JPH0451406B2 - - Google Patents

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JPH0451406B2
JPH0451406B2 JP23519584A JP23519584A JPH0451406B2 JP H0451406 B2 JPH0451406 B2 JP H0451406B2 JP 23519584 A JP23519584 A JP 23519584A JP 23519584 A JP23519584 A JP 23519584A JP H0451406 B2 JPH0451406 B2 JP H0451406B2
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JP
Japan
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band
slide table
surface plate
press
arm
Prior art date
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JP23519584A
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English (en)
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JPS61115808A (ja
Inventor
Kiichi Tonozuka
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Marelli Corp
Original Assignee
Kanto Seiki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kanto Seiki Co Ltd filed Critical Kanto Seiki Co Ltd
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Publication of JPS61115808A publication Critical patent/JPS61115808A/ja
Publication of JPH0451406B2 publication Critical patent/JPH0451406B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は梱包機に関し、より詳しくは、梱包機
のスライドテーブル、及びこのスライドテーブル
の下方に位置して設けられバンド供給機構より供
給されるバンドを案内するバンドガイドに関す
る。
技術的背景 例えば、梱包機本体上にバンド案内アーチを有
する全自動梱包機の梱包に必要な諸機構は、第5
図及び第6図に示すように、上向きコ字状に設け
た定盤21,22,23の、平行に対峙する定盤
22,23内に、上端にスライドテーブル11を
備えるテーブルフレーム20の下端が擺動自在に
主軸24に支持され、又、バンド案内溝18′を
備えるバンドガイド18が、前記定盤23外で同
じく擺動自在に主軸24に支持されるバンドガイ
ドアーム25上端に取り付けられ、このバンドガ
イドアーム25によつてバンドガイド18はスラ
イドテーブル11直下に進入し、また同図紙面後
方へ後退自在に設けられ、さらに、スライドテー
ブル11下面にバンドを介して圧接離自在に昇降
するバンド通路15′を備える右プレス15、そ
して、中プレス16、左プレス17が設けられて
いる。そして、一方の定盤22外方にはバンド導
入路14を介して図示せざる駆動機構によりバン
ドBの本体外への送り出し、すなわちバンド供給
及び本体内への引き戻しを行なう一対を成すアツ
パーローラ12、メインローラ13が設けられ、
また他方の定盤23に、その上面にバンド通過許
容間隙を形成する開閉自在のフラツプ19′を備
えるバンドウエイ19の端部が支持され、該バン
ドウエイ19の一方の開口端縁が前記本体上に跨
設されたバンド案内アーチに連通するよう取り付
