JPH044466Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH044466Y2
JPH044466Y2 JP5986286U JP5986286U JPH044466Y2 JP H044466 Y2 JPH044466 Y2 JP H044466Y2 JP 5986286 U JP5986286 U JP 5986286U JP 5986286 U JP5986286 U JP 5986286U JP H044466 Y2 JPH044466 Y2 JP H044466Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slider
handle
locking
blind
recess
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP5986286U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6328797U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP5986286U priority Critical patent/JPH044466Y2/ja
Publication of JPS6328797U publication Critical patent/JPS6328797U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH044466Y2 publication Critical patent/JPH044466Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Blinds (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、障子戸に内蔵したブラインドや、窓
枠に取付けたブラインドや、カーテンウオールの
窓部に取付けたブラインド等の窓に設けたブライ
ンドを開閉する装置に関するものである。
なお、本考案のブラインドとは複数の羽根を連
ねているペネシヤンブラインドのみならず、シー
ト地を蛇腹状にしたアコーデイオンカーテン、又
はシート地或はすだれ等をロールで巻上げるよう
にした巻上げブラインド等を含むものである。
従来の技術 実公昭54−14698号公報に示すように、障子戸
を構成する一方の竪框に室内側に開口した凹部を
形成し、この凹部内にバネ力で離隔する方向に移
動し上下一対の摺動子で接近する方向に移動する
一対のストツパを備えた調整函を摺動自在に設け
ると共に、この調整函にブラインドを昇降する上
下索を連結し、一対の摺動子を指でつかんで強く
力を入れることで一対のストツパを接近する方向
に移動すると凹部と一対のストツパとが離れて調
整函を凹部に沿つて上下動できると度に、一対の
摺動子から指を離すと一対のストツパがバネ力で
離隔する方向に移動して凹部に圧着し、ブライン
ドの自重で移動しないように調整函を凹部に保持
するようにした装置。
実公昭54−14699号公報に示すように、障子戸
を構成する一方の竪框に形成した凹部に一対のラ
ツクギヤを固着し、上下索が連結された調整函
に、一対のピニオンと、ピニオンをロツクする摺
動子と、摺動子をピニオンをロツクする位置に保
持するスプリングとを設けて、通常時には摺動子
でピニオンをロツクしてラツクギヤの噛合部によ
つて調整函をブラインドの自動で上方に移動しな
いように保持し、摺動子をスプリングに抗して押
すことでピニオンを回転自在にして調整函を上下
動できるようにした装置。
考案が解決しようとする問題点 いずれの装置とも框の凹溝部に指を入れて調整
函や摺動子を操作しなければならず、その操作が
面倒であると得に、凹溝部を指が入る大きさとし
なければならず凹溝部が大きくなつて框全体が大
きくなつてしまう。
問題点を解決するための手段及び作用 窓を構成する枠又は框に形成した凹条溝に摺動
子を摺動自在に設けると共に、係止部をその長手
方向に亘つて形成し、その摺動子には把手と把手
の作動によつて係止部に係脱する係止体とをそれ
ぞれ設けて、把手を操作することで摺動子を移動
コントロールしてブラインドを開閉できるように
したものである。
実施例 第10図、第11図は引違い窓の縦・横断面図
であり、窓枠1は上枠2と下枠3と竪枠4を方形
状に枠組みしたもので、この窓枠1内には内障子
戸5と外障子戸5′が面内方向に走行自在に建込
