JPH0450078Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0450078Y2
JPH0450078Y2 JP11907687U JP11907687U JPH0450078Y2 JP H0450078 Y2 JPH0450078 Y2 JP H0450078Y2 JP 11907687 U JP11907687 U JP 11907687U JP 11907687 U JP11907687 U JP 11907687U JP H0450078 Y2 JPH0450078 Y2 JP H0450078Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nonwoven fabric
weight
jigsaw puzzle
pattern
puzzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP11907687U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6426093U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP11907687U priority Critical patent/JPH0450078Y2/ja
Publication of JPS6426093U publication Critical patent/JPS6426093U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0450078Y2 publication Critical patent/JPH0450078Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Toys (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 イ 考案の目的 産業上の利用分野 本考案は不織布から構成されたジグソーパズル
に関するものである。
従来の技術 従来よりジグソーパズルは、ボール紙の様な厚
紙を基体とし、その上に第3図の様に絵柄を印刷
した紙材kを貼り合せて、そして打ち抜きの刃型
を用いて多数の所定形状の切片に切断して作られ
ているものである。
考案が解決しようとする問題点 この従来のジグソーパズルは下記の如き4点の
大きな欠点を持つているのである。
その第1は、表面が印刷された紙材kであるた
め、光沢を有しているのであるが、この光沢があ
ると見る角度によつて絵柄が見にくくなつてしま
うということである。
つまり紙の場合、表面にPVAなどをスプレー
して保護膜を形成しているが、この保護膜により
艶は良くなるものの反射によつて表面が光り、見
る角度によつては絵柄の1部又は全部が見えなく
なるのである。
第2点は、打ち抜かれた切片同志の間に隙間と
してのアール状の窪み(第3図参照)があり継ぎ
目がはつきりと判つて目立ちやすく、絵柄を組立
てたときの大きな欠点となつているのである。
つまり厚紙を基体とするためこの紙の緻密性に
より切断に大きな力を要し、しかも切断に加わつ
た力の歪がうまく吸収されないので、切断面が変
形を受けやすく、特にコーナー部が押し潰されや
すく、したがつて通常、面取り用カツターの如き
特別な刃型により打ち抜かれているのである。
その結果、第3図の様に切片の周囲部は直角に
ならずアール部rが形成され、このアールとアー
ルが継ぎ目に谷状の窪みvを形成させており、隙
間の生じやすいものとなつているのである。
第3の欠点は、パズルを組立てたときに第3図
の様に台紙等の支持部材Gがないと容易に崩れて
しまうということである。
つまり前述した様に切片同志の継ぎ目に谷状の
窪みvとなつた隙間があるため、また切片自体が
組立て時の押圧で変形しやすいため、組立て後に
少しの応力で崩れてバラバラになりやすく、全体
を支持して保形する台紙などが必要となるのであ
る。
また第4の欠点は、厚紙を基体とするため比較
的重く、製造・運搬等にかなりの負担がかかると
いうことであり、この重いことも組立て後の崩れ
やすさを助長しているのである。
本考案は、以上の様な多くのかつ重大な欠点を
有する従来のジグソーパズルを改良することを目
的としてなされたもので、絵柄がどの角度からも
見やすく、パズル組立て後に切片間の継ぎ目が目
立たず、かつ絵柄が損なわれることもなく、しか
も組立て後の崩れも生じにくいので支持用台紙の
様な支持部材も不要であるというきわめて効果の
高いジグソーパズルを提供しようとするものであ
る。
ロ 考案の構成 本考案の構成は、繊維材料45〜75重量%とバイ
ンダー55〜25重量%の配合組成を有し、かつその
見掛密度が0.05〜0.25g/cm3である不織布から構
成されたことを特徴とするジグソーパズル、を要
旨とするものである。
問題点を解決するための手段 従来の厚紙を基体とするジグソーパズルに代つ
て、不織布を構成要素とするジグソーパズルを得
るべく検討を進めた結果、所定の配合組成と見掛
密度を有する不織布がジグソーパズルとしてきわ
めて好適であり、前記した従来の欠点を全部解消
できる画期的なジグソーパズルになることを見い
出したのである。
第1図は本考案ジグソーパズルの部分平面図
で、絵柄を省略して示したものである。
第2図は本考案ジグソーパズルの部分断面拡大
図である。
これらの図の様に本考案は、ジグソーパズルP
の各々の切片sが不織布から構成されているとい
うもので、この不織布の配合組成が繊維材料45〜
75重量%とバインダー55〜25重量%とからなつて
おり、かつこの不織布の見掛密度が0.05〜0.25
g/cm3の範囲となつているのである。
この不織布において、繊維材料が45重量%より
も少なくバインダーが55重量%よりも多くなる
と、クツシヨン性がなくなつて切断しにくくな
り、一方、繊維材料が75重量%よりも多くバイン
ダーが25重量%よりも少なくなると、不織布内に
