JPH0436183Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、主として日本国内規格と異なる欧州
規格、米国規格、その他の各国規格の屋内壁用の
タンブラスイツチ、コンセント、アンテナ端子、
アース端子等を中空間仕切壁に取付けるのに好適
はタンブラスイツチ及びコンセント等の取付プレ
ートに関するものである。

（従来の技術） 従来、日本国内規格と異なる欧州規格、米国規
格、その他の各国規格の屋内壁用のタンブラスイ
ツチやコンセント等を中空間仕切壁に取付ける際
は、日本国内規格と異なる欧州規格、米国規格、
その他の各国規格のタンブラスイツチやコンセン
ト等の器具本体の上下部に穿設された一対のネジ
挿通孔と、日本国内規格の塗代カバーの上下部に
穿設された一対のネジ孔とのピツチが合わず、そ
のままでは前記タンブラスイツチやコンセント等
を中空間仕切壁に取付けることができないため、
日本国内規格と異なる欧州規格、米国規格、その
他の各国規格のタンブラスイツチやコンセント等
の器具本体の各ネジ挿通孔に合わせた専用の塗代
カバーを製造して取付けていた。

（考案が解決しようとする課題） しかしながら、工事方法や配線ボツクス等の種
類に応じて、配線ボツクス不使用時の専用取付フ
レームや、配線ボツクス使用時の専用スイツチボ
ツクス用塗代カバー、専用アウトレツトボツクス
用塗代カバー、専用平カバー等の多種類の専用金
具を用意しなければならないため、頗る不経済で
あるばかりでなく、取付場所や使用場所等によつ
て、専用取付フレーム、専用スイツチボツクス用
塗代カバー、専用アウトレツトボツクス用塗代カ
バー、専用平カバー等の各種の専用金具を選んで
前以て手配しておかなければならないため、作業
性が著しく悪かつた。

そこで、本考案は、上述のような課題を解決す
るために案出されたもので、工事方法や配線ボツ
クス等の種類に応じて、専用取付フレーム、専用
スイツチボツクス用塗代カバー、専用アウトレツ
トボツクス用塗代カバー、専用平カバー等の多種
類の専用金具を用意することなく、頗る経済的
で、しかも、取付場所や使用場所等によつて、専
用取付フレーム、専用スイツチボツクス用塗代カ
バー、専用アウトレツトボツクス用塗代カバー、
専用平カバー等の各種の専用金具を選んで前以て
手配しておくことなく、作業性が著しく良好なタ
ンブラスイツチ及びコンセント等の取付プレート
を提供するものである。

（課題を解決するための手段） 本考案は、上述のような目的を達成するため
に、適宜形状のプレート本体の中心部に、規格が
日本国内規格と異なるタンブラスイツチやコンセ
ント等の器具本体のロケツター挿入用の挿入孔を
設け、且つプレート本体の挿入孔の上下側近傍に
は前記タンブラスイツチやコンセント等の器具本
体取付用の一対のネジ孔を設け、プレート本体の
上下端近傍には日本国内規格の塗代カバー取付用
の一対のネジ挿通孔を設け、更に、プレート本体
の上下部のネジ孔及びネジ挿通孔の一側部近傍に
は、一端が前記挿入孔に連通され他端が前記プレ
ート本体の上下端縁に連通された切断手段を設け
たものである。

また、切断手段としては、プレート本体の上下
部のネジ孔の一側部近傍には、一端が前記挿入孔
に連通された切込みを設け、且つプレート本体の
上下部のネジ挿通孔の一側部近傍には、一端が前
記切込みに連通され他端が前記プレート本体の上
下端縁に連通された切断溝を設けると良い。

（作用） そして、上述のような技術的手段により、本考
案の取付プレートを切断手段からペンチやプライ
ヤ等で切断し、この切断した取付プレートの一方
のネジ孔に日本国内規格と異なる欧州規格、米国
規格、その他の各国規格のタンブラスイツチやコ
ンセント等の器具本体の一方のネジ挿通孔を１本
のネジにて仮止めし、この仮止めした取付プレー
トの他方のネジ孔側を中空間仕切壁の所定の取付
孔に外側から差込んで、この取付プレートの一方
のネジ孔側も中空間仕切壁の取付孔に差込んだ
後、この取付プレートの他方のネジ孔にタンブラ
スイツチやコンセント等の器具本体の他方のネジ
挿通孔をもう１本のネジにて中空間仕切壁の外側
から固定し、最後に、この器具本体のロケツター
内にタンブラスイツチやコンセント等のスイツチ
外装板を取付けできるようにする。

