JPH0450112Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0450112Y2
JPH0450112Y2 JP1984133961U JP13396184U JPH0450112Y2 JP H0450112 Y2 JPH0450112 Y2 JP H0450112Y2 JP 1984133961 U JP1984133961 U JP 1984133961U JP 13396184 U JP13396184 U JP 13396184U JP H0450112 Y2 JPH0450112 Y2 JP H0450112Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
weight
copolymer
printed
ethylene
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1984133961U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6150437U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1984133961U priority Critical patent/JPH0450112Y2/ja
Publication of JPS6150437U publication Critical patent/JPS6150437U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0450112Y2 publication Critical patent/JPH0450112Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はプリントラミネート加工紙に関し、特
に溶剤や別途の接着剤を用いることなく熱接着の
みで印刷紙と積層してなるプリントラミネート加
工紙に関する。 〔従来の技術〕 出版物の表紙、カード、ポスター等の印刷紙の
保護や美化等を目的としてその表面にプラスチツ
クフイルムをラミネートする試みが広く行なわれ
ている。 従来、かかるプリントラミネートは、主にフイ
ルムに溶剤タイプの接着剤を塗布、乾燥して印刷
紙に貼り合わせるという方式がとられている。し
かしながらかかる方式は、最終製品に残留溶剤が
存在し臭いが残る、作業環境上好ましくない、塗
布乾燥、溶剤回収等の設備費用が莫大である等の
欠点を有する。 そこで溶剤や別途の接着剤を必要としないプリ
ントラミネート用積層フイルムの開発が検討され
るようになつた。その例として特開昭59−24666
号公報等がある。しかし、かかる技術は接着強度
が低かつたり、滑り性、耐ブロツキング性が不十
分であつたり、耐熱性が不十分であつたり、臭い
が残つたりするものが多く、未だ十分な特性を有
するものは知られていない。 〔考案の目的〕 本考案の目的は、十分な接着強度を有すると共
に、滑り性、耐ブロツキング性に優れ、加工時の
トラブルが少なく、しかも最終製品に臭いが残ら
ず、且つ耐熱性に優れた接着剤塗布不要の熱接着
型積層フイルムを用いたプリントラミネート加工
紙を提供することにある。 〔考案の構成〕 上記本考案の目的は、 平均粒径0.2〜5.0μの無機粒子が0.05〜0.5重量
%含有されている二軸延伸ポリプロピレンフイル
ム(A)の片面に表面粗さ(Ra)0.2〜0.8μであ
るエチレン(メタ)アクリル酸(エステル)共重
合体(B)の層が積層されてなる積層フイルムと
印刷紙とが熱接着されてなるプリントラミネート
加工紙によつて達成される。 二軸延伸ポリプロピレンフイルムは、プロピレ
ンを主要モノマ成分(60重量%以上、好ましくは
80重量%以上)とするポリマ(オレフイン共重合
体等とのブレンド物等も含む)の二軸延伸フイル
ムであるが、本考案では0.05〜0.5重量%の無機
粒子を含有することを不可欠とし、これによつて
印刷物の外観を損なわずに、滑り性、耐ブロツキ
ング性が向上する。 無機粒子の具体例としては、カオリン、カオリ
ナイト、天然ゼオライト、シリカ、クレー等があ
るが、特に粒子組成の70重量%以上がA2O3
SiO2であるもの、更にはNa2Oを含んだ組成のも
のが好ましい。かかる無機粒子は0.2〜5.0μの平
均粒径を有するものが必要である。0.2μより小さ
いと滑り性、耐ブロツキング性の効果が現われに
くく、5.0μより大きいと延伸によつて大きなボイ
ドとなり、プリントラミネート加工後の印刷物の
外観を損ねる。 無機粒子の量は前記したとおり、0.05〜0.5重
量%である必要があり、特に0.08から0.35重量%
が好ましい。0.05重量%より少ないと滑り性、耐
ブロツキング性等の効果が現われず、0.5重量%
より多いと透明性、光沢度が低下してプリントラ
ミネート加工後の印刷物の外観を損ねる。 尚、以上の無機粒子は二軸延伸ポリプロピレン
フイルム(A)の全体に含有されていてもよい
が、表面側のみに含有されている方が好ましい。 エチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合
体(B)とはエチレンとアクリル酸、メタアクリ
ル酸、アクリル酸エステル及び/又はメタアクリ
ル酸エステルを必須共重合成分とする共重合体で
あり、例えば、エチレン−アクリル酸共重合体、
エチレン−アクリル酸メチル共重合体、エチレン
−メタアクリル酸メチル共重合体、エチレン−メ
タアクリル酸エチル共重合体、これらと無水マイ
レン酸との三元共重合体等がある。共重合割合は
(メタ)アクリル酸(エステル)30〜5重量%、
より好ましくは20〜5重量%、無水マイレン酸が
0〜10重量%、残部がエチレンである場合が好ま
しい。共重合方式はランダム共重合、グラフト共
重合等適宜の方式を用いうるがグラフト共重合体
は耐熱性及び経済性に幾分劣る。 かかる共重合体(B)は、表面粗さ(Ra)が
0.2〜0.8μである必要があり、この範囲の表面粗
さとすることにより、滑り性、耐ブロツキング性
がさらに向上する。その結果、加工紙の製造工程
において、フイルムやぶれ、シワ発生等のトラブ
ルがなく、またシワ等のない良質な加工紙が得ら
れるようになる。表面粗さを上記の範囲にする方
法は種々の方法が採られるが、エチレン−α−オ
レフイン共重合体や、α−オレフイン重合体をブ
レンドする方法が好ましい。 共重合体(B)には更に前記した無機粒子を添
加することも好ましい。この層は無機粒子によつ
てボイドを生ずることが少なく、また生じても熱
接着時に消滅し、印刷物の外観を損なうことはな
い。かかる観点からその添加量は二軸延伸ポリプ
ロピレンに対するよりも多くてもよく、0.1〜1.5
重量%が好ましい。またこの層にはロジン、テル
ペン、石油樹脂等の粘着付与剤を3〜25重量%添
加することも好ましく、特に水添した石油樹脂を
5〜20重量%添加することは好ましい。その他必
要に応じ、熱安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収
剤、耐候剤、帯電防止剤等を添加してもよい。 二軸延伸ポリプロピレンフイルム(A)への共
重合体(B)の積層方法は溶融押出ラミネート法
等適宜公知の方法を用いることができる。 かくして得られた積層フイルムの共重合体
(B)層の表面をコロナ放電処理することが好ま
しい。コロナ放電処理はN2及び/又はCO2中で
行なうことが好ましい。 かくして得られた積層フイルムを次に印刷紙に
熱接着する。この熱接着は(B)層を印刷紙に接
して行なわれる。こに印刷紙とは、天然紙(上質
紙、アート紙、コート紙等)に印刷したものをい
い、天然紙の印刷物が好ましい。 〔考案の効果〕 本考案のプリントラミネート加工紙は、熱接着
のみで接着したものであり、十分な接着強度を保
つと共に、滑り性、耐ブロツキング性に優れ、加
工時や最終製品に臭いが残ることなく、耐熱性に
もすぐれている。 また、プリントラミネート加工紙を製造する際
に、フイルムやぶれやシワ発生等のトラブルがな
く、加工紙の加工性の面でもすぐれている。 【表】
【図面の簡単な説明】
第1図は印刷紙に熱接着する前の積層フイルム
の断面図であり、第2図はプリントラミネート加
工紙の断面図である。 1……二軸延伸ポリプロピレンフイルム、2…
…エチレン−(メタ)アクリル酸(エステル)共
重合体、3……紙、4……印刷インキ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 平均粒径0.2〜5.0μの無機粒子が0.05〜0.5重量
    %含有されている二軸延伸ポリプロピレンフイル
    ム(A)の片面に表目粗さ(Ra)0.2〜0.8μであ
    るエチレン(メタ)アクリル酸(エステル)共重
    合体(B)の層が積層されてなる積層フイルムと
    印刷紙とが熱接着されてなるプリントラミネート
    加工紙。
JP1984133961U 1984-09-05 1984-09-05 Expired JPH0450112Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984133961U JPH0450112Y2 (ja) 1984-09-05 1984-09-05