おける繊維の自由度が大きくなるため、打ち抜き
時などに受ける外力により変形しやすく、絵柄に
ズレが生じたりするのである。
また、この不織布の見掛密度が0.05g/cm3未満
では切片sを組合せ、一枚のシート状にしたと
き、張りが不足して適切ではなく、一方、この見
掛密度が0.25g/cm3をこえると打ち抜き切断時や
パズル組立て時に加わる歪を吸収するクツシヨン
性が不足し、切片sに変形が生じやすくなるので
ある。
この見掛密度の特に好ましい範囲は、0.1〜0.2
g/cm3である。
なお、この不織布の厚みは特に限定する必要は
ないが、0.8〜5.0mm位が好ましく、望ましくは1.0
〜3.0mmの厚みのものが、パズルを組立ててシー
ト状にしたときにシートがペラペラした感じにな
らず適度な張りを有するものとなるのである。
また、この厚みが5mmをこえるものでは材料費
が高くなり嵩も大きくなつて取扱い性も悪くなる
ので好ましくないのである。
本考案における不織布は、前記の配合組成と見
掛密度の条件を満足しながら、かつ2層以上の構
造となつているものが好適であり、表面層は印刷
適性にすぐれた構造とし、他の下層は歪を吸収す
るクツシヨン性に優れている構造とすることが望
ましいのである。
つまり本考案では従来の様に絵柄を印刷した紙
材kを貼るのではなく、この不織布の表面に直接
印刷して絵柄を施すのである。
したがつて、表面層は印刷に適した平滑な面と
なる構造に仕上げることが要望されるのである。
この不織布に用いる繊維材料の種類は特に限定
する必要はなく、切断性を向上させるために単繊
維強度は比較的低い方が良く、また表面層に使用
する繊維は印刷適性を向上させるために比較的細
い繊維が好ましいものである。
また、この不織布に用いるバインダーや不織布
の製造方法については従来公知のものを利用して
やれば良く、何ら特別な制限はないものである。
作 用 本考案の構成は以上の様なものであり、構成材
料が紙に比べて密度の小さい不織布であるため、
シヤープに切断しやすく特別な打ち抜き用具を必
要とせず、しかもその切断面は第2図の如く表面
に対して直角であり、第3図で示した様な従来の
如きアール部rはなくなるのである。
したがつて切片sと切片sの間に谷状の窪みv
が形成されることはなく、継ぎ目が目立たない
し、しかも切片s間の接触面積も大きくなるので
ある。
またこの切片s間の接触において、これらの切
断面は不織布の繊維で毛羽立つていて、この突出
繊維の絡み合いがその接合を補助しており、前記
の接触面積の大きいことと谷状の窪みvがないこ
と、さらには軽いことなどが相乗的に作用して、
パズル組立て後のシート全体の崩れは非常に生じ
にくいものとなり、支持部材Gとしての台紙など
は全く不要となるのである。
さらに不織布表面に直接絵柄を印刷するもので
あるため、表面は光らずどの角度から見ても明確
に観察できるものとなるのである。
実施例 表面層の繊維材料として1.5デニール38mm長の
ポリエステル繊維50%と3デニール51mm長のレー
ヨン繊維50%とからなるウエツブを使用し、中間
層及び裏面層の繊維材料として1.5デニール38mm
長のポリエステル繊維30%と3デニール51mm長の
レーヨン繊維70%とからなるウエツブを使用し、
これら3層の繊維材料60重量部に対して固形分比
で40重量部のポリアクリル酸エステル樹脂エマル
ジヨンを含浸させて乾燥し、全体の見掛密度が
0.15g/cm3で厚みは1.8mm(表面層=0.6mm、中間
層+裏面層=1.2mm)の不織布を得た。
この不織布にグラビヤ印刷法により絵柄を施し
て、通常のカツターからかる刃型で第1図の様な
切片形状の多数の切片に切断し、ジグソーパズル
を作成した。
この切断工程は打抜き性が良く切断しやすいも
のであつた。
この様にして得られたジグソーパズルは、絵柄
が反射で光らず見やすいし、切片間の継ぎ目はほ
とんど見えず、しかも組立て後は崩れにくく支持
部材は不要であり、かつ軽量なものであつた。
ハ 考案の効果 本考案の効果は作用欄で詳述した通りである
が、簡単にまとめると下記の通りである。
(a) 表面が光らないのでどの角度から見ても絵柄
が良く見える。
(b) 製造工程における打ち抜き性が良く押し潰れ
はなくシヤープに切断でき、切片の周囲にアー
ル部が形成されない。
(c) したがつて切片間の継ぎ目は目立ちにくく絵
柄を損ねない。
(d) パズル組立て後に、切片間の接触面積が大き
いこと、突出繊維の絡み、軽量性、などにより
非常に崩れにくいパズルとなつている。
(e) したがつて支持部材としての台紙などは不要
であり、軽量性による負担減少なども作用して
コスト的にも有利なものとなつている。
(f) 不織布に直接絵柄が施されているため、不織
布独特の味が出て、深みのある絵柄が得られる
ものである。
以上の様に本考案は種々なるすぐれた効果を有
し、従来品の欠点を全部解消した画期的なジグソ
ーパズルと言えるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案ジグソーパズルの部分平面図
で、絵柄を省略して示したものである。第2図は
本考案ジグソーパズルの部分断面拡大図である。 P……ジグソーパズル、s……切片、第3図は
従来のジグソーパズルの部分断面拡大図である。
r……アール部、v……谷状の窪み、G……支持
部材、k……絵柄を印刷した紙材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 繊維材料45〜75重量%とバインダー55〜25重量
    %の配合組成を有し、かつその見掛密度が0.05〜
    0.25g/cm3である不織布から構成されたことを特
    徴とするジグソーパズル。
JP11907687U 1987-08-03 1987-08-03 Expired JPH0450078Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11907687U JPH0450078Y2 (ja) 1987-08-03 1987-08-03

