JPH0445364A - 吸収冷凍機の制御方法及び吸収冷凍機の制御装置 - Google Patents

吸収冷凍機の制御方法及び吸収冷凍機の制御装置

Info

Publication number
JPH0445364A
JPH0445364A JP15631190A JP15631190A JPH0445364A JP H0445364 A JPH0445364 A JP H0445364A JP 15631190 A JP15631190 A JP 15631190A JP 15631190 A JP15631190 A JP 15631190A JP H0445364 A JPH0445364 A JP H0445364A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
deviation
water outlet
control valve
change
outlet temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP15631190A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2517450B2 (ja
Inventor
Hidetoshi Arima
秀俊 有馬
Kazuhiro Yoshii
吉井 一寛
Hidekazu Enomoto
英一 榎本
Masahiro Maekawa
前川 正弘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2156311A priority Critical patent/JP2517450B2/ja
Priority to US07/706,606 priority patent/US5156013A/en
Publication of JPH0445364A publication Critical patent/JPH0445364A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2517450B2 publication Critical patent/JP2517450B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は吸収冷凍機(吸収冷温水機を含む)に関し、特
に吸収冷凍機の制御装置に関する。
(ロ)従来の技術 例えば特開昭58−160778号公報には、冷水出口
温度を検出して再生器への加熱量を制御し、かつ、再生
器内の吸収液レベルを検出して吸収器から再生器へ流れ
る稀吸収液の量を制御すると共に、冷水入口温度を検出
してこの温度に対する再生器の加熱量、或いは再生器へ
流れる稀吸収液の量のうちいずれか一方の適正値を求め
、この値により加熱量或いは稀吸収液の量のうちいずれ
か一方を制御する吸収冷凍機制御装置が開示されている
(ハ)発明が解決しようとする課題 上記従来の技術において、冷水出口温度を検出して再生
器の加熱量の制御を行う比例制御、或いはPID制御が
一般的であった。
しかしながら、上記の制御は冷水出口温度という単一の
物理量に対してのみ再生器の加熱量を制御するため、負
荷の変動に対して即応性が悪いという問題が発生してい
た。
又、吸収冷凍機の制御にファジィ推論を採用するときに
、冷水出口温度の設定値からの偏差をeToとし、冷水
出口温度の変化率をdToとし、高温発生器への加熱源
量を制御する燃料制御弁又は蒸気制御弁の操作量をKQ
とした場合、従来のファジィ制御では冷水出口温度の設
定値からの偏差(aTo)のメンバー・シップ関数は第
3図で表される。又、冷水出口温度の変化率(dTO’
lのメンバー・シップ関数は第4図で表される。さらに
、燃料制御弁、又は蒸気量制御弁の操作量(KQ)のメ
ンバー・シップ関数は第7図で表きれる。又、偏差(e
To)に対する操作量(KQ)のファジィ・ルールは第
6図で表され、変化率(dTo)に対する操作量(KQ
)(7) 7アジイ・ルールは第7図で表される。ここ
で、第3図、第4図、第5図、第6図、及び第7図にお
