JPH04355788A

JPH04355788A - 画像表示装置

Info

Publication number: JPH04355788A
Application number: JP13093291A
Authority: JP
Inventors: Takayuki Tsuruki; 孝之鶴来; Katsumi Adachi; 克己足達
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1991-06-03
Filing date: 1991-06-03
Publication date: 1992-12-09

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はテレビジョン、あるいは
コンピュータ用ディスプレイ等の画像表示装置に関する
ものであり、特にその表示する画像信号が高精細である
が故に画像表示部を分割して並列処理を行うマトリクス
型の画像表示部を持った画像表示装置に関するものであ
る。

【０００２】

【従来の技術】図６は従来の画像表示装置のブロック図
を示すものであり、１１は画像を表示するマトリクス構
成の画像表示部、１２は画像表示部１１を駆動する駆動
回路、１３は画像信号を処理する信号処理回路である。

【０００３】以上のように構成された従来の画像表示装
置においては、まず入力された画像信号は信号処理回路
１３により、γ処理や、画像表示部１１を発光させ得る
信号レベルにレベル変換するなどの処理が行われ、駆動
信号が生成される。その後、駆動回路１２では、駆動信
号により画像表示部１１を駆動するのであるが、駆動方
法の一例として、画像表示部１の水平ライン毎に表示す
る画像データを一斉に書きかえるものとして説明する。この時の駆動回路の構成としてはサンプル・ホールド（
以下Ｓ／Ｈと略する）が各垂直方向のライン毎に設けら
れたものとなる。信号処理回路１３からの信号は駆動回
路群の一方の端から入力され、順次シフトレジストされ
ると同時に、駆動回路１２は各々が受け持つ画素のデー
タを所定の周波数でサンプルし、１水平期間保持する。この保持された画素データは次の水平期間で各水平ライ
ン毎に一斉に出力され、画像が書き換えられる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記のよ
うな構成では、画像信号が高精細度のものになるとＳ／
Ｈの動作周波数がそれに伴い上昇し、駆動回路を実現す
ることが非常に困難となる。また、図７に示すように動
作周波数を下げるために、駆動回路の入力端子をたとえ
ば２個設けることにより内部動作を並列動作可能にし、
また、画像信号に対しても時間軸変換回路１５によって
並列化処理を予め施し、信号処理回路も２個設け並列に
動作させることにより動作周波数を低減する方法もよく
用いられる。

【０００５】しかしながら２つの信号処理回路の特性を
完全に一致させることは非常に困難であり、また、この
２つの信号処理回路の特性の違いが画像表示部で輝度の
差として現れてしまい、縦縞状のノイズとして認識され
てしまうという問題点を有していた。

【０００６】本発明はかかる点に鑑み、高精細度の画像
を表示する際にも、駆動回路の動作周波数が低く、かつ
、画像表示部のノイズが目立たない画像表示装置を提供
することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明は、複数の信号処
理回路と、複数入力端子を持つ駆動回路を備え、両者の
結合を任意の組合せで切り換えることのできる切り換え
回路を備えた画像表示装置である。

【０００８】

【作用】本発明は前記した構成により、特性の異なる信
号処理回路で処理された駆動信号で駆動される画像表示
部の画素を、空間的，時間的に分散させることにより、
分割表示する際の信号処理回路の特性の差によって生じ
る画像表示部でのノイズが目立たなくなる。

【０００９】

【実施例】図１は本発明の第１の実施例における画像表
示装置のブロック図を示すものである。

【００１０】同図において、１１は画像を表示する画像
表示部、１２は画像表示部１１を実際に駆動する駆動回
路、１３は入力される画像信号に対して信号処理を施し
、駆動回路１２に駆動信号を供給する信号処理回路、１
４は駆動回路１２と信号処理回路１３を結ぶ切り替え回
路である。１５は入力される画像データに対して並列化
処理を行い、２つの出力端子に対しその出力するデータ
を、切り替え回路１４に同期して切り替えられる時間軸
変換回路である。

【００１１】図２は、画像信号の処理を示す波形図であ
り、２１は入力される画像信号、２２，２３は並列化さ
れた時間軸変換回路１５の出力である。

【００１２】図３は、画面全体の輝度が一様であるよう
な信号入力時の、切り替え回路が動作していない場合の
、画像表示部１１上における輝度の分布図である。

【００１３】図４は、図面全体の輝度が一様であるよう
な信号入力時の、切り替え回路動作状態の、画像表示部
１１上における輝度の分布図である。

【００１４】以上のように構成された本実施例の画像表
示装置において、以下その動作を説明する。

【００１５】画像信号が高精細度になってくると、信号
を扱う処理系の動作周波数も大きくなるのであるが、そ
の周波数を下げる方法として信号を並列に扱うといった
手法は広く知られている。本実施例においては、並列に
扱う個数を２つとして説明する。

