JPH0446646Y2 - - Google Patents

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JPH0446646Y2
JPH0446646Y2 JP18289986U JP18289986U JPH0446646Y2 JP H0446646 Y2 JPH0446646 Y2 JP H0446646Y2 JP 18289986 U JP18289986 U JP 18289986U JP 18289986 U JP18289986 U JP 18289986U JP H0446646 Y2 JPH0446646 Y2 JP H0446646Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (1) 産業上の利用分野 この考案は開閉操作部材としてのフツク部材を
下蓋の前端部に、ほかの部材を必要とすることな
く装着できるようにした化粧用コンパクトに関す
るものである。
(2) 従来の技術 この種のコンパクトとして実公昭58−25938号
公報に開示されているものがある。このコンパク
ト1aは第9図に示すように、表面に中皿嵌合用
凹部7aが形成された下蓋2aと、この下蓋2a
の後端部に後端部が枢支され、下蓋2aに対して
開閉自在となつた上蓋6aとを具え、かつ下蓋2
aの前端壁に受台部17aを残してその前後にフ
ツク部材収納凹所16aを形成し、該凹所16a
内にフツク部材3aを、凹部7aに嵌合される中
皿5aの前端腕部8a及び梁部9aで抜け出しを
阻止して、前後方向に弾性変位可能に収納して構
成されている。25aは閉蓋時、上蓋6aの前端
部に設けた係止突起46aと離脱可能に係止する
フツク部材3aに設けた係止突起、10aはフツ
ク部材3aに設けた弾性部片である。
(3) 考案が解決しようとする問題点 ところで、前記のコンパクト1aにおいては、
その組立、特にフツク部材3aの装着に際し、フ
ツク部材3aを凹所16aに収納した後、中皿5
aを凹部7aに嵌合し、その腕部8aと梁部9a
でフツク部材3aが凹所16aから抜け出さない
ように保持する。
そのため、中皿5aの嵌合状態が悪かつたりす
ると、フツク部材3aの弾性変位に支障をきた
し、上蓋6aのスムーズな開閉ができないととも
に、汚れた中皿を新しい中皿と交換する際、中皿
5aの嵌合を外すと、フツク部材3aも中皿5a
とともに凹所16aから外れてしまい、新しい中
皿の交換時に、再び凹所16aへのセツトをし直
さなければならないという不便がある。
そこで、この考案は前記のような問題点が発生
しないように、中皿などで保持するようなことな
く、フツク部材を下蓋の前端部に装着できるよう
にすることを技術的課題とする。
(4) 問題点を解決するための手段 前記技術的課題を達成するため、この考案は前
記のようなコンパクトにおいて、下蓋の前端壁
に、開口した所定横巾の第1凹所と、この第1凹
所の外方に第1凹所と連通してあつて上方が開口
し、第1凹所より横巾が小さい第2凹所とからな
るフツク部材収納凹所を形成し、この収納凹所内
に、本体部と操作部からなるフツク部材を、本体
部が第1凹所に、かつ操作部が第2凹所にそれぞ
れ嵌合して位置するように、前後方向に弾性変位
可能に収納し、このフツク部材の本体部の高さよ
り前記第1凹所の開口部の高さが低くなつてお
り、前記フツク部材の操作部に、上蓋の前端部に
設けた係止突起が嵌入可能な凹部を設け、この凹
部の内壁面に閉蓋時に上蓋の係止突起と係止し、
開蓋時にフツク部材の後方への弾性変位により前
記係止が解放される係止突起を設けたことを特徴
とする。
(5) 作用 組立時におけるフツク部材の装着に際し、下蓋
の前端壁に形成した凹所にフツク部材を第1凹所
の開口側から圧入し、第1凹所の開口部の高さよ
り高さが高くなつた本体部を強引に嵌合して、本
体部が第1凹所に、操作部が第2凹所に位置する
ように収納する。前記により、フツク部材は本体
部が第1凹所の第2凹所と連通しない壁面で前方
への、かつ本体部の高さより高さが低い第1凹所
の開口部で後方へのそれぞれ抜け出しを阻止され