いてF B (Po5itive Big )は正に大
、PM(Po5itive Medium)は正に中、
P S (PositiveSmall )は正に小、
ZRはゼロ、N S (NegativeSmall)
は負に小、N M (Negative Medium
 )は負に中、N B (Negative Big)
は負に大である(以下同様)ことを表している。
上記のようなファジィ・ルール及びメンバー・シップ関
数に基づいて燃料制御弁又は蒸気制御弁の操作量を制御
した場合には、冷水出口温度の設定値からの偏差と冷水
出口温度の変化率とがそれぞれ個別に制御弁の開度を支
配し、両者に相関がない0例えば冷水出口温度の設定値
からの偏差(eTo)が2.5℃であり、冷水出口温度
の変化率(市0)が例えば−0,7℃/winの場合に
は、第8図及び第9図に示したようにメンバー・シップ
関数及びファジィ・ルールに基づいてファジィ推論が行
われ、制御弁の操作量のメンバー・シップ値(A)。
(B)がそれぞれ求められる。そして、各メンバー・シ
ップ値(A) 、 (B)の論理和、即ちそれぞれを重
ねた外郭が冷水出口温度の設定値からの偏差と冷水出口
温度の変化率に基づくメンバー・シップ値になる。この
メンバー会シップ値が第10図の(C)であり、メンバ
ー・シップ値(C)の重心(C+)から制御弁の操作量
が決まり、操作量はゼロである。
又、偏差(eTo )が上記の場合より小きくなり、例
えば1.4℃であり、変化率(dTo )が例えば−0
,7”C/ winの場合には、上記偏差及び変化率と
ファジィ・ルール及びメンバー・シップ関数に基づいて
第11図及び第12図に示したようにファジィ推論が行
われ、燃料制御弁の操作量のメンバー・シップ値(D)
 、 (E)がそれぞれ求められる。そして、それぞれ
のメンバー・シップ値(D) 、 (E)の論理和が求
められる。この論理和のメンバー・シップ値は第13図
に示した(F)であり、メンバー・シップ値(F)の重
心(G、)から燃料制御弁の操作量が決まり、ゼロより
小さくなる。
さらに、偏差(eTo )が例えば1.4℃であり、変
化率(dTo)が例えば0.3°C/winの場合には
、上記偏差とファジィ・ルール及びメンバー・シップ関
数に基づいて第14図及び第15図に示したようにファ
ジィ推論が行われ、燃料制御弁の操作量のメンバー・シ
ップ値(H)、(I)がそれぞれ求められる。そして、
それぞれのメンバー・シップ値(1() 、 (I)の
論理和が求められる。この論理和のメンバー・シップ値
は第16図に示した(J)であり、メンバー・シップ値
(J)の重心(G、)から燃料制御弁の操作量が求まり
、ゼロより大きくなる。
上記のように、冷水出口温度の設定値からの偏差と冷水
出口温度の変化率とについて、それぞれ独自にファジィ
推論を行っている。このため、冷水出口温度が設定値か
ら大きく外れた状態から徐々に設定値に近づく場合に、
ファジィ推論による燃料制御弁の操作量は、冷水出口温
度の設定値からの偏差に基づくファジィ推論による操作
量に減少傾向が現われるまでほぼ変化なく推移し、冷水
出口温度が設定値に対して漸減的に収束するのではなく
、行き過ぎ量を伴なった温度変動が発生するおそれがあ
った。
本発明は負荷変動に対する冷水出口温度の安定性を改善
することを目的とする。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明は上記課題を解決するために、吸収冷凍機の制御
装置において、蒸発器(4)、吸収器(5)、高温発生
器(1〉、凝縮器(3)などを接続して冷凍サイクルを
形成し、高温発生器(1)の燃料制御弁(17)を外的
条件によって制御する吸収冷凍機の制御装置において、
上記外的条件に冷水出口温度の設定値からの偏差、及び
冷水出口温度の変化率を用い、上記偏差及び変化率と燃
料制御弁(17)の開度(操作量)との間にメンバー・
シップ関数を構成し、かつ上記偏差と変化率との間にマ
トリックス状のファジィ・ルールを構成し、上記冷水出
口温度と上記偏差と変化率とメンバー・シップ関数とフ
ァジィ・ルールとに基づいてファジィ推論して燃料制御
