JPH0449240A - 抗消化性潰瘍剤、動物用抗消化性潰瘍剤 - Google Patents

抗消化性潰瘍剤、動物用抗消化性潰瘍剤

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JPH0449240A
JPH0449240A JP2155429A JP15542990A JPH0449240A JP H0449240 A JPH0449240 A JP H0449240A JP 2155429 A JP2155429 A JP 2155429A JP 15542990 A JP15542990 A JP 15542990A JP H0449240 A JPH0449240 A JP H0449240A
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JP
Japan
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family
plant
peptic ulcer
ulcer agent
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JP2155429A
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Genichiro Soma
源一郎 杣
Atsushi Yoshimura
淳 吉村
Daisuke Tsukioka
大輔 月岡
Denichi Mizuno
水野 伝一
Haruyuki Oshima
大島 治之
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CHIBA SEIFUN KK
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CHIBA SEIFUN KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 消化性潰瘍治療の2本柱は過去、現在を通じて[産業上
の利用分野] 本発明は、抗消化性潰瘍剤、動物用抗消化性潰瘍剤に間
する。
[従来の技術] 消化性潰瘍は、直接胃液と接する消化管に発生する、少
なくとも粘膜筋板をこえた、境界明瞭な限局性組織欠損
であり、人畜共通な疾患である。
臨床的にはしばしば、その発生部位に応して胃潰瘍、十
二指腸潰瘍、食道潰瘍という病名が使用されている。
消化性潰瘍の原因は、直接的には、胃酸やペプシンの異
常な分泌亢進、粘膜の防御機構の6弓化、局所的貧血等
であるが、現在、これらはストレスにより誘発されるこ
とが多い。動物では、牛、豚、鶏、犬、猫等で発症が報
告されている。(昭和64年に養賢堂から発行された、
吐山豊秋著の「新編家畜薬理学」の224〜226頁)
制酸剤、自律神経遮断剤である。
[発明が解決しようとする課題] 消化性潰瘍は、−旦発生すると治癒後も生涯にわたって
再発治癒をくりかえすので、連続投与しても副作用の発
生のない薬剤が望まれている。この点で、現在使用され
ている自律神経遮断剤はいずれも満足すべきものではな
い、又、消化性潰瘍は、前述の通り、ストレスから誘発
されることが多いので、日常的に摂取される食品にも配
合可能な予防効果がある薬剤の開発が強く望まれている
かかる現状に鑑み、本発明は、抗消化性潰瘍効果が高く
て副作用が少なく、従って化学療法係数が高く、かつ、
生産コストが低く、しかも、経口、経皮、注射での投与
が可能であり、かつ大量に供給可能であり、その上、毎
日食すことが可能な食品の内に配合可能な新規な抗消化
性潰瘍剤、動物用抗消化性潰瘍を提供するために完成さ
れたものである。
[課題を解決するための手段] 本発明により、LPSを含む抗消化性潰瘍剤、動物用抗
消化性潰瘍剤が提供される。この抗消化性潰瘍剤、動物
用抗消化性f!I瘍剤には、インビトロで培養されるマ
クロファージのTNF産生能を活性化するLPSのマク
ロファージ活性化能を指標とし、 縦軸に、そのLPSを添加しないときのマクロファージ
のTNF産生量を与えるマクロファージ活性化能を0%
、マクロファージのTNF産生量を最大かつ一定のlf
t! (本明細書の他の箇所においては、「最大恒量」
と称す)にする時のLPSのマクロファージ活性化能を
100%とするマクロファージ活性化能(%)を表し、
横軸に、そのLPSのリムラステスト陽性LPS含有量
を対数尺で表すシグモイド曲線を描くとき、 マクロファージ活性化能のEDssを与えるリムラステ
スト陽性LPS含有量が0.4〜100ng/培養液m
[あるLPSの少なくとも1種が含まれる。
ここて「少なくとも1種を含む」とは、本発明のLPS
は各別に使用できることはもちろん、そのf図される用
途が阻害されない限り、それらの2種以上を任意に朝み
合わせて、又、更には他のいずれの物質とも組み合わせ
て使用できることを意味する。
「マクロファージ」は、免疫担当細胞の一種であり、動
物体内のほとんど全ての組織に分布し、粒子状の異物や
体内の老廃細胞などを捕食して消化する大型のアメーバ
状細胞の総称である。「TNFJは、マクロファージに
より産生される腫瘍障害因子(Tumor  Necr
osisFactor)の総称であり[1985年に発
行された ザ ジャーナル オブ バイオロジカルケミ
ストリー(The  Journal  ofBjol
、Chem、 、260.2345〜2354頁コ、マ
クロファージの活性が高まるにつれてその産生量は増し
ていく。
「リムラステスト」は、1968年にレヴイン(lev
in)によりiIJ案された、カブトガニ血球抽出液と
発色合成基質を用いたエンF’ )キシン定量法である
本発明の抗消化性潰瘍剤、動物用抗消化性潰瘍剤の活性
成分として使用できるLPSは、特にその採取源、生産
方法、精製方法を限定されることはない0例えば、II
Mや植物から採取されるLPSであっても、或は合成リ
ビドAのような合成品であってもよい、なお、本明細書
、特にその特許請求の範囲において、採取源は特に名称
で特定されたそのものに限定されることなく、その採取
源の成長、保存、流通の過程で付着、共存する細菌その
他の全てのものが含まれる0例えば、「小麦LPSJと
特定された場合には、小麦そのものから採取されたLP
Sのみならず、小麦の成長、保存、流通の過程で付着、
共存する細菌その他の全てのものが含まれるものと理解
されたい。なぜならば、特に寄生M物、寄生動物という
関係が解明されているもの以外にも、特定の植物、動物
、菌界生物、地衣界生物に、それらにより付着、共存を
許されたものが棲息している例が多く存在し得ることは
当業界で良く知られていることであるからである。
これらLPSのうちから、本発明の抗消化性潰瘍剤、動
物用抗消化性潰瘍剤の活性成分として使用できるLPS
を選択するには、 インビトロで培養されるマクロファージのTNF産生能
を活性化するLPSのマクロファージ活性化能を指標と
し、 縦軸に、そのLPSを添加しないときのマクロファージ
のTNF産生量を与えるマクロファージ活性化能を0%
、マクロファージのTNF産生量を最大恒量にする時の
LPSのマクロファージ活性化能を100%とするマク
ロファージ活性化能(%)を表し、横軸に、そのLPS
のリムラステスト陽性LPS含有量を対数尺で表すシグ
モイド曲線を描くとき、 マクロファージ活性化能のEDs@を与えるリムラステ
ス[1性LPS含有量が0.4〜1000g/培1!H
m cであるものを選択すればよい。
lムラステスト陽性纏11ii1!LPS従来より知ら
れている大&!l菌LPS、百日咳菌LPS、リピトA
等が該当する。
大腸菌LPSは、例えば、米国デイフコ(D−ifco
)社から市販されている。
百日咳菌LPSは、例えば、フナコシ薬品から市販され
ている。又、公知の百日咳菌、例えば、東浜株I相菌の
死菌体から、例えば、下記文献2聴の公知方法により調
製することもてきる。
ウェブスター(Webster)等著の「ジエイ、イミ
ュノル(J、Immuno 1.)、744.55 (
1955); ウエストファル(We−stphal)等著の「ツエト
、ナツールフオルシュ(Z、Naturforsch)
J、76.148 (1952)。
リビドAは、例えば、第一化学薬品から市販されている
リムラステスト陽性植物111LPs 原料植物として使用できるものを下記に例示する。なお
、水閘*tに記載した植物が帰属する科名、1名は、次
の文献の記載を照合して決定された。
課子植物、単子葉類、双子葉類、シダ植物、ソウ類:昭
和57年(正編)、昭和58年(続編ンに北隆館から発
行された「原色牧野植物大図鑑」の記載を照合して所属
を決定した。但し、「燕麦」は、昭和45年に女子栄養
大学出版部から発行された「食用植物図説」と、昭和5
8年に至文堂から発行された「新日本植物誌顕花簡」の
記載を照合し、[裸麦)は、昭和46年に東京同文書院
から発行された「総合食品事典」の記載を照合し、「鳩
麦」、「カラスビシャク」、「ジャノヒゲ」、「ウコン
」、「マタタビ」、「アマチャヅル」、「ドクダミ」、
「胡椒」、「トウガラシJ、「ダイウィキョウ」、「ダ
イダイ」、「クズ」、「ナンキンカンゾウ」、「オタネ
ニンジン」、[ボウフウJ、「オオツヅラフジ」、「ウ
ンカリア・ヒルスタ」は、昭和63年に北隆館から発行
された「原色牧野和漢薬草大図鑑」の記載を照合し、「
アボガF’ Jは、昭和53年に財団法人農林統計協会
から発行された熱帯農業技術叢書第15号「ブラジルの
果実」の記載を照合し、「カイワレダイコンJは、昭和
59年に北隆館から発行された「原色園芸植物大図鑑」
の記載を照合し、「ニクズク」は、昭和44年に廣用書
店から発行された「図説熱帯植物集成」の記載を明合し
、「クロレラ」は、財団法人日本健康食品協会が昭和6
