JPH04355895A - Ｉｃカード - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は顧客管理システムに係り
、特にカードを使用した顧客管理システムに関する。

【０００２】近年の小売業においては、競合激化、消費
の多様化など経営環境が非常に厳しい状況にあり、顧客
情報の収集・分析によるきめ細かいマーケティング戦略
が必須である。このようなマーケティング戦略には顧客
情報を良質で安価に収集する必要があり、このために、
顧客情報収集に付随する顧客サービスをより一層向上さ
せることが要求されている。

【０００３】

【従来の技術】従来の顧客管理システムでは、特開昭６
１−２７３６６３号公報に示すように顧客に対しては計
算機能表示機能や操作指示用キー等を持たないカード（
磁気カード、ＰＥＴ（ｐｏｌｙｅｔｈｙｌｅｎｅｔｅｒ
ｅｐｈｔｈａｌａｔｅ）カード、ＩＣカード）を配布し
、これらのカードには顧客識別番号及び買上げ金額に応
じて加算されるポイントの累計点数を記録しておきＰＯ
Ｓ（Ｐｏｉｎｔ　ｏｆ　Ｓａｌｅ）端末装置に接続され
たカードリーダ／ライタによりカードに記載された情報
を読み取り、ＰＯＳ端末装置内で買上げ金額に応じてポ
イントを累計点数に加算又は減算し、再びカードに書込
んでいた。また、このとき、最新の累計点数をレシート
にプリントしていた。利用者はレシートを見ることで現
在の累計点数を知っていた。さらにこのときの売上情報
と顧客識別番号をホストコンピュータに伝送し、顧客Ｄ
Ｂ（Ｄａｔａ　Ｂａｓｅ）に記録していた。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来の顧客
管理システムで現時点でのスタンプ点数の累計を確認す
るには指定のサービスカウンタ等に行って確認したり、
カード使用時に発行されたレシート等で確認してたたた
め、前者は必要な時、必要な場所で確認することが出来
ず、また、後者はカードと共にレシートを携帯しなけれ
ばならず、紛失等が生じた場合、前者による方法を採ら
なければならず非常に不便である等の問題点があった。

【０００５】また、従来の顧客管理システムでは顧客情
報はホストコンピュータ側で管理しており、その情報量
が膨大となるため、その情報としては個々の顧客の買物
履歴とまで保持することはできず、したがって、これに
伴うサービスの提供は行えない等の問題点があった。

【０００６】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
、顧客各人に配布するカードに表示部を設けこの表示部
に各種データを表示できる構成とすることにより充実し
た顧客サービスを行うことができる顧客管理システムを
提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】図１は本発明の原理ブロ
ック図を示す。本発明は、管理装置１と接続された複数
の端末装置２，３により各顧客に配布されたカード４に
買上げデータを書き込むと共にカードよりデータを読み
出し、読み出したデータを端末装置２，３及び管理装置
１で処理することにより顧客管理を行なう顧客管理シス
テムにおいて、前記カード４は前記買上げデータを記憶
する記憶手段９と、前記買上げデータに基づいて予め決
められた各種演算を行なう演算手段８と、前記記憶手段
９に記憶されたデータ又は前記演算手段８の演算結果を
表示する表示手段１０と、前記表示手段１０の表示を切
換える操作手段１１とを有してなる。

【０００８】

【作用】顧客各人に配布するカードに記憶手段、演算手
段、表示手段、操作手段を設け、記憶手段に記憶された
情報を操作手段を操作することにより表示手段に表示す
ることができるため顧客は顧客に必要な情報をいつ、ど
こでも容易に入手することができる。

【０００９】また、記憶手段に顧客各人の買物履歴を記
憶させることにより、家計簿等、これらの情報に伴うサ
ービスも可能になる。

【００１０】

【実施例】図２は本発明の一実施例のブロック図を示す
。１は管理装置を示す。管理装置１はホストコンピュー
タ１ａ及びデータバンク１ｂ等よりなり、ホストコンピ
ュータ１ａによりデータバンク１ｂに記憶されたデータ
に基づいてダイレクトーメール（ＤＭ）の発行や商圏分
析などに必要なデータを提供する。管理装置１は端末装
置２，３と接続される。

