JPH04500575A - 磁気媒体の構成及び読取方法並びに該方法を適用した磁気媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 磁気媒体の構成及び読取方法並びに該方法を適用した磁気媒体 この発明はコンピュータの周辺機器であり読取及び記録ユニットに関する。かか るユニットはコンビ二一夕に接続され、トラックを備えた磁気媒体上でコード化 された情報やデータの読み取り及び書き込みを行うことを意図したものである。

より詳しくは、この発明は持ち運び可能な媒体、例えば磁気トラックカード、の 読み取りを行うことができる読取及び記録ユニットに関し、一層特定すれば、か かるカード上に記録された情報の読み取りを行う方法もしくはプロセスに関する 。

持ち運び可能な情報記録媒体は、高密度の再使用可能な情報の格納できる可能性 があることから、最近その技術的進歩が注目されている。この種の媒体の進歩に より、いかなる応用分野にあっても、同種の或いは異種の情報を含ませることを 意図した、真の意味でのポータプルな記録を構築する可能性が出てきた。例示す れば、この媒体には、限定的であると否とを問わず、医療上の情報もしくは機械 、装置もしくは乗物の使用、保守成いは過去の履歴等の情報を格納することがで きる。

従来技術におけるカード構成用の可搬媒体は３つのタイプに別れる。

第１のタイプの媒体は内部メモリと、入出力チェック回路とを具備したチップカ ードもしくはマイクロサーキットカードである。チップカードの個々の記憶容量 は一般的には６４キロビツトである。この記憶容量ではこの種のカードを可搬媒 体として主要アプリケーションに使用するには少なすぎよう。

第２のタイプは光学的カードであり、この種のカードは６４メガビツトの記憶容 量を備えている。光学的カードの記憶容量は多くのアプリケージジンでは十分で あろうが、光学的カードはまだ開発途上であり、必要な信頼性は得ることができ ない。

第３のタイプのポータプル媒体は磁気トラック付のカードにて構成され、その記 憶容量はカードに形成されるトラック数によって決定される。従って、この種の カードではその記憶容量を記憶されたトラックの数に応じて任意に選定し決定す ることが可能である。しかしながら、可搬記憶システムを構築するため情報記憶 容量を大きくすると当然にトラックの要する時間は非実用的もものとなる。−例 を挙げると、１５０個のトラックを構成する１メガビツトの記憶容量のカードの 読み取りに２分以上も要する。

従って、この発明の目的は、磁気トラック付カード上に記録された情報の読取を 所定の優先順序で行いつつコンピュータのための記憶情報の検索時間を短縮する ことによって、上記欠点を解消することりある。

この発明の他の目的は、トラックの読み取りが所定の優先順序をもって自動的に 行われ、かつコンピュータにより指令される制御シーケンスを実施することで優 先が得られるカード読取方法を提供することにある。

この目的を達成する本発明になる、ｎ個のトラックもしくはセクタを備え、その 少くとも一つは最初に義務的な読み取りを行うトラックを構成するように予約さ れかつ認識されている磁気カード等の媒体上に記録された情報の優先度の付与方 法は、 情報記憶トラックの中から少なくとも一つの優先トラックを選定し、 該第１の読取トラック上に、所定の優先順序に準じたカード読取計画トラックを 構成する優先トラック（単数もしくは複数）の識別子を記憶せしめる、 ことを特徴とする。

本発明は更に少なくとも一つの読取計画トラックを具備するトラック付ポータプ ルカードに関する。

本発明のもう一つの目的はコンピュータ接続された読取装置によるポータプルカ ードの読取方法を提供することにあり、その方法は、 カードを読取装置に導入後に、読取計画トラックの読み取りを自動的に隈なく行 い、 内部メモリに読取計画トラックの内容を伝達し、計画トラックに定義される優先 順序に従って優先トラックの内容を全て読み取り、 読み取られた優先トラックの内容を内部メモリに伝達し、コンピュータが制御指 令を出力しない限りにおいて優先順序に従って各トラックの読み取り及び伝達処 理を順次行う。

