JPH0446821Y2 - - Google Patents

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JPH0446821Y2
JPH0446821Y2 JP1985043066U JP4306685U JPH0446821Y2 JP H0446821 Y2 JPH0446821 Y2 JP H0446821Y2 JP 1985043066 U JP1985043066 U JP 1985043066U JP 4306685 U JP4306685 U JP 4306685U JP H0446821 Y2 JPH0446821 Y2 JP H0446821Y2
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powder
coating
thickness
resin
leveling brush
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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Electrostatic Spraying Apparatus (AREA)
  • Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本考案は、静電気流動浸漬法によつて金属線条
特に平角線条上に粉体樹脂の粉体塗装を行うに当
り、塗装する樹脂皮膜の厚さを線条の外周の各面
上共ほぼ均一厚さにするとともに、塗膜厚を所望
の厚さに調整する塗膜厚さ調整機構を具備させた
静電粉体塗装装置に関するものである。 〔従来の技術〕 粉体塗装法により金属線条に連続して樹脂皮膜
を塗装する方法として静電気流動浸漬法が知られ
ている。この方法は、静電気を荷電させた樹脂粉
体の粒子雲(クラウド)が形成された塗布槽内を
接地した被塗装物である金属線条を走行させて該
線上に樹脂粉体を付着せしめ、これを加熱して樹
脂粉体を溶融させることにより塗膜を形成するも
のである。 しかして、この方法を例えば平角絶縁電線の如
き平角線条の塗装に応用した場合は、従来のエナ
メル塗装法によつて塗装した平角エナメル電線の
ように塗膜の厚さが線条の外周各面上で均一にな
らず、特に塗装装置が横型の場合には、その上、
下面の塗膜の厚さの差が著しいという問題があつ
た。 このため、これの改善策として、特公昭55−
8221の提案においては、塗布槽内の被塗装物線条
の走行位置と距離を置いてじやま板を設けること
により、該箇所における線条への粉体樹脂の付着
量を調整するようにしている。 又、特開昭58−150218の提案においては、じや
ま板を走行する被塗装物線条に直接当接させるこ
とにより、該箇所における線条への粉体樹脂の付
着量を調整するようにしている。 〔考案が解決しようとする問題点〕 しかるに、上記特公昭55−8221の提案における
如く、被塗装物線条の走行位置と距離を置いてじ
やま板を設けた場合は、塗膜の厚さを精度良く調
整することが困難であり、かつ長時間連続運転す
ると、じやま板の上面に樹脂粉体が堆積し、固ま
りとなつて落下して塗膜が外観不良となる恐れが
あるという問題がある。 又、上記特開昭58−150218の提案における如
く、じやま板を走行する被塗装物線条に直接当接
させた場合は、その当接箇所が線条の下面へ行わ
れていると、長時間運転すると線条表面に付着し
ている微量の金属粉、異物等がじやま板と線条の
間に蓄積され、その結果線条の表面を損傷した
り、じやま板に固着してその作用に影響を与える
という問題がある。 〔問題を解決するための手段〕 本考案は従来の静電粉体塗装装置における上記
の問題点を解決するために創案されたものであつ
て、被塗装物線条が平角線条である場合において
も、常に精度良く均一な塗膜厚さを維持し、か
つ、塗膜厚を所望の厚さに調整することの可能な
塗膜厚さ調整機構を具備させた静電粉体塗装装置
に関するものである。 即ち、本考案の要旨とするところは、静電気を
荷電させた樹脂粉体の粒子雲(クラウド)が形成
された塗布槽内に接地した金属線条を走行させて
該金属線条上に樹脂粉体を付着せしめる静電粉体
塗装装置において、樹脂粉体の金属線条体上への
塗膜厚の均一化を図り、かつ塗膜厚を所望の厚さ
に調整するための手段として、前記塗布槽内の金
属線条走行路の周囲位置に、走行する金属線条に
接触する如く配置された粉体掻均しブラシと、前
記塗布槽外部に設けられ、前記粉体掻均しブラシ
