JPH04505977A

JPH04505977A - オブジェクト指向分散処理システム

Info

Publication number: JPH04505977A
Application number: JP3501363A
Authority: JP
Inventors: 青江　茂; 筧　元; 忠光龍
Original assignee: 富士通株式会社
Priority date: 1989-12-26
Filing date: 1990-12-21
Publication date: 1992-10-15
Also published as: CA2047737A1; US5555427A; WO1991010191A1; EP0463172A1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【発明の名称】　オブジェクト指向分散処理システム

【発明の分野】

本発明は通信ネットワークで接続された端末に置かれたコンピュータのシステムにおいてオブジェクト指向分散処理を行なうことに関し、さらに具体的には、端末に保管され、実行されるオブジェクト間で通信してソフトウェアの処理を行なうことにかんする。

【従来技術の説明】

従来の分散データ処理システムでは、第１端末が第２端末に保管されているデータを必要とする場合、第１端末はそのデータを要求し、＄２端末はそのデータを第１８１！末に送って、第１端末がそのデータを処理できるようにしている。未処理データは一般に処理されたデータよりも量が多いので、未処理データを送るためには、大容量の通信ネットワークが必要であり、接続できる端末の台数に制限があるので、システムの総スループット（データ処理能力）が大幅に低下している。大規模の分散処理システムは多数の端末を収容しており、各端末は独自のコンピュータ・システムを搭載している。分散処理システムの動作に変更を行なうときは、卓端末にあるコンピュータ・システムを更新しなければならない。大部分の従来分散処理システムは、端末に置かれたコンピュータ・システムのオペレーティング・システムを通信ネットワークを通して更新できる機能を備えていないオブジェクト指向アーキテクチャを採用したコンピュータ・システムでは、抽出したデータ（インスタンス）およびデータの処理を指定するプログラム（手順）はまとめてオブジェクトとして扱われている。データ処理はかかるオブジェクトの中の手順を処理し、オブジェクト間でメンセージをやりとりすることで行なわれる。オブジェクト指向処理では、データが置かれている場合に、データを処理するためのプロン−ジャも置かれている。これらのプロンージャの実行は、オブジェクト間でメソセージを転送することによって開始される。このメツセージ転送には、オブジェクト内のデータ処理が完了したあと結果データをメツセージに入れて送ることも含まれている。オブジェクト指向手法を分散データ処理システムに適用することは、オブジェクトのデータと手順間のリンケージを維持し、オブジェクトがどこにＷかれているかを突き止め、オブジェクト間で通信を行なう必要があるので、用意でない。オブジェクト指向手法を分散処理システムに取り入れる１つの方法として、すべての端末にあるオブジェクトのデータベースを各端末に置くことである。大規模システムでは、必要とされるメモリ・サイズと各端末に置かれたオブジェクト位置データベースを更新するために必要な時間と通信量のために、このために必要なオーバヘッド量が大きくなる。本発明の目的は、分散処理システムのすべての端末にオブジェクト指向処理機能をもたせて、あたかも１つの処理システムで実行されるようにすることである本発明の別の目的は、分散データ処理のためのシステムを提供し、オブジェクト位置データベースをすべての端末にもたせなくても、オブジェクトが別の端末からある端末で取得できるようにすることである。さらに、本発明の別の目的は、分散処理システムのオペレーティング・システムのプログラムに対する変更を、分散処理システムの通信ネットワークを通して端末に送ることができる分散処理システムを提供することである。本発明の他の目的は、その位置または内容に関係なく、オブジェクトをリンクする方法を提供することである。

