JPH043767Y2 - - Google Patents

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JPH043767Y2
JPH043767Y2 JP1985046008U JP4600885U JPH043767Y2 JP H043767 Y2 JPH043767 Y2 JP H043767Y2 JP 1985046008 U JP1985046008 U JP 1985046008U JP 4600885 U JP4600885 U JP 4600885U JP H043767 Y2 JPH043767 Y2 JP H043767Y2
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mold
pot
resin inlet
mold plate
resin
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JP1985046008U
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JPS61162417U (ja
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案はトランスフアー成型用金型に係わる。
「従来の技術」 一般に、トランスフアー成型機は、ポツトと称
される加熱室内に熱硬化性樹脂を投入して軟化さ
せた後、プランジヤにより金型のキヤビテイ内に
押し込み、該キヤビテイ内で樹脂を硬化させるよ
うになつており、例えばリードフレーム等に成型
を行なう場合などに適用される。
第5図および第6図はトランスフアー成型機に
用いられる金型の従来例を示すもので、該金型に
は、その上型21の中央付近にキヤビテイ4A,
4Bに連通するポツト3が設けられるとともに、
該ポツト3の上方を開放した状態で金型の前方お
よび後方と連通させる樹脂投入口22が形成され
ている。すなわち、成型機に取り付けられるベー
ス板2がポツト3の上方で左右に分割されて、そ
の分割端部2aの離間間隔がポツト3の内径より
広幅に形成されており、該ベース板2とキヤビテ
イ4A,4Bを形成するためのチエイス5を支持
する型板6との間に、複数の円柱状のポスト23
が配設され、また、金型の前後部に配設されてい
るスペーサブロツク24に、前記ベース板2の分
割縁部2a間に連通する角形の切欠25が形成さ
れて、これらベース板2、ポスト23およびスペ
ーサブロツク24により、該スペーサブロツク2
4の切欠25とポツト3とをポスト23の間を通
つて連通させた状態の前記樹脂投入口22が形成
されたものである。
「考案が解決しようとする問題点」 しかしながら、このような構造の金型である
と、前記樹脂投入口22を避けた位置にポスト2
3が配設されるために、樹脂投入口22の下方位
置付近の金型の合わせ面(パーテイングライン)
に作用する型締め圧力が他の部分よりも低くなつ
て、該樹脂投入口22の下方に配設されているキ
ヤビテイ4A内への樹脂注入圧力により、上型2
1が樹脂投入口22付近から上方に反り易くな
る。このため、金型の合わせ面に隙間が生じて製
品にバリが発生し、また、上型21内にエジエク
タピン(図示略)が配設されている場合には、該
エジエクタピンの摺動が金型の反りにより妨げら
れて、製品の離型が困難になるなどの問題点が生
じ易い。
本考案は前記問題点を有効に解決するもので、
型締め圧力を均等化して、バリ発生等を防止する
ことを目的とする。
「問題点を解決するための手段」 本考案は、型の背面に連結される型板と、この
型板の背面に立設された複数のポストと、前記型
板の背面に設けられた樹脂投入用のポツトと、前
記型板の側方から前記ポツトに向かつて延びる樹
脂投入口とを備えたトランスフアー成型用金型に
おいて、前記複数のポストのうち少なくとも一本
が前記樹脂投入口の内方に突出状態で配設される
とともに、このポストには前記ポツトから遠ざか
るにつれて前記ポツトの軸線から離間する傾斜面
が形成されていることを特徴とする。
「実施例」 以下、本考案の実施例を第1図ないし第4図に
基づいて説明する。
第1図および第2図は本考案の第1実施例を示
すもので、該第1実施例の金型においても、上型
1のベース板2がポツト3の上方で左右に分割さ
れて離間させられていることによりポツト3の上
方を開放状態としている点、および該ベース板2
とキヤビテイ4A,4Bを形成するためのチエイ
ス5を支持している型板6との間に複数のポスト
7,8が配設されている点等は、前記従来例と同
様であるが、ベース板2の分割縁部2a間に前後
方向に沿つて形成されている樹脂投入口9が、そ
の開口幅寸法を下方に向けて漸次縮小させる如き
形状とされている点が相異するものである。すな
わち、金型の前後部に配設されているスペーサブ
ロツク10の切欠11が、前記ベース板2の分割
縁部2a間に連通した状態の逆台形状に形成され
ており、また、ポツト3近傍のポスト7が角柱状
に形成されて、ベース板2の分割縁部2aよりも
内方に突出状態に配設されるとともに、その上部
に、前記スペーサブロツク10の切欠11の傾斜
面11aと同一平面内で平行な傾斜面7aが形成
されて、これら傾斜面7a,11aにより前記樹
脂投入口9の側壁を形成する如くして、該樹脂投
入口9の開口幅寸法を下方に向けて漸次縮小させ
ているものである。なお、第1図中符号12はポ
ツト3内に圧入されるプランジヤである。
このような構造を有する金型において、第1図
に示す型締め状態でいわゆる型締め圧力を作用さ
せると、ポスト8の下方位置付近の金型の合わせ
