JPH04365217A - 選局装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】［発明の目的］

【０００２】

【産業上の利用分野】本発明は、ラジオ放送受信機、テ
レビジョン受像機等に用いられる自動探局が可能な選局
装置に係り、特に放送局のカバーレンジを越えて移動し
た際に希望の放送を短時間で受信することができる選局
装置に関する。

【０００３】

【従来の技術】一般に、ラジオ放送、テレビジョン放送
を受信するのシステムにおいては、予め利用者が放送チ
ャンネルをメモリに記憶させるものと、放送信号の有る
チャンネルを自動的にサーチする機能（自動探局機能）
を備えたものとがある。この自動探局機能は特に可搬型
のテレビジョン受像機において有用である。なぜなら、
地域によって放送信号の周波数が異なるため、予め利用
者が放送チャンネルをメモリに記憶させるテレビジョン
受像機を運搬した場合、その地域の放送信号に受信周波
数を変更しなければならないからである。

【０００４】図２は従来の自動探局を行うテレビジョン
受像機に用いられる選局装置のブロック図である。

【０００５】この図に示すように、符号１はテレビジョ
ン受像機であり、このテレビジョン受像機１はアンテナ
２でテレビジョン放送信号を受信するようになっている
。アンテナ２で受信したテレビジョン放送信号は、選局
回路３で映像中間周波数（以下、ＩＦ信号という）に変
換され、図示しない後段の検波回路によって映像信号に
変換され、ブラウン管、液晶ディスプレイ等に映像表示
される。選局回路３は、選局用マイクロプロセッサ４か
らの選局データにより受信すべき周波数を上下させ、テ
レビジョン放送信号をＩＦ信号に変換して出力する。 選局用マイクロプロセッサ４は、図示しないキーボード
からチューニングアップ又はチューニングダウンの指示
があると、同期信号やＩＦ信号の規定周波数からのずれ
を示すＡＦＴ信号をチェックしながら、選局回路３に供
給する選局データを変化することによって受信周波数を
上下させる。そして、選局用マイクロプロセッサ４は、
同期信号が検出され、かつＡＦＴ信号が急峻に変化する
点を検出したとき、放送信号が存在するとの判定、即ち
、有信号チャンネルであると判定し、選局回路３に供給
する選局データを固定する。

【０００６】また、選局用マイクロプロセッサ４にはチ
ャンネルデータを記憶するためチャンネルデータメモリ
５が接続されている。選局用マイクロプロセッサ４は、
図示しないキー入力手段を操作することにより、低い周
波数から（又は高い周波数から）順番に放送している周
波数を探し、全てのチャンネルに対して、有信号チャン
ネルか無信号チャンネルであるかを判定し、この判定結
果のチャンネルデータをチャンネルデータメモリ５に記
憶する。そして、選局用マイクロプロセッサ４は、選局
を行う際にチャンネルデータを読出し、無信号チャンネ
ルを飛び越して有信号チャンネルのみ選局動作を行うよ
うにしている。

【０００７】このような選局装置をにおいて、自動車に
搭載した場合など、受信装置が放送局のカバーレンジ（
以下サービスエリアと呼ぶ）を越えて移動する場合には
、サービスエリアによって有信号チャンネルと無信号チ
ャンネルが異なるため、再度キー入力手段を操作して、
チャンネルデータメモリ５に対してチャンネルデータを
再記録を行う。これにより、受信装置がサービスエリア
を越えて移動しても、選局用マイクロプロセッサ４は、
無信号チャンネルを飛び越して有信号チャンネルのみ選
局動作を行える。

【０００８】しかしながらこのような選局装置では、受
信装置が放送局のカバーレンジを越えて移動する場合、
チャンネルデータを再記録するためにキー入力手段を操
作しなければならず、車の運転者にとっては、かなり煩
わしいものとなっている。また、チャンネルデータを再
記録を行う場合は、低い周波数から（又は高い周波数か
ら）順番に放送している周波数を探すため、この期間中
には放送の正常な視聴が行えず、希望の放送を受信する
のに時間がかかり、視聴者に不快な印象を与えていた。

