JPH0441201Y2 - - Google Patents

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JPH0441201Y2
JPH0441201Y2 JP1986061714U JP6171486U JPH0441201Y2 JP H0441201 Y2 JPH0441201 Y2 JP H0441201Y2 JP 1986061714 U JP1986061714 U JP 1986061714U JP 6171486 U JP6171486 U JP 6171486U JP H0441201 Y2 JPH0441201 Y2 JP H0441201Y2
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roller lifter
lifter
roller
hole
positioning
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JP1986061714U
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JPS62173509U (ja
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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L2307/00Preventing the rotation of tappets

Landscapes

  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
  • Gears, Cams (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は内燃機関の動弁機構においてカムシヤ
フトに取り付けられたカムの回転運動を直線方向
の往復動に変換するリフタに関し、特にその下端
にカムに接触して転動するローラを具えたローラ
リフタに関する。
〔従来の技術〕
従来からローラリフタにはそれがシリンダブロ
ツクに形成したリフタ挿入孔内で往復動するとき
に自信の長手軸線を中心として回転しないように
回り止め手段が施される。従来の回り止め手段は
そのほとんどがシリンダブロツク側に設けた回り
止めボルトをローラリフタ側に設けた対応ボルト
孔あるいは溝内に挿入する構成となつている(例
えば、実開昭56−136106、同60−66806等)。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかるに上述の如き従来の回り止め手段ではロ
ーラリフタの組付作業性が悪いという問題があつ
た。即ち、ローラリフタをシリンダブロツクのロ
ーラリフタ孔内に挿入してからローラリフタのボ
ルト孔内に向けて回り止めボルトをねじ込む際に
その位置合わせが非常に難しい。何となればロー
ラリフタ孔内に挿入したローラリフタのボルト孔
はシリンダブロツクのボルト挿通用ねじ孔を通し
てしか目視できず、しかもローラリフタのボルト
孔がボルト挿通用ねじ孔の正面にくるように高さ
方向及び回転方向の位置を確認しながらボルト孔
に位置決めボルトを差し込むことは熟練を要する
のみならず相当の組付作業時間を要する。従つて
また、このような組付け作業の困難さから誤組付
の可能性も大きく、延いてはローラリフタの破損
等の恐れもある。
また上記とは別にボルト孔を上端が開放した溝
とすることにより組付性を向上することも考えら
れる。即ち、ボルト孔をこのような開放溝とする
ことにより位置決めボルトを予じめローラリフタ
挿入孔内に突出させておき、下方からローラリフ
タの開放溝が位置決めボルトに当接するまで回転
方向にのみ注意をしながらローラリフタを挿入す
ればよい。しかしながら開放溝の底面にはローラ
リフタの上下動のたびに位置決めボルトが当接す
るので大きな力が加わり、溝底面から亀裂が入る
等の強度上の問題がある。
本考案の目的は上述の如き従来技術に鑑み、組
付が容易でかつ十分な強度を有するローラリフタ
を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本考案によればリフ
タ挿入孔内にローラリフタの軸線方向に沿つてカ
ムから近い方に順に回り止め突子と位置決め突子
