JPH04504Y2 - - Google Patents

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JPH04504Y2
JPH04504Y2 JP15579883U JP15579883U JPH04504Y2 JP H04504 Y2 JPH04504 Y2 JP H04504Y2 JP 15579883 U JP15579883 U JP 15579883U JP 15579883 U JP15579883 U JP 15579883U JP H04504 Y2 JPH04504 Y2 JP H04504Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、ゴムなどの弾性材料で一体に形成
した接触子を備える押釦スイツチに係り、特に、
この種の押釦スイツチにおいて二段動作を可能と
した接触子の構造に関するものである。
ゴムやプラスチツク製の接触子は、金属の接触
子に比べて耐久性にすぐれ、高湿などの悪環境に
も強く信頼性が高いという特長がある。従来の押
釦スイツチに用いられているゴム製の接触子は例
えば第1図に符号1で示すような構成であつた。
接触子1は導電性ゴムで一体に成形されており、
環状部2に円錐形の薄肉部3で連結されかつ環状
部2の中央で下方に突出した突出部4を備えてい
る。環状部2及び突出部4の下面はそれぞれ接点
部2a,4aになされている。接点部4aは絶縁
基板5の上面に設けられた固定接片6に常に接触
しており、固定接片7は接点部2aに対向して配
置される。そして、接触子1の上に載置した押釦
8を押し下げると、側壁2が歪んで下降した接点
部2aが固定接片7に接触してスイツチをオンに
するものである。このように、ゴム製の接触子を
有する従来のスイツチは、1回路のオン・オフの
みを行なう一段動作の機能しか持たないものであ
つた。
本考案は、ゴム等の弾性材料からなる接触子を
用いながら、単一のキーで複数の回路を時間差を
おいてオン状態にできる二段動作の機能を有し、
かつ製造の容易なスイツチを提供することを目的
とする。そして、この目的のために本考案におい
ては、従来の接触子をその一部に組み込むことに
より、二段動作可能な接触子を容易に構成できる
ようにしたことを特徴としている。
次に、前述した従来の接触子1を利用して本考
案押釦スイツチの接触子を構成した場合の一実施
例について、第2図〜第4図に基づき説明する。
第2図において、10はシリコンゴム等の柔軟な
絶縁性弾性材料で一体に成形された外側接点部材
であり、リング状の基部11及び球面状の側壁1
2、円筒形の支持部13を備えている。支持部1
3の内側面には段部14が形成してあり、下面に
は導電性ゴム等からなる接点部15が固着してあ
る。接触子1は、その環状部2を略円筒形の支持
部13の内部に上方からはめ込むことにより、外
側接点部材10に取付けられて内側接点部材を構
成している。絶縁基板20の上面には、接点部4
aと対向する位置に一対の固定接片31,32が
取付けてあり、接点部15に対向させて一対の固
定接片41,42が設けてある。
このような構成において、押釦50等を押圧す
ることによつて接触子の上部が押し下げられる
と、第3図のように先ず外側接点部材10の側壁
12が歪んで接点部4aが固定接片31,32に
接触し、第1の回路をオン状態とする。さらに続
けて押釦50を押し下げると、今度は薄肉部3も
歪んで第4図のように接点部15が固定接片4
1,42に接触し、第2の回路もオン状態とす
る。この後押釦50を解放すると、この接触子は
接触子自体の復元力によつて第2図の状態に戻
り、両回路はオフとなる。もし、途中第3図の状
態で押釦を解放した場合は、第2の回路をオンす
ることなく接触子が元の状態に復帰することは言
うまでもない。
第5図は、スイツチ動作時における押釦50の
ストロークと押釦50に加えられた荷重との関係
を表わす図であり、ストロークのA点は第1の回
路がオンとなつた位置、B点は第2の回路がオン
となつた位置を示している。この図からも明らか
なように、側壁12や薄肉部3が断面略S字形に
歪む際にはクリツク動作が得られる。また、この
例では、A点までのストロークを大きくしA点か
らB点までのストロークを小さくしてあり、さら
に第1の回路をオンするのに要する荷重Eと第2
の回路をオンするのに要する荷重Fとの差を大き
くしてあるが、これらの特性は側壁12及び薄肉
部3の寸法や形状、材質等を変えることによつて
適宜設定することが可能である。
なお、上記の実施例において、段部14を省い
た構成としてもよく、環状部2と支持部13は互
いに接着してもよい。
第6図は本考案の他の実施例を示すもので、前
記実施例において内側接点部材を変更し、従来用
いられている別なタイプの接触子を利用したもの
である。この内側接点部材60は、環状部61と