【発明の開示】

複数の端末が通信ネットワークを通して接続されている分散処理システムでは、オブジェクト指向処理はメツセージで通信することによって行なわれる。メツセージは、端末コード、データの処理を識別する方法コードおよびデータを含んでいるか、あるいは処理すべきオブジェクト内のデータを識別するコマンドを含んでいる。方法コードで識別された方法は、端末コードで識別された端末によって実行される。メツセージは複数のサブメツセージを含むことが可能であり、その場合、各サブメツセージは端末コード、方法コードおよびコマンドを含んでいる。コマンドは、端末番号で識別された端末に導入される、ある端末に８けるオブジェクトを指定することができる。このオブジェクトは新しいプログラムであることも、端末番号で識別された端末にある既存プログラムの置換プログラムである、：ともある。プログラムはアプリケーション・プログラムであることも、オペレーティング・システムのプログラムであることもある。オブジェクトはデータのない方法を主要できるので、どの種類のプログラムでも更新が可能である。端末コードは、オブジェクト・コードで識別されたオブジェクトが置かれている端末にメソセージを送るためのオブジェクトを識別することができる。端末コードがゼロか空白ならば、そのメツセージを出したオブジェクトが実行中の端末でオブジェクトが探索されることになる。端末番号が不明なものであれば、端末コードで識別されたオブジェクトは、システム上の他の端末の１つにあるオブジェクトを探し出す処理を実行するオブジェクトを識別する。オブジェクト・コードの中のコマンドは、方法コードで識別された方法をどのように開始し、方法コードで識別された方法で始まるシーケンスが実行を完了したときどのように進めるかを、それぞれ識別するための選択条件とり七ノド条件を含むことができる。コマンド・コードは、方法コードで識別された方法が端末コードで識別された端末で処理するためのデータを取得するためのオブジェクトを識別するメツセージを含むことができる。以上の目的は、以下の説明で明らかにされる他の目的および利点と共に、以下で本明細書の一部を構成する添付図面を参照して詳しく説明するように、本発明の構成と動作に属するものである。なお、図面において、類似部品は同一符号で示している。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明を応用できる分散処理システムのブロック図

