JPH0445770Y2 - - Google Patents

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JPH0445770Y2
JPH0445770Y2 JP1987132773U JP13277387U JPH0445770Y2 JP H0445770 Y2 JPH0445770 Y2 JP H0445770Y2 JP 1987132773 U JP1987132773 U JP 1987132773U JP 13277387 U JP13277387 U JP 13277387U JP H0445770 Y2 JPH0445770 Y2 JP H0445770Y2
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JP
Japan
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slag
sides
steel
cutter
center
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JP1987132773U
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、鋼片の溶断スラグ除去装置に関する
ものである。
「従来の技術」 例えば連続鋳造設備によつて製造された鋳片
は、所定長の鋼片に溶断されるが、溶断時に発生
する溶断スラグが鋼片の端部下面に付着し、所謂
トーチダレが形成される。
このトーチダレと称する溶断スラグが付着した
ままの鋼片を熱間圧延した場合、圧延ロールの噛
込み疵、圧延製品表面のラミネーシヨン疵等が発
生するので、溶断された鋼片の搬送過程で溶断ス
ラグを除去する必要がある。
従来、前記溶断スラグを除去する手段として
は、例えば実開昭54−64139号公報に記載されて
いる如く、流圧体シリンダーにより上下動される
刃物台上の前部中央から後部両側にかけて、各刃
物を鋼片の進行方向に対して所要角度で、かつ所
要の相互間隔をおくと共に、隣接する刃物の端部
を互いにラツプさせて後退配列し、各刃物の突出
レベルを中央から両側の刃物に行くに従つて徐々
に低くした装置がある。
しかし、この装置にあつては、各刃物が上記の
如く配列されていることから、鋼片の端部がその
幅方向に反つている場合、反りのある部分の溶断
スラグを充分に切削できない欠点があると共に、
鋼片と当接するとき、刃物に大きな衝撃力が加え
られ、刃物の寿命が短縮される欠点があり、この
対策として、実公昭60−39147号公報に記載され
ている如く、上下動可能な刃物台上に、鋼片の入
側なる前部中央を頂点としたく字形状の固定先部
刃物と、この先部刃物から所要間隔を存し、かつ
先部刃物とラツプするスプリング介装刃物部分お
よびこのスプリング介装刃物部分の両側に隣接配
置された固定刃物部分を有する中部刃物と、この
中部刃物と同様に配列され、互いに前部の固定刃
物部分とラツプするスプリング介装刃物部分およ
びこのスプリング介装刃物部分の両側に隣接配置
された固定刃物部分を有する後部刃物とを備えた
鋼片の溶断スラグ除去装置が提案されている。
「考案が解決しようとする問題点」 ところで、前記実公昭60−39147号公報に記載
されている装置にあつては、溶断スラグを、鋼片
の端部下面の中央から両側端まで一気に切削除去
することを目的としているが、先部刃物による溶
断スラグ中央部の除去時の衝撃によつて刃物台が
バウンドし、後列の刃物が溶断スラグの下に入
り、鋼片の両側端部の溶断スラグが除去されずに
残存する問題があり、この両側端部の溶断スラグ
を除去するためには、切削作業を再度実施しなけ
ればならず、生産性の低下、刃物寿命の低下をき
たしていた。
本考案は、かくの如き問題点を解決すべくなし
た鋼片の溶断スラグ除去装置を提供することを目
的とする。
「問題点を解決するための手段」 本考案の要旨とするところは、所定長に溶断さ
れた鋼片の搬送過程に設置され、鋼片の溶断スラ
グを、上下動可能な刃物台上に備えられた刃物で
除去する鋼片の溶断スラグ除去装置において、鋼
片の入側なる両側部のみに配列すると共に、前端
中央を頂点としたく字形状の先部刃物と、この両
側部の先部刃物間の後方に配置すると共に、前端
中央を頂点としたく字形状の後部刃物とから成る
鋼片の溶断スラグ除去装置にある。
「作用」 先ず両側部の各先部刃物により、鋼片の端部下
面における両側部の溶断スラグは除去されるので
あるが、この場合、溶断スラグは、両側部の各先
部刃物との衝突力によつて、各側端から中央部方
向にわたつて大きく引き剥がされる如く除去さ
れ、続いて、前記両側部の先部刃物間の後方に配
置されている後部刃物により、鋼片の端部下面に
おける中央部の溶断スラグは、後部刃物との衝突
力によつて容易に除去される。
「実施例」 次に本考案に係る鋼片の溶断スラグ除去装置の
実施例を図面に基づき以下に説明する。
第1図において、1は、所定長に溶断された鋼
片2を例えば熱間圧延機へ搬送するローラーテー
ブルであつて、このローラーテーブル1の任意位
置なるローラー間の下方には、例えば流体圧シリ