1年に公示した、「クロレラ規格基準」の記載を照合し
て所属を決定した。
菌類:昭和62年に保育社から発行された「原色日本新
菌類図鑑」の記載を照合して所属を決定した。但し、酵
母は、昭和37年に技報堂から発行された「微生物ハン
ドブック」の記載を照合し、「冬虫夏草」は、前掲の「
原色牧野和漢薬草大図鑑」の記載を照合して所属を決定
した。
本発明で使用できる原料植物は、例えば、裸子植物、単
子葉類、双子葉類、シダ植物、ソウ類、菌類の植物であ
り、これらは個別に或は混合して使用できる。
裸子植物としては、例えば、マツ科マツ属植物であるマ
ツを使用できる。
草子葉類植物としては、例えば、イネ科イネ属植物であ
るイネ、イネ科コムギ属植物である小麦、イネ科オオム
ギ属植物である大麦、裸麦、イネ科カラス麦属植物であ
る烏麦、燕麦、イネ科ササ属植物であるクサ笹、イネ科
ジュズダマ属植物である鳩麦、アヤメ科アヤメ属植物で
あるアヤメ、ユリ科ネギ属植物であるニンニク、ユリ科
キジカクシ属植物であるアスパラガス、ユリ科ジャノヒ
ゲ属植物であるジャノヒゲ、ショウガ科ショウガ属植物
であるミョウガ、ショウガ科ウコン属植物であるウコン
、サトイモ科ハンゲ属植物であるカラスビシャクを使用
できる。
双子葉類植物としては、マメ科ダイズ属植物である大豆
、マメ科インゲンマメ属植物である小豆、マメ科ソラマ
メ属植物であるそら豆、マメ科クズ属植物であるクズ、
マメ科カンゾウ属植物であるナンキンカンゾウ、ナス科
ナス属植物であるジャガイモ、トウガラン、ナス科トマ
ト属植物であるトマト、ナス科トウガラン[1物である
トウガラン、バラ科ビワ属M#!Iであるビワ、バラ科
サクラ属M物であるモモ、クスノキ科アボガド属植物で
あるアボガド、クルミ科クルミ属植物であるクルミ、ウ
リ科トウナス属植物であるカボチャ、ウリ科アマチャヅ
ル属植物であるアマチャヅル、アブラナ科ダイコン属植
物であるカイワレダイコン、マタタビ科マタタビ属植物
であるマツタビ、ドクダミ科ドクダミ属植物であるドク
ダミ、コシヨウ科コシヨウ属植物である胡椒、シキミ科
シキミ属植物であるダイウィキョウ、ニクズク科ニクズ
ク属植物であるニクズク、ミカン科ミカン属VL物であ
るダイダイ、ウコギ科オタネニンジン属植物であるオタ
ネニンジン、セリ科サポシュニコビア属植物であるボウ
フウ、ツヅラフジ科オオツヅラフジ属植物であるオオツ
ヅラフジ、アカネ科カギカズラ属植物であるウンカリア
・ヒルスタを使用できる。
シダ植物としては、例えば、トクサ科トクサ属植物であ
るスキナ、ゼンマイ科ゼンマイ属植物であるゼンマイを
使用できる。
ソウ類植物としては、例えば、カッソウ類植物、紅ゾウ
MM物、緑ソウ類植物、ランソウn植物を使用できる。
カッソウ類植物としては、例えは、コンブ科ワカメ属植
物であるワカメ、コンブ科コンブ属植物であるコンブ、
ホンダワラ科ヒジキ属植物であるヒジキを使用できる。
紅ソウ類植物としては、例えば、ウシケノリ科アマノリ
属植物であるアサクサノリを使用できる。緑ソウ類植物
としては、例えば、オオシスティス科クロレラ属植物で
あるクロレラを使用できる。
菌類植物としては、例えば、担子菌類植物、子ノウ菌類
植物を使用できる。担子菌類植物としては、例えば、ヒ
ラタケ科マッオウジ属植物である椎茸、キシメジ科エノ
キタケ属植物であるエノキ茸、キシメジ科シメジ属植物
であるシメジ、タコウキン科マイタケ属植物であるマイ
茸、サルノコシカケ科ポリポラス属植物であるアワビ茸
、ハラタケ科ハラタケ属植物であるマツシュルーム、キ
クラゲ科キクラゲ属植物であるキクラゲ、モエギタケ科
スギタケ属植物であるナメコを使用できる。
子ノウW類植物としては、例えば、エントミセタセア科
サツカロミセス属植物であるパン酵母、醸造用酵母を使
用できる。lI造用酵母にはビール酵母、清酒酵母、葡
萄酒酵母、醤油酵母、味噌酵母等の他、サツカロミセス
 セレヴイシトに属する多くの酵母(例えば、ウィスキ
ーや老酒の製造に使用される酵母)が含まれる。又、バ
ッカクキン科ノムシタケ属植物である冬虫夏草も使用で
きる。
以上に述べた原料植物中のリムラステスト陽性LPSの
検出、含量測定は、例えば、生化学工業株式会社からト
キシカラーシステムという名称で市販されている試薬セ
ットを使用して実施できる。
即ち、原料植物を同システムのLS−1セツトと合わせ
て発色させ、その発色の強さを、同しく同セットのEt
−2セツトを使用して作成した検量線と対比させればよ
い。
植物源LPSは、以下に述べる方法で分離、精製できる
■原料植物を必要に応して適宜細切、乾燥、粉砕した後
に蒸留水によく懸濁し、上清を回収する。
例えば、原料植物が穀類の種子である場合は、種皮をつ
けたまま、或は、種皮を除いた後に簡単に砕くか、又は
、食用に供せられている程度の粉末になるまで粉砕し、
得られた粉末に水を加えて分散液とし、攪拌した後に沈
降物を静置又は遠心分離により除去するか、粉末に水を
加えて練って得られるドウなミキサー中でゆるやかに水
洗し、沈降物を除去すればよい。
原料植物がクロレラである場合には、まず細胞膜を破砕
し、エタノール洗浄により脂溶性物質を除去した後に水
抽出するとよい。
この水抽出の際の原料植物の粒度、水の温度、液性、添
加量、攪拌の速度、時間、遠心分離の際の条件等は特に
制限する必要はなく、原料植物の種類に応じて適宜調整
すればよい。又、抽出水の温度は高い方がLPSの採取
量、純度ともに高い傾向があるが、操作の便宜上、原料
植物に含まれる澱粉の糊化を招来しない50℃以下とす
ることが好ましい。又、水の添加量は、原料植物の種類
、粒度により異なるが、穀類種子の場合にはその割合が
70 w / v%以下、望ましくは20〜50w/V
%程度とすると操作上便宜である。更に、攪拌の速度は
、起泡を引き起こさない程度のものとすることが好まし
い、なお、この段階の操作塩で、本発明のリムラステス
ト陽性植物LPSの純度は、リムラステスト活性データ
から判断して、例えば小麦種子の場合には約30倍に上
昇する。
以下、穀類種子を原料として使用する場合を例にとり説
明するが、いわゆる当業者であれば、以下の記載を参考
にして、他植物から夾雑する糖、蛋白等を除去してリム
ラステスト陽性LPSを高純度で回収する方法を実施す
ることは極めて容易である。
■純度を更に上げるためには、上記■て得られた上清を
常法に従って限外濾過に付して分子量5000以下の画
分を除去すればよい。
■得られた乾燥品を、50 m g / m l(こな
るように蒸留水に@濁し、遠心分離操作に付して上溝を
回収する。
■この上清を氷水で冷却し、酸を添加して酸性にすると
沈殿が生しる。この際使用する酸は特定のものである必
要はなく、例えば、トリクロロ酢#(以下、TCAと称
す)、過塩素酸、トリフルオロ酢酸、酢酸、ジクロロ酢
酸を使用できる。
■次いて、遠心分離操作に付して沈殿を回収して蒸留水
で洗浄し、再度遠心分離操作に付して沈殿を回収する。
■沈殿を蒸留水に懸濁し、沈殿が溶解するまでアルカリ
を加える。この際使用するアルカリも特定のものである
必要はなく、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム
、アンモニア、炭酸ナトリウム、酢酸ナトリウムを使用
できる。沈殿の溶解時に塩基性がpHI lより大きく
なると目的のLPSが失活するので注意が必要である。
■次いて酸を加えてpH8としてから37℃に加温し、
更に酸を加えて酸性にすると沈殿が生ずるので、37℃
に保温した遠心分離器を使用して遠心分離操作に付す。
なお、この際使用する酸も特定のものである必要はない
■上清を回収して水冷し、4℃で再び遠心分層操作に付
す゛ ■上清を回収し、アルカリを添加して中和し、常法に従
って限外濾過て濃縮する。この際使用するアルカリも特
定のものである必要はない。
[相]次いて常法に従ってゲル[過に付して、リムラス
テスト陽性画分を回収して併せる。ゲル濾適用の担体と
しては、例えばセファデックス(Sephadex)G
−75、G−100、セファクリル(Sephacry
l)S−200、セファロース(Sepharose)
6B [以上は米国ファルマシア社(Pharmaci
aInc、)!!]、バイオゲル(Biogei)P−
100[米国バイオラッド(Biorad[nc、)社
製]、トーヨーバールHW−50、HW−55(東洋曹
達工業社製)を使用できる。
緩衝液はpH3〜10のものならいずれてもよい。
例えば、トリス−HCIL又はリン酸緩衝液を使用でき
る。
0次いてこの両分に蛋白分解WVI素を加え、37℃て
2時間以上インキユヘーションして残存蛋白質を分解し
、得られた酵素処理液を常法に従って限外濾過により濃
縮する。なお、この際に使用する蛋白分解酵素も特定な
ものである必要はなく、例えば、V8プロテアーゼ、キ
モトリプシン、トリプシン、サーモライシンを単独で、
或は任意に朝み合わせて使用できる。市販品としては、
例えば、プロナーゼE(科研化学社)、プロティネース
K(メルク社)を使用できる。
0次いでこの両分を常法に従って、例えば、米国ファル
マシア社製のFPLCシステムでファルマシア社製のモ
ノQ−セファロース(Seph−arose)、Q−セ
フya−ス(Sepha−rose)を使用して陰イオ
ン交換クロマトグラフィーに付してリムラステスト陽性
画分を得る。
0次いて、常法に従って脱塩のためにゲル濾過に付して
リムラステスト陽性画分を回収する。
以上の操作により、小麦種子の場合には、当初のリムラ
ス活性の約20%が回収され、純度的95%のII#製
標品が得られる。又、段階の終了時の純度に比へ約10
001t:の純度(小麦種子の場合)になる。
以上の方法によって得られたリムラステスト陽性植物L
PSはそのまま、或いは任意の程度に濃縮した形て提供
てきる。又、促存性を高めるために、凍結乾燥や噴霧乾
