JPH0440095A - ホログラフィー表示装置およびその駆動方式 - Google Patents

ホログラフィー表示装置およびその駆動方式

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JPH0440095A
JPH0440095A JP14702090A JP14702090A JPH0440095A JP H0440095 A JPH0440095 A JP H0440095A JP 14702090 A JP14702090 A JP 14702090A JP 14702090 A JP14702090 A JP 14702090A JP H0440095 A JPH0440095 A JP H0440095A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野 ] 本発明は、三次元動画を擬像的に表示する三次元表示装
置とその駆動方式に関する。
[発明の概要 コ 本発明は、コヒーレント光源と干渉光学系とからなる光
学的ホログラフィ−形成手段と、上記ホログラフィ−形
成手段によって形成されたホログラフィ−を記録する光
書き込み型空間光変調器と、光源と読み出し光束発生光
学系と再生光の拡大結像光学系とからなる画像情報再生
手段によって上記空間光変調器に形成されたホログラム
を再生するホログラフィ−表示装置において、電気的あ
るいは光学的な画像情報入力手段と周期的に光路長を変
化させる光路長変換手段が上記干渉光学系内に配置され
ており、三次元画像情報記憶手段より、当該三次元画像
を所望の次元方向に量子化することにより得られた二次
元画像情報を、上記画像情報入力手段へ上記光路長変換
手段の光路長変化周期に同期させて、入力する手段を構
成することにより、三次元画像を特定の方向に量子化す
ることによって形成した二次元画像情報に位相差をつけ
たものを、逐次ホログラフィ−として記録再生すること
ができ、実時間動作可能な三次元画像を擬像的に作り出
すことを可能とするホログラフィ−表示装置を提供する
ものである。
し従来の技術] 従来より、実時間動作可能な三次元画像を擬像的に実現
しようとする試みは数多く行われてきた。
最も盛んに行われているのは、視差を利用した擬像的三
次元画像の研究である。これは、例えば、右目と左目に
それぞれ赤色フィルターと青色フィルター、あるいは偏
光面の異なった(直交した)光だけを透過する偏光フィ
ルターを装着し、視差ずれのある青色と赤色の画像を、
あるいは偏光面の異なった(直行した)光を投影して形
成した画像を見ることによって疑似的に三次元画像を形
成するものである。
また、形が少しづつ異なる三次元画像を、ガラス板上あ
るいはプラスチックフィルム上に銀塩を塗布したホログ
ラム乾板に、それぞれ異なった方向の参照光によりホロ
グラムとして形成し、再生光の方向を上記参照光の方向
と一致するように順次変化させて疑似的に三次元動画を
形成する方法もある。
[発明が解決しようとする問題点コ しかしながら、従来の視差を利用して疑似的に三次元画
像を形成する方法では、再生原画に位相情報が含まれて
いないために、再生画像の立体表現を厳密に行うことは
できず、忠実に立体感のある三次元画像を再生するのは
困難であるという問題点を有していた。
また、上述のホログラム乾板に形成したホログラムを利
用する方法では、記録したホログラムの現像・定着過程
を要するために、再生原画を作製するのに時間を要し、
さらに長時間の三次元動画を実現するには多量のホログ
ラム乾板を必要とするという問題点を有していた。また
、この方法は、電子系との接続にも適していない。
[問題点を解決するための手段] 本発明のホログラフィ−表示装置は、コヒーし・ント光
源と干渉光学系とからなる光学的ホログラフィ−形成手
段と、上記ホログラフィ−形成手段によって形成された
ホログラフィ−を記録する光書き込み型空間光変調器と
、光源と読み出し光束発生光学系と再生光の拡大結像光
学系とからなる画像情報再生手段によって上記空間光変
調器に形成されたホログラムを再生するホログラフィ−
表示装置において、電気的あるいは光学的な画像情報入
力手段と周期的に光路長を変化させる光路長変換手段が
上記干渉光学系内に配置されており、三次元画像情報記
憶手段より、当該三次元画像を所望の次元方向に量子化
することにより得られた二次元画像情報を、上記画像情
報人力手段へ上記光路長変換手段の光路長変化周期に同
期させて、入力する手段を付与することにより上記問題
点を解決し、疑(収約に三次元動画を実現することを可
能ならしめるものである。
特に、画像に位相情報を付与するために、周期的に光路
長を変化させる光路長変換装置として、画像情報入力手
段に表示される二次元画像情報の大きさと同一スケール
で前記三次元画像の量子化方向の大きさの半分の長さだ
け偏心した回転軸を持つ回転多面体鏡あるいは回転円柱
鏡とモータ等によるその回転手段とから構成したものを
用い、また電子系との接続を容易にするため、画像情報
入力手段として、マトリックス状に単結晶薄膜トランジ
スタを配して強誘電性液晶を駆動させる透過型液晶ディ
スプレイ、あるいはCRTと結像光学系あるいはレーザ
走査装置と、光書き込み型空間光変調器とから構成した
ものを用い、また実時間ホログラム記録可能な光書き込
み型空間光変調器として、光導電層、光反射層、液晶配
向層、光反射率と印加電圧との間に双安定メモリ性を有
する強誘電性液晶層、電圧印加手段、透明基板からなる
光書き込み型液晶ライトバルブを用いることにより上記
問題点を解決した。
また、三次元物体画像を三次元ガウス座標系で表現した
場合、xy座標で表現される二次元平面で2軸方向に三
次元画像情報を所定の大きさに量子化してメモリ空間に
蓄積し、xy座標で表現される一次元平面の画像情報を
、周期的に光路長を変化させる光路長変換装置装夏の周
期の2軸方向の量子化数分の1に同期させて順次画像情
報入力手段に人力させる駆動方式を用いることにより、
従来のコンピュータ支援設計システム(Compute
r Aded Design System  : C
A D)の電子システムとの接続が容易なホログラフィ
−表示装置を可能ならしめた。
[作用コ 本発明のホログラフィ−表示装置は、上述のように、液
晶テレビなどの画像情報入力手段によって入力された画
像情報をレーザなどのコヒーレント光源によって読み出
してコヒーレント画像に変換した後、そのコヒーレント
画像を光路長変換手段を経由させることにより、位相波
面が変調されたコヒーレント信号画像とし、当該コヒー
レント信号画像と干渉光学系によって生成されたコヒー
レント参照光を光書き込み型空間光変調器の光書き込み
面上で互いに干渉させるか、もしくはコヒーレント参照
画像を光路長変換手段を経由させることにより位相波面
が変調されたコヒーレント参照光とし、当該コヒーレン
ト参照画像と前記画像情報入力手段により入力されたコ
ヒーレント信号画像とを光書き込み型空間光変調器の光
書き込み面上で互いに干渉させることにより、当該光書
き込み型空間光変調器に上記コヒーレント信号画像のホ
ログラムを形成する。このとき、三次元画像情報記憶手
段より、当該三次元画像を所望の次元方向に量子化する
ことにより得られた二次元画像情報を、上記画像情報入
力手段へ上記光路長変換手段の光路長変化周期に同期さ
せて、入力することによって、前記光書き込み型空間光
変調器には前記三次元画像の断面画像に対応する二次元
画像のホログラムがその量子化方向の位置情報をも含め
て形成される。したがって、当該三次元画像の断面画像
に対応する二次元画像のホログラムを光書き込み型空間
光変調器に逐次記録し、再生することによって、その記
録再生サイクル時間が肉眼の残像を引き起こすのに充分
に短ければ、疑似的な三次元画像を合成することができ
る。
[実施例コ 以下に、本発明によるホログラフィ−表示装置およびそ
の駆動方式の実施例を図面に基づいて説明する。第1図
は、本発明のホログラフィ−表示装置の構成を示すブロ
ック図であり、第1図(a)は画像情報入力手段と光路
長変換手段が干渉光学系内で並列に配置されている場合
であり、第1図(b)は画像情報入力手段と光路長変換
手段が干渉光学系内で直列に配置されている場合である
。第1図において、■は光学的ホログラム形成手段、2
は画像情報再生手段、3はコヒーレント光源、4は干渉
光学系、5は光書き込み型空間光変調器、6は画像情報