【図２】端末の１つのブロック図

【図３】コマンド・リンクとシーケンス・ファイルのテーブル

【図４】本発明によるオブジェクトを探し出す処理の流れ図

【図５】遠隔端末にあるプログラムを更新する処理の流れ図

【図６】従来技術によるオブジェクト順序づけの流れ図

【図７】別の端末が要求したオブジェクトをもつ端末での処理と共通オブジェクトと使い方を示した概念ブロック図

【図８】本発明による共通オブジェクトを使用したオブジェクト順序づけの流れ図

【図９】本発明による共通オブジェクトを使用した順序づけの流れ図

【図１０】本発明による共通オブジェクトを使用した処理の流れ図

【発明の詳細な説明】

図１に示すように、複数の端末Ｔ０〜Ｔｎは、ローカル・エリア・ネットワーク（ＬＡＮ）　、インテリジェント・ネットワーク（ＩＮ）、統合サービス・ディジタル・ネットワーク（ＵＳＤＮ）などの通信ネットワーク３０を通して接続されている。ｌ５ＤＮの場合は、監視情報は専用回線を使用して伝搬し、オブジェクト・コマンドとそれに対する応答はｌ５ＤＮでやりとりするのが好ましい。各端末Ｔ１はプログラム・モジエールが方法グループ３２に保管され、データがデータ・ファイル３４に保管されている。オブジェクトは、方法グループの１つに保管されていて、そのオブジェクトの方法であると識別されたプログラムを実行することによって、端末の１つで実行される。方法が別のオブジェクトの実行を開始するように支持されると、例えば、第２のオブジェクトからデータを得るように指示されると、次の一般形式のメソセージが生成される。Ｇ＝　（Ｔｉ　：Ｍ、、＋＋、）；　（Ｔ：Ｍｌｌ、ｌ１ｌ）：、、、ｌ。ただし、Ｔ、は端末コード、ＭＪは方法コード、■５はインスタンスの名前であり、（Ｔｉ、Ｍｊ、［、）のうちの１つまたは２つは、下述するように抜けている場合もある。各端末Ｔ、は図２に示す構成要素を備えている。システム・インタフェース４０は通信ネットワーク３０に接続されている。プロセッサ４２は、キーボードやその他の周辺Ｉ！１１ｓ（グラフィック・タブレット、ＣＲＴディスプレイ、テープ、フロッピ・ディスクなど）からなる人力装置４４を通して操作員から入力されたデータを受け取る。オブジェクト（方法とインスタンス）はハード・ディスク・ドライブなどのメモリ装置４８に記憶されており、プロセッサ内のメモリ装置４８やランダム・アクセス・メモリ（図示せず）に記憶されているシステム・テーブル５０によってアドレス指定される。図２に示す端末は、例えば、パーソナル・コンピュータを使用することができる。システム・テーブル５０は各端末Ｔ、になる最も重要なテーブルの１つである。図３に示すように、システム・テーブルはコマンド・リンク・ファイル５２の一部とシーケンス・ファイル５４の全部を含んでいる。コマンド・リンク・ファイル５２はメモリ装置４８に記憶されているすべてのオブジェクトの場所とサイズを保管している。コマンド・リンク・ファイル５２の中の方法項目５６がシステム・テーブルに含まれているのは、端末Ｔ、の動作を制御するシステムを構成し、システムによって実行されるプログラムはこれらの項目で識別されるためである。コマンド・リンク・ファイル５２は、メモリ装置４８に記憶されているデータの場所とサイズを識別するインスタンス項目５８も含んでいる。上記メツセージＧが端末Ｔ、で受信されると、オブジェクトは方法ＭＯＯＯＯ３、インスタンスｌ００００３と解釈される。プロセッサ４２は、システム・テーブル５０をアクセスして、図２の破線で示すように、そのアドレスとサイズを判断することによって、方法−００００３とインスタンス＋００００３を取り出すことができる。コマンド・リンク・ファイル５２を使用すると、同じブロックのコードまたはデータを２つ以上のオブジェクトで使用することができる。図３に示す例では、方法Ｍ００００３とＭＯＯＯＯ４はアドレスおよびサイズが同じになっている。しかし、これらの方法でオブジェクトを形成するインスタンス＋００００３と１００００４は、サイズは同じであるが、異なる場所に保管されている。