けられる。
そして、バンドBが前記一対のローラ12,1
3の正転によつてバンド導入路14、右プレス1
5のバンド通路15′及びバンドガイド18のバ
ンド案内溝18′を経て、開閉自在のフラツプ1
9′により上面にバンド通過許容間隙が形成され
る左バンドウエイ19内に給送され、バンド案内
アーチを一周してスライドテーブル11下面とバ
ンドガイド18上面間に到達すると、カム軸26
と共に回転するカム27により右プレス15が上
昇してスライドテーブル11下面との間でバンド
先端側を把持、固定すると同時に、カム30によ
りバンドガイド18が第5図紙面後方へ退出し、
一対のローラ12,13の逆転によつてバンドB
が引き戻されて本体上の被梱包物に巻き付くと、
図示せざるバンド引締機構による引締がなされ、
カム29により左プレス17が上昇してスライド
テーブル11下面との間でバンドBの供給端側を
把持、固定した後、図示せざるヒータが同図紙面
前方よりスライドテーブル11下方に進入し、バ
ンドBの重合面間に挿入されると共に、カム28
により中プレス16が上昇して、この中プレス1
6上側縁に形成された下刃と前記右プレス15の
バンド通路15′出口に形成された上刃とがバン
ドBの供給端側を切断し、更に中プレス16上面
がスライドテーブル11下面との間で前記重合状
態にあるバンド及びヒータの三者を押圧してバン
ドを溶融した後、中プレス16が微かに降下して
ヒータがバンド重合部から退出し、続いて、中プ
レス16が再び上昇してスライドテーブル11下
面との間でバンド重合部の圧着を行い、各プレス
部材15,16,17が降下すると共にスライド
テーブル11が前記バンドガイド18の退出と連
動して或いは図示せざるカムにより第5図紙面後
方へ退出した後、再びスライドテーブル11とバ
ンドガイド18が同図紙面前方へ進出してバンド
の供給がなされ梱包の一工程が終了する。
上記工程において、スライドテーブル11はバ
ンド先端及び供給端側の把持、固定、バンド重合
部の圧着に際して各プレス部材15,16,17
の上昇による押圧を受けることになり、その荷重
(圧力)は一のプレス部材に付き約50〜60Kg/cm2
である。従つて、例えば、前掲右プレスによるバ
ンド先端把持後にバンドが引き戻され、また引き
締められるときはスライドテーブルは前記50〜60
Kg/cm2のプレスによる荷重とバンド引き締め力の
双方の強大な力を受けるため、この場合には引き
締め方向へスライドテーブルが引つ張られテーブ
ルフレーム及び各部材に若干のゆがみが生ずるこ
とになるものである。
従来技術の問題点 以上のように、スライドテーブルは、各プレス
部材の上昇による押圧等の力に耐えるだけの強度
を要求されるため、従来一般に、第5図及び第6
図に示すように、所定の肉厚を有する平面凸状の
金属板から構成され、テーブルフレーム20上に
両側4個所でねじ止めされて取り付けられる。前
記テーブルフレーム20は同様に所定の厚みを有
する金属製板体を溶接あるいは鋳造により同図に
示すように構成したもので、略L字形状を成す側
板の下端縁を主軸24を挿通自在に連結し背面を
板片により補強、連結したものである。バンドガ
イド18は右プレス15のバンド通路15′出口
から左バンドウエイ19の開口端縁迄バンドを送
るためスライドテーブル11下方に配置される
が、このバンドガイド18はバンド供給後バンド
先端が右プレス15とスライドテーブル11間で
把持され、アツパーローラ12及びメインローラ
13によるバンド引き戻し前にスライドテーブル
下方より第6図紙面後方へ退出しなければなら
ず、一方、スライドテーブル11は中プレス16
によるバンド溶着工程終了後迄は各プレス部材上
に待機していなければならない。
そのため、バンドガイド18を上端に支持する
バンドガイドアーム25は第6図に示すように、
略L字形状に屈曲して形成され、定盤23外方で
主軸24に下端を軸承され、カム軸26のカム3
0により擺動自在に配置構成される。そして、定
盤23上端はこのバンドガイドアーム25の回動
軌跡を避けるべく切欠23′が形成されている。
また前記スライドテーブルをねじ止めするための
肉厚を確保するため、バンドガイドアーム25上
