JPH04368487A - 情報再生装置 - Google Patents

情報再生装置

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JPH04368487A
JPH04368487A JP3144457A JP14445791A JPH04368487A JP H04368487 A JPH04368487 A JP H04368487A JP 3144457 A JP3144457 A JP 3144457A JP 14445791 A JP14445791 A JP 14445791A JP H04368487 A JPH04368487 A JP H04368487A
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JP
Japan
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value
signal
phase error
phase
phase difference
Prior art date
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Application number
JP3144457A
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English (en)
Inventor
Eiji Ueda
英司 上田
Makoto Goto
誠 後藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Control Of Electric Motors In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオテープレコーダ
等のテープ状体に記録された映像信号等を再生する情報
再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】(図5)に従来の情報再生装置の一例と
して、ビデオテープレコーダーの構成を示す。磁気テー
プ201は、キャプスタンモータ202によってその回
転に応じた速度で走行する。磁気テープ201に記録さ
れている映像信号は、シリンダモータ203に取り付け
られた回転磁気ヘッド204aと204bによって再生
される。シリンダモータ203の回転速度はシリンダ制
御ブロック205によって制御される。回転磁気ヘッド
204aと204bによる再生信号は、情報再生ブロッ
ク216によって所定の再生処理が行なわれ、再生映像
信号等に変換される。
【0003】キャプスタンモータ202は、次のように
して、回転速度と回転位相が制御される。キャプスタン
モータ202の回転をは回転センサ206によって検出
され、波形整形されキャプスタンモータ202の回転速
度に比例した周波数の交流信号aを得る。速度検出器5
01は交流信号aの周期に比例したデジタル速度信号S
eを出力する。磁気テープ201に記録されているコン
トロール信号cはコントロール磁気ヘッド209によっ
て検出され、コントロール信号再生器210によって波
形整形が行なわれる。シリンダ制御ブロック205から
出力されるシリンダモータ203の回転に同期した基準
信号hは、位相検出器502に入力される。位相検出器
502では基準信号hの立上がりエッジからコントロー
ル信号cの立上がりエッジまでの到来時間差を所定の周
波数でカウントされるカウンタでカウントし、その値を
デジタル位相信号Peとして出力する。
【0004】したがって、位相検出器502は、コント
ロール信号cと基準信号hの位相差に比例したデジタル
値をデジタル位相信号Peとして出力する。合成演算部
503では、デジタル速度信号Seとデジタル位相信号
Peからデジタル速度誤差とデジタル位相誤差を計算し
、それらを加算合成し、加算電圧eを出力する。デジタ
ル位相誤差の計算では、デジタル位相信号Peからデジ
タル位相差を引いた値をデジタル位相誤差とする。した
がって、デジタル位相差に対応した位相差を基準信号h
とコントロール信号cとの目標位相差として位相制御が
行われる。そして、この位相差は位相制御の動作点とな
る。駆動器504は、加算電圧eに応動した電流信号d
をキャプスタンモータ202に供給する。このようにし
て、キャプスタンモータ202の速度制御と位相制御が
行なわれていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、位相制御において、目標位相差を任意の
値に設定することができない。つまり、基準信号hとコ
ントロール信号cとの位相差を任意の値に設定して位相
