JPH0451075A - 画像形成装置のクリーニング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （１）発明の目的 （産業上の利用分野） この発明は、静電複写機、同プリンタなど静電転写プロ
セスを利用する画像形成装置、就中そのクリーニング装
置に関するものである。

（従来技術と解決すべき課題） 走行する像担持体表面に形成した可転写トナー像を紙な
どの転写材に転写する工程をくり返す周知の画像形成装
置においては、転写のさい転写材に転移せず像担持体に
一部のトナーが残ることを回避出来ないので、この残留
トナーを転写の都度十分に除去することが、良質の画像
を得るための必須要件である。

このためのクリーニング手段としては、ファーブラシ、
クリーニングウェブ、クリーニングブレードなど、従来
から幾多のものが提案されているが、ゴムなどの弾性材
料からなるクリーニングブレードの一つのエツジを像担
持体表面に圧接し、これによって残留トナーをかき落と
すように構成したものが、構成が簡単でスペースも取ら
ずコスト的にも有利であり、トナー除去機能も優れてい
るので広（実用されていることはよ（知られているとお
りである。

この種のクリーニング方式では、クリーニングブレード
を像担持体の走行方向に対抗するように配置する、カウ
ンタ方式が取られるのが普通であるが、クリーニングブ
レードと像担持体との摩擦は一般に大きいので、とくに
装置設置当初やトナーの消費量の少ない画像を連続プリ
ントするような場合には、該ブレードエツジに振動を生
じたり、ブレード端部が反転するブレードめくれ発生し
てクリーニング不良を生じ、画質の劣化を招来すること
を免れなかった。

このような問題を回避するため、ブレードエツジや像担
持体表面にポリフッ化ビニリデンなどの微粉末を塗布す
るようなことが提案されているが、このような手段では
、微粉体は使用につれて次第に減少することを免れない
ので、長期にわたって常時安定して微粉末をブレードエ
ツジに適量ずつ供給することは困難であり、一方、ブレ
ードエツジ部と像担持体表面との間の摩擦状態は、画出
し状態によって種々変化するので、常時安定した摩擦状
態でクリーニンを行なうことは難しく、ブレードめくれ
の防止も万全ではない。

さらに、環境の変化によるブレードの特性の変化、供与
する微粉末の潤滑性の変化などによってブレードめくれ
を起こすこともある。

本発明は以上のような現状に対処すべくなされたもので
あって、潤滑用の微粉末をクリーニングブレードの、と
くに像担持体表面接するエツジ近傍に埋設して、潤滑剤
の作用を環境の遺憾にかかわらず、ブレードめくれやび
びりを発生することなく、長期にわたって安定的にクリ
ーニングを行ない得るようなりリーニング装置を提供す
ることを目的とするものである。

（２）発明の構成 （課題を解決する技術手段、その作用）上記の目的を達
成するため、本発明は、像担持体に、クリーニングブレ
ードのひとつのエツジを当接するクリーニング装置にお
いて、クリーニングブレードの前記エツジ近傍に微小粒
子を埋設してなることを特徴とするものである。

このように構成したから、画像形成装置のクリニングブ
レードをそなえたクリーニング装置において、クリーニ
ングブレードと像担持体との間の摩擦力を常時安定して
低い値に維持することが可能で、ブレードめくれ、びび
りなどの発生を有効に防止して長期にわたって良好なり
リーニングを遂行できる。

（実施例の説明） 添付の図面は本発明を適用するに適したクリーニング装
置の概略側面図であって、矢印Ａ方向に回転走行する円
筒状の像担持体１に平行にクリーニング装置２が近接配
置してあり、この表面に不図示の一次帯電器、画像信号
付与手段、現像手段、転写手段などの作用でトナー像の
形成、転写材への転写が行なわれた後、最後まで像担持
体表面に残る残留トナーが前記クリーニング装置２の位
置に到来して、該装置に配設されたクリーニングブレー
ド３によってクリーニングされるものとする。

このような構成のクリーニング装置において、本発明に
あっては、クリーニングブレード３の、とくに像担持体
１への当接エツジ近傍に研磨性のある物質からなる、平
均粒径１．５μｍ〜０．２μｍ程度の微細粉体を埋設し
てなるものである。

このように構成することによって、実際にクリニングブ
レードが像担持体に接触する実効面積を小さくすること
によって摩擦力を減退させ、また、ブレードエツジと像
担持体との間に微小間隙が形成されるので、これに潤滑
剤として作用する微細粒子が多量進入して潤滑性が向上
する。