従って、同じ方法（アドレスＡＯＯＯＯ７に応じて、異なるデータを処理するために使用できる。同様に、同じデータは、異なる方法と結合することにより、異なるオブジェクトを形成することができる。例えば、１つの方法でデータを端末Ｔ、との間でやりとりし、別の方法で端末Ｔ１のデータを処理することができる。新しいオブジェクトがプロセ、す４２の制御を開始するときは、図４に示す処理が実行される。先ず、新しいオブジェクト名がオブジェクト管理テーブルに保管され（６０）、次に、新しいオブジェクトのトリガを＠御するメツセージの中のこのオブジェクトに関連する端末番号が、このプロセスを実行する端末の端末番号（例：Ｔ、）と比較される（６２）。一致していて、コマンド・リンク・ファイル５２にあるアドレスが方法が端末Ｔ、に保管されていることを示していれば、オブジェクトはメモリ装置４８からプロセッサ４２内の実行域（図示せず）に移される。新しいオブジェクト名と関連する、メツセージ中の端末番号がこのプロセスを実行する端末の端末番号と一致していないとき、あるいはオブジェクトの方法とインスタンスのアドレスがオブジェクト０００００３　（方法ＭＯＯＯＯ３とインスタンス１００００３）で指定された別の端末を指しているときは、メツセージの中でまたはコマンド・リンク・ファイルのアドレス・フィールドに指定された端末（例：Ｔ２）にメツセージが送られて、その端末（Ｔり内のオブジェクトがトリガされる。これは、図４に示したプロセスを実行する端末Ｔ１で端末番号（Ｔ２）と同じ名前をもつオブジェクトをトリガすることによって行なわれる。オブジェクトが実行される端末が不明であることを端末番号が示しているときは、そのプロセスを実行する端末（Ｔ１）のシステム・テーブル５０にそのオブジェクト名がないかが最初に検査される。オブジェクト名が見つかると（７０）、オブジェクトはプロセッサ４２の実行域に移される（６４）。オブジェクト名が見つからなかったときは（７０Ｌオブジエクトがトリガされてマスク・システム・ファイルがアクセスされる。マスク・システム・ファイルはすべてのオブジェクトの場所を記録している。マスク・システム・ファイルは通ｆｆネット’７− り内に置いておくことも、端末の１つ（サーバ）に置いておくことも可能であるこれとは別に、マスク・システム・ファイルのコピーを端末の各々に置いておくことも可能である。しかし、この方法によると、マスク・システム・ファイルを保守するためのオーバヘッド量が大きくなる。オブジェクトが別の端末にあるときは、そのオブジェクトはその端末で実行することも、その実行を要求した端末を含む別の端末に転送することもできる。好適実施例では、端末に現在保管されていないオブジェクトを実行する必要があるときは、そのオブジェクトはそれが保管されている端末で実行される。端末Ｔ。に保管されているオブジェクトを他の端末にも用意するために、図５に示す処理ステップが実行される。このプロセスは学習方法と呼ばれ、すべてがオブジェクトの形体にあるとき、アブリケーソヨン・プログラムやシステム・プログラムを転送するために使用できる。図５に示すように、オブジェクト転送要求が例えば入力装置４４を経由して端末Ｔ１で受信されると（７４）、要求されたオブジェクトはシステム・テーブル５０を通してシステム装置４８内でアクセスされる（７６）。オブジェクトはバイト・データに分解されて（７Ｂ）、１つの実体として第２端末（例：Ｔ２）に転送される。受信した要求のタイプに応じて、分解されたあとオブジェクト全体が転送される場合（８０）と、オブジェクト内の方法またはデータだけが転送される場合がある。要求されたオブジェクトの一部または全部は、そのオブジェクト（またはその一部）を実体データとして含んでいるメツセージを送ることによって転送される（８０）。端末Ｔ２はそのメツセージを受信しく８２）導入のためにオブジェクトを分解しく８４）、オブジェクトを端末Ｔ２のメモリ装置４８に保管する（８６）。さらに、端末Ｔｚのシステム・テーブル５０がオブジェクト名で更新される（８６）。