制御を行うことができない。このことについて、以下、
詳しく説明する。
【0006】上記の構成では、位相検出器502におけ
るデジタル位相信号Peの検出を、基準信号hの立上が
りエッジの到来を基準として検出している。このために
、検出されたデジタル位相信号Peは、基準信号hの立
上がりエッジの到来タイミングで不連続点を持つ信号に
なっている。この様子を(図6)に示す。(図6)は基
準信号hに対するコントロール信号cの到来タイミング
でのデジタル位相信号Peの値をアナログ的に示したも
のである。(図6)において、コントロール信号cの立
上がりエッジが基準信号hの立上がりエッジと一致すれ
ば位相差は零となりデジタル位相信号Peも零となる。 また、コントロール信号cが基準信号hの立上がりエッ
ジに対して遅れた位相差となるにしたがって((図6)
では、右の方向へ行くにしたがって)、デジタル位相信
号Peは大きくなる。
【0007】そして、コントロール信号cの立上がりエ
ッジが基準信号hの次の立上がりエッジと一致すれば位
相差は零となりデジタル位相信号Peも零となる。すな
わち、基準信号hを基準とした位相差の検出では、基準
信号hとコントロール信号cの位相差が連続的に変化し
ても、デジタル位相信号Peは(図6)に示すように基
準信号hの立上がりエッジで不連続となる。位相制御を
行う場合、目標位相差の近傍でデジタル位相信号Peが
連続であることが必要である。つまり、位相制御が動作
中、基準信号hとコントロール信号cの位相差は目標位
相差の近傍で変動する(以下この変動を、定常位相変動
と呼ぶ)。この変動範囲内に上記のデジタル位相信号P
eの不連続点が存在した場合、デジタル位相信号Peは
実際の基準信号hとコントロール信号cとの位相差に対
応しなくなり、位相制御が不安定になり、速度制御も大
きく乱れる。したがって位相制御の目標位相差として、
上記不連続点を避けた値に設定する必要が生じる。
【0008】以上より、基準信号hとコントロール信号
cとの位相差を任意の値に設定して位相制御を行うこと
ができない。このことは、ビデオテープレコーダの機能
動作にとって非常に大きな制約となっていた。
【0009】本発明は上記問題点に鑑み、基準信号hと
コントロール信号cとの目標位相差の設定に制限をなく
し、任意の目標位相差を設定できるようにした情報再生
装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明は、テープ状体に記録されている情報を再
生する情報再生手段と、前記テープ状体に所定の距離間
隔で記録されているコントロール信号を再生するコント
ロール再生手段と、前記テープ状体を直接、もしくは間
接的に走行駆動するモータと、前記モータの回転に同期
した交流信号を得る回転センサ手段と、前記回転センサ
手段の交流信号により前記モータの1回転当たり複数回
の検出を行う速度検出手段と、所定の周波数の基準信号
を発生する基準信号発生手段と、前記コントロール再生
手段のコントロール信号と前記基準信号発生手段の基準
信号との位相差を検出し位相差信号を出力する位相差検
出手段と、前記位相差検出手段の位相差信号と前記速度
検出手段の検出信号により制御信号を作り出す補償手段
と、前記補償手段の制御信号に応じて前記モ―タを駆動
する駆動手段を具備し、前記補償手段は前記速度検出手
段の検出信号に応じた回転誤差値を得る回転誤差検出手
段と、前記位相差検出手段の位相差信号に応じた位相誤
差値を検出する位相誤差検出手段と、前記位相誤差検出
手段の位相誤差値の絶対値の大きさが基準値より小さい
ときに前記位相誤差値を補正位相誤差値とし、前記位相
誤差検出手段の位相誤差値の絶対値の大きさが前記基準
値より大きいときに前記位相誤差値に補正値を加算また
は減算し補正位相誤差値とする位相誤差補正手段と、前
記回転誤差検出手段の回転誤差値と前記位相誤差補正手
段の補正位相誤差値を演算合成して前記制御信号を作り
出す制御信号作成手段とを有して構成したものである。
【0011】
【作用】本発明は上記した構成によって、位相誤差補正
手段における位相誤差値の大きさにしたがった位相誤差
値の補正動作により、補正位相誤差値が基準信号とコン
トロール信号との位相差に対応した値となり、基準信号
とコントロール信号との位相差を任意の値に設定できる
こととなる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例の情報再生装置につ
いて、ビデオテープレコーダを例にとり、図面を参照し
ながら説明する。情報再生装置の構成図を(図2)に示
す。磁気テープ201は、キャプスタンモータ202に
よって回転に対応した速度で走行する。磁気テープ20