燥なとの任意の手段により乾燥粉末として提供すること
もてきる。これらはいずれも常法で生産できる。
動物体内にTNFを産生させるためには、産生前駆(ブ
ライミング)段階と産生開始(トリガリング)段階とが
必要であることは、カーズウエル(Carswell)
らにより、プロシーディング オブ ナショナル アカ
デミ−サイエンスオブ ニーニスニー[Proc、Na
t I。
Acad、Sc i、USA、、72.3666−36
70頁(1975年)]に報告されている。
ブライミング段階開始のために投与される薬剤が「ブラ
イマー」 (内因性TNF産生促進剤)であり、トリカ
リング段階開始のために投与される薬剤が「トリガー」
 (内因性TNF産生剤)である。
LPSがマクロファージのインビトロTNF産生能を活
性化する能力を測定するには、マウスのマクロファージ
腹腔常在細胞を採取し、これにブライマーとしての絹み
換えマウスIFN−γを添加し、次いて、トリガーとし
てのLPSを添加し、そのTNF活性を測定すればよい
TNF活性は、L−929庸胞Cブaシーデイング オ
ブ ナショナル アカデミ−サイエンス オブ ニーニ
スニー 72、3666〜3670頁]に対する細胞毒
性を基にして、次のようにして測定する。
L929細胞を、5%仔牛脂児血清を加えたイーグルミ
ニマムエツセンシャル培地(以下、MEM培地と表す)
て育成し、8Xl(1個の細胞が100μ化の同上培地
に含まれる様にし、96大の平底プレートて育種する。
育種条件は37℃、2時間、5%C02,100%H2
0であり、通常の細胞培養に用いられる方法でよい。そ
の後、アクチノマイシンDを培地中に終濃度lμg /
 mλとなるように加え、培lI液の液量を150μλ
とする。即座に、検体を適当にMEM培地で稀釈したも
のを50μλ加える(この際稀釈率を適宜調製し、ED
5@を求める事ができる)。更に、最終液量200μt
となったL929纏胞を上記条件で18時閉環養する。
細胞障害活性を測定するには、まず全培地を除去し、つ
いで0.1%クリスタルバイオレットを含む1%メチル
アルコール溶液を加えて固定染色する。クリスタルバイ
オレットは全有核細胞を染色するが、死細胞は染色後に
プレート底面より水洗で除去されるので、生存細胞の結
果から細胞障害活性を直接測定できる。この染色度を0
D6911n++での吸光度を指標として測定し、対照
群に対する染色度と比較する事で細胞障害活性を測定す
る。活性の定義は次の様に行う。
L929細胞が50%生存できる検体の稀釈率(N)を
求める。対照としてウサギTNS [腫瘍障害血清(T
umor  Necrosir。
Setum)]を使用し、このウサギTNSの活性n(
単位/m免)を2.4X106単位/mg/m1h(D
TNF−αを用いて決定する。このウサギTNSのED
s@を与える稀釈率(C)を求める。
検体活性(単位/mλ)は − Xn  で計算する。
提供できる剤の製造方法 本発明の抗消化性潰瘍剤は、常法の製剤技術により、散
剤、顆粒剤、火剤、錠剤、トローチ剤、カプセル剤、液
剤、貼付剤、軟膏剤、リニメント剤、ローション剤、串
刺、注射剤等の形態で提供できる。又、動物用としては
、更に、飼料添加剤、プレミックス製剤、飲水添加剤と
してtI製することもできる。飼料添加剤とする場合に
は、粉剤か顆粒剤とすることが好ましい。又、プレミッ
クス製剤とは、飼料との混合を容易にするために澱粉な
どの飼料成分で希釈されたものを指す。本発明の抗消化
性潰瘍剤を飼料添加剤、ブレミ・7クス製剤として添加
できる飼料は市販されている飼料のいずれでもよい、又
、ミネラル、ビタミン、アミノ酸等の飼料添加物を含C
飼料であってもよい。
これら製剤には、所望ならば、保存性、均質性を保持す
るために、常法により、賦形剤、保存剤、緩衝剤等の添
加剤を加えることもてきる。更に、矯味剤、矯臭剤、着
色剤を含めることもてきる。
賦形剤としては、例えば、乳糖、デンプンを使用できる
。保存剤としては、例えば、パラオキシ安息香酸メチル
、パラオキシ安息香酸エチル、バラオキシ安息香酸ブC
ピル等のバラオキシ安息香酸エステル類、デヒトa酢酸
ナトリウム、フェノール、メチルパラベン、エチルパラ
ベン、プロピルバラヘン等を使用できる。緩衝剤として
は、例えば、クエン酸塩、酢酸塩、リン酸塩等が使用で
きる。
以下、製造例、実施例、実験例により本発明を例示する
製造例I(小麦LPSの製造) ■小型ニーダに、1.09%の成分を含む硬質小麦粉(
アメリカ又はカナダ産のハートレットスプリング)(3
,,120g)を入れ、2.03地の蒸留水を加えて1
0分間練ってトウとした。15分間の静置後に10uの
水を加えてゆるやかに攪拌してデンプン乳液を洗い出し
、同時に可溶性成分を溶出させた。この溶出液を5℃の
冷蔵庫中で12時間静置した後、デンプン等の沈降部を
除去した。上澄み液を凍結乾燥して201.1gの粉末
を得た(粉末A)。
更に、残留ドウに5ikの蒸留水を加えてゆるやかに攪
拌し、以下、上記と同様に処理して40゜1gの粉末を
得た(粉末B)。
■これら粉末A、Bを米国アミコン社製限外濾過11H
F−Lablに供し、分子量画分5.oooについては
中空系カートリッジHF−LablPM5を、分子量画
分10,000については中空系カートリッジHF−L
ablPMloを取り付けて限外濾過を行った[温度5
〜10℃。入圧25ps + (1,76kg/cm2
)−出圧15ps i (1,06kg/cmQコ。そ
の結果に基づき、各部分を次のように命名した。
粉末A1分子量5,000以下の部分をa。
分子i15,000以上の部分をa2 粉末B:分子ff15,000以下の部分をb1分子量
5,000以上の部分をb2 粉末A:分子量10,000以下の部分をa33分子量
1,000以上の部分をa4 粉末B:分子量10,000以下の部分をb33分子量
1,000以上の部分をb4 これら各両分を後記実験例1に詳述する方法に準拠して
リムラステストに付したら、分子量5゜000以上の両
分には多量のリムラステスト閣性成分が存在するが、分
子量5,000以下の両分にはほとんど存在しないこと
が確認された。
■上記粉末a2の30gを1隻三角フラスコに入れ、6
00 m lの蒸留水を注いで、60分間スターラーで
攪拌した後、日立冷却高速遠心機5CR−20B (ロ
ーターRPRl 6を事前に4℃に冷却しておいた)で
4℃で遠心分離操作(10,000gX10分)に付し
て上清を回収した。
■この上清を11三角フラスコに入れ、水冷下(液温的
2℃)、スターラーで攪拌しながら、事前に2℃に冷却
してあった100%TCA水溶液20.5m1Lを滴下
し、滴下終了後氷水中に1゜分間放置した。
■次いで前記と同様にして4℃で遠心分離操作(10,
OOOgxlO分)に付して沈殿を回収し、氷水中で冷
却下、300m1Lの蒸留水と共に500m1のビーカ
ーに入れて懸濁し、氷水中で冷却し、前記と同様にして
4℃で遠心分離操作(10,000gX10分)に付し
て沈殿を回収した。
■この沈殿をlaヒビ−−に入れ、蒸留水5゜Om l
で懸濁し、IN水酸化ナトリウム溶液約3゜5 m I
Lを使用して中和(pH7)L/、ついで、氷水中で冷
却しながら、IN水酸化ナトリウム溶液約2mlを添加
して0.02N水酸化ナトリウム溶液になるようにして
沈殿を溶解した。
■IN塩酸塩酸約1.5壱lえてpH8とし、次いて1
00m1の蒸留水を加えた後にIIL三角フラスコに移
して37℃のインキュヘーター内で30分間ゆっくり振
盪した。
■100%TCA水溶液30m1を加えて混合した後、
37℃のインキュヘーター内で10分間ゆっくり振盪し
てから、約37℃に保温した遠心分離器トミーCD I
 OOR()ミー精器社製)を使用して遠心分離操作(
3,000gX10分)に付した。
■上清を回収して氷冷し、4℃で遠心分離操作(10,
000gX10分)に付した。
[相]上清を回収してION水酸化ナトリウム溶液約3
.6m1Lで中和してpH7とし、限外ai31jI器
(東洋WIWiUHP−150,1イル9−:UK −
10、N2圧:4.0kg/cm2)で濃縮した。
■得られた濃縮液60mlを、セファロース(Seph
arose)6Bカラム[米国ファルマシア社(Pha
rmacia  Inc、)製、カラムサイズ:5cm
(内径)X100cm(20コを使い、ゲルmJl!!
[緩衝液:10mMトリス−HCl/l0mMNaC1
(pH7,5)、流速:60m1/時]に付して、各2
0 m lの画分を得た。
0初めから43番目から56番目迄の両分280mlを
併せ、プロナーゼE(科研化学社)450μgを加え、
振盪下、37℃に2時間保温した後に、限外濾過器(東
洋濾紙UHP−62、フィルター: UK−10,N2
圧:4.Okg/cm2)て濃縮した。次いて、ファル
マシア社製FPLCシステム(カラム:モ/QHR10
/10)を使って陰イオン交換クロマトグラフィーに付
した。即ち、10mM)リス−HCa(pH7゜5)と
l0mMのNaCILを含む緩衝液で試料をカラムに付
した後、上記緩衝液でNaCl1量が165mMに増加
された結成を持つ緩衝液(200mlL)てカラムを洗
った。次いで、NaCl濃度を、165mMからIMの
N a CfLl1度勾配になるように増加させながら
全量400mlで目的LPSを溶出させ、各2m1Lの
両分を回収した。リムラステスト陽性が確認された、濃
度勾配をかけてから5〜8番目の両分を併せて°、LP
S純度約92%のsmfLcLps : 3.03mg
 (リムラステストによる大腸菌LPS換算値である。
以下のLPS量も全てこの換算値である)、糖:0.2
3mg、1!r白:0.04mg)を回収した。
0次いてその8mλを、セファデックス(Sephad
ex)G−25Cカラム:2.Ocm(内径)X20.
