JPH0446098Y2 - - Google Patents

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JPH0446098Y2
JPH0446098Y2 JP1985161376U JP16137685U JPH0446098Y2 JP H0446098 Y2 JPH0446098 Y2 JP H0446098Y2 JP 1985161376 U JP1985161376 U JP 1985161376U JP 16137685 U JP16137685 U JP 16137685U JP H0446098 Y2 JPH0446098 Y2 JP H0446098Y2
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JP
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leaf spring
pad
oil
oil groove
sliding
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JP1985161376U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、リーフスプリングとシヤシフレー
ムに取り付けられたスプリングブラケツトとの間
に介在されるリーフスプリングスライデイングパ
ツドに関する。
〔従来の技術〕
従来、車両の懸架装置用のリーフスプリングの
一部に滑動当接し且つシヤシフレームに固定され
たスプリングブラケツトに取り付けられて車両の
荷重を支持するリーフスプリングスライデイング
パツド(以下パツドという)において、パツドに
形成されている油溝は第5図及び第6図に示され
るようになつている。即ち、第6図においてパツ
ド31がリーフスプリング7によつて支持されて
いる。パツド31にはグリース供給孔33が形成
されている。そのグリース供給孔33は油溝34
に連通しており、その油溝34はパツド31の幅
方向、言い換えれば、長手方向に対して横断方向
即ち横一直線状に形成されている。図中、符号3
6は貫通孔を示す。
更に、従来公知の別のパツドとして、実願昭57
−188505号公報に開示されているものがある(図
示省略)。即ち、車両のリーフスプリング上又は
下の構造の間に介在された緩衝懸架用のリーフス
プリングの一部に滑動当接して荷重を支持するパ
ツドが開示されており、そのパツドにおける油溝
に固体潤滑材ブロツクがその長手方向に離隔埋設
してあり、その油溝は柱状のステツク状態に形成
されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来のパツドの油溝
においては、次のような問題点があつた。まず、
第5図及び第6図を参照して前者の従来例に関し
て説明すると、油溝34の中に、ダスト、パツド
31自身の摩耗粉等が使用しているうちに詰まつ
てくるし、また油溝即ちグリース溝34が幅方向
に一直線であるため、ある荷重条件の時には、パ
ツド31とリーフスプリング7との間の摺動面に
関して互いに当接して摺動作用をするため油即ち
グリースが回る。しかしながら、空車の時には、
スプリングキヤンバが深くなり、特に荷重が軽い
ために両者間に隙間が生じて当接状態とならない
ためパツド31とリーフスプリング7との摺動部
にグリースが回らなくなつてくる。
また、後者の従来例に関しても、油溝はパツド
の長手方向に離隔埋設されているため同様の現象
が生じ、リーフスプリングとスプリングブラケツ
トとの間の摺動面に十分にグリースが回らなくな
るし、油溝にダスト、摩耗粉等が詰まつてくる状
態が生じる。
この考案の目的は、上記問題点を解決すること
であり、リーフスプリングスライデイングパツド
の油溝の形状を横一文字形状又は縦一文字形状と
は相違する形状に形成することによつて、リーフ
スプリングの荷重変化即ちキヤンバ変化によるリ
ーフスプリング摺動部位変化に対し、幅広い潤滑
部を持たせ、それ自体及びリーフスプリングの摩
耗低減を達成でき、特に、油溝即ちグリース溝の
リーフスプリングスライデイングパツド幅方向の
寸法を延ばすことにより、下方に位置するリーフ
スプリングの側面部の潤滑を可能にできるリーフ
スプリングスライデイングパツドを提供すること
である。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、上記の目的を達成するために、次
のように構成されている。即ち、この考案は、ス
プリングブラケツトとリーフスプリングの間に配
置され、油を供給する貫通状態に形成した油供給
孔と該油供給孔から前記リーフスプリングの滑動
面に対面して形成した油溝を有するリーフスプリ
ングスライデイングパツドにおいて、前記油溝は
前記リーフスプリングの長手方向に関して斜め横
断方向に両側端部へと伸びる形状に形成され、前
記油供給孔に供給された油を前記リーフスプリン
グの側面から流れ出るように形成されていること