【００１１】端末装置２はＰＯＳ（ｐｏｉｎｔ　ｏｆ　
ｓａｌｅ）端末装置２ａ及びＩＣカードリーダ／ライタ
２ｂよりなり、各地の売場に設置される。売場では各種
商品の販売が行われる。端末装置３はカウンタ端末装置
３ａ及びＩＣカードリーダノライタ３ｂよりなり、各地
のカウンタに設置されるつ。カウンタでは商品券などの
交換や家計簿の発行などが行なわれる。

【００１２】顧客には夫々ＩＣカード４が配布される。 ＩＣカード４は図３に示すようにその表面に液晶等によ
りなる表示部５、ファンクションキー６ａ，６ｂ，６ｃ
、外部との接点を行なう接点７を有する。ＩＣカード４
内部にはＩＣチップ（図示せず）が設けられている。 ＩＣカード４は図４に示すようにＣＰＵ（Ｃｅｎｔｒａ
ｌ　Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ　Ｕｎｉｔ）　８、メモリフ
ァイル９、表示手段１０、操作手段１１、外部インタフ
ェース１２、電池１３を内蔵する。ＩＣカード４はＩＣ
カードリーダ／ライタ２ｂ，３ｂとは接点７を介して接
続され、外部インタフェース１２を介してＣＰＵ８等と
データ伝送が行なわれる。

【００１３】ＩＣカード４のメモリファイル９に記憶さ
れるデータ構成は図５に示すように会員番号Ｄ１　、問
い合わせ先電話番号Ｄ２　、累計点数Ｄ３　、点数単価
Ｄ４　、買物履歴ポインタＤ５　、商品明細Ｄ６　より
なる。会員番号Ｄ１　は顧客毎に割り当てられ、各顧客
を識別するためのデータである。累計点数Ｄ３　は買物
の買上げ金額に応じて与えられるポイントの累計データ
を示す。

【００１４】点数単価Ｄ４　は１点につき対応させる金
額を示すデータで、この点数単価により買上げ金額を除
算することにより与えるべきポイントが算出される。買
物履歴ポインタＤ５　はスタートポインタ、エンドポイ
ンタ、カレントポインタよりなる。スタートポインタは
商品明細を格納する領域の先頭アドレス、エンドポイン
タは商品明細を格納する領域の最終アドレス、カレント
ポインタは実際に格納されている最後のアドレスである
。 これらを参照する毎で明細を追加格納するアドレス及び
既に格納済の商品明細のアドレスを知ることができる。

【００１５】商品明細Ｄ６　の領域には買上げ日、買上
げ店名、買上げ商品、金額などのデータが記録される。

【００１６】次に買物時にデータ処理について図６と共
に説明する。顧客が買物をした際には売場に設けられた
ＩＣカードリーダ／ライタ２ｂにＩＣカード４を挿入す
る。次にＰＯＳ端末装置２ａにより買上げ商品のデータ
が打込まれる。ＰＯＳ端末総２ａで打込まれた買上げ商
品のデータは本部に設けられた管理装置１に伝送され、
顧客データとして処理される。また、ＰＯＳ端末装置２
ａからはＩＣカード４に対してＩＣカードリード／ライ
タ２ｂを介して買上商品明細及び今回の買上げ金額に応
じた発行ポイントに関するデータが供給され、買上げ商
品明細はＩＣカード４の記憶手段のカレントポインタデ
ータのアドレス以後に格納されると共にこれに伴いカレ
ントポインタのデータが更新される。今回発行点数はＩ
Ｃカード４内で累計点数と加算された後、累計点数領域
に格納される。

