JPH04354530A - 向流空気による塊状化装置 - Google Patents

向流空気による塊状化装置

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JPH04354530A
JPH04354530A JP15598191A JP15598191A JPH04354530A JP H04354530 A JPH04354530 A JP H04354530A JP 15598191 A JP15598191 A JP 15598191A JP 15598191 A JP15598191 A JP 15598191A JP H04354530 A JPH04354530 A JP H04354530A
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JP
Japan
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particles
chamber
raw material
fine particles
gas
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JP15598191A
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English (en)
Inventor
J Broddbeck Kevin
ケビン・ジェイ・ブロッドベック
D Frediani Michael
マイケル・ディー・フレディアニ
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Clorox Co
Original Assignee
Clorox Co
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Publication date
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  • Devices And Processes Conducted In The Presence Of Fluids And Solid Particles (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、個々の微粒子からなる
原料をより大きなサイズの粒子に塊状化することによる
粒子サイズの拡大化に関する。特に、本発明は、濡れた
粒子または湿った粒子をより大きなサイズの粒子に塊状
化し、その結果、原料の粒子サイズの分布をより均一に
することに関する。
【0002】
【従来技術】個々の微粒子からなる原料を形成して粒子
のサイズを拡大するために種々の従来の処理技術を使用
することができる。このような処理には、噴霧乾燥、回
転および垂直塊状化、圧力による圧縮、溶融、および液
状の浮遊原料からの塊状化が含まれるが、これらの全て
の処理技術によって作られる原料は粒子サイズが変化し
、かつの粒子サイズは広い範囲に分布している。粒子サ
イズの分布は幅広く変化することが可能であるので、直
径が10ないし5.000ミクロンの範囲にある製品を
取り扱うことは例外ではない。粒子サイズの分布が大き
いと製品の特性にある種の不満足が生じる。例えば、粒
子サイズがより狭い範囲にある製品では、品質の差が減
少する。すなわち、他の原料と混合またはブレンドする
場合、粒子サイズが均一または均一に近い製品ではより
均等に混合が行われ、粒子サイズを大きくした製品では
、ダスト・コントロールの不都合が少なくなる。
【0003】ある種の原料の場合、粉末が存在している
と、製品を濡らせてこれを溶液にするためには攪拌の必
要性が増す。また、サイズが多様であるため、粒子が不
均一に濡れ、従ってその溶液に悪影響がある。しばしば
、原料の塊(masses)が大きいと、これらは外部
から濡らされて凝縮の程度の高い製品の障壁を形成し、
これによって、内部の濡らされることが阻害され、その
結果、本質的に粘性があり塊になった原料の分散してい
ない大きな塊(lumps)が形成される。個々の微粒
子からなる原料のサイズを大きくするために、種々の方
法が提案されている。
【0004】この問題は混合物を攪拌することによって
解決することが可能であるが、場合によっては、粒子サ
イズが広範に変化する組成物の全ての粒子を完全に分離
させるには、精巧な混合装置を必要とする場合がある。 しかし、粒子サイズがより均一に分布している塊状の粉
末を作ることによって、この問題を解決するのが好まし
い。塊状化によってより均一な粒子サイズの製品が作ら
れ、このことによって、原料がより均一に分散すると共
