JPH0450400A - ビニル壁紙裏打ち用難燃紙 - Google Patents

ビニル壁紙裏打ち用難燃紙

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JPH0450400A
JPH0450400A JP16151590A JP16151590A JPH0450400A JP H0450400 A JPH0450400 A JP H0450400A JP 16151590 A JP16151590 A JP 16151590A JP 16151590 A JP16151590 A JP 16151590A JP H0450400 A JPH0450400 A JP H0450400A
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JP
Japan
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paper
flame retardant
aluminum hydroxide
flame
particle sizes
Prior art date
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Pending
Application number
JP16151590A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiyouji Hamu
羽牟 昇次
Kanji Suzuki
鈴木 勘司
Mina Yoshida
吉田 美奈
Masahiro Koizumi
正弘 小泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
New Oji Paper Co Ltd
Original Assignee
Oji Paper Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【従来の技術】
本発明はビニル壁紙裏打ち用に用いられる難燃紙に関し
、さらに詳しくは、高価な難燃剤の使用量が低減でき、
しかも耐熱性および不透明性に優れたビニル壁紙裏打ち
用難燃紙に関するものである。
【従来の技術】
難燃紙は各種壁紙の基紙として広く用いられており、ビ
ニル壁紙裏打紙としても多用されている。 難燃紙としては、紙に難燃性物質を塗布または含浸させ
たもの、あるいはセルロースバルブに難燃性の有機物質
や無機物質を湿式で抄紙して含有させたものがある。 水酸化アルミニウムを紙当たり8〜90重量%の範囲内
で含有せしめた水酸化アルミニウム含有紙もビニル壁紙
裏打ち用難燃紙として一般に用いられている(特開平2
−61200号公報及び特開平1−266298号公報
参照)。しかしながら水酸化アルミニウムの抄紙機にお
ける歩留は悪い上、含有率を多くすると難燃紙としての
紙の強さ(紙力)が不足し、含有率が少ないと難燃性に
劣り、さらに裏打紙としての紙の不透明度が低いという
問題がある。 また一般にビニル壁紙は、難燃紙の表面にペースト法あ
るいはカレンダー法により塩化ビニル加工を行い、さら
に印刷、エンボス等の工程を経て製品化されているが、
この工程中に150〜250℃の加熱処理が行われるた
め、難燃紙の耐熱性が劣ると変色、変形等の問題を起こ
す。 上述したような水酸化アルミニウム含有紙からなる壁紙
裏打紙を製造するに際しても、抄紙における水酸化アル
ミニウムの歩留、耐熱性、不透明性等の改善及び難燃剤
の節減という問題を解決すべく、従来から抄紙原料、水
酸化アルミニウム、難燃剤等の検討が種々行われている
ものの満足すべきものが得られていない。
【発明が解決しようとする課題】
本発明者は、ビニル壁紙裏打ち用難燃紙のこれらの問題
点を解決すべく検討した結果、平均粒子径の異なる水酸
化アルミニウムの少なくとも2種以上を混合して抄紙し
た水酸化アルミニウム含有紙を用いることによって、不
透明性および難燃性を備えた裏打紙を提供でき、さらに
は難燃剤の使用量の低減を図ってビニル加工適性の向上
を可能にできることを見い出だし、本発明を完成させた
。 従って本発明は、耐熱性および不透明性に優れ、ビニル
加工適性にも優れたビニル壁紙裏打ち用難燃紙を提供す
ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
本発明は、平均粒子径の異なる水酸化アルミニウムの少
なくとも2種以上を混合して湿式抄紙した水酸化アルミ
ニウム含有率40〜60重量%の原紙に、難燃性組成物
を原紙当たり5〜lO重量%塗布することを特徴とした
ビニル壁紙裏打ち用難燃紙である。 原紙の原料としては、針葉樹晒クラフトパルプ(NBK
P) 、広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)、針葉樹
晒サルファイドパルプ(NBSP) 、サーモメカニカ
ルパルプ(TMP ) 、その他の木材バルブなどがあ
