JPH0440902Y2 - - Google Patents

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JPH0440902Y2
JPH0440902Y2 JP1986116131U JP11613186U JPH0440902Y2 JP H0440902 Y2 JPH0440902 Y2 JP H0440902Y2 JP 1986116131 U JP1986116131 U JP 1986116131U JP 11613186 U JP11613186 U JP 11613186U JP H0440902 Y2 JPH0440902 Y2 JP H0440902Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、例えば釣竿、ゴルフシヤフト等の積
層管に関する。
[従来の技術] 上記積層管を用いて例えば釣竿を構成する場
合、複数本の異径積層管を軸方向に順次継ぎ合わ
せるが、この際、積層管相互の継ぎ部の方向及び
位置決めや、ガイドの取り付け方向位置決めに苦
慮することが多い。
これらの対策として、釣竿の各節の一端から他
端までの全域にわたつて線をひき、前端と後端の
両端にマークを付け、又は基端のみにマークを付
け、該マークを、ガイドの取り付け位置合わせ
や、各節相互の継ぎ方向の位置合わせ等の目印と
することが実施されている。
従来、上述位置決め用の目印を付設する手段と
しては、第9図に示した如く、積層管a,a……
の端部外周面に糸bを巻き付けて目印cを固定す
る方法と、第10図のように、積層管a,a′……
の外周面全長に線dをスクリーン印刷する方法
と、第11図のように積層管a,a′……の外周面
全長に塗料を噴き付けて線dを入れるスプレー方
式が知られている。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、糸bを巻いて目印cを固定する
方法では、積層管a,a′……を硬化させ、塗装し
た後、糸巻きによつて目印cを固定し、糸bの上
に塗料を塗布し固定するので、工程数が増加し、
コストアツプするばかりか、並継ぎ釣竿にあつて
は、各節の継ぎ合わせ及び分離時に、各節相互の
内、外面の摩擦により、積層管a,a′の表面から
突出する糸bが摩耗し、耐久性に劣ると共に、外
観上の意匠感も悪く、又振出竿には使用できない
といつた問題点がある。又、スクリーン印刷によ
る方法では、積層管a,a′……の全長にわたつて
線dを長い距離スクリーン印刷することは至難で
あるから、実際にはやむをえず積層管a,a′の先
端部と基端部の二箇所にだけに目印cを印刷する
か、又は図示の如く、各積層管a,a′……の基端
部のみに目印cを印刷しているが、このように基
端部のみに目印cを印刷した場合は、その目印c
を狙つてガイドeを装着することになるので、該
ガイドeの位置決め精度が悪かつたり、印刷の耐
摩耗性が悪く、印刷面がかすれ、耐久性に劣る問
題点と、各節毎に一工程、全く流れの異なる工程
が増加し、かつスクリーン印刷機の設備費が高い
為、コストアツプするといつた問題点がある。
又、スプレー方式では、極小ノズルから塗料を噴
射して各積層管の全長に線dを入れることが可能
であり、又色を数色選択できると共に、部分的に
も塗装できるといつた有利な点がある。しかしな
がら設備費が高く、償却費が大きくなり、又スク
リーン印刷と同様、新たな工程が増加する為、コ
ストがアツプする問題がある。
本考案は上記問題点を解消しようとしたもの
で、積層管本体の表面の所塗位置に、その補強繊
維と同一もしくはほぼ同一物性を有して、かつ色
調の異なる部材を配置一体化して構成することに
よつて、積層管相互の継ぎ部の位置決め及びガイ
ドの取り付け方向位置決めを容易にして高精度に
行なうことができ、かつ外観上の意匠感に特徴を
持たせることができると共に、耐久性に優れて、