にその分離性が改善され、かつ塊状密度(bulk  
density)の制御性がよくなる。これらの要素は
、原料の粒子サイズの全体的な分布と関連する。粒子サ
イズが均一に分散している場合の他の利点には、流動性
が改善され、取扱と測定が均一化され、場合によっては
塊(bulk)の搬送性がよくなることが含まれる。非
常に微細な羊毛状(flocculent)の粉末がも
はや存在しない場合には、ダストの問題もまた取り除か
れる。
【0005】流動化は、加熱または冷却したガスまたは
空気によって曝気することによって乱流の浮遊状態に粒
子を保持する方法である。流速が適正であると粒子はよ
り沸騰した液体のように挙動する。流動作用によって、
浮遊した粒子とガスが密接に接触する。この流動化方法
は、乾燥、加熱、冷却、か焼(calcining)、
反応または塊状化のような通常の方法に対して有用であ
る。この流動化方法には動く部分が存在しない。ガスま
たは空気によって、製品は排出されるまで流動層を介し
て連続的に流動する。微細な粉末から大きな粒子を形成
することは、従来の処理装置にとって、しばしば問題で
ある。必要によって、粉末は、原料が塊状化するように
、粘性化されなければならない。このことはしばしば原
料が処理装置上で蓄積されるというトラブルを発生し、
その結果、目詰まりが生じる可能性がある。本発明の設
計は流動層による攪拌の利点を使用するが、この場合に
は、選択的に粒子を大きくするための他の手段と関連す
る問題が解消される。
【0006】米国特許第3,700,461号(Dic
kens他)は、水に対する濡性を有する微細な粒子を
塊状化するためのガスによる浮遊塊状化に関し、この場
合、塊状化するべき原料はこの原料を濡らすチャンバの
ベースで投入口に供給され、この原料はこのチャンバ内
でガス状の媒体(空気)中に浮遊される。これは基本的
に並流による流動化方法である。
【0007】米国特許第3,143,428号(Rei
mers他)は、塊状化方法を2つの異なるが連続した
工程に分割することに関す。第1工程では、粉末化した
原料の下方向に流れるカーテンが平衡した下方向に向っ
て一点に集中するジェット流に遭遇し、または水平方向
に平衡した対向するジェット流に遭遇するその後この粉
末化した原料は、別の攪拌段階で、下方向に向かうまた
は水平方向に向かう実質的に乾燥した流れまたは空気の
対向するジェット流の作用に遭遇し、これらのジェット
流は粉末が湿った後これに作用して湿った粉末を乱流状
態で移動させ、その結果、これらの粉末の塊状が形成さ
れるための十分な数の衝突が粒子間で発生する。塊状化
は乱流領域で発生しているが、実際上、固形物と液状物
は、一体になって流動層乾燥機に直接落下する。塊状化
されるべき原料の「塊状化領域」における対流化時間は
非常に短く、最終製品の粒子サイズの分布に対する制御
は殆どまたは全く不可能のようである。
【0008】米国特許第4,640,839号(Hsu
)は、加湿領域を通る流れの中に個々の粒子からなる原
料を投入することによって、水溶性原料を塊状化するこ
とに関する。この方法は角部の鋭い粒状の組織を有する
塊状化された製品を作ろうとするものである。従来技術
によるこの方法は、製品の組織または粒子の形状、色お
よび密度を制御し、焙焼して挽いたコーヒの粒子に似せ
ようとするものである。したがって、この従来技術の方
法とこれによって作られた製品は、塊状化装置に入る比
較的乾燥した製品に湿度を加えることによって達成され
る。流れと圧縮空気は塊状化装置の軸と中央に位置する
供給管に対して平行した並流運動を行って共に下流方向
に流れることが分かっている。流れは非常に低い圧力で
壁の環を通って拡散され、この流れの軸に沿ってかつこ
の軸の方に向かって流入する粒子の近傍で亜音速でオリ
フィスから下流に流れる。
【0009】米国特許第4,197,086号(Tay
lor)は、固形物の不燃性廃棄物を塊状化する方法と
装置に関する。この装置と方法では固形物の個々の微粒
子からなる廃棄物が不燃性の粒状原料の中で加熱流動化
される。この粒状原料は塊状化するべき原料を含むスラ
リーであり、これはこの層内に導入されたものである。 スラリー内の可燃性原料は、次にこの原料は燃料によっ
て発生される熱によって部分的に酸化されるが、この燃
料は原料を乾燥および塊状化するためにスラリー内の原
料と混合されたものである。′86号の方法には流動性
媒体内での燃焼が含まれ、これによって、廃棄物は、こ
の廃棄物と混合された燃料の発生する熱によって部分的
な酸化を通じて塊状化される。
【0010】本発明によれば、改良された塊状化システ
ムと湿った微粒子用の粒子サイズの分布をこのシステム
から形成することができる。本発明はある程度の方法の
制御を付加することができるが、これは従来技術による