面には該ポスト8により直接的に型締め圧力が作
用するとともに、ポスト7の上面に作用した型締
め圧力は、その一部が傾斜面7aに沿つて第1図
の矢印で示す分力を生じることにより、該ポスト
7と型板6との接触面に型締め圧力が分散状態に
作用して、該接触面の下方つまり樹脂投入口9の
下方の金型の合わせ面に伝達されるものである。
したがつて、金型の合わせ面における型締め圧力
を全体としてほぼ均等化させることができるもの
である。
第3図は本考案の第2実施例を示すもので、該
第2実施例においては、ポスト13とスペーサブ
ロツク14の切欠15との傾斜面13a,15a
を樹脂投入口16の下部側壁を形成する如く配設
して、該樹脂投入口16の上部開口をベース板2
の分割縁部2aと同一の幅寸法に広くすることに
より樹脂投入時の作業性を向上させたもので、こ
の場合も、型締め圧力の一部を傾斜面13a,1
5aに沿って樹脂投入口16の下方の金型の合わ
せ面に作用させることができる。
第4図は本考案の第3実施例を示すもので、ポ
スト17とスペーサブロツク18の切欠19との
傾斜面17a,19aを円弧状に湾曲形成して、
樹脂投入口20の開口幅寸法をさらに広くしたも
のである。
なお、前記各実施例では、ベース板2と型板6
との間に複数のポストを配置して、これらポスト
を介して金型の合わせ面に型締め圧力を作用させ
るようにしたが、ベース板2と型板6との間を一
体のブロックにより支持するようにしてもよく、
この場合、該ブロツクに、ポツト3の上方を金型
の外側方に連通させる溝状の樹脂投入口を形成し
て、その側壁に傾斜面を形成するものである。
「考案の効果」 以上説明したように、本考案のトランスファー
成型用金型によれば、型の背面に連結される型板
と、この型板の背面に立設された複数のポスト
と、前記型板の背面に設けられた樹脂投入用のポ
ツトと、前記型板の側方から前記ポツトに向かつ
て延びる樹脂投入口とを備えたトランスファー成
型用金型において、前記複数のポストのうち少な
くとも一本が前記樹脂投入口の内方に突出状態で
配設されるとともに、このポストには前記ポツト
から遠ざかるにつれて前記ポツトの軸線から離間
する傾斜面が形成されていることにより、型締め
圧力の一部を傾斜面に沿つて樹脂投入口の下方に
も作用させ得るるので、全体としての型締め圧力
を均等化し得て、製品のバリ発生等を防止するこ
とができるとともに、金型内にエジエクタピンが
配設されている場合等に、該エジエクタピンの摺
動を円滑にして製品取り出しを容易に行なうこと
ができるなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案におけるトランスフアー成型用
金型の第1実施例を示す縦断面図、第2図は第1
図の−線に沿う矢視図、第3図および第4図
は本考案に第3実施例および第4実施例をそれぞ
れ示す要部の縦断面図、第5図はトランスフアー
成型用金型の従来例を示す縦断面図、第6図は第
5図の−線に沿う矢視図である。 1……上型、2……ベース板、3……ポツト、
4……キヤビテイ、5……チエイス、6……型
板、7,8,13,17……ポスト、7a,13
a,17a……傾斜面、9,16,20……樹脂
投入口、10,14,18……スペーサブロツ
ク、11,15,19……切欠、11a,15
a,19a……傾斜面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 型の背面に連結される型板と、この型板の背面
    に立設された複数のポストと、前記型板の背面に
    設けられた樹脂投入用のポツトと、前記型板の側
    方から前記ポツトに向かつて延びる樹脂投入口と
    を備えたトランスフアー成型用金型において、前
    記複数のポストのうち少なくとも一本が前記樹脂
    投入口の内方に突出状態で配設されるとともに、
    このポストには前記ポツトから遠ざかるにつれて
    前記ポツトの軸線から離間する傾斜面が形成され
    ていることを特徴とするトランスフアー成型用金
    型。
JP1985046008U 1985-03-29 1985-03-29 Expired JPH043767Y2 (ja)

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JP1985046008U JPH043767Y2 (ja) 1985-03-29 1985-03-29

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JP1985046008U JPH043767Y2 (ja) 1985-03-29 1985-03-29

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JPS61162417U JPS61162417U (ja) 1986-10-08
JPH043767Y2 true JPH043767Y2 (ja) 1992-02-05

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ID=30560014

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57171636U (ja) * 1981-04-24 1982-10-28

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JPS61162417U (ja) 1986-10-08

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