のバンドガイド18はバンドガイドアームへの取
り付け部が上面のガイド部よりも低い位置となる
よう屈曲した形状とし、バンドガイド18がその
擺動時にスライドテーブル11下方のテーブルフ
レーム20内空間へ逃げるよう構成されている。
以上のような配置構成される従来装置にあつて
は、全自動梱包機において、本体上のアーチ内へ
のバンド供給を高精度で行うために、バンドガイ
ド18のバンド案内溝18′出口とバンドウエイ
19の端縁入口とがバンドガイド18の回動許容
間隙を介して近接していることが望ましいが、各
プレス部材の昇降距離を可能な限り短くして高速
度梱包を達成する必要性から、バンドガイド18
全体の厚みができるだけ薄く構成され、従つて、
バンドガイド18の上面のガイド部は、バンド一
枚の厚みより微かに大きな間隙を介してスライド
テーブル11の直下に位置するよう構成されるた
め、前記のようにバンド案内溝18′の出口端縁
を左バンドウエイ19の入口端縁にバンドガイド
の回動許容間隙を介して近接するように配置する
と、バンドガイド18がバンド供給後における後
退時にスライドテーブル11のテーブルフレーム
20上端に衝突してしまうことになる。テーブル
フレーム20を、現位置からさらに後退させれ
ば、不可能ではないが、スライドテーブル11を
テーブルフレーム20上端に4個所でねじ止めす
ることができず、スライドテーブルに各プレス部
材の押圧に耐える強度を維持できなくなる。従つ
て、この強度を維持するため、ねじ部を確保しよ
うとすると、テーブルフレームは前記の形状とな
らざるを得ず、前記スライドテーブルをねじ止め
するための肉厚を確保するため、バンドガイドア
ーム25上のバンドガイド18はバンドガイドア
ームへの取り付け部が上面のガイド部よりも低い
位置となるよう屈曲した形状とし、バンドガイド
18がその擺動時にスライドテーブル11下方の
テーブルフレーム20内空間へ逃げるよう構成さ
れ、従つて、バンド案内溝18′出口と左バンド
ウエイ19入口との両端縁間には略テーブルフレ
ーム20の厚み分の間隙が生じている。このた
め、バンドガイド18のバンド案内溝18′を出
たバンド先端を左バンドウエイ19内に的確に給
送できず、バンドが本体上に飛び出すことがある
ため前出左バンドウエイ19上を発条により閉じ
ているよう付勢されたフラツプ19′の端縁を前
記バンド案内溝18′の出口に近接する位置まで
舌片状に延設し前記バンドの飛び出しを防止する
よう配慮した設計が行われるが完全では無く、又
バンド供給時に該部でバンドがグシヤグシヤに折
れ重なるニツピングが生じてしまう場合があり、
バンド供給を高速度で行うことができないという
問題も存する。この問題は、特に細幅の又は腰の
弱いバンドを用いた場合に顕著である。また、バ
ンドガイドアーム25及びカム30がスライドテ
ーブル11のテーブルフレーム20外側すなわち
定盤23の外側に位置するため、コンパクト化で
きず、装置全体が大型且つ大重量のものとなると
いう欠点を有すると共に、バンドガイド及びバン
ドガイドアームの形状は制約を受けることとな
る。これら従来装置の欠点は全自動梱包機に限ら
ず、本体上にバンド案内アーチを跨設していない
半自動梱包機にも共通するものである。
発明の目的 本発明は、叙上の従来技術の欠点を解消すべく
開発されたもので、その目的とするところは、ス
ライドテーブルを片持ちの構成としつつ、プレス
部材の押圧による垂直方向の荷重及びバンド引締
時にスライドテーブルにかかる水平方向の荷重に
対するスライドテーブルの強度を充分維持し、バ
ンドガイドのバンド案内溝端縁を可及的に左バン
ドウエイの端縁に近接して配置して、細幅又は腰
の弱いバンドであつても高速度でバンド供給を行
い得るようにすると共に、バンドガイドアームを
定盤内に配置することを可能として装置全体の軽
量化、コンパクト化を可能とする梱包機を提供す
ることにある。
発明の構成 本発明においては、上記目的を達成すべく、上
向きコ字状を成す定盤と、該定盤の外面に取り付
けられたバンド供給、引き戻し、引締機構と、前
記定盤内に配置され、カムにより昇降するプレス
部材と、該プレス部材の上端がバンドを介して圧
接されカムにより回動するスライドテーブルから