まれて引違い窓を構成している。
前記内・外障子戸5,5′は上框10と下框2
0と左右の竪框、つまり戸当り框30と召し合せ
框40を方形状に枠組みし、その室内・外側にガ
ラス6,6′をそれぞれ装着して空間部7を形成
したもので、その空間部7にブラインド50が取
付けてある。
なお、戸当り框30の室内側と召し合せ框40
の室内側とに亘つて中桟8が架設され、室内側の
ガラス6は上下に2分割してあり、これによつて
剛性を大として変形しないようにできる。
前記上框10は横壁11に第1・第2・第3・
第4下向片121,122,123,124と第1・
第2上向片131,132を一体形成して室内・外
側下向凹部14,15とブラインド収納部16と
上向凹部17を形成したもので、その上向凹部1
7に上枠2の内上レール2aが臨んでいる。
前記下框20は横壁21に室内・外側上向凹部
22,23を一体形成し、かつ中間部にはブライ
ンド収納部24を形成すると共に、横壁21に形
成した下向凹部25に戸車26を取付け、この戸
車26を下枠3の内下レール3aに当接してあ
る。
前記戸当り框30は室内・外側壁31,32と
内・外壁33,34とによつて略矩形中空形状と
なり、その室内側壁31には凹条溝35が形成さ
れ、内壁33には内向凹部36と突片37とが形
成してあり、その内向凹部36と突片37との間
がブラインド収納部38となつている。
前記召し合せ框40は略矩形中空形状となり、
その内壁41には内向凹部42と突片43とが形
成され、その内向凹部42と突片43との間がブ
ラインド収納部44となつている。
前記中桟8の上下には上向凹部8a下向凹部8
bとが形成してある。
そして、上框10の室外側下向凹部15と下框
20の室外側上向凹部23と戸当り框30の内向
凹部36と召し合せ框40の内向凹部42とは四
周連続し、室外側のガラス6′がパツキンを介し
て装着されている。
一方、上下框10,20の室内側下・上向凹部
14,22と中桟8の上向・下向凹部8a,8b
とは面外方向に同一位置となり、上下に2分割し
た室内側のガラス6の周囲にそれぞれ枠組みして
取付けたガラス取付枠9の上下枠9a,9bがそ
れぞれ嵌まり込み、その竪枠9cは戸当り框30
の突片37と召し合せ框40の突片43とに当接
して、室内側のガラス6はけんどん式に装着でき
るようになつている。
この様であるから、室内側のガラス6を簡単に
取り付け、取り外しできてブラインド50を点検
したり、室外側のガラス6′を清掃したりできる。
また、各ブラインド収納部16,24,38,
44は四周連続していると共に、ブラインド50
は多数のスラツト51を回転紐52で回転すると
共に、スラツト51を索条、例えば昇降紐53で
昇降自在として開閉できるようにしたものであ
り、その回転紐52はブラインドケース54内に
支承した回転軸55のプーリ56に巻掛けられ、
昇降紐53は摺動自在にブラインドケース54内
に臨んでいると共に、ブラインドケース54がブ
ラケツト57で上框10の横壁11に固着されて
いる。
なお、上下框10,20と戸当り框30と召し
合せ框40とは、戸当り框30と召し合せ框40
の上下部における内側を上下框10,20の形状
に合せて切断し、上下框10,20の端面を戸当
り框30の外壁24と召し合せ框40の外壁45
とに突き当ててビスで連結してある。
前記戸当り框30の凹条溝35は室内側壁31
の内方側に形成され、外方側は平坦面31aとな
り、その凹条溝35の底部35aには係止部材6
0が長手方向に亘つて取着してあると共に、摺動
子61が上下動自在に設けてあり、平坦面31に
は回転機構62が取着してある。
前記係止部材61は第1図〜第4図に示すよう
に板状の基部63に係止部、例えば突片64を長
手方向に亘つて等間隔で一体形成したものであ
り、凹条溝35の底部35aに基部63を固着し
てあると共に、摺動子61の両側面と下面に形成
した凹溝61aに前記昇降紐53が巻きつけるよ
うに嵌着されて固定してあり、表面に突出したブ
ロツク65に取付体66がピン67で揺動自在に
支承され、この取付体66の上端に前記突片64
に係合する係止体、例えば係止片68が一体形成
され、かつバネ69で上方に揺動付勢されて係止
片68が突片64に係合するようにしてあると共
に、取付体66の括れ部66aに把手70の長円
孔71が、把手70が下向垂直姿勢となるように
嵌まり込み、把手70をその先端縁に支点として
上方に回動すると長円孔71の先端縁が取付体6
6の括れ部66aに接して取付体66がバネ69
に抗して下方に揺動して係止片68が突片64よ
