JPH044880Y2 - - Google Patents

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JPH044880Y2
JPH044880Y2 JP14745986U JP14745986U JPH044880Y2 JP H044880 Y2 JPH044880 Y2 JP H044880Y2 JP 14745986 U JP14745986 U JP 14745986U JP 14745986 U JP14745986 U JP 14745986U JP H044880 Y2 JPH044880 Y2 JP H044880Y2
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sludge
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spiral
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、乾燥室内において汚泥を複数本の螺
旋状回転体により攪拌移送するように構成した汚
泥乾燥機に関する。
〔従来の技術〕
従来、上記の如き汚泥乾燥機においては、回転
体に付着した汚泥の除去についての配慮が無かつ
た。(文献を示すことができない。) 〔考案が解決しようとする問題点〕 その結果、従来構成のものにあつては、回転体
の攪拌移送能力及び乾燥能力が付着汚泥によつて
損なわれやすい欠点があつた。
本考案の目的は、回転体に付着した汚泥を効果
的に除去できるようにすると共に、そのための駆
動構成を構造面及び制御面で簡単なものにできる
ようにし、さらには、装置全体構成のコンパクト
化を図る点にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案による汚泥乾燥機の特徴構成は、汚泥乾
燥室内に互いに平行姿勢で並設する複数本の螺旋
状回転体を、汚泥入口側において、互いにほぼ等
しい螺旋ピツチで逆捩りに、かつ、隣り合うもの
どうしが互いに入り込む径に形成すると共に、汚
泥出口側において、汚泥入口側よりも小さい螺旋
ピツチで隣り合うものどうしが互いに入り込まな
い小径に形成し、前記隣り合う回転体どうしを互
いにほぼ等速で逆回転させる駆動装置を設け、前
記隣り合う回転体の一方を、前記汚泥入口側の螺
旋ピツチに近い距離だけ回転軸芯方向に往復摺動
させる移動装置を設けてあることにあり、その作
用・効果は次の通りである。
〔作用〕
つまり、螺旋状回転体に対して特に汚泥が付着
し易い汚泥入口側αにおいては、第3図イに示す
ように、隣り合う螺旋状回転体A1,A2及びA2
A3を、互いにほぼ等ピツチP1で逆捩りにして入
り込み配置すると共にほぼ等速で逆回転させる
と、一定の位置で回転体どうしA1,A2及びA2
A3を接近させることができ、回転体どうしA1
A2及びA2,A3で互いに羽根一側面6aの付着汚
泥を除去し合わせることができる。そして、一方
の回転体A2を摺動させると、第3図ロに示すよ
うに、互いに軸7の付着汚泥を羽根6で除去し合
わせることができ、さらに、第3図ハに示すよう
に、汚泥入口側αにおける螺旋ピツチP1に近い
距離lだけ移動した状態で、回転体どうしA1
A2及びA2,A3で羽根他側面6bの付着汚泥を除
去し合わせることができる。
他方、ある程度汚泥乾燥が進行して付着の問題
が無い汚泥入口側βにおいては、第1図に示すよ
うに、隣り合う螺旋状回転体A1,A2及びA2,A3
を互いに入り込まないような小径D2に形成して、
前述回転体A2摺動の際の隣設回転体どうしA1
A2及びA2,A3の接当損傷を回避した状態で、汚
泥入口側αでの乾燥による汚泥容積の減少量に見
合つた寸法だけ螺旋ピツチP2を汚泥入口側αよ
りも小とすることで、攪拌移送能力、及び、乾燥
能力を維持しながら装置全体を回転軸芯方向に小
型化できる。
〔考案の効果〕
以上の結果、適当なタイミングで人為的あるい
は自動的に隣り合う回転体A1,A2及びA2,A3
一方A2を往復摺動することによつて、特に汚泥
付着が問題となる汚泥入口側αにおいて、並設回
転体A1,A2及びA2,A3の付着汚泥除去を羽根6
の表裏及び軸7の全てに対して行わせることがで
き、それによつて、回転体A1,A2,A3による汚
泥の攪拌移送を常に良好に維持して、乾燥能力を
高く維持し得るに至り、さらには、汚泥出口側β
における螺旋ピツチP2の短小化による装置の小
型化が相俟つて、全体として、コンパクトで設置
性に優れ、かつ、処理性能に極めて優れた汚泥乾
燥機にできた。
ちなみに、汚泥入口側αにおいて隣り合う回転
体どうしA1,A2及びA2,A3が互いに付着汚泥を