て、前後方向に弾性変位可能となるとともに、フ
ツク部材は中皿などほかの部材を必要とすること
なく、下蓋の前端部に装着されたことになる。
(6) 実施例 第1,2図で1は化粧用コンパクトで、下蓋
2、フツク部材3、中皿5、及び上蓋6を具えて
いる。
下蓋2の表面には第3〜5図にも示されている
ように、中皿5が嵌合される方形凹部7が形成さ
れ、該凹部7aの底壁にはほぼ全面にわたつて多
数の通気孔8が穿設されている。凹部7の底壁中
央部には係合片10が底壁から所定高さの位置
に、該底壁から一体に起立した水平状態で設けら
れ、該係合片10の下方の底壁には開口11が穿
設されている。係合片10に対して左右対称位置
となる下蓋2の両側壁には係合突部12,13が
設けられている。また、下蓋2の後端部にはピン
穴14を有する1対の係止部15が突設されてい
るとともに、前端部にはその前端壁の中央部にフ
ツク部材3の収納凹所16が形成されている。凹
所16は開口した所定横巾Wの第1凹所17と、
第1凹所17の外方に第1凹所17と連通してあ
つて上方が開口し、その横巾W′が第1凹所17
の横巾Wより小さい第2凹所18とからなつてい
る。第1凹所17の開口部の上下端部には係止部
19が突設されている。
フツク部材3は第6図に示すように、本体部2
1と操作部22とからなつていて、本体部21が
第1凹所17に、操作部22が第2凹所18にそ
れぞれ嵌合して位置するようになつている。本体
部21と操作部22にはそれぞれ上下端が開口し
た中空部23,24が形成され、この実施例では
中空部23を介してフツク部材3が下蓋2の前後
方向に弾性変位可能となつている。操作部22の
中空部24の内壁面には係止突起25が設けられ
ている。本体部21の後壁の上下端部には第1凹
所17の係止部19と係止する係止部26が、係
止部19に嵌入する嵌入部27の上下端部が切欠
されることにより、形成されている。係止部19
の高さHは第1図に示すように係止部26の高さ
H′より低くなつていて、係止部26が係止部1
9に係止することにより、フツク部材3の凹所1
6から下蓋2の後方への抜け出しが阻止される。
中皿5は第7図に示すように、下蓋2の凹部3
において係合片10に対し左側又は右側位置に嵌
合可能な大きさからなり、その表面には化粧材収
納凹部31が形成されている。中皿5の一側上縁
には水平フランジ32が一体に張出して設けら
れ、このフランジ32の下方には中皿5の側壁と
の間に、下蓋2の係合片10と離脱可能に係合す
る弾性係合片33が一体に形成されている。中皿
5の他側面には下蓋2の係合突部12又は13と
離脱可能に係合する係合凹部35が形成されてい
る。
上蓋6の裏面には鏡装着用凹部37が形成さ
れ、鏡38が嵌合して固着されている。上蓋6の
後端部にはピン穴39を有する係止部40が、下
蓋2の係止部15と係止可能に突設されている。
41は係止部40に形成されたばね42配設用の
切欠部であり、この切欠部41と対応する下蓋2
の後端壁には前記配設されたばね42の一端側を
係止する切欠部43が形成されている。上蓋6の
前端部にはフツク部材3aの中空部24に第2凹
所18の上方開口部を経て嵌入可能な下向片45
が設けられ、該下向片45には閉蓋時、フツク部
材3の係止突起25と離脱可能に係止する係止突
起46が設けられている。
前記各部材を組み立てるには、まず下蓋2の凹
所16にフツク部材3を、本体部21が第1凹所
17の開口部を乗り越えるよう第1凹所17の開
口側から圧入により強引に嵌合され、本体部21
が第1凹所17に、操作部22が第2凹所18に
位置するように収納する。これにより、フツク部
材3は本体部21が第1凹所17の第2凹所18
と連通しない壁面で前方への、また係止部26と
係止部19の係止により後方へのそれぞれ抜け出
しを阻止されて、前後方向に弾性変位可能となつ
て下蓋2の前端部に装着されたことになる。次
に、下蓋2の凹部7の左側又は右側位置に中皿5
を嵌合し、中皿5の弾性係合片33を係合片10
に、係合凹部35を係合突部12又は13に係合
する。しかる後、下蓋2の係止部15に上蓋6の
係止部40を係止したうえ、この係止により一致
