JPH04372595A - ブラシレス直流モータの駆動回路 - Google Patents

ブラシレス直流モータの駆動回路

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JPH04372595A
JPH04372595A JP3146153A JP14615391A JPH04372595A JP H04372595 A JPH04372595 A JP H04372595A JP 3146153 A JP3146153 A JP 3146153A JP 14615391 A JP14615391 A JP 14615391A JP H04372595 A JPH04372595 A JP H04372595A
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Japan
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signal
circuit
group
stator winding
windings
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JP3146153A
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Kenji Iriyama
入山 健治
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Denso Corp
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NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固定子巻線に誘起され
る誘起電圧に基づいて位置検出信号を得るようにしたブ
ラシレス直流モータの駆動回路に関し、例えばエンジン
の冷却ファンモータに適する。
【0002】
【従来の技術】ブラシレス直流モータは、同期電動機の
原理により、永久磁石による回転子が固定子巻線による
回転磁界と同じ速度で回転しているとき一定トルクを発
生する。したがって、固定子巻線への電流の通電は、回
転子によって固定子巻線へ誘起される正弦波誘起電圧に
同期した最適通電角が設定される。このため、ブラシレ
ス直流モータでは、回転子の位置検出が不可欠となる。
【0003】近時、上記回転子の位置検出を、ホール素
子等の位置検出素子を用いずに固定子巻線に誘起される
誘起電圧を利用して検出する方法が採用されるようにな
ってきている。図4に上記位置検出素子をもたないブラ
シレス直流モータにおける駆動回路の一例を示す。これ
は、3相全波通電の駆動方式の例であって、ドレイン・
ソース通路を直列に接続(カスケード接続)したN形及
びP形C−MOSトランジスタ(以下単にトランジスタ
と呼ぶ)を3相分並列に接続して成るインバータ11と
、該インバー11によって通電角が制御されるU相,V
相及びW相から成る固定子巻線群4U,4V,4Wと、
該固定子巻線群4U〜4Wの正弦波誘起電圧と極性が対
応した矩形波電圧を形成する矩形波電圧形成回路50と
、該矩形波電圧形成回路50からの3相の矩形波電圧よ
り各二つの組合せについての正側と負側との論理積であ
る六つの中間信号を生成するロジック回路53と、該ロ
ジック回路53の出力を電気角30°だけ遅相するDフ
リップフロップ構成の遅延回路51と、該遅延回路51
に30°移相量を算出したタイミングクロックを与える
30°算出回路52とから構成されている。なお、10
はバッテリである。また、矩形波電圧形成回路50は一
般に差動増幅回路による演算増幅器が用いられる。
【0004】図5は上記回路の動作を示すタイムチャー
トを示し、Aは各固定子巻線U,V及びWに誘起する電
圧波形を、CLは30°算出回路52の出力するタイミ
ングクロック、U0,V0及びW0はそれぞれ矩形波電
圧形成回路50の矩形波出力、(UV)a′,(UV)
b′、(VW)a′,(VW)b′及び(WU)a′,
(WU)b′は、ロジック回路53の出力する各中間信
号、(UV)a,(UV)b、(VW)a,(VW)b
及び(WU)a,(WU)bは遅延回路51から出力さ
れる通電タイミング信号をそれぞれ表している。
【0005】これによれば、例えばU相の固定子巻線4
Uを励磁する電流は、その前半区間には、遅延回路51
の通電タイミング信号(UV)aのハイレベル信号UV
′によって導通したトランジスタTaのドレイン・ソー
ス通路から固定子巻線4U,及び4Vを通り、通電タイ
ミング信号(VW)bのロウレベル信号V′Wによって
導通したトランジスタTbのドレイン・ソース通路を通