とが突出せしめられ、上記ローラリフタには上記
回り止め突子と位置決め突子とに夫々対応する長
孔と外部に開放した位置決め溝とが形成される。
そして上記長孔は少くともローラリフタの往復動
ストロークに相当する長さと回り止め突子の径に
略等しい幅を有し、かつ上記位置決め突子はロー
ラリフタの往復動時に位置決め溝に当接しない位
置に配設される。
〔作用〕
位置決め突子はローラリフタの組付時にのみ使
用される。即ちまず初めに位置決め突子のみロー
ラリフタ挿入孔に取り付けておき、ローラリフタ
をその位置決め溝が位置決め突子に当接するまで
回転方向位置を合わせて挿入孔内に押し込む。こ
のときローラリフタの長孔はシリンダブロツクに
形成した回り止め突子用の孔に向き合う位置にき
ているので、回り止め突子をこの孔内に挿入する
だけで回り止め突子はローラリフタの長孔内に正
確にもたらされる。こうしてローラリフタの組付
けが完了したら、ローラリフタは長孔の長さ範囲
内で往復動するが、そのときはローラリフタの開
放溝はもはや位置決め突子には当接しない。
〔実施例〕
以下本考案の好ましい実施例につき添付図面を
参照して説明するが、まず初めに第5,6図を参
照して従来のローラリフタ機構について簡単に説
明する。
第5図はオーバヘツドバルブ(OHV)エンジ
ンを示すもので、1,3,5,7は夫々吸気弁
(または排気弁)、ロツカアーム、シリンダヘツ
ド、シリンダブロツクを示す。動弁用カムシヤフ
ト11のカム13はローラリフタ15及びプツシ
ユロツド21を介してロツカアームに連結され
る。ローラリフタ15はその下端にカム13に接
触しながら転動するローラ17を有し、その中空
円筒本体部16はシリンダブロツク7に形成され
たリフタ挿入孔31内を上下方向(一般には長手
軸線方向)に摺動往復する。プツシユロツド21
の下端はローラリフタ15の中空ボア底面部に押
し当てられる。斯くして、カム13の回転はロー
ラ17を介してローラリフタの直線方向往復動に
変換せしめられ、プツシユロツド21、ロツカア
ーム3を介して吸気弁(または排気弁)1を開閉
作動せしめる。
シリンダブロツク7には回り止めボルト25用
のねじ孔23が形成され、ここにボルト25がね
じ込まれる。一方、ローラリフタ15の一側面に
はねじ孔23に対応して長孔29が形成される。
長孔29はローラリフタ16の往復ストローク
(即ち、カム13のカムリフト量)に相当する長
さを有し、かつボルト25の先端外径に略等しい
幅長を有する。ボルト25の先端を長孔29内に
挿入することによりローラリフタ15は回転方向
の回り止めが達成される。
上述の如き従来技術においては前述の如くロー
ラリフタの組付け作業が面倒であつた。即ち、ロ
ーラリフタ15をリフタ挿入孔31内に挿入する
際にその長孔29がシリンダブロツク7のねじ孔
23の正面にくるように回転方向及び高さ方向に
注意しながら下から押し込むのであるが、長孔2
9はねじ孔23を通してしか外部から確認できな
いためにローラリフタの押し込み量が容易に確認
できない。ローラリフタ15をリフタ挿入孔31
内の所定位置まで挿入したら、ねじ孔23内にボ
ルト25をねじ込みその先端をローラリフタ15
の長孔29内に差し込むことにより組付けが完了
する。
これとは別に第6図に示す如くローラリフタ1
5の長孔29を上端が開放した長溝29′とする
ことも考えられるが、この場合には前述の如くボ
ルト25がローラリフタ15の往復動のたびに溝
孔29′の底面に当接し、その底面部分に亀裂が
発生するという問題がある。この亀裂は溝孔2
9′の上端がつながつていない、つまり開放して
いることからくる強度不足のためである。
上記の如き問題点を解決するために、本考案で
は回り止め機能と組付け時の位置決め機能とを分
離した。第1〜3図に示す考案の第1の実施例に
よればシリンダブロツクには回り止めボルト25
用のねじ孔(第1ねじ孔)23に加え、その上方
に位置決めボルト40用のねじ孔41がローラリ
フタ15の長手軸線と平行になるようにねじ孔2
3と一直線状に整列配設される。一方、ローラリ
フタ15の本体16にはこの第2のねじ孔41に
対応する位置決め溝35が形成される。位置決め
溝35は長孔29と一直線にあり、かつローラリ
フタの上端部に上端が開放した溝として形成され
る。第2ねじ孔41はローラリフタ15の組付け
完了後にはローラリフタ15が最上方位置まで移
