JPH0450475Y2 - - Google Patents

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JPH0450475Y2
JPH0450475Y2 JP4355987U JP4355987U JPH0450475Y2 JP H0450475 Y2 JPH0450475 Y2 JP H0450475Y2 JP 4355987 U JP4355987 U JP 4355987U JP 4355987 U JP4355987 U JP 4355987U JP H0450475 Y2 JPH0450475 Y2 JP H0450475Y2
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JP
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pump
strainer
casing
impeller
sand
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、水中モータにメカニカルシール等の
軸封装置を介して、セミオープン形羽根車を有す
るポンプを直結し、該ポンプ下方にストレーナを
取付けた立て軸形水中ポンプに関し、特に砂ロツ
ク及びエアロツクを防止する構造に関し、工事排
水用ポンプに使用して好適のものである。
〔従来の技術〕
上記したような水中ポンプは、第5図に示すよ
うに、水中モータ1にメカニカルシール2を介し
てポンプケーシング3が直結され、該ポンプケー
シング3の下方にストレーナ4が取付けられてい
る。そして該ポンプケーシング3内には、セミオ
ープン形羽根車5が、ポンプ軸6の下端に取付け
られており、該羽根車5の各羽根の下面と間隙を
保つて吸込カバー7が、ポンプケーシング3の底
面つまりストレーナ4の上面に取付けられてい
る。
運転時、当該水中ポンプを水中に浸漬して羽根
車5を回転すると、水(液体)は円筒形ストレー
ナ4の外周円筒面に穿設された多数の穴4aを通
つて吸込まれ、羽根車5で昇圧されて吐出口9よ
り外部へ揚水されるようになつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記した従来の水中ポンプでは、砂等の多い場
所で使用するとき、ストレーナ4の周りが砂で埋
つて排水が不可能となる(砂ロツクと呼ぶ)た
め、羽根車5の下方に、図示しない攪拌羽根を串
形に取付け、ストレーナ4の周囲の砂を水中に浮
かせ、砂の堆積を防ぐようにされていたが、この
構造はコスト面で高くなるという問題点があつ
た。
また、この種のポンプは、セミオープン形羽根
車5を使用するため、該羽根車5と吸込カバー間
の隙間を適正に調整するための吸込カバー7が必
要であるため、当該ポンプをピツト等に設置し、
逆止弁(チエツキ弁)と共に配管した後ポンプの
周りに水が入つて来た時、第4図に示すように、
ポンプ内部は空気の逃げがないため、空気層イの
区域(エリア)に空気が残つてしまい、ポンプを
運転しても排水できない状態(エアロツクと呼
ぶ)となつてしまう欠点があつた。上記のエアロ
ツクを解除するため、羽根止めナツト8の先端
を、図示のように、空気層(空気エリア)イを貫
通して水面内まで延長させ、ポンプ運転時、上記
羽根止めナツト8により水を強制的にケーシング
内部に押し込む方法が採用されていたが、この構
造は、羽根止めナツト8が長くなり、コスト高に
なるという問題点があつた。
本考案は、簡単な構造で、エヤロツクの防止と
砂の多い工事現場での砂ロツクの防止とを行なう
この種水中ポンプを提供することを技術的課題と
している。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上記した従来技術の問題点及び技術
的課題を解決するために、水中モータに軸封装置
を介して直結されるポンプをボルテツクス形ポン
プとし、ポンプ下方に取付けられるストレーナよ
り上方に位置させたポンプケーシングの外周平面
上に、複数の縦穴を設けて補助ストレーナを形成
したことを特徴としている。
上記ボルテツクス形ポンプとは、セミオープン
形羽根車の後面シユラウドをポンプケーシング内
で後退して位置させ、該羽根車の前面とケーシン
グ側面(立軸の場合は底面)との間隔を広くし、
ポンプ運転時、羽根車の回転によつて該羽根車の
主として前面の液体を羽根車と共に回動させるこ
とによつて、ケーシング内に乱流渦(ボルテツク