塊状化方法では欠落しているものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、塊状化方法と
装置に対して有利な改良を行い、これによって粒子サイ
ズの分布を改良することができる。
【0012】本発明によれば、向流の空気によって駆動
される塊状化装置を垂直塊状化装置と流動層乾燥機との
間に挿入することによって、改良された結果を得ること
ができる。垂直塊状化装置内では、基本的に乾燥した固
形物と流体が接触して共に混合され、その結果得られる
落下流体は下方向に移動してその工程の次の領域に入る
。現存する塊状化技術では、次の領域は通常流動層乾燥
機である。
【0013】垂直塊状化装置を動作させて特定の密度ま
たは所望の平均粒子サイズの製品を効果的に作ることが
できるが、これは塊状物の粒子サイズの分布を殆どまた
は全く制御しない。塊状物の粒子サイズの分布は、全体
として種々の要素によって決められる。このような要素
には、塊状化装置内における粒子の対流時間ブレンドす
る前の粒子サイズの分布、および原料がシステム内に投
入される場合の密度が含まれるが、これは他の要素を排
除するものではない。
【0014】したがって、本発明の向流塊状化装置は逆
円錐形の断面を有する浮遊チャンバ、浮遊チャンバの下
部にある空気供給口および上部にあるバッフルの付いた
排気手段によって構成される。
【0015】本発明は、いかなる動作原理によっても限
定されるものではないが、垂直塊状化装置から円錐形の
チャンバに流入する湿気を有する微粒子が、急速に上方
向に流れる空気またはガスによって浮遊されると信じら
れている。十分な密度を有する粒子はチャンバを通って
落下し、底部から排出される。その間、浮遊している微
粒子は、チャンバ内のガスの乱流の中でランダムに移動
する。湿気を有する微粒子の数が増加するにしたがって
、衝突の確率も増加する。したがって、粒子が相互に係
わり合うのにしたがって、分離と塊状化が行われるが、
これは、その結果得られる粒子がもはやガスの乱流内で
浮遊するのが不可能になり最終的に落下して円錐形チャ
ンバの底部から排出されるまで行われる。
【0016】本発明はまた湿気を有する個々の微粒子か
らなる原料を処理してより大きな所望の粒子を得る装置
を提供する。本発明による装置は、空気または不活性ガ
スを逆円錐形チャンバの領域に高速で吐出する手段を有
し、一方微粒子を含み湿気のある原料は垂直塊状化装置
からこの領域内に供給される。この装置は、また排出さ
れる空気またはガスを調整して排気流内に粉末が供給さ
れて排出されるのを防止し、微粒子は更に処理するため
に円錐形チャンバ内に保持する手段を有してもよい。
【0017】空気またはガスの急速に移動する垂直流が
飛沫同伴力と重力を均衡させることによって固体粒子を
浮遊させるという一般的な原理に基づいて、本発明の装
置は動作する。垂直塊状化装置を離れて落下する粒子は
サイズが変化する。空気またはガスの流れを使用し、こ
のガスまたは空気の流れの流速を調整することによって
特定の粒子サイズと密度のもののみを浮遊させることが
できる。このガスまたは空気の流れの流速は逆円錐形領
域内の飛沫同伴チャンバの直径によって決まる。
【0018】本発明の上述およびその他の目的、特徴お
よび利点は、添付図と組み合わせた場合、以下の好適な
実施例の詳細な説明からより完全に明らかとなる。
【0019】
【実施例】図1に示す装置は、垂直塊状化装置から流入
する湿気を有する固形物用の投入シュートである。湿気
を有する固形物は、本発明の逆円錐形断面を有する塊状
化チャンバの上部に投入されるスパージャー・リングの
ような空気導入手段すなわちオリフィスが円錐形部分の
底部に取り付けられる。この導入手段は円錐形部分の外
壁と連動して環状の間隙を形成し、この環状の間隙を開
くと、その上の円錐形の塊状化チャンバを出た固形物が
排出される。
【0020】空気またはガスの流速を調節するための調
整可能な圧力調節弁のような他の適当な装置をまた設け
て流速と圧力を監視および制御し、もし流れを流動用ガ
スとして使用する場合には、導入手段に供給される流れ
の温度を監視および制御してもよい。導入手段は、ガス
状の原料を流動化するための入口を形成するように多孔
質のリング、カラーまたは一連のチューブを有する。流
動化用のガスとしていずれのガス状媒体を使用すること
も可能であるが、空気をチャンバに導入してその中に流
動化層を形成するのが特に有効、便利かつ安価であるこ
とが分かっている。空気は導入手段を介してチャンバ3
の下部開口に強制的に供給され、次にこのチャンバ3を
介してこのチャンバの上部15内の排気口4に至る。
【0021】壁構造によって、ガス導入リング7を取り