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984133961U JPH0450112Y2 (ja) 1984-09-05 1984-09-05

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6150437U JPS6150437U (ja) 1986-04-04
JPH0450112Y2 true JPH0450112Y2 (ja) 1992-11-26

Family

ID=30692493

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984133961U Expired JPH0450112Y2 (ja) 1984-09-05 1984-09-05

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0450112Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0738603B2 (ja) * 1986-06-06 1995-04-26 松下電器産業株式会社 通信監視装置
JP2570820B2 (ja) * 1988-06-23 1997-01-16 東レ株式会社 プリントラミネート用積層フィルム及びその製造方法
JP2001341243A (ja) * 2000-06-06 2001-12-11 Gunze Ltd プリントラミネート用フィルム及びプリントラミネート製品

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5924666A (ja) * 1982-07-31 1984-02-08 グンゼ株式会社 プリントラミ用フイルム

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5924666A (ja) * 1982-07-31 1984-02-08 グンゼ株式会社 プリントラミ用フイルム

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6150437U (ja) 1986-04-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6844041B2 (en) Clear polymeric label including delaminatable mask layer
EP0912338B1 (en) Metallized multilayer packaging film
US6613430B2 (en) Release coated polymer film
WO2004060648A1 (en) Clear polymeric label including delaminatable mask layer
US6127032A (en) Adhesive film for glass substrates
JPH0450112Y2 (ja)
JP4578307B2 (ja) 感熱ラベル
JP2576886B2 (ja) 易接着性フイルム
JPH06320684A (ja) 封筒用の窓フイルムとしての反射の減少した結合性の延伸フイルム
JPS604579A (ja) マスキング用感圧性接着テ−プまたはシ−ト
JP3122001B2 (ja) 積層フイルム
CN111748296A (zh) 一种用于基材表面的热覆合膜
JP4581267B2 (ja) 金属蒸着フィルムを用いた粘着シート
JP3931525B2 (ja) 粘着シート
JPS6312792B2 (ja)
JPH0544129Y2 (ja)
JP2001011406A (ja) 粘着シート
JP3423804B2 (ja) 積層フイルム
JP4021988B2 (ja) 層間剥離性感熱接着シート
JP2003221566A (ja) 印刷適性に優れたラベル用粘着シート
JPH0345341A (ja) 防水性記録用材料
JPS62275134A (ja) 接着方法
JP4396047B2 (ja) 艶消し蒸着フィルムおよびそれを用いた粘着シート
JPH0380426B2 (ja)
JPS6312649A (ja) カ−ド保護用フイルム