JPH04506385A - インサート付きアンダーパンツ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 インサート付きアンダーパンツ 本発明は、少なくとも１種類の吸収材料からなる、取り替え可能で流体透過性の 使い捨て用インサートの付いた、軽度ないし璽度の失禁者である子供あるいは成 人用の、何口も使える洗濯可能なアンダーパンツに関する。

吸収材料のインサートを着用する必要のある失禁する人達は、肌着やその上に看 ている着物を濡らさないための外面防湿材を用いている。この防湿材は、液体不 透過性または蒸気形態水分のみ透過性の防湿性パンツまたはナプキンという形で つくられることが多い。実質上長方形で、長い方の２辺に沿ってぎざぎざがあり 、連続的なおよび／または突然の体液流出に対処するための吸収剤パッドが取り 付けられたシート状のインサートもよく用いられている。その種の吸収剤パッド は、使用時肌に触れる側が液体透過層で、身体から遠い側が液体不透過層になフ ている袋状のものの中に閉じ込められている。

吸収剤パッドをなるべく軽くて薄く、かつしなやかなものとするために、吸収性 能の高い化学的吸収剤が詰め込まれている。いわゆる超吸収剤（ｓｕｐｅｒａｂ ｓｏｒｂｅｒ）、すなわち市場で入手でき、かつ自重の何倍もの尿または食塩水 を結合させ得る高度圧力がかけられても安定な状態に留まる。その上、熱的結合 を与えれば吸収剤パッドの保持力をさらに高め得ること、すなわち、圧力効果の 下における流体放出を防止できることが知られている。このため、該セルロース 含有繊維状柔毛体（ｄｏｗｎ）には、温度が高められたときに特定の点において ホットメルトの接着剤として作用する熱可塑性物質からなるさらに繊維状の柔毛 体が混合されている。

ついには、しなやかなシェル状の水分不透過性外皮層を有する公知のインサート が出現するに到っている。コンテナーを構成しているこのシェルは、突然の尿流 出という症状が起ることのある成人の失禁者に一層の安全性を与えている。この シェルには通常、固定用テープが設けられていて、該テープは身体および／また はアンダーパンツに固定され得る。この外部に対し防水性になっているシェルは 、別の公知手段により肌着中に固定されることもできる。別の公知手段には、た とえば、肌着に固定され、かつ少なくとも２つの側部に配置されたホルダーおよ び／またはシェルの外面上長手方向に伸び、裂き取り型の保護ストリップの付い た接着性ストリップ等である。

これらの、防湿性既定形状シェル付き失禁用インサートの欠点は、それらが非分 解性であり、それゆえに、いかなる場合にも変化させられないことである。たと えば、それらは便器（ｌａｖａｔｏｒｙ　ｂｏｗｌ）に投げ入れてはならず、常 にくず物入れに捨てなければならないが、くず物入れは開放状態になっているこ さらに、アンダーパンツに取りはずしできる状態に接着固定されたシェルは、引 っ張られることによって、平らで実質上２次元の形となるため、漏出防止の点か ら十分な信頼性が保証されず、あるいはまた、たとえばスポーツをしているとき に、すべって位置ずれしやすく、理想的な位置からはずれてしまう。余暇やスポ ーツ活動用として特に人気のある脚部の短い衣服が身に付けられるとき、上述の シェルは外から見えてしまう状態になることさえもある。

ｌｌ５−＾−４，５８８，３４１には、軽度の失禁者用の長さ方向に折り返−さ −れた多数の種類のインサートが記述されている。これらは、アンダーパンツに 挿入され、かつ、接着剤または縫いつけで内部に取り付けされた流体透過性の下 敷き層に固定されている。この下敷き層は２層構造になっていて、アンダーツく ンツの股の部分に設けられている。繰り返し使用できる洗濯可能なアンダーパン ツに使い捨てのインサートを取り付けたこの製品の利点は、インサートが必ずし も比較的厚い水不透過性の層（３０〜５０Ｍ）を有するものでなくてもよいとい うことである。しかしながら、複雑な操作が必要であり、かつ従来と同様に、液 の漏えいに対する安全度は低い。