を特徴とするリーフスプリングスライデイングパ
ツドに関する。
具体的には、車両の懸架装置用の板ばね即ちリ
ーフスプリングの一部に対して当接し且つ摺動し
て車両等の荷重を支持するリーフスプリングスラ
イデイングパツドにおいて、リーフスプリングス
ライデイングパツドの当接摺動する面に露呈即ち
対面する油溝の形状を、グリース等の油供給孔か
ら放射状に伸長するように形成したものであり、
リーフスプリングスライデイングパツドの幅方
向、言い換えると、リーフスプリングの長手方向
に関して斜め横断方向に形成し、例えば、油溝の
形状が長手方向に関してV型又はX型の形状にな
るように形成し、その油溝の端部がリーフスプリ
ングスライデイングパツドの側面にほとんど達す
る程度にまで延伸している形状にし、特に、油溝
の形状が油供給孔から幅方向より適宜の角度好ま
しくは約30°の角度を有する放射方向に伸長し、
リーフスプリングスライデイングパツドの幅方向
に油溝の寸法を延ばし、リーフスプリングの側面
部に対する潤滑を円滑に行うようにしたものであ
る。
〔作用〕
この考案によるリーフスプリングスライデイン
グパツド(以下、パツドという)は、上記のよう
に構成されており、次のように作用する。即ち、
パツドの油溝が、パツドの長手方向即ちリーフス
プリングの長手方向に関して斜め横断方向に延び
ているので、車両に荷重が積載されて、リーフス
プリングとパツドとが当接し、油溝が当接滑合す
る時は勿論のこと、車両に荷重が積載されておら
ずリーフスプリングとパツドとのばねキヤバンが
深くなつたとしても、油溝がパツドの横断方向に
放射状に延びていて、それがリーフスプリングと
パツドとの接触即ち当接が続く方向であるので、
油即ちグリースはパツドの油溝からリーフスプリ
ングの側面へと流れ出るようになり、リーフスプ
リングの側面から流れ出たグリースは、リーフス
プリングの側面を潤滑することができ、極めて良
好な潤滑作用を果たすことができる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して、この考案の実施例を詳
述する。
第1図はリーフスプリングスライデイングパツ
ド1の平面図であり、第2図は第1図における線
A−Aにおける断面図である。第1図及び第2図
において、この考案によるリーフスプリングスラ
イデイングパツド(以下、パツドという)1は、
図示していないが、例えば、車両のシヤシフレー
ムにスプリングブラケツトが固定されており、そ
のスプリングブラケツトとリーフスプリングとの
間に配置されている。
更に、パツド1は車両の懸架装置における緩衝
装置としての板ばね即ちリーフスプリング7の一
部に当接滑動面に露呈する油溝2が形成されてお
り、この油溝2はグリース等の油をホース等を介
して供給するように形成されている油供給孔3に
連通している。
油溝2の形状は、図面からも明らかなように、
ほぼV型の形状であり、パツド1の長手方向中心
線に関して左右対称になるように配置される。し
かも、V型の形状の頂部5が、パツド1の横方向
即ち幅方向両端部に伸長し且つパツド1の長手方
向端部方向へと伸長している。言い換えると、V
型の形状は放射方向に伸びる状態になつている。
図中、符号6は貫通孔である。このような形状の
油溝2をパツド1に形成しているから、リーフス
プリング7に対して潤滑可能範囲を十分に拡げる
ことになる。
第3図において、この考案によるパツド11の
別の実施例が示されている。この実施例における
パツド11の油溝12の形状は、上記実施例と同
様なV型の形状であり、その油溝12のリーフス
プリング7に対する関係も同様である。この実施
例では、更にパツド11の長手方向即ち縦方向に
縦溝18を形成した点で上記実施例のものと相違
する。この縦溝18は油溝12に詰まつた土砂、
パツド11自体の摩耗粉等をかき出すためのもの
であり、その形状は図示のように必ずしも限定さ
れるものでないことは勿論である。
これらのパツド1,11における油溝2,12
は、次のように共通した機能を有するものであ
る。即ち、リーフスプリング7とパツド1,11
とが互いに相対的な摺動を行うと、油溝2,12
に入れられている潤滑材であるグリースが油供給
孔3,13から油溝2,12に沿つて外側へと移
動する。この拡散の状態は、油溝の放射方向の傾
きが、幅方向から約30°傾いた角度の時が最も良
好に行われる。このグリースの移動によりリーフ
スプリング7の摺動面にまんべんなくグリースが
拡散即ち塗布されることになる。
特に、リーフスプリング7の摺動によりグリー
スがパツド1,11の幅方向外側へ移動し、リー
フスプリング7の側面へ流れ出て、リーフスプリ
ング7の側面をも潤滑することになる。また、グ
リースは油供給孔3,13より常に補充され油供
給孔3,13の中はグリースが詰まつている状態
が保たれているので、グリースの拡散はきわめて
良好に行われるのである。
第4図において、この考案によるパツドの更に
別の実施例が示されている。この実施例における
パツド21の油溝22の形状はX型の形状であ
り、その中央に油即ちグリースの供給孔23が設
