JPH043696Y2 - - Google Patents

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JPH043696Y2
JPH043696Y2 JP3706586U JP3706586U JPH043696Y2 JP H043696 Y2 JPH043696 Y2 JP H043696Y2 JP 3706586 U JP3706586 U JP 3706586U JP 3706586 U JP3706586 U JP 3706586U JP H043696 Y2 JPH043696 Y2 JP H043696Y2
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cam
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fork
plate cam
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、プレス機等内での配列型のワーク搬
送を行なうための搬送装置に関する。
(従来の技術) 従来、一つのプレス機内で金型から他の金型へ
のワークの搬送、またはプレス機内へのワークの
搬入・搬出等はトランスフア装置を用いるか、ま
たはトランスフア装置を有しないプレス機の場合
にはロボツト等を用いるか又は簡易的に空気圧ま
たは液圧により作動するシリンダ装置によりワー
クを押す、または引張る等の動きで搬送してい
る。
また、トランスフア装置は第11図に示すよう
に通常トランスフアバー51を搬送方向に往復動
させるとともに往復動の前方停止時に上昇させ、
後方停止時に下降させるボツクスモーシヨンによ
りワーク52,52…を金型53,…間で搬送さ
せている。比較的安価な簡易トランスフアー装置
においては、このトランスフアバー51のボツク
スモーシヨンは、搬送方向にピストンロツド54
を伸縮させるシリンダ装置55と、上下方向にピ
ストンロツド56を伸縮させるシリンダ装置57
とで行なわれている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、シリンダ装置による搬送では、
シリンダ装置のピストンロツドの作動が第12図
のA曲線で示すようにストローク中ほぼ同一の速
度であり、ストローク開始位置Sおよび終了位置
Sで急激な速度変化があるため、慣性力がワーク
に働きワーク倒れ等の搬送ミスが生じるという問
題点がある。そのため、シヨツクアブソーバを設
けたり搬送速度を下げて対処しているが、サイク
ルタイムが長くなり生産性が低下する等の問題点
を含んでいる。
また、トランスフア装置などでシリンダ装置に
よりトランスフアバーをボツクスモーシヨンさせ
る場合などには、それぞれのシリンダ装置の作動
タイミングを正確に同期させる必要があり、その
ための制御回路を特別に設けなければならなく、
設備費を高くしメンテナンス性も悪くさせるとい
う問題点が生じている。
本考案は、以上の問題点に鑑みてなされたもの
で、搬送装置に複雑な制御回路を用いずにボツク
スモーシヨンを行なわせ、かつ慣性力がワークに
あまり働かないようにしてワークを搬送させるこ
とを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、以上の問題点を解決するための手段
として、ワークの搬送方向沿いに延設した、昇降
可能なガイドレールにワークを搬送するためのフ
オークを取付けたスライダを前記搬送方向沿いに
移動自在に設け、前記スライダをクランク軸の回
転に応じて前記搬送方向沿いに揺動する揺動腕に
連結し、前記ガイドレールを板カムの回転に応じ
て上下方向へ移動する昇降機構に連結し、前記ク
ランク軸を1つの駆動源から分岐された第1の回
転シヤフトに連結すると共に、前記板カムを該駆
動源から分岐された第2の回転シヤフトに連結
し、かつ前記揺動腕の揺動端で前記昇降機構を作
動させるように前記板カムのカムプロフアイルを
設定してなるものである。
(作用) 以上の構成により次の様に作用する。
揺動腕の揺動に応じてスライダがガイドレール
上を往復動し、その移動端で昇降機構が作動して
ガイドレールが上昇または下降し、スライダに取
付けたフオークがボツクスモーシヨンを行う。し
かして、スライダの移動はクランク軸の回転を揺
動腕に伝えて行うので、その移動始めと移動終り
における加速、減速はゆるやかとなり、ワークに
大きな慣性力が生じることはなくなる。また、1
つの駆動源から第1、第2の回転軸に動力を分配
しているので、スライダの往復動とガイドレール
の昇降動との同期をとる必要もなくなる。
(実施例) 次に、第1図ないし第10図を用いて本考案の
実施例を説明する。
ワークWの搬送方向に長手方向を向けて第1の
ガイドレール1,1と第2のガイドレール2,2
がそれぞれ一対づつ所定間隔をおいて設けられて
いる。第1のガイドレール1,1には第1のスラ
イダ3が、第2のガイドレール2,2には第2の
スライダ4がそれぞれ移動自在に係合しており、
該第1のスライダ3は一対の第1のスライド部3
a,3aと、各第1のスライド部3a,3aを連
結する第1の連結部材3bとからなり、第2のス
ライダ4も同様に第2のスライド部4a,4aと
第2の連結部材4bとからなつている。第1およ
び第2の連結部材3b、4bにはそれぞれ一対の
フオーク5,5,6,6がワークの搬送方向沿い
で逆方向に延設されている。また、各フオーク
5,5,6,6にはワークを搬送するフインが5