1に記録されている映像信号は、シリンダモータ203
に取り付けられた回転磁気ヘッド204aと204bに
よって再生される。シリンダモータ203の回転速度は
、シリンダ制御ブロック205によって回転速度制御さ
れる。回転磁気ヘッド204aと204bによる再生信
号は、情報再生ブロック216(情報再生手段)によっ
て所定の再生処理が行なわれ、再生映像信号等に変換さ
れる。
【0013】次に、キャプスタンモータ202の制御に
ついて説明する。キャプスタンモータ202は直流モー
タ、もしくはブラシレス直流モータが使用され、磁気テ
ープ201を直接、もしくは間接的に回転駆動する。キ
ャプスタンモータ202に取り付けられた回転センサ2
06(回転センサ手段)は、キャプスタンモータ202
の回転にともなって1回転あたりZq回(Zqは4以上
の整数であり、ここではZq=1024とする。)の交
流信号aを発生する。交流信号aは速度検出器207(
速度検出手段)に入力され、キャプスタンモータ202
の回転に対応したデジタル信号bを得る。
【0014】速度検出器207の具体的な構成例を(図
3)に示す。交流信号aはアンド回路301とフリップ
フロップ回路302に入力されている。アンド回路30
1の入力側には、さらに、発振回路303のクロックパ
ルスclkとカウンタ回路304のオ―バフロ―出力信
号wも入力されている。発振回路303は水晶発振器と
分周器等によって構成され、交流信号aの周波数よりも
かなり高周波のクロックパルスclk(500kHz程
度)を発生している。カウンタ回路304は、アンド回
路301の出力パルスp1の到来毎にその内容をカウン
トアップする12ビットのアップカウンタになっている
。また、オ―バフロ―出力信号wはカウンタ回路304
のカウント内容が所定値以下の時には”H”であり、カ
ウンタ回路304のカウント内容が所定値以上になると
オ―バフロ―出力信号wは”L”に変化する(ここに、
”H”は高電位状態を表し、”L”は低電位状態を表し
ている)。  デ―タ入力型フリップフロップ回路30
2は、交流信号aの立ち下がりエッジをトリガ信号とし
てデ―タ入力端子に入力された”H”を取り込み、その
出力信号qを”H”にする(q=”H”)。また、補償
器208からのリセット信号tが”H”になると、カウ
ンタ回路304とフリップフロップ回路302の内部状
態がリセットされる(b=”LLLLLLLLLLLL
”、w=”H”、q=”L”)。
【0015】次に、(図3)の速度検出器207の動作
について説明する。いま、カウンタ回路304とフリッ
プフロップ回路302がリセット信号tによってリセッ
トされているものとする。交流信号aが”L”から”H
”に変わると、アンド回路301の出力信号p1として
発振回路303のクロックパルスclkが出力される。 カウンタ回路304は出力信号p1をカウントし、その
内部状態を変化させていく。交流信号aが”H”から”
L”に変わると、アンド回路301の出力信号p1は”
L”になり、カウンタ回路304はその内部状態を保持
する。 また、フリップフロップ回路302は交流信号aの立ち
下がりエッジによってデ―タ”H”を取り込み、その出
力信号qを”L”から”H”に変化させる。カウンタ回
路304のデジタル信号bは、交流信号aの(半)周期
長に比例した値であり、キャプスタンモ―タ202の回
転速度に反比例している。後述の補償器208(補償手
段)は、フリップフロップ回路302の出力信号qを見
て、qが”H”になるとカウンタ回路304のデジタル
信号bを入力し、その後にリセット信号tを所定の短時
間の間”H”にして、カウンタ回路304とフリップフ
ロップ回路302を初期状態にリセットし、次の速度検
出動作に備えている。なお、キャプスタンモ―タ202
の回転速度が遅過ぎるときには、交流信号aの周期が長
いためにカウンタ回路304の内部状態が所定値以上に
なり、オ―バフロ―出力信号wが”H”から”L”に変
わり、アンド回路301の出力信号p1が”L”になり
、カウンタ回路304が所定の大きな値を保持すること
もある。
【0016】磁気テープ201に所定の距離間隔で記録
されているコントロール信号cはコントロール磁気ヘッ
ド209で検出され、コントロール信号再生器210(
コントロール再生手段)で再生される。
【0017】位相検出器211(位相検出手段)にはシ
リンダ制御ブロック205(基準信号発生手段)によっ
て発生されるシリンダモータ203の回転周波数(ここ
では、30Hzとする。)と等しい周波数の基準信号h
と、コントロール信号cとが入力される。位相検出器2
11では、基準信号hとコントロール信号cの位相差に
対応したデジタル値を出力する。
【0018】(図4)に位相検出器211の具体的な構