入力手段、7は光路長変換手段、8は光源、9は読み出
し光束発生光学系、10は三次元画像記憶手段であり、
干渉光学系4は画像情報入力手段6と光路長変換手段7
とで構成され、光学的ホログラフィ−形成手段はコヒー
レント光源3と干渉光学系4で構成され、画像情報再生
手段2は光源8と読み出し光束発生光学系9で構成され
る。もちろん、光源8はコヒーレント光源8と同一光源
であってもかまわない。第1図(a)において、コヒー
レント光源3から出射されたコヒーレント光は干渉光学
系4で2光束に分岐される。干渉光学系で分岐された光
束の一方は、画像情報入力手段6に表示された三次元画
像記憶手段10からの二次元画像をコヒーレント二次元
画像に変換し、光書き込み型空間光変調器5の光書き込
み面に照射される。このとき、画像情報入力手段6に表
示される三次元画像記憶手段10からの前記二次元画像
は、当該三次元画像記憶手段10内に記憶された三次元
画像を所望の次元方向に量子化することにより得られた
二次元画像の所定の1画像である。一方、干渉光学系4
で分岐されたコヒーレント光源からの他方の光束は、光
路長変換手段7を透過し、前記画像情報入力手段6から
のコヒーレント二次元画像と所定の角度をなして光書き
込み型空間光変調器5の光書き込み面上で重ね合わされ
、互いに干渉しあい光書き込み型空間光変調器5に前記
画像情報入力手段6からのコヒーレント二次元画像のホ
ログラム干渉縞を表示させる。ここで、光路長変換手段
7は、機械的に光路長を変化させたり、電気光学的に屈
折率を変化させることにより光路長を変化させる手段を
指す、光a8から出射された光束は読み出し光束発生光
学系9により光書き込み型空間光変調器5の読み出し面
に、光路長変換手段7を透過して光書き込み型空間光変
調器5の書き込み面に照射された書き込み光束と同方向
逆向きに照射され、光書き込み型空間光変調器5に表示
された前記画像情報記憶手段6からのコヒーレント二次
元画像のホログラム干渉縞を読み出し、再び読み出し光
束発生光学系9を介して所望の大きさのホロダラム再生
像を形成する。
このようにして、前記三次元画像記憶手段10内に記憶
された三次元画像を所望の次元方向に量子化することに
より得られた全ての二次元画像を、当該二次元画像の量
子化位置に対応する光路長を付与しながら、肉眼の残像
作用が生じるのに充分な速度で、逐次ホログラム記録再
生することにより、疑似的な三次元画像を得ることがで
きる。
第1図(b)が第1図(a)と異なっている点は、干渉
光学系4内で画像情報入力手段6と光路長変換手段7が
直列に配置されている点である。コヒーレント光源3か
ら出射されたコヒーレント光は、干渉光学系4で2光束
に分岐される。分岐された光束の一方は、画像情報入力
手段6に表示された三次元画像記憶手段10からの二次
元画像をコヒーレント二次元画像に変換した後、光路長
変換手段7を透過し、光書き込み型空間光変調器5の光
書き込み面に照射される。一方、干渉光学系4で分岐さ
れたコヒーレント光源からの他方の光束は、光路長変換
を受けた前記画像情報入力手段6からのコヒーレント二
次元画像と所定の角度をなして光書き込み型空間光変調
器5の書き込み面上で重ね合わされ、互いに干渉しあい
光書き込み型空間光変調器5に前記画像情報入力手段6
からのコヒーレント画像のホログラム干渉縞を表示させ
る。
当該ホログラムの再生は第1図(a)で説明したのと同
一であるため、その説明は省略する。ただし、光源8か
ら出射された光束は読み出し光束発生光学系9により光
書き込み型空間光変調器5の読み出し面に、干渉光学系
4によって分岐され直接光書き込み型空間光変調器5の
書き込み面に照射された書き込み光束と同方向逆向きに
照射される。
第2図は、本発明のホログラフィ−表示装置の1実施例
の構成図であり、11はアルゴンイオンレーザ、12は
第1のビームエキスパンダ、13は第1のハーフミラ−
514は!@lのミラー、15は第2のミラー、16は
第2のハーフミラ−17は第1の結像レンズ、18は光
ストッパ、19は回転多面体鏡、20は光書き込み型空
間光度調器、21はヘリウムネオンレーザ、22は第2
のビームエキスパンダ、23は偏光ビームスプリンタ、
24は第2の結像レンズ、25はコンピュータ、26は
液晶テレビ、19aは回転多面体鏡の回転中心である。
第2図において、コヒーレント光源と干渉光学系とから
なる光学的ホログラフィ−形成手段は、アルゴンイオン
レーザ11と第1のビームエキスパンダ12と第1のハ
ーフミラ−13と第1のミラー14と第2のミラー15
と第2のハーフミラ−16と第1の結像レンズ17と回
転多面体鏡19と液晶テレビ26である。上記ホログラ
フィ−形成手段によって形成されたホログラフィ−を記
録する光書き込み型空間光変調器は、光書き込み型空間
光変調器20である。光源と読み出し光束発生光学系と
再生光の拡大結像光学系とからなる画像情報再生手段は
、ヘリウムネオンレーザ21と第2のビームエキスパン
ダ22と偏光ビームスプリンタ23と第2の結像レンズ
24である。電気的あるいは光学的にアドレス可能な画
像情報入力手段は液晶テレビ26であり、周期的に光路
長を変化させる光路長変換手段は1転多面体鏡19であ
る。三次元画像情報記憶手段より、当該三次元画像を所
望の次元方向に量子化することにより得られた二次元画
像情報を、上記画像情報人力手段へ上記光路長変換手段
の光路長変化周期に同期させて、入力する手段は、コン
ピュータ25である。
アルゴンイオンレーザ11から出射されたコヒーレント
光束は第1のビームエキスパンダ12で所要のビーム径
に拡大された後、第1のハーフミラ−13で2光束に分
岐される。第1のハーフミラ−13をi!i遇した光束
は液晶テレビ26に表示された二次元画像をコヒーレン
ト二次元画像に変換し、そのコヒーレント二次元画像は
第2のハーフミラ−16を透過し、第1の結像レンズ1
7で所要のビーム径に縮小された後、回転多面体鏡19
で反射され、再び第1の結像レンズ17で拡大され、第
2のハーフミラ−16を介して光書き込み型空間光変調
器20の書き込み面に照射される。
この時、液晶テレビ26と光書き込み型空間光変調器2
0は回転多面体鏡19の反射面に対して共役な位置に配
置されているものとする。また、光ストツバ18は回転
多面体鏡19から垂直に反射した光束のみが、光書き込
み型空間光変調器20の光書き込み面に照射されるよう
に、不要な光束を速量するために配されている。さらに
、回転多面体鏡19の回転中心は偏心しており、もっと
も短いミラー面までの距離をa、もっとも長いミラー面
までの距離をbとすると、b−aは液晶テレビ26に表
示される二次元画像から構成される三次元画像の量子化
方向の距離以上となっている。
一方、第1のハーフミラ−13で反射された光束は第1
のミラー14と第2のミラー15で次々と反射された後
、第2のハーフミラ−16を介して光書き込み型空間光
変調器20の書き込み面に参照光として照射され、前記
コヒーレント二次元画像と互いに干渉しあい、その結果
、光書き込み型空間光変調器20には前記コヒーレント
二次元画像のホログラムが形成される。当該参照光と前
記コヒーレント画像のなす角度は約10度以下である。
回転多面体鏡19の1秒間の回転数は液晶テレビ26の
フレームレートに等しく、その反射面の数は前記三次元
画像の量子化数に等しい。
一方、ヘリウムネオンレーザ21から出射したレーザ光
は、第2のビームエキスパンダ22でビーム径を所定の
大きさに拡大された後、偏光ビームスプリッタ23で反
射され、光書き込み型空間光変調器20の読み出し面に
、前記参照光に対して同方向逆向きに照射され、前記光
書き込み型空間光変調器に形成されたコヒーレント二次
元画像のホログラムを再生する。このようにして再生さ
れたコヒーレント二次元画像ホログラムは偏光ビームス
プリンタ23を透過した後、第2の結像レンズ24によ
って所望の大きさに拡大再生することができる。
次に、液晶テレビ26への二次元画像入力方法について
説明する。第5図は、本発明のホログラフィ−装置の三
次元画像記憶手段における信号の流れを示すブロック図
であり、28は三次元画像入力部、29は数値化部、3
0はメモリ、31は2座標量子化部、32はxy座標量
子化部、33は出力信号変換部、34は画像情報人力手
段駆動部、35は画像演算処理部である。キーボードや
三次元画像読み取り装置などの三次元画像入力部28か