を前記塗布槽長手方向の位置に移動させる位置移
動アームとを備えたことを特徴とする静電粉体塗
装装置である。 〔作用〕 以上の構成になる本考案の塗膜厚さ調整機構を
具備した静電粉体塗装装置によれば、粉体掻均し
ブラシからなる塗膜厚さ調整機構によつて、被塗
装物の金属線条のうちでも塗膜厚さを均一にする
ことの最も困難な平角線条の場合でも、その塗膜
厚さが厚目になる方の面に付着する粉体樹脂を適
当に掻均すので、外周面の塗膜を常に均一にする
ことができる。 又、この粉体掻均しブラシの塗布槽長手方向の
位置移動アームを塗布槽の外部へ設けることによ
つて、塗膜厚さの加減も可能となる。 更に、この粉体掻均しブラシを円柱形とし、か
つ金属線条の走行方向と逆方向に自転する如くす
ることによつて、掻均し作用が一層効果的に行な
われることになる。 〔考案の実施例〕 次に、本考案の静電粉体塗装装置を図に示した
実施例に基づいて説明する。第1図は静電気流動
浸漬法に用いる横型塗装装置の場合の一例を示す
断面図であり、第2図、第3図がそれぞれ異なる
形状の掻均しブラシを装置した場合の塗膜厚さ調
整機構の要部斜視図である。図中の符号1は塗布
槽を示し、この塗布槽1の内部には多孔質板4が
設けてあり、この多孔質板4の上に粉体樹脂9が
置かれている。6は電極であり、5の高圧電気発
生装置によつて直流の高電圧が印加される。そこ
で塗布槽1の下部に設けてある乾燥空気送入口1
0から乾燥空気が送られ、多孔質板4上の粉体樹
脂9がこの空気によつて流動化すると同時に、粉
体粒子に上記の直流高電圧により電荷が与えら
れ、粒子雲(クラウド)が流動床上に形成され
る。11は空気排出口である。3は被塗装物の平
角線条であり、接地されていて塗布槽1内の上記
粒子雲中を図に矢印で示す方向に走行するように
してある。 2は塗膜厚さ調整のための掻均しブラシであつ
て、図に示す如くガイドレール7によつて案内さ
れ、平角線条3の走行路の周囲位置に、走行する
平角線条3に当接する如く設けてある。第2図、
第3図は他の態様を示すもので、第3図は掻均し
ブラシ2が円柱形をなしている例である。8は前
記掻均しブラシ2の位置移動アームであつて、塗
布槽1の外部からその位置を変えることができる
ようにしてある。 次に、上記の構成になる本考案の静電粉体塗装
装置における塗膜厚さ調整機構の操作について説
明する。 静電気流動浸漬法によつて被塗装物の平角線条
3に粉体樹脂9を塗装して電気絶縁塗膜を形成す
るには、塗布槽1内を矢印で示す方向に接地した
平角線条3を走行させておき、高圧電気発生装置
5から電極6に高圧電気を送ると同時に乾燥空気
送入口10から乾燥空気を送る。そうすると、こ
の乾燥空気で多孔質板4上の粉体樹脂9が流動
し、粉体粒子に電荷が与えられて流動床上に粒子
雲(クラウド)が形成されて、ここを走行してい
る接地された平角線条3の全表面に粉体樹脂9が
付着する。次に、図示を省略してある次工程の加
熱装置において粉体樹脂9の溶融温度以上の温度
に加熱されて塗膜が形成される。次いで、この塗
膜は冷却されて平角線条3上に固定される。この
場合、塗装される塗膜の厚さは流動床に送り込ま
れる乾燥空気量と、電極に印加する電圧により定
まるが、そのままでは粉体樹脂9は平角線条3の
下面に厚く、上面に薄く塗装され、又フラツト面
とエツジ面の厚さも異なる。そこで本考案では、
全周面及びフラツト面、エツジ面塗膜の厚さを均
一にするために、予め塗膜が厚くなる箇所に直接
当接して配置させた掻均しブラシ2によつて、粉
体樹脂9の付着量を調整するようにしたものであ
る。 また、位置移動アーム8によつて粉体掻均しブ
ラシ2の位置を金属線条3の走行方向に変えるこ
とで、塗膜厚を加減することができる。即ち、塗
膜厚を厚くしたい場合には、粉体掻均しブラシ2
の位置を金属線条3の入口側に移動させて粉体掻
均しブラシ2によつて掻きとられる粉体樹脂9の
量を少なくし、逆に塗膜厚を薄くしたい場合に
は、粉体掻均しブラシ2の位置を金属線条3の出
口側に移動させて粉体掻均しブラシ2によつて掻
きとられる粉体樹脂9の量を多くすれば良い。第
3図に示す円柱形ブラシ2では、平角線条3の走
行方向と逆方向に1〜5m/分程度の周速度で回
転させれば、効果は一層顕著となる。 尚、掻均しブラシ2の材質は、被塗装物線条に
損傷を与えないものであればどのようなものであ
つてもよい。 次の第1表は、第1図に示す静電粉体塗装装置
により、線サイザ:2×8mm銅平角線条、線速9
m/min、粉体樹脂:エポキシ(住友デユレス、
EPC205)、ブラシ:ナイロン(繊維径50μ×毛先