そのオブジェクト名がすでにシステム・テーブルにあったときは、オブジェクトのアドレスと（必要ならば）サイズが保管したばかりのオブジェクトを反映するように更新される。シーケンス・ファイル５４（図３）を使用すると、事前に定義した方法のシーケンスをシステム・テーブル５０に保管しておくことができる。上述したメツモージ形弐Ｇに代えて、もっと単純化したメツセージ形式Ｇ１を使用する二とが可能である。Ｇｉ　＝　＋Ｔｉ　；Ｇ５．ｓｒ＋　：Ｔｉ＋ｌ：Ｏｌ、＋、　ｓｆ；、＋　、　、　、　まただし、！ｉｆｒはシーケンス・フラグであり、これは前に置かれたオブジェクト名がシーケンス・ファイル５４で探索されるシーケンス番号であることを示してい！。例えば、Ｇ１の中ノ、０．　カ５ｏｏｏｔならば、方法ＭＯＯＯ叶、ＭＯＯＯＯ３及びＭＯＯＯＯ５が順番に実行される。第１変形実施例では、オブジェクト名は方法を識別することができ、シーケンス・フラグがセットされていると、シーケンス・ファイル５４のコマンド・フィールドが探索されて対応する方法名を見つける。この実施例では、各方法をシーケンス・ファイルの中の単一項目に限定することも、あるいはファイル内の最初のオカーレンスといった、ある種のルールを使用して正しいシーケンスを見つけることもできる。この場合には、各方法は必要なだけの数のシーケンスに現われることができるが、開始するシーケンスは１つだけにしておくべきである。第２変形実施例では、シーケンス・フラグは、シーケンスの開始点を識別するシーケンス番号にすることができる。この実施例では、シーケンスが判断されている間に、オブジェクト名を使用して、最初の方法とインスタンスをアクセスすることができる。本発明によってオブジェクトを順序づけるもう１つの方法は、共通オブジェクトを使用することである。従来技術では、オブジェクトを順序づける方法は、図５に示すように、あるオブジェクトを次のオブジェクトにリンクさせることだけであった。本発明によれば、メツセージは、選択条件Ｓ、とリセット条件ｒ、を含む、次の形式Ｇ２にすることができる。Ｇｘ　−（Ｔｉ　；　（０、＋　Ｓｔ　＋　ｒｉ　）；Ｔｉ−＋：　（ｏｉ、ｌ　＋　５　＋＋Ｉ＋　ｒｒ＋１）−１１本発明によれば、共通オブジェクトにより同じオブジェクトを異なるオブジェクトで異なる使い方をすることができ、様々なシーケンスをシーケンス・ファイルにではなく共通オブジェクト内自体に事前に定義しておくことができる。選択条件Ｓ、は共通オブジェクト○内の入口点を定義し、リセット条件ｒ、はシーケンスを終了させる方法を定義する。共通オブジェクトは、シーケンス・オブジェクトを作るために使用されるとは限らない。シーケンス・オブジェクトは開始と終了をもつ定義された構造になっている。他方、共通オブジェクトは定義された機能をもち、その機能が必要になったときいつでも実行できる。例えば、共通オブジェクトをオペレーティング・システムのカーネルで使用して、必要時に機能を実行することができる。共通オブジェクトをシーケンスで使用する最も単純な例について、図７と下のメツセージＧ、を参照して説明する。Ｇ＋　−［ＴＩ　：Ｏｌ　；Ｔｚ　：　（Ｏｘ　、ａ、ｒ）１メツセージＧ、の先頭は、オブジェクトを端末Ｔ、で実行することを端末Ｔ。に指示しているので、メツセージＧ３は、Ｔ２と名付けたオブジェクトを端末Ｔ、で実行することによって端末Ｔ２に送られる。端末Ｔ２はメツセージＧ、を解読して、最初のオブジェクト０．については、インスタンス■１の中のデータを使用して方法Ｍ、を実行し、次に、選択条件ａで指定されたように、（ａ）から入って、２番目のオブジェクトＯｔは方法Ｍｔを使用して実行するものと判断する。インスタンスｒ２の中のデータは方法Ｍｔによって処理され、そのあと、リセット条件ｒで指定されたように、端末Ｔ１に処理が返される。オブジェクト０１に選択条件またはリセット条件がないのは、オブジェクト０．の入口点または出口点が１つだけであるためである。図８は、いくつかのシーケンス・オブジェクト９０と共通オブジェクト９２の例を示している。