ら入力された三次元画像データは、数値化部29により
0と1あるいは三値以上のデジタル量に変換され、画像
演算処理部を介して適当な画像処理がなされた後、ある
いはそのまま、メモリ30に蓄積される。メモリ30か
ら取り出されたデータは2座標量子化部で2座標方向に
所定の大きさに量子化されxy座標のみからなる二次元
画像データの集合データが形成される。当該二次元画像
データの集合データは、xy座標出力部32により、そ
の2座標の正の方向あるいは負の方向から逐次出力信号
変換部33に転送される。出力信号変換部33に転送さ
れた各二次元画像データは、出力信号変換部33でデー
タ圧縮や画像情報入力手段駆動部34を動作させるため
の処理がなされた後、画像情報入力手段駆動部34に送
られる。このようにして、画像情報入力手段は三次元画
像を2軸方向に量子化して得られた二次元画像を次々に
表示する。
次に、画像情報入力手段6として用いた液晶テレビ26
の説明をする。第10図は、本発明のホログラフィ−表
示装置に用いた液晶テレビの1実施例を示す模式的分解
斜視図であり、69a、69bは互いの透過光の偏光面
が垂直(あるいは平行)になるように配置されている偏
光板であり、70はガラス担体、71は共通電極、49
はXドライバ、50はYドライバ、73は電気光学物質
層例えばTN (Twist Nematic )液晶
や強誘電性液晶などの液晶層、77は単結晶シリコン半
導体層、80は石英ガラス担体である。 第10図に示
す液晶テレビの駆動回路は単結晶シリコン半導体層77
に形成された集積回路からなる。この集積回路はマトリ
ックス状に配!された複数の電界効果型絶縁ゲートトラ
ンジスタ52を含んでいる。
トランジスタ52のソース電極は対応する画素電極55
に接続されており、同じくゲート電極は走査線54に接
続されており、同じくドレイン電極は信号!53に接続
されている。当該集積回路はさらにXドライバ49を含
み列状の信号線53に接続されている。さらに、Yドラ
イバ5oを含み行状の走査線54に接続されている。
第7図(a)は、第10図に示す液晶テレビの駆動基板
の回路ブロックの構成を示す図であり、画素傾城51に
二次元画像情報が表示される。前述したように当該画素
領域51は、電界効果型絶縁ゲートトランジスタ52と
画素電極55とマトリックス状に配線された信号線53
と走査線54からなる。第7図(b)は、第10図に示
す液晶テレビの画素を切り取って示した画素部の1例を
示す構成図である。
次に、以上説明した液晶テレビに画像情報を入力する方
法を説明する。第5図に示す本発明のホログラフィ−表
示装置の三次元画像記憶手段における信号の流れの1実
施例に従って二次元画像情報は画像情報入力手段駆動部
34としての第7図(a)に示すXドライバ49とYド
ライバ50に入力される。Xドライバ49には二次元画
像情報のX成分が、Yドライバ5oには二次元画像情報
のy成分が入力され、これら二次元画像情報のX成分と
y成分はクロック信号によって同期がとられている。第
9図には走査線54を駆動するYドライバ50から出力
される走査線電圧波形図が示されている。走査線に印加
される電圧はクロック信号47によって同期がとられて
おり、第1番目の走査線、第2番目の走査線、第3番目
の走査線、第N番目の走査線に印加されるON電圧61
.63.65.67は所定の時間的遅延を持って各走査
線に印加され、第1番目の走査線、第2番目の走査線、
第3番目の走査線、第N番目の走査線に印加されるOF
F電圧62.64.66.68は画像フレームを表示す
る最後の走査線である第N番目の走査線にON電圧68
が印加された後、全走査線に同時に印加される。第1番
目の走査線にON電圧61が印加されている間、第1番
目の信号線、第2番目の信号線、第N番目の信号線のう
ち所定の信号線にON電圧が印加されていれば、第1番
目の走査線上でON電圧が印加されている信号線に対応
する画素電極55に電圧が印加され、その結果共通電橋
71と電圧が印加された画素電極55との間に液晶層7
3の液晶分子を反転あるいは捻らせるのに充分な電界が
生し、この液晶層73の部分を透過する光の偏光特性を
変化させるため、画素の表示がされることになる。この
ようにして、各走査線上の所定の画素に次々に画素表示
させることによって、二次元画像情報が液晶テレビに表
示されることになる。液晶テレビに表示された二次元画
像情報の読み出しは、最後に画像を表示する第N番目の
走査線にON電圧が印加されて全二次元画像が表示され
た後から全ての走査線にOFF電圧が印加されて全二次
元画像が消去されるまでの間に行う。
この二次元画像の読み出しに要する時間は、数十μ秒か
ら数百μ秒程度である。しかしながら液晶テレビに1画
像フレームを表示するのに要する時間は上記の方法を用
いると、例えば400X600の画素を持った画像を表
示するためには、液晶材料としてTN液晶を用いる場合
は液晶の捻れ応答時間が遅いため数十m5ecを要する
ため本発明のホログラフィ−表示装置の画像情報入力手
段としては用いることができない。しかし、液晶材料と
して強誘電性液晶材料を用いた前記液晶テレビを用いれ
ば、例えば400X600の画素を持った画像に対して
、1フレーム当り数十μ秒から百数十μ秒で表示させる
ことができる。また、液晶テレビを駆動させるトランジ
スタをアモルファスシリコンを用いている従来の液晶テ
レビでは高密度に画素電極やXドライバ、Yドライバを
実装させ高速で駆動させることは極めて困難であり、使
用することができない。
しかし、上記説明した本発明のホログラフィ−表示装置
の駆動方式を用いて、1000xlOOOX100Oの
画素数に対応する三次元画像を例えばビデオレートに対
応する30Hz以上で表示するためには少なくとも30
MHz以上のピットレートで画像情報を前記液晶テレビ
に転送しなければならないため、極めて高価な上記第1
図に示す三次元画像記憶手段10を用いなければならな
い上に、このような高速信号転送を行うと前記液晶テレ
ビにおける液晶層73の液晶分子を反転させるのに充分
な電界を生しさせるための電荷を画素電極55と共通電
極71の間に蓄積するために信号線53に印加しなけれ
ばならない電圧が極めて高くなるためにトランジスタ5
2に対する負担が大きくなる。このような困難を回避す
る方法を以下に説明する。
第8図は本発明のホログラフィ−装置に用いた液晶テレ
ビの回路ブロックの一例を示す構成図である。第8図(
a)は、画素領域51が分割されない場合の回路ブロッ
ク図であり、第7図(a)と異なっている点はYドライ
バ50と画素領域の間に信号データに対するラッチ56
が設けられている点である。このラッチ56は、Yドラ
イバ50からの信号データを高速に、かつ−次的にメモ
リし、その後時間的に並列に当該信号データに対応する
電圧をを画素領域51に印加する作用をクロック信号に
同期して反復する。このようなラッチ56を回路ブロッ
クに付加することにより、実質的に前記液晶テレビにお
ける液晶層73の液晶分子を反転させるのに充分な電界
を生じさせるための電荷を画素電極55と共通電極71
の間に蓄積するために、信号線53に印加しなければな
らない電圧を下げることができ、前記トランジスタ52
に対する負担を軽減させることができる。
また、第8図(b)に示すように画素電極51を信号線
54方向に複数の領域に分割し、各々分割した画素領域
51について独立にYドライバ50とラッチ56を設け
、各画素領域51をクロック信号に同期させて独立に駆
動することにより、信号データ転送速度を、第8図(a
)に示すように画素領域を分割しない場合の画素領域分
割数分の−に落とすことができ、前記液晶テレビにおけ
る液晶層73の液晶分子を反転させるのに充分な電界を
生じさせるための電荷を画素電極55と共通電極71の
間に蓄積するために信号線53に印加しなければならな
い電圧をさらに下げることができ、前記トランジスタ5
2に対する負担を軽減させることができる。
第6図は、上記画素領域をn分割して各画素領域に対し
て各々Yドライバとラッチを設けた場合の本発明のホロ
グラフィ−表示装置の三次元画像記憶手段における信号
の流れの1実施例を示したブロック図であり、28は三
次元画像入力部、29は数値化部、35は画像演算処理
部、31は2座標量子化部、37はy座標分割部、38
は第1のメモリ部、39は第2のメモリ部、40はだい
nのメモリ部、41は第1の出力信号変換部、42は第