ンダーを用いた昇降手段3によつて上下動される
刃物台4が、ローラーテーブル1に対し直交して
設置されている。
そして第2図にも示す如く、前記刃物台4の上
面の前部(鋼片2の入側)の両側部には、前端中
央を頂点とし、かつ両側方向へ、例えば5°±1°好
ましくは5°程度の後退角θをもつ平面く字形状の
先部刃物5,6が設けられている。
前記両側部の先部刃物5,6間の後方位置なる
前記刃物台4の上面には、前部中央を頂点とし、
かつ両側方向へ好ましくは5°程度の後退角θをも
つ平面く字形状の後部刃物7が設けられている。
前記両側部の先部刃物5,6の外側端間の距離
L1は、鋼片2の最大幅が例えば1920mmだとすれ
ば2100mmとなし、各刃物5,6,7の長さ(幅)
L2は、例えばL1/3すなわち700mmとなす。
また先部刃物5,6と後部刃物7との間隔L3
は、一般に溶断スラグ2aの幅が20〜40mm位ある
ので、100mm程度にすればよい。なお、溶断スラ
グの除去の場合、鋼片2の搬送用ローラーテーブ
ル1を正逆方向に回転制御して、鋼片2を往復動
させるので、前記刃物5,6,7を備えた刃物台
4を、鋼片2の進行方向における前後位置に所要
の距離を存して対称に設置するものとする。
しかして、第3図Aに示す如く、先ず両側部の
各先部刃物5,6により、鋼片2の端部下面にお
ける両側部の溶断スラグ2aは除去されるのであ
るが、この場合、溶断スラグ2aは、両側部の各
先部刃物5,6との衝突力によつて、各側端から
中央部方向にわたつて大きく引き剥がされる如く
除去され、続いて第3図Bに示す如く、前記両側
部の先部刃物5,6間の後方に配置されている後
部刃物7により、鋼片2の端部下面における中央
部の溶断スラグ2aは、後部刃物7との衝突力に
よつて容易に除去されるのである。
「考案の効果」 以上述べた如く、本考案に係る鋼片の溶断スラ
グ除去装置によれば、先ず両側部の各先部刃物に
より、鋼片の端部下面における両側部の溶断スラ
グを除去するので、鋼片の端部下面における全幅
の溶断スラグのほぼ2/3以上の両側部の溶断スラ
グを除去することができ、続いて、鋼片の端部下
面における中央部の溶断スラグを、前記両側部の
先部刃物間の後方位置なる後部刃物により除去す
るので、ほぼ1/3以下の残余の溶断スラグを極め
て容易に除去することができ、従つて1回の切削
作業により溶断スラグを完全に除去できるので、
生産性の向上と、刃物原単位の低減とに寄与でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の実施例を示す概略側面
図、第2図は刃物台における刃物の配列を示す概
略平面図、第3図A,Bは、第1図のA−A矢視
における溶断スラグの除去状況の説明図である。 1……鋼片搬送用ローラーテーブル、2……鋼
片、2a……溶断スラグ、3……昇降手段、4…
…刃物台、5,6……両側部の先部刃物、7……
後部刃物。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 所定長に溶断された鋼片の搬送過程に設置さ
    れ、鋼片の溶断スラグを、上下動可能な刃物台上
    に備えられた刃物で除去する鋼片の溶断スラグ除
    去装置において、鋼片の入側なる両側部のみに配
    列すると共に、前端中央を頂点としたく字形状の
    先部刃物と、この両側部の先部刃物間の後方に配
    置すると共に、前端中央を頂点としたく字形状の
    後部刃物とから成る鋼片の溶断スラグ除去装置。
JP1987132773U 1987-08-31 1987-08-31 Expired JPH0445770Y2 (ja)

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JP1987132773U JPH0445770Y2 (ja) 1987-08-31 1987-08-31

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Publication Number Publication Date
JPS6438218U JPS6438218U (ja) 1989-03-07
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ID=31390044

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6037156U (ja) * 1983-08-23 1985-03-14 沖電気工業株式会社 リ−ドリレ−

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5786718U (ja) * 1980-11-11 1982-05-28

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6037156U (ja) * 1983-08-23 1985-03-14 沖電気工業株式会社 リ−ドリレ−

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