しかも安価に製作できるようにしたのが、その目
的である。
[問題点を解決する為の手段] 即ち本考案は、高強度、高弾性繊維により補強
して成形される積層管本体の外周面に、その補強
繊維と同一もしくはほぼ同一物性を有して、かつ
色調異なる糸条体あるいはシート状体もしくはク
ロス状体を軸方向の全長に直線状に、もしくは端
部の所定範囲に配置して一体化して構成し、上記
問題点を解消したのである。
以下本考案の実施例を図面に基づいて詳述す
る。
[第1実施例] カーボン3K(東洋レーヨンT300)と、ニツケ
ルメツキカーボン3K(東洋レーヨンT300.3Kへ
0.2μmメツキ)を625本/m投入し、これにエポ
キシ樹脂を重量比40%で含侵させ、半乾燥して、
プリプレグを作成した。
ここで、カーボン4本に対し、ニツケルメツキ
カーボン1本を投入した。
上記プリプレグの仕様は下記の通りである。
3Kカーボン繊維500本 99g/m2 3Kニツケルメツキ糸 125本 39.6g/m2 エポキシ樹脂 92.4g/m2 合計(重量)231g/m2(厚さ) 0.147mm ニツケルメツキ系の幅は約1.6mmで、メツキ系
相互の間隔は約8mmとなつた。
φ9のストレート芯金に対して、上記プリプレ
グが4回転分巻装される長さに該プリプレグを裁
断して上記芯金に捲回し、常法により硬化させた
後、芯金と分離し、第1図イ,ロに示す積層管1
を成形した。
このようにして成形された積層管1の外周面に
は、この外周を周方向に4等分した形でニツケル
色のストライプ2,2′,2″,2が4本形成さ
れた。
[第2実施例] 東洋レーヨンT3001K及び東洋レーヨン
T3001Kニツケルメツキ系(ニツケル0.2μm膜厚
でメツキ)を使用し、平織クロスを織成した。
ニツケルメツキ系 縦 4本/cm 42.3g T300−1K 横 4本/cm 26.4g 68.7g/m2 これにエボキシ樹脂を重量比40%で含侵させ、
半乾燥してクロスプリプレグを作成した。
このクロスプリプレグの仕様は下記の通りであ
る。
クロス 68.7g/m2 エポキシ樹脂 45.8g/m2 合計(重量)114.5g/m2(厚さ) 0.069mm 東洋レーヨンT300を使用したCF目付125g/
m樹脂量83g/m2.0.03スクリムガラス付きプリ
プレグ(以下これを1203と記す)をφ20ストレー
トの芯金に4層捲回した。
上記芯金に上記クロスプリプレグ(以下これを
CL−1と記す)を幅6mmに裁断し、1203の巻き
終り部が第2図イ,ロに示した如く幅6mmの中央
に来る様に貼りつけた後、常法により硬化させ
た。
この場合1203.4層分のクロスの裁断幅lは、
CL−1が先端で6mmの場合は基端の幅lを3〜
4mmマイナスしてもよい。
通常は、1203の先端と基端の重ね合わせ幅wを
0〜3mm程度とするが、上述したように基端の幅
lを3〜4mmマイナスする場合は、第3図ロに示
した如く、隙間3〜4mmの中央がCL−1の中央
にくるようにする。
又、第4図に示した如く、先径φ14.元径φ20.長
さ1000mmのテーパ付き芯金に1203を4層捲回し
た。
CL−1を5mm×7mm×1000mmの二等辺台形に
裁断し、1203最外層の巻終り部がCL−1の中央
へくるように貼り付けた後、常法により硬化され
た。
ここで、1203は、4層分の裁断幅よりも、先端
で2〜3mm基端で4〜5mm狭くしてもよい。
又、第5図イ,ロ,ハ,ニに示したように、先
径φ14.元径φ20.長さ1000mmのテーパ付き芯金に
1203を3.5層捲回した。
CL−1を28mm×40mm×1000mmの二等辺台形に
裁断し、1203の巻終り部へ突き合わせるか、もし
くは1mm重ね合わせて貼り付け、常法により硬化
させた。
この場合、CL−1の幅の中央部は軸芯に対し
て直線状であるが、CL−1の幅方向端部に近ず
くに従つて、軸芯に対し、角度がつく。
又、第6図イ,ロ,ハに示したように、先径
