JPH04361907A - 移動棚 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、たとえば倉庫内や工場
内に設置され、複数条のレールに車輪を介して支持案内
される移動棚、特にその下部フレームに取り付けられる
車輪部に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の移動棚の車輪部は、移動
棚の大きさに合わせて移動棚の下部フレームが製作され
る毎に、車輪、シャフトを組合せて製作され、下部フレ
ームに溶接で取り付けられる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
下部フレームの製作の毎に、その都度、車輪部を製作し
ていることから、製作に時間がかかり、納期が長くなり
、また量産ができないことからコストがアップするとい
う問題があった。また、ジョイントが溶接なため、その
取り付けに時間がかかり、また現地で組み立てることが
困難であるという問題があり、さらに下部フレームの運
搬にも困難がでるという問題があった。

【０００４】本発明は上記問題を解決するものであり、
量産が可能で、安価で取り付けが容易な車輪部を形成し
た移動棚を提供することを目的とするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の移動棚は、一定経路上を前後方向に移動自在
で、かつ下部フレーム上に複数の荷収納空間を有す移動
棚であって、前記下部フレームを、左右方向のメインフ
レームと前後方向のサブフレームをボルトで固定し、サ
ブフレームに前後方向に複数の、駆動手段を備え、この
駆動手段により駆動される駆動車輪を備えた駆動車輪ユ
ニットと、前記駆動車輪に連結された従動車輪を備えた
従動車輪ユニットと、フリーな車輪を備えたフリー車輪
ユニットをボルトで固定して構成したことを特徴とする
ものである。

【０００６】

【作用】上記本発明の構成によると、複数の各車輪ユニ
ットは、下部フレームにボルトで固定される。よって、
各車輪ユニット単位で予め製作しておくことが可能にな
り、コストダウンが図れ、また現地での組み立てが可能
になり、車輪ユニット単位で運搬できることから下部フ
レームの運搬が容易になる。

【０００７】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図６は本発明の一実施例を示す移動棚の側面図
、図７は同移動棚の平面図、図８は同移動棚の正面図、
図９は同移動棚の下部フレーム体の平面図である。

【０００８】図６〜図８において、１は前後一対の固定
棚で、これら固定棚１間に、固定棚間の前後方向に往復
移動自在な複数（実施例では５台）の移動棚２を配設し
ている。

【０００９】各移動棚２の下部フレーム体３の上部には
、棚部４が設けられる。この棚部４は、下部フレーム体
３にそれぞれ立設され、上下方向に複数の係止孔（図示
せず）が設けられた縦支柱５と、左右一対の縦支柱５に
固定された左右一対の側面化粧板６と、縦支柱５の上部
に固定された天井板７と、縦支柱５に水平状に固定され
る複数（実施例では３個）の棚８によって構成される。 そして、移動棚２の棚部４の棚８により、上下方向なら
びに左右方向に複数の荷収納空間９が形成される。

【００１０】上記下部フレーム体３は、図９に詳細に示
すように、４台の異なる（フレーム）モジュール１１，
１２，１３，１４から構成される。左右両端に連結され
た第１のモジュール１１と第４のモジュール１４は左右
対象なモジュールであり、それぞれ、一対の左右方向の
メインフレーム１５と、レール１６に載置される車輪１
７を備えた、後述する従動車輪ユニット３６およびフリ
ー車輪ユニット３７が取り付けられた前後方向の１本の
車輪取付用サブフレーム１８と、両メインフレーム１５
の一端を連結し、モジュール間を連結する前後方向の１
本の連結用サブフレーム１９から構成され、これらフレ
ーム１５，１８，１９をボルト２０で井桁状に固定して
構成される。また、中間に連結された第２のモジュール
１２と第３のモジュール１３は、それぞれ、一対の左右
方向のメインフレーム２１と、レール１６に載置される
車輪１７を備えた、後述する駆動車輪ユニット３８およ
びフリー車輪ユニット３７あるいは従動車輪ユニット３
６およびフリー車輪ユニット３７が取り付けられた前後
方向の１本の車輪取付用サブフレーム２４と、両メイン
フレーム２１の両端を連結し、モジュール間を連結する
前後方向の２本の連結用サブフレーム２５から構成され
、これらフレーム２１，２４，２５をボルト２６で井桁
状に固定して構成される。なお、車輪取付用サブフレー
ム１８，２４は、メインフレーム１５，２１との結合剛
性を出すために、左右の幅を広くし、かつボルト２０，
２６間のピッチを広げている。また、レール１６の間隔
はモジュールの車輪取付用サブフレーム１８，２４間の
間隔で計画される。

