JPH0450810B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本願は、就務などに便利なオフイステーブルに
関する。

従来の技術 従来のオフイステーブルは、一般に逆Ｔ字型乃
至門型を呈する左右一対の脚部材の中間部乃至上
端部を横桟などにより連結すると共に、その一対
の脚部材の上部間に、天板を取り付けて成るも
の、或いはコ字状をなす左右一対の脚部材の上端
部を横桟などにより連結すると共に、その一対の
脚部材の上部間と背面部間とに、天板及び幕板を
夫々一体に取り付けて成るものであつた。

発明が解決しようとする問題点 ところが、従来構成のオフイステーブルによれ
ば、幕板は、テーブル本体に対し一体に固着され
ており、使用者の好みや使用態様に応じて高さ寸
法の異なる幕板を適宜装着することは困難であ
り、またテーブル上にプリンタを載置し、プリン
タ用紙を連続して繰り出したり或いは連続して給
紙する場合に、天板と幕板との間を利用してプリ
ンタ用紙を天板下面と天板上面との間で流通する
ことができないなど使用上の不都合があつた。

そこで本願の第１発明は、垂直部の上下端に、
夫々前方に水平状に延びる支持部と脚部とを設
け、かつ、垂直部の背面位置に、取付部を設けた
左右一対の脚部材と、端部が脚部材の取付部に取
り付けられて、左右一対の脚部材を連結するビー
ムと、左右一対の脚部材の支持部間に、下面が取
り付けられる天板と、幕板の内面左右位置に、前
記脚部材の取付部と対向して、前記ビームの端部
を、前記取付部との間で挟着する取付部を有した
取付部片を夫々設けた幕板部材とから構成するこ
とにより、上記した従来の欠陥を改善したもので
あり、その第２発明は、上記した第１発明におい
て、取付部から幕板の上下縁までの距離を異なら
しめることにより、幕板の機能を損なうことな
く、前後幅の相違する天板を備えたテーブルに対
し、幕板部材を共通に使用できるようにしたもの
である。

作 用 しかして、左右一対の脚部材の取付部と、取付
部片の取付部との間に、ビームの端部を夫々介在
すると共に、これら三者を慣用の手段例えばネジ
杆の螺合により緊締により固着し、かつ、左右一
対の脚部材の支持部間に、天板の下面を取り付け
て、幕板部材を有したオフイステーブルを構成す
るものである。

また第２発明において、前後幅の短い天板を使
用する場合は、取付部からの距離が長い上縁を上
位にして、取付部片を脚部材に対し固着し、天板
前後幅が長く、その後縁が、幕板の位置を越える
場合には、取付部からの距離が短い下縁を上位に
して、取付部片を脚部材に対し固着するものであ
る。

実施例 以下本願の実施例を図面について詳述すると、
第１図は、テーブルの総体を示しており、１，２
は垂直部３の上端及び下端に夫々前方に延びる水
平状の支持部４及び脚部５を一体に設け、かつ、
垂直部３の後面上端に取付部６を設けて成る脚部
材で、脚部５の下面前後位置に接地片７が設けて
ある。

また取付部６は第３，４図で示すように、縦長
凹状に形成され、その内面に、軸方向で平行する
２条の係合溝８，８′を有している。９は第３，
６図で示すように、前記取付部６と同様に、内面
が縦長凹条に形成され、その内面に幅方向で平行
する２条の係合溝１０，１０′を有した取付部１
１を垂直面に設けて成る取付部片で、これが幕板
１２の内面左右位置に、前記幕板１２の上下縁と
の距離₁と₂が、₁＞₂であるように、ネジ
杆１３により止着され、これによつて幕板部材１
４が構成される。

１５は断面が、縦長のパイプから成る主ビーム
で、その両端部に連結駒１６がボルトを介して
夫々取り付けてある。この連結駒１６は、第５図
から明らかなように丁度前記取付部６と１１との
間に嵌合する大きさと形状を有し、その外周面
に、前記係合溝８，８′及びこれと対向する係合
溝１０，１０′とに夫々係合する２条の係合突条
１７，１７′が並設されている。

１８は天板で、左右一対の脚部材の支持部４，
４間に渡架されて、その下面が慣用の取付手段例
えばネジ杆により止着される。

しかして、ビーム１５の両端部に設けた連結駒
１６の係合突条１７，１７′が、取付部６及び１
１の各係合溝８，８′及び１０，１０′に係合する
ように、前記連結駒１６を取付部６と１１との間
に介在して、ネジ杆１９によつて緊締することに
より、左右一対の脚部材１，２と幕板部材１４の
左右一対の取付部９，９をビーム１５によつて連
結し、かつ、前記脚部材１，２の支持部４間に、
天板１８を渡架すると共に、ネジ杆により止着し
て、第１図で示すように、目的とするオフイステ
ーブルを構成するものである。