【００１６】入力された画像信号に対して、時間軸変換
回路１５は、まず、図２の２１に示すように１水平期間
（以下１Ｈと略する）の画像信号を、２画素毎に並列化
し奇数番目の画素データのみをもつ同図２２のものと、
偶数番目の同図２３のものそれぞれを１水平期間の画像
信号として、並列に出力する。こうすることにより、画
像信号の持つ周波数成分をほぼ半分の帯域に減らすこと
ができる。

【００１７】時間軸変換された画像信号はそれぞれ信号
処理回路１３によって画像表示部の特性に合わせ、増幅
，レベルシフト等の前処理が施され、駆動信号が生成さ
れる。その処理済みの駆動信号を用いて駆動回路１２は
画像表示部１１を駆動し、画像を表示する。

【００１８】この時、それぞれの信号処理回路１３ａ，
１３ｂの特性が一致していないことにより、同じ輝度レ
ベルの画像信号が入力されたとしても、２つの信号処理
回路からの駆動信号が異なったものになる。つまり、各
信号処理回路がうけもつ奇数番目の画素と偶数番目の画
素の間で輝度が異なり、図３に示すように、画面上で縦
縞状のノイズとなる。人間の視覚特性によれば、この輝
度差が１％程度生じていれば、それが段差としてはっき
り認識されてしまうことは一般に良く知られている。ま
た、この段差は前述のように信号処理回路１３の特性の
不一致によるものであるが、この特性の差を全ダイナミ
ックレンジにおいて１％以内に納めることは非常に困難
である。

【００１９】そこで、切り替え回路１４が、信号処理回
路１３ａ，１３ｂと駆動回路１２の２個の入力端子ａ，
ｂの組合せを１Ｈ毎に切り替える。つまり、ある期間で
は、入力端子ａと信号処理回路１３ａ、入力端子ｂと信
号処理回路１３ｂを接続し、他の期間では、入力端子ａ
と信号処理回路１３ｂ、入力端子ｂと信号処理回路１３
ａを接続する。このとき、それぞれの信号処理回路１３
ａ，１３ｂに入力されるデータも同時に切り替える。す
ると、ある期間では、画像表示部１１上の奇数番目の画
素を駆動する信号は信号処理回路１３ａが、偶数番目は
信号処理回路１３ｂが処理をし、他の期間においては逆
に、奇数番目の画素を信号処理回路１３ｂが、偶数番目
は信号処理回路１３ａが処理をする事になり、画像表示
部に現れる信号は、図４に示すように１画素毎に明暗の
点が現れる。ここでは、切り替えの期間を１ライン周期
毎としている。通常の使用状態においてこのような表示
パターンに対しては、多数画素の輝度が混合されて見え
る。つまり、画像表示部１１に現れる信号としては、２
画素の混合、つまり、２つの信号処理回路１３ａ，１３
ｂからの駆動信号の平均輝度の情報が見えることになり
、縦縞状のノイズは認識されないことになる。

【００２０】以上のように本実施例によれば、分割され
た画像表示部１１に対し、それに対する信号処理回路を
１ライン毎に切り替えるような切り替え回路１４を、信
号処理回路１３と駆動回路１２の間に設けることにより
、画像信号が高精細のものになったときに用いられる、
並列，分割処理を行っても画像表示部のノイズが見えな
い画像表示装置を実現することができる。

【００２１】なお、切り替え回路１４の切り替え周期を
１Ｈとしていたが、これを１垂直期間毎に行っても良く
、この時には空間的ではなく、時間的に積分される形に
なるだけであり、その効果は変わらないことは明らかで
ある。また、両方式を同時に行ってもよい。

【００２２】図５は本発明の第２の実施例における画像
表示装置のブロック図を示すものである。同図において
、１１は画像表示部、１２は駆動回路、１４は切り替え
回路である。１５は入力される画像データに対して並列
化処理を行い２つの出力端子に対しその出力するデータ
を、切り替え回路１４に同期して切り替えられる時間軸
変換回路である。５３はある電圧レベルを境にして、正
方向の駆動信号を出力する信号処理回路５３ａ、および
、負方向の駆動信号を出力する信号処理回路５３ｂを有
する信号処理回路である。

【００２３】以上のように構成された本実施例における
画像表示装置について以下その動作を説明する。

【００２４】液晶ディスプレイのようなある種の画像表
示装置においては、その画像表示部を交流的に駆動して
やる必要がある。本実施例においては、一例として、こ
の交流の周期としては、１回駆動信号が加わる度、つま
り垂直期間毎に反転するようなものとして説明する。

【００２５】ある画像信号が信号処理回路に入力された
時、信号処理回路５３ａは前記交流信号のうち、正レベ
ルの信号を駆動信号として出力し、信号処理回路５３ｂ
は同負レベルの信号を出力する。

【００２６】入力される画像信号は、まず時間軸変換回
路１５により、画像表示部１１の奇数番目の画素用デー
タ列，偶数番用データ列に相当する２つの並列化された
信号に変換される。ある垂直期間では、時間軸変換回路
１５からの画像信号の奇数データを信号処理回路５３ａ
で処理し、駆動回路１２の入力端子ａに入力させること
により、画像表示部１１の奇数番画素を信号処理回路５
３ａで処理した正レベルの駆動信号で駆動する。また、
同様に画像信号の偶数データを信号処理回路５３ｂで処
理、入力端子ｂに入力することにより、偶数番画素を負
レベルの駆動信号で駆動する。

【００２７】次の垂直表示期間においては、各々の信号
の接続を切り替え、画像信号の奇数データを信号処理回
路５３ｂで処理し、駆動回路１２の入力端子ａに入力さ
せ、奇数番画素を負レベルの駆動信号で駆動する。同様
に偶数データ→信号処理回路ａ→駆動回路１２の入力端
子ｂのように接続することにより、偶数番画素は信号処
理回路５３ａによる正レベルで駆動する。

【００２８】このようにすることにより、画像表示部１
１の画素にとって、１垂直期間毎に信号処理回路５３ａ
と、信号処理回路５３ｂとで交互に交流駆動されること
になる。つまり、画像表示部１１全体を信号処理回路５
３ａと５３ｂを加算した１個の信号処理回路５３で駆動
することと全く等価になり、分割表示を行う際の妨害が
なくなる。

【００２９】以上のように本実施例によれば、交流駆動
をする際の信号処理回路を、正方向，負方向の駆動信号
を専門に出力するものを独立に設け、その出力の駆動信
号を奇数，偶数番画素に割り当て、垂直表示期間毎にそ
の割当を交互に切り替えてやることで、画像信号が高精
細のものになったときに用いられる、並列，分割処理を
行っても画像表示部の縦縞が見えない画像表示装置を実
現することができる。

【００３０】なお、これら２つの実施例において、分割
数を２としたがより多数でも同様であることは言うまで
もない。

【００３１】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
高精細度の画像を表示する際にも、駆動回路の動作周波
数を上げることなく高品質の画像を簡単な構成で実現す
ることができ、その実用的効果は大きい。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施例における画像表示装置の
ブロック図

【図２】本発明の第１の実施例における画像表示装置の
動作を示す波形図

【図３】本発明の第１の実施例における画像表示装置の
輝度の分布図

【図４】本発明の第１の実施例における画像表示装置の
輝度の分布図

【図５】本発明の第２の実施例における画像表示装置の
ブロック図

【図６】従来の画像表示装置のブロック図

【図７】従来
の他の画像表示装置のブロック図

【符号の説明】１１　　画像表示部１２　　駆動回路１３　　信号処理回路１４　　切り替え回路１５　　時間軸変換回路２１　　入力される画像信号２２　　時間軸変換回路の出力２３　　時間軸変換回路の出力５３　　信号処理回路

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】一つの画像信号が入力され、その画像信号
に対し時間軸変換を行ってｎ個の並列化された画像信号
に変換するとともに、ｎ個の出力端子に出力するｎ個の
画像信号の順列を任意に変化することのできる時間軸変
換回路と、マトリクス構造を持つ画像表示部と、ｎ個の
入力端子を持ち、かつ、前記画像表示部を駆動する駆動
回路と、入力されるｎ個の画像信号を電圧変換等の処理
を施して前記駆動回路に供給し前記画像表示部を駆動す
る駆動信号を作成するｎ個の信号処理回路と、前記駆動
回路と信号処理回路とを接続し、かつ、その組合せを所
定の周期で任意に変化させる切り替え回路を備えたこと
を特徴とする画像表示装置。
【請求項２】組合せの切り替えの周期が１水平期間毎で
ある請求項１記載の画像表示装置。
【請求項３】組合せの切り替えの周期が１垂直期間毎で
ある請求項１記載の画像表示装置。
【請求項４】一つの画像信号が入力され、その画像信号
に対し時間軸変換を行ってｎ個の並列化された画像信号
に変換するとともに、ｎ個の出力端子に出力するｎ個の
画像信号の順列を任意に変化することのできる時間軸変
換回路と、ある電圧値を境にして交流的に駆動される必
要があるマトリクス構造の画像表示部と、前記交流値の
正方向と負方向の信号に対して各々独立して設けられて
いる複数の信号処理回路と、前記画像表示部を駆動する
ｎ個の入力端子をもつ駆動回路と、前記信号処理回路と
駆動回路を接続し、その組合せを任意に変化させること
のできる切り替え回路を備えた画像表示装置。