JPH0439995A - プリント板ユニット接続装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 電子回路が形成された多数のプリント板ユニットをシェ
ルフのスロットに差し込んで接続するためのプリント板
ユニット接続装置に関し、プリント板ユニットの誤挿入
発生を確実に防止し、しかも製造コストがかからないこ
とを目的とし、 プリント板ユニットに第１のコネクタを設けると共に、
シェルフに第２のコネクタを設け、上記プリント板ユニ
ットを上記シェルフの所定のスロットに差し込むことに
より上記第１のコネクタと第２のコネクタとが接続され
るようにしたプリント板ユニット接続装置において、上
記シェルフのバックボードに一つ又は複数の孔を穿設す
ると共に、上記孔内に挿入できる一つ又は複数の突起を
上記孔の位置に対応して上記プリント板ユニットの差し
込み先端部分に突設し、上記突起が総て上記孔に挿入さ
れたときに上記第１のコネクタと第２のコネクタとが接
続されるように構成する。

〔産業上の利用分野〕

この発明は、電子回路が形成された多数のプリント板ユ
ニットをシェルフのスロットに差し込んで接続するため
のプリント板ユニット接続装置に関する。

情報通信装置その他多くの電子装置においては、多数の
プリント板ユニットを、機能単位でシェルフの所定のス
ロットに差し込んで収容、接続している。この場合、所
定のプリント板ユニットを所定のスロットに正しく挿入
しないと、装置が正常に作動しないだけでなく、非常に
高価なプリント板ユニット回路を損傷し、場合によって
はシステム全体に重大な悪影響を及ぼすことさえある。

しかし、プリント板ユニットの挿入を人間の判断にたよ
っていたのでは誤挿入が発生し易いので、構造的に誤挿
入が防止されるようにする必要がある。

〔従来の技術〕

第５図は従来のプリント板ユニット接続装置を示してい
る。

プリント板ユニット８０に設けられた凹状の第１のコネ
クタ８１のハウジングの側壁には、着脱可能なキー８２
を取り付けるための複数のキー溝８３が形成されている
。一方、シェルフ９０のバックボード９１に設けられた
凸状の第２のコネクタ９２のハウジングの側壁には、治
具などを用いて切除可能な複数のノツチ９３が形成され
ている。

そして、プリント板ユニット８０をシェルフ９０に差し
込んで、第１のコネクタ８１のキー８２が第２のコネク
タ９２のノツチ９３と係合しなければ、第１のコネクタ
８１と第２のコネクタ９２とが接続されないようになっ
ている。

したがって、プリント板ユニット８０の機能に応じて、
キー８２の取り付は位置とノツチ９３の切除位置を合わ
せて設定しておくことにより、プリント板ユニット８０
の誤挿入が防止される。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、各コネクタ８１．９２のハウジングの側壁にキ
ーやノツチを設ける作業は自動化が困難なので、人手に
頼るしかない。そのため、その工程中に作業ミスが発生
して、キー８２の取付位置やノツチ９３の切除位置の正
しくないものが製造され、誤挿入発生の原因となってい
た。

また、位置を選択しながら人手によりキー８２の取り付
けやノツチ９３の形成をするには多くの工数がかかるの
で、製造コストを押しあげる原因ともなっていた。

この発明は、そのような従来の欠点を解消し、プリント
板ユニットの誤挿入発生を確実に防止し、しかも製造コ
ストのかからないプリント板ユニット接続装置を提供す
ることを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記の目的を達成するため、本発明のプリント板ユニッ
ト接続装置は、実施例を説明するための第１図に示され
るように、電子回路が形成されたプリント板ユニット１
に第１のコネクタｌＯを設けると共に、上記プリント板
ユニット１を差し込んで収容するためのシェルフ２に第
２のコネクタ２０を設け、上記プリント板ユニットｌを
上記シェルフ２の所定のスロットに差し込むことにより
上記第１のコネクタＩＯと第２のコネクタ２０とが接続
されるようにしたプリント板ユニット接続装置において
、上記シェルフ２のバックボード３に一つ又は複数の孔
４を穿設すると共に、上記孔４内に挿入できる一つ又は
複数の突起５を上記孔４の位置に対応して上記プリント
板ユニット１の差し込み先端部分に突設し、上記突起５
が総て上記孔４に挿入されたときに上記第１のコネクタ
ＩＯと第２のコネクタ２０とが接続されるようにしたこ
とを特徴とする。

なお、上記突起５は、上記プリント板ユニット■のプリ
ント基板６目体の外縁に形成することができる。

〔作用〕

プリント板ユニットｌに突設された突起５の位置と、シ
ェルフ２のバックボード３に穿設された孔４の位置とが
合致して、総ての突起５が孔４内に挿入されるときだけ
、第１のコネクタ１０と第２のコネクタ２０とが接続さ
れる。

〔実施例〕

図面を参照して実施例を説明する。

第２図において、■は、数多くの半導体素子などを含む
電子回路が配線されたプリント板ユニットであり、原則
として一つのプリント板ユニット１によって、一つの機
能を果たすようになっている。