弁(17)の操作量を制御する吸収冷凍機の制御装置を
提供するものである。
又、冷水出口温度の設定値からの偏差及び冷水出口温度
の変化率と燃料制御弁(17)の操作量との間のメンバ
ー・シップ関数及び上記変化率と偏差との間に構成きれ
たマトリックス状のファジィ・ルールを記憶する記憶装
置(28)と、上記変化率、偏差、メンバー・シップ関
数、及びファジィ・ルールに基づいてファジィ論理演算
して燃料制御弁(17)の操作量を算出するファジィ推
論プロセッサ(27)とを備えた吸収冷凍機の制御装置
を提供するものである。
さらに、冷水出口温度の設定値からの偏差及び冷水出口
温度の変化率と燃料制御弁(17)の操作量との間にメ
ンバー・シップ関数を構成し、かつ上記偏差と変化率と
の間にマトリックス状のファジィ・ルールを定め、この
ファジィ・ルールを上記偏差が大きいときには上記変化
率に対する上記操作量の変化を大きく、上記偏差が小、
さいときには上記変化率に対する上記操作量の変化を小
さくするように構成し、上記偏差と変化率とメンバー・
シップ関数とファジィ・ルールとに基づいてファジィ推
論し、燃料制御弁(17)の操作量を制御する吸収冷凍
機の制御装置を提供するものである。
(ネ)作用 吸収冷凍機の運転時、冷水出口温度の設定値からの偏差
と冷水出口温度の変化率と記憶装置(28)に記憶され
たメンバー・シップ関数及びマトリックス状のファジィ
−ルールとに基づいてファジィ推論プロセッサ(27)
でファジィ推論が行われる。
このため、冷水出口温度が変化したとき、ファジィ推論
により上記偏差と変化率とに相関を持たせて燃料制御弁
(17)の操作量の制御が行われ、冷水出口温度を安定
さ仕ることが可能になる。
又、偏差が大きいときには冷水出口温度の変化率に対す
る燃料制御弁(17)の操作量の変化が大きく、偏差が
小さいときには上記変化率に対する燃料制御弁(17)
の操作量が小さくなるように、マトリックス状に構成さ
れたファジィ・ルールとメンバー・シップ関数とに基づ
いてファジィ推論が行われ、冷水出口温度が設定値から
ずれたときの冷水出口温度の収束を早くし、冷水出口温
度を一層安定させることが可能になる。
(へ)実施例 以下、本発明の第1の実施例を図面に基づいて詳細に説
明する。
第1図は冷媒に水、吸収剤(溶液)に臭化リチウム(L
iar)水溶液を使用した二重効用吸収冷凍機を示し、
(1)はバーナー(IB)を備えた高温発生器、(2)
は低温発生器、(3)は凝縮器、(4)は蒸発器、(5
)は吸収器、(6)は吸収液ポンプ、(7) 、 (8
)はそれぞれ低温熱交換器及び高温熱交換器、(10)
は稀吸収液配管、(11)は中間吸収液配管、(12)
は濃吸収液配管、(13)は冷媒配管、(14)は冷媒
液流下管、(15)は冷媒液循環管であり、それぞれは
第1図に示したように接続されている。そして、冷媒液
循環管(15)の途中に冷媒ポンプ(15P)が設けら
れている。又、(16)はバーナー(IB〉に接続され
た燃料供給管であり、この燃料供給管(16)の途中に
燃料制御弁(加熱量制御弁) (17)が設けられてい
る。又、(20)は冷水配管であり、この冷水配管(2
0〉の途中に蒸発器熱交換器(21)が設けられている
。さらに(22)は冷却水配管である。
(23)は制御盤、(24)は冷水配管(20)に設け
られた冷水出口温度検出器であり、この冷水出口温度検
出器(24)、及び燃料制御弁(17)が制御盤(23
〉に接続されている。そして、制御盤(23)にはマイ
クロプロセッサ(25)及び燃料制御弁(17)の制御
装置(26)が設けられている。そして、マイクロプロ
セッサ(25)はファジィ推論プロセッサ(演算装置)
 (27)と制御ルールの記憶装置(28)とから構成
されている。ファジィ推論プロセッサ(27)は冷水出
口温度の設定値からの偏差と冷水出口温度の変化率とを
用いて燃料制御弁(17)の操作量を論理演算し、得た
操作量を制御装置(26)へ出力する。制御装置(26
)は上記操作量に基づいて燃料制御弁(17)の開度を
制御する。この実施例ではファジィ推論プロセッサ(2
7)から燃料制御弁(17)の開度を出力させている。
