JPH04372253A - コードレス電話装置 - Google Patents

コードレス電話装置

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Publication number
JPH04372253A
JPH04372253A JP3150121A JP15012191A JPH04372253A JP H04372253 A JPH04372253 A JP H04372253A JP 3150121 A JP3150121 A JP 3150121A JP 15012191 A JP15012191 A JP 15012191A JP H04372253 A JPH04372253 A JP H04372253A
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JP
Japan
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answering
handset
base unit
message
arithmetic processing
Prior art date
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Pending
Application number
JP3150121A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Izuka
井 塚 和 宏
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般にコードレス電話装
置に関し、特に、留守番応答機能を具備している構成の
コードレス電話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コードレス電話装置は、一般に、接続さ
れている電話回線を捕捉する機能や無線送受信機能等、
各種機能を有した親機と、主として無線送受信機能を有
した子機とから成っている。このようなコードレス電話
装置には、子機のみならず、本来、電話回線と子機との
間を接続する接続装置として機能するようになっている
親機自身にも、端末として使用可能なように、送受話の
機能を有したものがある。上述したコードレス電話装置
においては、従来より、親機側に音声録音/再生装置を
内蔵して留守番応答機能をも具備せしめるのみならず、
親機との間に設定された通話チャネルを使用して無線通
信を行なう子機についても、複数台設置が可能に構成さ
れたものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した留
守番応答機能をも具備し、且つ複数台の子機が設置可能
な構成の従来のコードレス電話装置では、各子機に、音
声録音/再生装置が内蔵されていない。そのため、親機
が留守番応答モードにモード設定されているときに、発
呼側端末から親機を宛先としたメッセージが与えられた
場合に該メッセージが親機の音声録音/再生装置に録音
されるのは勿論のこと、いずれか1台の子機が留守番応
答モードに設定されているときに、発呼側端末から該子
機を宛先としたメッセージが与えられた場合にも、該メ
ッセージは親機の音声録音/再生装置に録音されること
とならざるを得ない。従って、不在だった親機の話者が
外出先から戻ってきて、前記音声録音/再生装置を再生
モードとすると、親機宛てのメッセージのみならず子機
宛てのメッセージも聴取できることとなってしまう。同
様に、不在だった子機の話者が外出先から戻ってきて、
子機を介して前記音声録音/再生装置を再生モードとす
ると、該子機宛てのメッセージのみならず他の子機宛て
のメッセージや親機宛てのメッセージも聴取できること
となってしまう。又、前述した従来のコードレス電話装
置には、前記のごとき不具合に加えて、親機と各子機間
で内線通話を行なうに際し、内線通話の相手方とされた
子機が留守番応答モードに設定されていても、該子機の
話者に対する親機の話者からのメッセージを秘話性を持
たせて伝達することができないという不具合もあった。
【0004】このように、従来のコードレス電話装置で
は、親機が内蔵している音声録音/再生装置を、各子機
が内蔵していないために、親機宛てのメッセージも各子
機宛てのメッセージもすべて親機の音声録音/再生装置
に録音されてしまうので、各端末の留守番応答モード時
における独立性、秘話性が確保できないという不具合が
あるとともに、特定の子機の話者に対して該話者が不在
時に親機の話者から与えられたメッセージを秘話性を持
たせて伝達することができないという不具合があった。 そこで、上記不具合を解消するために、上記音声録音/
再生装置に録音されているメッセージの再生用の識別コ
ード(例えば、暗証番号データのごとき)を、親機と各
子機とに夫々割当て、各端末の話者が自機宛てのメッセ
ージの再生要求をするに際しては、この識別コードの入
力を必須の要件とする構成のコードレス電話装置が提案
された。
【0005】しかしながら、上記提案に係るコードレス
電話装置では、前記識別コードを設定、保持するための
手段、前記識別コードを入力するための手段、入力され
た識別コードと設定されている識別コードとから、対応
するメッセージのみを再生出力すべく前記音声録音/再
生装置を制御する手段を必要とするのみならず、メッセ
ージ再生時に際しての操作手順が複雑化するという不具
合が生じた。
【0006】従って本発明は、上記事情を考慮してなさ
れたもので、その目的は、親機の留守番応答モード時に
親機を宛先として入力されたメッセージデータ、各子機
の留守番応答モード時に各子機を夫々宛先として入力さ
れたメッセージデータを、複雑な操作を要することなし
に、秘話性を持たせて再生可能に保持でき、しかも、親
機と各子機間における内線通話時に、留守番応答モード
に設定された方の端末に対して相手方端末から与えられ
たメッセージを、複雑な操作を要することなしに秘話性
を持たせて確実に伝達することができるコードレス電話
装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、電話回線に接続されている親機と、この親
機と無線回線を介して接続される子機とを備えたコード
レス電話装置において、前記親機は、着信に対する自動
応答、該自動応答後所定の応答メッセージの発呼側端末
への送出及び与えられた発呼側端末からのメッセージの
再生可能な保持を行なう第1の留守番応答手段と、被呼
側端末を識別するための識別コードが与えられたときに
、該識別コードに基づいて選択した被呼側端末と、発呼
側端末との間の通話路を設定し、前記発呼側端末から送
出されたメッセージを前記設定した通話路を通して前記
選択した被呼側端末に伝送するメッセージ伝送手段と、
留守番応答モードに設定された状態時に前記第1の留守
番応答手段を動作させ、前記設定された通話路を介して
親機を宛先とするメッセージが到来すると、該メッセー
ジを保持すべく前記第1の留守番応答手段を制御する制
御手段と、を有しており、前記子機は、着信に対する自
動応答、該自動応答後所定の応答メッセージの発呼側端
末への送出及び与えられた発呼側端末からのメッセージ
の再生可能な保持を行なう第2の留守番応答手段と、留
守番応答モードに設定された状態時に前記第2の留守番
応答手段を動作させ、前記設定された通話路を介して親
機より自機宛てのメッセージが到来すると、該メッセー
ジを保持すべく前記第2の留守番応答手段を制御する制
御手段と、を有している構成とした。
【0008】
【作用】上記構成において、発呼側端末から被呼側端末
を識別するための識別コードが親機に与えられると、メ
ッセージ伝送手段は、前記識別コードに基づいて被呼側
端末を選択する。そして、この選択した被呼側端末と前
記発呼側端末との間の通話路を設定する。即ち、発呼側
端末が電話回線を通してコードレス電話装置の親機と接
続されている外線端末であり、被呼側端末が子機である
ときには、メッセージ伝送手段は、子機と電話回線とを
接続するために、無線通信を行なうのに必要な通話路を