長さ10mm)で塗装を行つた実施例と、掻均しブラ
シ2を用いない比例例の結果を示している。
〔考案の効果〕
本考案の静電粉体塗装装置によれば、被塗装物
の金属線条が平角線条である場合でもその塗膜厚
さが各面略均一になり、従来装置の場合のように
上面と下面又は左右両側の塗膜厚さに大差が発生
することが防止され、かつ、粉体掻均しブラシの
金属線条の走行方向の位置を調節することで塗膜
厚を加減でき、塗膜厚を精度良く調整することが
できる。 又、被塗装物に掻均しブラシが接触しているの
で、長時間連続操業してもスケール等により被塗
装物に傷を付けることもない。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本考案の一実施例を示し、第1図
は本考案の塗膜厚さ調整機構を具備した横型静電
粉体塗装装置の縦断面図であり、第2図、第3図
は共に塗膜厚さ調整機構の他の態様の要部の詳細
を示す斜視図である。 図中の符号1は塗布槽、2は掻均しブラシ、3
は被塗装物の平角線条、4は多孔質板、5は高圧
電気発生装置、6は電極、7はガイドレール、8
は位置移動アーム、9は粉体樹脂、10は乾燥空
気送入口、11は空気排出口である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 塗布槽内に静電気を荷電させた樹脂粉体の粒
    子雲(クラウド)が形成された該塗布槽内に接
    地した金属線条を走行させて該金属線条上に樹
    脂粉体を付着せしめる静電粉体塗装装置におい
    て、 樹脂粉体の金属線条体上への塗膜厚の均一化
    を図り、かつ塗膜厚を所望の厚さに調整するた
    めの手段として、前記塗布槽内の金属線条走行
    路の周囲位置に、走行する金属線条に接触する
    如く配置された粉体掻均しブラシと、前記塗布
    槽外部に設けられ、前記粉体掻均しブラシを前
    記塗布槽長手方向の位置に移動させる位置移動
    アームとを備えたことを特徴とする静電粉体塗
    装装置。 (2) 上記粉体掻均しブラシが円柱形をなしてい
    て、かつ線条の走行方向と逆方向に自転するこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の静電粉体塗装装置。
JP1985043066U 1985-03-27 1985-03-27 Expired JPH0446821Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985043066U JPH0446821Y2 (ja) 1985-03-27 1985-03-27

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JP1985043066U JPH0446821Y2 (ja) 1985-03-27 1985-03-27

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JPS61159061U JPS61159061U (ja) 1986-10-02
JPH0446821Y2 true JPH0446821Y2 (ja) 1992-11-05

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5122939A (en) * 1974-08-19 1976-02-24 Nippon Soken Nainenkikanno kikakinenryoreikyakusochi
JPS58150218A (ja) * 1982-02-28 1983-09-06 昭和電線電纜株式会社 静電粉体塗装法による絶縁電線の製造方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5122939A (en) * 1974-08-19 1976-02-24 Nippon Soken Nainenkikanno kikakinenryoreikyakusochi
JPS58150218A (ja) * 1982-02-28 1983-09-06 昭和電線電纜株式会社 静電粉体塗装法による絶縁電線の製造方法

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JPS61159061U (ja) 1986-10-02

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