2の出力信号変換部、43は第nの出力信号変換部、4
4は第1のYドライバ、45は第2のYドライバ、46
は第nのYドライバ、47はクロック信号である。キー
ボードや三次元画像読み取り装置などの三次元画像入力
部28から入力された三次元画像データは、数値化部2
9により0と1あるいは三値以上のデジタル量に変換さ
れ、画像演算処理部35を介して適当な画像処理がなさ
れた後、2座標量子化部31で2座標方向に所定の数だ
け量子化されxy座標のみからなる二次元画像データの
集合データが形成される。当該二次元画像データの集合
データは、y座標分割部37により、y座標領域をn個
の等領域に分割され、これら分割されたn個のy座標領
域を持つ二次元画像データは各々第1のメモリ部38、
第2のメモリ部、第nのメモリ部に蓄積される。第jの
メモリ部(J=1.2、・・・、n)に蓄積された前記
二次元画像データは、各々第jの出力信号変換部(j=
1.2、・・・、n)に転送される。第jの出力信号変
換部33に転送された前記各二次元画像データは、第j
の出力信号変換部33でデータ圧縮やYドライバを動作
させるための処理がなされた後、第jのYドライバ(j
=1.2、・・・、n)に送られる。このとき、第jの
出力信号変換部および第jのYドライバはクロック信号
47に同期して動作し、第jのYドライバが分割された
第j番目のy座標領域を持つ二次元画像データの転送開
始時刻と終了時刻は、第にのYドライバ(k=1.2、
・・・、n;j#k)が分割された第に番目のy座標領
域を持つ二次元画像データの転送開始時刻と終了時刻に
一致している。このようにして、第jのYドライバは三
次元画像を2軸方向に量子化して得られた二次元画像を
次々に第jのランチ(j−1,2、・・・、n)に転送
し当該二次元画像を高速に表示することができる。
次に、本発明のホログラフィ−表示装置に用いた光書き
込み型空間光変調器について説明する。
第11図は、本発明の1実施例で用いた光書き込み型空
間光変調器としての光書き込み型強誘電性液晶ライトバ
ルブの構成を示す断面図である。液晶分子を挟持するた
めのガラスやプラスチックなどの透明基板81a、81
bは、表面に透明電極層83a、83b、透明基板の法
線方向から75度から85度の角度で一酸化珪素を斜方
蒸着した配向膜層84a、84bが設けられている。透
明基板81aと81bはその配向膜層84a、84b側
を、スペーサ90を介して間隙を制御して対向させ、強
誘電性液晶85を挟持するようになっている。
また、光による書き込み側の透明基板層81a上には光
導電層86、遮光層87、誘電体ミラー88が透明電極
層83aと配向膜層84aとの間に積層形成され、書き
込み側の透明基板81aと読み出し側の透明基板81b
のセル外面には、無反射コーティング89a、89bが
形成されている。
次に、上記構造を持つ光書き込み型強誘電性液晶ライト
バルブを初期化する方法を説明する。第1の方法は、一
度当該液晶ライトバルブの光書き込み面金面を光照射し
、その明時の動作閾値電圧の最大値よりも充分に高い直
流バイアス電圧あるい4;tloOHz〜50kHzの
交流電圧を重畳した直流バイアス電圧を透明電極層83
aと83bの間に印加して、強誘電性液晶分子を一方向
の安定状態にそろえ、その状態をメモリさせる。第2の
方法は、光照射なしで、暗時の動作闇値電圧よりも充分
高い直流電圧あるいは100Hz〜50kHzの交流電
圧を重畳した直流バイアス電圧を透明電極層83aと8
3bの間に印加して、強誘電性液晶分子を一方向の安定
状態にそろえ、その状態をメモリさせる。
さらに、光書き込み型強誘電性液晶ライトバルブを上記
のように初期化した後の動作について説明する。光照射
なしで、暗時には動作闇値電圧の最小値以下であり、光
照射時には動作閾値電圧の最大値以上となる逆極性の直
流バイアス電圧あるいは100Hz〜50kHzの交流
電圧を重畳した直流バイアス電圧を透明電極層83aと
83bの間に印加しながら、レーザ光などで画像(例え
ば上記第2図の実施例で説明したコヒーレント二次元画
像のホログラム)の書き込みをする。レーザ照射を受け
た領域の光導電層86にはキャリアが発生し、発生した
キャリアは直流バイアス電圧によって電界方向にドリフ
トし、その結果動作閾値電圧が下がり、レーザ照射を受
けた領域には動作闇値電圧以上の逆極性のバイアス電圧
が印加され、強誘電性液晶は自発分極の反転に伴う分子
の反転が起こり、もう一方の安定状態に移行するので、
画像が二値化処理されて記憶される。
二値化されて記憶された画像は、初期化によって揃えら
れた液晶分子の配列の方向(またはそれに直角方向)に
偏光軸を合わせた直線偏光の読み出し光の照射、および
、誘電体ミラー88による反射光の偏光方向に対し、偏
光軸が直角(または平行)になるように配置された検光
子を通すことにより、ポジ状態あるいはネガ状態で読み
出すことができる。上記第2図の実施例では、検光子と
して偏光ビームスプリッタ23を用いている。
本発明の実施例においては、第12図に示す光書き込み
型強誘電性液晶ライトバルブの光学応答特性図の(a)
で表されるパルス状矩形波からなる駆動波形91を透明
電極層83aと83bの間に印加してホログラムの書き
込み消去を行った。
第12図(a)において、正電圧92印加時にホログラ
ムの消去を行い、負電圧94印加時にホログラムの書き
込みを行い、ゼロ電圧93印加時は書き込まれたホログ
ラムをメモリする。正電圧92は上記参照光のみが照射
されている場合の明時の動作閾値電圧よりも高い電圧と
なっており、負電圧94の絶対値は上記参照光およびコ
ヒーレント二次元画像の両方が照射されている場合の引
時の適当な動作闇値電圧よりも高い電圧となっている。
当該駆動波形91はクロック信号47と同期がとられて
おり、正電圧92の印加開始時刻は第9図に示す第j番
目の走査線(j=1.2.3・・・、N)に印加される
OFF!FF電圧62.66.68の印加開始時刻と一
致している。また、負電圧94の印加開始時刻は第N番
目の走査線に印加されるON電圧67の印加開始時刻と
一致している。このような駆動波形の同期のとり方をす
ると、光書き込み型強誘電性液晶ライトバルブにホログ
ラムが記録されている時間は、第12図(d)に示され
るように、第N番目の走査線に印加されるON電圧67
の印加開始時刻から第N番目の走査線に印加されるOF
F電圧66の印加開始時刻の間の極めて短い時間に限ら
れてしまい、これから得られるホログラム再生像は極め
て暗いものとなってしまう、そのときは、第2図の液晶
テレビ26き第2のハーフミラ−I6の間に強誘電性液
晶光シャフタあるいは磁気光学光シャッタなどを配置し
、第N番目の走査線に印加されるOFF電圧68が印加
されている任意の時刻から第N番目の走査電圧に印加さ
れるON電圧67の印加開始時刻まで当該強誘電性液晶
光シャッタあるいは磁気光学光シャッタを光不透過状態
にし、第N番目の走査電圧に印加されるON@N電圧6
7加開始時刻から第N番目の走査線に印加される0FF
i!圧68が印加されている任意の時刻まで当該強誘電
性液晶光シャッタあるいは磁気光学光シャフタを光透過
状態にしておき、正電圧92の印加開始時刻を第N−1
番目の走査線に印加されるONt圧印加開始F#刻に一
致させ、負電圧94の印加開始時刻は第N番目の走査線
に印加されるON電圧67の印加開始時刻と一致させる
ことにより、明るいホログラム再生像が得られる。この
ときの書き込み光の照射強度はおよそ第12図(C)に
示される書き込み光96のように変化する。
第12図(C)において、書き込み光強度が弱い状態で
は前記参照光のみが当該光書き込み型強誘電性液晶ライ
トバルブには一様な光強度分布を持った前記参照光のみ
が照射されているため、当該光書き込み型+*#f、を
性液晶ライトバルブに記憶されていた二次元画像情報は
一様に消去され、書き込み光強度が強い状態では上記参
照光およびコヒーレント二次元画像の両方が照射されて
いるため、当該コヒーレント二次元画像のホログラムが
当該光書き込み型強誘電性液晶ライトバルブに記録され
る。その間、当該光書き込み型強誘電性液晶ライトバル
ブの読み出し面には、第12図(b)で示される読み出
し光95が常に照射され続けているため、前記光書き込
み型強誘電性液晶ライトバルブに記録されているコヒー
レント二次元画像のホログラムは次々と再生され続ける
上記実施例において、誘電体ミラー88の可視光反射率