共通オブジェクト○ａ　、Ｏｎ　、Ｏｃは３つの入口点ａ、、ｂ、　ｃと３つの出口点をもっているが、共通オブジェクトＯｃはもう１つの入口点をもち、共通オブジェクトｏ０は入口点と出口点は１つしかもっていない。図８に示す共通オブジェクトの処理について図９に示す流れ図を参照して説明する。最初に、シーケンス・オブジェクトＯＩによって開始されるシーケンスを例にして説明すると、共通オブジェクト０．は選択条件ａとリセット条件によってトリガされて、開始光のオブジェクト（０１）に戻る。選択条件はａであるので、選択条件は条件ａのテスト９４で一致し、該当の条件ステップ９６が実行される。いずれかの条件ステップ９８が実行されたあと、新しい共通オブジェクトをトリガすべきかどうかが判断される（１００）、入口点ａからオブジェクトＯＡを横切る破線で示すように、この例では、共通オブジェクト０．が選択条件ａによってトリガされる（１０２）。リセット条件は、共通オブジェクト０８をトリガするメソセージの中で渡される。図９の同じステップが共通オブジェクト０８で実行され、選択条件すおよび同じリセット条件で共通オブジェクト０．をトリガするメツセージが生成される。共通オブジェクト０．では、選択条件がａでないと判断されるが（９４）、選択条件すのテスト１０４で一致するものが見つかる。従って、共通ステップ９８の前に条件すのステップ１０６が実行される。ｂで共通オブジェクト○。に入る破線で示すように、実行すべき共通オブジェクトがほかにないと判断されるので（１００）、リセット条件がテストされる（１０８）。上述したように、シーケンス・オブジェクト０．によって生成されたメソセージの中のリセット条件は開始光のオブジェクトに戻るものであった。このリセット条件は共通オブジェクト○ Ｃに渡されるので、オブジェクト管理テーブルを参照して開始光オブジェクトを判断することによって処理が返却される（１１０）。図に示す他のシーケンスの処理も同じように行なわれる。シーケンス・オブジェクトＯｔから開始したシーケンスは共通オブジェクトＯｓの中の選択条件すを使用し、そのまま続けて共通オブジェクトＯＡの中の同じ選択条件を使用する。このシーケンスが終了すると、共通オブジェクトＯｃが選択条件ａでトリガされる。シーケンス・オブジェクト０□からの開始光メツセージの中のリセット条件は、新しいシーケンス・オブジェクトＯｃをシーケンスの中の最後の共通オブジェクト０．によってトリガすべきこと（１１２）を示している。シーケンス・オブジェクト０４で開始したシーケンスは、共通オブジェクトＯｃで終了する前に共通オブジェクト０８とＯｎに渡される。共通オブジェクトの使用例は図１０の流れ図に示されている。シーケンス・オブジェクトの動作は図１０の左側に示されている。共通オブジェクトの動作は右側に示されている。１つまたは２つ以上のシーケンス・オブジェクトが使用されて、データを受け取り、共通オブジェクトへのデータ転送１２０を開始する。従って、独自の入力ルーチンがアプリケージ冒ン固有のデータを入力する操作員または周辺装置とのインタフェースとなっている。共通オブジェクトはデータを保管（１２２）するために使用される。この共通オブジェクトはデータを指定したコマンド名をシーケンス・オブジェクトに転送する（１２２）。シーケンス・オブジェクトはコマンドを取り出し、アプリケーンシンが要求する通りに処理する。編集が必要であると判断されるときは（＋２６１．１つまたは２つ以上の共通オブジェクトとして保管されている汎用編集ルーチンを使用して、データを編集することができる（１２８）。必要な編集が行なわれたあと、既存の実体データが必要であるかどうかが判断される（１３０）。必要ならば、コマンド名が別の共通オブジェクトに転送され（１３２）　、その共通オブジェクトが実体データを抽出しく１３４）　、コマンド名を実体データに変換する。処理はシーケンス・オブジェクトによって続けられ、実体データが取り出され（１３６）、追加の処理が行なわれる。本発明によれば、共通に実行されるルーチンは共通オブジェクトとして保管できるが、これらが実行される順序と実行の仕方に柔軟性がある。

