JPH0445329A - 壁埋込型空気調和機の室内ユニット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、天袋等に収納されて使用される壁埋込型空気
調和機の室内ユニットに係り、特に、空気の吹き出し効
率を高めな壁埋込型空気調和機の室内ユニットに関する
。

（従来の技術） 第５図および第６図は従来の壁埋込型空気調和機の室内
ユニットａを示したものである。

図示するように、この壁埋込型空気調和機の室内ユニッ
トａは室内の美観や空間の有効利用等の観点から、室内
の天袋等の壁すに埋め込むように収納されて室内の空調
を行っている。

このケーシング本体Ｃ内部には主に室内熱交換器ｄと、
熱交換された室内空気を循環させるための横流ファンｅ
がケーシング本体Ｃの１幅方向に設けられている。

このケーシング本体Ｃの前面パネルｆには室内の空気を
吸込むための空気吹込口ｇが形成されており、また、そ
の下部にはケーシング本体Ｃ内に配設された室内熱交換
器ｄによって熱交換された空気を室内に吹き出すための
吹出口りがケーシング本体Ｃの幅方向に形成されている
。

また、室内熱交換器ｄの下部にはドレン水を受けるドレ
ンパン１が設けられており、ドレンパン１で集められた
ドレン水はドレンパンｌの下部に接続されたドレン排水
ホースｊより外部に排水されていた。

（発明が解決しようとする課組） ところで、上記の室内ユニットａは横流ファンｅをケー
シング本体Ｃの幅方向に設け、熱交換された室内空気を
前面パネルｆの下部より吹き出させる構成となっている
ため、図示するように長押しに等の建屋建造物がこの吹
き出し空気の障害物となって風量が低下し、空調効率が
悪かった。

特に、暖房時の温風が床面に届かないといった不都合が
あった。

また、冷媒配管１はケーシング本体Ｃの天井側から取り
出し、一方、ドレン排水ホースｊはケーシング本体Ｃの
底部背面側から取り出す構造となっているため、このド
レン排水ホースｊに接続する排水パイプ（図示せず）と
冷媒配管１は個別に据付は工事をし、改めてセットを収
納し直して据付は固定をしなけらばならないといった難
点があった。

また、この室内ユニットａの前面パネルｆの固定は全て
がネジ止めによるものであるが、このネジ止め作業は高
所で行われるため、脚立等が必要となり、不安定な状態
で作業を行なざるを得なかった。さらに、このネジ止め
作業は前面パネルｆを押さえつつ、吸込みグリルｍを開
いて行わなければならず、煩わしいものであった。

そこで、本発明は上述した問題点を有効に解決するため
に案出されたものであり、その目的は空調効率を向上さ
せると共に、室内ユニットａの据付は作業を容易にした
壁埋込型空気調和機の室内ユニットを提供するものであ
る。

［発明の構成］ （課題を解決するためら手段） 上述のＲ題を解決するために、本発明は大袋等に収納さ
れるケーシング本体内の前面に室内熱交換器を設けると
共に、その後方に横流ファンを設けた壁埋込型空気調和
機の室内ユニットにおいて、上記室内熱交換器の後部の
ケーシング本体内左右に上記横流ファンをそれぞれ縦方
向に配設すると共に、上記ケーシング本体前面の室内熱
交換器を覆う前面パネルの左右側部に縦方向に空気吹出
口を形成して構成したものである。

（作用） 上述したように、室内熱交換器のｔ＆部のケーシング本
体内左右に横流ファンをそれぞれ縦方向に配設すると共
に、上記ケーシング本体前面の室内熱交換器を覆う前面
パネルの左右側部に縦方向に空気吹出口を形成している
ため、効率良く空気吹出口よりそれぞれ別個に、あるい
は同時に空気を吹出すことが可能となる。

（実施例） 次に、本発明の一実施例を図面により説明する。

第１図は壁埋込型空気調和機の室内ユニット１の断面図
、第２図は内部構造を示す正面概略図、第３図は内部構
造を示す平面図である。

第１図に示すように、この室内ユニット１は室内の天袋
等の壁面２にケーシング本体３を埋め込むように設けら
れ、室内の空調を行っている。

このケーシング本＃３は据付枠４及び補強材５によって
壁面２内に収納するように固定されて設けられており、
ケーシング本体３の正面部を覆う前面パネル６が壁面２
と面一となっている。また、ケーシング本体３の内部に
は、主に室内の空気を暖房または冷房するための室内熱
交換器７と、室内熱交換器７で発生したドレン水を受け
るドレンパン８と、室内熱交換器７で熱交換された室内
空気を循環させるための横流ファン９，１０及び電気部
品箱１１が設けられている。

この横流ファン９．１０は第１図〜第３図に示すように
、ケーシング本体３内部の略中央部に設けられた室内熱
交換器７の後部左右両側部にそれぞれ縦方向に配設しで
ある。そして、この横流ファン９．１０の回転軸の下端
にはそれぞれ横流ファン９．１０を駆動する駆動モータ
９ａ、１０ａが接続されており、リモコン（図示せず）
等によってそれぞれ別個に、あるいは同時に駆動するよ
う制御されている。そして、ケーシング本体３の内部は
吸い込んだ空気を横流ファン９．１０によって効率良く
吹き出すために、図示するように空気の流れに沿って形
成しである−１な、室内熱交換器７の後方であってケー
シング本体３の中間部には吸込み空気量を調整するダン
パ１６が軸支されており、リモコン（図示せず）等によ
って第４図に示すように軸支点を中心に左右に揺動自在
に制御されている。