【０００９】

【発明が解決しようとする課題】上記した従来の選局装
置において、受信装置が放送局のサービスエリアを越え
て移動する際に、チャンネルデータを再記録する操作が
車の運転者にとっては、かなり煩わしいものとなってい
るともに、希望の放送を受信するのに時間がかかり、視
聴者に不快な印象を与える。

【００１０】本発明は前記の問題点を除去し、受信装置
が放送局のサービスエリアを越えて移動する際に、自動
的かつ短時間に無信号チャンネルを飛び越して有信号チ
ャンネルのみ選局することができる選局装置の提供を目
的とする。

【００１１】［発明の構成］

【００１２】

【課題を解決するための手段】この発明に係る選局装置
は、サービスエリア毎の有信号チャンネルのチャンネル
データを記憶するチャンネルデータメモリと、車載用ナ
ビゲーションシステムから入力される地理データが示す
サービスエリアの有信号チャンネルのチャンネルデータ
を前記メモリから読出し、有信号チャンネルの周波数を
示す選局データを作成する選局用マイクロプロセッサと
、入力される放送信号から選局データに基づいたチャン
ネルの信号を選局する選局回路とを具備したことを特徴
とする。

【００１３】

【作用】このような構成によれば、受信装置が放送局の
サービスエリアを越えて移動すと、車載用ナビゲーショ
ンシステムから入力される地理データが移動したサービ
スエリアを示し、この地理データに対応して車載用ナビ
ゲーションシステムが有信号チャンネルのチャンネルデ
ータを前記メモリから読出して選局データを作成するの
で、選局回路は自動的かつ短時間に無信号チャンネルを
飛び越して有信号チャンネルのみ選局することができる
。

【００１４】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。

【００１５】図１は本発明に係る選局装置の一実施例を
テレビジョン受像機に適応した場合を示すブロック図で
ある。

【００１６】図１において、符号１１はテレビジョン受
像機であり、このテレビジョン受像機１１はアンテナ１
２でテレビジョン放送信号を受信するとともに、車載用
ナビゲーションシステム１６からの地理データを入力す
るようになっている。

【００１７】アンテナ１２で受信したテレビジョン放送
信号は選局回路１３でＩＦ信号に変換され、図示しない
後段の検波回路によって映像信号に変換され、ブラウン
管、液晶ディスプレイ等に映像表示される。選局回路１
３は、高周波増幅段と、混合段と、局部発振段から構成
され、テレビジョン放送信号と局部発振信号を混合して
ＩＦ信号を出力するものであり、局部発振段の局部発振
信号は選局用マイクロプロセッサ１４からの選局データ
によって制御される。従って選局用マイクロプロセッサ
１４の選局データにより、受信すべき周波数を上下させ
ることができる。選局用マイクロプロセッサ１４は、図
示しないキーボードからチューニングアップ又はチュー
ニングダウンの指示があると、同期信号やＩＦ信号の規
定周波数からのずれを示すＡＦＴ信号をチェックしなが
ら選局データを変化することによって選局回路１３にお
ける受信周波数を上下させ、同期信号が検出され、かつ
ＡＦＴ信号が急峻に変化する点を検出したとき、放送信
号が存在するとの判定を行い、選局回路１３に選局動作
を行わせる。

【００１８】また、選局用マイクロプロセッサ１４は、
車載用ナビゲーションシステム１６からのサービスエリ
アの地理データが入力されるとともに、チャンネルデー
タを記憶するためチャンネルデータメモリ１５が接続さ
れている。チャンネルデータメモリ１５には、予めサー
ビスエリア毎に有信号チャンネルのチャンネルデータが
記憶されている。選局用マイクロプロセッサ１４は、車
載用ナビゲーションシステム１６からの地理データが示
すサービスエリアの有信号チャンネルのチャンネルデー
タをチャンネルデータメモリ１５から読出し、選局回路
１３に選局動作を行わせる。