成るバンド先端及び供給端側の把持機構と、バン
ド重合部の溶着機構を有し、バンド供給時に、前
記定盤内に配置されたプレス部材上端とスライド
テーブル下面間に進出し、前記バンド供給機構端
部から供給されるバンドを案内するバンドガイド
を備える梱包機において、 前記スライドテーブルのバンド供給方向後方の
一側縁を前記定盤内で擺動自在のスライドテーブ
ルアームに取り付け、且つ、他側上面を前記定盤
の上端に設けた保持部の下面に当接自在に構成す
ると共に前記プレス部材上に進退するバンドガイ
ドを上端に備えるバンドガイドアームを前記定盤
内に配設したことを特徴とする。
発明の作用 従つて、本発明においては、スライドテーブル
のバンド供給方向に直交する一側縁をスライドテ
ーブルアームに取り付け、且つ他側上面を保持片
の下面に形成した保持部により保持してバンド先
端及び供給端の把持とバンド重合部の溶着時にお
ける各プレス部材の荷重に充分耐えせしめると共
に、前記定盤内に配設したバンドガイドアームの
バンドガイドのバンド出口を左バンドウエイ入口
に近接しバンド供給機構端部から供給されるバン
ドを円滑に本体外部へ案内するものである。
以下、本発明の詳細を実施例を示す図に基づき
説明する。
実施例の説明 第1図、第2図及び第4図において、水平状に
配置される定盤45上面の対峙する二の側縁に定
盤46、定盤47が鉛直状に立設され、定盤は全
体が上向きコ字状に形成される。
前記定盤46及び定盤47の間に位置してスラ
イドテーブル41が設けられる。すなわち、スラ
イドテーブル41は平面略凸形状で、定盤46側
の側縁が、下端を直角に突出してL字状に形成し
たスライドテーブルアーム42の上端にねじ6
8,68により固定される。そして、定盤46及
び定盤47の下方には主軸57が挿着され、この
主軸57に前記スライドテーブルアーム42の下
端を直角に突出した先端部が軸承されると共に、
スライドテーブルアーム42の定盤47に対峙す
る側面には転子71が回転自在に軸支されてい
る。また、定盤46及び定盤47の略中央を貫通
し減速機の出力軸に直結するカム軸60が設けら
れ、このカム軸60に取り付けられたカム61に
前記スライドテーブルアーム42の転子71が圧
接される。前記減速機は定盤47に固着される。
また、スライドテーブル41上面の定盤47側の
側縁が後述する保持片67及び係止片67′に形
成した保持部67″の下面に係合ないし当接する
よう段状に切り欠かれて被保持部41′が形成さ
れる。
定盤47の上面には、切欠77が形成されると
共に、保持片67と係止片67′が取り付けられ、
この保持片67と係止片67′の両端縁間にはバ
ンドが幅方向に通過許容の間隙が形成される。保
持片67は細長の板状を成し、その幅は定盤47
の厚みの略2倍で、長手方向の一側縁が定盤46
側に突出してこの突出部分の下面が長手方向に沿
つて段状に切り欠かれて保持部67″が形成され
る。そして、この保持片67はねじ69,69に
より長穴を介して固定され、その端縁は定盤47
に形成した前記切欠77上に突出する長さに形成
されている。また、係止片67′も細長の板状で、
保持片と同様の幅を有すると共に、一側縁が定盤
46側へ突出し、この突出部分の下面が段状に切
り欠かれて保持部67″が形成され、前記保持片
67に対峙する側の端縁が定盤47の切欠77の
端面に連続している。そして、既述のように、保
持片67及び係止片67′の保持部67″にスライ
ドテーブル41の被保持部41′が当接する。
また、定盤46及び定盤47間には、スライド
テーブル41の下方に位置して右プレス48、中
プレス49、左プレス50が並設される。これら
プレス部材48,49,50の下端には転子7
4、転子75、転子76が軸支され、前記カム軸
60に取り付けられたカム64,65,66にそ
れぞれ圧接される。右プレス48の上端にはバン
ド通路48′が定盤47側に向かつて幾分上方に
傾斜して穿設され、その出口の上縁には上刃が形
成されると共に、中プレス49上端右側には下刃
が形成され、前記右プレス48の側面に当接する
よう構成されている。
スライドテーブル41下面と中プレス49、左
プレス50上端との間にはバンドガイド43が設