本発明の目的は、緒言部分で述べたタイプのインサートを取り付けられたアンダ ーパンツを提供することであり、これらのアンダーパンツは、年齢、性別に関係 な（軽度のあるいは２重の失禁者それぞれに、より快適な着用感およびより優れ た安全インサート付きアンダーパンツは、生態学的に健康的で、問題がなく、費 用効果的である。

上記の目的は本発明によって、次のように達成されている。

すなわち、本発明の使い捨て用インサートは、使用者の体重、性別および／また は失禁の程度にちょうどよく合った３次元的形状を持つ、不定形（ｆｒθθ−ｆ ｏｒｍ）の吸収体からなるものであって、該吸収体は、スリップして位置ずれす ることのないよう、身体のサイズに相応し、かつ防水性のしなやかな材料で解剖 学的に形成された股部の凹みというべき、適切に切除あるいは成形されたアンダ ーパンツの股部に配置される。

アンダーパンツの股部における成形は、好ましくは、深く引き伸ばした形に仕上 げる。

プレフォームされた流体不透過性シェルを、ここで股部（ｃｒｏｔｃｈ　ｂａｓ ｌｎ）と呼ぶが、この股皿は上記の理由で、公知の技術の状態に従えば従来普通 であったように、使い捨て用品としてつくられたインサートと一体をなすその一 部としてではなく、使用後に洗濯してもう一度着用することのできるアンダーパ ンツの一部となっている。これは、−面において経済的であり、他面において、 もっと重要な下記の利点を与えるニー失禁者は使用済みのインサートを捨てる労 力が軽減され、新しいインサートで置き換えることができるが、その新しいイン サートは、小さな容積に納めて持ち運びができる。

−アンダーパンツの切り取られ、または深く引き伸ばされたさえも、使用時に位 置ずれすることはない。

−失禁者は、脚部の短いあるいは長いブリーフあるいはアンダーパンツのどちら であるにせよ、取りはずしできないように取り付けられた股部を有するすべての タイプの通常の下着ばかりでなく、パジャマのズボン、海水着等をも着ることか てさ、そして股部の使用をカモフラーシュすることができる。

通常のまたは特殊のアンダーパンツ、たとえば弾性を持つ綿で実質上つくられて いるもの、ちまた、股部を切り取る代りに、股部を深く引き伸ばすことによって 使用できる。方法自体は公知の方法であるが、アンダーパンツの股部が有形ラム による加熱でプレスされて股部に相当する形がつくられる。圧力が除かれた後、 アンダーパンツには、股部に相当し、かつインサートを受け入れるための成形さ れた部分ができている。

ＵＳ−Ａ−４，５８１１，３４１と比較して、本発明の解決方法は下記の利点を 有している。

一吸収体は、好ましくは男女の性別に特有の特徴に解剖学的に適合した内面を持 つ安定な３次元形状を有している。大きさを、体重および／または失禁の程度に 合わせることができる。

製造に際し、成形工程において本発明に従う吸収体は、まずすべてのスリットお よび凹部を含めた最終形状につくられる。該吸収体は次に、熱的に結合処理され てプラスチック繊−アンダーパンツが着用されているとき、股部が平らに押しつ けられることはないため、定位置からそれる危険性は全く無く、シたがってイン サートの固定手段は不要である。吸収体は単に挿入される必要があるだけで、そ れ以上の補助手段は必要ない。それにも拘らず、それが着用されているときに、 定位置からスリップする可能性は全くない。

股部は、公知の各種方法、たとえば縫い込みおよび／または接着剤固定、特にホ ットメルト接着などの方法で、取りはずしできない形態でアンダーパンツに固定 される。

セルロース繊維は、経済性および生態学的特性上、特に有利に、くず紙および／ または綿くずがらりサイクルされる。これらのくずはハンマーミルによって適切 に裂き広げられ、繊維フレークに転化された後、３〜１２重量％のプラスチック 繊維と緊密に混合される。

アンダーパンツに取りはずしできない状態に固定され、かつ凹んだ部分を形成し 、そして水分を、せいぜい蒸気の形において透過させるだけのプレフォームされ た股部は、好ましくはソフトプラスチック、特にはさらにポリウレタンまたはポ リエチレンからもなり、あるいは、プラスチックを含浸された織物からなるもの である。シェル用によく使われるプラスチック発泡体は、股部として特定の性質 が要求される場合においてのみ適切である。これは下着はしばしば洗濯されるも のであるからである。柔らかく疎水性の材料は、３次元形状のインサート用とい 重度の失禁者や寝たきりの人は、着せられたり脱がされたりするためにばかりで なく、インサートの交換のためにも、看護婿によって着脱される横方向に閉じ開 きするための手段を有する下着を看なければならない。このような場合は、マル チパンツとしても知られている、簡単に開かれるアンダーパンツに取りはずしで きないように固定された股部が特に重要である。