けられている。この場合にもパツド21はリーフ
スプリング7に対してはその長手方向に位置する
ように配置され、その油溝22はリーフスプリン
グ7の幅方向即ち放射方向に伸長するように配置
されている。この形状のリーフスプリングスライ
デイングパツドの機能も上記実施例のものと比較
して、ほぼ同一の機能を有するものであるのでそ
の説明は省略する。
〔考案の効果〕
この考案によるリーフスプリングスライデイン
グパツドは、上記のように構成されており、次の
ような効果を有する。即ち、このリーフスプリン
グスライデイングパツドは、油溝はリーフスプリ
ングの長手方向に関して斜め横断方向に両側端部
へと伸びる形状に形成され、油供給孔に供給され
た油を前記リーフスプリングの側面から流れ出る
ように形成されているので、前記リーフスプリン
グの側面を良好に潤滑することが可能になる。
また、リーフスプリングスライデイングパツド
に形成されている油溝が放射方向即ちリーフスプ
リングに対面して当接した時に、リーフスプリン
グスライデイングパツドの幅方向に対して傾いた
角度が、約30°の角度の場合に、グリースが最も
好ましく拡散するものであるが、グリースが摺動
面に円滑に十分に拡散され塗布された状態になる
ので、リーフスプリングスライデイングパツド及
びリーフスプリングの摩耗に対する寿命が向上す
る。
しかも、油溝は簡単な鋳造、鍛造の素材時の成
形により形成するかあるいは切削加工により形成
することができ、その油溝の形状が複雑な形状で
なく簡単な形状であるから、油溝の形状も極めて
加工が簡単であり、安価に製造できる等いろいろ
の効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案によるリーフスプリングスラ
イデイングパツドの一実施例を示す平面図、第2
図は第1図の線A−Aにおける断面図、第3図は
この考案によるリーフスプリングスライデイング
パツドの別の実施例を示す斜視図、第4図はこの
考案によるリーフスプリングスライデイングパツ
ドの更に別の実施例を示す斜視図、第5図は従来
のリーフスプリングスライデイングパツドを示す
平面図及び第6図は第5図の線B−Bにおける断
面図である。 1,11,21……リーフスプリングスライデ
イングパツド、2,12,22……油溝、3,1
3,23……油供給孔、7……リーフスプリン
グ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スプリングブラケツトとリーフスプリングの間
    に配置され、油を供給する貫通状態に形成した油
    供給孔と該油供給孔から前記リーフスプリングの
    滑動面に対面して形成した油溝を有するリーフス
    プリングスライデイングパツドにおいて、前記油
    溝は前記リーフスプリングの長手方向に関して斜
    め横断方向に両側端部へと伸びる形状に形成さ
    れ、前記油供給孔に供給された油を前記リーフス
    プリングの側面から流れ出るように形成されてい
    ることを特徴とするリーフスプリングスライデイ
    ングパツド。
JP1985161376U 1985-10-23 1985-10-23 Expired JPH0446098Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985161376U JPH0446098Y2 (ja) 1985-10-23 1985-10-23

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985161376U JPH0446098Y2 (ja) 1985-10-23 1985-10-23

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Publication Number Publication Date
JPS6269641U JPS6269641U (ja) 1987-05-01
JPH0446098Y2 true JPH0446098Y2 (ja) 1992-10-29

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ID=31087630

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985161376U Expired JPH0446098Y2 (ja) 1985-10-23 1985-10-23

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010004878A1 (ja) * 2008-07-09 2010-01-14 日本発條株式会社 リーフスプリング用パッド

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JPS6269641U (ja) 1987-05-01

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