【００１１】また、各モジュール１１，１２，１３，１
４間は、連結用サブフレーム１９，２５間あるいは２５
，２５間を前後両端で各上下２箇所をボルト（図示せず
）で連結し、さらにメインフレーム１５，２１間あるい
は２１，２１間を前後両端でフレーム継ぎ材を使用して
各左右２箇所をボルト（いずれも図示せず）で連結する
ことにより、連結される。 図６〜図９において、３４はメインフレーム１５，２１
の正面に取り付けられたバンパー、３５は縦支柱５の差
し込み孔である。

【００１２】上記車輪１７を備えた従動車輪ユニット３
６とフリー車輪ユニット３７と駆動車輪ユニット３８に
ついて詳細に説明する。従動車輪ユニット３６は、図１
の断面図に示すように、車輪１７の中心に嵌合され、両
端に係止孔４１を設けた従動シャフト４２と、この従動
シャフト４２をベアリング部４３Ａを介して左右方向か
ら支持する一対のフランジ形ユニット４３と、この一対
のフランジ形ユニット４３を車輪１７に接触しないよう
に支持する一対の側板４４Ａ、および側板４４Ａ間を連
結し、車輪取付用サブフレーム１８（２４）取付け用の
ネジ孔４４Ｂが４箇所設けられた天板４４Ｃからなるブ
ラケット４４とから構成され、従動車輪ユニット３６は
、たとえば図２の第１のモジュール１１の平面図に示す
ように、車輪取付用サブフレーム１８に前記ネジ孔４４
Ｂにそれぞれ螺合する４本のボルト４５で固定される。 フリー車輪ユニット３７は、従動シャフト４２の両端の
係止孔４１を無くした他は、従動車輪ユニット３６と同
一の構成としており、図２に示すように、車輪取付用サ
ブフレーム１８に４本のボルト４５で固定される。

【００１３】また、駆動車輪ユニット３８は、図３の要
部断面平面図と図４の側面図に示すように、駆動車輪部
４６とモータ部４７とこれら駆動車輪部４６とモータ部
４７を支持するブラケット５５から構成される。駆動車
輪部４６は、車輪１７の中心に嵌合され、両端に係止孔
５１を設けた駆動シャフト５２と、この駆動シャフト５
２に嵌合した平歯車５３と、駆動シャフト５２をベアリ
ング部５４Ａを介して左右方向から支持する一対のフラ
ンジ形ユニット５４とから構成され、モータ部４７は、
インダクションモータ５６と、このモータ５６の回転軸
に接続された減速ギヤ部５７と、この減速ギヤ部５７の
駆動力を前記平歯車５３へ伝達する平歯車５８とから構
成され、ブラケット５５は、前記一対のフランジ形ユニ
ット４３が車輪１７に接触しないようにボルト５９で固
定して支持し、かつモータ部４７を支持する一対の側板
５５Ａ、および側板５５Ａ間を連結し、車輪取付用サブ
フレーム２４取付け用のネジ孔５５Ｂが４箇所設けられ
た天板５５Ｃから構成され、駆動車輪ユニット３８は、
車輪取付用サブフレーム２４に図５の第２のモジュール
１２の平面図に示すように、前記ネジ孔５５Ｂにそれぞ
れ螺合するボルト６０で固定される。

【００１４】また、駆動シャフト５２と従動シャフト４
２の下部フレーム体３の正面からの位置と高さは同一と
しており、従動車輪ユニット３６と駆動車輪ユニット３
８は、図１、図３および図９に示すように、これらシャ
フト４２，５２に設けた係止孔４１，５１にピン２９で
係止されたパイプ２８により連結され、よってモータ５
６の駆動力で従動車輪ユニット３６と駆動車輪ユニット
３８の車輪１７が駆動され、移動棚２は一定経路３０を
往復自在に移動する。

【００１５】上記構成により、下部フレーム体３は、モ
ジュール１１〜１４を組合せ、従動車輪ユニット３６と
フリー車輪ユニット３７と駆動車輪ユニット３８の３種
類をボルト４５，６０で車輪取付用サブフレーム１８，
２４に固定して構成される。

【００１６】このように、車輪ユニットは、従動車輪ユ
ニット３６とフリー車輪ユニット３７と駆動車輪ユニッ
ト３８の３種類を用意しておけばよいことから、従動車
輪ユニット３６とフリー車輪ユニット３７と駆動車輪ユ
ニット３８を予め大量に製作しておくことが可能になり
、コストダウンが図れ、またこれら車輪ユニット３６，
３７，３８はボルト４５，６０により組み立てられるこ
とから現地での組み立てが可能になり、車輪ユニット３
６，３７，３８単位で運搬でき、よって下部フレーム体
３の運搬を容易にすることができる。

【００１７】

【発明の効果】上記構成の本発明によると、複数の各車
輪ユニットは、下部フレームにボルトで連結されて構成
されることによって、各車輪ユニット単位で予め製作し
ておくことが可能になり、コストダウンが図れ、また現
地での組み立てが可能になり、車輪ユニット単位で運搬
できることから下部フレームの運搬を容易にすることが
できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示す移動棚の従動車輪ユニ
ットの断面図である。

【図２】同移動棚の下部フレーム体の第１のモジュール
の平面図である。

【図３】同移動棚の駆動車輪ユニットの要部断面平面図
である。

【図４】同移動棚の駆動車輪ユニットの側面図である。

【図５】同移動棚の下部フレーム体の第２のモジュール
の平面図である。

【図６】同移動棚の側面図である。

【図７】同移動棚の平面図である。

【図８】同移動棚の正面図である。

【図９】同移動棚の下部フレーム体の平面図である。

【符号の説明】

１　　　　　　固定棚 ２　　　　　　移動棚 ３　　　　　　下部フレーム体 ９　　　　　　荷収納空間 １１，１２，１３，１４　　　　フレームモジュール１
５，２１　　　　メインフレーム １７　　　　　　車輪 １８，２４　　　　車輪取付用サブフレーム１９，２５
　　　　連結用サブフレーム２０，２６　　　　ボルト ３０　　　　　　一定経路 ３６　　　　　　従動車輪ユニット ３７　　　　　　フリー車輪ユニット ３８　　　　　　駆動車輪ユニット ４１，５１　　　　係止孔 ４２　　　　　　従動シャフト ４３，５４　　　　フランジ形ユニット４４，５５　　
　　ブラケット ４５，６０　　　　ボルト ５２　　　　　　駆動シャフト ５３，５８　　　　平歯車 ５６　　　　　　インダクションモータ５７　　　　　
　減速ギヤ部

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　一定経路上を前後方向に移動自在で、
   かつ下部フレーム上に複数の荷収納空間を有す移動棚で
   あって、前記下部フレームを、左右方向のメインフレー
   ムと前後方向のサブフレームをボルトで固定し、サブフ
   レームに前後方向に、前記一定経路に案内される車輪を
   を備えた複数の車輪ユニットをボルトで固定して構成し
   たことを特徴とする移動棚。
2. 【請求項２】　　車輪ユニットは、駆動手段を備え、こ
   の駆動手段により駆動される駆動車輪を備えた駆動車輪
   ユニットと、前記駆動車輪に連結された従動車輪を備え
   た従動車輪ユニットと、フリーな車輪を備えたフリー車
   輪ユニットとからなることを特徴とする請求項１記載の
   移動棚。