成形された３次元吸収体は好ましくは、特定の多くの点において熱可塑性繊維に 結合されているセルロース繊維からなり、かつ、分散混入された超吸収剤からな っている。吸収体は、特定の成形ステーションにより、たとえばＷＯに従って製 造される。

好ましくは多層３次元吸収体として形成された、アンダーパンツ用インサートは 、通常、流体透過性のしなやかなフィルムで両側から包囲封入されている。使用 時身体に触れる側をより柔らかい層とし、身体から遠い方の側を、より丈夫で成 形可能な層とすることも可能である。ただし、そのようにする必要があるという わけではない。好ましくは厚さ１〜５−につくられている層は、使用時に身体か ら遠い側にくる層が水不透過性である場合でさえも従来慣らされていたものに比 し顕著に薄い。

吸収体は、セルロースおよび／または綿繊維に加えて、たとえば約１．５〜１８ ％、好ましくは約６％のプラスチック繊維および約ＩＧ〜１５％の超吸収剤（い ずれも重量％）を含んでいる。

使用されるプラスチック繊維は、好ましくはポリオレフィンまたはポリエステル からなるものである。プラスチック繊維の材料の例は、ポリエチレン、ポリプロ ピレン、エチレンとプロピレンのコポリマー、およびプロピレンとブチレンのコ ポリマーである。

セルロース含有繊維と混合されるプラスチック繊維は、概して、１〜４０伽、特 定的には５〜２０ｍの直径を有するものである。

セルロース含有繊維をフィブリル化したポリエチレンと混合することは特に有利 であることが確かめられた。商品名“プルプラス（Ｐ［ＩＬＰＬｔｌＳ）ゝで知 られるデュポン（ＤＬＩＰＯＩＩＩＴ）社の製品は、たとえば、太さ１〜２０珈 の細いフィブリルからなり、これらは、熱処理すると、セルロース繊維との接点 において無数の結合点を形成する。これらのプラスチック繊維は、直径が非常に 小さいことに加えて、他のいろいろなこととして、高い強度、配向、および単位 表面を有しており、かつ容易に溶融および加工でき、化学的に不活性で環境汚染 上安全であり、費用効果的である。

繊維混合物から形成され、熱的に結合されたプラスチック繊維を有している３次 元吸収体は、内面の解剖学的適合性のほかにもさらに有益な諸特性を有している ニー吸収体表面にあてる防水性の外側包装材や内側包装材としてのポリプロピレ ン不織布、接着性結合剤としてのホットメルト接着剤、臀部固定用テープ、腰部 における漏れ防止用防水フィルムおよび脚部における漏れ防止用弾性糸など一連 の半製品の使用の回避 一流体保持容量の増加（保持能） 一粉末超吸収剤保持容量の向上 一弾性を保ちながら寸法安定性の向上 −濡れる前後における強度の向上 特定の点におけるプラスチック繊維のホットメルト接着結合のための熱処理は、 好ましくはセルロースの燃焼温度より僅かに低い温度、特に１８０〜２２０℃で 行われる。そのための方法および装置双方に関しては、本出願人のスイス特許明 細書第号を参照されたい。

吸収体パッドのセルロース含有繊維は、プラスチック繊維とだけではなく、化学 的吸収剤、特に超吸収剤とも混合されることが有利である。吸収剤、特に超吸収 剤は、所望により、熱処理後のバルブ中にできるだけ均質に分布させることもで きる。

超吸収剤の吸収速度は、主としてその粒子サイズにより決まる。すなわち、比較 的小さい粒子を用いれば、超吸収剤の全表面がそれだけ大きくなり、吸収または それゆえのゲル形成が実質上それだけ速く起こる。吸収層の吸収能の設定は、異 なる種類のおよび／または異なる量の超吸収剤により行われる。