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11907687U JPH0450078Y2 (ja) 1987-08-03 1987-08-03

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6426093U JPS6426093U (ja) 1989-02-14
JPH0450078Y2 true JPH0450078Y2 (ja) 1992-11-25

Family

ID=31363991

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11907687U Expired JPH0450078Y2 (ja) 1987-08-03 1987-08-03

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0450078Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009136621A (ja) * 2007-12-10 2009-06-25 Amada Insatsu Kako Kk ジグソーパズルおよびその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009136621A (ja) * 2007-12-10 2009-06-25 Amada Insatsu Kako Kk ジグソーパズルおよびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6426093U (ja) 1989-02-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2136675A1 (en) Liquid permeable, quilted film laminates
CA2461129A1 (en) A soft absorbent web material
JPH0450078Y2 (ja)
CA1173869A (en) Jigsaw puzzle
US4703854A (en) Book container structure
US4709927A (en) Game board construction
CA2134279A1 (en) Liquid absorbing sheet material, method of manufacturing the liquid absorbing sheet material, method of manufacturing a sheet material and sanitary articles produced thereby
JP3223397B2 (ja) 不織布及びその製造方法
JPS6334200U (ja)
JPS6398441A (ja) 自動車内装材用の表皮材
JPH0427609Y2 (ja)
JPH053101Y2 (ja)
JPH0638678Y2 (ja) 本木製品
JPH0351122Y2 (ja)
IE33062L (en) Needle felt
JPS60125130U (ja) 化粧板
JPS596202B2 (ja) 化粧板の製造法
JPS59111835A (ja) ダンボ−ル
JPH11181700A (ja) ケナフ壁紙
JPS5924054A (ja) 集成化粧単板の製法
JPS63172636U (ja)
JPH0211486U (ja)
JPS59171936U (ja) 金属薄膜複合構造体
JPS59139102U (ja) 靴用中底材
JPS62246800A (ja) 寄木の作成方法