JPH0435463B2 - - Google Patents

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JPH0435463B2
JPH0435463B2 JP57104585A JP10458582A JPH0435463B2 JP H0435463 B2 JPH0435463 B2 JP H0435463B2 JP 57104585 A JP57104585 A JP 57104585A JP 10458582 A JP10458582 A JP 10458582A JP H0435463 B2 JPH0435463 B2 JP H0435463B2
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JP
Japan
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optically active
dibenzyl
ethoxycarbonyl
carboxylic acid
oxoimidazolidine
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JP57104585A
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Naohito Oohashi
Kozo Shimako
Takaharu Ikeda
Kikuo Ishizumi
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は光学活性なシス−1,3−ジベンジル
−5−エトキシカルボニル−2−オキソイミダゾ
リジン−4−カルボン酸の製造方法に関する。
光学活性なシス−1,3−ジベンジル−5−エ
トキシカルボニル−2−オキソイミダゾリジン−
4−カルボン酸(以下ハーフエステル体と略称す
る)はビチオン及びその他医薬品の重要な中間体
である。
従来光学分割により、光学活性なハーフエステ
ル体を得るという方法は全く知られていない。
一般にラセミ体を光学分割し、光学活性体を取
得する方法に於て、当該ラセミ体の過飽和溶液に
一方の光学活性体を接種して、接種したと同種の
光学活性体を分離取得するといういわゆる優先晶
出法の原理は周知である。しかしこの方法が有利
に適用できるのは、一般に当該ラセミ混合物を形
成する場合に限られ、ラセミ化合物の場合には適
用できないと言われている。しかしいかなる化合
物がラセミ混合物を形成するか或いは優先晶出法
が適用できるかは不明であり、しかもその規則性
もない。即ち、この光学分割法を適用しうるラセ
ミ混合物を形成しうる場合はむしろ特殊な場合で
ある。従つてこの様な条件を満足する化合物を見
出すには非常な努力を払わねばならない。しか
も、光学分割しようとする化合物が、そのままの
形で優先晶出できる場合はきわめてまれである。
本発明者等は(4S,5R)−1,3−ジベンジル
−5−エトキシカルボニル−2−オキソイミダゾ
リジン−4−カルボン酸〔以下(4S,5R)−ハー
フエステル体と称す〕と(4R,5S)−1,3−ジ
ベンジル−5−エトキシカルボニル−2−オキソ
イミダゾリジン−4−カルボン酸〔以下(4R,
5S)−ハーフエステル体と称す〕の混合物の種々
の方法による光学分割法を鋭意検討した結果、該
ハーフエステル体がラセミ混合物を形成し、その
ままの形で優先晶出法による光学分割が可能とな
る条件を満足することを見出し、本発明方法を完
成した。
即ち、本発明方法によれば、(4S,5R)−およ
び(4R,5S)−ハーフエステル体が混在する過飽
和溶液に光学活性なハーフエステル体の結晶を存
在せしめ、該光学活性と同種の光学活性なハーフ
エステル体を優先的に晶出せしめこれを採取する
ことにより光学活性なハーフエステル体を得るこ
とができるものであり、接種する光学活性なハー
フエステル体の配位により、4R,5S配位及び4S,
5R配位の光学活性なハーフエステル体をいずれ
も任意に得ることができる。
本発明方法により得ることができる光学活性な
ハーフエステル体からは還元、閉環反応によりビ
オチン製造上の重要中間体として知られている光