成例を示す。発振器401は所定の周波数(ここでは、
300kHzとする。)のクロックパルスclk1を発
生する。微分器402には基準信号hが入力され、基準
信号hの立ち上がりエッジより所定期間”H”の出力信
号h1を出力する。カウンタ回路403には微分器40
2の出力信号h1と発振器401のクロックパルスcl
k1が入力され、微分器402の出力信号h1の立ち上
がりエッジによりカウンタ回路403の内容がリセット
され、クロックパルスclk1の到来個数をカウントす
る。すなわち、クロックパルスclk1のパルスが1個
入力される毎に、カウンタ回路の内容を1つ増加しデジ
タル信号d1として出力する。微分器405にはコント
ロール信号cが入力され、コントロール信号cの立ち上
がりエッジより所定期間”H”の出力信号c1を出力す
る。
【0019】ラッチ回路404は微分器405の出力信
号c1の到来タイミングによりカウンタ回路403のデ
ジタル信号d1をラッチし、デジタル信号pとして出力
する。デジタル信号pの値は、基準信号hとコントロー
ル信号cとの到来タイミングの差をクロックパルスcl
k1を用いて計数したものである。したがって、デジタ
ル信号pの値は基準信号hとコントロール信号cとの位
相差に対応した値となっている。分周器406はコント
ロール信号cの到来タイミング毎に出力信号rの状態を
変化させる。したがって、分周器406の出力信号rの
状態の変化を補償器208でモニタすれば、コントロー
ル信号cの到来タイミングを検出できる。
【0020】(図2)の補償器208は、演算器212
とメモリ213とDA変換器214によって構成され、
速度検出器207のデジタル信号bと位相検出器211
のデジタル信号pを後述する内臓プログラムによって計
算加工し、制御信号eを出力する。補償器208の制御
信号eは駆動器215(駆動手段)に入力され、駆動器
215では電力増幅された駆動信号d(制御信号eの大
きさに比例した電流)を制御信号eの正負に対応した向
きに供給し、キャプスタンモータ202の発生力の大き
さと向きを制御する。従って、キャプスタンモータ20
2の回転センサ206と速度検出器207とコントロー
ル信号再生器210と位相検出器211と補償器208
と駆動器215によって閉ループ制御が構成され、キャ
プスタンモータ202の回転速度と回転位相が制御され
ている。
【0021】補償器208のメモリ213は、所定のプ
ログラムと定数が格納されたロム領域(ROM:リード
オンリメモリ)と随時必要な値を格納するラム領域(R
AM:ランダムアクセスメモリ)に別れている。演算器
212はロム領域内のプログラムに従って所定の動作や
演算を行なっている。(図1)に一実施例のプログラム
のフローチャートを示す。次に、その動作について詳細
に説明する。 [回転誤差検出手段(101)] <タイミング検出部(101a)>演算器212は速度
検出器207のフリップフロップ回路302の出力信号
qを入力し、出力信号qが”H”になるのを待っている
。すなわち、交流信号aが入力されて、速度検出器20
7から新しい検出デジタル信号bが出力されるのを待っ
ている。
【0022】<速度検出デジタル値入力部(101b)
>出力信号qが変化すると、速度検出器207の新しい
検出デジタル信号bを読み込んで、検出デジタル信号b
に対応する速度検出デジタル値Sに直す。さらに、次の
検出デジタル値bを得るためリセット信号tを所定時間
”H”にして速度検出器207のカウンタ回路304と
フリップフロップ回路302をリセットする。
【0023】<速度誤差信号作成部(101c)>速度
検出デジタル値Sから所定の基準値Srefを引いて、
デジタル速度誤差E0を得る。(E0←S−Sref)
  デジタル速度誤差E0をR倍して、デジタル回転誤
差Eを算出する。(E←R・E0)  ここで、所定の
基準値Srefはキャプスタンモータ202の回転速度
制御の目標値に対応した値となっている。 [位相誤差検出手段(102)] <位相誤差デジタル値入力部(102a)>位相検出器
211の分周器406の分周出力rを入力し、分周出力
rの状態が1タイミング前の状態と変化していれば、位
相検出器211の新しい検出デジタル信号pを読み込ん
で、検出デジタル信号pに対応した位相検出デジタル値
Pに直す。その後、位相誤差信号作成部(102b)の
処理を行なう。分周出力rの状態が1タイミング前の状
態と変化していない時、合成誤差作成部(104b)の
処理を行なう。
【0024】<位相誤差信号作成部(102b)>位相
検出デジタル値Pから所定の位相基準値Prefを引い
て、デジタル位相差F0を得る。(F0←P−Pref
)  ここで、所定の位相基準値Prefは位相制御に