【００１７】次にＩＣカード４の機能について図７のフ
ローチャートと共に説明する。ＩＣカード４は図３に示
すようにそつのファンクションキー６ａ，６ｂ，６ｃを
有し、このファンクションキー６ａ，６ｂ，６ｃの操作
により表示部５の表示内容が切換わる。まず、ファンク
ションキー６ａを操作する（ステップＳ１）と、メモリ
９より会員番号が読み出され、ＣＰＵ８で編集された後
、表示手段１０に供給され、表示部５に会員番号が表示
される（ステップＳ２，Ｓ３）。ここで、もう一度ファ
ンクションキー６ａを操作するとメモリファイル９より
問い合わせ先電話番号が読み出され、表示部５に表示さ
れる（ステップＳ５，Ｓ６）。

【００１８】また、ファンクションキー６ｂを操作する
（ステップＳ１）とメモリファイル９より累計点数デー
タが読み出され、ＣＰＵ８で編集処理され、表示手段１
０に供給され、表示部５に累計点数が表示される。さら
に、ファンクションキー６ｃを操作することにより（ス
テップＳ１）、メモリファイル９より累計点数及び点数
単価が読みだされＣＰＵ８により、累計件数に点数単価
を乗数することにより累計点数を金額換算し（ステップ
Ｓ９，Ｓ１０）、表示部５に表示する（ステップＳ１１
）。

【００１９】このように、ファンクションキー６ａ，６
ｂ，６ｃを操作することにより会員番号、問い合わせ先
電話番号、累計件数、累計点数の金額換算値をＩＣカー
ド４の表示部５に表示することができるため、カウンタ
等にカードを持ち込まなくても簡単な操作で容易に累計
点数等を確認できる。

【００２０】次に累計点数を利用しての支払いや商品券
、景品等との交換を行なう場合について図８と共に説明
する。ＰＯＳ端末装置２ａ又はカウンタ端末装置２ｂに
より入力された支払いに使用する累計点数又は金額がＩ
Ｃカードリード／ライタ２ｂ又はＩＣカードリード／ラ
イタ３ｂを介してＩＣカード４に供給される。

【００２１】ＩＣカード４では利用金額が入力された場
合には金額を点数単価で除算することにより利用点数を
算出し、累計点数により減算し、利用点数で入力される
場合には累計点数より利用点数を減算する。このことに
より、利用金額に相当した支払いが行なわれることにな
る。

【００２２】次に家計簿等の作成サービスについて図９
と共に説明する。家計簿等の作成サービスはカウンタ端
末装置３ａにて行なわれる。

【００２３】まず、ＩＣカード４をＩＣカードリーダ／
ライタ３ｂに挿入し、ＩＣカード４より会員番号及び商
品明細を読み出し、カウンタ端末装置３ａにＩＣカード
リード／ライタ３ｂを介して入力する。カウンタ端末装
置３ａはＩＣカード４からの会員番号及び商品明細のデ
ータを受信すると共にエンドポインタの更新を行なう。 次に図１０と共にカウンタ端末装置３ａの処理動作につ
いて説明する。カウンタ端末装置３ａはＩＣカード４か
ら会員番号及び商品明細のデータを受信すると（ステッ
プＳ１２）、ホストコンピュータ１ａにより顧客ＤＢか
ら会員番号に応じたデータを検索し（ステップＳ１３）
、ＩＣカード４からの商品明細データ及び顧客ＤＢから
の検索データに基づいて家計簿を編集し（ステップＳ１
４）、プリンタ（図示せず）よりプリントアウトする（
ステップＳ１５）。カウンタ端末装置３ａは家計簿のプ
リントアウトが終了するとエンドポインタの更新を行な
う（ステップＳ１６）。

【００２４】このように、ＩＣカード４内に各顧客毎に
買物履歴を記憶させておくことにより管理装置１内のメ
モリ容量を増加させることなく、各顧客の買物履歴を記
憶させることができるため、家計簿作成などのサービス
を容易に行なうことができる。