【産業利用性】

本発明は分散データ処理システム、特に、通信ネットワークで結ばれた端末間で分散オブジェクト指向処理を実現するシステムに関する。複数の端末が通信ネットワークを通して接続される応用方式を多様化するための高度の機能を備える必要のあるデータベース・システムでは、システム開発に必要な労働時間は追加される高度Ｓ＊が多くなると、増加する。処理速度を向上し、通信量を少なくして開発時間を短縮するシステムを提供している。８Ｚ図第７図第１０図

【書類塩】　要約書そのプログラムを含むオブジェクトをデータとして送ることによって置き換えたり、追加したりできる。

【選択図】　図１手続補正書（方式）平成４年６月１５日

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】データを含めて、メッセージを伝送する通信ネットワークと該通信ネットワークによって相互に接続された複数の端末とでなり、各端末はメッセージを生成する機能を備え、メッセージの各々はメッセージを受け取るべき端末の１つを識別する端末番号と、データの処理を識別する方法コードと、処理すべきデータを識別するコマンドとをもっていることを特徴とする分散処理システム。
【請求項２】該端末の各々は、方法とインスタンスを含めて、オブジェクトを保管するメモリ装置と、該通信ネットワークに接続されて、該メモリ装置に保管されている方法を実行するように動作するプロセッサと、該メモリ装置に保管されている方法の場所と実行シーケンスに関する識別情報を保管するシステム・テーブルとを備えていることを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の分散処理システム。
【請求項３】該端末の各々は、方法を含めて、オブジェクトを保管するメモリ装置を備え、オブジェクトの少なくとも１つは学習方法を含んでおり、該通信ネットワークに接続されて、該メモリ装置に保管されている方法を実行するように動作するプロセッサを備え、該メモリ装置に保管されている方法の場所と実行シーケンスに関する識別情報を保管するシステム・テーブルを備えており、該プロセッサは、該メモリ装置に保管されている学習方法を実行するように該プロセッサに指示するメッセージの１つを別の端末から受け取ると、該システム・テーブルおよび該メモリ装置の内容を更新することを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の分散処理システム。
【請求項４】方式を含む少なくとも１つのオブジェクトを含めて、オブジェクトを保管するオブジェクト保管手段と、該オブジェクト保管手段に保管されているオブジェクトの場所と実行シーケンスに関する識別情報を保管するシステム・テーブル手段と、転送要求を受けてオブジェクトの１つ中の方法をバイト・データに分解する分解手段と、該分解手段によって分解されたバイト・データを分解の完了と同持に別の端末に転送し、該端末に転送するように要求された更新オブジェクトを受け取る転送手段と、更新オブジェクトを該オブジェクト保管手段に保管し、該システム・テーブル手段を更新オブジェクトに対応するオブジェクト名で更新する導入手段とを備えていることを特徴とする分散処理システム内の端末。
【請求項５】分散処理システムにおいて、端末に置かれたオブジェクトを実行するプログラムを転送する方法であって、オブジェクトは方式を含むオブジェクトを含むものにおいて、（ａ）選択したオブジェクトを第１端末から第２端末に転送する転送要求を第１端末で受信するステップと、（ｂ）転送要求を受けて該選択したオブジェクトをバイト・データに分解するステップと、（ｃ）ステップ（ｂ）で分解されたバイト・データを該分解の完了と同時に第２端末に転送するステップと、（ｄ）バイト・データを第２端末で受信するステップと、（ｅ）バイト・データを組み立てて、第２端末に転送するように要求された該選択したオブジェクトに対応する更新オブジェクトを作り出すステップと、（ｆ）更新オブジェクトと該更新オブジェクトに対応するオブジェクト名を第２端末に保管するステップとからなることを特徴とする方法。
【請求項６】ステップ（ｂ）の該分解は、ステップ（ｃ）の該転送のために、該選択したオブジェクトの中の方法とデータの１つを選択するステップからなることを特徴とする特許請求の範囲第５項に記載の方法。
【請求項７】通信ネットワークで相互に接続された複数の端末をもつ分散処理システムにおいてメッセージを処理する方法において、（ａ）第１オブジェクトを識別する第１メッセージについて、第１オブジェクトが第１端末に保管されているかどうかを第１端末で判断するステップと、（ｂ）ステップ（ａ）の該判断で第１オブジェクトが第１端末に保管されていると判断されると、第１オブジェクトを第１端末でトリガするステップと、（ｃ）ステップ（ａ）の該判断で第１オブジェクトが第１端末に保管されていないと判断されると、第１オブジェクトを突き止めるための第２メッセージを第２端末で生成するステップとからなることを特徴とする方法。
【請求項８】分散処理システムで生成されるメッセージは、ステップ（ｃ）て生成される第２メッセージを含めて、すべてメッセージを受信する端末の１つを識別する端末番号と、データの処理を識別する方法コードと、処理すべきデータを識別するコマンドとを含むことを特徴とする特許請求の範囲第７項に記載の方法。
【請求項９】ステップ（ａ）の該判断は第１端末を識別する端末番号を第１メッセージの中の端末番号と比較することからなる特許請求の範囲第８項に記載の方法。
【請求項１０】ステップ（ｂ）の該生成は、ステップ（ｂ）の比較で第１メッセージの中の端末番号が第１端末の端末番号と第しくないと判断されたとき、第２メッセージの中の端末番号を第１メッセージの中の端末番号にセットすることからなる特許請求の範囲第９項に記載の方法。