本発明のそれ以外の特徴点は、本発明の非限定的な各種の実施例を例示する以下 の添付図面を参照した記載から明らかとなろう。

第１図はこの発明の実施するのに適したそれ自体としては公知のコンピュータシ ステムの簡略化ブロックダイヤグラム。

第２図及び第３図はこの発明の方法の詳細を示すフローチャート。

第１図はコンピュータシステムを簡略化して示す。このコンピュータシステム自 体は公知であるが、この発明の理解を容易とするため説明するものである。この 発明の実施のためのコンピュータシステムはコンピュータもしくは中央処理装置 ｌを備え、中央処理装置１は一方ではキーボード２及びスクリーン３のような端 末装置と協働すると共に、他方では読取及び記憶ユニット４と協働する。読取及 び記憶ユニット４はｎ個の記憶トラックＰｏからＰ、より成る磁気媒体５の書き 込み及び読み取りを行うためのものである。好ましくは磁気媒体５は磁気トラッ クを備えたボータプルカードの形態をなす。

コンピュータ】は、読取器４とコンピュータ１との間をリンクするインターフェ ース回路６を備える。読取器４は図示の例では読取−書込システム８と、システ ム８の制御用制御ユニット９とから構成される。

制御ユニット９はバス７に接続されて、制御ユニット９とコンピュータ１との間 でデータの伝達を制御するインターフェース回路１１を備える。インターフェー ス回路１１は内部バス１２に接続され、同バス１２は、マイクロプロセッサ１３ と、プログラム可能読み出し専用メモリ１４と、内部読取及び書込メモリ１５と 、データ制御回路１６、入力−出力レベル１７と、状態制御回路１８とを相互に 接続する。回路１６、レベル１７及び二二ツ）１８は読取−書込システム８と制 御ユニット９との間のインターフェースを構成する回路１９と相互作用する。

システム８は交換接続２２を介してインターフェース１９に接続されるマスター プロセッサ２１を備える。マスタープロセッサ２１は制御回路２３．２４を介し てトラックの上を横切って移動する読み取り一書き込み磁気ヘッド２５の制御を 行うと共に、電子機械装置２６の制御を行う。この電子機械装置２６はトラック によって形成される方向に従う直線運動に応じてカード５を駆動するものである 。

上述の演算システムはこの発明の方法を実施するため使用されるものであり、そ の目的は、コンピュータにより出力される指令を予測するように、選定されたシ ーケンスに応じてカード上の記録情報の読み取りを構成するものである。

このような機能の実現のためカード５は少くとも一つのトラックＰ、を有し、こ のトラックＰ０は最初の義務的な読み取りトラックを構成するように予約されて おりかつ識別される。この情報がカードのトラックに記憶されていると、優先ト ラックがこの情報を含むトラックの中から選定される。このような優先トラック は、その重要性等の理由で、優先的な読み取りを行うべき情報を含むようになっ ている。次に、優先の順次若しくは優先トラックの読み取り順序の識別子が第１ の読み取りトラックＰ、上に記憶され、かくしてカード読み取り計画のトラック が構成される。

単なる例示であるが、第１図に示すカード５は計画トラックＰ０は優先順序に応 じて読み取りすべき５つの優先トラックの公知のコーディングによる識別子Ｐ　 Ｉ＋　Ｐ　ｉ　Ｐ　ｓ、　Ｐ　Ｓ＋　Ｐ　＊を示す。

好ましくは、計画トラックＰ０は第２のトラックに例えばＰ、４１等のようにコ ピーされ、トラックＰ＠のバックアップトラックを構成することができる。好ま しくはバックアップトラックは第１のトラックＰ０からある距離のところでカー ド上に位置される。