り離れるようにしてあり、把手70を上方に回動
することで摺動子61を凹条溝35に沿つて上下
に移動することができ、これにより昇降紐53で
スラツト51を上下動して第12図に示すように
ブラインド50を開閉できると共に、把手70よ
り手を離せば係止片68が突片64に係止して摺
動子61をブラインドの自重に抗して保持でき
る。
前記回転機構62は第1図、第2図、第5図に
示すように、戸当り框30の室内側壁31の平坦
面31aに裏板72を介して取着した取付板73
を備え、裏板72に一体形成した筒体74が孔7
5より内方に突出し、この筒体74に嵌合した杆
体76の一端部76aは円形となつて取付板73
の孔73aより外方に突出し、そのスリツト77
にはレバー78の幅狭先端部78aがピン79で
上下回動自在に取付けてあると共に、前記杆体7
6の他端部76bは角形となり、筒体74内に挿
入した回転子80の角孔81と対向していると共
に、杆体76はバネ82でその角形の他端部76
bが角孔81より抜け出す位置に保持され、前記
回転子80の小径部80aは筒体74より内方に
突出し、かつフレキシブルワイヤ83の一端が連
結してあると共に、このフレキシブルワイヤ83
の他端が前記回転軸55に連結してあり、第6図
に示すようにハンドル78を上方に回動して水平
とし、矢印方向にバネ82に抗して押し込むと角
形の他端部76bが回転子80の角孔81に嵌合
するので、ハンドル78で杆体76とともに回転
子80を回転することでフレキシブルワイヤ83
を介して回転軸55を回転でき、これによつてス
ラツト51の角度を変更できる。
前記昇降紐53は第7図〜第9図及び第12図
に示すように、ブラインドケース54に設けたロ
ーラ103及びその端部に固着した保持枠100
に支承した第1・第2ローラ101,102を経
て凹条溝35の真上まで配設され、その後に前記
摺動子61に固着してある。
なお、ブラインド50のスラツト51を昇降し
たり、回転させたりする機構は前述のものに限る
ものでは通常の外付けブラインドと同一でも良い
し、実公昭54−14699号公報に示すものと同一で
も良い。
つまり、スラツト51を昇降するための索条を
摺動子61に連結し、スラツト51を回転させる
部分にフレキシブルワイヤを連結すれば良い。
以上の実施例においては第10図に示すよう
に、外障子戸5′の上下框10,20は内障子戸
5の上下框10,20と略同一で室内外側を反対
とした形状となり、外障子戸5′の上下框10,
20の室外側10′,20′は下方及び上方寄とな
つていると共に、戸当り框30と召し合せ框40
の上下端は前記室外側10′,20′よりも上方及
び下方に突出し、その突出部分に上下防虫部品9
0,91が長孔92に螺合するビス93で固着し
てあり、網戸94の左右の竪框95,95に装着
したシール材96が上下方向全長に亘つて外障子
5′の室外面に接するようにしてある。
これによつて、一枚の網戸94を取付けること
で外障子戸5′を左右どちらに移動しても開口部
を閉塞できるようになる。
次に他の実施例を説明する。
第13図はブラインド開閉の他の実施例を示
し、上框10内に巻取ドラム110を備えた回転
軸111を横架支承し、その巻取ドラム110に
昇降紐53を巻掛けると共に、軸端に戸当り框3
0内に臨むプーリ112を固着し、このプーリ1
12に巻装した索条113を摺動子61に設けた
動滑車114を経て戸当り框30の上部に固着し
てある。
このようにすれば、把手70で摺動子61を上
下動すると索条113でプーリ112が回転して
回転軸111とともに巻取ドラム110が回転し
て昇降紐53を巻き取り、繰り出しするから、ス
ラツト51を昇降してブラインド50を開閉でき
ると共に、動滑車114の作用によつて索条11
3の移動は摺動子61の移動量の2倍となるか
ら、摺動子61を短い距離だけ移動することでブ
ラインド50を開閉できて、その開閉操作が簡単
となる。
第14図はカーテンウオールの窓部に取付けた
実施例を示し、竪枠115と上枠116と下枠1
17と腰無目118で窓とし、その上枠116と
腰無目118との間にブラインド50を縦型に取
付け、腰無目118と下枠117との間に腰パネ
ル119を設けてある。
前記ブラインド50のスラツト51は縦向きと
なり、その上部は上枠116内に設けたガイドバ
ー120に沿つて左右摺動自在に支承されて垂れ
下つていると共に、腰無目118に凹条溝35を
形成して前述と同様な摺動子61を設け、かつ図
示しない係止部材を設け、この摺動子61に連結
した無端状の索条121を竪枠115と上枠11