が充分大きく、光導電層86に対して読み出し光の影響
が小さい場合は遮光層87を省略することができる。
次に、第2図における19で示される回転多面体鏡につ
いて説明する。第13図は、本発明のホログラフィ−表
示装置に用いた回転多面体鏡の1実施例を示す平面図で
あり、19は回転多面体鏡、19aは回転中心、99は
回転軸、100はモータ、101はバランス錘、102
は回転多面体鏡の重心、103はバランス錘の重心、1
04は回転多面体鏡の基本構成単位、105は基本構成
単位104のミラー面、106は回転中心から最短距離
のミラー面、107は回転中心から最長距離のミラー面
である6回転多面体鏡19は、回転軸99を介してモー
タ100に連結されており、これによって回転多面体鏡
19は回転中心19aを中心として回転する。モータ1
00としてはステッピングモータや直流整流モータなど
を用いることができる。ステッピングモータを用いる場
合は、当該ステッピングモータの駆動回路を上記液晶テ
レビを駆動させるクロック信号に同期させることにより
、前記三次元画像情報の入力周期に同期させて前記回転
多面体鏡19を回転させることができる。直流整流モー
タを用いる場合は、ロータリーエンコーダなどを用いて
当該直流整流モータの回転数を検出しながら回転数制御
することにより回転多面体腕19を上記液晶テレビを駆
動させるクロック信号に同期させて回転させることがで
きる。当該回転多面体績19は、三角柱形状をした回転
多面体腕の基本構成単位104の組合せによって構成さ
れている。当該回転多面体績の基本構成単位104はガ
ラスを成形加工した後ミラー面105および接着面を研
磨して作製するか、もしくはアルミニウムなどの金属材
料を切削加工で切り出して作製する。その後当該回転多
面体鏡の基本構成単位104をミラー面105にアルミ
ニウムや銀や誘電体多層膜ミラーを形成した後、このミ
ラー面が外面になるように接着することによって当該回
転多面体績19を作製する。もちろん、アルミニウムな
どの光反射率の高い金属材料をダイアモンド切削加工な
どの方法を用いて削り出して直接回転多面体鏡19を作
製してもよい。このようにして作り出された回転多面体
腕の基本構成単位104のミラー面104から回転中心
19aまでの距離は、各々上記入力する三次元画像情報
の2軸方向への量子化の大きさだけ異なっている。
その結果、第13図の実施例では、回転中心19aから
最短距離のミラー面は106であり、回転中心19aか
ら最長距離のミラー面は107となっている。このよう
な組合せで上記表示する三次元画像情報を2軸方向に量
子化した数の倍の数の回転多面体腕の基本構成単位10
4を用いて第13図に示す回転多面体腕19を構成する
と、この回転多面体腕の重心102は回転中心と一致し
なくなる。従って、このような回転多面体腕19を高速
で回転させると回転軸99には偏った遠心力がかかり、
回転軸99およびモータ100には大きな負荷が加わる
とともに、−様な回転をさせることができない、このよ
うな問題を避けるために、当該回転と一体となって回転
するバランス錘1゜1が取り付けられている。当該バラ
ンス錘の重心103は、回転多面体腕の重心102と合
成されたとき全体の重心が回転中心19aと一致するよ
うに設計されている。このように設計されたバランス錘
であれば、必ずしも第13図に示すような円柱形状をし
ていなくてもよい。
このようにして作製された回転多面体腕19は、上記第
2図に示される実施例で用いられている。
この回転多面体腕19を用いて上記表示する三次元画像
情報を入力する場合、例えばある特定の時刻に当該三次
元画像情報を2軸方向に量子化することによって生成し
た二次元画像情報のなかで最小の2座標値を持った二次
元画像情報が、第13図に示される回転中心から最短距
離のミラー面106によって第2図に示される光書き込
み型空間光変調器20にホログラムとして記録・再生さ
れるとすれば、次々と大きな2座標値を持った前記−次
元座標情報が当該回転多面体績19の回転によって第2
図に示される光書き込み型空間光変調器20にホログラ
ムとして記録・再生されていき、前記三次元画像情報を
2軸方向に量子化することによって生成した二次元画像
情報のなかで最大の2座標値を持った二次元画像情報は
、第13図に示される回転中心から最長距離のミラー面
107によって第2図に示される光書き込み型空間光変
調器20にホログラムとして記録・再生される。
続いて、次々とこれよりも小さな2座標値を持った前記
二次元座標情報が当該回転多面体績19の回転によって
第2図に示される光書き込み型空間光変調器20にホロ
グラムとして記録・再生されていき、前記三次元画像情
報を2軸方向に量子化することによって生成した二次元
画像情報のなかで最小の2座Ml値を持った二次元画像
情報が、再び第13図に示される回転中心から最短距離
のミラー面106によって第2図に示される光書き込み
型空間光変調器20にホログラムとして記録・再生され
る。このようにして、当該回転多面体績19が1回回転
する間に、前記表示する三次元画像情報は2座標方向に
2回走査されて表示されなければならない。従って、上
記液晶テレビ26に送られる三次元画像情報の信号は、
前記三次元画像情報の2座標方向量子化成分の内、2の
小さなものから順に送信され2の最大値に到達した後、
2の大きなものから順に送信され2の最小値に達するよ
うに送信され、このような送信方法が繰り返されねばな
らない。このような、回転多面体績19を用いることは
、回転多面体績19を回転させるための機構にかける負
担を軽減させるが、前記二次元画像情報の信号を送信す
るための信号処理系に与える負担は大きくなる。
このような問題点を避けるために、第14図に示す回転
多面体績を構成した。第14図に示す回転多面体績が、
第13図に示す回転多面体績と異なっている点は、回転
多面体績の基本構成単位104を回転中心からミラー面
までの距離が順に大きくなる(あるいは小さくなる)よ
うに隣接させて配置し、回転中心から最短距離のミラー
面106と回転中心から最長距離のミラー面107とが
隣接していることである。このような、第14図に示す
回転多面体績19を第2図に示す回転多面体績19の代
わりに用いることによって、上記第2図の液晶テレビ2
6に送られる二次元画像情報の信号は、前記三次元画像
情報の2座標方向量子化成分の内、2の小さなものから
(あるいは2の大きなものから)順に送信され2の最大
値に到達した後、再び前記三次元画像情報の2座標方向
量子化成分の内、2の小さなものから(あるいは2の大
きなものから)順に送信され2の最大値に到達させる通
常の信号伝送方式を用いることができる。さらに、当該
回転多面体績19が1回回転する間に、前記表示する三
次元画像情報は2座標方向に1回のみ走査されて表示さ
れるため、前記二次元画像情報入力のために伝送される
信号と当該回転多面体績19の回転数の同期を取ること
が極めて容易になる。また、前記表示する三次元画像情
報を2座標軸方向に量子化する数が増えても、当該回転
多面体績のミラー面分割を360度全角度で行えるため
、当該回転多面体績の作製が容易になるという長所があ
る。
上記説明した回転多面体績を用いて三次元画像情報の入
力を行う場合、前記表示する三次元画像の2座標軸方向
の量子化数が増加するにつれて、当該回転多面体績の加
工・作製は困難になってくる。この様な場合は、第2図
に示す回転多面体績19の代わりに回転円柱鏡を用いる
のが好ましい。
第3図は、光路長変換手段として回転円柱鏡を用いた場
合の本発明のホログラフィ−表示装置の1実施例の構成
図であり、第2図と第3図が異なっている点は、第2図
における回転多面体績19の代わりに回転円柱鏡27を
用いている点である。
第3図に用いた回転円柱鏡27の平面図を第15図に示
す、第15図が第13図と異なっている点は、第13図
における回転多面体績19のかわりに第15図において
は回転円柱鏡27が用いられている点だけである。この
場合、回転円柱鏡の基本構成単位は当該回転円柱鏡の母
線と回転中心27aを対向する2辺に持つ矩形平面とな
り、そのミラー面は当該回転円柱鏡の母線に一致する。
この様な回転円柱鏡を用いた場合においても、第3図の
第1の結像レンズ17によって当該回転円柱鏡27に照
射される光束が当該回転円柱鏡27の曲率半径の大きさ
に比べて充分に細く絞られておれば、あるいはミラー面