ス)を生じさせ、該乱流渦によつて、ポンプケー
シング内を通過する液をできるだけ羽根車に直接
接触させることなく移送させるようにしたポンプ
をいう。
〔作用〕
本考案は上記のように構成されているので、ポ
ンプ運転時、移送液は、ボルテツクス羽根車の回
転により形成されるケーシング内の乱流渦によつ
て、ケーシング内全体を流れながら吐出口へ流出
して行く。この間、羽根車の翼間への流れ込みは
少なく、従つて、該ボルテツクスポンプにおける
摩耗は、羽根車においては少なく、ケーシングの
内部に多い。
一方、ポンプケーシングの下方に取付けられた
ストレーナにより、工事現場の砂の吸込みが防止
されるが、砂の多い場所とか砂の質によつては、
ストレーナが砂中にすつぽり埋つた状態になる。
しかしこのような時も、ストレーナより上方にあ
るポンプケーシング外周部に開孔した補助ストレ
ーナより水を吸込んで排出することが可能であ
る。また該補助ストレーナは上下方向(縦方向)
に貫通した多数の穴を有しているため、上部より
砂が落ちるように通過するため、ストレーナが詰
つて水の流入を妨げることは少ない。
また、当該水中ポンプをピツト内に設置し、吐
出側に逆止弁(チエツキ弁)を取付けて配管した
後、ピツト内に水が流入して来ると、ポンプケー
シング内の空気の逃げ場がないため、該ケーシン
グ内は空気溜りとなるが、該ケーシングより下方
にある空気は補助ストレーナより外部に逃げるた
め、ポンプ吸込口まで水が浸入する。このため、
エアロツク防止用の羽根止めナツトの長さを最小
に抑えても、エアロツクが起こらない。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例を図面と共に説明する。
第1図は、本考案の一実施例を示す立軸形水中
ポンプの側断面図であつて、図中、第5図に記載
した符号と同一の符号は同一ないし同類部分を示
すものとする。
図において、水中モータ1のフレームに、メカ
ニカルシール2を介して中間ケーシング11が、
ボルト12によつて取付けられており、該中間ケ
ーシング11の下面に、上面を開放したポンプケ
ーシング13(第3図参照)が配置され、該ポン
プケーシング13はボルト14によつて水中モー
タ1のフレームに取付けられている。
15は、セミオープン形をしたポルテツクス羽
根車で、後面シユラウド15aを図示のように中
間ケーシング11に近接するように後退させて、
ポンプ軸6に取付けられており、該ボルテツクス
羽根車15の前面とポンプケーシング13の底面
との間隔が広く形成されている。
上記のように、ボルテツクス羽根車15を使用
しているため、()該羽根車15の外周部には
従来の渦巻形ポンプにおけるような渦室が不要と
なるので、ポンプケーシングを小さく設計でき
る。そのため、ポンプケーシング13を小さく設
計できる分だけ、該ケーシング13の外周とスト
レーナ4の外周間に縦穴を明けるスペース(空
所)がとれる。()また、ボルテツクス羽根車
15の前面とケーシングとの隙間調整が不要であ
るため、従来のものにおける吸込カバー7(第
4,5図)が不要となる。そのため、ケーシング
13の外周とストレーナ4の外周間に縦穴を明け
るスペースがとれる。
上記のようにボルテツクス形ポンプを採用した
ことにより、ケーシング外周とストレーナ外周間
にスペースがとれるので、本考案は、該スペース
を利用して、ストレーナ4より上方に位置させた
ポンプケーシング13の外周平面上に、上下方向
(縦方向)に開口した補助ストレーナ16を形成
している。該補助ストレーナ16は、第2図の第
1図−線からみた平面図に示すように、円周
方向に適当間隔おいて多数穿設された上下方向の
縦穴16aからなつている。
なお、図中、17はハンドル、18はケーブ
ル、19はホース接手、21は羽根止めナツト、
22はストレーナ4の取付けボルトである。
この実施例によれば、当該水中ポンプをピツト
内に浸漬して使用する場合、移送液は、ボルテツ
クス羽根車15の回転により形成されるケーシン
グ13内の乱流渦ロによつて、ケーシング13内
の全体を流れながら矢印ハのように吐出口へ流入
して行き、通常の工事現場の吸込みは、ストレー
ナ4により防止される。ところが、砂の多い場所
とか砂の質によつては、該ストレーナ4が砂中に
すつぽり埋つた状態になる。しかしこのような時
も、ストレーナ4より上方に位置するポンプケー
シング外周部に開孔した補助ストレーナ16が、
上下方向(縦方向)に貫通した多数の穴16aを