除去し合うようにするに、隣り合う回転体どうし
A1,A2及びA2,A3の相対回転数を変更して、第
3図イないしハの状態が得られるようにすること
も考えられるが、相対回転数変更のための構造が
複雑高価になると共に、第3図イ及びハの状態を
維持するためには、極めて精度良く両回転体A1
A2及びA2,A3が等速になるように操作する必要
があつて、操作や自動制御が技術的に困難になる
等の欠点を派生する。
しかし、本考案によれば、隣り合う回転体どう
しA1,A2及びA2,A3を常に等速回転させて、一
方の回転体A2を往復摺動させるから、相対回転
数変更に比して、移動装置を簡単安価なものにで
きると共に、両回転体A1,A2及びA2,A3の接近
位置変更のための操作や制御構成を簡単にでき
る。
〔実施例〕
次に、実施例を示す。
第1図及び第2図に示すように、ジヤケツト1
を備えたケーシング2によつて汚泥乾燥室3を形
成し、乾燥室3の一端側に汚泥供給路4をかつ他
端側に乾燥汚泥排出路5を夫々接続し、線状ない
し帯状で連続螺旋状の羽根6を軸7に取付けた回
転体A1,A2,A3の3本を、乾燥室3内に左右に
並設し、それら回転体A1,A2,A3夫々に流路8
を形成し、スチームやオイル等の高温流体を供給
する装置9を、ケーシング2のジヤケツト1に供
給管10a及び回収管11aにより接続すると共
に、回転体A1,A2,A3の流路8に供給管10
b、回収管11b、ロータリージヨイント12に
より接続し、もつて、供給路4からの汚泥を、回
転体A1,A2,A3により排出路5に向かつて攪拌
移送しながら、ジヤケツト1及び流路8の高温流
体により加熱乾燥するように構成してある。
前記並設回転体A1,A2,A3を、汚泥入口側α
において、互いにほぼ等しい螺旋ピツチP1で逆
捩りに、かつ、隣り合うものどうしA1,A2及び
A2,A3が互いに入り込む径D1に形成すると共
に、汚泥出口側βにおいて、汚泥入口側αよりも
小さい螺旋ピツチP2で隣り合うものどうしA1
A2及びA2,A3が互いに入り込まない小径D2に形
成し、モータM1に連動させた減速装置13とチ
エーン14により両端側の回転体A1,A3に、そ
れらを同方向に回転させるように連動させ、一端
側の回転体A1を中央の回転体A2に逆転用ギア1
5により連動させて、隣り合う回転体A1,A2
びA2,A3を互いにほぼ等速で逆向きに回転させ
るように構成してある。
そして、中央の回転体A2をその回転軸芯方向
に摺動自在にケーシング2に取付け、中央の回転
体A2に相対回転のみ自在に外嵌させた摺動部材
16を、回転ネジ軸17に螺合させ、回転ネジ軸
17にモータM2を、ハンドル付減速機18、正
逆転切換兼停止装置19、チエーン20を介して
連動させ、摺動部材16に作用する一対のリミツ
トスイツチLS1,LS2、並びに、それらリミツト
スイツチLS1,LS2からの情報に基づいて正逆転
切換兼停止装置19を自動操作する制御器21を
設け、もつて、中央の回転体A2をその汚泥入口
側αにおける螺旋ピツチP1に近い距離lだけ回
転軸芯方向に自動的に往復摺動させ、それによつ
て、回転体A1,A2,A3に対する汚泥付着が特に
生じ易い汚泥入口側αにおいて、第3図イないし
ハに示すように、隣り合う回転体A1,A2及び
A2,A3どうしが、互いに羽根6の両側面6a,
6b及び軸7の付着汚泥を除去し合うように構成
すると共に、第3図イ及びハの状態が設定時間だ
け維持されるように構成してある。
又、ある程度汚泥乾燥が進行して付着の問題が
無い汚泥出口側βにおいて、隣り合う回転体A1
A2,A3を互いに入り込まないような小径D2に形
成して、前述中央の回転体A2摺動の際の隣設回
転体A1,A2及びA2,A3どうしの汚泥出口側βに
おける接当損傷を回避した状態で、汚泥入口側α
での乾燥による汚泥容積の減少量に見合わせて汚
泥出口側βにおける螺旋ピツチP2を汚泥入口側
αよりも小とすることで、攪拌移送能力、及び、
乾燥能力を維持しながら装置全体の回転軸芯方向
におけるコンパクト化を図つてある。
〔別実施例〕
次に、別の実施例を示す。
螺旋状回転体A1,A2,A3を形成するに、回転
体A1,A2,A3の羽根6としては、前述実施例で
両端側回転体A1,A3に適用した線状螺旋体や中
央回転体A2に適用した帯状螺旋体、あるいは、
それらを組合せた構成の螺旋体等、各種構造の螺
旋体を各回転体A1,A2,A3の羽根6として適用
でき、また、第4図に示すように羽根6の外縁部
に付着汚泥掻取り用の部材6Aを付設しても良
い。
又、第5図に示すように、高温流体流路8を形
成する直管状の軸7に対し、羽根6としての螺旋
状パイプをその両端を高温流体流路8に連通接続
する状態に付設し、もつて、螺旋状パイプ6を流
動する高温流体により汚泥乾燥効果を高めるよう