設定することとなる。上記子機が該子機に内蔵されてい
る第2の留守番応答手段を動作させる留守番応答モード
に設定されていれば、前記メッセージ伝送手段によって
設定された通話路を通して前記発呼側端末から子機に与
えられたメッセージは、制御手段により、上記第2の留
守番応答手段に保持されることとなる。
【0009】発呼側端末が電話回線を通してコードレス
電話装置の親機と接続されている外線端末であり、被呼
側端末が親機であって、且つ親機が親機に内蔵されてい
る第1の留守番応答手段を動作させる留守番応答モード
に設定されているときには、メッセージ伝送手段は、該
第1の留守番応答手段と電話回線とを接続するための通
話路を設定する。そして、上記設定された通話路を通し
て前記発呼側端末から与えられたメッセージは、制御手
段により、上記第1の留守番応答手段に保持されること
となる。
【0010】上述した発呼側端末が、上記子機であり、
被呼側端末が親機であって、且つ親機が上述したごとき
留守番応答モードに設定されているときには、メッセー
ジ伝送手段は、親機に内蔵されている第1の留守番応答
手段と上記発呼側子機とを接続するために、無線通信を
行なうのに必要な通話路を設定する。そして、前記メッ
セージ伝送手段によって設定された通話路を通して前記
子機から与えられたメッセージは、制御手段により親機
の第1の留守番応答手段に保持されることとなる。
【0011】上述した発呼側端末が親機であり、被呼側
端末が子機であって、且つ子機が上述したごとき留守番
応答モードに設定されているときも、発呼側端末が子機
であり、被呼側端末が親機である上記の場合と同様な動
作がメッセージ伝送手段や上記子機の制御手段によって
実行される。
【0012】上記内容から明らかなように、本発明によ
れば、親機の留守番応答モード時に親機を宛先として入
力されたメッセージデータ、子機の留守番応答モード時
に子機を宛先として入力されたメッセージデータを、複
雑な操作を要することなしに、秘話性を持たせて再生可
能に保持でき、しかも、親機と子機間における内線通話
時に、留守番応答モードに設定された方の端末に対して
相手方端末から与えられたメッセージを、複雑な操作を
要することなしに秘話性を持たせて確実に伝達すること
が可能となった。
【0013】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例について
説明する。
【0014】図1は、本発明の一実施例に従うコードレ
ス電話装置の全体的な構成を示したブロック図である。 本発明の一実施例に従うコードレス電話装置は、図1を
参照して明らかなように、局線100に接続されている
親機1と、前記親機1との間で無線通信を行なうことに
より、前記親機1を介して局線100との間で通話が行
なえるようになっている子機2、子機3のごとき子機を
複数台備えている。本発明に係るコードレス電話装置で
は、子機は3台以上設置可能に構成されているが、本実
施例では、図1を参照して明らかなように、図示と説明
の都合上、子機は符号2,3で示すように2台だけ設置
されているものとする。
【0015】前述した親機1は、着信検出回路10、局
線捕捉回路11、Calling Party Con
trol (以下、「CPC」と略記する)検出回路4
9、スピーチネットワーク12、マルチフリーケンシー
信号(以下、「MF信号」という)受信部5、ハンドセ
ット13、ダイヤル信号送出部14、親機制御部15、
キーパッド16、音声録音/再生装置17、拡声用スピ
ーカ18、スピーカ用受話増幅器19、無線機20、ア
ンテナ22、タイムスタンプ回路48、ベースバンド伝
送装置41及びコンパンダー42を備えている。
【0016】前記親機制御部15は、ダイヤル信号送出
コントロール部15a、キー認識部15b、MF信号認
識部15c、CPC検出部15d、留守番応答モード設
定調整部15e、演算処理部15f、無線機制御部イン
ターフェース15h、及び音声録音/再生装置制御部1
5iを備えている。
【0017】前記無線機20は、無線受信機20a、無
線送信機20b及び無線機制御部21を備えている。無
線機制御部21は、送受信データ制御部21aを始め、
親機制御部インターフェース21b、データ認識部21
c、IDコード識別部21d及びID  ROM21e
を備えている。
【0018】一方、前記子機2は、アンテナ31、無線
機28、受話増幅器27、受話器26、送話増幅器29
、送話器30、子機制御部24、キーパッド25、着信
音出力部35、スピーカ36、ベースバンド伝送装置4
3、コンパンダー44、留守番応答モード設定用LED
ドライバ45、留守番応答モード設定用LED46、音
声録音/再生装置50及びタイムスタンプ回路51を備
えている。
【0019】前記子機制御部24は、着信音制御部24
a、演算処理部24b、キー認識部24c、IDコード
識別部24d、ID  ROM24e、送受信データ制
御部24f及び音声録音/再生装置制御部24gを備え
ている。また、無線機28は、無線受信機28aと、無
線送信機28bとを備えている。
【0020】上述した親機1と子機2との構成について
更に詳述すれば以下のようである。まず、親機1側の構
成について説明する。
【0021】着信検出回路10は、2本の局線100(
図1では、図示の都合上、1本しか記載していない)に
接続されている。着信検出回路10は、局線100から
送出された呼出信号の着信を検出すると、前記演算処理
部15fに対して着信検出信号を送出したり、或いは、
前記検出した着信信号を、スピーカ用受話増幅器19を
通して拡声用スピーカ18に送出するようになっている
【0022】局線捕捉回路11も、局線100に接続さ
れている。局線捕捉回路11は、例えば、トランジスタ
のごとき半導体スイッチング素子等によって構成されて
おり、この局線捕捉回路11は、図示しないフックスイ
ッチのオフフック或いはダイヤル信号送出部14から出
力される制御信号により閉成状態となって、局線100
を捕捉する。局線捕捉回路11は、前記図示しないフッ
クスイッチのオンフック或いはダイヤル信号送出部14
から出力される制御信号により閉成状態から開放状態と
なって、それまで捕捉していた局線100を開放するよ
うになっている。更に、局線捕捉回路11は、ダイヤル
信号送出部14から出力されるパルス信号に基づきスイ
ッチング動作することによって、局線100に対しダイ
ヤルパルス発信を行なうようになっている。
【0023】CPC検出回路49は、発呼者状態検出回
路として機能する。即ち、CPC検出回路49は、局線
捕捉回路11によって捕捉された局線100を通して、
局交換機(図示しない)から給電される直流電圧信号(
48V)の極性が反転したか否かを検知するものである
。上記直流電圧信号の極性が反転したことを検知すると
、CPC検出回路49は、この検知結果をCPC検出部
15dに通知する。上記直流電圧信号の極性反転は、局
線100、局交換機(図示しない)を介して接続されて
いる相手方端末(図示しない)の話者が終話したこと(
即ち、ハンドセット等をオンフックしたこと)を示して
いる。
【0024】CPC検出部15dは、前記CPC検出回
路49から上記検知結果の通知を受けると、相手方端末
(図示しない)の話者が終話したと判断し、この判断結
果を演算処理部15fに通知する。
【0025】スピーチネットワーク12は、防側音回路
を始め、電源回路、定電流源、増幅器、送話レベル調整
用アッテネータ、受話レベル調整用アッテネータ、切換
スイッチ等で構成されている。スピーチネットワーク1
2には、局線捕捉回路11を始め、MF信号受信部5、
ハンドセット13、ベースバンド伝送装置41、音声録
音/再生装置17、ダイヤル信号送出部14及び演算処
理部15f等が接続されている。スピーチネットワーク
12は、局線捕捉時には局線100からの給電を受けて
駆動し、局線非捕捉時には直流電源(図示しない)から
の給電を受けて駆動するようになっている。スピーチネ
ットワーク12は、関連する各スイッチ(図示しない)
とともに演算処理部15fの制御下で、局線100とハ
ンドセット13の送/受話器との間の通話路の形成や、
