JPH0447617Y2 - - Google Patents

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JPH0447617Y2
JPH0447617Y2 JP1984165489U JP16548984U JPH0447617Y2 JP H0447617 Y2 JPH0447617 Y2 JP H0447617Y2 JP 1984165489 U JP1984165489 U JP 1984165489U JP 16548984 U JP16548984 U JP 16548984U JP H0447617 Y2 JPH0447617 Y2 JP H0447617Y2
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case
cord
instrument case
cap
hole
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JP1984165489U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車輌用等の計器ケース内に電気コー
ドを配線する際に電気コードを保持する電気コー
ド保持構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、車輌用等のケースに電気コードを保持す
るものは多く、例えば実公昭51−50456号公報に
開示されているものがある。これは、第5図及び
第6図に示すように、プラスチツクケース51に
帯状の舌片52を一体に設け、その先端には嵌合
子53を形成し、穴54内に嵌合子53を挿入し
たときに舌片52により電気コード55を保持す
るようにしたものであり、電気コード55を保持
して多少の引つ張りでははずれないようにし、か
つ位置決めができるようにしたものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、計器ケース内にコードを配線する場合
にこのような構造を適用することは、舌片を一体
的に形成することが難しいこと等から困難であ
り、また舌片を計器ケースと別体に設けて電気コ
ードを一周させて両端をビスによつてケースに固
定することも考えられるがビスの回し締め作業を
ケース内で行うことは作業能率が非常に悪く、計
器等の配置によつては不可能な場合も生ずるとい
う問題があつた。
この点を考慮して例えば実公昭57−33415号公
報に示されているように、ケースに形成された突
出部の側壁を利用して、この突出部の側壁と所定
間隔を有して対向する鉛直状の立上り片を係止片
としてケースと一体に形成し、この係止片の側壁
と突出部の側壁との間で電気コード等の配線部材
を挟みつけて保持するものが知られているが、こ
れはケースに形成された突出部の側壁を利用して
いるため、係止片を形成する位置が突出部周囲近
傍に限られてしまうとともに、配線部材の挿入方
向に対しては保持性が弱く、引つ張り等の外乱要
因により抜けてしまいやすいという不具合があつ
た。
また、例えば実開昭57−170017号公報に示され
ているように、ケース内部の電気コードをケース
外部へと引き廻し配線する際にケース板面に貫通
孔を形成し、この貫通孔を介して電気コードをケ
ース外部へ挿出し、塵埃等の侵入を防ぐため貫通
孔をキヤツプで塞ぐものが知られているが、温度
変化にともなう寸法変位や振動あるいは電気コー
ドに引つ張り等の外力が加わることによりキヤツ
プがはずれてしまい、ケース内に塵埃等が侵入し
てしまうという問題があつた。
本考案はこの点をも考慮してなされたもので、
計器ケース内に配線される電気コードを保持する
に適したケースの電気コード保持構造を達成する
ことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため本考案は、計器ケース
の底壁適宜位置に電気コードを保持し得る保持部
を計器ケース内方に一体的に折曲形成し、かつ少
なくともこの保持部対応位置の計器ケース底壁の
穴部周辺に肉厚部を形成し、かつこの穴部にはケ
ース外側からキヤツプを装着することによつて穴
部を塞ぐことを特徴とするものである。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例を示す断面図であ
る。図中、1は計器ケースであつて、このケース
1適所にはコード保持部2がケース1内方に折曲
形状に一体形成されている。3はケース1内に配
線され、可撓性チユーブにより束ねられた電気コ
ードであつて、ケース1内の計器や基板を、もし
くはケース1の図示しないコード引き出し部を通
してケース1内とケース1外部の回路等を接続す
るものであり、上記コード保持部2に保持され、
引つ張り等による位置ずれや動きを制限されてい
る。4は計器ケース1の保持部2を上下の型抜き
成形でケース1と一体形成することにより生ずる
穴部5周囲に、やはり一体的に形成された肉厚部
としての筒状突部であつて、ケース1外方に突出
している。6は可撓性の樹脂やゴム等を材料とす
るキヤツプであつて、上記筒状突部4にケース1
外側から装着することにより、穴部5を閉塞する
ものである。
以上の本実施例によれば、計器ケース1と別体
に形成するものはキヤツプのみでよく、電気コー
ド3を保持部2に保持されるように位置してケー
ス1外側からキヤツプ6を装着するという簡単な
作業により、計器ケース1内に配線される電気コ
ード3の保持が可能となる。また、キヤツプ6に
より穴部5を塞ぐことにより、塵埃やクモ等の生
物が計器ケース1内に入ることによる計器性能へ
の悪影響をも抑えることができ、かつケース1の
穴部5周囲に肉厚部としての筒状突部4を形成し
たから、キヤツプ6がコード3に強く押されては
ずれるということがない。
なお、筒状突部4は、これを設けないと、ケー
ス1底壁の厚みだけではキヤツプ6がケース1内
方に大きく突出して位置し易く、コード3が引つ
張られた時等にコード3に強く押されてキヤツプ
6がはずれ易いという問題が生ずることから設け
られたもので、本実施例ではキヤツプ6は全くコ