り、これらの1種または2種以上のバルブを適宜選択混
合して用いることができる。 また、ポリエステル繊維のような合成繊維またはガラス
繊維のような無機繊維の1種または2種以上をパルプ中
に配合することにより、寸法安定性を向上させることが
できる。 本発明に用いられる水酸化アルミニウムは、純度99%
以上の白色粉末であり、加熱により結晶水を放出して吸
熱分解するため自己消化性がある。 紙に不透明性を与えるには、水酸化アルミニウムの平均
粒子径が小さいほど効果的であるが、平均粒子径を小さ
くすると、原紙抄紙時、原紙中への歩留が低下し、さら
に濾水性を悪化させる。一方、原紙中の水酸化アルミニ
ウム含有量が低下すると、原紙の難燃性が低下する。 この両者の問題点を解決するために本発明においては、
平均粒子径の異なる水酸化アルミニウムを少なくとも2
種以上混合して湿式抄紙するのである。 すなわち、水酸化アルミニウムの粒子径について検討し
た結果、次のことが見い出された。 ■)不透明度については、平均粒子径が同じても、粒径
分布に2つ以上の山がある方が不透明度が向上する。 2)さらに抄紙工程での水酸化アルミニウム歩留、濾水
性についても、平均粒子径が同じでも粒径分布に2つ以
上の山がある方が歩留、濾水性が向上する。 本発明に用いられる粒子径の異なる水酸化アルミニウム
としては、粒子径の小さいものは平均粒子径が0.6〜
8μ■、好ましくは06〜1.0μ−である。8μ■以
上では紙の不透明度が劣り、0.6μm以下では歩留及
び濾水性が著しく悪くなるので望ましくない。一方、平
均粒子径が大きいものは15〜25μ謂、好ましくは1
5〜17μ曽である。粒子径が15μ■以下では、粒子
径の小さいものと混合して使用した時に明確な粒径分布
の相違が得難くなるので望ましくない。しかしながら、
粒径分布に3つ以上の山を設ける目的で粒子径の小さい
ものと大きいものを混合する場合、中間の粒子径、例え
ば8〜15μ■の水酸化アルミニウムを併用することも
てきる。25μm以上の大きな粒子径のものを用いると
表面滑性の面で望ましくない。 これらの粒子径の異なる水酸化アルミニウムの混合割合
は粒子径の小さいものと大きいものが重量比で1:1〜
1:5、好ましくは1:2〜1:4の範囲である。この
範囲内で粒子径の大きいものの比率を高めることにより
抄紙の際の歩留及び濾水性の向上を図ることができる。 一方、粒子径の小さいものの比率を高めると紙の不透明
度を改善できる。 水酸化アルミニウム含有率を40〜60重量%に限定し
た理由は、60重量%以上にすると急激に原紙の強度が
低下してくるためてあり、また、40重量%以下では下
記の難燃性組成物の添加量を大幅に増加させないと難燃
性を維持てきないためである。 本発明に用いる難燃性組成物は、難燃剤と結合剤の混合
物であり、難燃剤としては例えばスルファミン酸グアニ
ジンメチロール化物、リン酸アンモニウム、赤リン、モ
リブデン、ホウ砂、ホウ酸等が使用でき、結合剤として
は例えば澱粉、PVA、ラテックスエマルジョン等が用
いられる。 この難燃性組成物を濃度5〜20重量%の水溶液として
原紙に塗布するのであるが、塗布量は原紙当たり5〜1
0重量96(固形分として)とする。塗布量か5重量%
以下では水酸化アルミニウムを40〜60重量%含有さ
せた場合でも紙の難燃性及び耐熱性が改善できす、ビニ
ル壁紙裏打ち用紙として適さない。一方、難燃剤を10
重量%以上塗布することはコスト高を招き望ましくない
。 難燃性組成物の塗布方法は均一に塗布できれば特に限定
されないが、ゲートロールコータ−ブレードコーター、
サイズプレス等により、オンマシンで原紙を抄造する際
に行うことかできる。
【実施例】
以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが
、勿論本発明はこれらの実施例のみに限定されるもので
はない。 実施例1〜9 パインおよびスブルースを主原料としたNBKPを離解
後、常法により4001まで叩解し、無機填料として水
酸化アルミニウム(平均粒子径1μ調と17μMのもの
を重量比で1:3の割合で混合したもの)を原紙重量当
たり40%、50%及び60%添加し、合成繊維として
ポリエステル繊維(直径1.4dx繊維長5■、ユニチ
カ社製)を全重量当たり2%添加した。また、歩留助剤
として「エビノックス」 (カチオン系:デイック・バ
ーキュレス社製)を0.1%、「パーコール173J(
アニオン系ニアライドコロイド社製)を0.1%、中性
サイズ剤としてアルキルケテンダイマーを0.2%添加
して紙料を調成した後、坪量85g/ m  、密度0
.7g /cl”のビニル壁紙裏打ち用原紙を抄造し、
その引張強度及び不透明度を測定した。 この原紙に、下記に示される難燃性組成物35%溶液を
第1表に示す種々の割合でサイズプレス塗工し、その難
燃試験を行った。 く難燃性組成物の処方〉 スルファミン酸グアニジン   87.5%(メチロー
ル化物) 酸化デンプン          5.0%P V A
                       3.