けられる。このバンドガイド43にはバンド案内
溝43′が形成されて断面コ字状を成し、前記ス
ライドテーブルアーム42と定盤47との間で下
端が主軸57に支持される平板状のバンドガイド
アーム44の上端にねじ70により支持される。
そして、バンドガイドアーム44の定盤47側の
側面には転子72が回転自在に軸支され、この転
子72は、定盤47の内側面で、前記カム軸60
に取り付けられたカム62に圧接される。このカ
ム62は前記転子72と共に定盤47に打ち抜き
形成した切欠78内に位置する。バンドガイド4
3の上面はスライドテーブル41の下面に対して
梱包用バンド一枚分の厚みより微かに大きな間隙
を介して接しており、またバンド案内溝43′の
入口が前記右プレス48のバンド通路48′出口
に臨むと共に、バンド案内溝43′の出口は、左
バンドウエイ54及びフラツプ54′の開口端縁
のバンド入口に近接している。そして、前記左バ
ンドウエイ54のバンド入口は定盤47の上面に
切り欠き形成した切欠77の前記定盤47の外縁
に位置している。
第3図及び第4図において、前記スライドテー
ブルアーム42とバンドガイドアーム44の間に
はヒータアーム59が主軸57に支持され、この
ヒータアーム59の上端にはヒータ58が前記バ
ンドガイド43と対峙するように取り付けられ
る。また、ヒータアーム59の定盤47側の側面
には転子73が軸支され、この転子73がカム軸
60に取り付けられたカム63に圧接される。
第1図中、51はモータにより正逆転してバン
ドBの供給及び引き戻しを行うメインローラ、5
2は前記メインローラ51にバンドBを介して圧
接、回転するアツパーローラ、また56は上端に
バンド把持機構を備えたテンシヨンアームで、下
端が軸承され、カム軸60先端に取り付けられた
テンシヨンカム55の回転により擺動して、バン
ドB供給端側の把持及び引締めを行う。53はバ
ンド導入路で、蓋付きの樋形状を成し、その入口
は前記テンシヨンアーム56上端のバンド把持機
構に面し、出口は右プレス48のバンド通路4
8′入口に臨む。
次に作用を説明する。
今、各プレス部材、スライドテーブル及びバン
ドガイド等が第1図、第2図及び第3図に示す原
位置に在る。この状態から、メインローラ51及
びアツパーローラ52の正転によつてバンドBが
バンド導入路53、右プレス48のバンド通路4
8′及びバンドガイド43のバンド案内溝43′を
通過して、該案内溝43′出口に近接する左バン
ドウエイ54内に適確に給送される。そして、バ
ンド案内アーチを一周したバンドBがスライドテ
ーブル41下面とバンドガイド43上面間に到達
すると、この到達を検知するタイマあるいはリミ
ツトスイツチの信号によりカム軸60が回転し、
カム64により、右プレス48が上昇しスライド
テーブル14下面との間でバンドBの先端側を把
持、固定する。と同時に、下端が主軸57に支持
されるバンドガイドアーム44がカム62の回転
によつて転子72を介して第1図紙面後方(第3
図中右方)へ擺動して、このバンドガイドアーム
44上端のバンドガイド43が中プレス49及び
左プレス50の上方から退出する。そして、メイ
ンローラ51及びアツパーローラ52が逆転して
バンドBを引き戻し、アーチ内から飛び出したバ
ンドBが本体上の被梱包物に巻付くと、この引戻
し終了を検知するリミツトスイツチ等の信号によ
りカム軸60が回転し、テンシヨンカム55によ
りテンシヨンアーム56が第1図中右方へ擺動し
てバンドB供給端側の把持及び引締めがなされ
る。この時、スライドテーブル41には水平方向
の捩れを生じる荷重が加わるが、スライドテーブ
ル41はバンド引締作用方向に直交する両側縁が
それぞれスライドテーブルアーム42及び保持片
67に支持されており、前記荷重に充分耐えるこ
とができる。
次いで、回転するカム66により、該カム66
面に下端の転子76が圧接される左プレス50が
上昇してスライドテーブル41下面との間でバン
ドBの供給端側を把持、固定する。この時、スラ
イドテーブル41下面の定盤46側には右プレス
48が、また定盤47側には左プレス50がそれ
ぞれ約50〜60Kg/cm2で圧接されているが、スライ
ドテーブル41の定盤46側はスライドテーブル
