JPH0439446Y2 - - Google Patents

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JPH0439446Y2
JPH0439446Y2 JP1985162740U JP16274085U JPH0439446Y2 JP H0439446 Y2 JPH0439446 Y2 JP H0439446Y2 JP 1985162740 U JP1985162740 U JP 1985162740U JP 16274085 U JP16274085 U JP 16274085U JP H0439446 Y2 JPH0439446 Y2 JP H0439446Y2
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JP
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piston
cylinder tube
sliding device
cut
reciprocating sliding
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JP1985162740U
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【考案の詳細な説明】 [技術分野] 本考案は、往復摺動装置、特に、ピストンの往
復運動をピストンロツドを用いることなく外部に
取り出す構造の往復摺動装置に関する。
[背景技術] このような往復摺動装置としては、たとえば特
開昭58−118309号に開示されるものがすでに提案
されている。
すなわち、軸方向に切割りが形成されたシリン
ダチユーブ内に滑動自在に位置される円形のピス
トンと、シリンダチユーブの側面外部に設けら
れ、外部負荷が作用されるテーブルなどの移動部
材とを前記切割りを通じて連結し、ピストンとシ
リンダチユーブ両端部との間にそれぞれ形成され
た流体室内に交互に空気圧などを作用させること
によつてピストンに発生される推力が移動部材に
伝達されるように構成したものである。
しかしながら、上記のような構造のものでは、
ピストンロツドを用いることなく、ピストンに発
生される推力を外部に取り出すことができるた
め、通常のシリンダ装置などに比較して装置の取
付けに要するスペースを低減できるという利点は
あるが、ピストンが円形であるため、シリンダチ
ユーブの断面寸法の割りにはピストンに得られる
推力が小さく、さらに、移動部材に作用される外
力がシリンダチユーブ内に位置されるピストンな
どにも直接伝達されるため、装置の剛性が比較的
小さく、外部負荷やピストンの移動速度などが比
較的大きい場合や移動部材に横荷重が作用する場
合などにおいては、振動を発生し、ガタやかじり
を生じるなどして円滑な動作が得られないなどの
欠点があるものである。
[考案の目的] 考案の目的は、小形で比較的大きな推力を得る
ことが可能な往復摺動装置を提供することにあ
る。
本考案の他の目的は、横荷重の作用するテーブ
ルを高速かつ円滑に駆動することが可能な往復摺
動装置を提供することにある。
[考案の概要] 本考案は、往復摺動装置において、軸方向に切
割りが形成されたシリンダチユーブ内に位置され
るピストンの受圧面を長円形にするとともに、シ
リンダチユーブの側面外部に設けられ、切割りを
通じてピストンと接続されるテーブルにガイドバ
ーを設けることにより、小形で比較的大きな推力
および円滑な動作が得られるようにしたものであ
る。
[実施例] 第1図は、本考案の一実施例である往復摺動装
置の一部を破断して示す断面図であり、第2図
は、前記第1図において線−で示される部分
の断面図、同じく第3図は、線−で示される
部分の断面図、同じく第4図は、線−で示さ
れる部分の断面図であり、さらに第5図は、その
平面図である。
本実施例の往復摺動装置は、いわゆるロツドレ
ス形のシリンダ構造を用いたものであり、シリン
ダチユーブ1の両端部はエンドプレート2および
エンドプレート3によつて閉止されており、Yパ
ツキン4およびYパツキン5によつて閉止部の気
密が保持されている。
シリンダチユーブ1の内部には、両端部にピス
トン6およびピストン7が固定されたピストンホ
ルダ8が設けられている。
そして、前記ピストン6および7とシリンダチ
ユーブ1の両端部を閉止するエンドプレート2お
よび3との間にそれぞれ形成される流体室Lおよ
び流体室Rに、エンドプレート2および3に形成
された圧力ポート9および圧力ポート10を通じ
て、適宜圧縮空気などの流体圧を作用させること
によつて、ピストン6および7が固定されたピス
トンホルダ8に所定の方向の推力が発生され、シ
リンダチユーブ1の内部を往復運動される構造と
されている。
この場合、ピストン6および7の受圧面は、第