ところで、第１，２図においては、前後幅の比
較的短い天板１８を使用する場合を示しており、
この場合、オフイステーブルの前方から天板１８
の下方部分が見えないようにするために、幕板１
２の上縁が、天板４の下面より、上方に位置する
ように、幕板部材１４において、取付部１１から
の距離₁の長い上縁の上位にして、幕板部材１
４が脚部材１，２に対し装着されるが、天板１８
の前後幅が比較的長く、従つて就務乃至作業面の
広い天板１８′を使用する場合は、その後縁が、
幕板１２の位置より後方に位置することになるの
で、この場合は、第７図で示すように、取付部１
１からの距離₂の短い下縁を上位にして、幕板
部材１４が脚部材１，２に対し装置される。

発明の効果 本願は叙上のように構成されるものであるか
ら、使用者の好みや使用態様に応じて高さ寸法の
異なる幕板部材を、脚部材に対し簡単に装着する
ことができるし、天板面と幕板上縁との間に、隙
間を形成して、プリンタ用テーブルとしても利用
することができ、また天板の大きさの変更に不
拘、幕板部材の共用ができて、その機能を損なう
惧れもないなどの利点を有する。

【図面の簡単な説明】

図面は本願の実施例を示すもので、第１図は総
体斜視図、第２図は同側面図、第３図は取付部分
の一部断面した分解拡大側面図、第４図は脚部材
の部分内面図、第５図はビームの一部断面した部
分側面図、第６図は取付部片の内面図、第７図は
他の使用状態における側面図である。 図中、１，２は脚部材、３は垂直部、４は支持
部、５は脚部、６，１１は取付部、８，８′，１
０，１０′は係合溝、９は取付部片、１２は幕板、
１４は幕板部材、１５はビーム、１６は連結駒、
１７，１７′は係合突条、１８は天板である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 垂直部の上下端に、夫々前方に水平状に延び
   る支持部と脚部とを設け、かつ、垂直部の背面位
   置に、取付部を設けた左右一対の脚部材と、端部
   が脚部材の取付部に取り付けられて、左右一対の
   脚部材を連結するビームと、左右一対の脚部材の
   支持部間に、下面が取り付けられる天板と、幕板
   の内面左右位置に、前記脚部材の取付部と対向し
   て、前記ビームの端部を、前記取付部との間で挟
   着する取付部を有した取付部片を夫々設けた幕板
   部材とから構成したことを特徴とするオフイステ
   ーブル。 ２ 支持部の後部を、下向きに傾斜して成る特許
   請求の範囲第１項記載のオフイステーブル。 ３ ビームが、断面縦長状のパイプの両端部に連
   結駒を取り付けて成る特許請求の範囲第１項また
   は第２項記載のオフイステーブル。 ４ 取付部が、縦長状に湾曲して、その湾曲面
   に、ビームの端面を嵌合するように形成してある
   特許請求の範囲第１項、第２項または第３項記載
   のオフイステーブル。 ５ 垂直部の上下端に、夫々前方に水平状に延び
   る支持部と脚部とを設け、かつ、垂直部の背面位
   置に、取付部を設けた左右一対の脚部材と、端部
   が脚部材の取付部に取り付けられて、左右一対の
   脚部材を連結するビームと、左右一対の脚部材の
   支持部間に、下面が取り付けられる天板と、幕板
   の内面左右位置に、前記脚部材の取付部と対向し
   て、前記ビームの端部を、前記取付部との間で挟
   着する取付部を有した取付部片を夫々設け、か
   つ、取付部から幕板の上下縁までの距離を異なら
   しめたことを特徴とするオフイステーブル。 ６ 支持部の後部を、下向きに傾斜して成る特許
   請求の範囲第５項記載のオフイステーブル。 ７ ビームが、断面縦長状のパイプの両端部に連
   結駒を取り付けて成る特許請求の範囲第５項また
   は第６項記載のオフイステーブル。 ８ 取付部が、縦長状に湾曲して、その湾曲面
   に、ビームの端面を嵌合するように形成してある
   特許請求の範囲第５項、第６項または第７項記載
   のオフイステーブル。