JPH04367415A - 金属コイルの内周リング装着装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は金属コイルの内周リング
装着を自動化するための装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、特開昭６２−２８７８１５号公報
に示す如く、金属コイルの梱包用内周リングの一端を固
定し、他端をコイル軸方向に押し開いて、リングを螺旋
形に変形して、見掛けの径を小さくした状態でコイル内
孔にリングを嵌合する装着方法、及びその動作をリング
の一端を固定する爪とコイル軸方向に前後進可能な押込
ヘッドとリングのセンタリング機構よりなる螺旋変形機
構及びリングを押し込むロールを有する押付機構、内周
板拡径機構にて行う装着装置が知られている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来技術の課題として
は、押付けロールが旋回する時に、内周リングが旋回方
向にずれて、コイル内径部と内周リングが干渉して、装
着できないという問題があったことである。本発明はこ
のような従来の問題点を解消し、内周リングがコイルに
干渉することなく容易に装着が可能な内周リング装着装
置を提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明の要旨とするとこ
ろは、コイル内径対応部の上側に一対配設されたリング
支持台と、内周リングのセンタリング用のテーパー付案
内ガイドと、シリンダーを介してリンクを移動せしめ拡
径ロールをレール上にスライド可能なスライドガイドと
を備えたことを特徴とする金属コイルの内周リング装着
装置である。

【０００５】

【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
１は本発明による実施例を示す側面全体図である。図に
おいて、１はコイル、２は該コイルの内孔に装着される
内周リング、３は内周リング装着装置を搭載した走行台
車、４は該台車が載った走行レールである。

【０００６】本発明のコイル内径対応部は、コイル内径
変更に対応するための拡縮機構を備えており、図３にも
示すように装着フレーム５が放射状にスクリュー７と該
スクリュー７の両側に案内ガイド８が設けられ、スクリ
ュー７に螺合した拡縮ブロック９に内周リング支持台１
０が取り付けることにより構成される。このためスクリ
ュー７の回動によりリング支持台１０はコイル径方向に
移動し、支持台１０上の内周リングを拡縮する。該リン
グ支持台１０はコイル内径対応部の上側に一対配設され
るが、便宜上リング支持台Ａ及びＢとする。

【０００７】図２は内周板拡径装置の側面図である。内
周板の拡径ロール１１は径方向に４箇所配設されており
、該拡径ロール１１は、リンク１２、シリンダー１３、
拡径車輪１４及び車輪収納レール１５を介してコイル径
方向に移動し拡径自在となっている。拡径ロール１１の
取付け軸１６は、モーターで駆動できる構造になってい
る。拡径ロール１１はレール１５上にスライドガイド１
７によりスライドできる構造に取付けられており、シリ
ンダー１８により駆動される。また、拡径ロール１１の
隣りには、内周リング２のセンタリング用のテーパー付
案内ガイド１９が同様に取付けられている。

【０００８】本発明の構成は以上の通りであるが、図４
により作用について説明する。本発明に用いる内周リン
グ２は、断面Ｌ型で、コイル内孔のコーナーに当接され
るが、予め定められるコイル内径に嵌合するように設計
されている。コイル内径の径合わせは、内周リングを装
入するコイルの内径情報により、コイル内径対応部のス
クリュー７の回転によって、コイル内径対応ブロック９
の径を合わせることにより行う（図４のＡ）。

【０００９】ついで、リング供給装置２０によって、リ
ング２をリング支持台１０に装着する（図４のＢ）。こ
こで、コイル１と本発明の装置の中心合わせを行う。次
に走行レール４上の装置を前進せしめ、内周板拡径装置
をコイル内径に挿入する（図４のＣ）。

【００１０】内周板の挿入後、拡径ロール１１を縮小状
態で挿入し、拡径シリンダー１３を伸ばして、拡径リン
ク１２を介してロール１１をコイル内径に押し当てる。 その状態で旋回し、内周板をコイル内径に合わせる。図
５に拡径ロール１１が旋回して内周板２１を拡径してい
る状態を示す。ついで、走行台車３を前進させ、内周リ
ング２をコイル内径に押し込むが、途中でテーパー付の
案内ガイド１９に内周リング２が載り、コイル内径との
センタリングが修正され、コイル１に干渉することなく
装着される。

【００１１】内周板２１及び内周リング２がコイル内径
に挿入・装着された後は、図６に示す如く、適宜の梱包
結束材料によりコイル全体を梱包・結束することにより
、出荷可能な金属コイルが完成する。

【００１２】

【発明の効果】以上説明した本発明の装置によって、コ
イル内径に内周リングが自動的に挿入されることにより
、コイル内径部と干渉することなくコイル内径に円滑に
装着される。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る内周リング装着装置の実施例を示
す側面全体図。

【図２】図１における内周板拡径機構の詳細図。

【図３】図１における内周リング拡縮機構の具体例を示
す正面図。

【図４】本発明の実施例の作用を説明する図。

【図５】内周板拡径装置の動作図。

【図６】本発明により得られた金属コイルの斜視図。

【符号の説明】

１　　コイル　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　２　　内周リング３　　走行台車　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　４　　走行レール５　　装
着フレーム　　　　　　　　　　　　　　　　７　　ス
クリュー８　　案内ガイド　　　　　　　　　　　　　
　　　　　９　　拡縮ブロック１０　　リング支持台　
　　　　　　　　　　　　　１１　　拡径ロール１２　
　リンク　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１
３，１８　　シリンダー １４　　拡径車輪　　　　　　　　　　　　　　　　　
　１５　　レール１６　　取付け軸　　　　　　　　　
　　　　　　　　　１７　　スライドガイド １９　　テーパー付案内ガイド

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　コイル内径対応部の上側に一対配設さ
   れた内周リング支持台と、内周リングのセンタリング用
   のテーパー付案内ガイドと、シリンダーを介してリンク
   を移動せしめ拡径ロールをレール上にスライド可能なス
   ライドガイドとを備えたことを特徴とする金属コイルの
   内周リング装着装置。