2cm (66ml)コを使ってゲル濾過(緩衝液:水
)に付して各3 m p、の画分を回収した。リムラス
テスト陽性の確認された第9〜12番目の画分を併せて
、LPS純度約95%の12m1(LPS : 2.7
mg、糖:0゜18mg、蛋白:0.03mg)を回収
した。糖はフェノール−硫酸法で、蛋白はローリ−法で
測定した。なお、この両分は、陰イオン交換クロマトグ
ラフィーにより酸性であることを確認した。
又、SDSゲル電気泳動法による分子量は6,000〜
10,000だった。
[株]上記画分を一80℃で凍結後に恒量になるまで凍
結乾燥し、重量を測定したら0.75mgあった。(以
下、この凍結乾燥標品を小麦LPSと称す) この小麦LPSのリムラス活性を後記実験例1記載の方
法で測定したら2.7mgに相当するので、その比活性
は 2.7÷0.75=3.6 になる。
また、夾雑物として存在し得る単独の糠は、以上の精製
により実質上全て除去されたと考えられるので、検出さ
れた糖は全て、小麦LPSを構成している糖と考えられ
る。従って、この段階での小麦LPSの純度を重量に基
づいて計算すると、蛋白=0.03mg LPS=0.75−0.03=0.72mgだから、 0.72÷0.75x100=96 (%)である。
小麦LPSの物性 ■分子量 小麦LPSを蒸留水に溶解して1mg/mQ。
溶液を調製し、その4μ党を1.5m化の卜しフチュー
ブに入れた。これに、別途、1mMのEDTAに2.5
%SDS、5%メルカプトエタノール、10mM)リス
塩M (pH8,0)を加えて調製したSDS処理fi
1μ免を加え、この混液を3分間沸騰水に浸した。ファ
ルマシア社製のファストシステム(Phast  Sy
stem)を使用し・電極との間に5DS−バッファー
 ストリップ(Buffer  5trip)(ファル
マシア社製)が介在せられた1μ艷の上記混液をゲル[
ファルマシア社製のファスト ゲル グラデイエン)(
PhastGelGradient8−25)に塗付し
、最大電圧250v、最大電流10mAにセットして泳
動を開始させた。泳動終了後、クマシー染色と銀染色に
おける挙動を観察した。
クマシー染色では、染色液としてファルマシア製の0.
1%ファスト ゲル ブルー (Ph−ast  Ge
l  Blue)  Rを、脱色液として、メタノール
:酢M:蒸留水(容量比3:1:6)混液を使用し、次
の順序で染色・脱色を行った。
■50℃で8分間中色 2)50℃で5分間脱色 3〕50℃で8分間中色 4)50℃で10分間脱色 5)50℃で5分閏保護(グリセロール、酢酸、蒸留水
の容量比5:10:85混液) 6〕乾燥 銀染色は、次の順序で行った。
1〕50℃で2分間、洗浄液(エタノール、酢酸、蒸留
水の容量比5:1:4混液)で処理2〕50℃で2分間
、洗浄液(エタノ−・ル、酢酸、蒸留水の容量比10 
: 5 : 85 混液)で処理3350℃で4分間、
洗IfI液(エタノール、酢酸蒸留水の容量比10:5
:85混液)で処理4)50℃で6分間、増惑潰(8,
3%グルタルジアルデヒド)で処理 5)50℃で3分間、洗浄液(エタノール、酢酸蒸留水
の容量比10:5:85混液)て処理6】50℃で5分
間、洗浄液(エタノール、酢酸蒸留水の容量比10:5
:85混液)で処理7)50℃で2分間、洗浄液(脱イ
オン水)で処理 8)50℃で2分間、洗浄液(脱イオン水)て処理 9)40℃で13分間、0.25w/v%硝酸銀で処理 10130℃で30秒間、洗浄液(脱イオン水)で処理 11130℃で30秒間、洗浄液(脱イオン水〉て処理 +2+30℃で30秒間、現像液(0,04v/v%ホ
ルムアルデヒド+2.5w/v%炭酸ナトリウム洗浄液
)で処理 13]30℃で4分間、現像液(0,04v/v%ホル
ムアルデヒド+2.5w/v%炭酸ナトリウム洗浄液)
で処理 14150℃で2分間、反応停止液(5%v/v%酢酸
)で処理 15150℃で3分間、保護液(酢酸、グリセロル、蒸
留水の容量比10:8:85混液)で処理 16〕乾燥 LPSは銀染色に染まるが、クマシー染色には染まらな
い性質を利用して染色帯を観察したら、分子量8,00
0±1,000の位置に小麦LPSの主要染色帯が検出
された。
[株]リン含有量 チェンートリバラ(Chen−Tor i ba−ra
)法[チエン等著、「アナリティカル ケミストリ(A
nalytical  Chemis−t ry) 、
vo 1.28.1756〜17F’;8頁(1956
年)に準拠して次の通りに行った。
小麦LPSを蒸留水に溶解して、25μgの小麦LPS
を含む20μ琵の溶液を調製し、小試験管に入 れた。
20μ(の50v/v%硫酸を添加し、160℃で2時
間加熱した。次いて、20μ化の10v/v%過塩素酸
を添加した後にガスバーナーで1分間加熱して灰化させ
た。その後に0゜5mQ、の蒸留水、次いて0.5ml
の反応試薬(1miの6 N t& 酸、2 m 11
の蒸留水、2 m lの2.5V/W%モリブデン酸ア
ンモニウム及び1 m Lの]Ov/w%のアスコルビ
ン酸を混合して調製し、その0.5m+ILを使用)を
添加して室温で30分間放置した後に、8200mでの
吸光度(OD 8211.、−)を測定した。なお、検
量線作製用の試料としては、リン酸二水素カリウム(和
光純薬社製)を蒸留水で希釈し、リン重量としてそれぞ
れ2.5μg、1μg・0,25μg・0μgを含む0
.5mQ、の溶液を調製して使用した。なお、リンIg
はリン酸二水素カリウム4.39gに相当する。得られ
た結果を次表1に示す。
表   1 注:小麦LPSのデータは、漸機リンの混入(例えば、
リン酸緩衝液に由来する)による誤差を避けるために、
加熱処理をしていない対間のデータを減した値である。
小麦LPSの分子量を8,000と仮定し、上表の結果
に基づいてその1分子当たりのリン数を次式により計算
すると1〜4になる。
上記実験でリン数がl〜4と変動している原因の1つと
しては、精製段階でのモノフォスフオニステラーゼの混
入により、リン酸が脱離したことも考えられる。
Oヘキソサミン含有量 エルソンーモルガン(Elson−Mar −gan)
法(東京化学同人出版「生化学実験講座」No、4の3
77〜379頁)に準拠して次の通りに行った。
小麦LPSを蒸留水に溶解して1 m g / m l
の溶液を調製し、その100μ露をスクリューキャップ
付きスピッツ(イワキガラス社製)に入れ、これに10
0μ化の8NHCaを添加して110℃で16時間加熱
した。4NNaOHを約200μを添加してpH7とし
た。その100μλを分取し、別のスクリューキャップ
付きスピッツに入れ、200μtの下記試薬Aを加えた
後に、105℃で1.5時間加熱し、次いて流水で冷却
した。次いて、】00μ丈を分取し、670μ込の96
%エタノールを加え、更に、67μ艷の下記試薬Bを加
えた後に室温で1時間放置し、535nmで吸光度を測
定した。検量線作製用試料としては0.20〜200μ
g / m ILのN−アセチル グルコサミン(和光
純薬社81)を使用した。
(試薬A)75μ役のアセチルアセトンと2.5mjl
の1.25N炭酸ナトリウムを混合してv4I!。
(試薬B)1.6gのp−ジメチルベンスアルデヒドと
30muの濃塩酸と30m地の96%エタノールを混合
して調製。
結果、小麦LPSのへキソサミン数は6±27分子(仮
定分子量8,000)だった。
0脂肪酸含有量 90μ&の小麦LPS蒸留水溶液(1mg/m1L)に
10.ulの内部標準(0,55mMのマルガリンM)
を加えた。1.0mλの0.5Mナトノウムメチラート
を加えて脂肪酸エステルの加水分解とエステル化を行っ
た。室温で】時間放置後に960μ免の0.5NHCl
を加えて中和した。
これに2rrllのへキサンを加えて15分間激しく攪
拌した。次いて、1,000gで5分間遠心分離を行い
ヘキサン層を分取した。窒素カスてヘキサンを蒸発させ
て、約20μ(になるまで濃縮した。
このサンプルをガスクロマトグラフィー[本体:島津社
製のGC8APF、キャピラリーカラム:カナダのスベ
ルコ(Spelco)社製FSCAP  5p2330
、キャリヤーガス:望素コに付して脂肪酸量を測定した
。脂肪酸量測定の基準としては、第一化学薬品社製の合
成リピドAである大Ill菌型LA−15−PP (分
子量2,000で、1分子中の脂肪酸数は6であること
が知られている)を用いた。
結果、小麦LPSの脂肪酸数は6±27分子(仮定分子
量8,000)であると推定された。
上記ガスクロマトグラフィーで観察されたチャートを添
付図面第1〜3図に示す。′sI図は小麦LPSの、第
2図は大111iiiL P Sの、第3図は百日咳菌
LPSのチャートである。
第1〜3図において、図示されている主要ピーク番号に
対応する保持時間(分)は次の通りであった。
第1図: ビーク番号  保持時間(分)1     
        2 。 4502         
    2、 758第2図: ビーク番号  保持時
間(分)1       2.417 2       2.742 第3図: ビーク番号  保持時間(分)1     
  2.433 2       3.028 第1〜3図の比較により、小麦LPSのチャドは大腸菌
LPSのチャートに似ているが、百日咳菌LPSのもの
とは大きく異なることは明白である。
@KDO含有量 KDO(2−ケト−3−デオキシオクトネート)含有量
をジフェニルアミン法[シャビ アール(Shaby 
 R,)等著、アナリティカルバイオケム(Analy