して流れ、後半区間には、固定子巻線4Wを通り、通電
タイミング信号(WU)bのロウレベル信号W′Uによ
って導通したトランジスタTcのドレイン・ソース通路
を通して流れる。これにより、固定子巻線4Uに対して
120°の通電が行われることになる。他の固定子巻線
4V,4Wも同様である。
【0006】30°算出回路52は、ロジック回路53
から出力する中間信号(UV)a′〜(WU)b′の立
ち上がり時期が矩形波電圧形成回路50の出力する各矩
形波出力U0,V0及びW0の立ち上がり時期に一致す
るため、そのハイレベル側への転移時よりタイミングク
ロックCLを立ち上げ、30°移相時間をカウント後、
タイミングクロックCLを立ち下げている。遅延回路5
1は、ロジック回路53からの中間信号(UVa)′〜
(WU)b′を上記立ち下がりのタイミングで出力する
ことで、通電タイミング信号(UVa)〜(WU)bを
形成する。これにより、固定子巻線へ誘起される正弦波
誘起電圧に同期した最適通電角が設定される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記駆動回
路によると、30°算出回路52は、各矩形波出力U0
,V0及びW0の正側への立ち上がり時を、タイミング
クロックCLを立ち下げる30°移相時間の基準として
いる。そして、そのU0,V0及びW0の立ち上がり時
期は、矩形波電圧形成回路50が固定子巻線4U,4V
,4Wの中性点Nの電位を基準に各正弦波誘起電圧をゼ
ロクロス点を検出することによって決定している。
【0008】しかしながら、このような中性点Nの電位
は、零電位を脈動し、ノイズ等によって変動する性質が
あり、矩形波電圧形成回路50による各相正弦波誘起電
圧の検出において、上記中性点Nの電位を基準にするこ
とは、差動増幅回路のオフセット動作によって極めて不
正確なものになる。これにより、通電タイミング信号の
タイミングも不安定になってしまう。
【0009】また、30°算出回路52も正確にカウン
ト動作を行わなければならず、構成部品の精度が要求さ
れて高価になるという欠点があった。本発明は、固定子
巻線の中性点の電位を基準にすることなく、また、カウ
ントのような精度が要求される動作を行うことなく、正
確な通電タイミング信号を得るようにしたブラシレス直
流モータの駆動回路を提供する。
【0010】
【課題を解決するめたの手段】本発明は、回転子と、ス
ター接続された複数相相当個の固定子巻線群と、前記固
定子巻線群のうち各直列をなす二巻線に並列に接続され
、該二巻線間端子電圧の中間電位を示す信号を形成する
分圧回路群と、該各分圧回路群からの前記中間電位を示
す信号を増幅した信号の上側ピーク及び下側ピークの位
置を検出するピーク検出回路群と、該ピーク検出回路群
から出力されるピーク位置信号に基づいて前記固定子巻
線の通電角を制御するための通電タイミング信号を形成
するタイミング信号形成回路とを有している。
【0011】
【作用】このような構成によれば、分圧回路群の出力す
る中間電位を示す信号は、各二つの巻線に誘起した電圧
同士の差に追随した差成分を表すものであり、該差成分
の上側ピーク及び下側ピークの位置は、一方の通電中の
固定子巻線が非通電状態へ移行する変移点と、他方の非
通電中の固定子巻線が通電状態に移行する変移点とが重
なった点となる。これらを示す上側ピーク位置信号及び
下側ピーク位置信号は、各全ての二相間巻線について求
められ、それらの位置信号は、正弦波の全波に対して設
定した通電角ごとにずれた信号となる。三相の場合は1
20°となる。
【0012】したがって、例えばU相巻線に対する通電
タイミング信号に関しては、W相巻線が通電状態から非
通電状態に移行する変移点と、U相巻線が非通電状態か
ら通電状態に移行する変移点との重なりによって検出さ
れる第1のピーク位置検出信号で当該通電タイミング信
号を立ち上げ、U相巻線が通電状態から非通電状態に移
行する変移点と、V相巻線が非通電状態から通電状態に
移行する変移点との重なりによって検出される第2のピ
ーク位置検出信号で当該通電タイミング信号を立ち下げ
ることによって形成することができる。これによって得
られる通電タイミング信号は、各相巻線に対する最適通
電角を与えることになる。
【0013】つまり、本発明で上側ピーク及び下側ピー
クの各位置を検出することは、直接に通電角を求めてい
るのである。
【0014】
【実施例】以下、本発明を三相ブラシレス直流モータに
適用した実施例によって詳細に説明する。図1は本発明
に係るブラシレス直流モータの一実施例における駆動回
路を示し、図2は内部構造を示す構成図、図3は図1に
示す回路の動作を示すタイムチャートである。
【0015】本実施例のブラシレス直流モータは、図2