第２図はフローチャートによって以上説明したカード５の読み取り方法を説明す る。

制御ユニット９がユーザによって読み取りユニットに導入されたカード５の読み 取り準備を行い、カードの存在を検出すると（ステップ３０）、読み取りユニッ トはカードに形成した物理的な参照トラックの読み取りを実行する。制御ユニッ ト９によるカードの読み取りができないときは、そのカードは拒絶される（ステ ップ３３）。参照トラックの読み取りに引き続き、制御ユニット９は同制御ユニ ット９の選定の後（ステップ３４）、読み取り一書き込みユニット８の駆動及び 制御を行わしめる（ステップ３５）。

次いで、制御ユニット９は読み取り計画トラックＰ、の読み取りを隈なく自動的 に行う（ステップ３６）。当然であるが、トラックの読み取りにおいては磁気ヘ ッドによってトラックに含まれる情報の読み取り、及びその読み取りされた情報 を制御ユニットの内部メモリ１５に伝達が行われる。

トラックＰ０の読み取りが正確にされたかのチェック（ステップ３７）後に、前 記した選定読み取り計画が適用される（ステップ３８）。計画トラックＰｏの読 み取りが不正確の場合は制御ユニット９は第２の計画トラックＰ１４．の読み取 りを実行する（ステップ３９）。第２トラツクの読み取りが成功裏に行われたこ とをチェック後に読み取り計画が適用される。

第２のトラックの読み取りが不正確の場合は制御ユニット９はコンピュータ１に 情報メツセージを送り、コンピュータｌは装入カードの読み取りができなかった ことをユーザに警告せしめる（ステップ４１）。

計画トラックから制御ユニットの内部メモリ１５へのデータの伝達が正しく行わ れた場合は、制御ユニット１５は次に最初に選定されたトラック、即ち、図示実 施例ではトラックＰ。

の読み取りを実行する。制御ユニットは次にコンビコータ１が特別の指令を出力 したか否か判別する（ステップ４３）。もし、そのような指令が出ていない場合 は制御ユニット９は選定された優先順序に従って計画トラック上に記録された次 の優先トラックの読み取りに進み（ステップ４４）、以下同様にして最後に選定 された優先トラックで至る。図示実施例では、制御ユニット９はＰ　、、　Ｐ、 、　Ｐ、、、　Ｐ’、、　Ｐ、の順序でトラックの読み取りを順次実行する。

もしコンピュータ１が特別の指令を発生した場合は、制御ユニット９は優先トラ ックの読み取りの終わりにおいて読み取り計画を中断し、前記した制御指令を実 施する（ステップ４５）。制御指令が実施されると、制御ユニットは新規な制御 指令が出力されるまで若しくは最後の優先トラックが読み取りされるまで優先度 の選定順序において優先トラックの読み取りを継続する。

第３図はコンピュータｌにより出力される制御指令が実施されるステップ４５の 詳細を示す。各制御指令は、その制御指令が読み取り指令か書き込み指令か判別 される（ステップ４５０）。

書き込み指令の場合は、カード５に記憶するべき情報はまずコンピュータｌのメ モリから制御ユニットの内部メモリ１５に伝達され（ステップ４５１）、次に内 部メモリからカード５に書き込まれる（ステップ４５２）。

読み取り指令の場合は、読み取り計画を実行しつつ、コンピュータにより要求さ れる情報を予め読み取りした後に、その情報が制御ユニットの内部メモ１月５に 含まれないか否か見つけ出すためシーケンスが検査される（ステップ４５３）。

要求された情報が内部メモリ１５に含まれない場合は、制御ユニット９はカード 上での要求情報の読み取りを進める（ステップ４５３）。もしコンピュータによ り要求された情報が内部メモリ１５に含まれていた場合は、その情報はコンピュ ータ１のメモリに移送される（ステップ４５５）。

この発明の方法は、後に実行する読み取りを予測せしめる選定された優先順序で 優先トラックの自動的な読み取りを行うことができる。この読み取り方法は、ユ ーザによって後の段階で参照される見込みが最も高いカードに含まれる情報を読 み取り／書き込みメモリ（即ち内部メモリ）に自動的に移送することができる利 点がある。その結果、情報の検索時間は磁気ヘッドがその情報の読み取りに必要 となる比較的に長い期間にはもはや依存することなく、内部メモリの情報の読み 取りに必要となる期間に依存する。そのため、情報の検索時間が短縮される。