（実施例） 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。

本考案の取付プレート１は、第１図乃至第７図
に示すように、上下方向へ若干長い楕円形状のプ
レート本体２の中心部に、日本国内規格と異なる
欧州規格、米国規格、その他の各国規格のタンブ
ラスイツチ１１やコンセント等の器具本体１２の
ロケツター１３挿入用の挿入孔３を穿設し、且つ
プレート本体２の挿入孔３の上下側近傍には前記
タンブラスイツチ１１やコンセント等の器具本体
１２の各ネジ挿通孔１５のピツチに合わせた一対
のネジ孔４を穿設し、プレート本体２の上下端近
傍には日本国内規格の塗代カバー１４の各ネジ孔
２１のピツチに合わせた一対の円錐台状のネジ挿
通孔５を穿設する。そして、プレート本体２の上
下部のネジ孔４及びネジ挿通孔５の一側部近傍に
は、一端が前記挿入孔３に連通され他端が前記プ
レート本体２の上下端縁に連通された切断手段６
を設けたものである。

しかして、前記切断手段６は、プレート本体２
の上下部のネジ孔４の一側部近傍には、一端が前
記挿入孔３に連通された切込み７を設け、且つプ
レート本体２の上下部のネジ挿通孔５の一側部近
傍には、一端が前記切込み７に連通され他端が前
記プレート本体２の上下端縁に連通された断面略
Ｖ字形状又は断面略Ｕ字形状の切断溝８を設ける
ように形成することが好ましいが、これに限定さ
れることなく、プレート本体２の上下部のネジ孔
４及びネジ挿通孔５の一側部近傍に、一端が前記
挿入孔３に連通され他端が前記プレート本体２の
上下端縁に連通されるような断面略Ｖ字形状又は
断面略Ｕ字形状の切断溝を全体に設けるように形
成したり、或いはプレート本体２の上下部のネジ
孔４及びネジ挿通孔５の一側部近傍に、前記挿入
孔３から前記プレート本体２の上下端縁へ沿つて
切断スリツトや切断孔等をミシン目状に適宜間隔
に設けるように形成しても良い。

尚、前記プレート本体２は、上下方向へ若干長
い楕円形状に成形するように説明及び図示されて
いるが、円形状、長方形状、正方形状、その他の
多角形状等に成形したり、また、前記挿入孔３
は、八角形状に成形するように図示されている
が、楕円形状、円形状、長方形状、正方形状、そ
の他の多角形状等に成形しても良いのは勿論であ
る。

次に、本考案の取付プレート１の使用状態につ
いて説明すると、配線ボツクス２０不使用時の場
合は、先ず、第２図に示すように、本考案の取付
プレート１を切断手段６の各切込み７及び各切断
溝８からペンチやプライヤ等で切断し、この切断
した取付プレート１の一方のネジ孔４に日本国内
規格と異なる欧州規格、米国規格、その他の各国
規格のタンブラスイツチ１１やコンセント等の器
具本体１２の一方のネジ挿通孔１５を１本のネジ
１６にて仮止めし、続いて、第３図に示すよう
に、この仮止めした取付プレート１の他方のネジ
孔４側を中空間仕切壁Ａの所定の取付孔Ｂに外側
から差込んで、この取付プレート１の一方のネジ
孔４側も中空間仕切壁Ａの取付孔Ｂに差込んだ
後、第４図に示すように、この取付プレート１の
他方のネジ孔４に前記タンブラスイツチ１１やコ
ンセント等の器具本体１２の他方のネジ挿入孔１
５をもう１本のネジ１７にて中空間仕切壁Ａの外
側から固定し、最後に、第５図に示すように、こ
の器具本体１２のロケツター１３内に前記タンブ
ラスイツチ１１やコンセント等のスイツチツマミ
１８付きスイツチ外装板１９を嵌込んで取付ける
ようにする。

また、本考案の取付プレート１の他の使用例
で、配線ボツクス２０の使用時の場合は、本考案
の取付プレート１を切断手段６の各切込み７及び
各切断溝８から切断せずに、第６図に示すよう
に、日本国内規格のスイツチボツクスやアウトレ
ツトボツクス等の配線ボツクス２０の開口面側に
同じく日本国内規格の塗代カバー１４をネジ孔２
１止めし、この塗代カバー１４の上下部に穿設さ
れた一対のネジ孔（図示せず）に本考案の取付プ
レート１の各ネジ挿通孔５をネジ止めする。そし
て、配線ボツクス２０の開口面側に順次取付けら
れた塗代カバー１４及び取付プレート１側を中空
間仕切壁Ａの所定の取付孔Ｂに内側から当接し
て、この取付プレート１の各ネジ孔４に日本国内
規格と異なる欧州規格、米国規格、その他の各国
規格のタンブラスイツチ１１やコンセント等の器
具本体１２の各ネジ挿通孔１５を中空間仕切壁Ａ
の外側からネジ１６，１７にて取付け、この器具
本体１２のロケツター１３内に前記タンブラスイ
ツチ１１のスイツチツマミ１８付きスイツチ外装
板１９を嵌込んで取付けても良い。この場合、配
線ボツクス２０の開口面側に塗代カバー１４及び
本考案の取付プレート１を順次取付けたものを、
本考案の取付プレート１が外側に露出されるよう
にコンクリート打込壁内の所定位置に埋設するこ
とも可能である。