たとえば下記の製品が、超吸収剤として使用される：アリダル（Ａｒｌｄａｌｌ ）　１１２５　米国ケムダル（Ｃｈｅ＊ｄａｌ）社製ドライチク（Ｄｒｙｔｅｃ ｈ）　５１０　米国ダウ番ケミカル（Ｄｏｖ　Ｃｈｅｍｉｃａｌ）社製 ＰＲ９９１０８米国フレルガ−（Ｐｌｏｅｒｇｅｒ）社製フェイμ−（ＦＡＶＯ Ｒ）　９２２　ＳＫ　ドイツ国シュトブクハウゼン（Ｓｔｏｃｋｈａｕｓｅｎ＞ 社製 もし吸収剤が熱可塑性繊維、たとえばフィブリル化したポリエチレン（たとえば ＵＳ−Ａ−４，４５８，０４２参照）を含んでいれば、プラスチック繊維を別途 に添加する必要はない。吸収剤中に含まれたプラスチック繊維は、熱処理の際に 、繊維の十分な集結をもたらすことができる。

本発明は、添付図面に例示され、かつ従属請求項の主題でもある代表的な具体例 に言及して、より詳細に説明される。図に示す。

一図２はインサートの付いた図１の股部の部分断面を示す。

−図３は軽度失禁者用のインサートを示す。

−図４は図３のＩＶ−ＩＶ断面を示す。

−図５は重度失禁者用のインサートを示す。

−図６は図５のＶｌ−Ｖｌ断面を示す。

−図７は重度失禁者用のインサートの斜視図を示す。

−図８はインサート製造計画の例示を示す。

−図９は多層吸収体を有するインサートを示す。

−図１０はマルチパンツとして設計されたアンダーパンツの見取り図を示す。

一図１１は販売用厚紙箱の斜視図を示す。

図１によれば、マネキン人形（ｃｌｏｔｈｅｓ　ｄｕｍｍｙ）　１０に着せられ ているアンダーパンツ１２は、股部に、解剖学的にプレフォームされた水分不透 過性の股部１４を有している。股部１４に相当するカットされた部分１８（図２ ）は、アンダーパンツ１２の股部分から除去されている。アンダーパンツ１２に おけるカットされた部分のオリフィス・エツジおよびシェル１４のエツジは離れ ないようにヒートシールによって互いに結合されている。

図２はマネキン人形１０の股の部分を拡大した横断面で示している。アンダーパ ンツ１２はマネキン人形１０の両脚１６に付けられている。アンダーパンツ１２ の股部のカットされた部分１８は、破線で表わされている。この破線はまた、ア ンダーパンツ１２の別の様式においては、股部１４は股部が深く引き下げられて 股部のための広がりが形成されていても良いことを示すことを意図している。

股部１４をアンダーパンツ１２における深く引き下げられた入り込み部分である カットされた部分１８に結合させている領域２０は、連続的であり、既に述べた ように、それは縫い付けおよび／または接着により結合されている。

股部１４に挿入されているのは、成形された３次元的吸収体２４、人体に接する 側の層２６および人体から遠い側の層２８からなるインサート２２である。

アンダーパンツ１２は両側において脚の付は根に弾性バンド６２を有している。

連続した流体不透過性エツジ４４（図５〜７）を脚の付は根のところに付けて、 弾性バンド６２により締めつけるようにすることができる。

アンダーパンツ１２が着用されたとき、インサート２２は身体にぴったりと接触 し、変形されず、特に平たく押し付けられることのない股部１４の中に安全に保 持されている。インサート２２は容易に交換ができ、そして、アンダーパンツ１ ２の構成部分であるプレフォームされた防水股部１４も新しいインサート２２に 対してその有効性を完全に保持する。

図３および４に例示されたインサート２２は、中央部に長さ方向に形成されたス リット３０を有している。これは比較的狭くつくられていて、人体から遣い層２ ８の領域に達している。

男性の失禁者については、長さ方向のスリット３０は比較的長めにつくられる。

これは破８１３２で示されている。

もし体液が突然流出すれば、長さ方向のスリットが、すぐには吸収せずに尿水を 受け止めて分散させることができる。吸収は徐々にしか行われない。はぼ平行な 長さ方向のスリットを複数設けることにより、吸収能力を高めることができる。

インサート２２は、適切な形につくられた水分不透過性膜圧１４（図２）にはめ 込まれる。人体から遠い位置の層２８は人体に隣接する層２６と対照的に、流体 不透過性につくられる。