又、制御ルールの記憶装置(28)はファジィ推論プロ
セッサ(27)で実行されるファジィ論理演算に必要な
制御ルール(ファジィ・ルール)及びメンバー・シップ
関数を記憶する。
又、(30)は演算装置であり、この演算装置は冷水出
口温度検出器(24)の温度データに基づいて冷水出口
温度の設定値からの偏差と冷水出口温度の例えば1分毎
の変化率とを算出する。
上記燃料制御弁(17)の開度を求めるファジィ論理演
算は下記の制御ルール及びメンバー・シップ関数に基づ
いて実行される。ここで、制御ルールについては、人間
の経験に基づいて第2図に示した冷水出口温度の設定値
からの偏差(eTo)と冷水出口温度の変化率(dff
o)との間のマトリックス状の制御ルールを構成し、こ
の制御ルールが記憶装置(28)に記憶されている。第
2図において、PM(Po5itive Medium
)は正に中、N M (Negativel(ediu
m )は負に中のことである。上記制御ルールにより、
例えばeraが例えばPB、PS、ZRと変化するのに
対してdToに対する燃料制御弁(17)の開度が任意
に選ばれる。ここで、偏差が大きいとき、即ち、冷水出
口温度が設定値から大きく外れたときには、変化率に対
する燃料制御弁(17)の操作量(KQ)を大きく設定
し、偏差がノ」\さいとき、即ち、冷水出口温度が設定
値に近いときには、変化率に対する燃料制御弁(17)
の操作量(KQ)を小さく設定している。即ち、第2図
から偏差(eTo)がFBのときは変化率(d?o )
に対する操作1(KQ)の範囲はFBからNSであり、
偏差(QTO)がpsのときには変化率(dTo)に対
する操作量(KQ)の範囲はPMからNSであり、操作
量(KQ)の範囲は偏差がPSのときよりPHのときの
方が大きい、又、偏差(eTo)が負のときも同様に操
作量(KQ)の範囲は偏差がNSのときよりNBのとき
の方が大きい。
又、冷水出口温度の設定値からの偏差及び冷水出口温度
の変化率に対するメンバー・シップ関数は従来と同様に
第3図及び第4図に示したものである。又、燃料制御弁
(17)の開度に対するファジィ変数FB、PM、PS
、ZR,NS、NM。
NBのメンバー・シップ関数は従来と同様に第5図に示
したものである。
そして、上記の制御ルールとメンバー・シップ関数とに
より冷水出口温度に基づいてファジィ論理演算、即ちフ
ァジィ推論がファジィ推論プロセッサ(27)にて行わ
れ、燃料制御弁(17)の操作量が求められる。又、吸
収冷凍機の運転時、高温発生器(1〉のバーナー(1,
B )が燃焼すると共に、吸収液ポンプ(6)及び冷媒
ポンプ(15P>が運転される。
そして、従来の吸収冷凍機と同様に吸収液及び冷媒液が
循環し、冷媒液が凝縮器(3)から蒸発器(4)へ流れ
る。蒸発器(4)に送られた冷媒液は蒸発器熱交換器(
21)に散布され、蒸発器熱交換器(21)で温度が低
下した冷水が冷水配管(20)を経て負荷へ供給される
ここで、冷水出口温度の設定値からの偏差(etO)が
例えば2.5°Cであり、冷水出口温度の変化率(dT
o)が例えば−0,7°C/winの場合には、制御ル
ール及びメンバー・シップ関数に基づいてファジィ推論
プロセッサ(27)でファジィ推論が行われる。例えば
MIN−MAX重心演算法では、第17図に示したファ
ジィ推論が行われる。そして、燃料制御弁(17)の操
作量に対するメンバー・シップ値(K)の重心(G4)
から燃料制御弁(17)の操作量が決まる。
又、偏差(eTo)が減少して例えば1.4°Cになり
、このとき、変化率(dro)が変わらず−0,7℃の
場合には、制御ルール及びメンバー・シップ関数に基づ
いて第18図に示したファジィ推論が行われる。そして
、燃料制御弁(17)の操作量に対するメンバー・シッ
プ値(L)の重心(G、)から燃料制御弁(17)の操
作量が決まる。
又、偏差(eTo )が例えば1.4°Cであり、変化
率(dTo)が例えば−0,3℃/fiIinの場合に
は、制御ルール及びメンバー・シップ関数に基づいて第
19図に示したファジィ推論が行われる。モして、燃料
制御弁(17)の操作量のメンバー・シップ値(M)の