囲む環状のチャンネル8が形成される。環状のチャンネ
ル8は乾燥手段の上に取り付けられ、この乾燥手段に通
じるコンベア上で位置合わせされる。乾燥チャンバは、
流動層乾燥機のような産業上周知の乾燥機のチャンバで
ある。このような乾燥機はこれに接続された適当な従来
装置を有し、これを介してその上に落下する粒子を流動
化させる速度で循環する加熱空気またはガスを保持する
【0022】スパージャー・リング7からの流動化用空
気またはガスがチャンバ3内に存在する場合のみ、流動
層乾燥機内で発生したダストは別の排気口を介して流動
層乾燥機から除去される。コンベア・システム11は乾
燥した粒子を乾燥機10から取り除き包装または他の処
理の準備を行う。例えば、原料は合格品オーバサイズの
製品およびサイズが微細な製品に容易にシフトおよび分
離することができる。微細な製品は逆円錐形チャンバの
空気搬送システムに再び導入することができ、オーバサ
イズの原料は必要な粉砕ローラを通過してシフト装置に
戻される。
【0023】この好適な構造の場合、塊状化チャンバ3
は実質的に垂直な位置に配設された外周壁18を有する
。このチャンバの壁は、このチャンバ内で処理する原料
を取扱う場合に使用することのできるいずれの適当な非
反応性の材料で製作することも可能である。チャンバ3
は逆円錐形状であって、このチャンバの上部15の断面
積はこのチャンバの下部14の断面積よりもより大きい
。チャンバ3の下部14よりも上部15でより大きな断
面積を保持することによって、チャンバ3の上部におけ
るガスの流速が低下する。チャンバ3の上部15で断面
積が比較的大きいため、この流速は低下する。これによ
って個々の微粒子からなる原料をチャンバ内に浮遊させ
、固体材料の「流動化された状態」を形成することが可
能になる。
【0024】「流動化された状態」とは、ガスまたは空
気の上方向に対する流れが個々の微粒子からなる原料の
塊(mass)を通過して速度の速い乱流動作を発生さ
せる場合に生じる固形物の浮遊に関する。この乱流によ
って、垂直塊状化装置2から供給される湿気を有する粒
子は乱流の流れの中で移動し、これによって湿気を有す
る粒子の間で多数の衝突が発生し、これによって今度は
この工程を説明するものとして現在信じられている理論
にしたがって塊状化が行われる。この装置で使用する逆
円錐形のチャンバ3はこの作用のために好適であること
が判明している。
【0025】逆円錐形のチャンバの壁の上部の近傍には
、排気口4がある。排気口4によって、流動化用のガス
がチャンバから逃げる手段が設けられる。微細粒子がチ
ャンバから排出されるのを防止するため、バッフル手段
を設け、これは排気口と連動する。図に示すように、垂
直固形化装置2からの固形物投入シュートはバッフル手
段5の近傍と間で空気の逆流による塊状化チャンバ3に
入る。バッフル手段によって微細な粒子と投入された固
形物をこのように閉じ込めることによって、これらが塊
状化チャンバ3の外に出ることを防止する。
【0026】ここで説明した代表的な装置を動作させる
場合、固形物投入シュートを介して個々の微細な粒子か
らなる原料を垂直固形化装置から逆円錐形チャンバに導
入する。下部開口から入る流動化用ガスの流速を調整す
ることによって、微細粒子を流動化領域内に保持および
浮遊させ、一方垂直固形化装置からのより大きな粒子は
チャンバ3を介して落下し、円錐形領域の下部開口8か
ら排出される。チャンバを通って流れるガスの量は適当
な調節手段によって調節することができる。チャンバ3
を介してガス媒体を運動させることによって、チャンバ
内に流動化乱流を発生することができる。チャンバ3内
の乱流によって、浮遊し湿気を有する個々の微粒子から
なる原料は相互に衝突しより大きいサイズの粒子と塊に
塊状化される。連続的に固結(accretion)を
行うことによって粒子を十分なサイズに塊状化した後、
大きくなった粒子は流動化用ガス媒体の浮力に打ち勝つ
。塊状化した粒子は、次に円錐形領域8の下部開口を介
して排出され、更に、乾燥、冷却、ふるい、およびその
他の工程に向かう。
【0027】垂直塊状化装置2では、固形物と液状物が
結合して濡れた製品または湿気を有する製品を作り、特
定の密度を作り出すように処理されまたは所定の平均粒
子サイズに目標を定めることができる。しかし、垂直塊
状化装置2では、ここで製造した塊状物の粒子サイズの
分布に対して殆ど制御を加えることはできない。
【0028】逆塊状化チャンバ3では、粒子サイズの分
布と製品の密度は、独立して制御することができる。し
たがって、垂直塊状化装置2を出た特定のパーセンテー
ジの濡れた製品の滞留時間を長くすることによって、濡
れた製品を他の微粒子25と衝突させ、より大きな粒子
24に塊状化することができる。この場合、最終製品の
