JPH0449213A - 皮膚保護剤組成物 - Google Patents

皮膚保護剤組成物

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JPH0449213A
JPH0449213A JP15928190A JP15928190A JPH0449213A JP H0449213 A JPH0449213 A JP H0449213A JP 15928190 A JP15928190 A JP 15928190A JP 15928190 A JP15928190 A JP 15928190A JP H0449213 A JPH0449213 A JP H0449213A
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JP
Japan
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skin
oily
component
composition
perfluoropolyether
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JP15928190A
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English (en)
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Atsushi Utsu
宇津 敦
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Kao Corp
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Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、皮膚保護剤に関し、更に詳細には、特に水仕
事、皮膚洗浄過程等における肌荒れ(主に手荒れ)から
皮膚を保護するための組成物に関する。
[従来の技術及び発明が解決しようとする課題]従来、
水仕事などによる肌荒れから皮膚を保護する目的でハン
ドクリームが汎用されている。ハンドクリームは水仕事
などにより失われた皮脂を補給し、更に保湿剤の配合に
より、皮膚に適度な水分を補給するなとの働きにより皮
膚を保護するものである。
しかしながら、従来のハンドクリームは水洗によって容
易に洗い流されてしまうため、皮膚保護効果は必ずしも
満足できるものではなかった。現に、炊事、洗濯などの
水仕事を頻度高く行なうために手荒れで悩んでいる主婦
は多い。また、美容師なとの中にも、度量なるシャンプ
ーによる手荒れに加え、染毛剤、パーマ液等による炎症
を訴える人か少なくない。
このような従来のハントクリームの欠点を改善した皮膚
保護剤としては、例えばアクリル酸エチル及びメタアク
リル酸からなるアクリル系ポリマー並びにセルロース誘
導体を含水アルコールに溶解せしめたものか提案されて
いる(特公平2−9006号公報)。しかしながら、こ
の皮膚保護剤は、その主成分であるアクリル系ポリマー
がアルカリ可溶性であるため、皮膚洗浄剤の基剤として
汎用されている石鹸で皮膚を洗浄する場合や、液性が通
常アルカリ性であるパーマ液に触れる場合などには、そ
の保護機能が充分ではないという欠点を有していた。
従って、本発明は、のびが良くべとつき感の少ない使用
感の良好な被膜を形成し、水仕事や石鹸を用いた皮膚洗
浄過程などによっても容易に洗い流されず、長時間にわ
たって皮膚を保護し得る皮膚保護剤組成物を提供するこ
とを目的とする。
[課題を解決するための手段] かかる実情において、本発明者らは鋭意研究を行なった
結果、油性成分として特定の油性物質とパーフルオロポ
リエーテルを組み合わせて用いることにより、上記要件
を満たす皮膚保護剤組成物が得られることを見出し、本
発明を完成した。
すなわち本発明は、次の成分(A)及び(B)を、全油
性成分中にlO:1ないし1:2の重量比で合計80重
量%以上含有することを特徴とする皮膚保護剤組成物を
提供するものである。
(A)軟化点が35℃以上であり、有機性/無機性の値
が4以上である油性物質 (B)オイル状パーフルオロポリエーテル本発明におい
て、「軟化点」とは、「環球法」(化粧品原料基準一般
試料法30.一定の厚さの試料の上に一定の重さの鋼球
を載せて加熱し、該鋼球が一定距離を垂下したときの温
度を測定する方法)により測定した値をいう。
また、「有機性/無機性」とは、藤田が「化学の領域1
1巻10号、719ないし725ページ(1957年)
」において示した有機概念における値をいう。これは、
有機化合物の性状を、共有結合の集積に基づく炭化水素