tjcal  Bjo −chem、) 、58 (1
) 、123〜129頁(1974年)]に4拠して次
の通りに行フた。
500 m gのジフェニルアミン、5 m lのエタ
ノール、45m1の氷酢酸、5 omaの製塩wI(全
て和光純薬社&りを合わせてKDO検出試薬を調製した
。その500 ufLIこ、1.05mg/mlの小麦
LPSを含む蒸留水250 pLを合わせ、100℃の
沸騰水浴中で30分間加熱後に冷水(23℃)中で30
分間冷却し、ついて日立分光光度計320を使って42
0,470.630.660nmての紫外部吸収を測定
した(それぞれA42e、A a ? @、A639%
 A65!1とする)。標準試料としては、1274g
/mlのKDOアンモニウム塩[米国シグマ(S i 
gma)社製]を含む蒸留水250μ北を使用した。
検体試料、標準試料それぞれについて、次式の値を求め
た。
S == A t21I−A a−、lI+A 63i
IA ass検体試料” tli (S T)は0.3
79. IKffi試11のII(Ss)は0.294
であった。この値の比較により、小麦LPSには5±1
モル/分子fI18千のKDOが含まれると推定された
製造例2(クロレラLPSの製造) ■繕胞膜破砕クロレラ(■マンナンフーズ社製)30g
を、洗浄液が緑色に着色しなくなるまでエタノールで洗
浄した。
■この洗浄残渣26gを100mg/mλの濃度で蒸留
水に溶かし、45℃で2時間振盪後に遠心分離操作(4
℃、10,000gX30分)に付した。
■上溝を回収し、東洋濾紙No、2で111過し、次い
て蒸留水で抽出した。
■抽出液290mlを下記条件で陰イオン交換クロマト
グラフィーに付した。
カラム、Q−セラフ0−ス(φ3cmX23cm、容量
約180m込) 緩衝剤:]OmM)リス−HCa(pH7,5)、Na
 CIJ度勾配:]OmM、400mM、1M 流速: ] OO〜200m1L/時 温度:室温 02通りした画分310m1Lをグルコアミラーゼで処
理して澱粉を分解した(pH5,0,40℃、約2時間
)。澱粉の分解は、ヨウ素澱粉反応で着色が生しないこ
とにより確認した。
■遠心分離(10,000gX10分)に付して上清を
回収し、10NNaOH溶液で中和してpH7とし、分
子量2o万カツトのポアサイズを有するウルトラフィル
ターを使って限外濾過して、分解物の除去及び濃縮を行
った。
■得られた濃縮液30mg、をファルマシア社製FPL
Cシステム(カーftム: モ/QHRl O/ 10
)を使って陰イオン交換クロマトグラフィーに付した。
即ち、I Om M )リスーHC琵とl0mMのNa
C1を含む!I衝1(pH7,5>で試料をカラムに付
した後、上記緩Ii液でNaca量が165mMに増加
された!I11成をしたM(200m史)てカラムを洗
った。次いて、目的LPSを、i出するため、165m
Mb)らIMのN a CIJ1度勾正勾配るようにN
 a CaJ度を増加させながら全量400mλてカラ
ムを洗い、各2miの両分を回収した。リムラステスト
陽性が確認された、濃度勾配をかけてから5〜8番目の
両分を併せた。
■イ欠いてその8m1lを、セフ7デツクズ(Seph
adex)G−25[カラム:2.。
cm(内径)X20.2cm (66mll)コを使っ
てゲル濾過(M衝液:水ンに1寸して各3m兄の画分を
回収した。リムラステスト陽性の確認された第9〜12
番目の両分を併せて12m1Le回収した(LPS :
 14.3mg、糖:2.0mg、蛋白: 0.53m
g)、LPSは後記実験例1記載の方法で、糖はフェノ
ール−@酸性て、蛋白はローリ−法で測定した。
■上記画分を一80’Cて凍結後に恒星ζこなるまてI
I凍結燥し、重量を測定したら5.8mgあった。(以
下、この凍結乾燥標品をクロレラLPSと称す) このクロレラLPSのリムラス活性は14.3mgに相
当するので、その比活性は 14.3÷5.8=2.5 になる。
また、以上の精製で、夾雑物として存在し得る単独の糖
は実賞上全て除去されたと考えられるので、検出された
糖は全て、クロレラLPSを構成している糖と考えられ
る。従って、この段階でのクロレラLPSの純度を重量
に基づいて計算すると、 蛋白=0.53mg LPS=5. 8−0. 53=  6.27mgだか
ら、 5.27÷5.5x10o=91 (%)である。
クロレラLPSの物性 製造例1に記載の方法と同様にして、次の値が得られた
分子量=40,000〜90.000 リン数=4±l/分子量1万 ヘキソサミン数=7±l/分子量1万 脂肪酸数=6±l/分子量1万 KDO数=2±l/分子量1万 製造例3(百日咳菌LPSの製造) 千葉県血清研究所から人手した試験用百日咳菌液(2,
OX 101” !I胞/rrlL)を死菌体として用
いた。
上記死菌体を25mg(乾燥重量) /mlとなるよう
に滅菌水に懸濁した。これに等量の90%熱フェノール
液(68〜70℃)を添加し、68℃で1時間振盪しな
がら抽出した。s、000g、4℃で20分間遠心分離
して水層を分取した。残りのフェノール層に、上記水層
と等量の滅菌水を加えて同様の抽出を行った。得られた
水層を先の水層と合わせて流水中で一晩透析後に、ロー
タリーエバポレータでl/10に濃縮した。これを8゜
000 g、4℃で20分間遠心分離した。上清を分取
し、酢酸ナトリウムを少量加え、0〜4℃の冷エタノー
ルを6倍量加えて一20℃で一晩放置した。4,000
g、4℃で30分間遠心分離して回収した沈殿物をエタ
ノールで2回、次いてアセトンで1回遠心洗浄し、アス
ピレータで乾燥させた。
残さを、20 m g / m ILとなるように蒸留
水に懸濁し、米国ブランマン(Branson)社製の
ソニファイア185型で超音波処理(出力コントロール
5.15分、室温)に付した。次いて2゜500g、4
℃で10分間遠心分離し、上清を分取した。
この上清を4℃で、米国シグマ(S 1gma)社製の
核酸分解酵素DNase  1.RnaseAて15〜
16時間処理した(最終的には10℃g/mlLのDN
ase   I と、20℃g/mlLのRnaseA
を使用した)。更に同じ濃度の核酸分解酵素を加えて3
7℃で2時間加温した。次いで2.500g、4℃で1
0分間遠心分離し、上清を分取した。
この上清を米国ゲルマン(Gelman)社のアクロデ
ィスク(AcrodisC)を使い、孔径0.2μmで
濾過した。m液を分子篩にかけ[樹脂:米国ファルマシ
ア(Pharmacia)社製セファロース(Seph
arose)6B、カラムサイズ=内径5 c m X
長さ100cm、緩衝W=10mMのトリス−HCl、
10mMのNacQ、(pH7,5) 、流速=約3m
l/cm2/時)、生化学工業社製のLS−1キツトを
用いてツムラス活性陽性画分を調べて合わせ、上記ゲル
マン社のアクロディスクを使い、孔径0,2μmで濾過
した。濾液をイオン交換にかけ[装置:米国ファルマシ
ア(Pharmacia)社製FPLC1樹脂:米国フ
ァルマシア社製モノQ  HRl 0/ 10.緩衝液
=10mMのトリス−HCa+10mMのNaC1(p
H7,5)で15分洗浄し、次いて、NaCIL量を1
65mMに増加して30分洗浄し、次いて、20分かけ
て、NaC1量が165mMからIMの濃度勾配になる
ようにNaCl量を増加させながら洗浄し、次いて、I
MのN a CILflで30洗浄する、流速=2m+
L/分]、生化学工業社製のLS−1キツトを用いてリ
ムラス活性陽性画分を調べて合わせた。
合わせた画分をカラムで脱塩し[樹脂:米国ファルマシ
ア(Pharmac j a)社製セファデックスG−
25フアイン(fine)、カラムサイズ;内径2cm
X長さ25cm、溶出液=蒸留水]、次いて凍結乾燥し
た。
この凍結乾燥標品(4,50mg)に混入している可能
性の最も高い物質は核酸である。そこで、紫外吸収曲線
(200〜400nm)をとり、260nmでの吸光度
を求めた。吸光度1のときの核eIa度が50μg/m
lであることを用いて上記吸光度から核酸濃度を算出し
たら1%以下であった。又、SDS電気泳動ては蛋白質
は明確には検出されなかった。従って、検出感度を考慮
すると、上記凍結乾燥標品に混入している蛋白質は高/
70〜3%と推定される。従って、上記凍結乾燥標品の
純度は96%以上と推定された。
製造例1に記載の方法と同様にして測定されたこの百日
咳菌LPSの物性は次の通りであった。
百日咳菌LPSの物性 分子量=6,000±1,000. 9.000±1,000 (複数観察されたクマシー染色帯のうち、染色強度が最
高の2つの染色帯の値である。) リン数=57分子量8千 ヘキソサミン数=16±27分子量8千脂肪酸数=57
分子量8千 KDO数=2±17分子量8千 なお、製造例1に記載の方法と同様にして測定された大
腸菌LPS [米国デイフコ(Dir:o)社!!01
28 : 88]の物性は次の通りであった。
大腸菌LPSの物性 分子量=30.OOO+5.000 (階段状に連続したクマシー染色帯のうち、染色強度が
最高のものの値である。)リン教=12/分子t3万 ヘキソサミン数=45±6/分子113万脂肪酸数=1
8/分子量3万 KDO数=5±17分子1i3万 以下は、本発明のLPSを含む製剤の処方例である。な
お、LPS量は、リムラステストによる大Il!菌LP
S換算量である。
実施例1 (錠剤) 小麦LP3        0.04g6%HPC乳糖
       178gステアリン酸タルク     