する両係止部15,40のピン穴14,39間に
枢支ピン48を挿入するとともに、該ピン48の
切欠部41,43の位置にばね42を、一端側を
切欠部43で、他端側を切欠部41で係止するよ
うにして配設する。尚、中皿5と上蓋6の組立順
序は前記と逆であつてもよい。尚、中皿5を嵌合
しない凹部7の右側又は左側位置には第2図に示
すようにパフ49を収納する。
前記により組立てられたコンパクト1の作用を
次に説明する。
まず、第1図の閉蓋状態から開蓋するには、フ
ツク部材3の操作部22を後方に押圧する。この
押圧により、第8図に示すようにフツク部材3の
本体部21の中空部23が潰されるようにして、
フツク部材3が下蓋2の後方へ弾性変位し、この
変位によりフツク部材3の係止突起25と上蓋2
の係止突起46との係止が解放され、上蓋6はば
ね42の力で解放される。
次に開蓋状態から上蓋6を閉じるため閉蓋する
には、操作部22の押圧をやめて、フツク部材3
の本体部21を弾性復元させることによつて、操
作部22を元の位置に戻した後、上蓋6をばね4
2の力に抗して押下する。この押下により、上蓋
6の下向片45が操作部22の中空部24に第2
凹所18の上方開口部を経て嵌入するとともに、
係止突起46が係止突起25と係止した元の閉蓋
状態となる。
(7) 効果 この考案は上記のような構成からなり、フツク
部材を従来の中皿などほかの部材を必要とするこ
となく、下蓋の前端部に装着することが可能とな
るので、開閉操作部材としてのフツク部材の変位
を常に良好な状態に保つて、上蓋のスムーズな開
閉を行なうことができる。また、フツク部材の抜
け出しを阻止するようなことなく中皿の嵌合が可
能なので、中皿の交換等の作業も迅速に、かつ容
易に行なうことができるという優れた効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す一部省略の
縦断側面図、第2図の同上の一部省略の縦断正面
図、第3図は下蓋の平面図、第4図は第3図−
線に沿う右半部破断の正面図、第5図は第3図
−線に沿う縦断側面図、第6図はフツク部材
を示し、Aはその正面図、Bは平面図、CはBに
おけるC−C線に沿う断面図、第7図は中皿を示
し、Aはその平面図、Bは裏面図、CはAにおけ
るC−C線に沿う断面図、DはAにおけるD−D
線に沿う右半部破断の左側面図、Eは右側面図、
第8図は作用を説明する要部の縦断側面図、第9
図は従来例を示す第8図と対応する要部の縦断側
面図である。 1……コンパクト、2……下蓋、3……フツク
部材、5……中皿、6……上蓋、7……中皿嵌合
用凹部、16……フツク部材収納凹所、17……
第1凹所、18……第2凹所、19,20……係
止部、21……本体部、22……操作部、23,
24……中空部、25,46……係止突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 表面に中皿嵌合用凹部が形成された下蓋と、こ
    の下蓋の後端部に後端部が枢支され、下蓋に対し
    て開閉自在となつた上蓋とを具えた化粧用コンパ
    クトにおいて、下蓋の前端壁に、開口した所定横
    巾の第1凹所と、この第1凹所の外方に第1凹所
    と連通してあつて上方が開口し、第1凹所より横
    巾が小さい第2凹所とからなるフツク部材収納凹
    所を形成し、この収納凹所内に、本体部と操作部
    からなるフツク部材を、本体部が第1凹所に、か
    つ操作部が第2凹所にそれぞれ嵌合して位置する
    ように、前後方向に弾性変位可能に収納し、この
    フツク部材の本体部の高さより前記第1凹所の開
    口部の高さが低くなつており、前記フツク部材の
    操作部に、上蓋の前端部に設けた係止突起が嵌入
    可能な凹部を設け、この凹部の内壁面に閉蓋時に
    上蓋の係止突起と係止し、開蓋時にフツク部材の
    後方への弾性変位により前記係止が開放される係
    止突起を設けたことを特徴とする化粧用コンパク
    ト。
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