2図に示されるように2本の平行直線と2つの半
円よりなる長円形に形成されている。
また、ピストン6および7の外周部には、Yパ
ツキン11およびYパツキン12が装着され、シ
リンダチユーブ1との摺動部の気密が保持されて
いる。
シリンダチユーブ1の側壁部には、軸方向に所
定の幅の切割り13が形成されており、ピストン
ホルダ8に固定された接続具14の一部が該切割
り13を通じてシリンダチユーブ1の外部に突出
されている。
一方、シリンダチユーブ1の側面外部にはテー
ブル15が設けられ、切割り13を通じて外部に
突出された接続具14にスプリングピン16を介
して固定されることによつて、シリンダチユーブ
1の内部に位置されるピストンホルダ8とともに
軸方向に移動される構造とされている。
接続具14と切割り13との摺動部には摺動軸
受14aが設けられており、接続具14に作用さ
れる摺動抵抗が低減されるように構成されてい
る。
この場合、テーブル15には、両端部がそれぞ
れエンドプレート2および3に固定され、シリン
ダチユーブ1の軸方向に平行に設けられた複数の
ガイドバー17およびガイドバー18が貫通され
ており、テーブル15がシリンダチユーブ1の軸
方向に滑動自在に案内されるように構成されてい
る。
また、シリンダチユーブ1の内部および外部に
おいて切割り13に沿う方向には、一部が接続具
14に摺接されるように、たとえば非磁性材料か
らなるインナシールバンド19および磁性材料か
らなるアウタシールバンド20が設けられてお
り、シリンダチユーブ1の端部に設けられた支持
板21a,21bおよびねじ22a(一方のみを
示す)によつて固定されている。
そして、接続具14は、前記インナシールバン
ド19およびアウタシールバンド20を押分けな
がらシリンダチユーブ1の軸方向に移動されると
ともに、インナシールバンド19は流体室Lおよ
びRの内圧の上昇によつて切割り13に密着さ
れ、該切割り13を通じての流体の漏洩が阻止さ
れ、さらに、シリンダチユーブ1の外周部におい
て切割り13の両側に沿う方向に配設された永久
磁石23aおよび23bに磁性材料からなるアウ
タシールバンド20が密着することによつて、作
業環境中の塵埃などが切割り13の内部に侵入す
ることが防止されている。
また、テーブル15には、シリンダチユーブ1
との間に、ダストシール24が設けられており、
接続具14によつてインナシールバンド19とア
ウタシールバンド20とが押分けられて形成され
る切割り13の開放部を通じて、シリンダチユー
ブ1の内部に塵埃などが侵入することが防止され
ている。
エンドプレート2および3には、緩衝器25お
よび緩衝器26が装着されており、テーブル15
のストローク端部における衝撃などが吸収される
構造とされている。
以下、本実施例の作用について説明する。
始めに、圧力ポート9および10が、制御弁
(図示せず)などを介してたとえば圧縮空気圧源
(図示せず)などに接続される。
次に、圧力ポート9(10)に圧縮空気圧など
を作用させることによつて流体室L(R)の内圧
が上昇され、インナシールバンド19が切割り1
3に密着して該流体室L(R)内の気密が保持さ
れるとともに、流体室L(R)を構成するピスト
ン6(7)を介してピストンホルダ8には右
(左)方向に推力が発生される。
そして、ピストンホルダ8に固定された接続具
14は、インナシールバンド19およびアウタシ
ールバンド20を押分けながら移動し、該接続具
14を介してピストンホルダ8に接続されたテー
ブル15が第1図の右(左)方向に移動され、テ
ーブル15の上に載置される物品(図示せず)の
搬送や、テーブル15に接続される外部負荷(図
示せず)の駆動などの所定の作業が行われる。
ここで、本実施例においては、ピストン6およ
び7の受圧面が長円形にされているため、たとえ
ばピストン6および7の受圧面積の形状が単なる
円形である場合などに比較して、ピストン6およ
び7が収容されるシリンダチユーブ1の形状が偏
平化されて小形化されるとともにシリンダチユー
ブ1の断面積が有効に利用され、ピストン6およ
び7の受圧面積が比較的大きくなり、ピストンホ
ルダ8すなわちテーブル15には大きな推力を得
ることができる。
さらに、外部から負荷が作用されるテーブル1
5が、ガイドバー17および18によつて滑動自
在に案内される構造であるため、テーブル15に
作用する外部負荷などがガイドバー17および1
8によつて負担され、該テーブル15を駆動させ
るピストンホルダ8やピストン6および7などに
直接作用することがなく、装置の剛性が大とな
り、作用される負荷およびテーブル15の移動速
度が比較的大きい場合や、テーブル15に横荷重
などが作用する場合などにおいても、振動などを
発生することなく、円滑な動作を得ることができ
る。
なお、本考案は前記実施例になんら限定される
ものではなく、その主旨を逸脱しない範囲で種々