【請求項１１】さらに、（ｄ）端末の各々に保管されているオブジェクトの各々の方法コードを端末の各々にあるコマンド・リンク・ファイルに保管し、端末のすべてに保管されているオブジェクトのすべての方法コードのすべてをマスタ・システム・テーブルに保管するステップと、（ｅ）ステップ（ａ）の比較で第１メッセージの端末番号が不明であると判断されたとき、第１メッセージの中の方法コードを第１端末のコマンド・リンク・ファイルの中の方法コードと比較するステップと、（ｆ）ステップ（ｅ）の比較で第１メッセージの中の方法コードが第１端末のコマンド・リンク・ファイルの中のメッセージ・コードに含まれていると判断されたときステップ（ｂ）を実行するステップと、（ｇ）ステップ（ｅ）の比較で第１メッセージの中の方法コードが第１端末のコマンド・リンク・ファイルの中のメッセージ・コードから除かれていると判断されたとき、マスタ・システム・テーブルをアクセスする第３メッセージを生成するステップとからなる特許請求の範囲第１０項に記載の方法。
【請求項１２】ステップ（ｃ）の該生成は第２オブジェクトのサブセットで第２メッセージを生成するステップ（ｃ）からなり、さらに、（ｄ）端末の各々に保管されているオブジェクトの各々に関連するコマンド名を端末の各々にあるコマンド・リンク・ファイルに保管するステップと、（ｅ）第２メッセージを第２端末で受信すると第２オブジェクトのサブセットを第２端末に保管するステップと、（ｆ）第２オブジェクトのサブセットに対応するサブセット・コマンド名を第２オブジェクトのコマンド・リンク・ファイルに保管するステップとからなる特許請求の範囲第７項に記載の方法。
【請求項１３】ステップ（ｃ）の該生成は、さらにステップ（ｃ１）の該生成に先立って第２オブジェクトをバイト・データに分解するステップ（ｃ２）からなる特許請求の範囲第１２項に記載の方法。
【請求項１４】ステップ（ｃ２）の該生成は第２オブジェクトから分解されたバイト・データのすべてを第２メッセージの中に転送するステップからなる特許請求の範囲第１３項に記載の方法。
【請求項１５】ステップ（ｃ２）の該生成は第２オブジェクトから分解されたバイト・データの方法部分を第２メッセージの中に転送するステップからなる特許請求の範囲第１３項に記載の方法。
【請求項１６】分散処理システムで生成されたメッセージは、ステップ（ｃ）で生成された第２メッセージを含めて、すべてメッセージを受信する端末の１つを識別する端末番号とオブジェクト・コードを含み、さらに、（ｄ）オブジェクト・コードがシーケンス・ファイル識別名を含んでいるかどうかを判断するステップと、（ｅ）ステップ（ｄ）の該判断でオブジェクト・コードがシーケンス・ファイル識別名を含んでいると判断されたとき、シーケンス・ファイル内の項目によって判断されたシーケンス・オブジェクトを実行するステップとからなる特許請求の範囲第７項に記載の方法。
【請求項１７】分散処理システムで生成されたメッセージは、ステップ（ｃ）で生成された第２メッセージを含めて、すべてメッセージを受信する端末の１つを識別する端末番号とオブジェクト・コードとを含み、さらに、（ｄ）共通オブジェクトを端末の少なくとも１つに保管するステップと、（ｅ）オブジェクト・コードがオブジェクト名、選択条件およびリセット条件を含むかどうかを判断するステップと、（ｆ）ステップ（ｃ）の該判断てオブジェクト・コードが共通オブジェクト名、選択条件およびリセット条件を含んでいると判断されたとき、共通オブジェクト名と選択条件に応じて対応する共通オブジェクトをトリガするステップと、（ｇ）ステップ（ｅ）の該判断でオブジェクト・コードが共通オブジェクト名、選択条件およびリセット条件を含んでいると判断されたとき、リセット条件に応じて共通オブジェクトの実行を終了するステップとからなる特許請求の範囲第７項に記載の方法。
【請求項１８】ステップ（ｆ）該トリガは、（ｆ１）選択条件を対応する共通オブジェクトの中の所定の選択条件と比較するステップと、（ｆ２）ステップ（ｆ１）の該比較に応じて所定選択条件の１つによって識別された対応する共通オブジェクトの中の条件ステップを実行するステップとからなる特許請求の範囲第１７項に記載の方法。
【請求項１９】ステップ（ｇ）の該終了は、（ｇ１）第１メッセージが共通オブジェクトの１つの共通オブジェクト名を含んでいるとステップ（ｅ）て判断され、リセット条件が復帰にセットされたとき、第１オブジェクトに戻るステップと、（ｇ２）リセット条件がトリガにセットされたとき、新しいシーケンス・オブジェクトをトリガするステップと、（ｇ３）リセット条件が終了にセットされたとき、復帰またはトリガしないで共通オブジェクトの実行を終了するステップとからなる特許請求の範囲第１７項に記載の方法。
【請求項２０】複数の端末が通信ネットワークで相互に接続されているオブジェクト指向分散処理システムにおけるオブジェクト間で送信されるメッセージであって、該メッセージを受信する端末の１つを識別する端末番号と、データの処理を識別する方法コードと、処理すべきデータを識別するコマンドとを含むことを特徴とするメッセージ。
【請求項２１】該コマンドは、該メッセージでトリガされたオブジェクトを実行するためにシーケンス・ファイルに定義されているシーケンスを識別するシーケンス・ファイル識別名を含んでいる特許請求の範囲第２０項に記載のメッセージ。
【請求項２２】該コマンドは、該方法コードが共通オブジェクトを識別しているとき選択条件とリセット条件を含み、選択条件は共通オブジェクトをどのように実行するかを判断し、リセット条件は共通オブジェクトとそれ以後の追加共通オブジェクトの実行をどのように終了させるかを判断することを特徴とする特許請求の範囲第２０項に記載のメッセージ。
【請求項２３】複数の端末が通信ネットワークで相互に接続されたオブジェクト指向分散処理システムにおけるシステム・テーブルであって、方法名、アドレスおよびサイズのフィールドを含むコマンド・リンク・ファイルの方法コード部分と、シーケンス番号、コマンド名および次のシーケンス番号のフィールドを含むシーケンス・ファイルとからなるシステム・テーブル。