ード3に接触していないが、ケース1後方の突出
が大き過ぎると他の不都合、例えば計器が車輌用
であれば計器ケース1を取り付ける車体の取り付
け部に筒状突部が当接して取り付けに支障をきた
す場合があるため、この筒状突部4をもつと短く
してキヤツプ6がコード3に当接するものであつ
ても、キヤツプ6が強く押されてはずれない程度
であれば問題はない。(コード3はケース1底壁
よりも下方には位置できない。) 第2図は本考案の他の実施例を示す断面図であ
る。
この実施例の場合、計器ケース1の穴部5A周
囲をやや広範囲に肉厚として肉厚部4Aを形成し
た点、及びコード保持部2Aを断面略逆U字形状
として折曲形成した点で上記第1図の実施例と異
なつており、キヤツプ6は電気コード3に接触す
ることもあるがたとえ接触することがあつてもケ
ース1底壁よりもコード3は下方に押し下げられ
ることはないからキヤツプ6はコード3を引つ張
る等したときでも強く押されてはずれることはな
い。
第3図及び第4図は本考案のさらに他の実施例
を示す断面図である。
この実施例の場合、肉厚部4Bが計器ケース1
内方に突出した点で上記実施例と異なつている。
コード3は肉厚部4Bの内側壁によつて下方へ
の動きを制限されるため、やはりキヤツプ6を押
圧してキヤツプ6がはずれるということはない。
なお、コード保持部やキヤツプの形状は上記各
実施例に示したものに拘わらず種々の形状が可能
であり、特にコード保持部は電気コードの動きを
完全に制限するものでなくとも、引つ張りや振動
等によつてコードが動き、計器ケース内の計器類
に接触したり、照明効果を劣化させる等の不都合
を生じにくいように保持し得るものであれば充分
である。
〔考案の効果〕
以上述べたように、車輌用等の計器ケース内に
電気コードを配線するようにしたものにおいて、
計器ケースの底壁適宜位置に電気コードを保持し
得る保持部を計器ケース内方に一体的に折曲形成
し、かつ少なくともこの保持部対応位置の計器ケ
ース底壁の穴部周辺に肉厚部を形成し、かつこの
穴部にはケース外側からキヤツプを装着すること
により穴部を塞ぐことを特徴とする本考案の計器
ケースの電気コード保持構造により、計器ケース
と別体に形成するものはキヤツプのみで、計器ケ
ースと一体に形成した保持部にコードを保持させ
るように位置して上記キヤツプを計器ケース外側
から装着するという簡易な作業により計器ケース
内の電気コードの保持が可能となり、またキヤツ
プを装着することによつて穴部を塞ぐことによ
り、この穴部からの塵埃等の侵入を防ぐことがで
きるという、実用上優れた効果を得ることができ
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図は本考案の他の実施例を示す断面図、第3図及
び第4図は本考案のさらに他の実施例を示す断面
図、第5図は従来例を示す斜視図で第6図はその
断面図である。 1……計器ケース、2,2A……保持部、3…
…電気コード、4,4A,4B……肉厚部、5…
…穴部、6……キヤツプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車輌用等の計器ケース内に電気コードを配線す
    るようにしたものにおいて、計器ケースの底壁適
    宜位置に電気コードを保持し得る保持部を計器ケ
    ース内方に一体的に折曲形状に形成し、かつ少な
    くともこの保持部対応位置の計器ケース底壁の穴
    部周辺に肉厚部を形成し、かつこの穴部にはケー
    ス外側からキヤツプを装着することにより上記穴
    部を塞ぐことを特徴とする計器ケースの電気コー
    ド保持構造。
JP1984165489U 1984-10-31 1984-10-31 Expired JPH0447617Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984165489U JPH0447617Y2 (ja) 1984-10-31 1984-10-31

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984165489U JPH0447617Y2 (ja) 1984-10-31 1984-10-31

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Publication Number Publication Date
JPS6180413U JPS6180413U (ja) 1986-05-28
JPH0447617Y2 true JPH0447617Y2 (ja) 1992-11-10

Family

ID=30723338

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JP1984165489U Expired JPH0447617Y2 (ja) 1984-10-31 1984-10-31

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5901583B2 (ja) * 2013-08-08 2016-04-13 三菱電機株式会社 エネルギー計測装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5733415U (ja) * 1980-08-05 1982-02-22

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0125290Y2 (ja) * 1981-04-21 1989-07-28

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5733415U (ja) * 1980-08-05 1982-02-22

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JPS6180413U (ja) 1986-05-28

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