しかしながら、省略または水分透過性とすることもできる層２８は１〜５珈の厚 さであり、被膜上に噴霧され、または被膜として形成されることが可能である。

これの利益は、インサートに１回使用されるだけでかつ処理の困難な比較的厚い 外皮層を持たせる必要がないこと、そして、これが生態学的な意味でも重要であ るということである。両端面に取付けられた２つのグリップタブ３４は、インサ ート２２の交換を容易にしている。

図５および６に従う実施態様においても、インサート２２の３次元的形状の吸収 体は、つくりこまれた＜Ｆｏｒｍｅｄ−Ｉｎ）長さ方向のスリット３０を有して いる。しかしながら、これはもはや、２つの先行図面の場合のような直線的な長 さ方向の溝として設計されてはいない。先端部にインサート２２は、指の形に分 布され、かつそれらの間にウェブ４２を有している３つのスリット３６を有して いる。中央部のスリット３６は長さ方向のスリット３０に相当する。もっと大き い吸収体表面を伴うもっと多数のスリットは、突然流出するもっと多量の体液を 阻止し、それをその後連続的に吸収することができる。

インサート２２の後方半分の領域において、スリット３０は幅広となり、つくり こまれた（ｆＯ「■ｅｄ−１ｎ）凹み３８を形成している。

長さ方向のスリット３０は、複数のスリット３６と凹み３８を伴い、かつ容易に 除去できる防水性の層４０によって覆われている。この層は複数のスリット３６ 、長さ方向のスリット３０および凹み３８が形成された後に、機械的にこれらの 凹みに押しこんで付けることができる。幅広の連続的なエツジ４４はそのままで ある。

上記の押しこみ（ｋｎｏｃｋｌｎｇ　ｌｎ）の最中において、容易に除去できる 防水性の層４０は数箇所の点で、身体に隣接する層２６に結合される。したがっ て容易に除去できる層４０は広いエツジのところでたやすくつかむことができ、 容易に残りのインサート２２から引き離すことができる。

容易に除去され得る層４０のインサート２２から張り出している幅広のエツジ４ ４は、適切にも撥水性につくられている。

これにより、アンダーパンツ１２（図１および２）の汚れからの有効な保護が保 証される。

もし人が重度の失禁者であれば、凹み３８は***物で満たされ得る。次に、容易 に除去できる層４０はエツジ４４のところで、またはグリップタブ（図示せず） のところでっかまれ、容易に除去されて便器（ｌａｖａｔｏｒｙ　ｂｏｗｌ）に 投げ捨てられる。

残りのインサートは上述の方法で処分されることができる。このごとは、失禁者 に対して、必要な取扱い上のこつと汚しの危険を最小に減らし、かつしばしば衛 生学上の問題になりがちな***物のごみ箱（ｂｉｎ）への投棄の必要性をなくす という測り知れないほどの大きな利益をもたらす。加えて、水に溶解するインサ ート２２はどんな便器にも捨てられるということも言えよう。

別の態様（図示せず）によれば、幅広のエツジ４４が人体から遠い水不透過層２ ８と一体につくられ、図２による弾性バンド６２との相互作用により有効な水分 防壁をつくるようにすることもできる。この場合は、水分の漏出に対する安全度 が３倍になる。すなわちニ ーインサート２２の人体から遠い側の層２８−股皿１４、および 一二ツジ４４および弾性バンド６２により形成されるシールのそれぞれが水分の 漏出を防ぐ役目をするからである。

図７は、赤ん坊および２重失禁者用のインサートを構成している吸収体２４の３ 次元的に成形された具体例を示す。実質上比較的小さい前方部分４８は、４つの 深くはりこまれたスリット３６とこれらスリットの間に配置されたウェブ４２と を有している。容量の大きい凹み３８が後方部分５０に形成されている。後方部 分５０の幅広く突出しているエツジ４４は、ノックインされた容易に除去できる ティシュ−４０によって覆われている。このティシニーは防水性であり、かつ容 易に引き剥がすことができる。好ましい態様によれば、エツジ４４はすべての側 部に形成され、横の方にも、前方部分４２のまわりにも形成される。