の「有機性」と、置換基に存在する静電性の影響「無機
性」との二因子によって成立すると解するものである。
計算法は、有機性は20に炭素数を乗じた数値とし、無
機性は置換基ごとに定められた数値(例えば水酸基10
0、カルボキシル基150)を加算するというのが概略
である。
本発明に使用される(A)成分の油性物質としては、例
えばワセリン、固形パラフィン、セレシン(以上、無機
性値Oのため、有機性/無機性の値は無限大。以下、カ
ッコ内は有機性/無機性の値を示す。)、ステアリン酸
ステアリル(12,0)、パルミチン酸セチル(10,
7)、バルミチン酸ミリスチル(10,0)、ミリスチ
ン酸セチル(10,0)、ミリスチン酸ミリスチル(9
3)、トリパルミチン酸グリセリン(57)、トリミリ
スチン酸グリセリン(5,0)、イソステアリン酸コレ
ステリル(8,8)等が挙げられる。これらは単独で、
又は2種以上を組み合わせて使用することかできる。ま
た、軟化点が35°C以上であるか有機性/無機性の値
が4未満であって、(A)成分に該当しない油性物質と
しては、セチルアルコール(3,2)、ステアリルアル
コール(3,6)、パルミチン酸(2,1)、ステアリ
ン酸(24)、シバルミチン酸グリセリン(32)等が
挙げられる。
本発明に使用される(B)成分のオイル状パーフルオロ
ポリエーテルは、(A)成分の油性物質ののびの悪さ、
べとつき感、洗浄後の皮膚の感触の悪さ等を改善すると
共に、組成物の耐水性を向上させる作用を有するもので
あり、例えば次の一般式%式% 〔式中、R1、R3、R4及びR5は同一でも異なって
もよく、それぞれフッ素原子、パーフルオロアルキル基
又はパーフルオロアルキルオキシ基を、R2はフッ素原
子又はパーフルオロアルキル基を、p、q及びrは分子
量か500〜100,000となる0以上の数を示す。
ただし、p−q=r=oとなることはない。〕 なお、ここでカッコ内に示される各パーフルオロ基はこ
の順で並んでいる必要はなく、またランダム重合でもブ
ロック重合でもかまわない。ががるパーフルオロポリエ
ーテルとしては、特に粘度が5〜5 、000cStの
液体状のものが好ましく、例えば次の一般式(I[) F3 CF30云CFCF20?−fcF、oテCF3(II
)(式中、m及びnは分子量が500−10000とな
る数を示し、07mは0.2〜2である。)で表ワサレ
ルFOMBLIN HC−04(平均分子量1,500
)、同HC−25(同3,200)及び同HC−R(同
6,600)  (以上モンテフロス社製)や、次の一
般式(m)F−+CFzCF2CF20h−CFzCF
s     (m)(式中、pは4〜500の数を示す
。)で表わされるデムナム5−20 (重量平均分子量
25.000)  同5−65 (同4,500) 、
同S−100(同5.600)及び同S−200(同8
,400)  (以上ダイキン工業社製)などの市販品
を使用することができる。
(A)成分と(B)成分は、本発明の皮膚保護剤組成物
中に10:1ないし1:2の範囲の重量比で配合される
が、好ましい配合比は4:1ないし2:3である。(A
)成分の量が(B)成分の量の10倍を超える場合には
、のび、べとつき等の使用感が悪化し、(B)成分の量
が(A)成分の量の2倍を超える場合には、本発明の皮
膚保護剤組成物の保存安定性が低下してしまう。また、
本発明の皮膚保護剤組成物中には、(A)成分と(B)
成分を双方の合計で全油性成分中の80重量%以上、特
に90重量%以上配合するのが好ましい。なお、ここで
モノステアリン酸グリセリン等の乳化を目的として配合
される両親媒性物質は油性物質には含めない。
本発明の皮膚保護剤組成物には、上記必須成分のほかに
、目的に応じ本発明の効果を損なわない範囲で、水性成
分、乳化剤、防腐剤、酸化防止剤、香料、粉体等の任意
成分を適宜配合して、固型状、ペースト状、油中水型あ
るいは水中油型の乳化物等の種々の形態とすることがで
きる。
[実施例] 以下、実施例を挙げて更に詳細に説明するか、本発明は
これらに限定されるものではない。
実施例1 表1に示す組成のうち精製水を除く全成分を70〜80
℃で攪拌溶解後、攪拌下、70〜80℃の精製水を添加
し、攪拌を続けながら冷却して各ハンドクリームを得た
得られた各ハンドクリームについて、以下の試験方法に
基づいて実用テスト及び皮膚保護効果試験を行なった。
(1)実用テスト(パネルテスト) 専門パネラ−1O名により各ハンドクリームを実際に手
に使用し、その実用評価を行なった。評価項目は、塗布
時ののびの良さ、べとつきの少なさ及び石鹸洗浄後の手
肌のしっとり感の3項目である。評価結果は次の4段階
の基準に従い、表2に示す。
◎:良好と回答した者がlO名中通名以上○・良好と回
答した者か10名中通〜7名△:良好と回答した者が1
0名中通〜5名×:良好と回答した者が10名中通名未