学活性なシス−1,3−ジベンジルヘキサヒドロ
−1H−フロ〔3,4−d〕イミダゾール−2,
4−ジオン(以下ラクトン体と略称する)を製造
する事ができる。
この還元、閉環反応においては、光学活性なハ
ーフエステル体のエトキシカルボニル基あるいは
カルボキシル基の一方だけを選択的に還元した
後、酸処理により閉環した光学活性なラクトン体
を得る事ができる。
光学活性なハーフエステル体のエトキシカルボ
ニル基を選択的に還元する場合には、水素化ホウ
素リチウム、水素化ホウ素ナトリウム等の還元剤
を用いて還元反応を行なえば良く、カルボキシル
基を選択的に還元する場合にはジボラン等の還元
剤を用いて還元反応を行なうか、あるいはカルボ
キシル基をN−ヒドロキシコハク酸イミド、p−
ニトロフエノール、イソブチルクロロホルメイト
等により対応する活性エステル基とした後水素化
ホウ素ナトリウム等の還元剤を用い還元反応を行
なえば良い。還元反応後、反応液を塩酸、硫酸等
の酸により中性または酸性とする事により光学活
性なラクトン体を得ることができる。
光学活性なハーフエステル体から光学活性なラ
クトン体の製造においては光学活性なハーフエス
テル体のエトキシカルボニル基を還元し、閉環さ
せた場合と、カルボキシル基を還元し、閉環した
場合とでは得られる光学活性なラクトン体の配位
は互に逆のものとなる。
従つて、本発明方法により得られる4S,5R配
位及び4R,5S配位の光学活性なハーフエステル
体いずれからも、天然型ビチオン製造上の重要中
間体である4aS,6aR配位をもつ光学活性なラク
トン体に導びくことができる。即ち、本発明方法
によつて得る事ができる2種の光学活性なハーフ
エステル体はきずれも天然ビオチンの製造上の中
間体として用いる事ができるものである。
この事は、一般的光学分割操作においては、得
られる2種の光学異性体の一方だけが利用され、
他方はラセミ化し再度光学分割操作に付されてい
ることと比べると大きな特徴であり、工業的な価
値の大きいものである。
本発明方法は以下に具体的に説明する。(4S,
5R)−および(4R,5S)−ハーフエステル体とが
混在する過飽和溶液の調製方法としては、該ハー
フエステル体を適当な溶媒に加熱溶解したのち、
冷却する方法、溶液を濃縮する方法、或いはこの
該ハーフエステル体の溶解度を減少させるような
溶媒を添加する方法など一般の過飽和溶液の調製
に常用させる方法を用いる事ができる。
溶媒としては、メタノール、エタノール、イソ
プロピルアルコール等のアルコール系溶媒、アセ
トン、メチルエチルケトン等のケトン系溶媒及び
これらと水との混合溶媒、ベンゼン、トルエン、
キシレン等の芳香族炭化水素系溶媒またはアセト
ニトル等のニトリル系溶媒を用いる事ができる
が、光学分割を効率的に行なう上ではキシレン、
トルエンが好ましい。
本発明に於ける(4S,5R)−および(4R,5S)
−ハーフエステル体とが混在する過飽和溶液の溶
質が光学的に純粋なラセミ体である時には、分割
に際し外部より種晶を接種する必要があるが、溶
質が光学的に不純な時、即ち、一方の光学活性体
がより多く存在する場合にあつては、その活性体
が自然起晶し、これが種晶を接種したと同様の作
用するので、非ずしも外部よりの接種を必要とし
ない。本発明方法では、この様に自然起晶し外部
からの接種と同様に作用する場合であつても接種
したと称することとする。
接種量は特に制限はなく、多ければ多い程分割
が容易になりかつ促進されるが、通常分割溶液中
のハーフエステル体の1〜10重量%程度の接種量
を用れば十分である。目的とする光学活性体が他
方に比べ過剰に存在する場合において、自然起晶
を待たずに接種する場合には、その接種量は更に
少量で良い。接種する光学活性体はその使用目的
からして高純度であることが望ましい。
本発明方法においては過飽和溶液より一方の光
学活性体のみを晶出させるいわゆる片側分割のみ
ならず、平行又は直列に連結した2個の分割塔、
或いは区〓を有する分割槽のそれぞれに相反する
光学活性なハーフエステル体の一方を接種し、こ
れに(4S,5R)−および(4R,5S)−ハーフエス
テル体とが混在する過飽和溶液を接種させること
により2種類の光学活性なハーフエステル体を同