アーム42によつて支持され、またスライドテー
ブル41の定盤47側の前方は係止片67′の保
持部67″に、後方は保持片67の保持部67″に
よつて強固に保持されるため、スライドテーブル
41は右プレス48と左プレス50の上方への押
圧により押し上げられることなく、バンドBの先
端及び供給端側は確実に把持される。
そして、回転するカム63により、下端が主軸
57に支持されたヒータアーム59が転子73を
介して第2図中上方(第3図中右方)に擺動し、
ヒータアーム59先端に取り付けられたヒータ5
8がバンドB重合面間に挿入される。と同時に、
回転するカム65により、該カム65面に下端の
転子75が圧接される中プレス49が上昇し、こ
の中プレス49上端の右プレス48側に形成され
た下刃と右プレス48のバンド通路48′出口上
縁に形成された上刃とがバンドBの供給端側を切
断すると共に、中プレス49がスライドテーブル
41下面との間で、重合するバンドBとこの重合
面間に挿入されたヒータ58との三者を押圧して
バンドBの溶融を行つた後、中プレス49が微か
に降下して、ヒータアーム59の第2図中下方
(第3図中左方)への擺動によりヒータ58がバ
ンド重合面間から退出すると、中プレス49が再
び上昇してスライドテーブル41との間で溶融状
態にあるバンドBの重合面を圧着する。この時、
スライドテーブル41下面には全プレス部材4
8,49,50が圧接され、これらによる上方へ
の押圧力が加わるが、既に述べたように、スライ
ドテーブル41は定盤46側をスライドテーブル
42に支持され、且つ定盤47側を保持片67及
び係止片67′に保持されるため、プレス部材に
よつて上方に押し上げられることはない。
その後、各プレス部材が回転するカムにより降
下すると共に、テンシヨンカム55の回転により
テンシヨンアーム56が第1図中左方へ擺動して
旧位に復帰し、カム61の回転により、スライド
テーブルアーム42が転子71を介して第1図紙
面後方(第2図中上方、第3図中右方)へ擺動し
てスライドテーブル41が被梱包物とバンドB間
から退出する。このときスライドテーブル41
は、第3図中二点鎖線で示すように、上面の定盤
47側の側縁に形成した被保持部41′が定盤4
7の上面に設けた保持片67及び係止片67′の
突出部分下面の保持部67″との摩擦が皆無の状
態で回動する。従つて、該部への給油は不要であ
る。保持片67の先端は、長穴を介してねじ6
9,69により定盤47に螺着され、その端縁が
定盤47の切欠77の上方に位置し、係止片6
7′の端縁すなわち前記切欠77の端面に、バン
ドをその幅方向に通過許容の間隙を介して対峙す
るため、バンドは保持片67と係止片67′の両
端縁に規制されつつ正確に被梱包物に巻回され得
る状態で該部より脱出する。次いで、スライドテ
ーブル41がスライドテーブルアーム42の擺動
により第3図中実線で示すように再びプレス部材
上に進出して被保持部41′が保持片67及び係
止片67′の保持部67″に当接すると共に、バン
ドガイド43がバンドガイドアーム44の擺動に
よりスライドテーブル41と中プレス49、左プ
レス50間に進出すると、メインローラ51及び
アツパーローラ52の正転によつてバンドがアー
チ内へ供給され梱包の一工程が終了する。
発明の効果 以上のように、本発明は、上向きコ字状を成す
定盤と、該定盤の外面に取り付けられたバンド供
給、引き戻し、引締機構と、前記定盤内に配置さ
れ、カムにより昇降するプレス部材と、該プレス
部材の上端がバンドを介して圧接されカムにより
回動するスライドテーブルから成るバンド先端及
び供給端側の把持機構と、バンド重合部の溶着機
構を有し、バンド供給時に、前記定盤内に配置さ
れたプレス部材上端とスライドテーブル下面間に
進出し、前記バンド供給機構端部から供給される
バンドを案内するバンドガイドを備える梱包機に
おいて、 前記スライドテーブルのバンド供給方向後方の
一側縁を前記定盤内で擺動自在のスライドテーブ
ルアームに取り付け、且つ、他側上面を前記定盤
の上端に設けた保持部の下面に当接自在に構成す
ると共に前記プレス部材上に進退するバンドガイ
ドを上端に備えるバンドガイドアームを前記定盤