に示すように、回転軸1にコア2を固着し、その周囲に
所定数の永久磁石3を周回状に配列して、回転子が構成
される。永久磁石3からの磁界は放射方向Aに形成され
る。回転子には、上記放射方向Aに対し交叉した磁界を
形成するように、コア5に巻回されて固定子巻線群4が
ある。このように本ブラシレス直流モータは、回転子の
位置検出を行う位置検出センサを有しない。
【0016】次に、駆動回路は以下のように構成される
。固定子巻線群4は、U相,V相及びW相に相当する巻
線4U,4V及び4Wがスター結線されて成る。インバ
ータ回路11は、バッテリ10の端子間に、N形トラン
ジスタ12,14及び16と、P形トランジスタ13,
15及び17とのカスケード接続を介装したものである
。そして、巻線4Uの中性点Nと反対端が、上記トラン
ジスタ12と13のソース・ドレイン接続点に接続され
、巻線4Vの反対端が、トランジスタ16と17のソー
ス・ドレイン接続点に接続され、巻線4Wの反対端が、
トランジスタ14と15のソース・ドレイン接続点に接
続されている。
【0017】しかして、巻線4Uと4Vとの直列接続に
は、抵抗20及び21の直列回路が並列に接続され、巻
線4Uと4Wとの直列接続には、抵抗22及び23の直
列回路が並列に接続され、巻線4Vと4Wとの直列接続
には、抵抗24及び25の直列回路が並列に接続されて
いる。これら直列回路は、本発明による分圧回路群19
を構成し、その各接続点P1〜P3に生じる二巻線間端
子電圧の中間電位を示す信号を次段の増幅回路26を構
成する各演算増幅器27,28及び29の反転入力端子
(−)に導いている。すなわち、抵抗20と21の接続
点P1が演算増幅器27の反転入力端子に、抵抗22と
23の接続点P2が演算増幅器28の反転入力端子に、
抵抗24と25の接続点P3が演算増幅器29の反転入
力端子に接続される。そして、これら演算増幅器27〜
29の各非反転入力端子(+)には、スター結線の中性
点Nを接続している。こうして、演算増幅器27からは
、U相及びV相の二巻線間端子電圧の中間電位を示す信
号が直流増幅された信号U−Vが出力され、演算増幅器
28からは、W相及びU相の二巻線間端子電圧の中間電
位を示す信号が直流増幅された信号W−Vが、演算増幅
器28からは、V相及びW相の二巻線間端子電圧の中間
電位を示す信号が直流増幅された信号V−Wが出力され
る。
【0018】上記各演算増幅器27,28及び29の出
力端子は、ピーク検出回路群30にそれぞれ入力される
。ピーク検出回路群30は、入力信号波形の上側ピーク
及び下側ピークを検出する上側ピーク検出回路と下側ピ
ーク検出回路の2個1組で各演算増幅器27,28及び
29からの信号を処理している。すなわち、上側ピーク
検出回路31と下側ピーク検出回路の32の組には演算
増幅器27からの信号U−Vが入力され、上側ピーク検
出回路33と下側ピーク検出回路34の組には演算増幅
器28からの信号W−Uが入力され、上側ピーク検出回
路35と下側ピーク検出回路36の組には演算増幅器2
9からの信号V−Wが入力される。これらピーク検出回
路32〜36は、例えばサンプリング回路や微分回路に
よるゼロクロス検出回路を用いることができる。
【0019】次に、上側ピーク検出回路31の検出した
信号U−Vの上側ピーク位置信号(U−V)aは、RS
フリップフロップ42のセット端子Sに導かれるととも
に、RSフリップフロップ38のリセット端子Rに導か
れる。同様に、上側ピーク検出回路33の検出した上側
ピーク位置信号(W−U)aはRSフリップフロップ3
8のセット端子Sに導かれるとともに、RSフリップフ
ロップ40のリセット端子Rに導かれ、上側ピーク検出
回路35の検出した上側ピーク位置信号(V−W)aは
RSフリップフロップ40のセット端子Sに導かれると
ともに、RSフリップフロップ42のリセット端子Rに
導かれる。また、下側ピーク検出回路32の検出した下
側ピーク位置信号(U−V)bは、RSフリップフロッ
プ43のセット端子Sに導かれるとともに、RSフリッ
プフロップ39のリセット端子Rに導かれ、下側ピーク
検出回路34の検出した下側ピーク位置信号(W−U)
bはRSフリップフロップ39のセット端子Sに導かれ
るとともに、RSフリップフロップ41のリセット端子
Rに導かれ、下側ピーク検出回路36の検出した下側ピ
ーク位置信号(V−W)bはRSフリップフロップ41
のセット端子Sに導かれるとともに、RSフリップフロ
ップ42のリセット端子Rに導かれる。これらRSフリ
ップフロップ38〜43は、タイミング信号形成回路3
7を構成している。RSフリップフロップ38は、巻線
4Uに誘起した正の半波に対する通電タイミング信号(
