JP2006314247A - 振出竿 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 竿先側竿体1を竿尻側竿体2から引き出して伸長させた状態で、竿尻端部の外周面と竿先端部の内周面2Aとを互いに圧接させることによってその伸長させた状態を保持する。竿先側竿体1の竿尻端部の外周面における圧接予定位置より竿先側に、竿先側竿体1の竿尻側竿体2に対する伸長状態が適正な状態に伸長されたことを表示する指標Xを設けてある。
【選択図】 図1
Description
竿先側竿体の竿尻端部の外周面が竿尻端側程大径化するので、竿先側竿体の引き出し量が少ないと、竿先側竿体の竿尻端部の外周面が竿尻側竿体の竿先端部の内周面に圧接する圧力が弱く、釣り操作中に竿先側竿体が竿尻側竿体内に落ち込む、いわゆる“中子落ち現象”が起きることがある。反対に、竿先側竿体の引き出し量が多すぎると、竿先側竿体の竿尻端部の外周面が竿尻側竿体の竿先端部の内周面に圧接する圧力が強すぎて、仕舞い処理する場合に竿先側竿体を竿尻側竿体内に収納しようとしても、釣り人の力で戻すことができず、仕舞いに苦慮することとなる、いわゆる“固着現象”が起こることになる(特許文献1参照)。
請求項1に係る発明の特徴構成は、竿先側竿体を竿尻側竿体から引き出して伸長させた状態で、前記竿先側竿体の竿尻端部の外周面と前記竿尻側竿体の竿先端部の内周面とを互いに圧接させることによってその伸長させた状態を保持するとともに、前記竿先側竿体の竿尻端部の外周面における圧接予定位置より竿先側に、前記竿先側竿体の前記竿尻側竿体に対する伸長状態が適正な状態に伸長されたことを表示する指標を設けてある点にあり、その作用効果は次の通りである。
つまり、指標を設けてあるので、その指標を視認することによって、適正引出し位置を目視確認することが容易に行うことができるようになり、竿先側竿体を竿尻側竿体より適切な長さに引き出すことができる。
したがって、指標を設けるだけで、竿先側竿体の引き出し量調節を適確に行うことができ、固着現象や中子落ち現象を未然に防止できることができた。
つまり、指標として適正位置を表示する適正指標だけでなく、伸長不足指標、及び、過伸長指標とを設けてあるので、引き出し操作する釣り人にとって、竿先側竿体を引き出していく過程で、いきなり適正指標が竿尻側竿体の竿先端から目に入ってくることがなく、まず、初めに、伸長不測指標が目視されることとなる。したがって、その時点で適正伸長位置が予測できるので、適正指標が見えた段階で慌てずに伸長操作を停止でき、適正位置で竿先側竿体を保持できる。
また、過伸長指標も設けられているので、適正指標を挟んで過伸長指標に至らない範囲に伸長動作を停止させれば、固着現象に陥ることはなく、引出し操作をより一層容易迅速に行える。
外周面に釣り糸導入ガイドを立設してある竿体を備えた振出竿においては、釣り糸導入ガイドをリールから繰り出されてくる釣り糸経路に配置する必要があり、そのためには、竿先側竿体に取り付けた釣り糸導入ガイドと竿尻側竿体に取り付けた釣り糸導入ガイドの円周方向での位相合わせを行う必要がある。
一方、前記指標は竿先側竿体の竿尻端部に設けてあるので、竿先側竿体を竿尻側竿体より引き出しその引出した状態では、その指標は竿尻側竿体の竿先端部に設けた釣り糸導入ガイドと近接する状態にあるところから、釣り糸ガイドとの位置合わせに利用できることが考えられる。
そこで、前記指標を媒介にして、竿先側竿体の釣り糸導入ガイドと竿尻側竿体の釣り糸導入ガイドとの円周方向での位相合わせ行うことができるように、前記指標に変更を施して位相合わせ機能を付与することによって、一つの指標で竿先側竿体の引出し量設定と位相合わせとを容易に行うことができるようになった。
振出竿Aにおける小径側の竿体を竿先側竿体1とし、大径側の竿体を竿尻側竿体2として説明する。
尚、図示はしていないが、竿体は次のように製作される。つまり、炭素繊維等の強化繊維を一方向に引き揃え、その引き揃え強化繊維群にエポキシ等の熱硬化性樹脂を含浸させて、プリプレグを形成する。このプリプレグを所定の形状に裁断したものをマンドレルに巻回し、複数層に巻回したプリプレグをマンドレルに巻回した状態で焼成し焼成後マンドレルを脱芯し、プリプレグを巻回した筒状体を所定長に裁断して、仕上加工を施し竿体とする。
プリプレグを構成する強化繊維としては、炭素繊維以外にガラス繊維、アラミド繊維、アルミナ繊維等が使用でき、樹脂としては、フェノール樹脂、ポリエステル樹脂等の熱硬化性樹脂やPET、PBT等の熱可塑性樹脂が使用できる。
ここでは、竿尻側竿体2として、竿体の竿尻端に尻栓4と座ゴム5とを設けた元竿で説明してある。
つまり、竿先側竿体1の竿尻端部における圧接予定位置としての膨出部1Aより竿先側に、竿先側竿体1の竿尻側竿体2に対する伸長状態が適正な状態に伸長されたことを表示する適正指標Xaを設けてある。適正指標Xaは、軸線方向に沿った幅W1を一定にした状態で、竿先側竿体1の外周面の全周に亘って帯状に印してある。
指標Xとして具体的な形態としては、図1に示すように、適正指標Xaを一色に塗り潰したもので表し、伸長不足指標Xbと過伸長指標Xcとを格子模様で表示してある。