内に配設したので、スライドテーブルは、バンド
供給方向に直交する一側縁をスライドテーブルア
ームで支持され、且つ他側上面を保持片の下面に
形成される保持部により保持されるため、バンド
の先端及び供給端側の把持、バンド重合部の溶着
に際して圧接されるプレス部材の上方への押圧に
よる垂直方向の荷重及びバンド引締時における水
平方向の荷重を受け止めるだけの強度を充分に確
保できる。そして、バンドガイドを取り付けたバ
ンドガイドアームを定盤内に配置することを可能
とし、減速機等を定盤に密接して配置することが
可能となり、装置全体の軽量且つコンパクト化を
可能とする。
更に、本発明を全自動梱包機に実施した場合
に、バンドガイドのバンド出口を左バンドウエイ
入口に近接し得る形状とすることができるので、
供給時のバンド先端を左バンドウエイへ確実に給
送することができ、バンド供給の速度を高めるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明の実施例を示すもの
で、第1図は正面図、第2図は平面図、第3図は
要部側面図、第4図は分解斜視図である。また、
第5図及び第6図は従来技術を示すもので、第5
図は正面図、第6図は分解斜視図である。 11,41……スライドテーブル、12,52
……アツパーローラ、13,51……メインロー
ラ、14,53……バンド導入路、15,48…
…右プレス、15′,48′……バンド通路、1
6,49……中プレス、17,50……左プレ
ス、18,43……バンドガイド、18′,4
3′……バンド案内溝、19,54……左バンド
ウエイ、19′,54′……フラツプ、20……テ
ーブルフレーム、21,22,23,45,4
6,47……定盤、23′……切欠、24,57
……主軸、25,44……バンドガイドアーム、
26,60……カム軸、27,28,29,3
0,61,62,63,64,65,66……カ
ム、41′……被保持部、42……スライドテー
ブルアーム、55……テンシヨンカム、56……
テンシヨンアーム、58……ヒータ、59……ヒ
ータアーム、67……保持片、67′……係止片、
67″……保持部、68,68,69,69,7
0……ねじ、71,72,73,74,75,7
6……転子、77,78……切欠、B……バン
ド。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 上向きコ字状を成す定盤と、該定盤の外面に
    取り付けられたバンド供給、引き戻し、引締機構
    と、前記定盤内に配置され、カムにより昇降する
    プレス部材と、該プレス部材の上端がバンドを介
    して圧接されカムにより回動するスライドテーブ
    ルから成るバンド先端及び供給端側の把持機構
    と、バンド重合部の溶着機構を有し、バンド供給
    時に、前記定盤内に配置されたプレス部材上端と
    スライドテーブル下面間に進出し、前記バンド供
    給機構端部から供給されるバンドを案内するバン
    ドガイドを備える梱包機において、 前記スライドテーブルのバンド供給方向後方の
    一側縁を前記定盤内で擺動自在のスライドテーブ
    ルアームに取り付け、且つ、他側上面を前記定盤
    の上端に設けた保持部の下面に当接自在に構成す
    ると共に前記プレス部材上に進退するバンドガイ
    ドを上端に備えるバンドガイドアームを前記定盤
    内に配設したことを特徴とする梱包機。 2 前記保持部が保持片の下面に形成した段部
    と、該保持片のバンド供給方向の端縁にバンドを
    幅方向に通過許容の間隔を介して対峙して設けた
    係止片の下面に形成した段部とから成る特許請求
    の範囲第1項記載の梱包機。 3 前記バンドガイドの長手方向でバンド供給方
    向前方側面をバンドウエイの端縁に微小間隙を介
    して対峙せしめた特許請求の範囲第1項記載の梱
    包機。
JP23519584A 1984-11-09 1984-11-09 梱包機 Granted JPS61115808A (ja)

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