φ14.元径φ20.長さ1000mmの芯金へ1203を3層捲回
した。
CL−1を48mm×66mm×1000mmに裁断し、1203
の巻終り部へ突き合わせて貼り合わせ常法により
硬化させた。
[第3実施例] 先径φ14.元径φ20.長さ1000mmのテーパ付き芯金
へ1203を3層捲回した。
円筒織機へT300−3K及びT300−3Kニツケル
メツキ糸3を8本・前もつて樹脂を含浸させて半
乾燥させボビンに巻いて第7図のように配置して
縦糸とし、横糸はT300−1Kを4本/cmのピツチ
で織り込んだ。
これを常法により硬化させた。
第8図イ,ロに示したように、放射状に4箇
所、2本ずつのニツケル色のストライプ2,2′,
2″,2が入つた積層管1が得られた。
又、上記糸条体としては、カーボン繊維にニツ
ケルメツキ.銅メツキ.黄胴メツキ等の金属メツ
キ処理を施したもの、又はガラス繊維に金属メツ
キ処理を施したもの、更にアモルフアスのモノフ
イラメント、箔、ステンレスモノフイラメント等
の金属のモノフイラメント、箔、ボロン、セラミ
ツク糸等が用いられる。
又、上記糸状体が積層管本体1aの材料と一体
にシート状に構成させるか、又は、糸状体が織物
に構成され、1〜数層、積層管本体1の外周に配
置させるか、又は、糸条体がシート状もしくはク
ロス状に構成され、長方形もしくは二等辺台形に
裁断されたものを、積層管本体1aの捲回最終端
部上に、該最終端部を隠すように適宜幅で配置さ
せるか、又は糸状体をシート又はクロスに構成
し、これを二等辺台形に裁断したものを積層管本
体1aの外装へ半周もしくは1周だけ捲回する
か、又は、シート状もしくはクロス状に構成した
ものを積層管本体1aの外周に放射状に配置する
が良い。
[考案の効果] 以上説明したように本考案に係る釣竿等の積層
管は構成されたものであるから、積層管本体1a
の補強繊維と同一、もしくはほぼ同一の物性を有
する高強度繊維を使用するので、積層管本体1a
の強度.剛性を維持.向上させることができると
共に、積層管本体1aに配設される同本体1aと
色調の異なる高強度繊維がも目印となり、積層管
相互の継ぎ部の位置合わせ及びラインガイドの向
きの位置合わせに有効であることはもとより、外
観上の意匠感に特徴を持たせることができ、又熱
硬化性樹脂で積層管本体1aと一体に硬化される
ので耐久性を向上でき、かつ積層管本体1aを製
造する一連の工程内で特別な工程を増やすことな
く製造できるので安価である等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図イ,ロは本考案に係る釣竿等の積層管の
第1実施例を示す側面図と端面図、第2図イ,ロ
は第2実施例を示す側面図と端面図、第3図イ,
ロ第2実施例の各説明図、第4図ないし第6図は
第2実施例の変形例を夫々示すもので、第4図
は、その側面図、第5図イは横断面図、ロは平面
図、ハは側面図、ニは端面図、第6イは平面図、
ロは側面図、ハは端面図、第7図は第3実施例の
縦糸と横糸の配列図、第8図イ,ロは第3実施例
を示す側面図と端面図、第9図、第10図、第1
1図は従来の積層管を夫々示す各側面図である。 1……積層管、1a……積層管本体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 高強度、高弾性繊維により補強して成形される
    積層管本体の外周面に、その補強繊維と同一もし
    くはほぼ同一物性を有して、かつ色調の異なる糸
    条体あるいはシート状体もしくはクロス状体を軸
    方向の全長に直線状に、もしくは端部の所定範囲
    に配置して一体化してなることを特徴とする釣竿
    等の積層管。
JP1986116131U 1986-07-28 1986-07-28 Expired JPH0440902Y2 (ja)

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