【００２５】なお、本発明では、スタンプの累計点数と
買い物履歴をカードに記録するようにしているが、メモ
リファイル９に記憶するデータとして前払い金額（プリ
ペイド）を記録しておく事で、プリヘイド機能を果たす
事が出来る。すなわち、事前に一定の金額を店に預けて
（プリペイド）おき、その金額をＩＣカード４に記録し
ておく。買い上げの時点で、その支払いにこの前払い額
を充当する事が出来る構成とする。支払いに充当した金
額は、ＩＣカード４に記録した前払い額より減算して記
録する。また、現在のプリペイド残額はＩＣカード４の
操作指示キーを操作すると、表示部に表示され確認が出
来る構成としておく。また、ＩＣカード４のメモリファ
イル９内に預かり金額欄または前記プリペイド金額欄を
設け、現金での買い物で発生する釣り銭の内小額のもの
（例えば：１円，１０円など）を、加算累計して記録し
、現金は受け取らずに店に預ける。次の買い物の時に、
これを上記のプリペイド機能として使用する。この残額
の確認も操作キーを操作することにより表示部５に表示
して行なえる構成とする。また、銀行の識別コードと口
座番号を持たせ、買い物の支払いを銀行口座より直接引
き落とす仕組みを併用する事もできる。このような利用
方法の場合は、本人確認のための暗証入力が必要である
が、ＩＣカードに暗証入力用のキーを付加し、利用者は
これを操作して暗証を入力し、ＰＯＳ端末装置ではこれ
を読み取り暗証照合する仕込みを採る。この方法によれ
ば、ＰＯＳ端末装置に暗証入力用の装置（ＰＩＮＰＡＤ
）の設置が不要となる。

【００２６】

【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、顧客各人
が所有するカードに記憶手段、演算手段、表示手段、操
作手段を設けることにより、顧客が購入額に応じて与え
られるポイントの演算及び表示がカード側で行なうこと
ができるため、顧客自身がカードを操作することにより
ポイントの表示を行なうことができ、累計ポイントの確
認をいつ、どこでも容易に行なうことができる等の特長
を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の原理ブロック図である。

【図２】本発明の一実施例のブロック図である

【図３】
本発明の一実施例の要部の外観図である。

【図４】本発明の一実施例の要部のブロック図である。

【図５】本発明の一実施例の要部の動作を説明するため
のフローチャートである。

【図６】本発明の一実施例の要部のデータ構成図である
。

【図７】本発明の一実施例の動作を説明するための図で
ある。

【図８】本発明の一実施例の動作を説明するための図で
ある。

【図９】本発明の一実施例の動作を説明するための図で
ある。

【図１０】本発明の一実施例の要部の動作を説明するた
めのフローチャートである。

【符号の説明】

１　　管理装置 ２，３　　端末装置 ４　　カード ８　　演算手段 ９　　記憶手段 １０　　表示手段 １１　　操作手段

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　管理装置（１）と接続された複数の端
   末装置（２，３）により各顧客に配布されたカード４に
   買上げデータを書き込むと共に該カードよりデータを読
   み出し、該データを端末装置（２，３）及び管理装置（
   １）で処理することにより顧客管理を行なう顧客管理シ
   ステムにおいて、前記カード（４）は前記買上げデータ
   を記憶する記憶手段（９）と、前記買上げデータに基づ
   いて予め決められた各種演算を行なう演算手段（８）と
   、前記記憶手段（９）に記憶されたデータ又は前記演算
   手段（８）の演算結果を表示する表示手段（１０）と、
   前記表示手段（１０）の表示を切換える操作手段（１１
   ）とを有したことを特徴とする顧客管理システム。
2. 【請求項２】　　前記記憶手段（９）に記憶させるデー
   タとして買上げ金額に応じて与えられるポイントの累計
   点数を記憶させたことを特徴とする請求項１記載の顧客
   管理システム。
3. 【請求項３】　　前記記憶手段（９）に記憶させるデー
   タとして買い物履歴を記憶させたことを特徴とする請求
   項１又は請求項２記載の顧客管理システム。