6と腰無目118内にローラ122を介して掛け
回すと共に、前記端部のスラツト51に連結子1
23で連結し、各スラツト51を紐124で連結
してある。
このようにすれば、把手70を持つて摺動子6
1を凹条溝35に沿つて左右に摺動すれば索条1
21によつてスラツト51をガイドバー120に
沿つて左右に摺動してブラインド50を開閉でき
る。
また、摺動子61を腰無目118に設けたの
で、低い位置で操作できて腰無目上の窓に設けた
ブラインドの開閉装置に適したものとなる。
なお、以上の各実施例において摺動子61に連
結した昇降紐や索条は伸縮しずらい紐、ボールチ
エーン、鎖、チエーン等としても良い。
第15図a〜hは係止部の異なる実施例を示
し、第15図aに示すように凹条溝35の底部3
5aに角型の孔125を等間隔で形成したもの、
第15図bはその孔125に樹脂製等の口金12
6をそれぞれ嵌着したもの、第15図cに示すよ
うに底部35aを鋸歯状に折曲して三角状突出部
127を等間隔で形成したもの、第15図dに示
すように底部35aに角型の凹陥部128を二列
に位置をずらして等間隔で形成したもの、第15
図e,fに示すように基板63に台形状凹部12
9、波形凹部130を形成したもの、第15図
g,hに示すように凹条溝35の底部35aを台
形状、波形状に加工したものである。
なお、第15図cに示すように三角状突出部1
27を形成したものであれば、摺動子61に三角
状係止体131を設けることでラチツト式に摺動
子61を下降できる。また、底部35aを加工せ
ずに別体に押し成形等したものを取着しても良
い。
第16図、第17図は摺動子ロツクの第2実施
例を示し、摺動子61に基板63に形成した台形
状凹部129に嵌合する一対の台形状係止体13
2を一体形成し、摺動子61に設けたブロツク6
5を凹条溝35の開口部、つまりガイド溝133
より外方に突出すると共に、板バネ134で摺動
子61を基板63側に付勢して台形状凹部129
と台形状係止体132とを嵌合し、前記ブロツク
65の突出端に形成した孔135に把手70に設
けた軸136を嵌合すると共に、この軸136の
両端部にカム137を一体形成してある。なお、
ブロツク65は板バネ134の透孔138より外
部に突出している。
このようにすれば、板バネ134のバネ力でカ
ム137の円弧低部137aが戸当り框30の室
内側壁31に押しつけられて把手70は常時垂直
姿勢に保持されるので、振動等で振れ動くことが
なく障子開閉時に相手の障子戸に干渉することが
ない。
また、把手70を第17図仮想線で示すように
上方に回動すればカム137の円弧高部137b
が室内側壁31に当つてブロツク65を介して摺
動子61が板バネ134に抗して引張られ、台形
状係止体132が台形状凹部129より離れるの
で把手70を持つて摺動子61を上下動でき、こ
の時ブロツク65がガイド溝133でガイドされ
てスムーズに上下動できる。
第18図は摺動子ロツクの第3実施例を示し、
摺動子61を筒状とし、杆状係止体139を内部
に挿入すると共に、バネ140で円弧状先端部1
39aが波形凹部130に嵌合するように付勢
し、室内側壁31より突出した基端部139bに
カム137を有する把手70を軸136で取付け
てある。
この動作は第16図、第17図に示すものと同
様である。
第19図は摺動子ロツクの第4実施例を示し、
第16図、第17図に示す実施例において、カム
137を省略して把手70を持つて摺動子61を
板バネ134に抗して引張ることで台形状係止体
132を台形状凹部129より離脱するようにし
てある。
第20図〜第22図は摺動子ロツクの第5実施
例を示し、摺動子61に一対の取付片141を一
体形成すると共に、上下透孔142,143を形
成し、略コ字状となつた弾性材より成る係止体1
44の下横片144aを下透孔143に嵌合固着
し、かつ上横片144bを上透孔142より凹条
溝35の底部35aに形成した角型の孔125に
嵌合させると共に、縦片144cと摺動子61と
の間に長方形状の駒145を介在させ、この駒1
45の両端軸部146を前記一対の取付片141
の孔に嵌合して把手70に一体連結してある。
なお、一対の取付片141は上下に分割されて
把手70に一体連結した両端軸部146を挿入し
た後にカシメして連結してある。
このようにすれば、縦片144cの弾性力で上
横片144bが孔125に嵌合付勢されて駒片1
45の幅狭側が縦片144cと摺動子61との間
に圧着されるので、把手70は弾性力で垂直姿勢
に保持される。
また、第22図に示すように把手70を持つて