a,…,6a,…が設けられている。
一方、本考案の駆動源である駆動機構7はサー
ボモータ8と減速機構9とからなり、サーボモー
タ8の回転を減速機構9を介して減速させ2本の
シヤフト10,11に伝達させるものである。こ
の駆動機構7を詳しく述べると、第2図に示すよ
うに、サーボモータ8の駆動軸8aの回転がはす
ばかさ歯車12を介して二箇所に設けられている
減速用歯車13,14に伝達されて減速されシヤ
フト10,11のそれぞれに所定の回転速度を与
えている。
シヤフト10には、図示しないインデツクスド
ライブを介して本考案の往復動機構として用いら
れるクランク機構15,16が接続されている。
該クランク機構15はクランク軸15aとクラン
ク軸15aの外周方向端部に取付けられたリンク
15bとからなり、またクランク機構16も同様
にクランク軸16aとリンク16bとからなるも
のである。そして、このクランク機構15,16
はシヤフト10の回転運動をリンク15b,16
bの進退運動(直線運動)に変換するものであ
る。なお、リンク15b,16bはシヤフト10
に対して対称位置に設けられているため、シヤフ
ト10の回転により交互に接近・離間をくり返す
ように動く。
さらに、リンク15b,16b,には、それぞ
れ揺動腕17,18が取付けられており、該揺動
腕17,18はリンク15b,16bの進退運動
により一定周期で揺動をくり返す。また、揺動腕
17の先端部にはタイロツド19の一端が回動自
在に取付けられ、該タイロツド19の他端は前述
したスライダ3のスライド部3aに取付けられて
いる。また、揺動腕18の先端部にもタイロツド
20の一端が回動自在に取付けられており、これ
も他端をスライダ4のスライド部4aに取付けら
れている。このようにすると、第4図および第5
図で示すように、シヤフト10の回転がクランク
機構15,16により揺動腕17,18を揺動さ
せ、そして、スライド部3a,4aをガイドレー
ル1,2上で往復動させる。
なお、クランク機構15,16においては、ク
ランク軸15a,16aが等速回転であれば、リ
ンク15b,16bの進退運動の速度は第12図
のB曲線で示す様に変化する。これは、進退運動
の折り返し位置近辺で速度が緩やかに変化するも
ので、この速度変化を利用することによりワーク
に大きな慣性力が生じないように搬送することが
できる。
駆動機構7のもう一方のシヤフト11には、後
述する昇降機構を作動させるカム機構21が接続
されている。このカム機構21は、シヤフト11
に接続された板カム22と、該板カムに形成さ
れ、た大径部22aと小径部22bとを180度位
相を違えて合成したカム面(カムプロフアイル)
に回転部材23を介して係合する揺れ腕24とか
らなるもので、シヤフト11の回転運動を揺れ腕
24の一定周期の回動運動に交換するものであ
る。なお、25はバツクアツプ用のシリンダであ
る。揺れ腕24の先端部にはタイロツド26の一
端が回動自在に取付けられており、タイロツド2
6の他端は、回転軸27により回動可能に設けら
れたレバー28に取付けられている。レバー28
には一対のロツド29,30のそれぞれの一端が
回動自在に取付けられており、その一方のロツド
29の他端は第1のガイドレール1の下面に取付
けられ、また他方のロツド30の他端は第2のガ
イドレール2の下面に取付けられている。
そして、第6図および第7図で示すように、シ
ヤフト11の回転は板カム22を介して揺れ腕2
4を揺動させ、さらにタイロツド26を進退運動
(直線運動)させることによりレバー28が回転
軸27を中心に回動して第1および第2のガイド
レールを交互に上下方向に移動させる。
次に、以上の構成に係る作用について説明す
る。
なお、本実施例は、さまざまな用途があるが、
たとえば、1つのプレス機内で順次ワークを搬送
するために用いられるトランスフア装置として使
用する場合について説明する。
このものは、第4図、第5図および第8図で示
すように下型31に上型32が下降して第1加工
工程Aと第2加工工程Bで同時にプレスを行なう
ようにワークを順次第1加工工程Aから第2加工
工程Bへ配列搬送するものである。
プレス加工を終え、上型32が上昇すると、ま
ず、第4図の原位置から、サーボモータ8を作動
させシヤフト10をインデツクドライブを介して
駆動する。そうするとクランク機構15,16に
より揺動腕17,18が揺動して第5図の位置に
来る。そのとき、フオーク6のフインガ6a,6
aがワークWを第2の加工工程B内に搬送する。
なお、第2の加工工程B内のワークWは、フオー
ク6の先端に設けられているキツカー33により
型外へ搬出される(第8図の動作)。また、フ
オーク5は第1の加工工程Aの上方へ移動させ
る。しかして、揺動腕17,18の揺動端すなわ
ちスライダ3,4の移動端で揺れ腕24の回転部
材23が板カム22の大径部22aへ移行するよ
うに板カム22の取付け位置を予め調整してお
く。これにより、揺動腕17,18が揺動端に至
ると同時に、第7図に示すように揺れ腕24が揺
動し、レバー28が回転して第1のガイドレール
1が下降し第2のガイドレール2が上昇する(第
8図の動作)。
この間、シヤフト10の回転は継続されてお
り、上記動作が完了するタイミングで、今度は揺
動腕17,18が相互に反対方向へ揺動し、これ
に応じてスライダ3,4が移動して原位置に復帰
する。またこのときはフオーク5のフインガ5
a,5aが第1の加工工程Bで加工が終わつたワ
ークWを搬出する(第8図の動作)。
