JPH0451593A - ハンダ付けプリント基板の水洗浄方法 - Google Patents

ハンダ付けプリント基板の水洗浄方法

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JPH0451593A
JPH0451593A JP16101390A JP16101390A JPH0451593A JP H0451593 A JPH0451593 A JP H0451593A JP 16101390 A JP16101390 A JP 16101390A JP 16101390 A JP16101390 A JP 16101390A JP H0451593 A JPH0451593 A JP H0451593A
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JP
Japan
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water
cleaning
circuit board
alcohol
printed circuit
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Pending
Application number
JP16101390A
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English (en)
Inventor
Shoji Kasai
河西 正二
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はロジン系フラックスとソルダーペーストを使用
したハンダ付けプリント基板の水洗浄方法に関する。
〔発明の概要〕
現在、電子機器用には一般に、松脂をベースとしたロジ
ン系フラックスとソルダーペーストが使用され、ハンダ
付け後フロンなどの有機溶剤で洗浄している。しかし、
近年フロンによるオゾン層破壊の問題やトリクロロエチ
レン類の発ガン性の疑いなど、環境破壊や労働衛生の立
場より各種有m溶剤の規制が強くなり、その対応が迫ら
れている。一方、最新のプリント基板は民生機器メーカ
ーの「軽薄短小」化のニーズに応じて表面実装技術(S
MT: 5urface  Mount  Techn
ology)が研究、開発され実用化されている。
〔従来の技術〕
ロジン系フラックスとソルダーペーストとは、金属表面
酸化物を除去するための活性剤とフラックスの流動を調
整するためのアルコール類とを含み、活性剤は有機酸、
有機アミン、有機アミン塩酸塩、臭化水素酸塩、塩化亜
鉛、アルコール類は一価、二価および/または三価の脂
肪族アルコール(ポリグリコール)等を混合している。
活性剤は酸性であるので、ハンダ付け後、部品表面に残
る。洗浄水または加温水は表面張力が大きいので、前記
の塩類とフラックス中の不純物、銅塩化物、銅アビエチ
ン酸等は電子パーツの表面または隙間に残って金属部分
を腐食させ、絶縁を劣化させる。
また回路パターンにエレクトロマイグレーション、イオ
ンマイグレーションが成長して回路不良となる。以上の
実体からハンダ付けプリント基板洗浄後の塩類をコント
ロールする必要がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、前記のハンダ付けプリント基板の水洗浄では、
活性剤に含まれる塩類とフラックス中の不純物で絶縁劣
化、回路不良という重大欠点があった。そこで本発明は
上記問題点および欠点を除去するものでその目的とする
ところは、十分な強度を有するハンダ付けを行ないしか
もハンダ付けの後に、腐食性の塩類と不純物を残さない
、電子機器用プリント基板の水洗浄方法を提供すること
である。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するため、ロジン系フラックスとソルダ
ーペーストを使用してハンダ付けしたプリント基板の水
洗浄方法であって、水/アルコール/界面活性剤で構成
するようにしたものである。
〔実施例〕
本発明の上δ5目的は、ロジン系フラックス、ソルダー
ペーストを使用してハンダ付けしたプリント基板の水洗
浄方法であって、水/アルコール/界面活性剤を含む洗
浄水を使用することを特徴とする6本発明実現に向けて