もし大量の尿水が突然、吸収体２４の方に向って矢印の方向に流出したときには 、直ちにスリット３６中に分配され、そしてさらに、凹み３８に分配される。流 体はそこに吸収される。

これは複数の矢印５４により示されている。

図８はインサート製造プログラムからの抜粋をグラフで例示している。長さ方向 のスリット３０、複数のスリット３６および凹み３８の吸収バッド２４に対する 容積比Ｇが横軸にプロットされ、インサートの大きさが縦軸に上にプロットされ ている。ここでは、インサートの外形寸法は身体のサイズにほぼ対応することが 前提条件とされている。

インサート２２ａは、僅かに失禁の傾向がある小さな子供用のもので、長さ方向 のスリット３０を１つだけ有している。

インサート２２ｂは、僅かに失禁の傾向がある柄の大゛きい入用のもので、この 大きなインサート２２ｂは同様に１つだＣす長さ方向のスリット３０を有してい る。

インサート２２ｃは、かなり小さい女性用のもので、長さ方向のスリット３０は 凹み３８を形成している延長部分を有している。

インサート２２ｄは、そこそこの失禁傾向を持つ子供用のもので、前方部分に形 成された長さ方向のスリット３０が、後方部分に没入し、そこに凹み３８を形成 している。

インサート２２ｅは、赤ん坊または重度の失禁者である小さな子供用のもので、 長さ方向のスリット３０および凹み３８を有している。

インサート２２ｆは、重度な失禁者である成人用のもので、図５〜７に相当する ものである。

製造プログラムに含まれたすべてのインサートは図８による表示に含められ得る 。

図９に示されたインサート２２は、層状に積み重ねられた吸収体２４を有してい る。人体に隣接する層２６により覆われた最上層２４ａは、上から２番目の層２ ４ｂよりも吸収剤の含有量が少なくなっている。その下に配置された層２４ｃが 最も高い超吸収剤含有量を有している。その後、層２４ｄおよび２４ｅにおいて は、超吸収剤の含有量が再び減少している。ある例では、層２４ａおよび２４ｂ の下方に配置された層２４ｃ〜２４ｅが交互により低いおよびより高い含有量の 吸収剤を含むようにつくられる。層状にした吸収体２４に関してのもフと詳しい 記述については、スイス特許明細書第　号にも注目されたい。図９に従うすべて の具体例では、特に逆流による湿りは非常に僅かにあるだけであり、それゆえイ ンサートは常に乾いているように感じられる。

ｖ！Ｊ２〜７および９に示されたすべてのインサートは、生態学的に健全で安価 な製品であり、その上、失禁者に従来品よりも優れた心地よい着用感と一層の安 心感を与える。これらのインサートは、人体に接し快く密着する層２６、ソフト な吸収性バッド２４および人体から遠い側のプレフォームできるが、それにもか かわらずソフトな層２８からなっている。

膜圧のところが切り取られているか深く引き下げられている特に、弾性のある綿 でつくられた、それ以外の点では普通のアンダーパンツのほかに、図１０に示す タイプの品物自体は公知のマルチパンツ５６も、インサート用の凹所をつくる膜 圧１４を取りはずせないように固定するために使用することができる。外面層５ ８は弾性の綿からなり、内面層６０は綿からなっている。脚の付は根には弾性バ ンド６２が設けられていて、これが、上に示したように、幅広のエツジ４４（図 ５〜７）と相互的に機能して有効にシールしている。マルチパンツ５６はインス タントグリップ固定により簡単に閉じることができ、そして簡単に再び開けるこ とができる。

図１１に示された、ハンドル６６と裂き開は糸６８を具備するセールスボックス ６４は、製造者、小売り業者および消費者にとって特に有益である。裂き開は糸 ６８が取り除かれた後は、蓋７０はスイングさせて開けまた再び閉めることがで きる。この文字などを書ける（　１ｎｓｃｒｌｂａｂｌｅ）セールスボックスに は膜圧付きのアンダーパンツ２枚と、比較的多数、たとえば２４〜４８のインサ ートが入れである。

このセールスボックスは可能最小限のスペースで贈呈、輸送および保存すること を可能とし、買物袋の中に忍ばせておくことができ、また、どのようなハンドバ ッグの中にも容易に個別的に供給できるインサートを１つずつ引き出すのに適し ている。