時に取得することもできる。
又、本発明方法を実施するに当り、(4S,5R)
−および(4R,5S)−ハーフエステル体とが混在
する過飽和溶液に、ジメチルアニリン、ジメチル
ベンジルアミン、トリエチルアミン等の有機塩
基、あるいは水酸化ナトリウム、水酸化カリウム
等の無機塩基をハーフエステル体に対し0.05〜
0.6モル倍添加し、過飽和溶液の安定性を増すこ
ともできるが、特に必須の条件ではない。
本発明方法で原料として用いるシス−1,3−
ジベンジル−5−エトキシカルボニル−2−オキ
ソイミダゾリジン−4−カルボン酸(ラセミ−ハ
ーフエステル体)は文献未記載の新規化合物であ
り、シス−1,3−ジベンジル−ヘキサヒドロ−
1H−フロ〔3,4−d〕イミダゾール−2,4,
6−トリオンとエチルアルコールから合成するこ
とができる。
又、本発明方法により製造することができる光
学活性なシス−1,3−ジベンジル−5−エトキ
シカルボニル−2−オキソイミダゾリジン−4−
カルボン酸(光学活性なハーフエステル体)も文
献未記載の新規化合物であり、本発明方法で種晶
として用いた光学活性なハーフエステル体はラセ
ミ−ハーフエステル体をエフエドリン又は2−ア
ミノ−1,1−ジフエニルプロパノールから選ら
ばれる光学活性なアミンを光学分割剤として用
い、光学分割操作を行つて得たものである。
以下に参考例および実施例を挙げ本発明方法を
具体的に説明するが、本発明はこれらに限定され
るものではない。
参考例 1 シス−1,3−ジベンジル−ヘキサヒドロ−
1H−フロ〔3,4−d〕イミダゾール−2,4,
6−トリオン70.0gに99.5%エタノール16.6g、
ベンゼン1000mlを加え、2時間加熱・還流した。
その後、ベンゼン約600mlを常圧にて留去し、こ
れにn−ヘキサン200mlを加え、室温にて一夜撹
拌した。析出した結晶を過後、減圧乾燥し、
76.2gのラセミ−シス−1,3−ジベンジル−5
−エトキシカルボニル−2−オキソイミダゾリジ
ン−4−カルボン酸を得た。このものはトルエン
にて再結晶し、融点110〜111℃を示した。
参考例 2 ラセミ−シス−1,3−ジベンジル−5−エ
トキシカルボニル−2−オキソイミダゾリジン
−4−カルボン酸764mgを95%エタノール4ml
に溶解し、これに−エフエドリン310mgを加
え均一な溶液とした後、0℃〜5℃にて一夜放
置した。析出晶を取し(4R,5S)シス−1,
3−ジベンジル−5−エトキシカルボニル−2
−オキソイミダゾリジン−4−カルボン酸・
−エフエドリン塩339mg、mp163−167℃、〔α〕
20 D−11.6゜(c=1.0,CH3OH)を得た。
上記塩を200mgに3%塩酸水20mlを加え塩を
分解した後、酢酸エチルにて抽出し、(4R,
5S)シス−1,3−ジベンジル−5−エトキ
シカルボニル−2−オキソイミダゾリジン−4
−カルボン酸138mg、 mp 133−135℃、〔α〕20 365+21.6゜(c=1.0,
DMF)を得た。
ラセミ−シス−1,3−ジベンジル−5−エ
トキシカルボニル−2−オキソイミダゾリジン
−4−カルボン酸19.1gをイソプロピルアルコ
ール200mlに溶解し、S−2−アミノ−1,1
−ジフエニルプロパノール11.4gを加え均一な
溶液とした後、室温にて一夜放置し、析出晶を
取し、塩21.1g、mp135〜144℃を得た。こ
の塩20.0gをメタノール500mlから再結晶して、
(4S,5R)−シス−1,3−ジベンジル−5−
エトキシカルボニル−2−オキソイミダゾリジ
ン−4−カルボン酸・S−2−アミノ−1,1
−ジフエニルプロパノール塩7.3g、mp150−
151℃、〔α〕20 D+20.9゜(c=1.0,CH3OH)を得
た。この塩6.0gに3%塩酸水300mlを加えた
後、酢酸エチルに抽出し(4S,5R)−シス−
1,3−ジベンジル−5−エトキシカルボニル
−2−オキソイミダゾリジン−4−カルボン
酸、3.9g、mp133−135℃、〔α〕25 365−20.7゜(c
=1,DMF)を得た。
これをベンゼンから再結晶するとmp137.5−
138.5℃、〔α〕20 365−21.8゜(c=1,DMF)であ
つた。
上記光学分割母液及びメタノール再結晶母液