UV)aを形成し、RSフリップフロップ42は、巻線
4Vに誘起した正の半波に対する通電タイミング信号(
VW)aを形成し、RSフリップフロップ40は、巻線
4Wに誘起した正の半波に対する通電タイミング信号(
WU)aを形成している。また、RSフリップフロップ
39は、巻線4Uに誘起した負の半波に対する通電タイ
ミング信号(UV)bを形成し、RSフリップフロップ
43は、巻線4Vに誘起した負の半波に対する通電タイ
ミング信号(VW)bを形成し、RSフリップフロップ
41は、巻線4Wに誘起した負の半波に対する通電タイ
ミング信号(WU)bを形成している。そして、各RS
フリップフロップ39〜43からの通電タイミング信号
(UV)a〜(WU)bは、インターフェース回路44
を介して既述したトランジスタ12〜17のゲートに入
力される。
【0020】本実施例は以上のように構成され、次に動
作を図3に示すタイムチャートに従って説明する。なお
、図3において、U,V及びWの各波形はそれぞれ各相
巻線に誘起する電圧波形を表し、U−V,V−W及びW
−Uは、増幅回路26の出力波形を、(U−V)a〜(
W−U)aは上側ピーク検出回路31,33及び35の
出力するピーク位置信号を、(U−V)b〜(W−U)
bは下側ピーク検出回路32,34及び36の出力する
ピーク位置信号を、(UV)a〜(WU)a及び(UV
)b〜(WU)bはタイミング信号形成回路37の出力
する通電タイミング信号を表している。
【0021】回転子が張る磁界によって各巻線4U,4
V及び4Wに誘起する電圧は、図5に示したように正弦
波状であるが、トランジスタ12〜17の導通による制
限分を加えると、U,V及びWに示すように、正弦波の
正側及び負側でそれぞれ120°通電分が平坦電圧をな
す波形となる。本発明は、先ずこれらの電圧U,V及び
Wのうち二電圧の組について、分圧回路群19のQ1〜
Q3点における中間電位の信号を検出する。Q1〜Q3
点に現れる中間電位の信号は、各巻線4Uと4V,4V
と4W並びに4Wと4Uの両端電圧を加算して得られる
信号であり、これは二巻線に誘起した両端電圧の差成分
となる。該差成分は、平坦電圧区間が重なった区間では
零電位を呈し、非通電区間と平坦電圧区間が重なった区
間では正弦波誘起電圧のゼロクロス近傍の波形によって
上側及び下側に三角波状を呈する。増幅回路26は、単
にこれらQ1〜Q3点に現れる差成分の信号を増幅して
いるだけである。
【0022】こうして、ピーク位置検出回路群30には
、間欠的に三角波を含む信号が入力されることになる。 ピーク位置検出回路群30は上記差成分U−V,W−U
及びV−Wのピーク値位置を検出する。すなわち、上側
及び下側に三角波状となった信号の頂点を検出するわけ
である。上記したように、差成分U−V,W−U及びV
−Wは、それぞれ巻線4Uと4V、4Vと4W及び4W
と4Uに誘起した電圧同士の差分に追随した信号を表す
ものであり、該差成分U−V,W−U及びV−Wの上側
(正側)ピーク及び下側(負側)ピークの位置は、一方
の通電中の巻線が非通電状態へ移行する点と、他方の非
通電中の巻線が通電状態に移行する点とが重なった点と
なる。これらを検出した上側ピーク位置信号は、各全て
の二相間巻線について求められ、(U−V)a〜(W−
U)a及び下側ピーク位置信号(U−V)b〜(W−U
)bに示すように、正弦波の全波に対して設定した通電
角、ここでは120°ごとにずれた信号となる。
【0023】したがって、例えば巻線4Uに必要な通電
タイミング信号(UV)aを形成する場合、巻線4Wが
通電状態から非通電状態に移行する変移点と、巻線4U
が非通電状態から通電状態に移行する変移点とが重なる
t1(代表点)にて第1のピーク位置検出信号S1(波
形(W−U)a参照)を得て、これによって、RSフリ
ップフロップ38をセットする。これにより通電タイミ
ング信号(UV)aが立ち上がる。通電タイミング信号
(UV)aの立ち下げは、巻線4Uが通電状態から非通
電状態に移行する変移点と、巻線4Vが非通電状態から
通電状態に移行する変移点との重とが重なるt3にて第
2のピーク位置信号S2(波形(U−V)a参照)を得
る。そして、この信号S2によって、RSフリップフロ
ップ38をリセットする。これによって得られる通電タ
イミング信号(UV)aは、巻線4Uに対する最適通電
角を与えることができる。
【0024】なお、本実施例では、分圧回路群19とピ
ーク検出回路群30との間に増幅回路26を設けている
が、これはかならずしも必要ない。というのは、中性点
Nの電位が変動しても、その変動分は差成分の三角波に
比し小さく、ピーク位置検出に影響することはないから
である。また、増幅回路26は、演算増幅器27〜29
のゲインが1においても数〔V〕〜数十10〔V〕得ら