更に、本考案の取付プレート１の他の使用例を
説明すると、プレート本体２の挿入孔３の上下側
近傍に穿設される一対のネジ孔４を日本国内規格
のピツチに合わせることによつて、第７図に示す
ように、本考案の取付プレート１を切断手段６の
各切込み７及び各切断溝８から切断して、前述と
同手段にて中空天井壁Ｃの取付孔Ｄ内に差込んだ
本考案の取付プレート１の各ネジ孔４に火災報知
用の感知器ベース２２のネジ挿通孔２３をネジ２
４にて取付け、この感知器ベース２２に火災報知
用の感知器２５を嵌着したり、或いは同様にし
て、日本国内の一般スイツチやコンセント等を取
付けたりすることもできる。

それに、本考案の取付プレート１は、第１図乃
至第５図に示すように、プレート本体２に挿入孔
３、各ネジ孔４、各ネジ挿通孔５、切断手段６の
各切込み７及び各切断溝８等を設けるように形成
して、中空間仕切壁Ａにタンブラスイツチ１１や
コンセント等を取付ける際に、本考案の取付プレ
ート１を切断手段６の各切込み７及び各切断溝８
からペンチやプライヤ等で切断してタンブラスイ
ツチ１１やコンセント等の器具本体１２に仮止め
後、中空間仕切壁Ａの取付孔Ｂ，Ｄに外側から差
込んだ本考案の取付プレート１にタンブラスイツ
チ１１やコンセント等の器具本体１２を中空間仕
切壁Ａの外側から固定するように説明及び図示さ
れているが、これに何等限定されることなく、第
８図に示すようにプレート本体２の上下部のネジ
孔４及びネジ挿通孔５の一側部近傍に切断手段６
の各切込み７及び各切断溝８を設けずに、本考案
の取付プレート１を中空間仕切壁Ａの所定の取付
孔Ｂ，Ｄに内側から当接して、この取付プレート
１の各ネジ孔４にタンブラスイツチ１１やコンセ
ント等の器具本体１２の一対のネジ挿通孔１５を
中空間仕切壁Ａの外側から各ネジ１６，１７にて
取付けるようにすることも可能である。

（考案の効果） したがつて、本考案の取付プレート１は、上述
のように適宜形状のプレート本体２の中心部に、
規格が日本国内規格と異なるタンブラスイツチ１
１やコンセント等の器具本体１２のロケツター１
３の挿入用の挿入孔３を設け、且つプレート本体
の挿入孔３の上下側近傍には前記タンブラスイツ
チ１１やコンセント等の器具本体１２取付用の一
対のネジ孔４を設け、プレート本体２の上下端近
傍には日本国内規格の塗代カバー１４取付用の一
対のネジ挿通孔５を設け、更に、プレート本体２
の上下部のネジ孔４及びネジ挿通孔５の一側部近
傍には、一端が前記挿入孔３に連通され他端が前
記プレート本体２の上下端縁に連通された切断手
段６を設けるように形成したから、中空間仕切壁
Ａに日本国内規格と異なる欧州規格、米国規格、
その他の各国規格のタンブラスイツチ１１やコン
セント等を取付ける際に、配線ボツクス２０不使
用時の場合は、本考案の取付プレート１を切断手
段６からペンチやプライヤ等で切断して前記タン
ブラスイツチ１１やコンセント等の器具本体１２
に仮止め後、中空間仕切壁Ａの取付孔Ｂ，Ｄに外
側から差込んだ本考案の取付プレート１に前記タ
ンブラスイツチ１１やコンセント等の器具本体１
２を中空間仕切壁Ａの外側から固定でき、また、
配線ボツクス２０使用時の場合は、本考案の取付
プレート１を切断手段６から切断せずに、日本国
内規格のスイツチボツクスやアウトレツトボツク
ス等の配線ボツクス２０の開口面側に取付けた同
じく日本国内規格の塗代カバー１４に本考案の取
付プレート１をネジ止め後、中空間仕切壁Ａの所
定の取付孔Ｂ，Ｄに内側から当接した取付プレー
ト１に、又はコンクリート打込壁内の所定位置に
埋設した取付プレート１に日本国内規格と異なる
欧州規格、米国規格、その他の各国規格のタンブ
ラスイツチ１１やコンセント等の器具本体１２を
中空間仕切壁Ａ又はコンクリート打込壁の外側か
ら取付けできるため、工事方法や配線ボツクス等
の種類に応じて、専用取付フレーム、専用スイツ
チボツクス用塗代カバー、専用アウトレツトボツ
クス用塗代カバー、専用平カバー等の多種類の専
用金具を用意することなく、頗る経済的である。
しかも、取付場所や使用場所等によつて、専用取
付フレーム、専用スイツチボツクス用塗代カバ
ー、専用アウトレツトボツクス用塗代カバー、専
用平カバー等の各種の専用金具を選んで前以て手
配しておくことなく、作業性が著しく良好であ
る。