重心(G、)から操作量が決まる。ここで、操作量はゼ
ロであり、燃料制御弁(17)の操作量(開度)は変化
しない。
以後、吸収冷凍機の運転時、冷水出口温度の設定価から
の偏差(eTo)と冷水出口温度の変化率(dTO)と
第2図に示した制御ルールと第3図、第4図、及び第5
図に示したメンバー・シップ関数とにと基づいてファジ
ィ推論が行われ、加熱量制御弁(17)の操作量が制御
される。
上記実施例によれば冷水出口温度の設定値からの偏差と
冷水出口温度の変化率との間に、第2図に示したように
マトリックス状の制御ルールを構成しているので、偏差
、或いは変化率に対して単一に燃料制御弁(17)の操
作量を決定する場合と比較して、冷水出口温度の設定値
近傍での行き過ぎ量を僅かに抑えることができ、負荷の
変動に対する冷水出口温度の安定性を改善することがで
きる。
又、冷水出口温度が設定値から大きく外れた場合には変
化率に対する操作量を大きく設定し、かつ、設定値近傍
では変化率に対する操作量を小さく設定することにより
、冷水出口温度の設定値近傍での収束度合いを向上させ
ることができ、負荷変動に対する安定性を一層改善する
ことができる。
尚、上記実施例において蒸発器(4)から冷水を負荷へ
供給する吸収冷凍機について説明したが、例えば高温発
生器(1)に温水器を付設し、この温水器から温水を負
荷へ供給するように構成し、温水主制御時に温水出口温
度に基づいて高温発生器の加熱量を制御すると共に冷水
出口温度に基づいて高温発生器から凝縮器へ流れる冷媒
の量を制御弁にて調節する吸収冷温水機において、冷水
出口温度の設定値からの偏差と冷水出口温度の変化率と
の間にマトリックス状の制御ルールを構成し、かつ、上
記偏差及び変化率と制御弁の操作量との間にメンバー・
シップ関数を構成し、制御ルール及びメンバー・シップ
関数に基づいてファジィ論理演算により制御弁の開度、
即ち高温発生器り1)から凝縮器へ流れる冷媒の量を制
御するようにした場合にも同様の作用効果を得ることが
できる。
又、上記実施例において、高温発生器(1)は例えばバ
ーナー(IB)を備えたものであったが、高温発生器(
1)は上記実施例に限定されるものではなく、加熱源に
高温蒸気を使用した高温発生器においても、高温発生器
への蒸気の供給量を調節する蒸気制御弁の開度を上記実
施例と同様に制御した場合にも、上記実施例と同様の作
用効果を得る−ことができる。又、偏差と変化率との間
のマトリックス状の制御ルールは第2図に示したものに
限定されるものではなく、吸収冷凍機の能力などに応じ
て構成される。
(ト)発明の効果 本発明は以上のように構成きれた吸収冷凍機の制御装置
であり、冷水出口温度の設定値からの偏差、及び冷水出
口温度の変化率と加熱量制御弁の操作量との間にメンバ
ー・シップ関数を構成し、かつ上記偏差と変化率との間
にマトリックス状のファジィ・ルールを構成し、ファジ
ィ論理演算して加熱量制御弁の操作量を制御するので、
負荷の変動により冷水出口温度が設定値からずれた場合
に上記操作量を上記偏差と変化率との間の制御ルールに
基づいて調節し、負荷変動に対する出口温度の安定性を
向上させることができる。
又、偏差及び変化率と加熱量制御弁の操作量とノ間のメ
ンバー・シップ関数、及び偏差と変化率との間のマトリ
ックス状のファジィ・ルールを記憶装置に記憶し、冷水
出口温度と記憶装置のメンバー・シップ関数及びファジ
ィ・ルールとに基づいて演算装置にてファジィ論理演算
により発生器の加熱量制御弁の操作量を演算するので、
冷水出口温度が設定値からずれた場合、偏差と変化率と
の間のマトリックス状のファジィ・ルールにより加熱量
制御弁の操作量を調節して冷水出口温度の設定値からの
行き過ぎ量を大幅に減小させ、冷水出口温度を速やかに
設定値に安定させることができる。
又、マトリックス状のファジィ・ルールを偏差が大きい
ときには変化率に対する加熱量制御弁の操作量の変化が
大きく、偏差が小さいときには変化率に対する加熱量制
御弁の操作量の変化が小さくなるように構成することに
より、冷水出口温度の設定値近傍での収束度合いを向上
させ、負荷変動に対する冷水出口温度の安定性を一層改
善することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す吸収冷凍機の回路構成
図、第2図は冷水出口温度の設定値からの偏差と冷水出
口温度の変化率との間に構成されたマトリックス状のフ
ァジィ・ルールを示す図、第3図は偏差に対するファジ
ィ変数のメンバー・シップ関数を示す図、第4図は変化
率に対するファジィ変数のメンバー・シップ関数を示す
図、第5図は燃料制御弁の操作量に対するファジィ変数
のメンバー・シップ関数を示す図、第6図は従来の偏差
のファジィ・ルールを示す図、第7図は従来の変化率の
ファジィ・ルールを示す図、第8図ないし第16図は従
来のファジィ推論を示す図、第17図、第18図、及び
第19図はそれぞれ本発明のファジィ推論を示す図であ
る。 (1)・・・高温発生器、 (3)・・・凝縮器、 (
4)・・・蒸発器、 (5)・・・吸収器、 (17)
・・・燃料制御弁(加熱量制御弁)、 (27)・・・
ファジィ推論プロセッサ、 (28)・・・記憶装置。 興 ] 図 第 区 第 図 尾 図 第 図 撞イti(kJJ’rjA)Cυ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、蒸発器、吸収器、発生器、凝縮器などを接続して冷
    凍サイクルを形成し、発生器の加熱量制御弁を外的条件
    によって制御する吸収冷凍機の制御装置において、上記
    外的条件に冷水出口温度の設定値からの偏差、及び冷水
    出口温度の変化率を用い、上記偏差及び変化率と加熱量
    制御弁の操作量との間にメンバー・シップ関数を構成し
    、かつ、上記偏差と変化率との間にマトリックス状のフ
    ァジィ・ルールを構成し、上記偏差と変化率とメンバー
    ・シップ関数とファジィ・ルールとに基づいてファジィ
    推論して加熱量制御弁の操作量を制御するようにしたこ
    とを特徴とする吸収冷凍機の制御装置。 2、蒸発器、吸収器、発生器、凝縮器などを接続して冷
    凍サイクルを形成し、発生器の加熱量制御弁を外的条件
    によって制御する吸収冷凍機の制御装置において、上記
    外的条件に冷水出口温度の設定値からの偏差、及び冷水
    出口温度の変化率を用い、上記偏差及び変化率と発生器
    の加熱量制御弁の操作量との間のメンバー・シップ関数
    及び上記偏差と変化率との間のマトリックス状のファジ
    ィ・ルールを記憶する記憶装置と、上記偏差と変化率と
    上記記憶装置のメンバー・シップ関数とファジィ・ルー
    ルとに基づいてファジィ論理演算して加熱量制御弁の操
    作量を算出する演算装置とを備えたことを特徴とする吸
    収冷凍機の制御装置。 3、蒸発器、吸収器、発生器、凝縮器などを接続して冷
    凍サイクルを形成すると共に、発生器の加熱量制御弁を
    外的条件によって制御する吸収冷凍機の制御装置におい
    て、上記外的条件に冷水出口温度の設定値からの偏差及
    び冷水出口温度の変化率を用い、上記偏差及び変化率と
    加熱量制御弁の操作量との間にメンバー・シップ関数を
    構成し、かつ、上記偏差と変化率との間にマトリックス
    状のファジィ・ルールを定め、このファジィ・ルールを
    上記偏差が大きいときには変化率に対する上記操作量の
    変化を大きく、かつ上記偏差が小さいときには変化率に
    対する上記操作量の変化を小さくするように構成し、上
    記偏差と変化率とメンバー・シップ関数とファジィ・ル
    ールとに基づいてファジィ推論して加熱量制御弁の操作
    量を制御することを特徴とする吸収冷凍機の制御装置。
JP2156311A 1990-05-29 1990-06-13 吸収冷凍機の制御方法及び吸収冷凍機の制御装置 Expired - Fee Related JP2517450B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2156311A JP2517450B2 (ja) 1990-06-13 1990-06-13 吸収冷凍機の制御方法及び吸収冷凍機の制御装置