   8gバレイショデンブン       14g以
上を混和し、打錠して、0.1mgの小麦LPSを含む
0.5gの錠剤400個を調製した。
実施例2(内用液剤) クロレラLPS 1  m  g 精製水 100 m 党 実施例3(軟膏剤) 小麦LPS 0 、1 g 精製ラノリン 0g 000g 実施例4(注射剤) 小麦LPS 0、 5mg 合計 1000m 弛 実験例1(リムラステスト陽性植物LPSの定I)各種
植物に含まれるリムラステスト陽性LPSの定量を、生
化学工業株式会社のトキシカラーシステムを使って行っ
た。
■96大の平底または丸底プレートに注射用蒸留水を1
穴当たり180μ免入れた。KF42oμ2(試料が固
体の場合には注射用蒸留水に溶解して調製した)をプレ
ートの穴の1つに加えた。プレートミキサーで攪拌しな
がらピペッティングを行って10倍希釈淑をSr1製し
た。(以後、順次希釈試料を20μλずつとり、同様に
処理することて100倍、I 000倍、・・・と1θ
倍希釈系列液を調製できる。また、注射用蒸留水と試料
の量比を変えることにより希釈率は任意に設定できる。
)■内部標準として1.5μg/mlの大腸菌LPS溶
液の100,000倍希釈液を調製し、希釈やリムラス
テスト発色が正常であることを確認した。
■上記■の10倍希釈液35μ琵を別のプレートの穴に
とり、生化学工業株式会社のトキシカラーシステムのL
S−1セツト35μ地を添加し、37℃で30分間放置
した。ついて105μiの1M酢酸水を加えて攪拌して
反応を停止させた。
この試料液の波長415nmでの吸光度を、96穴用吸
光度計プレートリーダーMTP−100(コロナ!気株
式会社製)で測定した。ハックグランドとしては蒸留水
を、検量線作成用としては42pg/maの生化学工業
株式会社のトキシカラーシステムのET−1セツトを使
用して検量線を作成し、この検量線を基準にして各試料
中のリムラステスト陽性LPSの定量を行った。(試料
が蒸留水である場合の吸光度をOとした。、)なお、こ
の方法で前記LS−1セットを使用した場合にはIO〜
45 p g/m9.の範囲内て発色に定量性があるこ
とが確認されたので、この範囲に入らないときは、希釈
率を変えて再実験した。
希釈試料の定量値は、 (検II!から読み取った値)×(希釈率)で計算した
得られた結果を、固体試料の場合にはng/g単位で、
液体試料の場合にはng/rnλ単位て次表1に示す。
なお、表中の試料の欄の会社名、地名等は、当該試料の
入手先、産地をさす。かかる記載がない品はスーパース
トアー忠実屋の神奈川県津久井郡中野町店で購入した品
で、製造者が不明なものを指す。
表   1 ツムラステスト陽性 試料(固体)      LPS量 (n  )裸子植
物 松の実(興南貿易)          125単子葉
類 硬質系小麦種子(千葉製粉)     2,250硬質
系小麦種子(千葉製粉) (分子1i5000以上)   1,000,000硬
質系小麦粉(千葉製粉)     7,500小麦ふす
ま(千葉製粉) (分子ff15000以上)         300
小麦胚芽(千葉製粉)        1,600小麦
胚芽(千葉製粉) (分子量5000以上)     <10,000玄米
               1,100米粉(日の
本穀粉) (分子量5000以上) 3 米ぬか 米ぬか(分子量5000以上) コーンフラワー(大洋飼料) (分子量5000以上) コーングリッツ(大洋飼料) (分子j15000以上) コーン(和光食tり クマ笹(開本物産) アヤメ(種子) ニンニク(鱗茎) アスパラガス(芽) ミョウガ(花房) ヨクイニン(ウチダ和漢gり (原M物は鳩麦) ハンゲ(松浦薬業) (原植物はカラスビシャク) バクモントウ(栃木天海掌) (原植物はジャノヒゲ) 1、 000. 000 29、 000 500、 000 〈 0 15.000 3、 300 4、 500 41、 000 2、 300 5、 500 4、 000 ターメリック(エスピー食品ン  195,000(原
植物はウコン) 双子葉類 大豆(王女食品ン            150大豆
(はくれん)(分子115000以上)400丹波黒大
豆(和光食糧)85 小豆く和光食糧)            450小豆
(和光食糧) (分子量5000以上’)  36,000,000ひ
たし豆(和光食糧)         800大正金時
(和光食糧)          550大福豆(和光
食糧)          350そら豆(生)   
          750ジヤガイモ(はぐれん) (分子量5000以上)        <0.3ビワ
(種子)              800アボガド
(種子)           950モモ(種子) 
           4,500クルミ(種子)  
         1,900ソラ豆(種子)    
        750カポチヤ(種子) トマト(生の実) カイワレダイコン(根を除く) マツタビ(丸久物産) アマチ十ズル(K、に、桜井) ドクダミ(湿潤重量当たり) (帝京大学薬用植物園) 胡#I(白)(エスピー食品) トウガラシ(真南貿易) 六角(真南貿易) ナツメグ(ライオン) ([i物はニクズク) トウヒ(ウチダ和漢薬) (原植物はダイダイ) カッコン(栃木天海堂) (原植物はクズ) ナンキンカンゾウ(ウチダ和漢薬) オタネニンジン(ウチダ和漢薬) ボウフウ(栃木天海堂) 10、 000 !0. 500 50、 000 40、 000 73、 000 1.200 2、 300 2、 300 5、 500 2、 000 8、 000 3、 000 18、 000 4 δ 、 000 50、 000 カンボウィ(栃木天海堂)    600,000(原
植物はオオッヅラフジ) チョウトウコラ(ウチダ和漢薬)   7,000(原
植物はウンカリア・ヒルスタ) 八味地黄丸(カネボウ薬品)    17,000小柴
胡濁(ツムラ)         13.000五苓1
(ツムラ)          12,000猪苓湯(
ツムラ)          14.000十全大補′
IB(ツムラ)        8.oo。
八味地黄丸(ツムラ>         s、oo。
ローヤルゼリー          1.000[ペキ
ン ローヤル ゼリー (Pekin  Royal  Jel Iy)ハチミ
ツ(加藤美峰園本舗)       800シダ植物 スギナ(湿潤重量当たり)         700(
帝京大学薬用植物II) ゼンマイ(開本物産)        10,000ソ
ウ類 わかめ(三陸天然品)        11,000わ
かめ芽株(4谷健康食品〕 ひしき(生) 芽ひしきく小善本店) コブ(ヤマトタ力ハシ) アサクサノリ(乾燥生ノリ) クロレラ (■ヘルスタージャパンYS) クロレラ (■マンナンフーズY5) 菌類 椎茸(下仁田産ン えのき茸(長野県中懸重) しめしく勢多郡宮城町) まいたけ(大利根) あわび茸(羽生) マツシュルーム きくらげ ナメコ エビオス(アサヒビール社製 ビール酵母) 200 。
85 。
105 。
235 。
130 。
1、 900゜ 1、 000゜ 】 6 。
20 。
40 。
205 。
8 。
20 。
75 。
21 。
250 。
 OO 冬虫夏*            240,000その
他 雪印ナチュレヨーグルト(■1印)  5,000グリ
コビフイズスヨーグルト(■グリコ)50試料(液体) リムラステスト陽性 LPS量 (n  ) ビール キリン アサヒ ファインビルスナー ラガービール ハートラント ファイントラフト スーパーイースト ワイン 1、 150 1、 250 1、 550 1、 400 サントリー サントネージュ(白) (赤) ジードル(アップル) 日本酒 大間−級(大間酒造) 黄桜二級(黄桜酒造) 2 、4 】 、 7 大寒吟醜二級(玉泉窒酒造) 玄米イ酉 日々−献(大間酒造) 薬味酒 陶陶酒デルカップ(陶陶酒本1m) 宝焼耐(宝酒造) その他 キョーしオピン(湧水製薬) ニンニク抽出液(湧水製薬) グロスキュー(クロレラ工業) 大麦健康メツコール(韓国・−和) サクロンハーブ液(エーザイ) ヘチマ水(自家製) パイオアルゲン(クロレラ工業) パンシロン内服液(ロート製薬) ユンケルファンティー(佐原製薬) コリホグス(小林製薬) ツディ(二接) ミオDコーワ100(コーリ) 1.2 <2.0 6、 000 2、 000 1、 000 ノゲイン(二接)             90ブレ
ン50(第−I!薬)         7ソルマソク
(大S製藁)           60−ゼリーゴー
ルト(中外製薬)      5バスビタン30(常盤
製薬)        5チオビタ(太鵬製薬)   
       5未満リボビタン(大正製菓)    
    5未満アスハラゴールト(田辺製薬)    
 5未満実験例2(マクロファージのインビト0TNF
産生能を活性化する際のED50を与えるリムラステス
ト陽性LPSの含有量が0゜ 4〜1100n/培養液mlであるLPSの選択方法) 9週齢の、平均体重29gの各群3匹のオスのC3H/
Heマウスのマクロファージ腹腔常在細胞200μ見(
2X105個)/穴を96穴の平底プレートに入れ、ブ
ライマーとしての組換えマウス1.FN−7(100単
位/ m l)を各式に10μλ宛加えた。別途、各種
LPSRを65℃の熱水(g/mc)で5時間抽出して
71製した抽出液を各鵠希釈し、その1Ou9/穴をブ