密度に対する影響は殆どまたは全くない。
【0029】以下の実例は、上述の装置の工程の実際を
示すが、本発明はここで説明する特定の原料や装置に限
定されるものではないことが理解されよう。
【0030】実    例 本発明の粒子等式と塊状か装置の設計上の動作は、下記
の情報に基づいて開発された。
【0031】逆円錐形の塊状化装置の動作は、ガス(空
気)の垂直流は、飛沫同伴力と重力を均衡させることに
よって固体粒子を浮遊させることができるという原理に
基づいている。垂直塊状化装置から落下する粒子のサイ
ズが変化する限り、空気流を使用して特定の粒子サイズ
のみを浮遊させることができる。さらに、一定の直径を
有する1台のチャンバ内で浮遊させることのできる粒子
の範囲は、空気の流速に対して固有のものである。
【0032】所定の見掛けの速度を有する空気流によっ
て浮遊される粒子のサイズは、下記の公式によって予測
することができる。 U=(ps−pa)(g)(d)2/18(μ)ここで
、  U:空気の見掛けの流速 ps:固体の密度 pa:空気の密度 g:重力による加速 μ:空気の粘度 d:粒径 空気流の見掛けの速度は、下記の公式にしたがって、飛
沫同伴チャンバ(空気の通過するコンテナ)の断面の直
径と空気の容積によって制御される。 U=(Va/3.1416(r)2) ここで、  U:空気の見掛けの流速 Va:空気の流量 r:チャンバの半径 これらの2つの等式によって、粒子の衝突と付着によっ
てより大きな粒子が形成されるまで、一定の範囲の粒子
を浮遊させるようにチャンバを設計した。粒子が十分大
きくなると、これらの粒子は飛沫同伴空気流を通って落
下し、円錐形の領域から外部に出る。
【0033】円錐形のチャンバは、下部の半径が5イン
チ(12.7cm)、上部の半径が12インチ(30.
5cm)になるように、前記等式にしたがって設計した
。安定した流れの状態を作るのに必要な高さは、上部断
面の半径の6倍、すなわちこの場合には72インチ(1
82.9cm)であると決められた。
【0034】この装置を合成洗剤のパイロット・プラン
トの垂直塊状化装置と流動層乾燥機との間に配設した。 垂直塊状化装置内の工程では300lb/時(136.
2kg/時)の合成洗剤が製造された。逆円錐形塊状化
領域を動作させると、ブロワーからの空気の流量を調節
して下記の粒子サイズを浮遊させ選択的に塊状化した。 飛沫同伴速度                   
     粒子の範囲            650
ft/分(198.1m/分)  710μm 470ft/分(143.3m/分)  350μm1
70ft/分(51.8m/分)    210μm1
00ft/分(30.5m/分)    160μm例
えば、垂直塊状化装置からの350ミクロン未満の粒子
を浮遊させて結合する場合、逆円錐形塊状化領域で47
0ft/分(143.3m/分)の平均空気流を発生す
るには、空気流の容積は1476立方フィート/分(4
1.8m3/分)(1気圧、25℃)でなければならな
い。
【0035】逆円錐形塊状化装置の他のテストでは、原
型となる装置を垂直塊状化装置と流動層乾燥機との間で
インラインに配設した。流動化媒体として空気を使用し
た。チャンバの下部開口の中心に位置する2インチ(5
.08cm)のノズルを通って空気は流入した。このテ
ストでは、下記の3つの設定、すなわち(1)最大能力
(5200立方フィート/時(147.2m3/時))
、(2)半分の能力(2610立方フィート/時(73
.9m3/時))、および(3)空気をチャンバに入れ
ない状態で工程を動作させた。
【0036】これらの3つのテストでは、逆円錐形チャ
ンバのベースと流動層の出口で試料を集めた。これらの
試料は、密度と粒子サイズの分布について分析を行った
。より大きな粒子と結合しなかった微細粒子のパーセン
トは、最終製品と結合しなかった追跡用着色粒子のパー
セントを目視によって判定することによって見積った。
【0037】下記はこれらのテストの間に得た結果の要
約である。 (a)チャンバを出た塊状物は、−60メッシュの粒子
の場合、50%の減少を示し、一方密度は0.5%減少
したに過ぎなかった。 (b)逆円錐形塊状化チャンバを動作させた場合、全体
としての粒子サイズの分布は、20%狭くなった(標準
偏差)。 (c)追跡用着色粒子を使用することによって、微細粒
子の80%が垂直塊状化装置で結合し、実質的に全ての
−60メッシュの粒子が逆円錐形塊状化チャンバを出る
時に結合していることが分かった。
【0038】本発明の幾つかの実施例を説明し例示した
が、本発明の範囲内で本発明に対して変更と変形を行え
ることは、当業者にとって明白である。したがって、前
記特許請求の範囲は、このような変更と変形を本発明の