局線100と音声録音/再生装置17との間の通話路の
形成、ベースバンド伝送装置41及びコンパンダー42
を通して局線100と無線機20との間の通話路の形成
、ベースバンド伝送装置41及びコンパンダー42を通
してハンドセット13と無線機20との間の通話路の形
成、ハンドセット13と音声録音/再生装置17との間
の通話路の形成等を行なう機能を有する。スピーチネッ
トワーク12及び前記関連するスイッチ(図示しない)
による上記通話路の形成について更に説明する。即ち、
親機1が留守番応答モードにモード設定されているとき
に、局線捕捉回路11が局線100を捕捉すると、スピ
ーチネットワーク12は、前記関連するスイッチ(図示
しない)とともに、局線100と音声録音/再生装置1
7との間の通話路の形成を行なう。この通話路の形成に
より、局線100、局線捕捉回路11を通して相手方端
末(図示しない)から与えられた相手方通話者のメッセ
ージは、音声録音/再生装置17に録音されることとな
る。親機1が留守番応答モードにモード設定されている
ときに、子機2(或いは子機3)から親機1に対する内
線呼出データが無線送信され、該データが親機1によっ
て受信されると、スピーチネットワーク12は、前記関
連するスイッチ(図示しない)とともに、ベースバンド
伝送装置41及びコンパンダー42を通して音声録音/
再生装置17と無線機20との間の通話路の形成を行な
う。そして、予め設定されている所定の応答メッセージ
が上記通話路を通して子機2(或いは子機3)側へ伝送
された後、子機2(或いは子機3)の話者からメッセー
ジが発せられると、該メッセージは、上記通話路を通し
て音声録音/再生装置17に録音されることとなる。
【0026】なお、親機1の話者が各子機2,3に宛て
た所謂伝言メッセージを音声録音/再生装置17に録音
させるべく、キーボード16を操作すると、スピーチネ
ットワーク12は、前記関連するスイッチ(図示しない
)とともに、ハンドセット13と音声録音/再生装置1
7との間の通話路の形成を行なう。この通話路の形成に
より、ハンドセット13の送話器に入力された親機1の
話者のメッセージは、該ハンドセット13の送話器から
上記通話路を通して音声録音/再生装置17に録音され
ることとなる。
【0027】音声録音/再生装置17に録音されたメッ
セージの再生に際しては、スピーチネットワーク12と
前記関連するスイッチ(図示しない)とによるハンドセ
ット13の受話器と音声録音/再生装置17との間の通
話路の形成によって、再生されたメッセージが上記通話
路を通してハンドセット13の受話器から音声として出
力されることとなる。
【0028】なお、スピーチネットワーク12は、演算
処理部15fの制御下で、ダイヤル信号送出部14から
の出力信号に基づき、局線100に対してMF信号を発
信するようになっている。
【0029】ダイヤル信号送出部14は、ダイヤル信号
送出コントロール部15aの制御下で、ダイヤルパルス
発信の場合には、局線捕捉回路11を構成している半導
体スイッチング素子を駆動することにより、ダイヤルパ
ルスを発生させ、この発生させたダイヤルパルスを局線
100に送出させる。又、ダイヤル信号送出部14は、
ダイヤル信号送出コントロール部15aの制御下で、M
F信号発信の場合には、スピーチネットワーク12を通
して局線100にMF信号を送出するようになっている
【0030】ダイヤル信号送出コントロール部15aは
、前記演算処理部15fからの出力信号に基づき、前記
ダイヤル信号送出部14を制御する。即ち、ダイヤル信
号送出コントロール部15aは、本実施例に係るコード
レス電話装置がダイヤル発信モードに設定されていると
きに、演算処理部15fからの選択指令信号により、ダ
イヤルパルス信号を送出すべきものと判断すると、ダイ
ヤル信号送出部14に対し、ダイヤルパルス送出指令を
与える。一方、演算処理部15fからの選択指令信号に
より、MF信号を送出すべきものと判断すると、前記ダ
イヤル信号送出コントロール部15aは、ダイヤル信号
送出部14に対し、MF信号送出指令を与えることとな
る。演算処理部15fから上記いずれの選択指令信号が
出力されるかは、親機1側のキーボード16に設けられ
ている選択スイッチ(図示しない)、或いは子機2側の
キーボード25に設けられている選択スイッチ(図示し
ない)の話者等による操作に応じて決まる。
【0031】MF信号受信部5は、局線捕捉回路11が
局線100を捕捉した後、局線100から局線捕捉回路
11及びスピーチネットワーク12を通して伝送された
プッシュボタン信号(以下、「PB信号」という)を受
信し、この伝送されたPB信号と対応する数値を識別す
る。そして、MF信号受信部5は、この識別した数値を
示すコードを、MF信号認識部15cに出力するように
なっている。
【0032】MF信号認識部15cは、前記コードがM
F信号受信部5から出力されると、該コードに基づき、
相手方端末(図示しない)が、親機1、子機2、子機3
のいずれを呼出しているかを判断して、この判断結果を
演算処理部15fに通知する。
【0033】キーパッド16は、親機1のキーボード(
図示しない)上に設けられており、通話キー、ワンタッ
チキー、登録キー、ダイヤルキー等を備えている。キー
パッド16の各種キーが話者等によって押圧操作される
と、この押圧操作に対応した信号が、キーパッド16か
らキー認識部15bに出力される。キー認識部15bは
、キーパッド16から所定の信号が出力されると、これ
を読込んでどのキーが操作されたかを識別し、この識別
結果をキー操作識別データとして演算処理部15fに出
力する。
【0034】無線機制御部21とともに無線機20を構
成している無線受信機20aと無線送信機20bは、夫
々アンテナ22と接続されている。
【0035】無線受信機20aは、無線機制御部21を
構成している送受信データ制御部21aの制御下で、子
機2(或いは子機3)側から無線送信された情報を受信
する。
【0036】該受信した情報が、例えば、子機2が発呼
側端末である場合に、子機2側から送出された通話チャ
ネル接続要求や、該通話チャネル接続要求の宛先が親機
1であることを示すIDコードや、子機2側から送出さ
れた、演算処理部15fによって指定された空き通話チ
ャネルへのチャネル切換要求や、局線100、局交換機
(図示しない)と接続されている特定の端末を発呼する
ために子機2から送出された情報や、親機1からの内線
呼出データ送信に対する内線呼出応答データや、子機2
(或いは子機3)から送出された親機1を宛先とする内
線呼出しデータや、子機2から送出された留守番応答モ
ードにモード設定したい旨の要求等に係る情報である場
合には、これら各情報、データは、夫々、送受信データ
制御部21aに与えられる。前記IDコード以外の情報
は、送受信データ制御部21から更に親機制御部インタ
ーフェース21b、無線機制御部インターフェース15
hを通して演算処理部15fに与えられる。なお、該受
信した情報が、子機2の話者に係る音声信号であった場
合には、該音声信号は、無線受信機20aからコンパン
ダー42及びベースバンド信号変換装置41を通してス
ピーチネットワーク12に送出され、このスピーチネッ
トワーク12から局線捕捉回路11を通して局線100
に送出されたり、或いはハンドセット13の受話器に送
出される。又、上記子機2の話者に係る音声信号は、親
機1が留守番応答モードにモード設定されているときに
は、子機2の話者からのメッセージとして、無線受信機
20a、コンパンダー42及びベースバンド伝送装置4
1等を通して音声録音/再生装置17に録音されること
となる。更に、上記内線呼出しデータは、親機1への着
信信号として、コンパンダー42、ベースバンド伝送装
置41及びスピーカ用受話増幅器19を通して拡声用ス
ピーカ18により出力される。
【0037】無線送信機20bは、前記送受信データ制
御部21aの制御下で、子機2(或いは子機3)側に所
定の情報を無線送信する。該無線送信機20bが送信す
べき情報には、例えば、子機2が発呼側端末である場合
に、子機2からの前記通話チャネル接続要求に対応して
演算処理部15fから出力される空きを確認した通話チ