ライマー投与の3時間後にトリガーとして加えた。2時
間培M後に遠心分離操作に付した(3000g、20分
)。各式から得られた130μλの、TNF活性はL9
29纏胞に対する毒性に基づいて測定し、又、リムラス
テスト陽性LPS含有量は生化学工業株式会社のトキシ
カラーシステムを使用して測定した。
測定値を、縦軸にTNF産生量(単位/培養液ml)を
、横軸(対数尺)に対応リムラステスト陽性LPS含有
量(ng/培養液ml)を表す座標にプロットし、プロ
ットされた各点から推定されるシグモイド曲線を描いた
。トリガーを投与しなかった場合のTNF産生量を与え
る各トリガーのマクロファージ活性化能を0%とし、ト
リガー投与の効果として増大するTNF産生量が最大恒
量に達したときの各トリガーのマクロファージ活性化能
を100%とし、その50%に相当するマクロファージ
活性化能を与えるリムラステスト陽性LPS含有量を曲
線から読み取った。
マクロファージ活性化能とリムラステスト陽性LPS含
有量との相rI!J間係が上記条件を満たしたLPS採
取源の結果を次の表2に示す。表中で、rTNFJはT
NF産生量(単位/培養液mu)を、「活性化能」はマ
クロファージ活性化能(%)を、「LPS」はリムラス
テスト陽性LPS含有量(ng/培!I液mλ)を表す
。なお、トリガー漸添加時のTNF産生量は0.75単
位/ m lであったので、TNF産生量が0.75単
位/mQ。
以下である場合をマクロファージ活性化能θ%とし、マ
クロファージ活性化能(%)は次式により計算した。
表  2 表2に示された結果を第4〜7図に示す。
1.4〜7図において、縦軸はマクロファージ活性化能
(%)を表し、横軸(対数尺)はリムラステスト陽性L
PS含有量(ng/培養液m1L)を表している。
第4図において、Qはターメリックの、・はカンボーイ
の、口はコンブの、■はアサクサノリのデータを示す。
第S図において、○はワカメ芽株エキスの、口は芽ヒジ
キの、■はエビオスのデータを示す。
第6図において、○は冬虫夏草の、・はワカメ芽株の、
口はクロレラのデータを示す。
第7図において、○は大腸菌LPSの、・は小麦LPS
の、口は百日咳菌LPSの、■はリピトAのデータを示
す。
実験例3(抗消化性潰瘍効果の測定) 各群3匹のC3H/Heマウス(12週齢の雄、平均体
重25g)を24時閏絶食させた。但し、水は自由に摂
取させた。
各群にそれぞれ50mg/匹の、製造例1の■て得られ
た粉末A  a 2 (900μg/gのリムラステス
ト陽性LPSを含む)、■マンナンフーズYSから市販
されている纏胞膜破砕クロレラ(3mg/gのリムラス
テスト陽性LPSを含む)、蒸留水をゾンデて経口投与
し、その1時間後に1.5mgのインドメタシンを各マ
ウスに皮下投与し、腺胃に胃agiを発生させた。
インドメタシン投与の7時間後に胃を摘出し、2%ホル
マリンで固定した。病変部を切開し、潰瘍の数、長さ、
面積を測定した。結果を各群3匹の平均として次表3に
表す、なお、カッコ内のデータは、蒸留水投与群の値を
100%とした場合の割合を表している。なお、製造例
1て得られた小麦LPSを3μg静注した場合には潰瘍
発生はほぼ100%予防された。
表 3 本発明のLPSを抗消化性潰瘍剤、動物用抗消化性il
l 瘍剤として投与するさいの量、投与間隔は、当然、
担当医師或いは獣医師の厳重な管理下、投与対象の年齢
、症状、体重、投与効果を勘案して個別に決定されるが
、人臣の成人(60k g)で、経口投与で1μg −
100m g、静脈投与でlOrlg−1mg、経皮投
与で100 n g −1m gが181回の投与量の
一応の目安となる。なお、動物では、牛、馬等の大型動
物は上記の量の60分の1を体重1kg当たりの量の目
安とし、豚、犬、猫等の中型、小型の動物ではその2倍
量を体重1kg当たりの量の目安とし、鶏等の鳥類では
更にその2倍量を体重1kg当たりの量の目安とし投与
できる。
又、小麦LPS (製造例])、クロレラLPS(製造
例2)、大腸菌LPS [米国デイフコ<Dirco)
?f製0128:B8>、百日咳菌LPS (製造例3
)の毒性値LD59(1群2匹の雄BALB/Cマウス
、平均体重45g、における平均値)は次の通りであっ
た。
[発明の効果] 本発明により、抗消化性潰瘍効果が高くて副作用が少な
く、従って化学療法係数が高く、かつ、生産コストが低
く、しかも、経口、経皮、注射ての投与が可能であり、
かつ大量に供給可能であり、その上、毎日食すことが可
能な食品の内に配合可能な新規な抗消化性[1剤、動物
用抗消化性J1瘍が提供される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、小麦LPSをガスクロマトグラフィにかけて
得られる、分子中における脂肪酸の存在を示すピークを
図示したチャートである。 第2図は、大I細菌LPSをガスクロマトグラフィーに
かけて得られる、分子中における脂肪酸の存在を示すピ
ークを図示したチャートである。 第3図は、百日咳菌LPSをガスクロマトグラフィーに
かけて得られる、分子中における脂肪酸の存在を示すピ
ークを図示したチャートである。 第4〜7図は、マクロファージ活性化能とリムラステス
ト陽性LPS含有量との相間間係が本発明の条件を満た
している各!LPSの当該相R間係を示すグラフである
。 第4〜7図において、縦軸はマクロファージ活性化能(
%)を表し、横軸(対数尺)はリムラステスト陽性LP
S含有量(ng/培養液ml)を表している。 第4図において、○はターメリックの、・は力ンボーイ
の、口はコンブの、層はアサクサノリのデータをボす。 第5図二二おいて、○はワカメ芽株エキスの、・は芽ヒ
ジキの、口はエビオスのデータを示す。 第6図において、○は冬虫夏草の、・はワカメ芽株の、
口はクロレラのデータを示す。 第7図において、Oは大腸菌LPSの、・は小麦LPS
の、口は百日咳@LPSの、■はリピドAのデータを示
す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)LPSを含む抗消化性潰瘍剤であり、インビトロ
    で培養されるマクロファージのTNF産生能を活性化す
    るLPSのマクロファージ活性化能を指標とし、 縦軸に、そのLPSを添加しないときのマクロファージ
    のTNF産生量を与えるマクロファージ活性化能を0%
    、マクロファージのTNF産生量を最大恒量にする時の
    LPSのマクロファージ活性化能を100%とするマク
    ロファージ活性化能(%)を表し、横軸に、そのLPS
    のリムラステスト陽性LPS含有量を対数尺で表すシグ
    モイド曲線を描くとき、 マクロファージ活性化能のED_5_0を与えるリムラ
    ステスト陽性LPS含有量が0.4〜100ng/培養
    液mlであるLPSの少なくとも1種を含む抗消化性潰
    瘍剤。 (2)LPSが、植物から得られるLPS、細菌から得
    られるLPS及びリピドAからなる群から選択される、
    請求項1記載の抗消化性潰瘍剤。 (3)植物が裸子植物、単子葉類植物、双子葉類植物、
    シダ植物、ソウ類植物、菌類植物及びそれらの混合物か
    らなる群から選択されるものである、請求項2記載の抗
    消化性潰瘍剤。 (4)裸子植物がマツ科マツ属植物である、請求項3記
    載の抗消化性潰瘍剤。 (5)マツ科マツ属植物がマツである、請求項4記載の
    抗消化性潰瘍剤。 (6)単子葉類植物がイネ科のイネ属植物、コムギ属植
    物、オオムギ属植物、カラス麦属植物、ササ属植物、ジ
    ュズダマ属植物、アヤメ科のアヤメ属植物、ユリ科のネ
    ギ属植物、キジカクシ属植物、ジャノヒゲ属植物、ショ
    ウガ科のショウガ属植物、ウコン属植物、サトイモ科ハ
    ンゲ属植物及びそれらの混合物からなる群から選択され
    るものである、請求項3記載の抗消化性潰瘍剤。 (7)イネ科イネ属植物がイネである、請求項6記載の
    抗消化性潰瘍剤。 (8)イネ科コムギ属植物が小麦である、請求項6記載
    の抗消化性潰瘍剤。 (9)イネ科オオムギ属植物が大麦、裸麦及びそれらの
    混合物からなる群から選択されるものである、請求項6
    記載の抗消化性潰瘍剤。 (10)イネ科カラス麦属植物が烏麦、燕麦及びそれら
    の混合物からなる群から選択される、請求項6記載の抗
    消化性潰瘍剤。 (11)イネ科ササ属植物がクサ笹である、請求項6記
    載の抗消化性潰瘍剤。 (12)イネ科ジュズダマ属植物が鳩麦である、請求項
    6記載の抗消化性潰瘍剤。 (13)アヤメ科アヤメ属植物がアヤメである、請求項
    6記載の抗消化性潰瘍剤。 (14)ユリ科ネギ属植物がニンニクである、請求項6
    記載の抗消化性潰瘍剤。 (15)ユリ科キジカクシ属植物がアスパラガスである
    、請求項6記載の抗消化性潰瘍剤。 (16)ユリ科ジャノヒゲ属植物がジャノヒゲである、
    請求項6記載の抗消化性潰瘍剤。(17)ショウガ科シ
    ョウガ属植物がミョウガである、請求項6記載の抗消化
    性潰瘍剤。(18)ショウガ科ウコン属植物がウコンで
    ある、請求項6記載の抗消化性潰瘍剤。 (19)サトイモ科ハンゲ属植物がカラスビシャクであ
    る、請求項6記載の抗消化性潰瘍剤。 (20)小麦から得られるLPSが次の物性を有するも