US07/706,606 US5156013A (en) 1990-05-29 1991-05-28 Control device for absorption refrigerator

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2156311A JP2517450B2 (ja) 1990-06-13 1990-06-13 吸収冷凍機の制御方法及び吸収冷凍機の制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0445364A true JPH0445364A (ja) 1992-02-14
JP2517450B2 JP2517450B2 (ja) 1996-07-24

Family

ID=15625029

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2156311A Expired - Fee Related JP2517450B2 (ja) 1990-05-29 1990-06-13 吸収冷凍機の制御方法及び吸収冷凍機の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2517450B2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0432668A (ja) * 1990-05-29 1992-02-04 Sanyo Electric Co Ltd 吸収冷凍機の制御方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0432668A (ja) * 1990-05-29 1992-02-04 Sanyo Electric Co Ltd 吸収冷凍機の制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2517450B2 (ja) 1996-07-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5156013A (en) Control device for absorption refrigerator
JPH0445364A (ja) 吸収冷凍機の制御方法及び吸収冷凍機の制御装置
JP3186392B2 (ja) 吸収式冷凍機
JP3138004B2 (ja) 吸収式冷凍機の制御装置
JPH0468271A (ja) 吸収冷凍機の制御装置
JP2517446B2 (ja) 吸収冷凍機の制御方法及び吸収冷凍機の制御装置
JP2815993B2 (ja) 吸収式冷凍機の制御装置
JP2517455B2 (ja) 吸収冷凍機の制御装置
JP2517447B2 (ja) 吸収冷凍機の制御方法及び吸収冷凍機の制御装置
JP2557722B2 (ja) 吸収冷凍機の制御方法
JP2517444B2 (ja) 吸収冷凍機の制御方法及び吸収冷凍機の制御装置
JP2816012B2 (ja) 吸収冷凍機の制御装置
JP2777470B2 (ja) 吸収冷凍機の制御装置
JP2517448B2 (ja) 吸収冷凍機の制御方法及び吸収冷凍機の制御装置
JPH0293259A (ja) 吸収冷凍機の制御方法
KR960012320B1 (ko) 흡수냉동기의 제어장치
JP3326240B2 (ja) 吸収式冷凍機の制御方法
JP2994791B2 (ja) 吸収式冷凍機の台数制御装置
JP2725883B2 (ja) 吸収冷凍機の制御装置
JP2823338B2 (ja) 吸収式冷凍機の制御装置
JP2994792B2 (ja) 吸収式冷凍機の台数制御装置
JPH0359360A (ja) 吸収冷凍機
JPS6277567A (ja) 吸収冷凍機
JPH11230633A (ja) 吸収式冷凍機
JPH11230631A (ja) 吸収式冷凍機

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees