によ
り、その付勢力を調整されるようになつており、
調整ねじ部材23はロツクナツト24により調整
位置をロツクされるようになつている。
弁室17における調整スプリング22と反対側
の端部には、ダンピングチヤンバ25が弁室17
と連続的に形成されており、このダンピングチヤ
ンバ25にはピストン26が軸心方向に摺動自在
に嵌装されている。このピストン26はポペツト
21に弁棒27により一体移動するように連結さ
れている。
ダンピングチヤンバ25を形成されている弁筒
16の先端部には逆止弁28が設けられている。
すなわち、弁筒16の先端壁部には弁口29が軸
心上に配されて、中空部12とダンピングチヤン
バ25とを連通させるように開設されており、弁
口29のチヤンバ側端面には弁座30が形成され
ている。ダンピングチヤンバ25内にはこの逆止
弁28の弁体としてのボール31が弁座30に離
着座するように配されて収容されており、このボ
ール31はピストン26に反力をとつたスプリン
グ32により着座する方向に常時付勢されるよう
になつている。
次に作用を説明する。
通常時、前記構成に係る直動形リリーフ弁のポ
ペツト21は圧力調整スプリング22の付勢力に
より弁座18に押し付けられているため、圧油は
入口ポート19から出口ポート20の方に流れる
のを阻止されている。
この直動形リリーフ弁が接続されている油圧回
路(図示せず)内の圧力が上昇して、前記ポペツ
ト18を押し上げる力がスプリング22の設定力
よりも大きくなると、ポペツト21が弁座18か
ら離れるため、圧油は入口通路13→入口ポート
19→弁口→出口ポート20→出口通路14を通
つて油タンク(図示せず)に戻り、回路内の圧力
が逃がされる。
そして、油圧回路内の圧力が圧力調整スプリン
グ22の設定力以下に下がると、ポペツト21が
このスプリング22の付勢力により元の位置に戻
されるため、圧油の戻りは停止される。
このリリーフ作動において、ポペツト21が離
座する方向に動く時、弁口29の方向から作用す
る圧力によりボール31は弁座30から離座され
るため、ダンピングチヤンバ25は開放された状
態になる。したがつて、ダンピングチヤンバ25
はダンパ作用を果たさない状態になるため、ポペ
ツト21は弁座18からきわめて迅速に離れるこ
とになる。つまり、ポペツト21の作動応答遅れ
が短いため、第2図に示されているように、サー
ド圧が、第3図に示されている従来例の場合に比
較して小さく抑制される。
他方、ポペツト21が着座する方向に動く時、
ボール31は弁座30に着座されるため、ダンピ
ングチヤンバ25は密封された状態になる。した
がつて、ダンピングチヤンバ25はダンパ作用を
果たす状態になるため、ポペツト21はチヤタリ
ング現象を防止されることになる。そして、チヤ
タリング現象が防止されることにより、騒音が防
止されるとともに、この直動形リリーフ弁が接続
された油圧回路における脈動の発生が未然に防止
される。
なお、本考案は前記実施例に限定されるもので
はなく、その要旨を逸脱しない範囲において、
種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、ポペツト21、弁棒27およびピスト
ン26は一体に形成してもよい。また、ダンピン
グチヤンバは弁筒の底部に形成するに限らず、固
定弁と可動シートとの間に形成してもよい。
逆止弁は弁体としてボールを使用するに限ら
ず、ポペツトやリード等を使用してもよいし、弁
体を着座させるためのスプリングとして、ピスト
ンに反力をとつたスプリングを使用するに限ら
ず、リード弁体の復元力等を使用してもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、サージ
圧を抑制しつつ、チヤタリング現象を防止するこ
とができるため、直動形リリーフ弁においてのチ
ヤタリング現象による騒音、および油圧回路の脈
動を防止することができるとともに、直動形リリ
ーフ弁自体およびこれが接続された油圧回路の性
能を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である直動形リリー
フ弁を示す縦断面図、第2図および第3図はその
効果を説明するための各線図である。第4図およ
び第5図は従来例をそれぞれ示す各縦断面図であ
る。 11……ボデー、12……中空部、13……入
口通路、14……出口通路、15……Oリング、
16……弁筒、17……弁室、18……弁座、1
9……入口ポート、20……出口ポート、21…
…ポペツト(弁体)、22……圧力調整スプリン
グ、23……調整ねじ部材、24……ロツクナツ
ト、25……ダンピングチヤンバ、26……ピス
トン、27……弁棒、28……逆止弁、29……
弁口、30……弁座、31……ボール(弁体)、
32……スプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弁体の開閉作動に追従してその容積を変動する
    ように構成されているダンピングチヤンバを備え
    ている直動形リリーフ弁において、前記ダンピン
    グチヤンバに逆止弁が設けられており、この逆止
    弁は前記弁体が開く方向に動く時にダンピングチ
    ヤンバを開放し、前記弁体が閉じる方向に動く時
    にダンピングチヤンバを閉鎖するように構成され
    ていることを特徴とする直動形リリーフ弁。
JP9063188U 1988-07-08 1988-07-08 Expired JPH0452550Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9063188U JPH0452550Y2 (ja) 1988-07-08 1988-07-08

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9063188U JPH0452550Y2 (ja) 1988-07-08 1988-07-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0212572U JPH0212572U (ja) 1990-01-25
JPH0452550Y2 true JPH0452550Y2 (ja) 1992-12-10

Family

ID=31315148

Family Applications (1)

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JP9063188U Expired JPH0452550Y2 (ja) 1988-07-08 1988-07-08

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000074237A (ja) * 1998-08-28 2000-03-14 Toyota Autom Loom Works Ltd ロジック弁及び産業車両の油圧制御装置
EP2806327B1 (en) 2012-03-15 2018-08-01 KYB Corporation Poppet valve
US10344890B2 (en) * 2017-02-21 2019-07-09 The Boeing Company Shuttle valve with damping

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Publication number Publication date
JPH0212572U (ja) 1990-01-25

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