が平面と見なせる(らいに当該回転円柱鏡に照射される
光束が充分に細く絞られておれば、当該回転円柱鏡27
に照射される光束は、第2図の回転多面体績を用いた場
合と同様に反射される。しかし、第13図に示す回転多
面体績を用いる場合同様、第15図に示す回転円柱鏡を
用いる場合も当該回転円柱鏡27が1回回転する間に、
上記表示する三次元画像情報は2座標方向に2回走査さ
れて表示されなければならない。従って、第3図におけ
る液晶テレビ26に送られる二次元画像情報の信号は、
前記三次元画像情報の2座標方向量子化成分の内、2の
小さなものから順に送信され2の最大値に到達した後、
2の大きなものから順に送信され2の最小値に達するよ
うに送信され、このような送信方法が繰り返されねばな
らない。このような、回転円柱鏡27を用いることは、
回転円柱鏡27を回転させるための機構にかける負担を
軽減させるが、前記二次元画像情報の信号を送信するた
めの信号処理系に与える負担は大きくなる。このような
問題点は、回転多面体績の場合同様に第16図に示され
る様な回転円柱鏡27を用いることにより解決される。
第16図に示される回転円柱鏡27は、第14図に示す
回転多面体績のミラー面の数が無限に大きくなった場合
の漸近形になっている。すなわち、第16図で示される
回転円柱鏡のミラー面の曲線は、回転中心27aを原点
とし、回転中心から最短距離のミラー面106と回転中
心からの最長距離のミラー面107の境界線を原線とし
て極座標表示をした場合に、rを動径、θを偏角、原点
からミラー面までの最短距離をa、原点からミラー面ま
での最長距離をbとしたとき、r−(bθ/2πa)+
a、(Q≦θ≦2π、r〉0)で表される、アルキメデ
スの螺旋の一部となる。第16図に示されるようなミラ
ー面を加工することは極めて困難であるが、このような
回転円柱鏡27を用いることにより、上記第2図の液晶
テレビ26に送られる二次元画像情報の信号は、前記三
次元画像情報の2座標方向量子化成分の内、2の小さな
ものから(あるいは2の大きなものから)順に送信され
2の最大値に到達した後、再び前記三次元画像情報の2
座標方向量子化成分の内、2の小さなものから(あるい
は2の大きなものから)順に送信され2の最大値に到達
させる通常の信号伝送方式を用いることができる。さら
に、当該回転円柱鏡27が1回回転する間に、前記表示
する三次元画像情報は2座標方向に1回のみ走査されて
表示されるため、前記二次元画像情報入力のために伝送
される信号と当該回転円柱鏡27の回転数の同期を取る
ことが極めて容易になる。
第2図および第3図において、上記説明した回転多面体
績19あるいは回転円柱鏡27を用いることにより、液
晶テレビ26により入力されたコヒーレント二次元画像
情報が光書き込み型空間光変調器20の書き込み面に到
達するまでの光路長は、前記回転多面体績19あるいは
回転円柱鏡27で当該コヒーレント二次元画像情報が反
射される位置によって変化し、その結果光書き込み型空
間光変調器20に記録されたホログラムからは、疑似的
な三次元画像が再生される。当該再生される疑似的三次
元画像は、結像レンズ24の位置によって実像としても
虚像としても再生可能である。
すなわち、結像レンズ24が凸レンズであり、当該疑似
的三次元画像が当該凸レンズの前焦点面よりも前記光書
き込み型空間光変調器20よりに再生される場合は実像
として再生され、当該疑似的三次元画像が当該凸レンズ
の前焦点面と当該凸レンズとの間に再生される場合は虚
像として再生される。本発明において使用される再生用
の光fs21は、極めて照度の大きなものを用いるのが
好ましいため、安全上、前記疑似的三次元画像の再生は
虚像として行うのが好ましい。
第3図に示した本発明のホログラフィ−表示装置におい
て、液晶テレビ26に第17図に示す静止二次元画像を
人力した場合に再生される疑似的三次元画像を第18図
に示す、第18図において、Z方向は再生光の光軸方向
に一致している。また、人力された三次元画像の2座標
軸方向の量子化数は11である。そして、再生疑似三次
元画像のZ座標の最大値と最小値の差は、回転多面体績
あるいは回転円柱鏡における回転軸の偏心距離の2倍に
比例している。
しかしながら、第2図および第3図に示した本発明のホ
ログラフィ−装置を用いて、第18図に示すような疑似
的三次元画像の再生を行おうとする場合は、第5図ある
いは第6図に示される画像演算処理部35によって、あ
らかしめ液晶テレビ26に表示される二次元画像の大き
さを補正してやらねばならない、なぜならば、第2図お
よび第3図において、液晶テレビ26に表示された二次
元画像とそれが結像される光書き込み型空間光変調器2
0との距離は、回転多面体績19あるいは回転円柱@2
7の回転によって実質的に変化するために、この距離変
化に応した倍率の二次元画像が光書き込み型空間光変調
器2oに結像され、再生される疑似的三次元画像は第2
0図に示すように2座標軸方向に歪んだものとなるから
である。
このような入カニ次元画像の前処理に対する負担を軽減
させる方法の1実施例を第4図に示す。
第4図は、本発明のホログラフィ−表示装置の1実施例
を示す構成図であり、1工はアルゴンイオンレーザ、1
2は第1のビームエキスパンダ、13は第1のハーフミ
ラ−114は第1のミラー15は第2のミラー、16は
第2のハーフミラ−17は第1の結像レンズ、18は光
ストッパ、27は回転円柱鏡、27aは回転円柱鏡の回
転中心、20は光書き込み型空間光変調器、21はヘリ
ウムネオンレーザ、22は第2のビームエキスパンダ、
23は偏光ビームスプリッタ、24は第2の結像レンズ
、25はコンピュータ、26は液晶テレビ、36は第3
のビームエキスパンダである。
第4図において、アルゴンイオンレーザ11から出射さ
れたコヒーレント光束は第1のビームエキスパンダ12
で所要のビーム径に拡大された後、第1のハーフミラ−
13で2光束に分岐される。
第1のハーフミラ−13で反射された光束は第1のミラ
ー14で反射された後液晶テレビ26に表示された二次
元画像をコヒーレント二次元画像に変換し、そのコヒー
レント二次元画像は第2のミラー15で反射された後第
1の結像レンズ17で第2のハーフミラ−16を介し、
光書き込み型空間光変調器20の書き込み面に結像・照
射される。
一方、第1のハーフミラ−13を透過した光束は第1の
ハーフミラ−16をi3通した後、第3のビーブエキス
パンダ36で所要のビーム径に縮小された後、回転円柱
@27で反射され、再び第3のビームエキスパンダ36
で所要のビーム径に拡大され、第2のハーフミラ−16
で反射された後、光書き込み型空間光変調器20の書き
込み面に参照光として照射され、前記コヒーレント二次
元画像と互いに干渉しあい、その結果、光書き込み型空
間光変調器20には前記コヒーレント二次元画像のホロ
グラムが形成される。当該参照光と前記コヒーレント画
像のなす角度は約10度以下である。この時、光ストッ
パ18は回転円柱鏡27から垂直に反射した光束のみが
、光書き込み型空間光変調器20の光書き込み面に照射
されるように、不要な光束を速量するために配されてい
る。さらに、回転円柱鏡27の回転中心27aは偏心し
ており、回転中心27aからもっとも短いミラー面まで
の距離をa、もっとも長いミラー面までの距離をbとす
ると、b−aは液晶テレビ26に表示される二次元画像
から構成される三次元画像の量子化方向の距離以上とな
っている。回転円柱鏡27の1秒間の回転数は液晶テレ
ビ26のフレームレートに等しい。
一方、ヘリウムネオンレーザ21から出射したレーザ光
は、第2のビームエキスパンダ22でビーム径を所定の
大きさに拡大された後、偏光ビームスプリンタ23で反
射され、光書き込み型空間光変調器20の読み出し面に
、前記参照光に対して同方向逆向きに照射され、前記光
書き込み型空間光変調器に形成されたコヒーレント二次
元画像のホログラムを再生する。このようにして再生さ
れたコヒーレント二次元画像ホログラムは偏光ビームス
ブリ7タ23を透過した後、第2の結像レンズ24によ
って所望の大きさに拡大再生することができる。
このように、第4図に示す本発明のホログラフィ−表示
装置が第2図および第3図に示すホログラフィ−表示装
置と異なっている点は、前記光書き込み型空間光変調器
20にコヒーレント二次元画像のホログラムを形成する
場合に、前記コヒーレント二次元画像の光路長を変調し
ないで、前記参照光の光路長を変調する点にある。この