上方に回動すると駒片145が斜めとなつて縦片
144cが外方に弾性変位して、上横片144b
が孔125より離脱するので把手70を持つて摺
動子61を上下に摺動できる。
第23図、第24図は摺動子ロツクの第6実施
例を示し、摺動子61の上下左右に、ゴム、合成
ゴムあるいは幾らかの弾力性のある合成樹脂等の
幾らかの弾性とスリツプしずらい性質の材料より
成る係止体147を取着すると共に、ブロツク6
5を凹条溝35より外方に突出させ、その突出端
にカム148を有する把手70を軸149で上下
回動自在に取付け、把手70を上方に回動すると
カム148が軸149の回りに偏心運動して室内
側壁31より離れ、係止体147が室内側壁31
の内面より離して摺動子61を上下に摺動できる
と共に、把手70を下方に回動して垂直姿勢とす
るとカム148が室内側壁31に圧接してブロツ
ク65を介して摺動子61を引き寄せ、係止体1
47を室内側壁31の内面に圧着して摺動子61
を上下動しないように保持できる。
つまり、室内側壁31の内面、換言すれば凹条
溝35の開口側両内面が係止部となつて、任意の
位置で無段階で摺動子61を保持できるようにし
てある。
なお、第25図に示すように室内側壁31の内
面に前述の材質より成る層150を接着又はコー
テイングしても良く、この場合には表面に凹凸1
51を有する係止体152を形成するのが好まし
い。
また、同様に第26図に示すようにブロツク6
5に軸149が摺動する長孔153を形成すると
共に、前述の係止体147を長いものとし、カム
147を長孔153の任意の位置で停止しても摺
動子61を保持できて室内側壁31に変形を与え
る恐れをなくすると共に、把手70を長孔153
に沿つて摺動子61の摺動方向の最先端、つまり
最上方か最下方に位置させて摺動子61をスムー
ズに摺動できるようにしてある。
なお、第27図に示すようにカム148の表面
に前述の性質を有する材料の層154をコーテイ
ング、接着しても良く、このようにすれば室外側
壁31の外面をカム148で傷付けることを防止
できる。
また、第28図に示すように室外側壁31の凹
条溝35と対向する部分に凹部155を長手方向
に亘つて形成し、この凹部155に摺動自在に嵌
まり込む形状の前述の性質を有する材料の摺動板
156をブロツク65に嵌着しても良い。
このようにすれば前述と同様にして摺動子61
を保持できると共に、カム148との圧接も効果
的となつて保持力が一層向上し、しかも凹部15
5の表面の損傷をも防止できる。
第29図〜第33図は磁石を利用した摺動子ロ
ツクの実施例を示し、第29図は基板63に磁石
より成る歯部157を有する長尺体158を固着
すると共に、摺動子61に、前記歯部157に噛
合する形状の係止体159を有するブロツク65
を出入り自在に設け、このブロツク65に把手7
0を取付けて、第30図aのように把手70でブ
ロツク65とともに係止体159を引張つて歯部
157より離脱すると共に、第30図bに示すよ
うに磁力で係止体159を歯部157に吸着して
摺動子61を保持するようにしてある。
また、第31図に示すようにブロツク65にカ
ム160を有する把手70を軸161で上下回動
自在に取付けて、前述と同様に第32図に示すよ
うにカム160を利用して把手70を上方に回動
することでブロツク65とともに係止体159を
引張つて歯部157より離脱するようにしても良
い。
なお、歯部157を磁力を有しない材料として
係止体159を磁石で形成しても良いし、両方を
磁石で形成しても良く、さらには第33図に示す
ように磁石より成る基板162に樹脂製の歯部1
63を有する長尺体164を取着してもよく、こ
のようにすれば生産性が良くなる。
第34図〜第40図はテープの一側縁に突子を
等間隔で固着したものを利用した実施例を示し、
第34図、第35図に示すようにテープ165の
一側縁に係止部となる突子166を等間隔で固着
すると共に、このテープ165を凹条溝35の両
側内面にコ字状長尺材の固着材167でそれぞれ
固着し、その突子166を間隔を置いて相対向す
ると共に、凹条溝35の開口端に一対の板状の案
内レール168を間隔を置いて相対向して室内側
壁31と一体に形成し、摺動子61の両側案内溝
169を案内レール168に摺動自在に嵌め込む
と共に、摺動子61の取付片174に係止体17
0の基部170aをピン175で上下回動自在に
取付け、かつ板バネや線状バネ等の弾性体171
で係止爪170bが前記突子166に係合する位
置に回動付勢し、把手70の窓孔172を基部1