ャネルの指定情報、該情報の宛先端末が子機2であるこ
とを示すIDコード、子機2からの前記空き通話チャネ
ルへのチャネル切換要求に対応して演算処理部15fか
ら出力されるチャネル切換応答等に係る情報、前記子機
2(或いは子機3)からの内線呼出しデータに対する内
線呼出し応答データに係る情報、子機2からの要求に応
じて発呼した特定の端末から着信応答があったことを報
知するための情報、子機2からの留守番応答モードにモ
ード設定したい旨の要求に対して許可、不許可を報知す
るための情報等がある。又、前記無線送信器20bが送
信すべき情報には、親機1側から子機2(或いは子機3
)を呼出すための内線呼出しデータや、局線100、局
交換機(図示しない)を通して与えられた前記被呼側端
末の話者からの音声信号、ハンドセット13の送話器か
ら出力された親機1の話者からの音声信号、親機1の留
守番応答モード時に、音声録音/再生装置17から再生
された応答メッセージに係る情報等もある。前記情報が
前記被呼側端末の話者からの音声信号であるときには、
該音声信号は、局線捕捉回路11、スピーチネットワー
ク12、ベースバンド伝送装置41及びコンパンダー4
2を通して無線送信機20bに与えられる。前記情報が
親機1の話者からの音声信号であるときには、該音声信
号は、ハンドセット13の送話器からスピーチネットワ
ーク12、ベースバンド伝送装置41及びコンパンダー
42を通して無線送信機20bに与えられる。
【0038】前記情報が、音声録音/再生装置17から
再生された応答メッセージに係る情報であるときには、
該応答メッセージに係る情報は、音声録音/再生装置1
7からベースバンド伝送装置41及びコンパンダー42
を通して無線送信機20bに与えられる。前記情報が上
述した応答メッセージに係る情報以外の情報(子機2、
或いは子機3のIDコードも除く)であるときには、こ
れら各情報は、演算処理部15fから無線機制御部イン
ターフェース15h、親機制御部インターフェース21
b、データ認識部21c及び送受信データ制御部21a
を通して無線送信機20bに与えられる。なお、子機2
(或いは子機3)から送出された留守番応答モードにモ
ード設定したい旨の要求に対する許可、不許可の報知情
報は、留守番応答モード設定調整部15eから演算処理
部15fに与えられ、演算処理部15fから上記経路を
通して無線送信機20bに与えられるようになっている
【0039】ID  ROM21eは、親機1自身のI
Dコードを記憶している。ID  ROM21eは、I
Dコード識別部21dからのデータ読出し要求に応じて
、記憶しているIDコードをIDコード識別部21dに
出力する。IDコード識別部21dは、ID  ROM
21eに記憶されているIDコードが親機1自身のID
コードであることを識別すると、その識別結果を送受信
データ制御部21aに通知する。データ認識部21cは
、親機制御部インターフェース21bを通して無線機制
御部インターフェース15h側から送出されたデータが
如何なるデータであるかを認識して、該認識した結果を
送受信データ制御部21aに通知するようになっている
。無線機制御部インターフェース15hから親機制御部
インターフェース21bを通してデータ認識部21cに
与えられるデータには、前述した演算処理部15fから
与えられる各種データがある。なお、親機制御部インタ
ーフェース21bは、既に説明した内容から明らかなよ
うに、送受信データ制御部21aを通して無線受信機2
0aから与えられる各種データを受けて、無線機制御部
インターフェース15hに与えるとともに、無線機制御
部インターフェース15hから与えられる各種データを
受けて、データ認識部21cに送出するようになってい
る。
【0040】送受信データ制御部21aは、IDコード
識別部21dからの出力を受け、無線受信機20aを制
御することにより、無線受信機20aから出力された各
種データを入力して、該入力した各種データを親機制御
部インターフェース21bに送出する。送受信データ制
御部21aは、また、無線送信機20bを制御すること
により、データ認識部21cから出力された各種データ
等を、子機2(或いは子機3)側に無線送信するように
なっている。
【0041】無線機制御部インターフェース15hは、
既に説明した内容から明らかなように、親機制御部イン
ターフェース21bを通して送受信データ制御部21a
から与えられた各種データを入力して、これら各種デー
タを演算処理部15fに送出する。無線機制御部インタ
ーフェース15hは、演算処理部15fから出力される
各種データを受けて、これら各種データを親機制御部イ
ンターフェース21bに出力する。
【0042】ベースバンド伝送装置41は、演算処理部
15fの制御下で、スピーチネットワーク12を通して
与えられる音声信号、或いは、音声録音/再生装置17
から再生された応答メッセージ等を、子機2(或いは子
機3)側に無線送信が可能なように濾波してコンパンダ
ー42に出力する。ベースバンド伝送装置41は、又、
演算処理部15fの制御下で、コンパンダー42から出
力された子機2(或いは子機3)側の話者からの音声信
号、子機2(或いは子機3)からの親機1宛ての内線呼
出しデータ(即ち、着信信号)等を濾波することによっ
て無線伝送によるノイズ成分を除去した後、スピーチネ
ットワーク12、音声録音/再生装置17或いはスピー
カ用受話増幅器19に出力するようになっている。
【0043】コンパンダー42は、演算処理部15fの
制御下で、ベースバンド伝送装置41を通してスピーチ
ネットワーク12側から与えられる音声信号、或いは、
ベースバンド伝送装置41を通して与えられる音声録音
/再生装置17から再生された応答メッセージ等を、圧
縮して無線送信機20bに出力する。コンパンダー42
は、又、演算処理部15fの制御下で、子機2(或いは
子機3)側の話者からの音声信号、上述した内線呼出し
データ等を伸長した後、ベースバンド伝送装置41、ス
ピーチネットワーク12を通して局線100、ハンドセ
ット13の受話器、音声録音/再生装置17或いはスピ
ーカ用受話増幅器19に送出するようになっている。
【0044】タイムスタンプ回路48は、演算処理部1
5fの制御下で時間をカウントし、所定時間間隔置きに
現在時刻を報知するためのデータを音声の態様で、音声
録音/再生装置17に出力するようになっている。この
現在時刻報知用データは、音声録音/再生装置17に録
音されたメッセージが再生されたときに、該メッセージ
の録音された時刻を話者に対して報知するためのもので
ある。即ち、上記音声録音/再生装置17を後で再生動
作させると、例えば、『ただ今、何時何分何秒です』と
いう音声データに引続いて該時刻に録音された相手方話
者のメッセージが聴取できるようになっている。
【0045】音声録音/再生装置17は、音声録音/再
生装置制御部15iの制御下で、入力された音声信号、
即ち、上記タイムスタンプ回路48から所定時間間隔置
きに出力される現在時刻報知用データと、相手方話者(
親機1の話者の場合もあり得る)から発せられたメッセ
ージ情報とを録音する。音声録音/再生装置17は、上
記録音したデータやメッセージ情報を再生し、音声信号
として出力するようになっている。本実施例では、前記
音声録音/再生装置17には、テープレコーダが採用さ
れている。音声録音/再生装置17は、音声録音/再生
装置制御部15iの制御下で、親機1が留守番応答モー
ドにモード設定されているときに、相手方端末(図示し
ない)の話者から発せられ、局線100、局線捕捉回路
11及びスピーチネットワーク12を通して与えられた
メッセージを、前記タイムスタンプ回路48から出力さ
れる現在時刻報知用データとともに録音する。音声録音
/再生装置17は、音声録音/再生装置制御部15iの
制御下で、親機1が留守番応答モードにモード設定され
ているときに子機2(或いは子機3)の話者から発せら
れたメッセージを、前記タイムスタンプ回路48から出
力される現在時刻報知用データとともに録音する。音声
録音/再生装置17は、又、音声録音/再生装置制御部
15iの制御下で、親機1が留守番応答モードにモード
設定されているときに、親機1の話者から発せられハン