有している(第2図)ため、ストレーナ4より上
方の砂は、上部より落ちるようにこれらの縦穴1
6aを通過し、該補助ストレーナ16が詰つて水
の流入を妨げることは少なく、従つて該補助スト
レーナ16より水を吸込んで砂を排出することが
可能であり、このようにして、砂ロツクが防止さ
れる。
また、当該水中ポンプをピツト内に設置し、吐
出側に逆止弁を取付けて配管した後、ピツト内に
水が流入して来ると、ポンプケーシング内の空気
の逃げ場がないため該ケーシング内は空気溜りと
なるが、該ケーシングより下方にある空気は補助
ストレーナ16の縦穴16aより外へ逃げるた
め、水はポンプ吸込口まで入ることができる。こ
のため、エアロツク防止用の羽根止めナツト21
の長さを最小に抑えてもエアロツクを起こすこと
が防止される。
上記した実施例において、補助ストレーナ16
を構成する縦穴16aを第2図に示すように周方
向に分散して配設した構造について説明したが、
これらの縦穴16aの大きさやその断面形状、及
び設置数等については、当該水中ポンプの設置場
所の状態に応じて種々の設計変更ができることは
勿論である。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、水中モー
タに軸封装置を介して直結されるポンプをボルテ
ツクス形ポンプとし、該ポンプの採用によりスペ
ースの生じた、ストレーナより上方に位置させた
ポンプケーシングの外周平面上に、複数の縦穴を
設けて補助ストレーナを形成したことにより、当
該水中ポンプをピツト内に設置した場合、ポンプ
ケーシングより下方にある空気が補助ストレーナ
の縦孔より外部へ排除されるので、エアロツクが
防止され、また砂の多い工事現場等で使用した場
合、ストレーナが砂中に埋つても、該ストレーナ
より上方に位置されたポンプケーシング外周平面
上の補助ストレーナの縦穴より、上方の砂が落ち
るように通過して該縦穴を詰まらせず、該補助ス
トレーナより水を吸込んで排出することができる
ので、砂ロツクをも安価に防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す側断面図、第
2図は第1図−線による平面図、第3図はポ
ンプケーシングの側断面図、第4図は従来例を示
す水中ポンプの要部断面図、第5図は同水中ポン
プ全体の断面図である。 1……水中モータ、2……メカニカルシール、
4……ストレーナ、6……ポンプ軸、11……中
間ケーシング、13……ポンプケーシング、15
……ボルテツクス羽根車、16……補助ストレー
ナ、16a……縦穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水中モータに軸封装置を介してセミオープン形
    羽根車を有するポンプを直結し、該ポンプ下方に
    ストレーナを取付けた立軸形水中ポンプにおい
    て、上記ポンプをボルテツクス形ポンプとし、ス
    トレーナより上方に位置させたポンプケーシング
    の外周平面上に、複数の縦穴を設けて補助ストレ
    ーナを形成したことを特徴とする立軸形水中ポン
    プ。
JP4355987U 1987-03-26 1987-03-26 Expired JPH0450475Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4355987U JPH0450475Y2 (ja) 1987-03-26 1987-03-26

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JP4355987U JPH0450475Y2 (ja) 1987-03-26 1987-03-26

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Publication Number Publication Date
JPS63151992U JPS63151992U (ja) 1988-10-05
JPH0450475Y2 true JPH0450475Y2 (ja) 1992-11-27

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JP4355987U Expired JPH0450475Y2 (ja) 1987-03-26 1987-03-26

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