真の精神と範囲内にあるものとして全て包含することを
意図するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による装置の概略図である。
【図2】図1に示す装置の拡大概略断面図である。
【図3】本発明の逆方向の空気による塊状化装置の線3
−3で切断した断面図である。
【符号の説明】
3  塊状化チャンバ 4  排気口 5  バッフル手段 7  スパージャー・リング 8  下部開口

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  湿気を有し個々の微粒子からなる微細
    な原料からサイズによって選別された塊状化物質を製造
    する方法であって、(a)湿気を有し個々の微粒子によ
    って構成される微細な原料を自由に落下する粒子の形で
    逆円錐形のチャンバの上部に導入する工程;(b)前記
    個々の微粒子からなる原料を上方に向かうガスの向流内
    で浮遊させる工程;(c)前記湿気を有し個々の微粒子
    からなる原料にガス流内で激しいランダム運動を行なわ
    せる工程であって、前記ガス流が十分な速度で前記湿気
    を有し個々の微粒子からなる原料に乱流を発生させ、前
    記ガス流によって支持しながら、前記原料をサイズの大
    きくなった塊状化粒子に形成するところの工程;および
    (d)前記湿気を有しサイズの大きくなった塊状化粒子
    を逆円錐形チャンバから下方に落下させて前記湿気を有
    する塊状化粒子を乾燥する手段に導く工程;を含む方法
  2. 【請求項2】  前記ガス流用のガスが空気であること
    を特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】  湿気を有する個々の微粒子からなる原
    料から形成された塊状化物質の粒子サイズの分布を制御
    する方法であって、(a)前記湿気を有し個々の微粒子
    によって構成される微細な原料を自由に落下する粒子の
    形で逆円錐形のチャンバに導入する工程;(b)前記個
    々の微粒子からなる微細な原料を選択された流速を有す
    るガスの向流内で浮遊させる工程;(c)浮遊している
    個々の微粒子からなる原料を十分な粒子サイズを有する
    粒子に塊状化して前記向流ガスの浮遊作用に打ち勝つ工
    程;および(d)前記塊状化粒子をチャンバから除去す
    る工程;を含む方法。
  4. 【請求項4】  前記湿気を有し個々の微粒子によって
    構成される微細な原料が、広範な最初の広範な粒子サイ
    ズの分布を有する垂直塊状化装置から前記円錐形チャン
    バに導入されることを特徴とする請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】  湿気を有し個々の微粒子からなる微細
    な原料からサイズによって選別された塊状化物質を製造
    する装置であって、上部開口と下部開口を有し実質的に
    垂直逆円錐形の塊状化チャンバであって、前記下部開口
    の断面領域が前記上部開口の断面領域よりも小さいとこ
    ろの塊状化チャンバ;前記上部開口を介して前記塊状化
    チャンバに前記湿気を有し個々の微粒子からなる微細な
    原料を下方向に実質的に連続して供給する手段;前記下
    部開口の近傍で流動化用ガスを向流で前記チャンバに上
    方向に導入する手段であって、前記流動化用ガスは十分
    な流速を有して前記湿気を有し個々の微粒子からなる微
    細な原料を浮遊させると共にこれに十分な乱流を発生さ
    せて前記粒子を相互に塊状化させ、該塊状化した粒子は
    その後前記流動化用ガスの浮遊流速に打ち勝ち、前記チ
    ャンバの下部開口を介して前記チャンバから落下し、別
    の処理をうける、ところの手段;前記上部開口の近傍に
    位置し、前記流動化用ガスを排出する排気手段;および
    前記塊状化チャンバから落下した前記塊状化粒子を乾燥
    する手段;を含む装置。
  6. 【請求項6】  前記排気手段がバッフルされた排気手
    段であり、これによって塊状化された微細粒子は排気さ
    れる流動化用ガスによって前記塊状化チャンバから排出
    されないことを特徴とする請求項5記載の装置。
  7. 【請求項7】  前記上部開口は垂直塊状化装置の出口
    と連動して湿気を有し個々の微粒子からなる微細な原料
    を前記円錐形塊状化チャンバに供給することを特徴とす
    る請求項5記載の装置。
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