動した時にも溝35の底面に当接しないような高
さ位置に形成される。また、第2ねじ孔41の高
さ位置は後述の如くローラリフタ15の組み付け
時に溝35が第2ねじ孔41内にねじ込んだ位置
決めボルト40に当接せしめられるときに長孔2
9が第1ねじ孔23の正面に位置するような位置
となつている。
ローラリフタ15の組付けに際しては、予じめ
位置決めボルト40のみを第2ねじ孔41内にね
じ込み、先端をリフタ挿入孔31内に突出させて
おく。ローラリフタ15を長孔29と第1ねじ孔
23とが一致するようにその回転方向位置を合わ
せてリフタ挿入孔31内に下方から挿入する。こ
の挿入は、ローラリフタ15の上端開放溝35が
位置決めボルト40に当接するまで行えばよいの
でローラリフタ15の挿入量には何ら留意する必
要はない。ローラリフタ15が位置決めボルト4
0に当接した時には前述の如く自動的に第1ねじ
孔23の正面にローラリフタ15の長孔29が位
置するので回り止めボルト25を第1ねじ孔23
内にねじ込めば回り止めボルト25の先端は必ず
長孔29内に突出する。回り止めボルト25が取
り付けられたらローラリフタ16から手を離せば
ローラリフタは例えば長孔29の上端が回り止め
ボルト25に当接するまで下がり、この時位置決
めボルト40はローラリフタ15の溝35から完
全に離れる。また、ローラリフタ15がその作動
時に上下動しても溝35は前述の如く位置決めボ
ルト40には当接しない。
以上の如く本考案によればローラリフタ15は
シリンダブロツク7のリフタ挿入孔31内へ挿入
するだけで高さ方向及び回転方向の位置が決まり
その後回り止めボルト25は容易に又正確に組付
けることができるため、組付性は向上し組付時の
損傷も起こらない。また位置決めボルト40は組
付時のみローラリフタ15に接触し運転中はカム
最大リフト時も接触しない構造になつているので
ローラリフタ15の上部18は薄肉軽量構造とす
ることもできる。
第4図は本考案をオーバヘツドカムシヤフト
(OHC)エンジンに適用した例を示すもので位置
決めボルト40と回り止めボルト25との高さ位
置関係(従つて、第1ねじ孔23と第2ねじ孔4
1との高さ位置関係)が第1図の場合と上下逆に
なつているだけで作用効果は第1図の場合と全く
同様である。
尚、ボルト25,40は単なるピンでもよい。
〔考案の効果〕
以上に記載した如く、本考案によれば、ローラ
リフタの組付性が格段に向上するのみならず、回
り止め用の長孔部と位置決め溝との間につながつ
ている部分50(第2図)があるので長孔部分の
強度も十分に確保される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るローラリフタの要部の縦
断面図、第2図は第1図のローラリフタの側面
図、第3図は第1図のローラリフタのみをとりだ
して示す図、第4図は本考案の第2の実施例を示
す第1図と同様の図、第5図は従来のローラリフ
タを示す縦断面図、第6図は従来のローラリフタ
の別の例を示す側面図。 7……シリンダブロツク、11……カム、15
……ローラリフタ、17……ローラ、25……回
り止めボルト、29……長孔、31……リフタ挿
入孔、35……溝、40……位置決めボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下端にカムと接するローラを有し、該カムの回
    転に応じてシリンダブロツクに形成したリフタ挿
    入孔内を直線方向に往復動するローラリフタであ
    つて、上記リフタ挿入孔内にローラリフタの軸線
    方向に沿つてカムから近い方に順に回り止め突子
    と位置決め突子とを突出せしめると共に、上記ロ
    ーラリフタに上記回り止め突子と位置決め突子と
    に夫々対応する長孔と外部に開放した位置決め溝
    とを形成し、上記長孔は少くともローラリフタの
    往復動ストロークに相当する長さと回り止め突子
    の径に略等しい幅を有し、上記位置決め突子はロ
    ーラリフタの往復動時に位置決め溝に当接しない
    位置に配設されることを特徴とする内燃機関のロ
    ーラリフタ。
JP1986061714U 1986-04-25 1986-04-25 Expired JPH0441201Y2 (ja)

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