おいて、基準信号hとコントロール信号cとの目標位相
差に対応した値となっている。 [位相誤差補正手段(103)] <位相誤差信号補正部(103a)>(103a)  
デジタル位相差F0の値が所定の位相比較値Pthより
大きいとき、(103b)の処理を行う。また、小さい
ときは、(103c)の処理を行う。ここで、位相比較
値Pthは、基準信号hの1周期内に到来する位相検出
器211の発振器401のクロックパルスclk1のパ
ルス数の2分の1の値とする。つまり位相比較値Pth
は、1/30×300×103/2=5000となる。
【0025】(103b)  デジタル位相差F0から
位相比較値Pthの2倍の値を引いて、デジタル補正位
相差F1を得る。(F1←F0−2・Pth)  その
後、デジタル位相誤差作成部(104a)の処理を行う
【0026】(103c)  デジタル位相差F0の値
が位相比較値Pthの−1倍より小さいとき、(103
d)の処理を行う。また、大きいときは、(103e)
の処理を行う。
【0027】(103d)  デジタル位相差F0に位
相比較値Pthの2倍の値を加算し、デジタル補正位相
差F1を得る。(F1←F0+2・Pth)  その後
、デジタル位相誤差作成部(104a)の処理を行う。
【0028】(103e)  デジタル位相差F0をデ
ジタル補正位相差F1とする。(F1←F0)  その
後、デジタル位相誤差作成部(104a)の処理を行う
。 [制御信号作成手段(104)] <デジタル位相誤差作成部(104a)>デジタル補正
位相差F1をG倍して、デジタル位相誤差Fを算出する
。(F←R・F1) <合成誤差作成部(104b)>デジタル回転誤差Eと
デジタル位相誤差Fとを加算したデジタル値をD倍して
、デジタル合成値Yを得る。(Y←(F+E)・D)<
制御信号出力部(104c)>デジタル合成値YをDA
変換器214に出力し、そのデジタル値に対応したアナ
ログ電圧(制御信号e)に変換する。その後、タイミン
グ検出部(101)の処理に復帰する。
【0029】上記のように構成するならば、基準信号h
とコントロール信号cの目標位相差を任意の値に設定す
ることができる。すなわち、基準信号hとコントロール
信号cの位相差を任意の値に設定して位相制御を行うこ
とができる。以下、これについて詳しく説明する。
【0030】位相検出器211において検出した検出デ
ジタル信号pは、基準信号hの立上がりエッジを基準と
したコントロール信号cとの位相差に対応した値である
ため、基準信号hの立上がりエッジのタイミングにおい
て検出デジタル信号pに不連続が生じる。つまり、基準
信号hとコントロール信号cの連続な位相変化に対して
検出される検出デジタル信号pは不連続となる。いま、
位相基準Prefに対応した基準信号hとコントロール
信号cとの目標位相差が、この不連続点の近傍に設定さ
れている時を考える。この時、位相制御動作中の定常位
相変動により基準信号hに対してコントロール信号cの
位相差がこの不連続点を越えたとき、デジタル位相誤差
F0の絶対値は非常に大きな値となる。
【0031】位相誤差信号補正部ではデジタル位相誤差
F0の絶対値の大きさを検出して、不連続点を越えたこ
とを検出する。デジタル位相誤差F0が正の方向に大き
ければ、所定の補正値を減算して補正し、デジタル位相
誤差F0が負の方向に大きければ、所定の補正値を加算
して補正する。本実施例では、所定の補正値として基準
信号の周期に対応した値としている。この値は、不連続
点の不連続量に対応した値となっているため、補正後は
不連続量が極めて小さくなり、安定な位相制御が可能と
なる。
【0032】次に、位相基準値Prefの値が100の
時を例にとり説明する。位相検出器211の発振器40
1のクロックパルスclk1の周波数が300kHzで
あるため、コントロール信号cの立上がりエッジが基準
信号hの立上がりエッジに対して、100/(300×
103)  [sec]遅れた位置が位相制御の目標位
相差となる。いま、定常位相変動により、コントロール
信号cの立上がりエッジが目標位相差の位置に対して、
100/(300×103)×2  [sec]遅れた
場合、デジタル位相差F0の値は100となる。しかし
コントロール信号cの立上がりエッジが目標位相差の位
置に対して、100/(300×103)×2  [s
ec]進んだ場合、位相検出時の不連続点を越えるため
、デジタル位相差F0の値は9900となり、実際の基
準信号hとコントロール信号cの位相差に対応しなくな
る。位相誤差信号補正部ではデジタル位相誤差F0の絶
対値の大きさを位相比較値Pref(ここでは、Pre
fの値は5000としている。)と比較して検出して、