また、切断手段６として、プレート本体２の上
下部のネジ孔４の一側部近傍に、一端が挿入孔３
に連通された切込み６を設け、且つプレート本体
２の上下部のネジ挿通孔５の一側部近傍に、一端
が前記切込み６に連通され他端が前記プレート本
体２の上下端縁に連通された切断溝８を設けたこ
とによつて、配線ボツクス２０の不使用時の場合
で、中空間仕切壁Ａに日本国内規格と異なる欧州
規格、米国規格、その他の各国規格のタンブラス
イツチ１１やコンセント等を取付ける際に、本考
案の取付プレート１を切断手段６の各切込み６及
び各切断溝８からペンチやプライヤ等では勿論の
こと、手でも切断できるため、本考案の取付プレ
ート１の切断操作が一層容易である。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示すもので、第１図
は斜視図、第２図乃至第５図は配線ボツクス不使
用時の場合で、中空間仕切壁にタンブラスイツチ
やコンセント等の取付ける方法を示す斜視図で、
第２図は本考案の取付プレートを切断溝から切断
して器具本体にネジ１本で仮止めする状態、第３
図は本考案の取付プレートを中空間仕切壁の取付
孔に差込む状態、第４図は器具本体にもう１本の
ネジで固定する状態、第５図は器具本体にスイツ
チ外装板を取付ける状態、第６図は配線ボツクス
使用時の場合で、中空間仕切壁にタンブラスイツ
チやコンセント等を取付けた状態の側面図、第７
図は中空天井壁の取付孔に火災報知用の感知器を
取付ける状態の斜視図、第８図はプレート本体の
他の実施例を示す斜視図である。 １……取付プレート、２……プレート本体、３
……挿入孔、４……ネジ孔、５……ネジ挿通孔、
６……切断手段、７……切込み、８……切断溝、
１１……タンブラスイツチ、１２……器具本体、
１３……ロケツター、１４……塗代カバー、１５
……ネジ挿通孔、１６……ネジ、１７……ネジ
孔、１８……スイツチツマミ、１９……スイツチ
外装板、２０……配線ボツクス、２１……ネジ、
２２……感知器ベース、２３……ネジ挿通孔、２
４……ネジ、２５……感知器、Ａ……中空間仕切
壁、Ｂ……取付孔、Ｃ……中空天井壁、Ｄ……取
付孔。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ 適宜形状のプレート本体の中心部に、規格が
   日本国内規格と異なるタンブラスイツチやコン
   セント等の器具本体のロケツター挿入用の挿入
   孔を設け、且つプレート本体の挿入孔の上下側
   近傍には前記タンブラスイツチやコンセント等
   の器具本体取付用の一対のネジ孔を設け、プレ
   ート本体の上下端近傍には日本国内規格の塗代
   カバー取付用の一対のネジ挿通孔を設け、更
   に、プレート本体の上下部のネジ孔及びネジ挿
   通孔の一側部近傍には、一端が前記挿入孔に連
   通され他端が前記プレート本体の上下端縁に連
   通された切断手段を設けたことを特徴とするタ
   ンブラスイツチ及びコンセント等の取付プレー
   ト。 ２ 切断手段として、プレート本体の上下部のネ
   ジ孔の一側部近傍には、一端が前記挿入孔に連
   通された切込みを設け、且つプレート本体の上
   下部のネジ挿通孔の一側部近傍には、一端が前
   記切込みに連通され他端が前記プレート本体の
   上下端縁に連通された切断溝を設けた請求項１
   記載のタンブラスイツチ及びコンセント等の取
   付プレート。