変更可能であることは言うまでもない。
[効果] (1) 軸方向に切割りが形成されたシリンダチユー
ブと、該シリンダチユーブ内に位置されるピス
トンと、前記シリンダチユーブの側面外部に設
けられ、前記切割りを通じて前記ピストンに接
続されることによつて該シリンダチユーブの軸
方向に往復運動されるテーブルとからなる往復
摺動装置において、前記ピストンの受圧面が長
円形であり、前記テーブルに、該テーブルの往
復運動を案内するとともに横荷重を支持するガ
イドバーを設けた構造であるため、ピストンが
収容されるシリンダチユーブの断面形状が偏平
化されて装置が小形化されるとともに、シリン
ダチユーブの断面積が有効に利用されてピスト
ンの受圧面積が大となり、テーブルに比較的大
きな推力を得ることができる。
さらにテーブルに作用する横荷重などがガイ
ドバーによつて負担されるので、ピストンなど
に直接作用することがなく、装置の剛性が大と
なる。これにより、たとえば、作用する負荷お
よびテーブルの移動速度が比較的大きい場合
や、テーブルに横荷重が作用する場合において
も、振動やガタ、かじりなどを生じることな
く、テーブルを高速かつ円滑に駆動することが
できる。
(2) 前記(1)の結果、ピストンに装着されるパツキ
ンなどに必要以上の荷重が作用することがな
く、パツキンの信頼性および耐久性が向上され
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例である往復摺動装
置の一部を破断して示す断面図、第2図は、前記
第1図において線−で示される部分の断面
図、同じく第3図は、線−で示される部分の
断面図、同じく第4図は、線−で示される部
分の断面図、さらに第5図は、その平面図であ
る。 1……シリンダチユーブ、2,3……エンドプ
レート、4,5……Yパツキン、6,7……ピス
トン、8……ピストンホルダ、9,10……圧力
ポート、11,12……Yパツキン、13……切
割り、14……接続具、14a……摺動軸受、1
5……テーブル、16……スプリングピン、1
7,18……ガイドバー、19……インナシール
バンド、20……アウタシールバンド、21a,
21b……支持板、22a……ねじ、23a,2
3b……永久磁石、25,26……緩衝器。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 軸方向に切割りが形成されたシリンダチユー
    ブと、該シリンダチユーブ内に位置されるピス
    トンと、前記シリンダチユーブの側面外部に設
    けられ、前記切割りを通じて前記ピストンに接
    続されることによつて該シリンダチユーブの軸
    方向に往復運動されるテーブルとからなる往復
    摺動装置であつて、前記ピストンの受圧面が長
    円形であり、前記テーブルに、該テーブルの往
    復運動を案内するとともに横荷重を支持するガ
    イドバーが設けられてなることを特徴とする往
    復摺動装置。 (2) 前記往復摺動装置がロツドレスシリンダであ
    ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の往復摺動装置。
JP1985162740U 1985-10-23 1985-10-23 Expired JPH0439446Y2 (ja)

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JP1985162740U JPH0439446Y2 (ja) 1985-10-23 1985-10-23

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Publication Number Publication Date
JPS6271404U JPS6271404U (ja) 1987-05-07
JPH0439446Y2 true JPH0439446Y2 (ja) 1992-09-16

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ID=31090291

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JPH084995Y2 (ja) * 1990-09-28 1996-02-14 日本精工株式会社 直動テーブル装置の防塵装置

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JPS54132076A (en) * 1978-04-05 1979-10-13 Nisshin Kogyo Kk Hydraulic pressure deformed cylinder

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