を合せ減圧下濃縮し、3%塩酸水800mlを加え
た後、酢酸エチルにて抽出し、減圧下酢酸エチ
ルを留去した残渣をイソプロピルアルコール
200mlに溶解した。この溶液にR−2−アミノ
−1,1−ジフエニルプロパノール8.4gを加
え均一な溶液とした後、室温にて6時間放置し
て析出晶15.0gを得た後、メタノール400mlか
ら再結晶して、(4R,5S)−シス−1,3−ジ
ベンジル−5−エトキシカルボニル−2−オキ
ソイミダゾリジン−4−カルボン酸・R−2−
アミノ−1,1−ジフエニルプロパノール塩
8.2g、mp−150〜151℃,〔α〕20 D−21.0(c=
1.0,CH3OH)を得た。
この塩6.0gを塩酸水にて分解し、酢酸エチ
ルにて抽出し、(4R,5S)−シス−1,3−ジ
ベンジル−5−エトキシカルボニル−2−オキ
ソイミダゾリジン−4−カルボン酸3.7g、
mp134〜136℃、〔α〕20 365+21.0゜(c=1,
DMF)を得た。
実施例 1 ラセミ−シス−1,3−ジベンジル−5−エト
キシカルボニル−2−オキソイミダゾリジン−4
−カルボン酸(以下 ラセミ−ハーフエステル体
と略称する)10.00gにトルエン100mlを加え、加
温・溶解した。
この溶液を徐々に冷却し、42℃となつたところ
で(4S,5R)−1,3−ジベンジル−5−エトキ
シカルボニル−2−オキソイミダゾリジン−4−
カルボン酸0.50gを接種し、39〜41℃にて2時
間、保温・撹拌した。析出した結晶を過し、乾
燥した。(4S,5R)−1,3−ジベンジル−5−
エトキシカルボニル−2−オキソイミダゾリジン
−4−カルボン酸1.57gが得られた。
融点 135〜137℃ 〔α〕20 365−20.5゜(c=2,DMF) 光学純度 94% 液にラセミ−ハーフエステル2.00g加え、加
温、溶解した。この溶液を徐々に冷却し、42℃と
なつたところで(4R,5S)−1,3−ジベンジル
−5−エトキシカルボニル−2−オキソイミダゾ
リジン−4−カルボン酸0.50gを接種し39〜41℃
にて2時間保温・撹拌した。
析出した結晶を過し、乾燥した。(4R,5S)
−1,3−ジベンジル−5−エトキシカルボニル
−2−オキソイミダゾリジン−4−カルボン酸
2.23gが得られた。
融点 135.5〜137.5℃ 〔α〕20 365+20.9゜(c=2,DMF) 光学純度 96% 参考例 3 水素化硼素リチウム43mgとテトラヒドロフラン
3mlの混合物に4mlのテトラヒドロフラン中に実
施例1で得た(4S,5R)−1,3−ジベンジル−
5−エトキシカルボニル−2−オキソイミダゾリ
ジン−4−カルボン酸249mgを溶解した溶液を室
温にて滴下した。次にこの反応液を2時間還流し
たのち、テトラヒドロフランを溜去した。残渣に
冷却下メタノール4mlを徐々に加え、次に濃塩酸
0.5gを加えた。この混合物を1時間還流し、次
に減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマ
ト精製し150mgの(4aS,6aR)−1,3−ジベン
ジルヘキサヒドロ−1H−フロ〔3,4−d〕イ
ミダゾール−2,4−ジオンを得た。
融点 114〜116℃ 〔α〕20 D+58.1゜(c=1,CHCl3) 参考例 4 実施例1で得た(4R,5S)−1,3−ジベンジ
ル−5−エトキシカルボニル−2−オキソイミダ
ゾリジン−4−カルボン酸382mgとテトラヒドロ
フラン5mlの溶液に−20℃で水素化硼素ナトリウ
ム47mgを少量ずつ加えた。これに三弗化硼素−エ
ーテル錯体220mgを滴下し、同温度で1時間撹拌
後、室温で3時間撹拌した。この反応液を氷水10
ml中に注入し、室温にて1時間撹拌後、炭酸カリ
ウム水溶液にてPH9としたのち酢酸エチル10mlに
て2回抽出した。有機層を飽和食塩水にて洗浄
し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥後、減圧濃縮
した。残渣をシリカゲルカラムクロマト精製し、
(4aS,6aR)−1,3−ジベンジルヘキサヒドロ
−1H−フロ〔3,4−d〕イミダゾール−2,
4−ジオン208mgを得た。