Ｆｉｇ、　Ｉ　Ｆｉｇ、　２ Ｆｉｇ、　３ Ｆｉｇ、　７ Ｆｉｇ、８ 国際調査報告 一幀噸暢−＾ＭｌｌＩＭ＃−・　ＰＣＴ／ＥＰ　９０１０２０６３国際調査報告

Claims (11)

【特許請求の範囲】
1. １．少なくとも１種の吸収性材料からなる交換可能な流体透過性の使い捨てイン サート（２２）の付いた、何回も使用できる洗濯可能な、軽度ないし重度の子供 または大人の失禁者用アンダーパンツであって、前記使い捨てインサート（２２ ）は、体重、性別および／または失禁の程度にちょうどよく合う３次元的に成形 された不定形の吸収体（２４）からなり、該吸収体は、着用者の身体のサイズに 相応し、かつ防水性のしなやかな材料でつくられた解剖学的にプレフォームされ た股皿という形における、アンダーパンツ（１２）の適切に切り取られまたは成 形された股部に納められていて、その位置からはずれないように配置されている ことを特徴とするアンダーパンツ。
2. ２．股部が深く引き伸ばされていることを特徴とする請求項１記載のアンダーパ ンツ。
3. ３．３次元的に成形された吸収体（２４）が、セルロース含有繊維、熱可塑性繊 維および分散混合された超吸収剤を伴うパルプからなることを特徴とする請求項 １または２記載のアンダーパンツ。
4. ４．３次元的に成形された吸収体（２４）が多層型の構造のもので、好ましくは 内側に配置された１層または複数層が外側に配置された層よりも多量の超吸収剤 を含んでいることを特徴とする請求項１〜３のいずれかに記載のアンダーパンツ 。
5. ５．３次元的に成形された吸収体（２４）のセルロース繊維が故紙および／また は綿くずからの再生品であり、かつ、好ましくは複数の特定点において、ポリエ チレンフィブリルに結合されていることを特徴とする請求項１〜４のいずれかに 記載のアンダークロズズ。
6. ６．股皿（１４）がソフトなプラスチック、特にポリウレタンもしくはポリエチ レンからなるか、またはプラスチックを含浸させた織物からなることを特徴とす る請求項１〜５のいずれかに記載のアンダーパンツ。
7. ７．成形された３次元的吸収体（２４）がその両側を薄いしなやかな層（２６、 ２８）で覆われており、好ましくは使用時人体に接する側がよりソフトな層（２ ６）で覆われ、人体から遠くなる側がしっかりした、成形可能な層（２８）で覆 われていることを特徴とする請求項１〜６のいずれかに記載のアンダーパンツ。
8. ８．成形された３次元的吸収体（２４）を覆う層（２６、２８）は厚さが１〜５ μｍであり、吸収体（２４）は好ましくは約１．５〜１８％、特定的には約６％ のプラスチック繊維および約１０〜１５％の超吸収剤を含んでいることを特徴と する請求項１〜７のいずれかに記載のアンダーパンツ。
9. ９．インサート（２２）が幅広の連続的なエッジ（４４）を有しており、該エッ ジは防水性であり、かつ、アンダーパンツ（１２）に取り付けられている弾性バ ンド（６２）と相互的に機能し合って脚の付け根部分のシールを形成することを 特徴とする請求項１〜８のいずれかに記載のアンダーパンツ。
10. １０．成形された３次元的吸収体（２４）は、使用時人体に接する側面上に、少 なくとも１つのつくり込まれた長さ方向のスリット（３０）を有しており、該ス リットも吸収性パッド（２４）の長さ方向の一方の半分が凹みをつくるように広 げられており、および／または該スリットが、長さ方向の残りの半分において、 相互間に配置されたウエブ（４２）を伴う複数の部分となるようにつくられてい ることを特徴とする請求項１〜９のいずれかに記載のアンダーパンツ。
11. １１．凹み（３８）を有する成形された３次元的吸収体（２４）は、その人体に 接する側を、流体透過性でソフトであるが防水性のプレスダウンされた容易に除 去できる層（４０）で覆われており、また該吸収体は、長さ方向のスリット（３ ０）、複数のスリット（３６）および凹み（３８）に押し込まれ、かつ、好まし くは少なくとも３つの位置で突出している複数のグリップタブ（３４）を有して いることを特徴とする請求項１０に記載のアンダーパンツ。