ように、ホログラフィ−においてはコヒーレント二次元
画像と参照先の相対的位相関係を変化させることによっ
て、実質的に第2図および第3図で示したのと同様な疑
似的三次元画像を再生することができる。ただし、この
場合に再生される疑似的三次元画像は、第2図および第
3図で再生された疑似的三次元画像に比べて、2座標の
正・負が逆になっていることに注意しなければならない
。もし、第2図および第3図で再生された疑似的三次元
画像と同じ2座標の極性を持った疑似的三次元画像を再
生したい場合は、液晶テレビ26に送る量子化された三
次元画像の2座標軸をあらかしめ反転させてからこれを
液晶テレビ26に送らねばならない。
このようにして、第4図に示す本発明のホログラフィ−
表示装置を用い、第17図に示す入力像を用いて疑似的
三次元画像を再生すると、2座標軸方向に歪のない第1
8図に示すような疑似的三次元画像が得られる。
第21図に、第17図に示す円図形を二次元入力画像と
して用い、その半径r−cos  (z):(rは2=
0のときの円に半径)のように2座標軸方向に変化させ
て、第4図に示す本発明のホログラフィ−表示装置を用
いて、疑似的三次元画像を再生させた例を示す、このよ
うに、本発明のホログラフィ−表示装置は、2座標方向
に形状が変化しているような三次元画像をも表示させる
ことができることは明かである。
また、物体の断層画像を次々と二次元画像として本発明
のホログラフィ−表示装置に入力して疑似的三次元画像
を再生することにより、内部構造が外部から透かして見
ることができるため、例えば、人体の三次元断層診断に
用いることによりより正確で分かりやすい医療活動が可
能となるし、例えば、構造物中の流体運動の追跡に用い
ることによりより臨場間のある研究が可能となる。
第19図に本発明のホログラフィ−表示装置の他の1実
施例を示す。第19図において、108は第1の光書き
込み型空間光変調器、109は第2の空間光変調器、1
10は第3の結像レンズ、111はCRT、112は第
3のハーフミラ−である。第19図が第4図と異なって
いる点は、二次元画像情報入力手段として液晶テレビ2
6の代わりに第1の光書き込み型空間光変調器108と
それへの情報アドレス手段であるCRTI 11および
第3の結像レンズ110を用いていることである。第1
9図における第1の光書き込み型空間光変調器108と
第2の光書き込み型空間光変調器109としては、第1
1図に示した光書き込み型液晶ライトバルブを用いるこ
とができる。このとき、コンピュータ25から転送され
た二次元画像情報は、CRTIIIによってインコヒー
レント二次元画像に変換され、このインコヒーレント二
次元画像は第3の結像レンズ110によって光書き込み
型空間光変調器108の書き込み面に結像・照射され当
該光書き込み型空間光変調器108に記憶される。当該
記憶された二次元画像は、アルゴンイオンレーザ11か
ら出射され第1のビームエキスパンダ12によって所要
の大きさのビーム径に変換され第1のハーフミラ−13
によって反射されたコヒーレント光束によって読み出さ
れてコヒーレント二次元画像に変換される。その後は第
4図によって説明したのと同様にして疑似的三次元画像
が得られる。
第19図において第1の光書き込み型空間光変調器10
8への二次元画像情報のアドレス方法としてCRTI 
11と第3の結像レンズ110の代わりにレーザ光源と
これを集光して第1の光書き込み型空間光変調器108
の記録面を高速で走査する走査光学系を用いてもよいこ
とは言うまでもない。このとき、第11図に示す光書き
込み型強誘電性液晶ライトバルブを用いれば、レーザ光
源として波長780 nm、出力20mWの半導体レー
ザを用い、書き込みビーム径として5μmの記録すれば
1ピント当り数+n秒でデジタル記録することができる
ため、100OX100O程度の二次元画像であれば掻
めて高速フレームレートで記録することができる。
なお、第2図および第3図および第4図における回転多
面体鏡I9あるいは回転円柱鏡27としては第13図お
よび第14図および第15図および第16図に示す回転
多面体鏡あるいは回転円柱鏡のいづれを用いてもよいこ
とは言うまでもない。
さらに、第2図および第3図および第4図におけるアル
ゴンイオンレーザ11の代わりにヘリウムネオンレーザ
あるいはYAGレーザの高次高調波あるいは半導体レー
ザなどコヒーレンス性がよく当該ホログラフィ−表示装
置で用いている光書き込み型空間光変調器20の光導電
層86の感度のよい光束を発生させることが可能な光源
ならばどのような光源を用いてもよいことは言うまでも
ない。
さらに、第2図および第3図および第4図における光源
21としてはヘリウムネオンレーザの代わりにアルゴン
イオンレーザや半導体レーザや水銀ランプやキセノンラ
ンプや抵抗加熱光源を用いてもよい。ただし、光源21
として水銀ランプやキセノンランプや抵抗加熱光源を用
いる場合は光源21と光書き込み型空間光変調器20と
の間のいずれかの光路上の位置に狭帯域フィルターを配
する必要がある。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明のホログラフィ−表示装置
およびその駆動方式は、コヒーレント光源と干渉光学系
とからなる光学的ホログラフィ−形成手段と、上記ホロ
グラフィ−形成手段によって形成されたホログラフィ−
を記録する光書き込み型空間光変調器と、光源と読み出
し光束発生光学系と再生光の拡大結像光学系とからなる
画像情報再生手段によって上記空間光変調器に形成され
たホログラムを再生するホログラフィ−表示装置におい
て、電気的あるいは光学的にアドレス可能な画像情報入
力手段と周期的に光路長を変化させる光路長変換手段と
を前記干渉光学系内に有し、三次元画像情報記憶手段よ
り、当該三次元画像を所望の次元方向に量子化すること
により得られた一次元画像情報を、上記画像情報入力手
段へ上記光路長変換手段の光路長変化周期に同期させて
、入力する手段を有さしめることによって、疑似的三次
元画像情報を実時間で表示させることができるため、三
次元画像を用いて製品や建築物等のデザインを行う場合
に極めて大きな効果を有する。
あるいは、あらかじめメモリされた三次元画像情報を用
いて、例えば分子設計や流体構造設計を行うためのシミ
ュレーションに用いることができる。
もちろん、不特定多数のためのデモンストレーションデ
ィスプレイとしても効果を有することは言うまでもない
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のホログラフィ−表示装置の構成を示す
ブロック図であり、第1図(a)は画像情報入力手段と
光路長変換手段が並列の場合、第1図(b)は画像情報
入力手段と光路長変換手段が直列の場合であり、第2図
および第3図および第4図および第19図は本発明のホ
ログラフィ−表示装置の1実施例の構成図であり、第5
図および第6図は本発明のホログラフィ−表示装置の三
次元画像記憶手段における信号の流れの1実施例を示す
ブロック図であり、第7図は本発明のホログラフィ−表
示装置に用いた液晶テレビの1例を示す構成図であり、
第7図(a)は本発明のホログラフィ−表示装置に用い
た液晶テレビの回路ブロックの1例を示す構成図、第7
図(b)は本発明のホログラフィ−表示装置に用いた液
晶テレビの画素部の構成の1例を示す構成図であり、第
8図は本発明のホログラフィ−表示装置に用いた液晶テ
レビの回路プロツクの1例を示す構成図であり、第8図
(a)は画素領域が分割されない場合、第8図(b)は
画素電極が分割されている場合であり、第10図は本発
明に用いた液晶テレビの1実施例を示す構成的分解斜視
図であり、第9図は本発明のホログラフィ−表示装置に
用いた液晶テレビの走査電圧波形図であり、第11図は
本発明の1実施例で用いた光書き込み型強誘電性液晶ラ
イトバルブの構成を示す断面図であり、第12図は本発
明の1実施例で用いた光書き込み型強誘電性液晶ライト
バルブの光学応答特性図であり、第13図および第14
図は本発明のホログラフィ−表示装置に用いた回転多面
体鏡の1実施例を示す平面図であり、第15図および第
16図は本発明のホログラフィ−表示装置に用いた回転
円柱鏡の1実施例を示す平面図であり、第17図は本発
明のホログラフィ−表示装置の入力像の1例であり、第
18図は本発明のホログラフィ−表示装置の疑催的三次