努力した水/アルコール/界面活性剤を含む洗浄水を使
用したプリント基板の水洗浄方法によって必ずや達成で
きる。本発明のアルコールの目的は、プリント基板表面
に附着する塩類と不純物をプリント基板から引きはがす
力が比較的良好な溶媒であり、水との相溶性も良好かつ
安価で多量入手できる。しかし、アルコールのアミン塩
溶解量は1 m g / c c前後であまり大きくな
い。一方、水は塩類と不純物の最良の溶剤である。水の
アミン塩溶解量は300mg/ CCとアルコールの約
300倍の溶解量のために、アルコールの希釈剤として
最も有効な溶媒である。一方、水はプリント基板表面に
附着する塩類と不純物を引きはなす力はない、前記のア
ルコールは本発明を損なうものでなければ以下述べるい
ずれのアルコール類でも良い、たとえば、メタノール(
CHsOH)、エタノール(CHs CH20H)、1
−プロパツール(CHsCHpc Ht OH)、2−
プロパツール(CHsOH(OH)CH*)、  1−
ペンタノール(CH3(CHI)ncHtOH)と2−
メチル−1−プロパツール、2−メチル−2−プロパツ
ールおよびシクロヘキサノール、フェニルアルコール、
2−フェニルエタノールさらに、1.2−エタジオール
(基官能命名:エチレングリコール)、1. 2. 3
−プロパントリオール(基官能命名: グリセリン)で
あり、それ以外のアルコールも全て本発明に含まれる0
本発明の洗浄効果が得られるアルコール濃度は消防法、
安全性、排水濃度を考慮して60%および60%以下で
50%および50%以上であるが、洗浄効果を損なうも
のでなければ前記以外の濃度も全て本発明に含まれる。
次に界面活性剤を説明すると陰イオン界面活性剤、陽イ
オン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤
があり、いずれの活面活性剤も洗浄効果を損なうもので
なければ本発明に含まれる。この界面活性剤は低濃度で
、水、アルコールの表面エネルギー(表面張力)を下げ
ることができる物質で、このような化合物は、疎水基、
親水基とが化合した有機化合物として構成されている。
周知の如く、界面活性剤分子の疎水基を類別すると、炭
化水素系、シリコン系、フッ素系の三つの化学薬品に分
類できる。この界面活性剤は前記の如く、水の表面張力
を低下させ電子部品相互間の狭い隙間にまで一侵入して
、ハンダ付け後に残存する塩類を残りなく除去し、かつ
吸湿性がないために、電気絶縁性の劣化、エレクトロマ
イグレーション、イオンマイグレーション防止の利点を
有する。洗浄水の界面活性剤の含有量は炭化水素系、シ
リコン系、フッ素系の分類で多少異なるが0゜001%
より少ないときは界面活性剤の効果は認められず、1%
以上は安定な泡が発生するので有効でない、しかし、1
0ppmおよび10ppm以下あるいは1%および1%
以上で、本発明の効果を損なうものでなければ全て本発
明に含まれる。さらに、実施例および比較例を詳細に説
明する。第1図は試験用プリント基板平面図、第2図は
イオン残渣I、第3図は絶縁抵抗値の結果である。第1
図に示すように、プリント基板上に、11パタ一ン幅1
.0mm、  12間隔0.2mmの13くし形銅ハク
電極パターンを作り、このパターン上のIC、コンデン
サー、ICソケットなどの電子部品を搭載できる試験用
プリント基板を作成した。このプリント基板に電子部品
を搭載し、ロジン系フラックス(日本アルファメタルズ
製PM−627)を隼温で2secDipして発泡塗布
し、100°Cブレヒート後自動ハンダ付ハンダ付電子
部品をハンダ付けした。この基板の水洗工程は、1例と
して、60℃温純水ブリウォッシュ1分−水/60%エ
タノール10゜5%界面活性済水溶液(住友スリーエム
株製、フロラードFC−93またはFC−135)ウォ
ッシュ2分−温純水リンス1分で洗浄を行なった。
この洗浄方法、順序は前記以外も本発明に含まれる。前
記の界面活性剤は、化学薬品安定性、熱安定性に優れ、
搭載された電子部品、プラスチック、ゴムに全く影響は
ない。フロラードFC−93はアニオン系、FC−13
5はカチオン系であり、外観は白色粉末で成分、パーフ
ルオロアルキルスルホン酸のカリウム塩である。洗浄後
エアーブローにて熱風乾燥したプリント基板をオメガメ
ータ(日本アルファメタルズ製、スタティック方式、6
00SMD)によりイオン残渣を測定した結果を第2図