一方、室内熱交換器７の下部にはドレンパン８が設けら
れている。そして、このドレンパン８の底部には水平面
よりやや傾斜させた導水路８ａが形成されており、さら
にこの導水ＦＩＲ８ａの下端には導水路８ａを流れてき
たドレン水を一時貯溜する水溜め部１２が形成されてい
る。

この水溜め部１２には水溜め部１２に溜まっているドレ
ン水を吸い出すドレンポンプ１３が設けられており、吸
い出したドレン水を接続された排水管１４によって外部
に排水している。

この排水管１４はドレンポンプ１３より鉛直方向に延設
されており、室内熱交換器７からの冷媒配管１５と纒め
てケーシング本体３の上部から取り出されている。

次に、ケーシング本体３の正面部を覆う前面パネル６は
第１図及び第３図に示すように、壁面２と一体となるよ
うに取り付けられ、設置する部屋との調和を重視したデ
ザインとなっている０本実施例では室内ユニット１を和
室の大袋に収納するため、前面パネル６は木製である。

この前面パネル６は木枠１７と木製横グリル１８とによ
って構成され、その中央部に木製横グリル１８で覆われ
、室内の空気をケーシング本体３内に吸い込むための空
気吸込口１９と、空気吸込口１９の両側に熱交換された
空気を室内に吹き出すための空気吹出口２０ａ、２０ｂ
を形成している。

この空気吹出口２０ａ、２０ｂにはそれぞれ、熱交換さ
れた空気の吹き出し方向を調節する風向グリル２１がそ
れぞれ縦方向に複数段けられている。

また、第１図に示すように、この前面パネル６の一部に
はケーシング本体３に形成された四部２２と嵌合する凸
部２３が形成されており、これらを嵌合させることによ
って、前面パネル６をケーシング本体３に仮固定するこ
とができるようになっている。

次に、本実施例の作用を説明する。

第３図に示すように、空気吸込口１９よりケーシング本
体３内に吸込まれた室内空気は室内熱交換器７を通過す
ることで熱交換され、ダンパ１６を境に左右に分離され
る。ダンパ１６を境に左右に分離された室内空気は、そ
れぞれ横流ファン９，１゜によって前面パネル６の両側
部に形成された空気吹出口２０ａ、２０ｂより室内に吹
出されることになる。この熱交換された空気の吹出し方
向は空気吹出口２０ａ、２０ｂに設けられた風向グリル
２１によって調節されることになる。このように空気吹
出口２０ａ、２０ｂを前面パネル６の両側部に形成する
ことで熱交換された室内空気は効率良く吹出されること
になると共に、第１図に示す長押しＮ等の建屋構造物に
吹出し空気が当たり、ショートサーキットを起こしたり
、風量が著しく低下することがなくなる。

また、第４図に示すように、例えばリモコン等によって
横流ファン１ｏを停止し、他方の横流ファン９を回転さ
せると共に、ダンパ１Ｇを停止している横流ファン１０
側に倒して熱交換された室内空気を駆動している横流フ
ァン９側に取り入れることによって運転時の騒音低減を
図り、睡眠時の快適空調を行うことができる。

次に、１２図に示すように冷房運転、除湿運転を行った
際に室内熱交換器７で発生したドレン水は重力によって
室内熱交換器７のドレンパン８に落下し、間開した導水
路８ａを流れて水溜め部１２に一時、貯溜される。そし
て水溜め部１２に貯溜されたドレン水はドレンポンプ１
３によって揚水され、排水管１４を通って外部に排水さ
れる。この排水管１４は前述したように室内熱交換器７
がらの冷媒配管１５と纏めてケーシング本体３の上部が
ら一緒に取り出されるように精成されているため、据付
工事およびメンテナンス作業が簡便となる。さらに冷媒
配管１５と共に天井裏面に隔蔽することができる。

次に、第１図に示すように前面パネル６はネジ止めによ
りケーシング本体３に据付固定されることになるが、こ
のネジ止め作業の際にケーシング本体３に形成された凹
部２２と前面パネル６の木枠１７に形成された凸部２３
を嵌合させることによって前面パネル６を仮固定するこ
とができるなめ、前面パネル６の据付作業が容易となる ［発明の効果］ 本発明は次の如き優れた効果を有する。

（１）風量低下を防止し、効率良く空気を吹出すことが
可能となるため、空調効率が向上する。

（２）室内ユニットの取付は作業が容易となり、作業性
が向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す断面図、第２図は同上
の内部構造を示す正面概略図、第３図及び第４図は同上
の内部構造を示す平面図、第５図は従来の壁埋込型空気
調和機の室内ユニットの断面図、第６図は第５図の外観
斜視図である。 図中１は室内ユニット、３はケーシング本体、６は前面
パネル、７は室内熱交換器、９，１０は横流ファン、２
０ａ、２０ｂは空気吹出口である。 第３図 第４ 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、天袋等に収納されるケーシング本体内の前面に室内
   熱交換器を設けると共に、その後方に横流ファンを設け
   た壁埋込型空気調和機の室内ユニットにおいて、上記室
   内熱交換器の後部のケーシング本体内左右に上記横流フ
   ァンをそれぞれ縦方向に配設すると共に、上記ケーシン
   グ本体前面の室内熱交換器を覆う前面パネルの左右側部
   に縦方向に空気吹出口を形成したことを特徴とする壁埋
   込型空気調和機の室内ユニット。