不連続点を越えたことを検出する。この場合、デジタル
位相誤差F0が正の方向に大きいため、位相誤差信号補
正部の(103b)の処理を行う。従って、デジタル補
正位相差F1の値は 9900−5000×2=−100 となる。これにより不連続点の補正が行え、安定な位相
制御が行える。
【0033】また、位相基準値Prefの値が9900
の時を例にとり説明する。位相検出器211の発振器4
01のクロックパルスclk1の周波数が300kHz
であるため、コントロール信号cの立上がりエッジが基
準信号hの立上がりエッジに対して、  9900/(
300×103)  [sec]遅れた位置が位相制御
の目標位相差となる。いま、定常位相変動により、コン
トロール信号cの立上がりエッジが目標位相差の位置に
対して、100/(300×103)×2  [sec
]進んだ場合、デジタル位相差F0の値は−100とな
る。しかしコントロール信号cの立上がりエッジが目標
位相差の位置に対して、100/(300×103)×
2  [sec]遅れた場合、位相検出時の不連続点を
越えるため、デジタル位相差F0の値は−9900とな
り、実際の基準信号hとコントロール信号cの位相差に
対応しなくなる。位相誤差信号補正部ではデジタル位相
誤差F0の絶対値の大きさを位相比較値Pref(ここ
では、Prefの値は5000としている。)と比較し
て検出して、不連続点を越えたことを検出する。この場
合、デジタル位相誤差F0が負の方向に大きいため、位
相誤差信号補正部の(103d)の処理を行う。従って
、デジタル補正位相差F1の値は −9900+5000×2=100 となる。これにより不連続点の補正が行え、安定な位相
制御が行える。
【0034】一方、本実施例では位相誤差信号補正部に
おいて、位相検出時の不連続点を検出する時、位相比較
値Prefを基準信号hの周期の2分の1に対応した値
としている。また、デジタル位相誤差F0の正負におい
て同じ位相比較値Prefの値を用いている。このよう
にすると、モータの起動時において位相制御の目標位相
差への引き込み動作が非常に早くなる。基準信号hは繰
り返し信号のため、位相制御の引き込み位置は多数存在
する。したがって、起動初期には最も近い引き込み位置
に引き込みことが最適である。位相比較値Prefを基
準信号hの周期の2分の1にすると、引き込み位置間の
中心で引き込み方向が分かれるようになり、最適の引き
込み動作が実現できる。
【0035】なお、本実施例では、位相誤差補正手段に
より位相誤差値を補正し補正位相誤差値を計算するよう
にしたが、同様の考え方により位相誤差検出手段の位相
差信号を補正し補正位相差信号を作成するようにするな
ど種種の改良が可能であり、本発明に含まれることは言
うまでもない。
【0036】また、前述の発明において、補償器を完全
なハードウエアによって構成し、前述のプログラムによ
る動作と同じ動作を行なわせることも可能である。その
他、本発明の主旨を変えずに種々の変更が可能である。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明は、位相誤差補正手
段を設けることにより、基準信号とコントロール信号の
位相差を任意の値に設定して制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における情報再生装置の補償
器の内蔵プログラムの一例を表すフローチャートである
【図2】本発明の一実施例の全体の構成を表す構成図で
ある。
【図3】本発明の一実施例の速度検出器の具体的な構成
例を表す構成図である。
【図4】本発明の一実施例の速度検出器の具体的な構成
例を表す構成図である。
【図5】従来の情報再生装置の構成図である。
【図6】従来の情報再生装置の位相検出器の動作の説明
図である。
【符号の説明】
201  磁気テープ 202  キャプスタンモータ 205  シリンダ制御ブロック 206  回転センサ 207  速度検出器 208  補償器 210  コントロール信号再生器 211  位相検出器 215  駆動器 516  情報再生ブロック

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  テープ状体に記録されている情報を再
    生する情報再生手段と、前記テープ状体に所定の距離間
    隔で記録されているコントロール信号を再生するコント
    ロール再生手段と、前記テープ状体を直接もしくは間接
    的に走行駆動するモータと、前記モータの回転に同期し
    た交流信号を得る回転センサ手段と、前記回転センサ手
    段の交流信号により前記モータの1回転当たり複数回の
    検出を行う速度検出手段と、所定の周波数の基準信号を