ドセット13の送話器からスピーチネットワーク12を
通して与えられた所謂伝言メッセージを、前記タイムス
タンプ回路48から出力される現在時刻報知用データと
ともに録音する。
【0046】音声録音/再生装置17は、親機1の留守
番応答モード時に、呼出し信号(発呼側端末が子機2或
いは子機3である場合には、内線呼出しデータ)の着信
があると、発呼側端末に対し、予め設定されている所定
の応答メッセージを再生して出力する。音声録音/再生
装置17は、又、キーボード16が操作されたことで、
演算処理部15fから音声録音/再生装置制御部15i
を通して、録音されているメッセージの再生要求が与え
られたときには、該再生要求に応じて録音していたメッ
セージを現在時刻報知用データとともに再生し、スピー
チネットワーク12及びハンドセット13の受話器を通
して音声として出力するようになっている。  音声録
音/再生装置制御部15iは、演算処理部15fの制御
下で、音声録音/再生装置17を制御するようになって
いる。
【0047】留守番応答モード設定調整部15eは、演
算処理部15fの制御下で、親機1を始めとする複数台
の端末から与えられた留守番応答モードにモード設定し
たい旨の要求に基づき、留守番応答モード設定を許可す
る端末と不許可とする端末とを夫々決定し、この決定結
果を演算処理部15fを通して各端末に通知するように
なっている。即ち、留守番応答モード設定調整部15e
は、親機1及び各子機2,3の2台以上から、同時に留
守番応答モードにモード設定したい旨の要求が与えられ
たときには、予め設定されている優先順位データに基づ
き、いずれか1台の端末のみを留守番応答モードとする
のを許可し、他の端末については、留守番応答モードと
するのを不許可とする。留守番応答モード設定調整部1
5eは、留守番応答モードとするを許可した端末に対し
ては、許可を与えたことを示す情報を、又、留守番応答
モードとするのを不許可とした端末に対しては、不許可
としたことを示す情報を、夫々演算処理部15f等を介
して対応する端末に伝送する。留守番応答モード設定調
整部15eは、上記留守番応答モードを許可された端末
が、留守番応答モードを解除しない間は、たとえ、該端
末よりも優先順位が上位に設定されている端末から留守
番応答モードとしたい旨の要求が発せられても、許可を
与えないようになっている。なお、上述した優先順位デ
ータは、留守番応答モード設定調整部15eに内蔵され
ているメモリに記憶されており、この優先順位データは
、キーボード16の操作等により、必要に応じて順位変
更が可能となっている。
【0048】演算処理部15fは、スピーチネットワー
ク12を始め、ダイヤル信号送出コントロール部15a
、留守番応答モード設定調整部15e、タイムスタンプ
回路48、無線機制御部インターフェース15h、音声
録音/再生装置制御部15i、ベースバンド伝送装置4
1及びコンパンダー42をその制御下に置く。
【0049】演算処理部15fは、親機1の話者による
ハンドセット13のオフフック及びダイヤルキーの操作
、或いは子機2(子機3)側からの発呼要求に基づいて
、ダイヤル信号送出コントール部15a、ダイヤル信号
送出部14を通して局線捕捉回路11を制御することに
より、局線100の捕捉、捕捉した局線100の開放、
ダイヤルパルスの局線100への送出を行なう。演算処
理婦15fは、上記キー操作或いは発呼要求に基づいて
、ダイヤル信号送出コントロール部15a、ダイヤル信
号送出部14を通してスピーチネットワーク12を制御
することにより、スピーチネットワーク12から局線1
00に対してMF信号を送出させる。演算処理部15f
は、スピーチネットワーク12、スピーチネットワーク
12と関連する各スイッチ(図示しない)を制御するこ
とにより、例えば前述した局線100と無線機20との
間の通話路の形成のごとき、通話路の形成を行なうよう
になっている。
【0050】演算処理部15fは、MF信号認識部15
cから出力された認識結果に基づき、相手方端末(図示
しない)が、親機1、子機2、子機3のいずれを呼出し
たいのかを判断する。上記判断の結果、呼出し先端末が
親機1でないと認識すると、演算処理部15fは、呼出
し先の子機(2又は3)の演算処理部に対し、所定の制
御チャネルを使用して制御データの授受を行なうことに
よって、該呼出し先子機との間の通話路の形成を行なう
。この通話路形成の後、相手方端末(図示しない)と、
子機2(或いは子機3)との間で通話を可能ならしめる
べく、演算処理部15fは、ベースバンド伝送装置41
、コンパンダー42を制御する。演算処理部15fによ
る上記ベースバンド伝送装置41、コンパンダー42の
制御は、親機1と子機2(或いは子機3)間の内線通話
時にも実行される。一方、上記判断の結果、呼出し先端
末が親機1であると認識すると、演算処理部15fは、
スピーチネットワーク12を制御して、ハンドセット1
3と局線100とを接続するための通話路の形成、或い
は、音声録音/再生装置17と局線100とを接続する
ための通話路の形成を行なう。演算処理部15fは、キ
ー認識部15bから与えられるキー操作情報に基づき、
ハンドセット13の送話器からの所謂伝言メッセージを
録音すべき旨の指令が与えられたと判断すると、前述し
たような態様で、音声録音/再生装置制御部15iに指
令を送出し、音声録音/再生装置17をして前記伝言メ
ッセージの録音を行なわせる。
【0051】演算処理部15fは、局線100を通して
相手方端末(図示しない)から送出されたメッセージ、
或いはハンドセット13の送話器から送出された所謂伝
言メッセージ等を録音するに際しては、音声録音/再生
装置17を録音モードにモード設定して上記メッセージ
の録音を実行すべく、既述のように音声録音/再生装置
制御部15i等を制御する。演算処理部15fは、所謂
内線通話において、親機1の留守番応答モード時に子機
2(或いは子機3)の話者からメッセージが発せられた
ときに、該メッセージを音声録音/再生装置17に録音
すべく、既述のように音声録音/再生装置制御部15i
、ベースバンド伝送装置41、コンパンダー42等を制
御する。なお、前記相手方端末(図示しない)からのメ
ッセージ録音に際しては、CPC検出部15bからの通
知に基づき、演算処理部15fは、音声録音/再生装置
17の録音動作を停止せしめる。  演算処理部15f
は、上述した各種制御に加えて、留守番応答モード設定
調整部15eを制御し、留守番応答モード設定調整部1
5eによる留守番応答モード設定の許可、不許可情報を
、モード設定を要求した端末(親機1は除く)に対して
無線送信すべく、無線機制御部インターフェース15h
、無線機制御部21を通して無線送信機20bに与える
ように構成されている。
【0052】次に、子機2側の構成について説明する。 子機2は全体としてハンドセットの形態に構成されてお
り、子機2を構成する各部は、これら子機2の各部と対
応している親機1側の各部と略同一の構成となっている
【0053】キーパッド25は、子機2のキーボード(
図示しない)上に設けられており、通話キー、ワンタッ
チキー、登録キー、ダイヤルキー等を備えている。キー
パッド25の各種キーが話者等によって押圧操作される
と、この押圧操作に対応した信号が、キーパッド25か
らキー認識部24cに出力される。キー認識部24cは
、キーパッド25から所定の信号が出力されると、これ
を読込んでどのキーが操作されたかを識別し、この識別
結果をキー操作識別データとして演算処理部24bに出
力する。
【0054】無線機28は、無線受信機28aと、無線
送信機28bとを備えている。これら無線受信機28a
、無線送信機28bは、夫々アンテナ31と接続されて
いる。
【0055】無線送信機28bは、送受信データ制御部
24fの制御下で、親機1側に所定の情報を無線送信す
る。無線送信機28bが送信すべき情報には、例えば、
子機2が発呼側端末である場合に、演算処理部24bか
ら出力される通話チャネル接続要求や、該通話チャネル
接続要求の宛先端末が親機1であることを示すIDコー
ドや、演算処理部15fによって指定された空き通話チ
ャネルへのチャネル切換要求や、局線100、局交換機