70aの括れ部173に嵌め込んで、把手70を
第35図仮想線で示すように斜め上方又は斜め下
方に回動すると窓孔172の先端長方形部172
aで係止体170が弾性体171に抗して仮想線
で示すように回動して係止爪170bが突子16
6より離脱するようにしてあり、把手70を持つ
て摺動子61を上方(この場合は斜め上方に回動
する)及び下方(この場合は斜め下方に回動す
る)にスムーズに摺動できる。
また、第36図、第37図に示すように係止体
170の基部170aを摺動子61の凹部176
に嵌合し、摺動子61に取着したキヤツプ状のカ
バー177で保護すると共に、このカガー177
と係止体170との間に板バネ178を設けて係
止体170をその係止爪170bが突子166に
係合する位置に回動付勢している。
この場合には係止体170に本体170aに形
成した括れ部173は斜面173aを有している
ので、把手70を下方に移動して長孔172の先
端長方形部172aを下方移動することで斜面1
73aを利用して係止体170を回動できるか
ら、把手70に引張用索条、例えばボールチエー
ン179を取付け、このボールチエーン179を
引くことで摺動子61を下方に移動したり、ブラ
インド50の自重で上方に移動でき、把手70を
直接手で操作する場合よりも操作性が良いものと
なる。
なお、第38図に示すように一対のテープ16
5に設けた突子166の位置及び係止体170の
一対の係止爪170bを半ピツチずらしても良い
し、突子166を備えたテープ165を1つだけ
設るようにしても良く、さらには第39図、第4
0図に示すように一枚のテープ165の巾方向中
間部に突子166やボールチエーン180を固着
し、そのテープ165を凹条溝に接着又は押え片
で止着すると共に、その突子166やボールチエ
ーン180のボール180aに係止体の係止爪を
係合するようにしても良い。
また、第41図に示すようにボール180aを
連杆180bで連結したボールチエーン180を
凹条溝内に張設し、係止体181の2又状爪18
1aを連杆180bに臨ませてボール180aに
係合するようにしても良い。なお、この場合にボ
ールチエーン180のたわみを防止するために略
半円形状のガイド182を長手方向に亘つて形成
しても良い。
第42図、第43図a,bは摺動子ロツクの第
9実施例を示し、摺動子61のガイド溝182に
スライド板183のガイド片184を摺動自在に
嵌合し、スライド板183を摺動子61の上下に
取着した上下ストツパ185,186に当るまで
上下動自在とすると共に、スライド板183の孔
187内に棒状の係止体188を遊嵌し、その先
端部を摺動子61の孔189内に密嵌し、かつバ
ネ190で係合凹部191に嵌合する方向に付勢
して係止体188の基部円錐面188aをスライ
ド板183の孔187の漏斗状面187aに密着
するようにしてあると共に、スライド板183の
両側面に形成した長溝192に把手70を上下摺
動自在に取付ける。
このようにすれば、第43図aに示すように係
止体188はバネ190で係合凹部191に嵌合
する方向に付勢されて、基部円錐面188aが漏
斗状面187aに密着し、スライド板183を摺
動子61に押しつけ保持するとともに係止体18
8の先端が係合凹部191に嵌合して摺動子61
が上下動しないように保持できる。
また、把手70を持つて下方に引張るとスライ
ド板183が第43図bに示すように下方に移動
して下ストツパ186に当接し、漏斗状面187
aと基部円錐面188aとのくさび作用で係止体
188がバネ190に抗して引張り移動するから
係合凹部191より係止体188が抜け出すの
で、摺動子61を下方に移動できる。把手70を
上方に引張ると前述と同様にして係止体188が
係合凹部191より離れるので摺動子61を把手
70によつて上方に移動できる。
なお、スライド板183の孔187に上下に傾
斜した斜面を形成し、係止体188には同様な斜
面を形成しても良いと共に、この場合には前述の
ようにボールチエーン等で把手70を引張るよう
にすることもできる。
第44図〜第47図は摺動子ロツクの第10実施
例を示し、波形状の係止凹部200を設けると共
に、摺動子61には一対の取付ブロツク201,
201とその一対の取付ブロツク201,201
間の凹部202を形成し、該凹部202の底部下
方に係止体203の基部をピン204で、その円
弧状先部205が摺動子61の孔206より係止
凹部200に突出するように揺動自在に取付ける
と共に、板バネ207で突出方向に揺動付勢して
円弧状先部205を係止凹部200に係合する。
