JPH04361751A - 皮膚摩擦用具 - Google Patents

皮膚摩擦用具

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JPH04361751A
JPH04361751A JP16080391A JP16080391A JPH04361751A JP H04361751 A JPH04361751 A JP H04361751A JP 16080391 A JP16080391 A JP 16080391A JP 16080391 A JP16080391 A JP 16080391A JP H04361751 A JPH04361751 A JP H04361751A
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篤 小島
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、皮膚を摩擦することに
より美肌効果を得ることができる,毛羽または繭糸を素
材として作られたスポンジ状の皮膚摩擦用具に関する。
【0002】
【従来の技術】乾布摩擦あるいは湿布摩擦は、皮膚表面
を摩擦することにより血行が良くなり美肌効果が生じ,
健康上も優れた効果が生じることは良く知られており、
そのための用具としては、通常木綿織物が用いられ,次
いで麻織物が用いられている。しかし、これらの織物を
摩擦用具として使用した場合,皮膚への接触感が強過ぎ
るため,乾布摩擦の場合には絹織物が用いられることも
ある。絹織物は、皮膚への接触感が良く使い易いので好
評である。
【0003】絹といえば、織物,更にはわれわれ日本人
は着物を連想するが、フィブロインとセリシンとから構
成される絹は、化学的には生体に有用なタンパク質のみ
から成る。したがって、近年は、繊維分野における用途
のほか,食品・医薬品・化粧品などの分野への利用につ
いても関心が持たれるようになっている。
【発明が解決しようとする課題】
【0004】蚕が吐糸を始める場合、最初は一滴の液状
絹を身近な場所に付着させ、頭胸部を左右に振って繭糸
を引き出すが、吐糸のためには,糸の一端が固着してい
ることが必要である。そこで、まず,繭づくりの足場と
なるべき毛羽(けば,繭綿)を粗に張って、漸次,繭を
作り始める。このように毛羽は単に足場にしか過ぎない
ので、繭とは考えることは出来ないし、実際に,繭のよ
うに繰糸することも出来ない。そこで、養蚕農家では、
毛羽を商品として出荷することなく,自家用の真綿を作
るなどして利用してきたが、一般には、価値の無いもの
として省みられることは無かった。
【0005】そこで、発明者はこの毛羽の有効利用に着
目し、これを材料として用い,毛羽を直接加工して、肌
への刺激が絹織物よりも更にやさしく,肌の汚れを吸着
し,肌に潤いと滑らかさを与える皮膚摩擦用具を得るべ
く研究を重ねた。
【0006】家蚕の繭を解舒して得られる繭糸は、断面
がほぼ三角形をなす2本のフィブロイン(絹糸質または
絹質)を主成分とし、これを被覆するセリシン(絹糸膠
またはsilk  glue)ほかの物質から成ってい
る。フィブロインは、硬タンパク質の一つで、グリシン
43.8%,アラニン26.4%,チロシン13.2%
のほか,アルギニン,リジン,ヒスチジンなどのアミノ
酸から成っている。セリシンも硬タンパク質の一つでフ
ィブロインに似たアミノ酸組成をもつが、グリシン,ア
ラニン,およびチロシンの含量は少ない。繭糸は、この
セリシンがフィブロインを互いに粘着させた状態にある
が、熱湯で処理すると溶出し,濃溶液は冷却により凝固
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】毛羽は、この繭糸とほと
んど同一組成のタンパク質より成るものであるから、発
明者は、上記フィブロイン,セリシンの持つ硬タンパク
質特有の性質に着目して、フィブロインが人体の皮膚表
面の垢を分解して落とし易くする性質や,肌触りの良い
ところに着目し、酸性処理もしくは,アルカリ処理と,
その後の加熱処理などの方法により、毛羽の構造を変化
・固定させて一定の形状に成形し、使用時には水分を含
ませることによりスポンジ状となる摩擦具を得るべく研
究を重ね本発明を完成した。
【0008】なお,本発明は、前記のように毛羽の有効
利用ということが開発当初の目標ではあったが、原材料
としては毛羽に限られることなく、組成を同じくする繭
糸を用いても良いことは、当然である。また、この材料
に増量の目的で,生糸屑を混入しても良い。
【0009】
【実施例1】原材料の毛羽5gをpH1〜3のクエン酸
水溶液に20〜30秒浸漬して取り出し、回転槽内の1
00℃未満の熱湯中に入れ、これを1分間200〜30
0回転の速度で約1分間,回転攪拌する。この過程で、
セリシンは多少,溶解流出する。次いで、湯中から取り
出し、水抜きをした後,直径約5cmの円筒状の浅い型
内に加圧しながら充填する。これを凍結庫内で完全に凍
結させた後,型から取り出して水に戻し、再び水を絞っ
て乾燥させる。乾燥方法は、天日乾燥をはじめ熱風乾燥
,自然乾燥などいろいろあるが、光沢が良く成型後に型
くずれのしない良品を得るには、マイクロ波による加熱
乾燥が最も適している。このようにして得られた成品は
、フィブロインがセリシンと一体となって固化しており
、一見,繭を円板状に固めたような光沢のある外観を呈
してはいるが、表面に繭玉のようなほつれは見られず、
結合は強固である。そして、成品に水分を含ませても、
型くずれすることなく弾力のあるスポンジ状のものとな
り、これを放置して水分を蒸発させると、元の形状に復
する。
【0010】
【実施例2】原材料として繭糸5gをpH12〜14の
石鹸水溶液に30秒浸漬して取り出し、以下,実施例1
と同一の処理を施したところ、同様の成品が得られた。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる摩
擦具は、酸性あるいはアルカリ処理を施したた後の加熱
・洗浄・脱水・凍結・乾燥などの工程を経て得るもので
あり、使用時には,水または湯を含ませてスポンジ状と
なった状態で用いるものであるが、使用中も成形時の状
態を保って型くずれせず,一定の弾力を保持することが
でき、使用時の肌への刺激は絹織物製のものよりも少な
く,肌の汚れを吸着し、肌に潤いと滑らかさを与える。 また、使用後も水分が無くなると,元の状態に復し、当
初の形状を常に維持する。毛羽は、これまで,工業的用
途としては期待されるものは無いとされていたのである
が、これを原材料として用いることにより有効に利用さ
れ得ることになる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  毛羽または繭糸を濃酸あるいは濃アル
    カリ性溶液に浸漬した後,熱湯中で攪拌水洗して脱水し
    、型内で圧縮成形して凍結させ、次いで,常温で水中に
    浸漬解凍し、乾燥させて成品とすることを特徴とする皮
    膚摩擦用具。
JP16080391A 1991-06-06 1991-06-06 皮膚摩擦用具 Expired - Fee Related JPH069592B2 (ja)

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JPH04361751A true JPH04361751A (ja) 1992-12-15
JPH069592B2 JPH069592B2 (ja) 1994-02-09

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07189097A (ja) * 1993-11-17 1995-07-25 Shoichi Kamiya 肌当て用品
JPH07189001A (ja) * 1993-11-17 1995-07-25 Shoichi Kamiya 被着用品

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH07189097A (ja) * 1993-11-17 1995-07-25 Shoichi Kamiya 肌当て用品
JPH07189001A (ja) * 1993-11-17 1995-07-25 Shoichi Kamiya 被着用品

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