【００１９】また、選局装置は、あるサービスエリアで
のチャンネルの変更や、新規放送局の開局に対応して、
チャンネルデータメモリ１５に記憶されたチャンネルデ
ータを再設定できるようになっている。即ち、チャンネ
ルデータメモリ１５は、チャンネルデータのプリセット
を行う地域において、図示しないキー入力手段を操作す
ることにより、低い周波数から（又は高い周波数から）
順番に放送している周波数を探し、選局用マイクロプロ
セッサ１４が判定した無信号チャンネル放送信号の判定
結果のチャンネルデータを以前に記憶されたプリセット
を行う地域のチャンネルデータの代わりに記憶する。

【００２０】このような選局装置をにおいて、自動車に
搭載した場合など、受信装置が放送局のカバーレンジを
越えて移動すると、選局用マイクロプロセッサ１４には
、車載用ナビゲーションシステム１６から移動した地域
の地理データを入力され、選局用マイクロプロセッサ１
４は、この地理データが示す地域はどのサービスエリア
に属するかを判定し、判定したサービスエリアの有信号
チャンネルのチャンネルデータをチャンネルデータメモ
リ１５から読出してチャンネルデータのプリセットを行
い、このチャンネルデータに基づいて選局回路１３に選
局動作を行わせる。

【００２１】この実施例によれば、チャンネルの変更や
、新規放送局の開局がなければ、受信装置が放送局のサ
ービスエリアを越えて移動しても、移動地域に対応して
自動的に選局用マイクロプロセッサ１４の有信号チャン
ネルのチャンネルデータをプリセットして、無信号チャ
ンネルを飛び越して有信号チャンネルのみ選局すること
ができ、従来のようにキー入力手段でチャンネルデータ
の設定を行うという煩わしさが無くなるとともに、希望
の放送を受信するのに時間がかからない。

【００２２】尚、図１の実施例のチャンネルデータメモ
リ１５は、選局用マイクロプロセッサ１４に内蔵しても
よい。また、図１の実施例の受信装置はテレビジョン受
像機に適用したものであるが、ラジオ放送の用のチャン
ネルデータメモリと、ラジオ放送の有信号チャンネルの
周波数を示す選局データを作成する選局用マイクロプロ
セッサとをラジオ放送受信機に設けることにより、ラジ
オ放送受信機にも適用できる。

【００２３】

【発明の効果】本発明によれば、受信装置が放送局のサ
ービスエリアを越えて移動する際に、自動的かつ短時間
に無信号チャンネルを飛び越して有信号チャンネルのみ
選局することができ、チャンネルデータを再記録する操
作が車の運転者にとって煩わしさが無くなるとともに、
希望の放送を受信するのに時間がかからない。

【００２４】

【図面の簡単説明】

【００２５】

【図１】本発明に係る選局装置の一実施例を示すブロッ
ク図。

【００２６】

【図２】従来の選局装置を示すブロック図。

【００２７】

【符号の説明】

１１　　　　テレビジョン受像機 １２　　　　アンテナ １３　　　　選局回路 １４　　　　選局用マイクロプロセッサ１５　　　　チ
ャンネルデータメモリ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　サービスエリア毎の有信号チャンネル
   のチャンネルデータを記憶するチャンネルデータメモリ
   と、車載用ナビゲーションシステムから入力される地理
   データが示すサービスエリアの有信号チャンネルのチャ
   ンネルデータを前記メモリから読出し、有信号チャンネ
   ルの周波数を示す選局データを作成する選局用マイクロ
   プロセッサと、入力される放送信号から選局データに基
   づいたチャンネルの信号を選局する選局回路とを具備し
   たことを特徴とする選局装置。