(図示しない)と接続されている特定の端末を発呼する
ための情報や、親機1からの内線呼出データ送信に対す
る内線呼出応答データや、子機2からの親機1を宛先と
する内線呼出しデータや、留守番応答モードにモード設
定したい旨の要求等に係る情報や、子機2の話者から発
せられた音声信号等に係る情報、子機2の留守番応答モ
ード時に、子機2の音声録音/再生装置17から出力さ
れた所定の応答メッセージデータに係る情報等がある。 前記情報が、子機2の話者からの音声信号であるときに
は、該音声信号は、送話器30から送話増幅器29、ベ
ースバンド伝送装置43及びコンパンダー44を通して
無線送信機28bに与えられる。前記情報が子機2の音
声録音/再生装置50から出力された所定の応答メッセ
ージデータであるときには、該応答メッセージデータは
、音声録音/再生装置17からベースバンド伝送装置4
3及びコンパンダー44を通して無線送信機28bに与
えられる。前記情報が、子機2の話者からの音声信号及
び音声録音/再生装置50からの応答メッセージデータ
以外の情報であるときには、これらの情報は、送受信デ
ータ制御部24fを通して演算処理部24bから無線送
信機28bに与えられる。
【0056】無線受信機28aは、送受信データ制御部
24fの制御下で、親機1側から無線送信された情報を
受信する。無線受信機28aが受信した情報が、例えば
、子機2が発呼側端末である場合に、演算処理部15f
から出力される空きを確認した通話チャネルの指定情報
、子機2からの前記空き通話チャネルへのチャネル切換
要求に対応して演算処理部15fから出力されるチャネ
ル切換応答に係る情報、内線呼出応答データ等に係る情
報、子機2からの要求に応じて発呼した特定の端末から
着信応答があったことを報知するための情報、子機2か
らの留守番応答モードにモード設定したい旨の要求に対
する許可、不許可を報知するための情報であるときには
、これらの各情報は、無線受信機28aから送受信デー
タ制御部24fを通して演算処理部24bに与えられる
。無線受信機28aが受信した情報が、音声録音/再生
装置17から再生された所定の応答メッセージに係る情
報、子機2宛ての所謂伝言メッセージに係る情報である
ときには、該子機2宛てのメッセージに係る情報は、無
線受信機28aからコンパンダー44及びベースバンド
伝送装置43を通して受話増幅器27に出力され、上記
子機2宛てのメッセージに係る情報は、更に受話増幅器
27から受話器26に出力される。そして、受話器26
から音声(すなわちメッセージ)として送出されること
となる。
【0057】無線受信機28aが受信した情報が、前記
特定の端末の話者からの音声信号、又は、親機1の話者
からの音声信号であった場合にも、これらの音声信号は
、無線受信機28aからコンパンダー44及びベースバ
ンド伝送装置43を通して受話増幅器27に出力され、
更に受話増幅器27から受話器26に出力される。 そして、受話器26から音声として送出されることとな
る。
【0058】ID  ROM24eは、子機2自身のI
Dコードを記憶している。ID  ROM24eは、I
Dコード識別部24dからのデータ読出し要求に応じて
、記憶しているIDコードをIDコード識別部24dに
出力する。IDコード識別部24dは、ID  ROM
24eに記憶されているIDコードが子機2自身のID
コードであることを識別すると、その識別結果を送受信
データ制御部24fに通知する。
【0059】送受信データ制御部24fは、IDコード
識別部24dからの出力を受け無線受信機28aを制御
することにより、無線受信機28aから出力された各種
データを入力して、該入力した各種データを演算処理部
24bに出力する。送受信データ制御部24fは、また
、無線送信機28bを制御することにより、演算処理部
24b、IDコード識別部24d等から出力された各種
データを、親機1側に無線送信するようになっている。
【0060】着信音制御部24aは、演算処理部24b
の制御下で、演算処理部24bから出力される内線呼出
しデータに基づき、着信音出力部35を制御することに
より、スピーカ36から内線呼出し音を出力させるよう
になっている。
【0061】留守番応答モード設定用LEDドライバ4
5は、演算処理部24bの制御下で、演算処理部24b
から出力される制御信号に基づき、留守番応答モード設
定用LED46を駆動する。留守番応答モード設定用L
ED46は、演算処理部24bがキーボード25から留
守番応答モード設定指令が与えられたことを認識して、
親機1に対して留守番応答モード設定要求をし、この設
定要求に対して親機1から許可をする旨の情報が与えら
れたときに点灯を開始する。この点灯は演算処理部24
bがキーボード25から留守番応答モード解除指令が与
えられたことを認識するまての間、継続される。
【0062】演算処理部24bは、送受信データ制御部
24f、着信音制御部24a、留守番応答モード設定用
LEDドライバ45、タイムスタンプ回路51及び音声
録音/再生装置制御部24gをその制御下に置く。演算
処理部24bは、例えば、子機2が発呼側端末である場
合に、無線受信機28a及び送受信データ制御部24f
を通して与えられる空き通話チャネルの指定情報、チャ
ネル切換応答、内線呼出し応答データ等に係る情報、子
機2からの要求に応じて発呼した特定の端末から着信応
答があったことを報知するための情報、子機2からの留
守番応答モードにモード設定したい旨の要求に対する許
可、不許可を報知するための情報等を読込む。演算処理
部24bは、上記各情報に基づいて演算処理を行ない、
この演算処理結果に基づき、着信音制御部24aを制御
したり、通話チャネル接続要求、チャネル切換要求、内
線呼出し応答等に係る情報等を、送受信データ制御部2
4f及び無線送信機28bを通して親機1側に無線送信
するようになっている。なお、タイムスタンプ回路51
や音声録音/再生装置50の構成、動作については、親
機1のタイムスタンプ回路48や音声録音/再生装置1
7の構成、動作と同様である。又、子機3も子機2と同
様な構成となっているので、子機3を構成する各部の図
示と説明は省略する。従って、以下の動作説明において
も、子機3に関する動作説明は省略することとした。
【0063】次に、上記構成の動作を、無線アクセス動
作を示す図2のタイミングチャート、子機2の留守番応
答動作を示す図3のタイミングチャート、内線通話にお
ける親機1の留守番応答動作を示す図4のタイミングチ
ャート及び内線通話における子機2の留守番応答動作を
示す図5のタイミングチャートを参照しながら説明する
。  図2にて示した無線アクセス動作は、子機2と特
定の外線端末との間における通話路の設定、内線通話に
おいて、親機1から子機2を呼出して通話路を設定する
場合、及び内線通話において、子機2から親機1を呼出
して通話路を設定する場合、子機2から留守番応答モー
ドの設定要求を親機1に対して行なう場合等に夫々実行
される。
【0064】今、局線100、局交換機(図示しない)
を通して外線端末から子機2を呼出すための識別コード
が親機1に伝送されたと仮定する。演算処理部15fは
、MF信号認識部15cからの通知によって上記事実を
認識すると、無線機制御部インターフェース15hを通
して、子機の演算処理部24bとの間で制御データの授
受を行なうのに必要な制御チャネルに空きがあることを
確認する。そしてこの空きを確認すると、演算処理部1
5fは、この制御チャネルを使って上記認識結果(すな
わち、外線端末から子機2の呼出しがあったこと)を、
子機の演算処理部24bに通知する。演算処理部15f
は、上記認識結果の通知とともに、上記空き制御チャネ
ルを使用して子機2に対し、親機1との間の通話路の接
続要求を送出する。この通話路の接続要求の送出に際し
ては、この接続要求が子機2宛てに対してなされている
ことを示すために、子機2のIDコードも送出する。
【0065】子機2の演算処理部24bは、上記情報に
基づき、外線端末から子機2の呼出しがあったこと、親
機1から子機2宛ての通話路接続要求が送出されたこと
を認識すると、所定の通話チャネルに空きがあるか否か