前記板バネ207は第47図に示すように、基
板207aの一部を打抜いて舌片207bを形成
したもので、その基板207aを摺動子61の凹
部202内に設けて係止体203に圧接し、かつ
舌片207bをフリーとしてあると共に、前記一
対の取付ブロツク201間に軸208で支承した
カム209を舌片207bに当接し、その軸20
8を把手70に連結してある。
このようであるから、把手70を垂直としてカ
ム209で舌片207bを強く押すと板バネ20
7のバネ力が大となつて係止体203の円弧状先
部205が係止凹部200に強く係合するので、
摺動子61の保持力が強くなり、ブラインドの自
重で摺動子61が移動しないように保持できると
共に、把手70を回動するとカム209が舌片2
07bより離れる方向に回転して押す力が弱くな
るから板バネ227のバネ力が弱くなつて、係止
体203の円弧状先部205が係止凹部200に
係合する力が弱くなるので、摺動子61の保持力
が弱くなつて摺動子61はブラインドの自重で上
方に移動すると共に、把手70を軽い力で引き下
げることで下方に移動する。この時、係止凹部2
00は波形状となり、かつ係止体203は円弧状
先部205が係合しているから、係止体203は
係止凹部200をスムーズに乗り越えて移動す
る。
考案の効果 凹条溝より外に突出した把手を操作することで
摺動子を移動してブラインドを開閉できるから、
ブラインド開閉操作が簡単となると共に、窓の框
又は枠の摺動子が沿つて走る凹条溝を小さくでき
るため、框又は枠が特別に大きくならず、コスト
面で大きな効果があり、かつ窓の意匠を良好にで
きる優れた実用効果を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図はブライ
ンド開閉及び回転機構の概略斜視図、第2図は正
面図、第3図、第4図、第5図は第2図の−
線、−線、−線断面図、第6図は回転機
構の回転時の状態説明図、第7図、第8図、第9
図は回転紐の配設部分の正面図、平面図、断面
図、第10図、第11図は引違い窓の縦・横断面
図、第12図は障子戸の概略正面図、第13図以
降は他の実施例を示し、第13図は障子戸の一部
破断正面図、第14図はカーテンウオールにブラ
インドを取付けた状態の正面図、第15図a〜h
は係止部のそれぞれ異なる実施例の説明図、第1
6図、第17図は摺動子ロツクの第2実施例の斜
視図、断面図、第18図及び第19図は摺動子ロ
ツクの第3・第4実施例の断面図、第20図、第
21図、第22図は摺動子ロツクの第5実施例の
斜視図、断面図、作動説明図、第23図、第24
図は摺動子ロツクの第6実施例の斜視図、断面
図、第25図、第26図はその変形例を示す断面
図、第27図はカム変形例の正面図、第28図は
更に異なる変形例の斜視図、第29図と第30図
a,bは摺動子ロツクの第7実施例を示す斜視
図、動作説明図、第31図、第32図はその変形
例の斜視図、動作説明図、第33図は磁石の係止
部の取付例を示す断面図、第34図、第35図は
摺動子ロツクの第8実施例を示す斜視図、断面
図、第36図、第37図はその変形例の断面図、
動作説明図、第38図、第39図、第40図はテ
ープに取付けた係止部の例を示す正面図、第41
図は係止体の一例を示す斜視図、第42図、第4
3図a,bは摺動子ロツクの第9実施例を示す斜
視図、動作説明断面図、第44図〜第47図は摺
動子ロツクの第10実施例を示し、第44図は正面
図、第45図は縦断面図、第46図は横断面図、
第47図は板バネの斜視図である。 35は凹条溝、61は摺動子、70は把手。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 窓を構成する枠又は框に凹条溝35を長手方向
    に亘つて形成すると共に、この凹条溝35の長手
    方向に係止部を設け、該凹条溝35に沿つて摺動
    する摺動子61には、前記凹条溝35より外方に
    突出し、かつ摺動自在に枢支した把手70と、こ
    の把手70の作動によつて前記係止部に係脱する
    係止体をそれぞれ設けると共に、前記摺動子61
    にブラインド50を開閉する索条を連結したこと
    を特徴とするブラインドの開閉装置。
JP5986286U 1986-04-01 1986-04-21 Expired JPH044466Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5986286U JPH044466Y2 (ja) 1986-04-01 1986-04-21

