JPH043884Y2 - - Google Patents

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JPH043884Y2
JPH043884Y2 JP1985071364U JP7136485U JPH043884Y2 JP H043884 Y2 JPH043884 Y2 JP H043884Y2 JP 1985071364 U JP1985071364 U JP 1985071364U JP 7136485 U JP7136485 U JP 7136485U JP H043884 Y2 JPH043884 Y2 JP H043884Y2
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JP
Japan
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bumper
radiator
rear end
guide port
air guide
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JP1985071364U
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JPS61186650U (ja
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  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、車両のフロントバンパの改良に関
する。
従来の技術 他の物体との衝撃を受けあるいは吸収する車両
用のフロントバンパは、一般に後部両側に設けら
れたバンパーステーによつて車体の前端部に配置
固定されるようになつており、外観向上のために
近時その形が大きく形成されている。このため、
フロントバンパによつてラジエータを覆うような
形になり、とりわけキヤブオーバ型車にあつては
その傾向が著しい。そのため、ラジエータへ外気
を導入するため、フロントバンパの前端部に導風
口を設けたものがあり、また、フロントバンパ付
近に外気導入ダクトを設けたもの等が提供されて
いる(例えば実開昭59−124716号公報参照)。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、前者にあつては、導風口から導
入した外気がラジエータに対して何んらの指向性
を有さずエンジンルーム内に拡散するように流れ
るため、十分な冷却効果が得られない。また後者
にあつてはダクトを別途に用意しなければなら
ず、製造コストが高くなるばかりか、車体軽量化
の要請にも反することになる。また、実開昭58−
47541号公報に記載された技術のようにバンパー
ステーにより車体に固定されたバンパ本体の略中
央にハニカム構造の複数の通風穴を設けて、該通
風穴から外気を導入してラジエータを冷却するよ
うにしたものも提供されている。しかし、この技
術は、単に通風穴を設けただけであるため、該通
風穴から流入した外気はエンジンルーム内で方向
性を失つて拡散してしまう。特に、バンパ本体と
ラジエータの間隔が大きい場合は著しくなる。こ
のため、前述の従来例と同様にラジエータの十分
な冷却効果が得られない。
問題点を解決するための手段及び作用 この考案は、上記従来の実情に鑑み案出された
もので、前部に外気導入用の導風口が形成された
フロントバンパ本体と、該フロントバンパ本体の
後部両側を車体に固定する一対のバンパーステー
とを備えた車両用フロントバンパにおいて、夫々
垂直枠板状に形成された上記各バンパーステーの
前端部を上記導風口の両側縁に沿つて配置すると
共に、後端部をラジエータの前面付近まで延設
し、かつ上記前端部から後端部に亘つて拡開状に
形成して、後端部の下端部を上記ラジエータ前面
の下端部まで延設したことを特徴としている。
したがつて、上記導風口から流入した外気は、
両バンパーステーの対向内面間でラジエータの前
面まで円滑に案内され、該ラジエータを外気によ
り強制的かつ集中的に冷却する。このため、ラジ
エータに対する冷却効率が十分に向上する。
実施例 以下この考案の実施例を図面に基づいて詳述す
る。
第1図〜第4図は、この考案に係る車両のフロ
ントバンパがキヤブオーバ型車に適用された一実
施例を示している。
具体的に説明すれば、1は車体、2は前席の下
部付近に配置し、かつ車体1のサイドメンバ3,
3間に配設されたラジエータ、4はこのラジエー
タ2の略正面に配置されたフロントバンパであつ
て、このフロントバンパ4は横断面コ字形の本体
5と、この本体5の前面に固定され、かつ略中央
に比較的大きな矩形状の導風口6を有するバンパ
ーフエイシア7と、本体5を車体1のサイドメン
バ3,3に固定する2つの垂直枠板状のバンパー
ステー8,8からなつている。
そして、バンパーステー8は、第2図〜第4図
に示すように上記導風口6の両側縁18に配置さ
れた前端部9から後端部10に亘つて拡開状に形
成されて、後端部10の上下巾がラジエータ2の