の確認を行なう(本実施例では、この所定の通話チャネ
ルとは、上述した制御チャネルを意味している)。子機
2の演算処理部24bは、上記所定の通話チャネルに空
きがあることを確認すると、該通話チャネルを親機1と
の間で通話を行なうための通話チャネルに指定する。そ
して、演算処理部24bは、この通話チャネル指定情報
を、この指定した通話チャネルに通話路を設定すべき旨
の親機1からの接続要求に対する応答として、前記親機
1が使用した制御チャネルを使用して、親機1側に送出
する。このとき、上記情報が親機1宛ての情報であるこ
とを示すために、演算処理部24bは、親機1のIDコ
ードも送出する。
【0066】上記通話チャネル指定情報は、親機1の演
算処理部15fに与えられる。
【0067】上記通話チャネル指定情報に付随して送出
される親機1のIDコードに係る情報は、親機1の送受
信データ制御部21aに与えられる。上記通話チャネル
指定に係る情報が親機の演算処理部15fに入力され、
また、親機1のIDコードに係る情報と、IDコード識
別部21dからの出力情報との照合が親機の送受信デー
タ制御部21aにて行なわれると、親機の演算処理部1
5fは、空き通話チャネルの確認を行なう。そして、親
機の演算処理部15fは該確認の後、前記空き通話チャ
ネルに通話チャネルをチャネル切換すべき旨の要求を、
前記制御チャネルを使って子機2側に送出する。親機1
からの上記要求が子機2の演算処理部24bに与えられ
ると、演算処理部24bは、前記指定した空き通話チャ
ネルへのチャネル切換えを実行するとともに、親機の演
算処理部15fに対して、上記チャネル切換えを行なっ
たことを、前記制御チャネルを使って通知する。上記通
知が子機の演算処理部24bから親機の演算処理部15
fに与えられることで、親機1と子機2との間を接続す
る通話チャネルが設定され、図2にて示した無線アクセ
ス動作が完了する。親機1〜子機2(或いは子機3)間
における内線通話時の無線アクセス動作も、上述した内
容と略同様である。
【0068】図3にて示す子機2の留守番応答動作のシ
ーケンスは、図2にて示した無線アクセス動作の実行に
よって、親機1と子機2との間を接続する通話チャネル
が設定されていることを前提として実行される。
【0069】子機2の話者がキーボード25を操作した
ことによって、キーボード25から子機2を留守番応答
モードにモード設定すべき旨の指令が与えられたことを
認識すると、子機2の演算処理部24bは、図2にて示
したごとき無線アクセス動作を実行し、この無線アクセ
ス動作によって親機1〜子機2間に接続された通話チャ
ネルを通して、留守セットデータ(即ち、留守番応答モ
ードにモード設定したい旨の要求)を親機1に与える。 この留守セットデータにより、留守番応答モード設定調
整部15eが上記要求に対して許可を与えると、該許可
情報は、子機の演算処理部24bに与えられ、該演算処
理部24bは、該情報により留守番応答モードの設定が
許可されたことを認識する。そして、演算処理部24b
は、該認識に基づき、子機2を留守番応答モードにモー
ド設定する。上記モード設定動作の完了とともに、親機
1〜子機2間の通話チャネルは断状態となる。子機2が
留守番応答モードにモード設定された状態で、外線端末
から子機2に対する呼出しがあったことを認識すると、
演算処理部15fは、図2にて示したごとき無線アクセ
ス動作を実行した後、子機2を宛先とする呼出しがあっ
たことを示す情報を、演算処理部24bに与える。該情
報を入力すると、演算処理部24bは、着信音制御部2
4aを通して着信音出力部35を制御することにより、
スピーカ36を用いて着信音を鳴動させる。次いで演算
処理部15fは、局線捕捉回路11を制御して局線10
0の捕捉を行なわせ、この回線捕捉を行なったことを示
すデータを、演算処理部24b側に伝送する。該データ
が与えられたことによって、演算処理部24bは、局線
捕捉回路11が局線100を捕捉したことを認識する。 前述のように、子機2は留守番応答モードにモード設定
されているから、子機2の音声録音/再生装置50から
は予め設定されている所定の応答メッセージが出力され
る。該所定の応答メッセージは、既述の如き経路を通し
て親機1から局線100に送出される。局線100を通
して発呼側端末からメッセージが与えられると、このメ
ッセージは、親機1から既述の如き経路を通して子機2
の音声録音/再生装置50に入力され、音声録音/再生
装置50に録音される。CPC検出部15dからの通知
により、相手方話者が終話したことを認識すると、演算
処理部15fは、局線捕捉回路11を制御して捕捉して
いた局線100を開放させ、回線断を示すデータを子機
2の演算処理部24bに与える。該データを入力するこ
とにより、演算処理部24bは、回線断を認識し、音声
録音/再生装置50の録音動作を終了させる。この音声
録音/再生装置50の録音動作の終了とともに、無線ア
クセスも終了する。
【0070】図4にて示す内線通話における親機の留守
番応答動作を示すシーケンスも、図2にて示した無線ア
クセス動作の実行によって、親機1と子機2との間を接
続する通話チャネルが設定されていることを前提として
実行される。
【0071】親機1の話者がキーボード16を操作した
ことによって、キーボード16から親機1を留守番応答
モードにモード設定すべき旨の指令が与えられたことを
認識すると、演算処理部15fは、該認識結果を留守番
応答モード設定調整部15eに与え、親機1の留守番応
答モードの設定の許可、不許可を留守番応答モード設定
調整部15eに調整させる。留守番応答モード設定調整
部15eから、親機1の留守番応答モードの設定を許可
する旨の通知が与えられると、演算処理部15fは、親
機1を留守番応答モードにモード設定する。この状態に
おいて、子機2の演算処理部24bから親機1に対し、
内線呼出しを実行すべく、図2にて示した無線アクセス
動作を行なった後、内線呼出データを親機1に送出する
と、この内線呼出データの親機1への到達により、拡声
用スピーカ18から呼出音が出力される。このとき、子
機2の話者は、受話器から内線呼出音の鳴動を聴き取る
ことができる。上記内線呼出データの親機1への送出に
起因して、親機1の演算処理部15fからは内線呼出応
答データが子機2に対して送信されてくる。この内線呼
出応答データが子機2の演算処理部24bに与えられる
ことによって、子機2の演算処理部24bは、親機1が
子機2の内線呼出しに対して応答したことを認識する。 前述のように、親機1は留守番応答モードにモード設定
されているから、親機1の音声録音/再生装置17から
は予め設定されている所定の応答メッセージが出力され
る。該所定の応答メッセージは、既述の如き経路を通し
て親機1から子機2宛てに送出される。次いで、子機2
からメッセージが与えられると、このメッセージは、既
述の如き経路を通して親機1の音声録音/再生装置17
に入力され、音声録音/再生装置17に録音される。演
算処理部24bからの通知により、子機2の話者が終話
したことを認識すると、演算処理部15fは、音声録音
/再生装置17の録音動作を終了させる。この音声録音
/再生装置17の録音動作の終了とともに、無線アクセ
スも終了する。
【0072】図5にて示す内線通話における子機の留守
番応答動作のシーケンスについても、図2にて示した無
線アクセス動作の実行によって親機1と子機2との間を
接続する通話チャネルが設定されていることを前提とし
て実行される。
【0073】子機2の話者がキーボード25を操作した
ことによって、キーボード25から子機2を留守番応答
モードにモード設定すべき旨の指令が与えられたことを
認識すると、子機2の演算処理部24bは、図2にて示
したごとき無線アクセス動作を実行し、この無線アクセ
ス動作によって親機1〜子機2間に接続された通話チャ
ネルを通して、留守セットデータ(即ち、留守番応答モ
ードにモード設定したい旨の要求)を親機1に与える。 この留守セットデータにより、留守番応答モード設定調
整部15eが上記要求に対して許可を与えると、該許可
情報は、子機の演算処理部24bに与えられ、該演算処
理部24bは、該情報により留守番応答モードの設定が