融点 114〜117℃ 〔α〕20 D+58.9゜(c=1,CHCl3) 実施例 2 ラセミ−シス−1,3−ジベンジル−5−エト
キシカルボニル−2−オキソイミダゾリジン−4
−カルボン酸2.50gにキシレン25mlを加え、加
温、溶解した。この溶液を徐々に冷却し、60℃と
なつたところで、(4S,5R)−1,3−ジベンジ
ル−5−エトキシカルボニル−2−オキソイミダ
ゾリジン−4−カルボン酸0.25gを接種し、55〜
57℃にて2時間保温・撹拌した。析出した結晶を
過し、乾燥した。(4S,5R)−1,3−ジベン
ジル−5−エトキシカルボニル−2−オキソイミ
ダゾリジン−4−カルボン酸0.72gが得られた。
融点 117〜120℃ 〔α〕20 365−13.5゜(c=2,DMF) 光学純度 62%

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (4S,5R)−1,3−ジベンジル−5−エト
    キシカルボニル−2−オキソイミダゾリジン−4
    −カルボン酸〔以下(4S,5R)−ハーフエステル
    体と称する〕と(4R,5S)−1,3−ジベンジル
    −5−エトキシカルボニル−2−オキソ−イミダ
    ゾリジン−4−カルボン酸〔以下(4R,5S)−ハ
    ーフエステル体と称する〕とが混在する過飽和溶
    液に光学活性な(4S,5R)−ハーフエステル体ま
    たは(4R,5S)−ハーフエステル体の結晶を存在
    せしめ、該光学活性体と同種の光学活性なハーフ
    エステル体を該過飽和溶液より優先的に晶出させ
    ることを特徴とする光学活性な(4S,5R)−ハー
    フエステル体または(4S,5S)−ハーフエステル
    体の製造方法。
JP10458582A 1982-04-16 1982-06-16 光学活性なシス−1,3−ジベンジル−5−エトキシカルボニル−2−オキソイミダゾリジン−4−カルボン酸の製造方法 Granted JPS58222068A (ja)

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JP10458582A JPS58222068A (ja) 1982-06-16 1982-06-16 光学活性なシス−1,3−ジベンジル−5−エトキシカルボニル−2−オキソイミダゾリジン−4−カルボン酸の製造方法
DE8686112335T DE3382001D1 (de) 1982-04-16 1983-04-15 Verfahren zur herstellung optisch aktiver halbester.
DE8383103665T DE3372365D1 (en) 1982-04-16 1983-04-15 Method of obtaining optically active half esters
EP83103665A EP0092194B1 (en) 1982-04-16 1983-04-15 Method of obtaining optically active half esters
EP86112335A EP0220435B1 (en) 1982-04-16 1983-04-15 A method for preparing optically active half esters

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57198098A (en) * 1981-05-29 1982-12-04 Sagami Chem Res Center Preparation of optically active monoester monocarboxylic acid

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57198098A (en) * 1981-05-29 1982-12-04 Sagami Chem Res Center Preparation of optically active monoester monocarboxylic acid

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