指標Xとしては、図2に示すように、軸線方向に沿った指標幅W2が膨出部1Aに向けて徐々に短くなるものに構成してもよい。この場合には、一番細い幅W2の指標Xdが適正指標として表されており、前記した過伸長指標Xcに相当するものは設けられていない。このような指標Xを設けると、竿先側竿体1の引き出し量が多くなる毎に指標幅W2の小さなものが表出することになるので、適正の引き出し量を目視することができる。
指標Xとしては、図3に示すように、円周方向に沿った指標幅が膨出部1Aに向けて徐々に狭くなる三角形のものに構成してもよい。この場合には、三角形の膨出部に近接する頂点位置aが適正位置となり、前記した過伸長指標Xcに相当するものは設けられていない。このような指標Xを設けると、竿先側竿体1の引き出し量が多くなる毎に三角形幅の小さな部分が表出することになるので、適正な引き出し量を目視することができる。
ただし、三角形状の指標Xのうち特定の指標Xfを円周方向一箇所だけに設ける。この特定の指標Xfとしては他の指標と区別するために色違いや模様違いに構成する。図3に示すように、竿体1,2の外周面に外付けの釣り糸ガイド6を設けている場合に、竿先側竿体1に設けた釣り糸ガイド(図示せず)と竿尻側竿体2に設けた釣り糸ガイド6との円周方向での位相合わせを行うのに、前記した円周方向の一箇所だけに設けた三角形状の指標Xfを利用することができる。この場合には、竿尻側竿体2の竿先端部にも竿先側に向けて幅が狭くなる三角形状の指標Yを設けて、位相合わせを行うようにすればよい。
指標Xとしては、図4に示すように、水玉模様を利用したものでもよい。つまり、一定の径を有する水玉Xeを円周方向に等間隔で巡らせて配置するとともに、軸線方向に所定の間隔をもって水玉Xeの径が小さくなったものを円周方向に等間隔で巡らせる。このように、膨出部1Aに近くなるほど水玉Xeの径が小さくなるものを全周に亘って施すことにする。これによって、膨出部1Bに向けて徐々に水玉Xeの径が小さくなり、最も小径の水玉Xeを全周に印した位置が適正位置となる。また、図4に示すように、膨出部1Aに近接する程、水玉指標Xの軸線方向間隔も小さくしてある。但し、特に必要でなければ、水玉指標Xの軸線方向間隔を一定のものにしてもよい。
指標Xとしては、○、△、×の記号を使い分けて指標としてもよい。つまり、図5に示すように、膨出部1Aに遠い側から、例えば、○を全周に亘って複数個印し、隣接して△を全周に亘って複数個印し、膨出部1Aに最も近い位置に×を全周に亘って印す構成を採る。これによって、○が見えるようになると、膨出部1Aが嵌合位置に近くなることが分かると同時に、内周面2Aに嵌合するが引き出し量が少ないことを認識することができる。△を表示した部分が現れると、丁度よい引出し量に設定されたことを認識でき、×が見えてくると引き出し過ぎを意味することとなる。
指標Xとしては、図6に示すように、軸線方向に沿った指標幅が膨出部1Aに向けて徐々に幅が狭くなる帯状のものに構成してもよい。この場合には、第2別実施形態と同様に一番幅の狭い指標Xが適正位置を示すこととなる。
一方、図6に示すように、竿体1,2の外周面に外付けの釣り糸ガイド6を設けている場合に、竿先側竿体1に設けた釣り糸ガイド(図示せず)と竿尻側竿体2に設けた釣り糸ガイド6との円周方向での位相合わせを行うのに、円周方向の一箇所だけに設けた色塗りをしない部分Xhを連ねた矢印状のものを利用することができる。この場合には、竿尻側竿体2の竿先端部にも竿先側に向けて幅が狭くなる三角形状の指標Yを設けて、位相合わせを行うようにすればよい。
(1) 上記した構成としては、釣り糸を竿体内に挿通する中通し竿に適用してもよい。
(2) 竿先側竿体を竿尻側竿体から引き出した状態で圧接することはできるが、竿先側竿体を竿尻側竿体に収納した状態においては、その状態を保持できる構成を有していない振出竿に適用してもよい。
2 竿尻側竿体
2A 内周面
6 釣り糸導入ガイド
X 指標
Claims (3)
- 竿先側竿体を竿尻側竿体から引き出して伸長させた状態で、前記竿先側竿体の竿尻端部の外周面と前記竿尻側竿体の竿先端部の内周面とを互いに圧接させることによってその伸長させた状態を保持するとともに、前記竿先側竿体の竿尻端部の外周面における圧接予定位置より竿先側に、前記竿先側竿体の前記竿尻側竿体に対する伸長状態が適正な状態に伸長されたことを表示する指標を設けてある振出竿。
- 前記竿先側竿体の前記竿尻側竿体に対する伸長状態が適正な状態に伸長されたことを表示する指標を前記適正指標と称するとともに、この適正指標より竿先側に伸長状態が不足する状態を示す伸長不足指標、及び、竿尻側に伸長状態が行き過ぎであることを示す過伸長指標とを形成してある請求項1記載の振出竿。
- 前記指標が、外周面に釣り糸導入ガイドを立設した竿先側竿体の竿尻端部と、外周面に釣り糸導入ガイドを立設した竿尻側竿体との円周方向での位置合わせを行う為の目印に兼用されている請求項1又は2記載の振出竿。
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2005
- 2005-05-12 JP JP2005139854A patent/JP2006314247A/ja active Pending
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