この場合、ブレードエツジに埋設する粒子として研磨性
のある物質を選定し、その粒径を適宜に設定することに
よって、上記の作用が促進される。

また、クリーニングブレードには、その像担持体への当
接端部にのみ粒子を埋設するので、ブレード全体として
の特性には特段の変化はなく、本来のクリーニング機能
の定価などは全（ない。

ブレードエツジに埋設する微細粒子の材料としては、Ａ
１３０ａ　、　ＳＩＣ％Ｃｅ０ｚ、チタン酸ストロンチ
ュウムなどの研磨性にすぐれた材料から適宜選択するも
のとし、その平均粒径は、前述のように、０．２〜１．
５μｍの範囲とする。

平均粒径の測定は、粉体を走査型電子顕微鏡で観察して
各粒子の径を測定し、２０点の平均値をとり、この操作
を３回（り返してさらにその平均値をとった。

粒径が１．５μｍを越えると、ブレードと像担持体表面
の間の間隔が大きくなりすぎてクリーニングフリヨウを
招来するおそれがあり、また、０．２μｍ未満ではブレ
ードめ（れを防止する作用が大幅に減退する。

前述の微細粒子をブレードエツジに埋設する手段につい
て説明する。

従来からクリーニングブレード材としてひろく実用され
ているウレタンゴムは、ポリオール化合物やイソシアネ
ート化合物などのウレタンゴム原料に、ジブチル錫シラ
フレートなどの触媒を加え、モールド内で熱硬化して成
形される。

この場合、モールド内のブレードエツジに相当する個所
に前述の粉体を塗布した状態でブレードを成形してクリ
ーニングブレードを完成する。

次に本発明の実験例について説明する。

実験例−１ 有機半導体を感光層とする直径８０φの像担持体に、ク
リーニングブレードなカウンタ方向に当接したクリーニ
ング装置を配置し、クリーニングブレードには、平均粒
径１．ＩμｍのＡ１□０３の粉体を用いた。

このような装置で、ベタ白画像を１０００枚通紙テスト
を行なった。

ついで、３０℃、９０％ＲＨの環境下で同様のテストを
行なった。

以下の実験を含め、結果を後述の表に示した。

実験例−２ 粉体として平均粒径０．９μＩのＣｅＯ□を使用したほ
かは前記と同様の条件で実験を行なった。

比較例−１ クリーニングブレードに、粉体を埋設してない通常のブ
レードを使用したほかは前記実験例−１と同様の条件で
通紙を行なった。

比較例−２ Ａ１□０３粉体の粒径を３．０ｕｍとしたほかは実験例
−１と同一条件で通紙を行なった。

比較例−３ Ａ１□０３粉体の粒径を０．１μｍとしたほかは実験例
−１と同様の条件で通紙を行なった。

以上の結果を下の表に一括して示す。

（以下余白） 図面の浄書（内容に変更なし） （３）発明の詳細 な説明したように、本発明によるときは、クリーニング
ブレードをそなえたクリーニング装置において、該クリ
ーニングブレードの像担持体への当接エツジ近傍に研磨
性のある微細粒子を埋設したから、ブレードエツジと像
担持体表面との間の摩擦を常時低減した状態に維持でき
、また、像担持体から発生する削り粉をブレードエツジ
近傍に保持する機能を有するので、ブレードめくれ、び
びり現象などを生ずることなく、長期にわたって安定し
たクリーニング機能を維持でき、良質の画像を得るのに
顕著な効果がある。

【図面の簡単な説明】

添付の図面は本発明を適用するに適したクリーニング装
置の概略側断面図である。 １・・・像担持体、２・・・クリーニング装手糸売ネ甫
正書　（方式） 平成２年１１月ぎ日 特許庁長官　百　１）文　毅　殿 １、事件の表示 特願平２−１５７６４６号 ２、発明の名称 画像形成装置のクリーニング装置 ３、補正をする者 事件との関係　　出願人 住所 名称　　　キャノン株式会社 ４゜

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）像担持体に、クリーニングブレードのひとつのエ
   ッジを当接するクリーニング装置において、 クリーニングブレードの前記エッジ近傍に微小粒子を埋
   設してなる画像形成装置のクリーニング装置。
2. （２）微小粒子の平均粒径が、０．２〜１．５μｍの範
   囲内にある特許請求の範囲第１項記載のクリーニング装
   置。