前面15の上下端部までの長さと略同一に設定さ
れている。また、前端部9から後端部10にかけ
てその略中央部がクランク状に折曲されて両後端
部10がラジエータ2の左右巾と略同一となるよ
うに設定されていると共に、その上下端部11,
12が内側へ略L字形に折曲形成されている。ま
た、前端部9は、下部前端縁13がバンパーフエ
イシア7の導風口6の左右側縁18に沿つて傾斜
状に形成されていると共に、前方に突き出たコ字
状の上部14が本体5の後部に嵌合すると共に、
溶接等で固定されるようになつている。また、後
端部10は、ラジエータ2の前面15付近まで延
長配置され、かつ上部には固定用ボルト16,1
6の挿通孔17,17が形成されている。尚、図
中19は補強用の突起部である。
したがつて、上記構成を有するフロントバンパ
によれば、バンパーステー8,8によつて本体5
がサイドメンバ3,3に確実に固定されることは
勿論のこと、車両走行中等にバンパフエイシア7
の導風口6から流入した外気が、エンジンルーム
内で方向性を失つて拡散することなく、バンパー
ステー8,8によつてラジエータ2前面15方向
に円滑に案内される。また、特に前端部9から後
端部10に亘つて拡開状に形成されて、後端部1
0の上下巾がラジエータ2前面15の上下端部ま
で延設されているため、外気をラジエータ2の前
面15に強制的かつ集中的に当てることができる
と共に、その大部分を前面15の全面積に均一に
当てることが可能となる。このため、ラジエータ
2が効果的に冷却され、ラジエータ2の機関冷却
性能が向上し、ひいては機関のオーバーヒート等
が防止されると共に機関の耐久性が向上する。
考案の効果 以上の説明で明らかなように、この考案に係る
車両用フロントバンパによれば、とりわけバンパ
ーステーの前端部を導風口の両側縁に沿つて配置
すると共に、後端部をラジエータの前面付近まで
延設し、かつ上記前端部から後端部に亘つて拡開
状に形成して、後端部の下端部をラジエータ前面
の下端部まで延設したため、導風口からエンジン
ルーム内に流入した外気が両バンパーステーの対
向内面間でラジエータ前面まで円滑に案内され
る。特に、上記後端部の特異な構成によつて外気
をラジエータの前面に強制的かつ集中的に当てる
ことができると共に、ラジエータ前面の全面積に
対して均一に当てることが可能となる。この結
果、ラジエータの機関冷却性能が向上すると共
に、機関のオーバーヒート等が十分に防止され、
また機関の耐久性も向上する。更に、従来のよう
な外気導入ダクト等も全く不要となるため、コス
ト面で有利となるばかりか、車体軽量化の要請も
満足できる。
尚、この考案は、キヤブオーバ型車に限らず一
般的な乗用車に適用できることはいうまでもな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る車両用フロントバンパ
をキヤブオーバ型車に適用した実施例を示す正面
図、第2図は、第1図の−線断面図、第3図
は第2図の−線断面図、第4図はこの実施例
のバンパーステーを示す斜視図である。 1……車体、2……ラジエータ、4……フロン
トバンパ、5……本体、6……導風口、7……バ
ンパフエイシア、8……バンパーステー、9……
前端部、10……後端部、15……前面、18…
…側縁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前部に外気導入用の導風口が形成されたフロン
    トバンパ本体と、該フロントバンパ本体の後部両
    側を車体に固定する一対のバンパーステーとを備
    えた車両用フロントバンパにおいて、夫々垂直枠
    板状に形成された上記各バンパーステーの前端部
    を上記導風口の両側縁に沿つて配置すると共に、
    後端部をラジエータの前面付近まで延設し、かつ
    上記前端部から後端部に亘つて拡開状に形成し
    て、後端部の下端部を上記ラジエータ前面の下端
    部まで延設したことを特徴とする車両用フロント
    バンパ。
JP1985071364U 1985-05-14 1985-05-14 Expired JPH043884Y2 (ja)

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JPS61186650U JPS61186650U (ja) 1986-11-20
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3922506B2 (ja) * 1999-11-22 2007-05-30 スズキ株式会社 バンパの配設構造

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JPS5847541B2 (ja) * 1979-03-20 1983-10-22 ミネソタ、マイニング、アンド、マニユフアクチユアリング、コンパニ− コンクリ−ト表面の密封方法

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