に示す。このオメガメータの原理を説明すると、一定量
の抽出溶液(IPA75%、純水)に測定物の残留イオ
ンを抽出し、この溶液の電気抵抗を測定し、得られた電
気抵抗値をマイクロプロセッサにより同量のNaC1イ
オンに変換され、第2の結果が得られる。この結果得ら
れるイオン残渣量の単位はmgNacl/E39−in
である。
Aは比較例でBは実施例である。Bはエタノール/フロ
ラードFC−93,Cはエタノール/フロラードFC/
35で明らかに比較例のイオン残渣量より少ない。さら
に、熱風乾燥したプリント基板のくし形電極の絶縁抵抗
を測定し、かつ温度40℃、相対湿度90〜95%の雰
囲気中り、  C。
30Vを400時間印加し、絶縁抵抗値を測定する。そ
の結果は第3図のBおよびCで示すように絶縁劣化は4
00時間で極めて少ない。また、カチオン系界面活性剤
を含む場合も、前記、非イオン系およびアニオン系も同
様な結果が得られる。
次に比較例として、前記洗浄工程において、石油系洗浄
剤で洗浄後のイオン残渣量を第2図のA、絶縁抵抗値の
結果を第3図のAに示す。これと比較して、本発明の前
記BおよびCの結果は、いずれもイオン残漬量が少なく
、かつ絶縁劣化に於いても優れている。さらに、前記結
果を表面張力の観点で考察すると水の表面張力と60%
エタノール10.5%FC−93洗浄水および60%エ
タノール10.5%FC−139洗浄水の表面張力を表
面張力計で検査すると水は約73dynes/ c m
 25℃、60%エタノール10,5%FC−93は約
18 d y n e s / c m 25℃、60
%エタノール10.5%FC−139は約13dyn 
e s / c m 25℃と下がっており、この表面
張力が小なくなった割合だけ洗浄効果が高まっている。
一方、この水/アルコール/界面活性剤洗浄液の廃液水
はBODおよびCODにあまり影響しないので地下水を
汚染することはない。さらに、ロジン系フラックス、ソ
ルダーペーストに有効であることはもちろんであるが水
溶性フラックス、水溶性ソルダーペーストにはより有効
な発明である。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明によれば水/アルコール/界面
活性剤を含む洗浄剤を使用すればハンダ付け後にプリン
ト基板に残ったロジン系フラックス、ソルダーペースト
を完全に除去し、水洗後の電食(エレクトロマイグレー
ション、イオンマイグレーション)、絶縁劣化などのな
い長期信頼性の高い電子機器用実装プリント基板が得ら
れる。
前記の効果を発揮する水/アルコール/界面活性剤は安
価で、公害も少なく、水洗浄方式の基本構造を変えない
ため自由度のある洗浄設計が可能となった点の波及効果
は大きいと言える。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の試験用プリント基板平面図。 第2図はイオン残液量を示す図。 第3図は絶縁抵抗値結果を示す図。 以  上 出願人 セイコーエプソン株式会社 代理人 弁理士 鈴木 喜三部 他1名第 図 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  ロジン系フラックスとソルダーペーストを使用してハ
    ンダ付けしたプリント基板の水洗浄方法であつて、水/
    アルコール/界面活性剤で構成することを特徴とするハ
    ンダ付けプリント基板の水洗浄方法。
JP16101390A 1990-06-19 1990-06-19 ハンダ付けプリント基板の水洗浄方法 Pending JPH0451593A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06238243A (ja) * 1992-12-25 1994-08-30 Japan Field Kk 被洗浄物の洗浄および乾燥方法
CN103394823A (zh) * 2013-08-05 2013-11-20 美特科技(苏州)有限公司 扬声器用无卤助焊剂及其制备方法
CN103923514A (zh) * 2014-05-04 2014-07-16 深圳市实锐泰科技有限公司 Pcb显影槽清洗液及使用该pcb显影槽清洗液清洗显影槽的方法

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