に螺旋状回転体A1,A2,A3を構成しても良く、
更には、その改良として、第6図ないし第9図に
示すように、羽根6としての螺旋状パイプを1な
いし数ピツチごとに分割形成し、それら分割部分
の夫々を、それらの両端を高温流体流路8に連通
接続する状態で直管状軸7に並設して螺旋状回転
体A1,A2,A3を構成しても良く、要するに、羽
根6の具体的構造は種々の改良が可能である。
回転体A1,A2,A3の設置本数は複数であれば
よい。
並設回転体A1,A2,A3を互いに等しい螺旋ピ
ツチP1で逆捩りに、かつ、隣り合うものどうし
A1,A2及びA2,A3が互いに入り込む径D1に形成
する汚泥入口側αと、その汚泥入口側αよりも小
さい螺旋ピツチP2で隣り合うものどうしA1,A2
及びA2,A3が互いに入り込まない小径D2に形成
する汚泥出口側βとの回転軸芯方向における長さ
比は適宜変更が可能である。
又、汚泥入口側αと出口側βとにおける螺旋ピ
ツチの比(P2/P1)、及び、径の比(D2/D1)も
適宜変更が可能である。
隣り合う回転体A1,A2及びA2,A3を互いにほ
ぼ等速で逆回転させるに、各種の電気式、流体圧
式等の駆動構成を利用でき、それらを駆動装置と
総称する。
隣り合う回転体A1,A2及びA2,A3の一方A2
往復摺動させるに、各種の機械式、電気式、流体
圧式等の人為操作構成及び駆動構成を利用でき、
それらを移動装置と総称する。
水処理汚泥や産業廃棄物汚泥等の対象汚泥を乾
燥室3において加熱するための方式や具体的構造
は、汚泥の性状や乾燥機設置状況等に見合つて適
宜変更可能である。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対
照を便利にする為に符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構造に限定されるものではな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の実施例を示し、
第1図は平面図、第2図は側面図、第3図イ,
ロ,ハは夫々汚泥入口側における動作状態説明図
である。第4図ないし第9図は本考案の別実施例
を示し、第4図は回転体構造を示す拡大図、第5
図は他の回転体構造を示す拡大図、第6図は一部
破断平面図、第7図は第6図における−線断
面図、第8図は第6図における−線断面図、
第9図は第6図における−線断面図である。 3……乾燥室、A1,A2,A3……回転体、l…
…距離、P1,P2……ピツチ、D1,D2……径、α
……汚泥入口側、β……汚泥出口側。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 汚泥乾燥室3内に互いに平行姿勢で並設する複
    数本の螺旋状回転体A1,A2,A3を、汚泥入口側
    αにおいて、互いにほぼ等しい螺旋ピツチP1
    逆捩りに、かつ、隣り合うものどうしA1,A2
    びA2,A3が互いに入り込む径D1に形成すると共
    に、汚泥出口側βにおいて、汚泥入口側αよりも
    小さい螺旋ピツチP2で隣り合うものどうしA1
    A2及びA2,A3が互いに入り込まない小径D2に形
    成し、前記隣り合う回転体どうしA1,A2及び
    A2,A3を互いにほぼ等速で逆回転させる駆動装
    置を設け、前記隣り合う回転体A1,A2及びA2
    A3の一方A2を、前記汚泥入口側αの螺旋ピツチ
    P1に近い距離lだけ回転軸芯方向に往復摺動さ
    せる移動装置を設けてある汚泥乾燥機。
JP14745986U 1986-09-25 1986-09-25 Expired JPH044880Y2 (ja)

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JP14745986U JPH044880Y2 (ja) 1986-09-25 1986-09-25

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JP14745986U JPH044880Y2 (ja) 1986-09-25 1986-09-25

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JPS6354498U JPS6354498U (ja) 1988-04-12
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6354498U (ja) 1988-04-12

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