満(2)皮膚保護効果試験 各ハンドクリームを一定量前腕内側部に塗布し、30分
間静置した後、ガラス製の円筒を密着し、これに1%ド
デシル硫酸ナトリウム(SDSと略す)水溶液を一定量
満たし、1分間180回の速度で5分間振とうした。
SDS水溶液を除去した後、精製水で試験部位を3回洗
浄し、10分間乾燥させた。続いて試験部位を3回テー
プストリッピング処理して角層を採取した。得られた角
層中のSDS量をニブトン法で定量した。この測定値の
平均値(N・5)を表2に示す。なお、この数値か小さ
いはと、角層中へのSDSの浸透を抑制し、皮膚を保護
する効果が高いことを意味する。
*:モンテフロス社製FOMBLIN HC−04(以
下余白) 表2 表2から明らかなように、本発明の皮膚保護剤組成物は
、比較界に比して使用感が良く、かつ皮膚保護効果が優
れている。
実施例2  皮膚保護軟膏 (重量%) ■ワセリン                700■
イソステアリン酸コレステリル    10.0■トリ
ミリスチン酸グリセリン      30■セレシン 
              20■パーフルオロポリ
エーテル (モンテフロス社製FOMBLfN IC−25)  
 15.0成分■〜■を70〜80℃で加熱溶解後、成
分■を攪拌下添加し、攪拌を続けなから冷却して皮膚保
護軟膏を得た。
得られた軟膏はのびが良く、べとつき感か少ないもので
あり、かつ石鹸で3回洗浄しても肌のなめらかさを維持
していた。
実施例3  ***保護スティック (重量%) ■パルミチン酸セチル          5゜■ミリ
スチン酸ミリスチル       25.0■固型パラ
フイン           10.0■ワセリン  
             35.0■パーフルオロポ
リエーテル (モンテ70ス社製FOMBLIN HC−25)  
 23.0■酸化チタン              
2.0成分■〜■を70〜80 ”Cで加熱溶解し、均
一に混合し、成分■を加えてロールミルで練り、均一に
分散させた。続いて再度融解した後、容器に流し込み、
成型して***保護スティックを得た。
得られたスティックは耐水製・耐油性が高く、長時間唇
の乾燥を防ぐ効果に優れるものであった。
実施例4  水中油型ボディローション(重量%) ■トリバルミチン酸グリセリン     50■固型パ
ラフイン            40■パーフルオロ
ポリエーテル (モンテフロス社製FOMBLIN IC−R)   
 2.0■ポリオキシエチレンモノオレイン酸 エステル(10E、0. )           2
.0■メチルパラベン            03■
グリセリン              30■カルボ
キシビニルポリマー (グツドリッチ社製カーボポール941)  0,2■
水酸化カリウム            0.1■精製
水               834成分■に成分
■及び■を加えて加熱混合し、70〜80°Cに保った
。一方、成分■〜■を混合加熱して70〜80°Cとし
た後、強攪拌しながら成分■を徐々に添加し、均一に分
散させた。この油相部を上記水相部に加えて予備乳化を
行なった後、成分■を加えて中和し、ホモミキサーによ
り均一乳化した。得られた乳化物を熱交換機により30
°Cまで冷却し、容器に充填してボディローションを得
た。
[発明の効果] 以上のように、本発明の皮膚保護剤組成物は、水仕事、
皮膚洗浄過程等から皮膚を保護する効果が高く、かつの
びの良さ、べとつき感の少なさ等の使用感においても優
れている。
以上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)次の成分(A)及び(B)を、全油性成分中に1
    0:1ないし1:2の重量比で合計80重量%以上含有
    することを特徴とする皮膚保護剤組成物。 (A)軟化点が35℃以上であり、有機性/無機性の値
    が4以上である油性物質 (B)オイル状パーフルオロポリエーテル
JP15928190A 1990-06-18 1990-06-18 皮膚保護剤組成物 Pending JPH0449213A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0892033A (ja) * 1993-11-11 1996-04-09 Pola Chem Ind Inc 口紅オーバーコート

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0892033A (ja) * 1993-11-11 1996-04-09 Pola Chem Ind Inc 口紅オーバーコート

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