    のである、請求項8記載の抗消化性潰瘍剤。 分子量:8,000±1,000(SDS電気泳動法) リン数:1以上/分子量8千 ヘキソサミン数:6±2/分子量8千 脂肪酸数:6±2/分子量8千 KDO数:5±1/分子量8千 (21)双子葉類植物がマメ科のダイズ属植物、インゲ
    ンマメ属植物、ソラマメ属植物、クズ属植物、カンゾウ
    属植物、ナス科のナス属植物、トマト属植物、トウガラ
    シ属植物、バラ科のビワ属植物、サクラ属植物、クスノ
    キ科アボガド属植物、クルミ科クルミ属植物、ウリ科の
    トウナス属植物、アマチャヅル属植物、アブラナ科ダイ
    コン属植物、マタタビ科マタタビ属植物、ドクダミ科ド
    クダミ属植物、コショウ科コショウ属植物、シキミ科シ
    キミ属植物、ニクズク科ニクズク属植物、ミカン科ミカ
    ン属植物、ウコギ科オタネニンジン属植物、セリ科サポ
    シュニコビア属植物、ツヅラフジ科オオツヅラフジ属植
    物、アカネ科カギカズラ属植物及びそれらの混合物から
    なる群から選択されるものである、請求項3記載の抗消
    化性潰瘍剤。 (22)マメ科ダイズ属植物が大豆である、請求項21
    記載の抗消化性潰瘍剤。 (23)マメ科インゲンマメ属植物が小豆である、請求
    項21記載の抗消化性潰瘍剤。 (24)マメ科ソラマメ属植物がそら豆である、請求項
    21記載の抗消化性潰瘍剤。 (25)マメ科クズ属植物がクズである、請求項21記
    載の抗消化性潰瘍剤。 (26)マメ科カンゾウ属植物がナンキンカンゾウであ
    る、請求項21記載の抗消化性潰瘍剤。 (27)ナス科ナス属植物がジャガイモ、トウガラシ及
    びそれらの混合物からなる群から選択されるものである
    、請求項21記載の抗消化性潰瘍剤。 (28)ナス科トマト属植物がトマトである、請求項2
    1記載の抗消化性潰瘍剤。 (29)ナス科トウガラシ属植物がトウガラシである、
    請求項21記載の抗消化性潰瘍剤。 (30)バラ科ビワ属植物がビワである、請求項21記
    載の抗消化性潰瘍剤。 (31)バラ科サクラ属植物がモモである、請求項21
    記載の抗消化性潰瘍剤。 (32)クスノキ科アボガド属植物がアボガドである、
    請求項21記載の抗消化性潰瘍剤。 (33)クルミ科クルミ属植物がクルミである、請求項
    21記載の抗消化性潰瘍剤。 (34)ウリ科トウナス属植物がカボチャである、請求
    項21記載の抗消化性潰瘍剤。 (35)ウリ科アマチャヅル属植物がアマチャヅルであ
    る、請求項21記載の抗消化性潰瘍剤。 (36)アブラナ科ダイコン属植物がカイワレダイコン
    である、請求項21記載の抗消化性潰瘍剤。 (37)マタタビ科マタタビ属植物がマタタビである、
    請求項21記載の抗消化性潰瘍剤。 (38)ドクダミ科ドクダミ属植物がドクダミである、
    請求項21記載の抗消化性潰瘍剤。 (39)コショウ科コショウ属植物が胡椒である、請求
    項21記載の抗消化性潰瘍剤。 (40)シキミ科シキミ属植物がダイウイキョウである
    、請求項21記載の抗消化性潰瘍剤。 (41)ニクズク科ニクズク属植物がニクズクである、
    請求項21記載の抗消化性潰瘍剤。 (42)ミカン科ミカン属植物がダイダイである、請求
    項21記載の抗消化性潰瘍剤。 (43)ウコギ科オタネニンジン属植物がオタネニンジ
    ンである、請求項21記載の抗消化性潰瘍剤。 (44)セリ科サポシュニコビア属植物がボウフウであ
    る、請求項21記載の抗消化性潰瘍剤。 (45)ツヅラフジ科オオツヅラフジ属植物がオオツヅ
    ラフジである、請求項21記載の抗消化性潰瘍剤。 (46)アカネ科カギカズラ属植物がウンカリア・ヒル
    スタである、請求項21記載の抗消化性潰瘍剤。 (47)シダ植物がトクサ科トクサ属植物、ゼンマイ科
    ゼンマイ属植物及びそれらの混合物からなる群から選択
    されるものである、請求項3記載の抗消化性潰瘍剤。 (48)トクサ科トクサ属植物がスギナである、請求項
    47記載の抗消化性潰瘍剤。 (49)ゼンマイ科ゼンマイ属植物がゼンマイである、
    請求項47記載の抗消化性潰瘍剤。 (50)ソウ類植物がカッソウ類植物、紅ソウ類植物、
    緑ソウ類植物、ランソウ類植物及びそれらの混合物から
    なる群から選択されるものである、請求項3記載の抗消
    化性潰瘍剤。 (51)カッソウ類植物がコンブ科のワカメ属植物、コ
    ンブ属植物、ホンダワラ科ヒジキ属植物及びそれらの混
    合物からなる群から選択されるものである、請求項50
    記載の抗消化性潰瘍剤。 (52)コンブ科ワカメ属植物がワカメである、請求項
    51記載の抗消化性潰瘍剤。 (53)コンブ科コンブ属植物がコンブである、請求項
    51記載の抗消化性潰瘍剤。 (54)ホンダワラ科ヒジキ属植物がヒジキである、請
    求項51記載の抗消化性潰瘍剤。(55)紅ソウ類植物
    がウシケノリ科アマノリ属植物である、請求項50記載
    の抗消化性潰瘍剤。 (56)ウシケノリ科アマノリ属植物がアサクサノリで
    ある、請求項55記載の抗消化性潰瘍剤。 (57)緑ソウ類植物がオオシスティス科クロレラ属植
    物である、請求項50記載の抗消化性潰瘍剤。 (58)オオシスティス科クロレラ属植物がクロレラで
    ある、請求項57記載の抗消化性潰瘍剤。 (59)クロレラから得られるLPSが次の物性を有す
    るものである、請求項58記載の抗消化性潰瘍剤。 分子量=40,000〜90,000(SDS電気泳動
    法) リン数=4±1/分子量1万 ヘキソサミン数=7±1/分子量1万 脂肪酸数=6±1/分子量1万 KDO数=2±1/分子量1万 (60)菌類植物が担子菌類植物、子ノウ菌類植物及び
    それらの混合物からなる群から選択されるものである、
    請求項3記載の抗消化性潰瘍剤。 (61)担子菌類植物がヒラタケ科マツオウジ属植物、
    キシメジ科のエノキタケ属植物、シメジ属植物、タコウ
    キン科マイタケ属植物、サルノコシカケ科ポリポラス属
    植物、ハラタケ科ハラタケ属植物、キクラゲ科キクラゲ
    属植物、モエギタケ科スギタケ属植物及びそれらの混合
    物である、請求項60記載の抗消化性潰瘍剤。 (62)ヒラタケ科マツオウジ属植物が椎茸である、請
    求項61記載の抗消化性潰瘍剤。(63)キシメジ科エ
    ノキタケ属植物がエノキ茸である、請求項61記載の抗
    消化性潰瘍剤。 (64)キシメジ科シメジ属植物がシメジである、請求
    項62記載の抗消化性潰瘍剤。 (65)タコウキン科マイタケ属植物がマイ茸である、
    請求項61記載の抗消化性潰瘍剤。 (66)サルノコシカケ科ポリポラス属植物がアワビ茸
    である、請求項61記載の抗消化性潰瘍剤。 (67)ハラタケ科ハラタケ属植物がマッシュルームで
    ある、請求項61記載の抗消化性潰瘍剤。 (68)キクラゲ科キクラゲ属植物がキクラゲである、
    請求項61記載の抗消化性潰瘍剤。 (69)モエギタケ科スギタケ属植物がナメコである、
    請求項61記載の抗消化性潰瘍剤。 (70)子ノウ菌類植物がエンドミセタセア科サッカロ
    ミセス属植物、バッカクキン科ノムシタケ属植物及びそ
    れらの混合物である、請求項60記載の抗消化性潰瘍剤
    。 (71)エンドミセタセア科サッカロミセス属植物が、
    パン酵母、醸造用酵母及びそれらの混合物である、請求
    項70記載の抗消化性潰瘍剤。 (72)バッカクキン科ノムシタケ属植物が冬虫夏草で
    ある、請求項70記載の抗消化性潰瘍剤。 (73)細菌が大腸菌、百日咳菌及びそれらの混合物か
    らなる群から選択されるものである、請求項3記載の抗
    消化性潰瘍剤。 (74)大腸菌から得られるLPSが次の物性を有する
    ものである、請求項73記載の抗消化性潰瘍剤。 分子量=30,000±5,000(SD S電気泳動法) リン数=12/分子量3万 ヘキソサミン数=45±6/分子量3万 脂肪酸数=18/分子量3万 KDO数=5±1/分子量3万 (75)百日咳菌から得られるLPSが次の物性を有す
    るものである、請求項73記載の抗消化性潰瘍剤。 分子量=6,000±1,000 9,000±1,000 (SDS電気泳動法) リン数=5/分子量8千 ヘキソサミン数=16±2/分子量8千 脂肪酸数=5/分子量8千 KDO数=2±1/分子量8千 (76)LPSを含む動物用抗消化性潰瘍剤であり、 インビトロで培養されるマクロファージのTNF産生能
    を活性化するLPSのマクロファージ活性化能を指標と
    し、縦軸に、そのLPSを添加しないときのマクロファ
    ージのTNF産生量を与えるマクロファージ活性化能を
    0%、マクロファージのTNF産生量を最大恒量にする
    時のLPSのマクロファージ活性化能を100%とする
    マクロファージ活性化能(%)を表し、横軸に、そのL
    PSのリムラステスト陽性LPS含有量を対数尺で表す
    シグモイド曲線を描くとき、 マクロファージ活性化能のED_5_8を与えるリムラ
    ステスト陽性LPS含有量が0.4〜100ng/培養
    液mlであるLPSの少なくとも1種を含む動物用抗消
    化性潰瘍剤。
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