    発生する基準信号発生手段と、前記コントロール再生手
    段のコントロール信号と前記基準信号発生手段の基準信
    号との位相差を検出し位相差信号を出力する位相差検出
    手段と、前記位相差検出手段の位相差信号と前記速度検
    出手段の検出信号により制御信号を作り出す補償手段と
    、前記補償手段の制御信号に応じて前記モ―タを駆動す
    る駆動手段を具備し、前記補償手段は、前記速度検出手
    段の検出信号に応じた回転誤差値を得る回転誤差検出手
    段と、前記位相差検出手段の位相差信号に応じた位相誤
    差値を検出する位相誤差検出手段と、前記位相誤差検出
    手段の位相誤差値の絶対値の大きさが基準値より小さい
    ときに前記位相誤差値を補正位相誤差値とし、前記位相
    誤差検出手段の位相誤差値の絶対値の大きさが前記基準
    値より大きいときに前記位相誤差値に補正値を加算また
    は減算し補正位相誤差値とする位相誤差補正手段と、前
    記回転誤差検出手段の回転誤差値と前記位相誤差補正手
    段の補正位相誤差値を演算合成して前記制御信号を作り
    出す制御信号作成手段とを有することを特徴とする情報
    再生装置。
  2. 【請求項2】  位相誤差補正手段の基準値を基準信号
    発生手段の基準信号の周期に比例した値としたことを特
    徴とする請求項1記載の情報再生装置。
  3. 【請求項3】  位相誤差補正手段の補正値を基準信号
    発生手段の基準信号の周期に比例した値としたことを特
    徴とする請求項1または請求項2記載の情報再生装置。
  4. 【請求項4】  テープ状体に記録されている情報を再
    生する情報再生手段と、前記テープ状体に所定の距離間
    隔で記録されているコントロール信号を再生するコント
    ロール再生手段と、前記テープ状体を直接もしくは間接
    的に走行駆動するモータと、前記モータの回転に同期し
    た交流信号を得る回転センサ手段と、前記回転センサ手
    段の交流信号により前記モータの1回転当たり複数回の
    検出を行う速度検出手段と、所定の周波数の基準信号を
    発生する基準信号発生手段と、前記コントロール再生手
    段のコントロール信号と前記基準信号発生手段の基準信
    号との位相差を検出し位相差信号を出力する位相差検出
    手段と、前記位相差検出手段の位相差信号と前記速度検
    出手段の検出信号により制御信号を作り出す補償手段と
    、前記補償手段の制御信号に応じて前記モ―タを駆動す
    る駆動手段を具備し、前記補償手段は、前記速度検出手
    段の検出信号に応じた回転誤差値を得る回転誤差検出手
    段と、前記位相差検出手段の位相差信号に応じた位相誤
    差値を検出する位相誤差検出手段と、前記位相誤差検出
    手段の位相誤差値が第1の基準値より大きいときは前記
    位相誤差値から第1の補正値を減算した値を補正位相誤
    差値とし、前記位相誤差検出手段の位相誤差値が第2の
    基準値より小さいときは前記位相誤差値から第2の補正
    値を加算した値を補正位相誤差値とし、前記位相誤差検
    出手段の位相誤差値が前記第2の基準値より大きく前記
    第1の基準値より小さいとき前記位相誤差値を補正位相
    誤差値とする位相誤差補正手段と、前記回転誤差検出手
    段の回転誤差値と前記位相誤差補正手段の補正位相誤差
    値を演算合成して前記制御信号を作り出す制御信号作成
    手段とを有することを特徴とする情報再生装置。
  5. 【請求項5】  位相誤差補正手段の第1の基準値,第
    2の基準値,第1の補正値,第2の補正値のうち少なく
    とも1つを基準信号発生手段の基準信号の周期に比例し
    た値としたことを特徴とする請求項4記載の情報再生装
    置。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0251384A (ja) * 1988-08-10 1990-02-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 位相サーボ装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0251384A (ja) * 1988-08-10 1990-02-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 位相サーボ装置

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