0%アクリル共重合系サイズ剤   4.5%比較例1
〜3 無機填料として実施例と同じ水酸化アルミニウムを原紙
重量当たり50%、60%および80%添加し、実施例
と同様にしてビニル壁紙裏打ち用原紙を抄造し、その引
張強度及び不透明度を測定した。また、難燃性組成物を
塗工せずに難燃試験を行った。 比較例4 無機填料として水酸化アルミニウムに代えて炭酸カルシ
ウム(平均粒子径4μm)を原紙重量当たり50%添加
した以外は実施例と同様にして、ビニル壁紙裏打ち用原
紙を抄造し、その引張強度及び不透明度を測定した。ま
た、難燃性組成物を塗工せずに難燃試験を行った。 比較例5〜7 無機填料として水酸化アルミニウムに代えて炭酸カルシ
ウム(平均粒子径4μlI)を原紙重量当たり50%添
加した以外は実施例と同様にして、ビニル壁紙裏打ち用
原紙を抄造し、その引張強度及び不透明度を測定した。 この原紙に、実施例で用いた難燃性組成物35%溶液を
第1表に示す種々の割合でサイズプレス塗工し、同様に
難燃試験を行った。 上記の実施例及び比較例における原料配合割合、原紙物
性、難燃性組成物塗工量、塗工紙難燃性について、第1
表にまとめて示す。 なお、引張強度はJIS P8113、不透明度はJI
S P8138、難燃性試験はJIS A1322に準
拠して行った。 第1表から明らかなように、実施例1〜9て得られた本
発明のビニル壁紙裏打ち用難燃紙は、比較例1〜2の難
燃性組成物を塗工しないものに比べて難燃性が向上した
。また、比較例3の単一粒子径の水酸化アルミニウム8
0%配合品と比較すると、原紙の強度が向上している。 また、比較例4および5〜7の炭酸カルシウムを添加し
たものと比べて、水酸化アルミニウムの難燃性による難
燃効果の向上が見られた。
【発明の効果】
本発明によれば、填料として平均粒子径の異なる水酸化
アルミニウム2種以上を混合して填料含有率が40〜6
0重量%になるべく調成した原紙に難燃性組成物を5〜
10重量%付与することによって、高価な難燃剤の使用
が低減でき、耐熱性および不透明性に優れ、ビニル加工
性も向上したビニル壁紙裏打ち用難燃紙が得られる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、平均粒子径の異なる水酸化アルミニウムの少なくと
    も2種以上を混合して湿式抄紙した水酸化アルミニウム
    含有率40〜60重量%の原紙に、難燃性組成物を原紙
    当たり5〜10重量%塗布したことを特徴とするビニル
    壁紙裏打ち用難燃紙。
JP16151590A 1990-06-20 1990-06-20 ビニル壁紙裏打ち用難燃紙 Pending JPH0450400A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06240494A (ja) * 1993-02-18 1994-08-30 Nippon Alum Co Ltd アルミニウム陽極酸化皮膜の着色方法
JPH06287892A (ja) * 1993-03-31 1994-10-11 Nippon Paper Ind Co Ltd 難燃紙及びその製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0261200A (ja) * 1988-08-26 1990-03-01 Kohjin Co Ltd 難燃性壁紙

Patent Citations (1)

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