２は、多数のプリント板ユニットｌを差し込んで収容す
るためのシェルフである。シェルフ２には、一つのプリ
ント板ユニット１を差し込むためのスロット２ａが多数
整列されている。第１図においては、はとんどのスロッ
ト２ａにプリント板ユニットｌが差し込まれており、一
部のスロット２ａだけにプリント板ユニットｌが差し込
まれていない状態が示されている。

第１図は、１つのスロット２ａに半ばまでプリント板ユ
ニットｌが差し込まれた状態を示している。プリント板
ユニットｌの差し込み先端側には、そのプリント板ユニ
ットｌの電気配線に接続された凹状の第１のコネクタｌ
Ｏが設けられている。

また、シェルフ２の奥を塞ぐように立設されたバックボ
ード３には、凸状の第２のコネクタ２０が設けられてお
り、これら第１のコネクタｌＯと第２のコネクタ２０と
は、互いに接続することができるように形成されている
。２５は、第２のコネクタ２０に立設された多数の接点
ピンである。

シェルフ２のバックボード３には、プリント板ユニット
Ｉの差し込み先端の縁部に位置を合わせて、複数のスル
ーホール４が所定の位置に穿設されている。スルーホー
ル４は、ＮＣ加工機など自動加工機によって高精度にか
つ迅速に穿設することができ、そのスロット２ａに差し
込まれるプリント板ユニットｌの機能に対応して異なる
所定の位置に穿設されている。

本実施例の場合には、例えば上下者３箇所の合計６箇所
の所定位置を決めて、その各々の位置にスルーホール４
を穿設するかしないかによって、スルーホール４の穿設
パターンを変えている。

一方、プリント板ユニットｌのプリント基板６の差し込
み先端部分の外縁には、複数の突起５が前方に向けて突
設されている。この突起５は、バックボード３のスルー
ホール４の位置と対応する位置に突設されていて、スル
ーホール４内に挿入することができ、自動加工機によっ
て形成することができる。

このように構成された上記実施例のプリント板ユニット
接続装置においては、所定のスロット２ａに正しいプリ
ント板ユニットｌが挿入されると、第３図に示されるよ
うに、プリント板ユニットｌの突起５がスルーホール４
内に総て挿入され、第１のコネクタ１０と第２のコネク
タ２０とが接続される。

シカシ、スロット２ａに所定のプリント板ユニットｌと
は異なる種類のプリント板ユニット１が誤って挿入され
ると、第４図に示されるように、プリント板ユニット１
の突起５の突設位置がそのスロット２ａのスルーホール
４の穿設位置と合致しないので、一つの突起５ａの先端
がバックボード３にぶつかって、プリント板ユニット１
をそのスロット２ａ内にそれ以上挿入することができな
くなる。したがって、第１のコネクタＩＯと第２のコネ
クタ２０とは接続されない。

このようにして、スロット２ａに所定の正しい種類のプ
リント板ユニット１が挿入されたときだけ、第１のコネ
クタｌＯと第２のコネクタ２０とが接続される。

なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、
例えば、スルーホール４及び突起５は、共に一つだけ設
けても複数設けてもよく、また、スルーホールに代えて
めくら穴を穿設したものなどでもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は、実施例の斜視図、 第２図は、実施例の全体略示図、 第３図は、実施例の動作説明図、 第４図は、実施例の動作説明図、 第５図は、従来例の斜視図である。 〔発明の効果〕 本発明のプリント板ユニット接続装置によれば、シェル
フのバックボードに穿設した孔とプリント板ユニットに
突設した突起とによってプリント板ユニットの誤挿入を
防止することができ、これら孔及び突起は、人手にたよ
ることなく、自動加工機によって簡単かつ誤りなく形成
することができる。したがって、プリント板ユニットの
誤挿入の事故を完全に防止することができる。 しかも、誤挿入防止のために特別の装置や部品を必要と
しないこともあって、製造コストが非常に低く、従来に
比べて大幅なコストダウンをすることができる。 図中、１・・・プリント板ユニット、 ２−・・シェルフ、 ３・・・バックボード ４・・・スルーホール（孔）、 ５・・・突起、 ＩＯ・・・第１のコネクタ、 ２０・・・第２のコネクタ。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. １．電子回路が形成されたプリント板ユニット（１）に
   第１のコネクタ（１０）を設けると共に、上記プリント
   板ユニット（１）を差し込んで収容するためのシェルフ
   （２）に第２のコネクタ（２０）を設け、 上記プリント板ユニット（１）を上記シェルフ（２）の
   所定のスロットに差し込むことにより上記第１のコネク
   タ（１０）と第２のコネクタ（２０）とが接続されるよ
   うにしたプリント板ユニット接続装置において、 上記シェルフ（２）のバックボード（３）に一つ又は複
   数の孔（４）を穿設すると共に、上記孔（４）内に挿入
   できる一つ又は複数の突起（５）を上記孔（４）の位置
   に対応して上記プリント板ユニット（１）の差し込み先
   端部分に突設し、上記突起（５）が総て上記孔（４）に
   挿入されたときに上記第１のコネクタ（１０）と第２の
   コネクタ（２０）とが接続されるようにしたことを特徴
   とするプリント板ユニット接続装置。
2. ２．上記突起（５）が、上記プリント板ユニット（１）
   のプリント基板（６）自体の外縁に形成されている請求
   項１記載のプリント板ユニット接続装置。