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4878386 1986-04-01
JP5986286U JPH044466Y2 (ja) 1986-04-01 1986-04-21

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6328797U JPS6328797U (ja) 1988-02-25
JPH044466Y2 true JPH044466Y2 (ja) 1992-02-10

Family

ID=33161325

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5986286U Expired JPH044466Y2 (ja) 1986-04-01 1986-04-21

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH044466Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010222923A (ja) * 2009-03-25 2010-10-07 Almetax Mfg Co Ltd ブラインド内蔵型多重ガラスサッシのブラインド昇降装置

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH059436Y2 (ja) * 1987-06-25 1993-03-09
JPH0452398Y2 (ja) * 1987-07-01 1992-12-09
JP2000248857A (ja) * 1999-02-26 2000-09-12 Tostem Corp 遮蔽体内蔵複層ガラスおよび窓サッシ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010222923A (ja) * 2009-03-25 2010-10-07 Almetax Mfg Co Ltd ブラインド内蔵型多重ガラスサッシのブラインド昇降装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6328797U (ja) 1988-02-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2326225C2 (ru) Устройство с подвижной шторкой, наматываемой на барабан
KR910005066B1 (ko) 허니콤 블라인드 및 그 조립방법
EP2317062B1 (en) A blind system
RU2692850C1 (ru) Оконная штора
JPH044466Y2 (ja)
KR200417447Y1 (ko) 롤러식 스크린의 감속장치
DE19549035A1 (de) Haltevorrichtung für ein Rollo
JPH081654U (ja) 巻取式スクリーン装置
JPH0433357B2 (ja)
GB2376040A (en) Slidable insect screen
DE3743366A1 (de) Waermerollo mit seitlicher magnetbandfuehrung
EP3312376B1 (en) Roller blind
EP3296503B1 (en) Fabric roller blind provided with a device for adjusting the tension
RU106295U1 (ru) Рулонная система
JPH0137095Y2 (ja)
JP3884679B2 (ja) 開閉装置
JPH071516Y2 (ja) シャッター
EP3636872B1 (en) Fabric roller blind
JP3760103B2 (ja) 窓の外付け日射遮蔽装置
KR200435387Y1 (ko) 시스템 창호용 롤러블라인드
EP0989280A1 (en) Insect curtain
KR200319596Y1 (ko) 행거 식 방충망 장치
DE19830195A1 (de) Verschlußeinrichtung für Öffnungen, insbesondere Öffnungen von Garagen
JPS6346633Y2 (ja)
JPS5820799Y2 (ja) 巻取式網戸