れるので、ノイズにより誤動作したり、演算増幅器27
〜29のオフセットが問題となることもなく、増幅回路
26を設けない場合よりピーク位置検出が確実となる。
【0025】このように、本発明の上側ピーク及び下側
ピークの各位置を検出することは、直接に通電角を求め
ているのである。このため、従来のように、正弦波誘起
電圧のゼロクロス点(例えばt0)を検出し、これを基
準に30°移相角分(t0−t1)をカウントする必要
がなくなる。なお、本発明は、上記実施例のみに限定さ
れず、例えば固定子巻線が、二相或いは4相、5相のも
のに適用することができる。また、ピーク検出回路30
及びタイミング信号形成回路37等はマイクロコンピュ
ータにて構成することができる。
【0026】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、固定
子巻線の中性点の電位を基準にしたり、カウントのよう
な精度が要求される動作を行っておらず、二相巻線間端
子電圧の中間電位の信号におけるピークを簡潔な構成の
論理回路で直接に検出しているため、正確な通電タイミ
ング信号を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明に係るブラシレス直流モータにおけ
る駆動回路の一実施例を示す構成図
【図2】  本発明を適用したモータの内部構造を示す
構成図
【図3】  本発明の動作を示すタイムチャート
【図4
】  従来のブラシレス直流モータにおける駆動回路の
一例を示す構成図、
【図5】  図4に示すモータの動作を示すタイムチャ
ート
【符号の説明】
1─回転軸、2,5─コア、3─永久磁石、4(4U,
4V,4W)─固定子巻線群、10─バッテリ、11─
インバータ回路、19─分圧回路群、20〜25─抵抗
、26─増幅回路、30─ピーク検出回路群、31,3
3,35─上側ピーク検出回路、32,34,36─下
側ピーク検出回路、37─タイミング信号形成回路、3
8〜43─RSフリップフロップ、(U−V)a,(W
−U)a,(V−W)a、(U−V)b,(W−U)b
,(V−W)b─ピーク位置検出信号、(UV)a,(
WU)a,(VW)a、(UV)b,(WU)b,(V
W)b─通電タイミング信号。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  永久磁石形の回転子と、該回転子に回
    転力を与えるべく回転磁界を作用させるスター接続され
    た複数相相当個の固定子巻線群と、前記固定子巻線群の
    うち各直列をなす二巻線に並列に接続され、該二巻線間
    端子電圧の中間電位を示す信号を形成する分圧回路群と
    、該各分圧回路群からの前記中間電位を示す信号を増幅
    した信号の上側ピーク及び下側ピークの位置を検出する
    ピーク検出回路群と、該ピーク検出回路群から出力され
    るピーク位置信号に基づいて前記固定子巻線の通電角を
    制御するための通電タイミング信号を形成するタイミン
    グ信号形成回路と、該タイミング信号形成回路からの信
    号に基づいて前記固定子巻線群の通電を制御するインバ
    ータ回路とを、具備することを特徴とするブラシレス直
    流モータの駆動回路。
JP3146153A 1991-06-18 1991-06-18 ブラシレス直流モータの駆動回路 Pending JPH04372595A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008526180A (ja) * 2004-12-27 2008-07-17 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング ブラシレス直流モータのロータ位置をセンサレスで検出するための方法および回路

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JP2008526180A (ja) * 2004-12-27 2008-07-17 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング ブラシレス直流モータのロータ位置をセンサレスで検出するための方法および回路
JP4653814B2 (ja) * 2004-12-27 2011-03-16 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング ブラシレス直流モータのロータ位置をセンサレスで検出するための方法および回路

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