その中央で上方に突出した突出部62とが円錐形
の薄肉部63で連結されたものであり、これらは
絶縁性ゴムで一体に成形されている。そして、突
出部62の下面には導電性ゴム等からなる接点部
64が固着してある。薄肉部63は、突出部62
に載置された押釦70が押し下げられた際に作用
する力に対して、側壁12よりも強度が大きく変
形しにくいように寸法、形状、材質等が選ばれて
いる。
したがつて、押釦70が押し下げられると先ず
側壁12が歪んで内側接点部材60はそのままの
形で下降する。そして、接点部15が固定接片4
1,42に接触して第1の回路をオン状態にす
る。さらに、押釦70を深く押し下げると今度は
薄肉部63が歪み、接点部64が固定接片31,
32に接触して第2の回路もオン状態にする。こ
の後押釦70を解放すれば、接触子はそれ自身の
弾性で押釦70を押し下げ、初めの状態に復帰す
る。
なお、本実施例の場合は、外側接点部材10を
導電性材料で一体に成形することにより、接点部
15を別個に設ける手数を省くことができる。
以上説明したように本考案によれば、ゴム等の
弾性材料からなる接触子を用いながら、一段目の
押圧位置で第1の回路がオンになり二段目の押圧
位置で第2の回路がオンとなる押釦スイツチが得
られる。しかも、従来用いられている接触子を内
側接点部材として利用できるようにしたので、接
触子は外側接点部材のみ新たに用意すればよく、
安価に製造できる特長がある。また、外側接点部
材と内側接点部材を別々に成形してから一体化す
るものであるため、一段目と二段目の動作荷重の
設定が容易に行なえるばかりでなく、両者を初め
から一体成形する製法によるよりも、それぞれの
接点部の位置等の寸法精度を高めることができる
効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の押釦スイツチ要部の正面断面
図、第2図は本考案による押釦スイツチの一実施
例を示す部分正面断面図、第3図及び第4図は同
スイツチの動作状態を示す部分正面断面図、第5
図はストロークと荷重の関係を示す図、第6図は
本考案の他の実施例を示す部分正面断面図であ
る。 1……接触子(内側接点部材)、2……環状部、
3……薄肉部、4,62……突出部、4a,1
5,64……接点部、10……外側接点部材、1
2……側壁、13……支持部、20……絶縁基
板、31,32,41,42……固定接片、60
……内側接点部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 略球面状の側壁の上部に弾性材料で一体成形さ
    れた略円筒形の支持部を有し該支持部の下面に第
    1の接点部が設けられた外側接点部材と、環状部
    に薄肉部で連結され環状部の中央で上方又は下方
    に突出した突出部を有し該突出部の下面に第2の
    接点部が設けられた弾性材料からなる内側接点部
    材とを、外側接点部材の支持部内に内側接点部材
    の環状部をはめ込むことによつて一体化した接触
    子を備え、該接触子の第1の接点部に対向する一
    対の第1の固定接片と、第2の接点部に対向する
    一対の第2の固定接片を絶縁基板上に設け、接触
    子の上部を押し下げたとき第1の接点部及び第2
    の接点部がそれぞれ第1の固定接片及び第2の固
    定接片に時間差をもつて接触するようにしたこと
    を特徴とする押釦スイツチ。
JP15579883U 1983-10-07 1983-10-07 押釦スイツチ Granted JPS6062738U (ja)

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JP15579883U JPS6062738U (ja) 1983-10-07 1983-10-07 押釦スイツチ

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JP15579883U JPS6062738U (ja) 1983-10-07 1983-10-07 押釦スイツチ

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JPS6062738U JPS6062738U (ja) 1985-05-02
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4975637B2 (ja) * 2005-10-25 2012-07-11 ポリマテック株式会社 押釦スイッチ用弾性部材
JP2010102956A (ja) * 2008-10-23 2010-05-06 Tokai Rika Co Ltd スイッチ装置

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