当業者には明らかなことであるが、只一つのセクタを有したトラックの代わりに 複数のトラックを有したセクタを使用することが可能であり、この明細書及び請 求の範囲で使用した“トラック”という用語はセクタをも意味するのはもとより である。

この発明の方法は磁気カードについて説明したが、一つのセクタが読み取り計画 を含むディスケットで実施することも可能であり、又は光学的手段によって記憶 される材料を使用した、この分野で公知のカードで実施することも可能である。

この発明の方法はユーザの選定に関連してコンピュータにより出力された制御指 令に対し優先度を与えることにまた留意されたい。

この発明は以上説明の実施例に限定されることなく、発明の範囲を逸脱すること なく種々の変形が可能である。

補装置の翻訳文提出書 （特許法第１８４条の８） 平成３年１月１０日

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. １．ｎ個のトラックもしくはセクタを備え、該トラックの少くとも一つは最初に 義務的な読み取りを行うトラックを構成するように予約されかつ認識されている 磁気カード等の媒体上に記録された情報の優先度の付与方法において、情報記憶 トラックの中から少なくとも一つの優先トラックを選定し、 該第１の読取トラック上に、所定の優先順序に応じてカードを読み取りするため の読取計画トラック（Ｐｏ）を構成するように優先トラック（単数もしくは複数 ）の識別子を記憶せしめる、 ことを特徴とする方法。
2. ２．請求の範囲１の方法に応じて構成される少くとも一つの読み取り計画トラッ ク（Ｐｏ）を備えることを特徴とするｎ個のトラックを有するポータブルカード 。
3. ３．第１の読み取りトラックと同一の記憶内容の第２の計画カードを有し、該第 ２のトラックはバックアップコピーを構成し、第１のトラックから或る距離にお いて媒体上に位置させたことを特徴とする請求の範囲２に記載のポータブルカー ド。
4. ４．コンピュータ（１）に接続された読み取り及び書き込みユニット（４）を使 用して請求の範囲２若しくは３の方法によってポータブルカードの読み取りを行 う方法であって、カード（５）を読取装置（４）に導入後に、読取計画トラック の読み取りを自動的に隈なく行い、 内部メモリに読取計画トラックの内容を伝達し、計画トラックに定義される優先 順序に従って優先トラックの内容を全て読み取り、 読み取られた優先トラックの内容を内部メモリに伝達し、伝達をコンピュータが 制御指令を出力しない限りにおいて優先順序に従って各トラックの読み取り及び 伝達処理を順次行うことを特徴とする方法。
5. ５．制御指令を実施後に、計画トラックに規定される優先度順序に応じて優先ト ラックの内容の読み取り及び伝達を行うことよりなる請求の範囲４の方法。
6. ６．各優先トラックの内容の読み取り及び伝達後に、コンピュータが制御指令を 出力したか否かの判定を行うことを具備する請求の範囲４若しくは５の方法。
7. ７．コンピュータにより出力される各制御指令毎に、該指令が読み取り指令か書 き込み指令かの判断を行うことを具備することう特徴とする請求の範囲４，５若 しくは６の方法。
8. ８．各トラックの内容は読み取り及び書き込みユニットの制御ユニットのメモリ に含まれることを特徴とする請求の範囲４から６の一つの方法。
9. ９．請求の範囲７及び８にの方法において、発生された各指命について、 コンピュータによって要求された情報が制御ユニットのメモリに含まれているか 否か決定し、 その情報が制御ユニットに未だ含まれていない場合は、カード上の要求された情 報を読み取り、読み取りされた情報を制御ユニットのメモリに格納し、 制御ユニットのメモリに含まれた要求情報をコンピュータに伝達することを具備 することを特徴とする方法。