許可されたことを認識する。そして、演算処理部24b
は、該認識に基づき、子機2を留守番応答モードにモー
ド設定する。上記モード設定動作の完了とともに、親機
1〜子機2間の通話チャネルは断状態となる。子機2が
留守番応答モードにモード設定された状態で、キーボー
ド16から子機2を宛先とする発呼指令(即ち、内線呼
出指令)が与えられたことを認識すると、演算処理部1
5fは、図2にて示したごとき無線アクセス動作を実行
した後、内線呼出データを、子機2の演算処理部24b
に与える。該内線呼出しデータを入力すると、演算処理
部24bは、親機1からの内線呼出を認識し、着信音制
御部24aを通して着信音出力部35を制御することに
より、スピーカ36を用いて着信音(内線呼出音)を鳴
動させる。前述のように、子機2は留守番応答モードに
モード設定されているから、子機2の音声録音/再生装
置50からは予め設定されている所定の応答メッセージ
が出力される。該所定の応答メッセージは、既述の如き
経路を通して親機1のハンドセット13に送出される。 一方、ハンドセット13の送話器から親機1の話者のメ
ッセージが与えられると、このメッセージは、既述の如
き経路を通して子機2の音声録音/再生装置50に入力
され、音声録音/再生装置50に録音される。ハンドセ
ット13のオンフック等により親機1の話者が終話した
ことを認識すると、演算処理部15fは、該情報を子機
2の演算処理部24bに与える。該データを入力するこ
とにより、演算処理部24bは、終話を認識し、音声録
音/再生装置50の録音動作を終了させる。この音声録
音/再生装置50の録音動作の終了とともに、無線アク
セスも終了する。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
親機は、着信に対する自動応答、該自動応答後所定の応
答メッセージの発呼側端末への送出及び与えられた発呼
側端末からのメッセージの再生可能な保持を行なう第1
の留守番応答手段と、被呼側端末を識別するための識別
コードが与えられたときに、該識別コードに基づいて選
択した被呼側端末と、発呼側端末との間の通話路を設定
し、前記発呼側端末から送出されたメッセージを前記設
定した通話路を通して前記選択した被呼側端末に伝送す
るメッセージ伝送手段と、留守番応答モードに設定され
た状態時に前記第1の留守番応答手段を動作させ、前記
設定された通話路を介して親機を宛先とするメッセージ
が到来すると、該メッセージを保持すべく第1の留守番
応答手段を制御する制御手段と、を設け、子機に、着信
に対する自動応答、該自動応答後所定の応答メッセージ
の発呼側端末への送出及び与えられた発呼側端末からの
メッセージの再生可能な保持を行なう第2の留守番応答
手段と、留守番応答モードに設定された状態時に前記第
2の留守番応答手段を動作させ、前記設定された通話路
を介して自機宛てのメッセージが到来すると、該メッセ
ージを保持すべく第2の留守番応答手段を制御する制御
手段と、を設けることとしたので、親機の留守番応答モ
ード時に親機を宛先として入力されたメッセージデータ
、各子機の留守番応答モード時に各子機を夫々宛先とし
て入力されたメッセージデータを、複雑な操作を要する
ことなしに、秘話性を持たせて再生可能に保持でき、し
かも、親機と各子機間における内線通話時に、留守番応
答モードに設定された方の端末に対して相手方端末から
与えられたメッセージを、複雑な操作を要することなし
に秘話性を持たせて確実に伝達することが可能なコード
レス電話装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に従うコードレス電話装置の
構成を示したブロック図。
【図2】本発明の一実施例に従うコードレス電話装置の
タイミングチャート。
【図3】本発明の一実施例に従うコードレス電話装置の
タイミングチャート。
【図4】本発明の一実施例に従うコードレス電話装置の
タイミングチャート。
【図5】本発明の一実施例に従うコードレス電話装置の
タイミングチャート。
【符号の説明】
1  親機 2  子機 3  子機 15b  キー認識部 15c  MF信号認識部 15d  CPC検出部 15e  留守番応答モード設定調整部15f  演算
処理部 15h  無線機制御部インターフェース15i  音
声録音/再生装置制御部 17  音声録音/再生装置 18  拡声用スピーカ 20  無線機 21  無線機制御部 24b  演算処理部 24c  キー認識部 26  受話器 28  無線機 46  留守番応答モード設定用LED49  CPC
検出回路 50  音声録音/再生装置 100  局線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電話回線に接続されている親機と、この親
    機と無線回線を介して接続される子機とを備えたコード
    レス電話装置において、前記親機は、着信に対する自動
    応答、該自動応答後所定の応答メッセージの発呼側端末
    への送出及び与えられた発呼側端末からのメッセージの
    再生可能な保持を行なう第1の留守番応答手段と、被呼
    側端末を識別するための識別コードが与えられたときに
    、該識別コードに基づいて選択した被呼側端末と、発呼
    側端末との間の通話路を設定し、前記発呼側端末から送
    出されたメッセージを前記設定した通話路を通して前記
    選択した被呼側端末に伝送するメッセージ伝送手段と、
    留守番応答モードに設定された状態時に前記第1の留守
    番応答手段を動作させ、前記設定された通話路を介して
    親機を宛先とするメッセージが到来すると、該メッセー
    ジを保持すべく前記第1の留守番応答手段を制御する制
    御手段と、を有しており、前記子機は、着信に対する自
    動応答、該自動応答後所定の応答メッセージの発呼側端
    末への送出及び与えられた発呼側端末からのメッセージ
    の再生可能な保持を行なう第2の留守番応答手段と、留
    守番応答モードに設定された状態時に前記第2の留守番
    応答手段を動作させ、前記設定された通話路を介して親
    機より自機宛てのメッセージが到来すると、該メッセー
    ジを保持すべく前記第2の留守番応答手段を制御する制
    御手段と、を有していることを特徴とするコードレス電
    話装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のコードレス電話装置におい
    て、複数の子機が無線回線を介して親機に接続すること
    ができ、前記親機及び前記各子機中の2台以上から、同
    時に留守番応答モードにモード設定したい旨の要求が与
    えられたときには、予め設定されている優先順位データ
    に基づき、いずれか1台の端末のみを留守番応答モード
    とするのを許可するとともに、該許可された端末の留守
    番応答モードが解除されるまでの間、他の端末からの留
    守番応答モードの設定要求を不許可とする留守番応答モ
    ード設定調整手段、  を有することを特徴とするコー
    ドレス電話装置。
JP3150121A 1991-06-21 1991-06-21 コードレス電話装置 Pending JPH04372253A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006261945A (ja) * 2005-03-16 2006-09-28 Sanyo Electric Co Ltd 親機及びそれを備えた通信システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006261945A (ja) * 2005-03-16 2006-09-28 Sanyo Electric Co Ltd 親機及びそれを備えた通信システム
JP4660235B2 (ja) * 2005-03-16 2011-03-30 三洋電機株式会社 親機

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