そして、この時点で、第1の加工工程に未加工
のワークWを入れ、上型32を下降させてワーク
Wを加工する。また、同時にカム機構21の作動
により第1のガイドレール1を上昇させ、第2の
ガイドレール2を下降させる(第8図の動作)。
そして、上型32が上昇して1サイクルが終了
する。
本実施例においては、特に装置中心に対してワ
ークを搬送するフオーク5,6を左右に設けてい
るため、搬送時の重心の移動が少なく駆動部への
負荷変動が従来のトランスフア装置に比べて極端
に少なくなり、高速運転時においてもスムーズな
動きが確保できる。また装置自体が金型から全く
独立したものとして構成されているため、類似し
た別の金型に対しワーク保持部の組替えのみで転
用可能となり、コストの低減が図れる。
なお、34はワーク受けレールであり、加工工
程間に渡されているものである。
以上の実施例では、フオーク5とフオーク6と
を反対の向きに移動させてワークWを配列搬送し
ているが、フオーク5およびフオーク6の移動の
他の例としては、第9図に示すものがある。これ
は、第1のガイドレール1および第2のガイドレ
ール2を同時に上昇または下降させるようにし、
さらに、スライダ3,4のスライド部3a,4a
を同時に同一方向へ移動させるようにして、フオ
ーク5およびフオーク6を同時に同一方向へ移動
させてワークを搬送するものである。
また、本考案に係る他の実施例としては、第1
0図で示すようにフインガ35,35をフオーク
36,36の上側に設け、ワークを持ち上げて搬
送することも可能であり、さらに、第10図のも
のは中央にコンベア等を配設し、これにより送ら
れてくるワークを左右に移載する装置としても使
用することが可能である。
(考案の効果) 本考案は、ワークを搬送するスライダの移動は
クランク軸の回転を揺動腕に伝えて行うので、そ
の移動始めと移動終りにおける加速、減速はゆる
やかとなり、ワークに大きな慣性力が生じること
はなくなつてワークの搬送は安定する。しかも搬
送途中の速度は充分大きいので、生産性が阻害さ
れることもない。また、駆動源の作動・停止のみ
を制御すれば良く、複雑な制御回路を必要としな
いためコストの低減が図れ、かつメンテナンスが
容易である等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例の要部を示す拡大斜
視図、第2図は、第1図に示す駆動機構の詳細斜
視図、第3図は、第1図の実施例の全体斜視図、
第4図は、第1図の各フオークの原位置を示すク
ランク機構正面図、第5図は、第4図からフオー
クが移動したときの状態を示すクランク機構正面
図、第6図は、第1図におけるカム機構の平面カ
ムの小径部が揺れ腕に係合しているときの第1お
よび第2ガイドレールの移動位置を示すカム機構
正面図、第7図は、第6図で平面カムの大径部が
揺れ腕に係合したときの各ガイドレールの移動位
置を示すカム機構正面図、第8図は、第1図の実
施例のフオークのボツクスモーシヨンを示す模式
図、第9図は、第8図の他のボツクスモーシヨン
を示す模式図、第10図は、他の実施例を示す模
式図、第11図は、従来のトランスフア装置のボ
ツクスモーシヨンを行なわせる手段を説明する正
面図、第12図は、シリンダ装置とクランク機構
とのストロークと速度の関係を表わした図を示
す。 1,2……ガイドレール、3,4……スライ
ダ、5,6……フオーク、8……サーボモータ、
15,16……クランク機構、15b,16b…
…リンク、22……板カム、24……揺れ腕。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ワークの搬送方向沿いに延設した、昇降可能な
    ガイドレールにワークを搬送するためのフオーク
    を取付けたスライダを前記搬送方向沿いに移動自
    在に設け、前記スライダをクランク軸の回転に応
    じて前記搬送方向沿いに揺動する揺動腕に連結
    し、前記ガイドレールを板カムの回転に応じて上
    下方向へ移動する昇降機構に連結し、前記クラン
    ク軸を1つの駆動源から分岐された第1の回転シ
    ヤフトに連結すると共に、前記板カムを該駆動源
    から分岐された第2の回転シヤフトに連結し、か
    つ前記揺動腕の揺動端で前記昇降機構を作動させ
    るように前記板カムのカムプロフアイルを設定し
    たことを特徴とする搬送装置。
JP3706586U 1986-03-14 1986-03-14 Expired JPH043696Y2 (ja)

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JP3706586U JPH043696Y2 (ja) 1986-03-14 1986-03-14

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JP3706586U JPH043696Y2 (ja) 1986-03-14 1986-03-14

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Publication Number Publication Date
JPS62151036U JPS62151036U (ja) 1987-09-25
JPH043696Y2 true JPH043696Y2 (ja) 1992-02-05

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