元画像の1例である。 l・・・・・・光学的ホログラフィ−形成手段2・・・
・・・画像情報再生手段 3・・・・・・コヒーレント光源 4・・・・・・干渉光学系 5・・・・・・光書き込み型空間光変調器6・・・・・
・画像情報入力手段 7・・・・・・光路長変換手段 8・・・・・・光源 9・・・・・・読み出し光束発生光学系10・・・三次
元画像記憶手段 11・・・アルゴンイオンレーザ 2・・・第1のビームエキスパンダ 3・・・第1のハーフミラ− 4・・・第1のミラー 5・・・第2のミラー 6・・・第2のハーフミラ− 7・・・第1の結像レンズ 8・・・光ストッパ 9・・・回転多面体績 9a・・・回転中心 0・・・光書き込み型空間光変調器 1・・・ヘリウムネオンレーザ 2・・・第2のビームエキスパンダ 3・・・偏光ビームスプリンタ 4・・・第2の結像レンズ 5・・・コンピュータ 6・・・液晶テレビ 7・・・回転円柱鏡 7a・・・回転中心 8・・・三次元画像入力部 9・・・数値化部 O・・・Yドライバ ト・・画素領域 2・・・トランジスタ 3・・・信号線 4・・・走査線 5・・・画素電極 6・・・ラッチ ■・・・第1番目の走査線に加わるON電圧2・・・第
1番目の走査線に加わるOFF電圧3・・・第2番目の
走査線に加わるON電圧4・・・第2番目の走査線に加
わるOFF@FF電圧5第3番目の走査線に加わるON
!N電圧6・第3番目の走査線に加わる○FF電圧7・
・・第N番目の走査線に加わる0Nil圧8・・・第N
番目の走査線に加わるOFF電圧9a、69b・・・偏
光板 0・・・ガラス担体 1・・・共通電極 3・・・液晶層 7・・・単結晶シリコン半導体層 0・・・メモリ ド・・2座標量子化部 2・・・xy座標量子化部 3・・・出力信号変換部 4・・・画像情報入力手段駆動部 5・・・画像演算処理部 6・・・第3のビームエキスパンダ 7・・・y座標分割部 8・・・第1のメモリ部 9・・・第2のメモリ部 0・・・第nのメモリ部 1・・・第1の出力信号変換部 2・・・第2の出力信号変換部 3・・・第nの出力信号変換部 4・・・第1のYドライバ 5・・・第2のYドライバ 6・・・第nのYドライバ 7・・・クロ7り信号 8・・・液晶テレビ基板 9・・・Xドライバ 0・・・石英ガラス担体 la、81b・・・透明基板 3a、83b・・・透明電極層 4a、84b・・・配向膜層 5・・・強誘電性液晶 6・・・光導電層 7・・・遮光層 8・・・誘電体ミラー 9a、89b・・・無反射コーティ 0・・・スペーサ ト・・駆動波形 2・・・正電圧 3・・・負電圧 4・・・ゼロ電圧 5・・・読み出し光 6・・・書き込み光 7・・・明状態 8・・・暗状態 9・・・回転軸 00・・・モータ ング 101・・・バランス錘 102・・・回転多面体鏡の重心 103・・・バランス錘の重心 104・・・回転多面体鏡の基本構成単位105・・・
基本構成単位のミラー面 106・・・回転中心から最短距離のミラー面107・
・・回転中心から最長距離のミラー面108・・・第1
の光書き込み型空間光変調器109・・・第2の光書き
込み型空間光変調器110・・・第3の結像レンズ 111・・・CRT 112・・・第3のハーフミラ− 以上

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)コヒーレント光源と干渉光学系とからなる光学的
    ホログラフィー形成手段と、 上記ホログラフィー形成手段によって形成されたホログ
    ラフィーを記録する光書き込み型空間光変調器と、 光源と読み出し光束発生光学系と再生光の 拡大結像光学系とからなる画像情報再生手段によって上
    記空間光変調器に形成されたホログラムを再生するホロ
    グラフィー表示装置において、電気的あるいは光学的に
    アドレス可能な画像情報入力手段と周期的に光路長を変
    化させる光路長変換手段とを前記干渉光学系内に有し、 三次元画像情報記憶手段より、当該三次元画像を所望の
    次元方向に量子化することにより得られた二次元画像情
    報を、上記画像情報入力手段へ上記光路長変換手段の光
    路長変化周期に同期させて、入力する手段を有すること
    を特徴とするホログラフィー表示装置。
  2. (2)周期的に光路長を変化させる光路長変換装置が、
    画像情報入力手段に表示される二次元画像情報の大きさ
    と同一スケールで前記二次元画像への量子化方向で前記
    三次元画像の大きさの半分の長さだけ偏心した回転軸を
    持つ回転多面体鏡あるいは回転円柱鏡とモータ等による
    その回転手段とからなる請求項1記載のホログラフィー
    表示装置。
  3. (3)画像情報入力手段が、マトリックス状に単結晶薄
    膜トランジスタを配して強誘電性液晶を駆動させる透過
    型液晶ディスプレイである請求項1もしくは請求項2記
    載のホログラフィー表示装置。
  4. (4)画像情報入力手段がCRTと結像光学系あるいは
    レーザ走査装置と、光書き込み型空間光変調器とからな
    る請求項1もしくは請求項2記載のホログラフィー表示
    装置。
  5. (5)光書き込み型空間光変調器が、光導電層、光反射
    層、液晶配向層、光反射率と印加電圧との間に双安定メ
    モリ性を有する強誘電性液晶層、電圧印加手段、透明基
    板からなる光書き込み型液晶ライトバルブである請求項
    1、請求項2、請求項3もしくは請求項4記載のホログ
    ラフィー表示装置。
  6. (6)結像光学系が上記画像情報入力手段と光書き込み
    型空間光変調器の間の光路中に配されていることを特徴
    とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4もしく
    は請求項5記載のホログラフィー表示装置。
  7. (7)ホログラフィー形成手段のコヒーレント光源が、
    ヘリウムネオンレーザやアルゴンイオンレーザなどのガ
    スレーザあるいは半導体レーザである請求項1、請求項
    2、請求項3、請求項4、請求項5もしくは請求項6記
    載のホログラフィー表示装置。
  8. (8)画像情報再生手段の光源がヘリウムネオンレーザ
    やアルゴンイオンレーザなどのガスレーザあるいは可視
    光半導体レーザあるいは発光ダイオードあるいは水銀ラ
    ンプあるいはキセノンランプあるいは抵抗加熱光源であ
    る請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5
    、請求項6もしくは請求項7記載のホログラフィー表示
    装置。
  9. (9)三次元物体画像を三次元ガウス座標系で表現した
    場合、xy座標で表現される二次元平面でz軸方向に三
    次元画像情報を所定の大きさに量子化してメモリ空間に
    蓄積し、xy座標で表現される二次元平面の画像情報を
    、周期的に光路長を変化させる光路長変換変換装置の周
    期のz軸方向の量子化数分の1に同期させて順次画像情
    報入力手段に入力させる請求項1、請求項2、請求項3
    、請求項4、請求項5、請求項6、請求項7、請求項8
    もしくは請求項9記載のホログラフィー表示装置の駆動
    方式。
  10. (10)透過型液晶ディスプレイの表示方式として、各
    表示セグメントに印加する電圧は、xy方向に順次行い
    、一度オン状態になった表示セグメントは一つの画像フ
    レームの表示が終了するまでオフ状態にしないで表示し
    、上記画像情報オフ時が当該透過型液晶ディスプレイの
    1フレーム入力終了時に同期している表示方式を用いた
    ことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求
    項4、請求項5、請求項6、請求項7、請求項8、もし
    くは請求項9記載のホログラフィー表示装置の駆動方式
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011528132A (ja) * 2008-07-16 2011-11-10 ライト、ブルー、オプティクス、リミテッド ホログラフィ画像表示システム

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